JPS5912744Y2 - 録音再生切換装置 - Google Patents

録音再生切換装置

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JPS5912744Y2
JPS5912744Y2 JP1974131943U JP13194374U JPS5912744Y2 JP S5912744 Y2 JPS5912744 Y2 JP S5912744Y2 JP 1974131943 U JP1974131943 U JP 1974131943U JP 13194374 U JP13194374 U JP 13194374U JP S5912744 Y2 JPS5912744 Y2 JP S5912744Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
magnetic head
recording
transistor
playback
amplifier
Prior art date
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Application number
JP1974131943U
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English (en)
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JPS5157616U (ja
Inventor
浩保 山口
Original Assignee
株式会社東芝
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は録音再生兼用磁気ヘッドを用いた回路におい
て録音再生切換時に磁気ヘッドに瞬間的に直流電流が流
れることを防止しS/N劣化のない良好な動作を行い得
るように改良した録音再生切換装置に関する。
小形テープレコーダ等では構成を簡単にするため録音用
と再生用の磁気ヘッドを単一のもので兼用されたいわゆ
る録再兼用磁気ヘッドが広く使用されている。
このような録再兼用磁気ヘッドは当然のことながら、録
音時と再生時とに適宜切り換えて使用するのであるが、
この切り換えによって磁気ヘッドは直流動作点の異なる
回路に選択的に接続されることになる。
この時磁気ヘッドの両端が直流動作点の異なる回路に同
時に接続されると、この磁気ヘッドに瞬間に直流電流が
流れ、その結果磁気ヘッドにS/N劣化現象が生じ、良
好な録再動作が阻害されるようになる。
この現象はたとえ磁気ヘッドと直列に直流防止用のコン
デンサが接続されているものでも、充放電電流が流れる
ため、やはり直流電流が流れたと同じになり、磁気ヘッ
ドが磁化されS/N劣化を招くことになる。
このような現象は再生増幅特にバイポーラ型トランジス
タを用いた増幅器に磁気ヘッドを直流結合して雑音や部
品点数の減少を計る場合や、機械的切換スイッチを用い
ないでトランジスタ等の電子切換回路を用いた場合に発
生する。
この考案はこのような欠点を改善し、切り換え時に磁気
ヘッドの両端が直流動作点の異る回路に同時に接続され
ることを防止し、直流電流が流れることによるS/N劣
化を防ぎ、常に良好な録再動作を行い得る録音再生切換
装置を提供するものである。
以下図面を参照してこの考案の一実施例を説明する。
第1図に示すように先ず電子切換の例について説明する
と、マイクロホン11の出力端に録音アンプ12が接続
され、このアンプ12の出力端にはコンデンサ13と、
抵抗14およびコンデンサ15との並列回路と、抵抗1
6とが直列にして接続される。
そしてこの抵抗16の出力端に録再兼用の磁気ヘッド1
7の一端が接続され、この磁気ヘッド17の他端はコン
デンサ18を介して再生アンプ19に接続され、このア
ンプ19の出力端にスピーカ20が接続される。
そして磁気ヘッド17と抵抗16との接続点にコンテ゛
ンサ21を介して録音バイアス用の発振器22が接続さ
れ、同じ磁気ヘッド17の端子にp卵形トランジスタ2
3のコレクタが接続される。
このトランジスタ23のエミッタは接地され、ベースは
npn形トランジスタ24のコレクタに接続され、この
トランジスタ24のエミッタは電源(VEE)に接続さ
れ、ベースは抵抗25を介して接地されると共にnpn
形トランジスタ26のコレクタに接続される。
このトランジスタ26のエミッタは電源(VER)に接
続され、ベースは抵抗27を介して制御端子Aに接続さ
れる。
一方前記磁気ヘッド17の他方の端子とコンデンサ18
との接続点p卵形トランジスタ28のコレクタおよび叩
n形トランジスタ29のエミッタがそれぞれ接続され、
またこのトランジスタ28.29のエミッタおよびコレ
クタはそれぞれ接地され、さらにベースはそれぞれ抵抗
30.31を介して前記制御端子Aに接続される。
上記のように構成された録音再生切換回路において、先
ず制御端子Aに+側に高い直流電圧を印加すると、トラ
ンジスタ26.28.29が導通状態となり、トランジ
スタ23.24が非導通状態となる。
すなわちトランジスタ28.29の導通によって磁気ヘ
ッド17の再生アンプ19側が比較的低抵抗で接地され
