JPH0334602B2 - - Google Patents

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JPH0334602B2
JPH0334602B2 JP14021582A JP14021582A JPH0334602B2 JP H0334602 B2 JPH0334602 B2 JP H0334602B2 JP 14021582 A JP14021582 A JP 14021582A JP 14021582 A JP14021582 A JP 14021582A JP H0334602 B2 JPH0334602 B2 JP H0334602B2
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JP
Japan
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transistor
recording
playback
amplifier
circuit
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JP14021582A
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English (en)
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JPS5930212A (ja
Inventor
Koichi Sakai
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP14021582A priority Critical patent/JPS5930212A/ja
Publication of JPS5930212A publication Critical patent/JPS5930212A/ja
Publication of JPH0334602B2 publication Critical patent/JPH0334602B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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Classifications

    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B5/00Recording by magnetisation or demagnetisation of a record carrier; Reproducing by magnetic means; Record carriers therefor
    • G11B5/02Recording, reproducing, or erasing methods; Read, write or erase circuits therefor

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は磁気記録再生装置に関するものであ
る。
従来例の構成とその問題点 従来、磁気記録再生装置においては、録音と再
生の切換えに連動する多数の録音再生切換スイツ
チを用いて電気回路を切換えているものであつ
た。
しかしながら、このように多数の連動式の録音
再生切換スイツチを用いることはそれだけ回路数
が多くなるとともに、配線数も多くなり、またス
イツチ自体の形状も大型化し、このため装置の組
立て工数が多くなるとともに装置が大型化し、特
に小型の磁気記録再生装置においては録音再生切
換スイツチに多数の連動スイツチのものを必要と
することは大きなスペースが必要となるため、非
常に不利なものであつた。
発明の目的 本発明は録音再生の切換えを1回路の録音再生
切換スイツチにより可能ならしめ、これにより小
型で組立ても簡単な磁気記録再生装置を提供する
ものである。
発明の構成 本発明は1回路の録音再生切換スイツチにより
制御回路を制御して再生増幅器、録音増幅器、バ
イアス発振回路等をタイミングよく制御し、かつ
特に再生状態から直接録音状態に切換えた時にカ
ツプリングコンデンサの過度電流によりテープ上
にノイズが録音されるのを防止するようにしたも
のである。
実施例の説明 以下本発明の一実施例について図面を用いて説
明する。
