JPH0810975Y2 - 低周波増幅器 - Google Patents
低周波増幅器Info
- Publication number
- JPH0810975Y2 JPH0810975Y2 JP1989107128U JP10712889U JPH0810975Y2 JP H0810975 Y2 JPH0810975 Y2 JP H0810975Y2 JP 1989107128 U JP1989107128 U JP 1989107128U JP 10712889 U JP10712889 U JP 10712889U JP H0810975 Y2 JPH0810975 Y2 JP H0810975Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- base
- circuit
- transistor
- amplifier
- frequency amplifier
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Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の技術分野〕 この考案はカジカセ、CDラジカセなどに使用される低
周波増幅器に関するものである。
周波増幅器に関するものである。
第3図は従来の低周波増幅器の回路図を示す。
図において、(1)は入力端子、(2)は帰還端子、
(3)は電源端子、(4)は出力端子、(5)は定電流
負荷回路、(6)は増幅部、(7)は電源投入時充電回
路、(8)は録音/再生ヘッド、Q1は入力トランジス
タ、Q2は帰還トランジスタ、QAは電源投入時充電トラン
ジスタ、RINは入力抵抗、RSは充電制限抵抗、Rfは帰還
抵抗、Reは帰還定数抵抗、C2は直流カット用容量、S1は
電源投入時ON動作スイッチである。
(3)は電源端子、(4)は出力端子、(5)は定電流
負荷回路、(6)は増幅部、(7)は電源投入時充電回
路、(8)は録音/再生ヘッド、Q1は入力トランジス
タ、Q2は帰還トランジスタ、QAは電源投入時充電トラン
ジスタ、RINは入力抵抗、RSは充電制限抵抗、Rfは帰還
抵抗、Reは帰還定数抵抗、C2は直流カット用容量、S1は
電源投入時ON動作スイッチである。
次に増幅動作について説明する。出力直流電位は帰還
抵抗Rfの電圧降下とトランジスタQ1,Q2のベース・エミ
ッタ間電圧の和によって決まる。このとき、入力電圧は
ほぼ接地電位である。
抵抗Rfの電圧降下とトランジスタQ1,Q2のベース・エミ
ッタ間電圧の和によって決まる。このとき、入力電圧は
ほぼ接地電位である。
交流動作電圧利得GVはGV=20log Re+Rf/Re(dB)で
求まる。
求まる。
今、本回路において電源が投入された場合、電源投入
時ON動作スイッチS1が導通し、充電回路(7)から電流
が電源投入時充電トランジスタQAに供給され、帰還トラ
ンジスタQ2のベース電位は充電回路(7)の飽和電位ま
で上昇しようとする。このとき、入力−接地間には録音
再生ヘッド(8)が直結されており、ヘッド端電圧は
(Q2のベース電圧−Q2,Q1のベース・エミッタ間電圧)
まで電圧が上昇し、録音/再生ヘッド直流抵抗値で得ら
れる異常電流が流れ、ヘッドを直流磁化するとともにテ
ープに異音を録音することとなる。
時ON動作スイッチS1が導通し、充電回路(7)から電流
が電源投入時充電トランジスタQAに供給され、帰還トラ
ンジスタQ2のベース電位は充電回路(7)の飽和電位ま
で上昇しようとする。このとき、入力−接地間には録音
再生ヘッド(8)が直結されており、ヘッド端電圧は
(Q2のベース電圧−Q2,Q1のベース・エミッタ間電圧)
まで電圧が上昇し、録音/再生ヘッド直流抵抗値で得ら
れる異常電流が流れ、ヘッドを直流磁化するとともにテ
ープに異音を録音することとなる。
第4図に電源投入時帰還端子異音波形を示す。
従来の低周波増幅器は以上のように構成されていたの
で、電源投入時における充電回路電流源による過電流
が、録音/再生ヘッドに電流を供給し、異音がテープに
録音されてしまうという問題点を有していた。
で、電源投入時における充電回路電流源による過電流
が、録音/再生ヘッドに電流を供給し、異音がテープに
録音されてしまうという問題点を有していた。
この考案は上記のような問題点を解決するためになさ