るようになり、再生アンプ19の影響がなくなり、また
トランジスタ23が非導通状態であるため、このトラン
ジスタ23に全く影響されずに磁気ヘッド17に録音ア
ンプ12からの信号と発振器22からのバイアス電圧と
が充分に加えられ、ここに録音アンプ12から磁気ヘッ
ド17への信号伝送を許容する録音状態となされる。
次に制御端子Aにほぼ−■EEに等しい低い直流電圧を
印加すると、前の状態とは逆にトランジスタ23が導通
状態となり、トランジスタ28.29が非導通状態とな
る。
したがって磁気ヘッド17の録音アンプ12側はトラン
ジスタ23を介して低抵抗で接地され、録音アンプ12
からの信号および発振器22からのバイアス電流が加わ
らず、またトランジスタ28.29が非導通であるため
磁気ヘッド17は直接コンデンサ18を介して再生アン
プ19に接続された形になり、ここに磁気ヘッド17か
ら再生アンプ19への信号伝送を許容する再生状態とな
される。
このように動作する録音再生切換装置において、切換時
にトランジスタ23と、トランジスタ28または29が
同時にベース電流が流れる瞬間があると、磁気ヘッド1
7の両端はほぼ接地電位となるが、実際上トランジスタ
23.28.29の特性のばらつき等により完全に同電
圧レベルとはならないので、これらのトランジスタ23
.28.29に磁気ヘッド17を介して直流電流が流れ
るようになりS/N劣化原因となる。
そこでこの回路ではトランジスタ26とトランジスタ2
8.29のスレッショールドに差を設定し、制御端子A
の印加直流電圧を変化させた時に、必ずトランジスタ2
3が非導通となる動作を経由して切り換え動作が進行し
、トランジスタ23とトランジスタ28.29とが同時
に導通することがないようにしている。
すなわち制御端子Aの直流電位を変化させた時に、その
変化の途中ではトランジスタ28.29が非導通で、ト
ランジスタ26が導通、したがってトランジスタ24が
非導通となるのでトランジスタ23が非導通となる。
すなわち制御端子Aの直流電圧■がV〈 VEE + VBEではトランジスタ26とトランジス
タ28,29ハ共ニ非導通状態ニナリ、−vEE+vB
E〈■≦VBEにすればトランジスタ26は導通するが
トランジスタ28.29は非導通となった状態を維持す
る。
さらに■〉vBEとなればトランジスタ26゜28、2
9が共に導通することになる。
したがって制御端子Aの電位変化を回路速度の切換速度
よりもゆっくり行えば、トランジスタ23とトランジス
タ28、29とが同時に導通することがなくなり、磁気
ヘッド17に直流電流が流れることがなくS/N劣化を
防ぐことができる。
ここで、トランジスタ23とトランジスタ28.29と
が同時に非導通となった場合、磁気ヘッド17の両端は
直流動作点の異なる録音アンプ12及び再生アンプ19
にそれぞれ接続されることになるが、磁気ヘッド17に
は直流電流が流れることはない。
すなわち、上記録音再生切換回路が録音状態または再生
状態のどちらの状態にあっても、コンデンサ13.18
の磁気ヘッド17に接続されている側の電位は略0〔■
〕であって、切換途中においてトランジスタ23及び2
8.29が全て非導通となってもコンデンサ13.18
の電荷(電位)には変動はなく、過渡的電流が流れるこ
とはない。
さらに、具体的に言えば、上記トランジスタ23及び2
8.29が共に導通すると、磁気ヘッド17の両端には
実際上数10 CmV)程度の電位差が生じ、これがト
ランジスタ23及び28.29によって低インピーダン
スで駆動されるため、磁気ヘッド17にほかなり大きな
ピーク電流が流れることになる。
そして、切換時の途中にトランジスタ23及び28゜2
9が共に非導通となされると(次にどちらかのトランジ
スタ23または28.29が導通される場合も含めて)
、確かにコンテ゛ンサ13.18は上記した数10 (
mV)の電位差分だけ充放電を行なうが、これらコンデ
ンサ13.18には直列に再生アンプ19の入力インピ
ーダンス(通常50〜500[kΩ]で高インピーダン
ス)や抵抗16等がはいるので、過度電流のピーク値は
はるかに小さくなり、事実上無視できるもので、回路動
作に何ら支承を与えるものではない。
第2図は機械的切換スイッチSl、S2を用いた場合を
示すもので、マイク11が接続された録音アンプ12は
コンデンサ13を介して1回路3接点の切換スイッチS
1の一方の外側の固定接点P12に接続される。
このスイッチS1の中央の固定接点P13は空接点であ
り、残りの固定接点P11はコンデンサ32および抵抗
33を介して接地される。
さらに切換スイッチS1の可動接点P14は磁気ヘッド
17を介して前記切換スイッチS1と同様構成の切換ス
イッチS2の可動接点P 24に接続され、この切換ス
イッチS2の中央の固定接点P23は空接点で、一方の
外側の固定接点P22は接地される。
また他方の外側の固定接点P21は抵抗34を介して前
記切換スイッチS1の固定接点P11に接続されると共
に、再生アンプのnpn形トランジスタ35のベースに
接続される。
このトランジスタ35のエミッタは抵抗36を介して接
地されると共に抵抗37およびコンデンサ38を直列に
介して出力端子Oに接続され、コレクタはnpn形トラ