まず、第1図は本発明の一実施例のブロツク回
路図である。1は録音再生兼用のヘツドであり、
その一端aはカツプリングコンデンサC1を介し
て再生増幅器2の入力側に接続され、その出力側
にはスピーカ3が接続されている。
前記ヘツド1の一端aとアース間には抵抗RH
が接続され、また再生増幅器2の入力側とアース
間にはバイアス抵抗RBとバイアス電圧EBの直列
回路が接続されているとともにスイツチングトラ
ンジスタのコレクタ、エミツタが接続されてい
る。一方、上記ヘツド1の他端bは録音再生切換
スイツチ5の一接点aに接続されているとともに
バイアス発振回路6のコイル6aおよびカツプリ
ングコンデンサC2を介して録音増幅器7の出力
側に接続されている。前記録音増幅器7の出力側
は電源VCCとアース間に直列接続された抵抗R1
R2の接続部に接続され、これにより、その録音
増幅器7の出力側は定電圧に保持されるようにな
つている。さらにこの録音増幅器の出力側とアー
ス間にはミユーテイングトランジスタ8のコレク
タ、エミツタが接続されている。一方、録音再生
切換スイツチ5の他接点bは制御回路9に接続さ
れ、コモン端子cはアースされている。図示の状
態は再生状態であり、この再生状態では制御回路
9は再生増幅器2を動作状態するとともにスイツ
チングトランジスタ4をオフ状態とし、また録音
増幅器を非動作状態とするとともにミユーテイン
グトランジスタ8をオン状態とし、さらにバイア
ス発振回路6を非動作状態としている。
したがつて、ヘツド1による再生出力はコンデ
ンサC1を介して再生増幅器2で増幅され、スピ
ーカ3からその再生音が発声される。
前記再生状態から録音再生切換スイツチ5を切
換え、他接点bがアースされると制御回路9のタ
イミング設定用コンデンサC3の充電が開始され、
その充電電圧が電圧比較器で基準電圧と比較さ
れ、一定電圧以上になると制御回路9は再生増幅
器2を非動作状態に、スイツチングトランジスタ
4をオン状態に、ミユーテイングトランジスタ8
をオフ状態とし、それから遅延して録音増幅器7
を動作状態にするとともにバイアス発振回路6を
動作状態とするようになつている。
したがつて、この録音状態ではマイクロホン1
0に入力された音声信号はカツプリングコンデン
サC4を介して録音増幅器7に入力され、ここで
増幅されてその出力はカツプリングコンデンサ
C2を介し、バイアス発振回路6からのバイアス
電流に重畳されてヘツド1からテープに録音され
る。なお、ミユーテイングトランジスタ8は録音
再生切換スイツチ5が録音側に切換えられた時に
も録音増幅器7等からのノイズが再生系に入らな
いようにするためのもので、スイツチングトラン
ジスタ4がオンするのとほぼ同じタイミングでオ
フ状態とされる。
次に、制御回路9の具体回路例を第2図に示
す。
PNPトランジスタQ1のコレクタとベースを接
続し、かつそのコレクタとアース間には電流源1
2が接続されている。一方、トランジスタQ1
同一のエミツタ面積を有るPNPトランジスタQ2
Q3,Q4,Q5の各ベースをそのトランジスタQ1
ベースと接続し、かつ各トランジスタQ1,Q2
Q3,Q4,Q5の各エミツタは電源VCCに接続される
ことにより、カレントミラー回路が形成されてい
る。トランジスタQ2のコレクタとアース間には
タイミング設定用コンデンサC3が接続され、ま
たトランジスタQ2のコレクタはトランジスタQ6
のコレクタに接続されているとともにトランジス
タQ8,Q11のベースに接続されている。またトラ
ンジスタQ3のコレクタはトランジスタQ7のベー
スとコレクタおよびトランジスタQ7の2倍のエ
ミツタ面積を有するトランジスタQ6のベースに
接続されているとともに、録音再生切換スイツチ
5の他接点bに接続されている。トランジスタ
Q4のコレクタはトランジスタQ8,Q9のエミツタ
に接続され、トランジスタQ9のコレクタは端子
Eを介してスイツチングトランジスタ4のベース
に接続されている。またトランジスタQ8のコレ
クタは端子Fを介してミユーテイングトランジス
タ8のベースに接続されるとともに後述の第4図
に示すトランジスタQ19のコレクタとベースに接
続されている。トランジスタQ5のコレクタはト
ランジスタQ10のベースと抵抗R4を介してトラン
ジスタQ9のベースに接続されている。そしてト
ランジスタQ9のベースとアース間には抵抗R3
接続されている。トランジスタQ10とQ11のエミ
ツタのアース間には電流源13が接続されてい
る。トランジスタQ10のコレクタは端子Gを介し