れたもので、入力と接地間に録音/再生ヘッドを直結で
きる増幅器の電源投入時の不安定動作状態の不要電流を
抑制する抑制回路を得ることを目的とする。
れたもので、入力と接地間に録音/再生ヘッドを直結で
きる増幅器の電源投入時の不安定動作状態の不要電流を
抑制する抑制回路を得ることを目的とする。
この考案の低周波増幅器は、一端が接地された録音再
生ヘッドの他端が直結された入力端子と、出力端子と、
前記出力端子に出力端が接続された増幅器と、ベースが
前記入力端子に接続され、コレクタが接地されたPNPト
ランジスタと、エミッタが前記PNPトランジスタのエミ
ッタに接続され、コレクタが前記増幅器の入力端に接続
され、ベースに前記増幅器の出力信号が帰還されるNPN
トランジスタと、電源投入時に前記NPNトランジスタの
ベースを充電する充電回路とを備えた低周波増幅器にお
いて、前記充電回路による前記NPNトランジスタのベー
スの充電電位を前記PNPおよびNPNトランジスタの各ベー
ス・エミッタ間電圧の和に制限する制限回路を設けたこ
とを特徴とする。
生ヘッドの他端が直結された入力端子と、出力端子と、
前記出力端子に出力端が接続された増幅器と、ベースが
前記入力端子に接続され、コレクタが接地されたPNPト
ランジスタと、エミッタが前記PNPトランジスタのエミ
ッタに接続され、コレクタが前記増幅器の入力端に接続
され、ベースに前記増幅器の出力信号が帰還されるNPN
トランジスタと、電源投入時に前記NPNトランジスタの
ベースを充電する充電回路とを備えた低周波増幅器にお
いて、前記充電回路による前記NPNトランジスタのベー
スの充電電位を前記PNPおよびNPNトランジスタの各ベー
ス・エミッタ間電圧の和に制限する制限回路を設けたこ
とを特徴とする。
この考案における制限回路は、帰還トランジスタとし
て動作するNPNトランジスタのベース電位を2VBEに制限
することにより、該NPNトランジスタのベース電位が電
源投入時通常電位以上に上昇しないようにして、異音の
発生を抑制する。
て動作するNPNトランジスタのベース電位を2VBEに制限
することにより、該NPNトランジスタのベース電位が電
源投入時通常電位以上に上昇しないようにして、異音の
発生を抑制する。
以下、この考案の一実施例を図について説明する。
第1図はこの考案の一実施例を示す低周波増幅器の回
路図である。
路図である。
前記従来の回路との相異点は充電トランジスタQAのベ
ースに、QBのコレクターベース接続、エミッタにQCのコ
レクターベース接続エミッタをQDのエミッタに接続コレ
クターベースを接地した不要電流抑制回路(9)を追加
したものである。なお、前記従来のものと同一符号は同
一につき説明は省略する。
ースに、QBのコレクターベース接続、エミッタにQCのコ
レクターベース接続エミッタをQDのエミッタに接続コレ
クターベースを接地した不要電流抑制回路(9)を追加
したものである。なお、前記従来のものと同一符号は同
一につき説明は省略する。
次に動作について説明する。
この実施例の回路において電源が投入された場合、電
源投入時ON動作スイッチS1が導通し、充電回路から電源
投入時充電トランジスタQAのベースを駆動する。
源投入時ON動作スイッチS1が導通し、充電回路から電源
投入時充電トランジスタQAのベースを駆動する。
しかし、不要電流抑制回路(9)のトランジスタQB,Q
C,QDの接続により、従来例で説明した帰還トランジスタ
Q2のベース電圧は充電回路(7)の飽和電位まで上昇せ
ず、不要電流抑制回路(9)のトランジスタQB,QC,QDの
電圧約3VBE‐QAのベース・エミッタ電圧VBE=2VBEに制
限されることになる。
C,QDの接続により、従来例で説明した帰還トランジスタ
Q2のベース電圧は充電回路(7)の飽和電位まで上昇せ
ず、不要電流抑制回路(9)のトランジスタQB,QC,QDの
電圧約3VBE‐QAのベース・エミッタ電圧VBE=2VBEに制
限されることになる。
すなわち、充電トランジスタQAのベース電位が不要電
流抑制回路によって3VBEの電圧に制限され、第4図に示
すような電源投入時の帰還端子波形が得られる。
流抑制回路によって3VBEの電圧に制限され、第4図に示
すような電源投入時の帰還端子波形が得られる。
以上のようにこの考案によれば、制限回路を設けたの
で電源投入時の録音/再生ヘッドへの異常電流は減少
し、異音の軽減および高周波特性の改善等を得ることが