ンジスタ39のベースに接続されると共に抵抗40を介
して電源■ccに接続される。
またこのトランジスタ39のエミッタは前記コンデンサ
32および抵抗33を介して接地され、コレクタは抵抗
41を介して電源Vccに接続されると共に出力端子O
に接続される。
このような構成において、各切換スイッチSl。
S2の可動接点P14.P24がそれぞれ固定接点P1
2.P22の位置にあれば録音状態になり、また固定接
点pH,P21にあれば再生状態となる。
ここで仮に中央の固定接点P13.P23がないものと
して考えると、2個の切換スイッチSl、S2の切換え
に時間ずれが生じた場合、切換えの途中において磁気ヘ
ッド17に瞬間的に直流電流が流れS/N劣化を招くこ
とになる。
そこでこの考案は上記の如く中央に空接点となる固定接
点P13゜P23を設け、切換えに際して必ずこの空接
点である固定接点P 13. P 23を通り、一旦確
実にオープン状態となった後次のポジションに移るよう
にしたものである。
このようにすれば切り換えの途中必ず磁気ヘッド17の
両端がオープンとなるので、磁気ヘッド17に直流電流
が印加されることが防止される。
この例ではスイッチに空接点を設けることで解決してい
るが、これに限定されることはなく切換えた時に各切換
スイッチSl、S2が共に固定接点pH,P21に投入
されるか、あるいは少くとも各スイッチSl、S2の何
れか一方は固定接点P11.P21およびPI3.P2
2の何れにも接続されていない状態を作り出し得る構造
であればどのようなものでもよい。
以上述べたようにこの考案によれば、磁気ヘッドの切換
えに際して直流電流が流れ込むことを防止し、S/N劣
化を防ぎ、常に良好な磁気ヘッドの録再動作を保持し得
る録音再生切換装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例による電子切換式の録音再
生切換装置を示す結線図、第2図はこの考案の他の例を
示すもので機械的スイッチを用いた録音再生切換装置を
示す結線である。 12・・・録音アンプ、17・・・磁気ヘッド、19・
・・再生アンプ、23.28.29・・・トランジスタ
(電子的切換スイッチ)、Sl、S2・・・切換スイッ
チ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 録音アンプと、再生アンプと、磁気ヘッドと、この磁気
    ヘッドの一端及び前記録音アンプ相互間、前記磁気ヘッ
    ドの他端及び前記再生アンプ相互間にそれぞれ設けられ
    その切換動作により前記録音アンプから前記磁気ヘッド
    への信号伝送を許容する録音状態及び前記磁気ヘッドか
    ら前記再生アンプへの信号伝送を許容する再生状態を得
    る少なくとも一対のスイッチ装置とを具備し、前記一対
    のスイッチ装置は前記録音状態及び再生状態の一方から
    他方の状態に切換える途中でオフ状態を有することを特
    徴とする録音再生切換装置。
JP1974131943U 1974-10-31 1974-10-31 録音再生切換装置 Expired JPS5912744Y2 (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1974131943U JPS5912744Y2 (ja) 1974-10-31 1974-10-31 録音再生切換装置

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1974131943U JPS5912744Y2 (ja) 1974-10-31 1974-10-31 録音再生切換装置

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Publication Number Publication Date
JPS5157616U JPS5157616U (ja) 1976-05-06
JPS5912744Y2 true JPS5912744Y2 (ja) 1984-04-17

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ID=28394245

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JP1974131943U Expired JPS5912744Y2 (ja) 1974-10-31 1974-10-31 録音再生切換装置

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4984624A (ja) * 1972-12-19 1974-08-14

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4984624A (ja) * 1972-12-19 1974-08-14

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JPS5157616U (ja) 1976-05-06

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