て後述の第6図に示すトランジスタQ35のベース
とコレクタに接続されているとともにトランジス
タQ34のベースに接続されている。またトランジ
スタQ11のコレクタは端子Hを介して後述の第5
図とトランジスタQ20のコレクタとベースおよび
トランジスタQ21のベースに接続されている。な
お、トランジスタQ6,Q7のエミツタはそれぞれ
アースに接続されている。
制御回路9は以上のように構成されており、そ
の動作について説明する。なお各要部の電圧を第
3図に示す。
いま、録音再生切換スイツチ5の一接点a側が
アースされている再生状態においては電流源12
の電流IOはトランジスタQ1とQ2のミラー回路に
よりコンデンサC3にも電流IOを流し込もうとする
が、もう一組のトランジスタQ6,Q7によるミラ
ー回路も働いており、特にトランジスタQ6のエ
ミツタ面積がトランジスタQ7の2倍となつてい
るので、逆に2IOの電流をトランジスタQ6のコレ
クタは吸収しようとし、結局コンデンサC3の電
位はほとんど零に保持される。
また、この再生状態ではトランジスタQ10
Q11による電圧比較器およびトランジスタQ8,Q9
による電圧比較器の基準電圧VS2,VS1はトラン
ジスタQ1とミラー回路を形成するトランジスタ
Q5のコレクタ電流IOと抵抗R3+R4とR4との積と
なるため、それぞれVS2=IO(R3+R4),VS1=IOR4
となり、トランジスタQ8,Q11のベース電位の方
がトランジスタQ9,Q10のベース電位よりも低
く、したがつてトランジスタQ8とQ10にコレクタ
電流が流れ、端子Fを介して流れる電流IF=IO
よりミユーテイングトランジスタ8がオンしてい
る。
そして、録音再生切換スイツチ5が録音側、す
なわち他接点b側に切換えられるとトランジスタ
Q6,Q7のミラー回路が機能しなくなり、コンデ
ンサC3にはトランジスタQ2よりミラー電流IOのみ
が供給され充電されていく。これによつてコンデ
ンサC3の端子電圧VCは直線的に上昇し、この電
圧が基準電圧VS1を越えるとトランジスタQ11
電流IH=IOが流れる。更にコンデンサC3の端子電
圧VCが上昇して基準電圧VS2を越えるとトランジ
スタQ9に電流IE=IOが流れる。
上記の動作を第3図で説明すると、時間t=0
までは再生状態であり、この状態ではコンデンサ
C3と端子電圧は零であり、端子F,Gにのみ電
流が流れている。そして、時間t=0録音状態に
切換えられ、コンデンサC3に充電が行なわれて
行き、時間t1でE端子に電流が流れるとともにF
端子への電流は停止され、そして時間t2でH端子
に電流が流れ、G端子への電流が停止される。こ
れにより録音状態に切換えられるとスイツチング
トランジスタ4はオンとなり、ミユーテイングト
ランジスタ8はオフとなる。
第4図は再生増幅器2の要部回路図であり、ト
ランジスタQ19のベース、コレクタとトランジス
タQ18のベースが接続され、トランジスタQ18
コレクタはトランジスタQ17のベースとコレクタ
およびトランジスタQ16のベースに接続されてい
る。トランジスタQ16のコレクタはトランジスタ
Q12,Q13のエミツタに接続され、トランジスタ
Q12のコレクタはトランジスタQ14のベースとコ
レクタおよびトランジスタQ15のベースに接続さ
れている。トランジスタQ16,Q17のエミツタは
電源VCCに接続され、かつこの電源VCCとアース
間に抵抗R5とR6の直列回路が接続されており、
この両抵抗R5,R6の接続部は抵抗RBを介してト
ランジスタQ12のベースに接続されている。この
トランジスタQ12のベースとアース間にはスイツ
チングトランジスタ4のコレクタとエミツタが接
続され、さらにこのベースはカツプリングコンデ
ンサC1を介してヘツド1のa端子に接続されて
いる。なお、トランジスタQ14,Q15,Q18,Q19
のエミツタはアースされており、かつトランジス
タQ19のコレクタは第2図に示す端子Fに接続さ
れている。
上記トランジスタQ13のベースからの接続は省
略しているが本増幅回路の出力からの帰還回路に
接続され、またそのコレクタは次段の回路にそれ
ぞれ接続される。そしてこの回路ではバイアス電
圧EBを電源VCCを抵抗R5,R6で分割した電圧から
得ている。
このような構成において、ヘツド1の再生出力
はトランジスタQ12〜Q15の差動増幅器で増幅さ
れる。そしてこの増幅器は再生状態から録音状態
に切換えられた時第2図に示す制御回路9の端子