できる。
で電源投入時の録音/再生ヘッドへの異常電流は減少
し、異音の軽減および高周波特性の改善等を得ることが
できる。
第1図はこの考案の一実施例を示す低周波増幅器の回路
図、第2図は第1図の回路における電源投入時の波形
図、第3図は従来の低周波増幅器の回路図、第4図は第
3図の回路における電源投入時の異常波形図である。 図において、(1)は入力端子、(2)は帰還端子、
(3)は電源端子、(4)は出力端子、(5)は定電流
負荷回路、(6)は増幅部、(7)は充電回路、(8)
は録音/再生ヘッド、(9)は不要電流抑制回路、Q1,Q
2,QA〜QDはトランジスタ、Re,Rf,RIN,RSは抵抗、C2は容
量、S1は動作スイッチを示す。 なお、図中同一符号は同一、または相当部分を示す。
図、第2図は第1図の回路における電源投入時の波形
図、第3図は従来の低周波増幅器の回路図、第4図は第
3図の回路における電源投入時の異常波形図である。 図において、(1)は入力端子、(2)は帰還端子、
(3)は電源端子、(4)は出力端子、(5)は定電流
負荷回路、(6)は増幅部、(7)は充電回路、(8)
は録音/再生ヘッド、(9)は不要電流抑制回路、Q1,Q
2,QA〜QDはトランジスタ、Re,Rf,RIN,RSは抵抗、C2は容
量、S1は動作スイッチを示す。 なお、図中同一符号は同一、または相当部分を示す。
Claims (1)
- 【請求項1】一端が接地された録音再生ヘッドの他端が
直結された入力端子と、 出力端子と、 前記出力端子に出力端が接続された増幅器と、 ベースが前記入力端子に接続され、コレクタが接地され
たPNPトランジスタと、 エミッタが前記PNPトランジスタのエミッタに接続さ
れ、コレクタが前記増幅器の入力端に接続され、ベース
に前記増幅器の出力信号が帰還されるNPNトランジスタ
と、 電源投入時に前記NPNトランジスタのベースを充電する
充電回路とを備えた低周波増幅器において、 前記充電回路による前記NPNトランジスタのベースの充
電電位を前記PNPおよびNPNトランジスタの各ベース・エ
ミッタ間電圧の和に制限する制限回路を設けたことを特
徴とする低周波増幅器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1989107128U JPH0810975Y2 (ja) | 1989-09-12 | 1989-09-12 | 低周波増幅器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1989107128U JPH0810975Y2 (ja) | 1989-09-12 | 1989-09-12 | 低周波増幅器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0346218U JPH0346218U (ja) | 1991-04-30 |
JPH0810975Y2 true JPH0810975Y2 (ja) | 1996-03-29 |
Family
ID=31655836
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1989107128U Expired - Lifetime JPH0810975Y2 (ja) | 1989-09-12 | 1989-09-12 | 低周波増幅器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0810975Y2 (ja) |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5443346B2 (ja) * | 1971-08-26 | 1979-12-19 | ||
JPS6158303A (ja) * | 1984-08-29 | 1986-03-25 | Sanyo Electric Co Ltd | 前置増幅器 |
-
1989
- 1989-09-12 JP JP1989107128U patent/JPH0810975Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0346218U (ja) | 1991-04-30 |
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