Fより時間t=t1で電流IFが停止され、トランジ
スタQ16〜Q19のミラー回路が機能しなくなるた
め、その増幅機能を失う。そしてこれと同時にス
イツチングトランジスタ4に端子Eより電流IE
供給されるため、このトランジスタ4はオン状態
となる。
なお、再生時にはトランジスタQ12のベース電
圧VBは、VB≒R6/R5+R6VCCとなる。
次に、録音増幅器7の具体回路例を第5図に示
す。トランジスタQ20のコレクタとベースおよび
トランジスタQ21のベースは第2図の端子Hに接
続されている。トランジスタQ21のコレクタはト
ランジスタQ22,Q23のエミツタに接続されてい
る。トランジスタQ22のベースはコンデンサC4
介してマイクロホン10に接続され、かつそのト
ランジスタQ22のベースとアース間にバイアス抵
抗R8とバイアス電源EBの直列回路が接続されて
いる。トランジスタQ22のコレクタは抵抗R9を介
してアースされているとともにトランジスタQ29
のベース、コレクタ、トランジスタQ30のベー
ス、トランジスタQ31のベースに接続されてい
る。トランジスタQ23のコレクタは抵抗R10を介
してアースされているとともにトランジスタQ24
のベース、コレクタ、トランジスタQ25のベース
に接続されている。
トランジスタQ25のコレクタはトランジスタ
Q26のベース、コレクタとトランジスタQ27のベ
ース、トランジスタQ28のベースに接続されてい
る。トランジスタQ27,Q30のコレクタは接続さ
れ、その接続部は抵抗R13によりアースされてい
る。またトランジスタQ23のベースとトランジス
タQ27のコレクタは抵抗R11を介して接続され、
かつトランジスタQ23のベースとアース間には抵
抗R12とコンデンサC7の直列回路が接続されてい
る。トランジスタQ28,Q31のコレクタは接続さ
れ、その接続点と電源VCC間に抵抗R1が接続さ
れ、またその接続点とアース間に抵抗R2が接続
されており、さらにその接続点とアース間にミユ
ーテイングトランジスタ8のコレクタとエミツタ
が接続され、そのベースは第2図の端子Fに接続
されている。
なお、トランジスタQ20,Q21,Q26,Q27,Q28
のエミツタは電源VCCに接続され、またトランジ
スタQ24,Q25,Q29,Q30,Q31のエミツタはアー
スに接続されている。
いま、再生状態では端子Hの電流IHは零である
ため、回路は非動作状態にあり、また端子Fにに
電流IFが流れるためミユーテイングトランジスタ
8はオン状態にある。
そして、再生状態から録音状態に切換えられる
と、第3図の時間t2で端子Hに電流が流れ、トラ
ンジスタQ20,Q21のミラー回路を経由して差動
増幅器を構成するトランジスタQ22,Q23に電流
が流れ、したがつて回路は動作状態となつてマイ
クロホン10からの入力V1Nは増幅され、トラン
ジスタQ27,Q30のコレクタにより出力VOが取出
される。
抵抗R11は直流帰還用であり、抵抗R12とコン
デンサC7は交流帰還回路を形成し、+6dBオクタ
ーブの特性を示す。
トランジスタQ26,Q27,Q28とトランジスタ
Q29,Q30,Q31はそれぞれミラー回路を形成し、
抵抗R13に流れる電流と同じ電流がトランジスタ
Q28,Q31のコレクタ電流として流れ、いわゆる
定電流出力回路を形成しており、これはそのイン
ピーダンスが周波数に依存する誘導性のヘツドの
低い電源電圧での駆動には適するが、そのままで
はトランジスタQ28,Q31のコレクタ端子は高イ
ンピーダンスで電位が不安定となり、VBEのバラ
ツキで大信号時に飽和する危険性が有るため、高
抵抗R1,R2(実施例では27KΩ)により安定化し
ている。
また、録音状態にされた時、時間t1で電流IF
零になるため、ミユーテイングトランジスタ8は
オフされ、この再生から録音への切換時に時間t1
で再生増幅器2が非動作状態になるまでヘツド1
の他端bが開放となつてスピーカ3からノイズが
発生するのを防止する。
次に第6図によりバイアス発振回路6について
説明する。
トランジスタQ34のベースとトランジスタQ35
のベース、コレクタは第2図の端子Gに接続され
ている。
トランジスタQ34のコレクタはバイアス発振制
御トランジスタQ33のベースに接続され、このト
ランジスタQ33のコレクタはバイアス発振トラン
ジスタQ32のベースに接続されている。
トランジスタQ32のベースとコレクタ間には発
振コイル6aの一次側コイルが抵抗R15とコンデ
ンサC9の並列回路を介して接続されている。発
振コイル6aの一次側コイルの中点端子と電源
VCCおよびアース間には抵抗R14とコンデンサC8
がそれぞれ接続されている。
そして、前記トランジスタQ34,Q35の各エミ
ツタは電源VCCに接続されており、またトランジ
スタQ32のエミツタは抵抗R16を介してアースに
接続され、トランジスタQ33のエミツタはアース
に接続されている。
このバイアス発振回路6は再生時には端子Gに
電流IGが流れるため、トランジスタQ34,Q35のミ
ラー回路によつてトランジスタQ33にベース電流
が流れてこのトランジスタQ33はオン状態にあ
り、したがつて非動作状態にある。そして録音状
態に切換えられると電流IGは停止されるため、ト
ランジスタQ33はオフ状態になつて発振動作を行
なう。
以上により、各部の構成と動作の概略につき説
明したが、次にモード変更時にテープ上に記録さ
れるノイズの軽減について説明する。
一般にポータブルタイプの磁気記録再生装置で
はテープがヘツドに接触したまま再生状態から録
音状態に切換えることができるものがあるが、こ
の時電気回路の切換えに応じてヘツドに過渡的な
電流が流れると、これがすべてノイズとしてテー
プ上に記録されてしまい、再生した場合にそのノ
イズによつて不快感を与えることになる。
特に交流バイアスが印加されている状態での過
渡的な電流変化は大きなノイズとなつてしまう。
そこで本発明の回路において再生状態から録音
状態に切換えた時にヘツドを流れる過渡電流につ
いて詳細に検討すると、まずヘツド1と再生増幅
器2とのカツプリングコンデンサC1は再生時に
は前述のVB≒R6/R5+R6VCCで充電されており、時 間t1でスイツチングトランジスタ4がオンすると
ヘツド1の一端aの電位が−VBに急変する。こ
の時すでに録音再生切換スイツチ5の一接点aは
開放なので関係せず、ミユーテイングトランジス
タ8が大きな意味を持つ。すなわちミユーテイン
グトランジスタ8が導通ならはそのエミツタ、コ
レクタの飽和インピーダンスを通じてコンデンサ
C1の電荷は放電されるので、たとえばVB=0.5V、
ヘツド1の直列抵抗が200Ω、ミユーテイングト
ランジスタ8のインピーダンススが100Ωとする
と、ヘツド電流はIh=0.5/200+100≒1.7mAとな り、これは無バイアスでも大きなノイズが録音さ
れることになる。これに対してスイツチングトラ
ンジスタ4のオンよりもミユーテイングトランジ
スタ8が先にオフするようにすればコンデンサ
C1の電荷は抵抗R2(27KΩ程度)とRH(10KΩ程度)
に分流して放電され、すべて抵抗R2に流れると
考えてもIH=0.5/27KΩ+200=18μAとなり、これは ヘツドノイズとしては問題のない値となる。
ここで、トランジスタQ8,Q9からなる電圧比
較部において微視的な電流IE,IFの切換わりにつ
いて第7図、第8図を用いて説明すると、上記で
はこの電流IEとIFが瞬間的に切換わるように説明
したが、実際にはトランジスタQ8,Q9は差動増
幅回路であり、コンデンサC3の充電も傾斜をも
つため、電流IEとIFは第8図に示すように傾斜を
もつて切換わる。ミユーテイングトランジスタ8
とスイツチングトランジスタ4の各ベースとアー
ス間にはリーク電流による誤動作を防ぐために抵
抗R17とR18が接続されており、抵抗R17×電流IF
抵抗R18×電流IEがVBE(0.7V)に達するとそれぞ
れトランジスタ8,4がオンする。したがつて抵
抗R17=抵抗R18であつても再生から録音への切
換わり時ミユーテイングトランジスタ8のオフが
スイツチングトランジスタ4のオンよりも常に早
く行なわれる。例えばIO=100μA、抵抗R17=R18
=10KΩである時、電流IF=70μAに減少した時点
でミユーテイングトランジスタ8がオフし、電流
IEが70μAに達した時点でスイツチングトランジ
スタ4がオンする。
また、この時にはまだバイアス発振回路6は非
動作状態にあるため前記のようにヘツド1に
18μAの微少電流が流れても問題となるレベルの
テープ上のノイズとはならない。以上の各動作の
順序を第9図に示す。一方、録音増幅器7の出力
側に接続されたコンデンサC2についてはミユー
テイングトランジスタ8がオフした時に抵抗R1
(約27KΩ)を通して充電されるが、上述と同じ
理由なよつて実質的にノイズとしてテープに録音
されない。次に時間t2で録音増幅器7が動作状態
となり、かつバイアス発振回路6が動作を開始す
る時について考える。
時間t1ですでに録音増幅器7の出力はR2VCC/R1+R2 =VCC/2になり、かつコンデンサC2は充電済なの で録音増幅器7が動作状態になつてもオフセツト
電圧によりわずかに出力電位が変動するのみで、
バイアス発振が存在してもノイズが録音されるこ
とはない。
以上は再生状態から録音状態に切換えた場合で
説明したが、停止状態から録音状態とする通常の
録音開始時においても全く同じで、テープがヘツ
ドに接触するタイミングを考慮しなくてもテープ
上に不快なノイズが録音されることがないもので
ある。
発明の効果 本発明は以上の実施例より明らかなように1つ
の録音再生切換スイツチにより制御回路のタイミ
ング設定用コンデンサの充放電を制御してヘツド
と再生増幅器との間に接続されたカツプリングコ
ンデンサおよび録音増幅器と出力側とヘツドとの
間にバイアス発振コイルとともに直列接続された
カツプリングコンデンサの特に再生状態から録音
状態への切換え時の過渡電流によるテープへのノ
イズの録音を著しく軽減し、実質的なノイズの録
音を防止するようにしたもので、これによれば録
音、再生回路をノイズ発生のない集積回路化によ
つて構成することができるものであり、その効果
は大である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す概略回路構成
図、第2図は同制御回路の具体回路図、第3図は
同動作説明図、第4図は同再生増幅器の要部回路
図、第5図は同録音増幅器の回路図、第6図は同
バイアス発振回路の具体回路図、第7図はミユー
テイングトランジスタとスイツチングトランジス
タの駆動回路図、第8図は同動作説明図、第9図
は再生状態から録音状態への切換え時の各部の動
作説明図である。 1……ヘツド、2……再生増幅器、4……スイ
ツチングトランジスタ、5……録音再生切換スイ
ツチ、6……バイアス発振回路、7……録音増幅
器、8……ミユーテイングトランジスタ、9……
制御回路、C1,C2……カツプリングコンデンサ、
C3……タイミング設定用コンデンサ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 録音再生兼用のヘツドと、そのヘツドの一端
    にカツプリングコンデンサを介して入力側が接続
    された再生増幅器と、その再生増幅器の入力側と
    接地間にコレクタとエミツタが接続されたスイツ
    チングトランジスタと、前記ヘツドの他端にバイ
    アス発振コイルカツプリングコンデンサの直列回
    路を介して出力側が接続された録音増幅器と、そ
    の録音増幅器の出力側と電源およびアース間にそ
    れぞれ接続された抵抗と、前記録音増幅器の出力
    側とアース間にコレクタとエミツタが接続された
    ミユーテイングトランジスタと、再生時には前記
    再生増幅器を動作状態とし、録音増幅器を非動作
    状態とし、スイツチングトランジスタをオフ状態
    とし、ミユーテイングトランジスタをオン状態と
    し、かつバイアス発振回路を非動作状態とすると
    ともに録音時には再生増幅器を非動作状態とし、
    録音増幅器を動作状態とし、スイツチングトラン
    ジスタをオン状態とし、ミユーテイングトランジ
    スタをオフ状態とし、かつバイアス発振回路を動
    作状態とする制御回路と、再生時に接地され録音
    時に開放される一接点と再生時に開放され録音時
    に接地される他接点を有する録音再生切換スイツ
    チを備え、前記録音再生切換スイツチの一接点を
    前記ヘツドの他端に接続し、かつ他接点を前記制
    御回路のタイミング設定用コンデンサの充放電回
    路に接続し、この充放電回路は録音時にはタイミ
    ング設定用コンデンサを定電流充電し、かつ再生
    時には定電流放電されるように構成し、前記タイ
    ミング設定用コンデンサの電圧をそれぞれレベル
    の異なる電圧比較器で検出し、この検出出力によ
    り再生状態から録音状態への切換え時に最初にミ
    ユーテイングトランジスタをオフ状態とし、それ
    より遅延してスイツチングトランジスタをオン状
    態とし、さらに遅延して録音増幅器を動作状態に
    するとともにバイアス発振回路を動作状態にする
    ように構成したことを特徴とする磁気記録再生装
    置。
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