JPH0538403Y2 - - Google Patents

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JPH0538403Y2
JPH0538403Y2 JP2051687U JP2051687U JPH0538403Y2 JP H0538403 Y2 JPH0538403 Y2 JP H0538403Y2 JP 2051687 U JP2051687 U JP 2051687U JP 2051687 U JP2051687 U JP 2051687U JP H0538403 Y2 JPH0538403 Y2 JP H0538403Y2
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JP
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transistor
recording
rotary transformer
coil
collector
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JP2051687U
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JPS63130901U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
この考案はビデオテープレコーダ、デジタルオ
ーデイオテープレコーダ(R−DAT)などに用
いられる磁気記録回路に関し、さらに詳しくは、
記録開始時の回転ヘツドの飽和を速やかに回復
し、磁気記録の立上り特性を改善した磁気記録回
路に関するものである。
【従来の技術】
ビデオテープレコーダ、デジタルオーデイオテ
ープレコーダ等の回転ヘツド機構を用いる磁気記
録再生装置において、その回転ヘツドと、電子回
路とを電気的に接続するために、一般にロータリ
トランスが用いられている。 このロータリトランスを用いた従来の磁気記録
回路を第5図に示す。第5図において、符号1は
バイアスを与える直流電圧、2は記録信号、3は
記録スイツチ、4は記録スイツチ3をベースに接
続したトランジスタを示している。また、符号5
はトランジスタ4のゲインを決定する抵抗を示
し、そのエミツタとアースとの間に接続されてい
る。符号6は信号を伝達するロータリトランスを
示し、固定側ステータコイル6Aと回転側のロー
タコイル6Bとから成り、ステータコイル6Aが
トランジスタ4のコレクタと電源電圧7との間に
接続されている。符号8はロータリトランス6の
ロータコイル6Bに接続された記録用の回転ヘツ
ドを示している。 上述のように構成された磁気記録回路におい
て、記録時には記録スイツチ3の操作により、ト
ランジスタ4のベースにバイアスと記録信号が印
加され、トランジスタ4により増幅された記録電
流がそのコレクタに流れ、ロータリトランス6の
ステータコイル6Aおよびロータコイル6Bを介
して回転ヘツド8に供給され、記録されるように
なつている。 第6図はトランジスタ4のベース電圧と回転ヘ
ツド8に流れる記録電流の波形図を示す。先ず、
記録スイツチ3の操作により、時刻t1にトランジ
スタ4のベースに記録信号が印加されると、トラ
ンジスタ4の記録信号には記録電流と電源電圧7
の直流電流の加算電流が流れ、回転ヘツド8にも
この瞬間には記録電流と直流電流が流れる。そし
て、ロータリトランス6の低域遮断特性により、
直流分(低域成分)は徐々に減少し、時刻t2以降
はほぼ記録電流だけとなる。
【考案が解決しようとする問題点】
従来の磁気記録回路は、上述のように記録開始
の時刻t1から時刻t2の一定時間内は、電源電圧7
による大きい直流成分により、回転ヘツド8が飽
和して記録不可能になる問題があつた。また、こ
の直流成分が減少する時刻t2を短かくするため
に、ロータリトランス6の低減遮断周波数を上げ
ると、再生時の信号損失が大きくなるので望まし
くない。 この考案は、上述した問題点を除去するために
なされたもので、ロータリトランスにより決定さ
れる低域周波数特性を犠牲にすることなく、記録
時における回転ヘツドの飽和期間を短かくする磁
気記録回路を提供することを目的とする。
【問題点を解決するための手段】
この考案は、上述した目的を達成するため、ベ
ースに記録信号を入力し、コレクタに電源電圧が
接続されるトランジスタと、前記トランジスタの
コレクタに接続されるロータリトランスと、前記
トランジスタのコレクタと前記電源電圧との間に
接続され、前記ロータリトランスのインダクタン
スより充分大きなインダクタンスを有するコイル
と、前記トランジスタのコレクタと前記ロータリ
トランスとの間に接続され、前記コイルのインダ
クタンスとの共振周波数が記録最低周波数近傍に
設定されたコンデンサとを備えて構成されたこと
を特徴とするものである。
【実施例】
以下、この考案の一実施例を図面に沿つて説明
する。 第1図はこの考案による磁気記録回路の構成を
示し、第5図と同一符号は同一部材を示す。第1
図において、符号9はトランジスタ4のコレクタ
と電源電圧7との間に接続されたコイル、10は
コイル9と直列に接続された抵抗、11はトラン
ジスタ4のコレクタとロータリトランス6のステ
ータコイル6Aとの間に接続されたコンデンサを
それぞれ示している。 コイル9は、ロータリトランス6のステータコ
イル6A側から回転ヘツド8をみた等価インダク
タンスL2に比べて大きなインダクタンスを有す
るように選定されている。また、コイル9とコン
デンサ11とで決定される共振電流周波数は、1/
2π(cL1)(L1はコイル9のインダクタンス,c
はコンデンサ11の容量)で与えられるが、記録
に必要な最低周波数近傍に選定されている。 このように構成された磁気記録回路は、記録ス
イツチ3の操作により発生される直流成分がロー
タリトランス6に流れないようにコンデンサ11
で遮断され、コイル9および抵抗10を介して電
源に流れる。また、共振周波数は1/2π{c(L1
L2)}1/2で与えられるが、L1》L2の関係により略
1/2(cL11/2になされ、その共振は抵抗10によ
りダンピングすることができる。 回転ヘツド8に流れる電流波形を第2図に示
す。第2図に示されるように、記録スイツチ3の
操作による記録開始直後に大きな電流が流れる
が、従来のものに比べて速やかに直流成分が減少
される。この電流波形ではピークやリンキングが
起こるが、抵抗10の値を適当に設定することに
より、回転ヘツド8に流れる電流の低域特性を補
正することが可能であり、その特性図を第3図に
示す。 第4図はこの考案による他の実施例を示し、第
1図に示されるコイル9およびトランジスタ4と
直列に接続された抵抗10が、ロータリトランス
6およびコンデンサ11と直列に接続された構成
であり、このような構成にしても第1図のものと
同様に作用する。 なお、以上の実施例の説明ではバイパーラ形ト
ランジスタを挙げたが、電界効果形トランジスタ
であつてもよい。
【考案の効果】
以上の説明から明らかなように、この考案によ
れば、記録回路の出力とロータリトランスとの間
にコンデンサを、また、記録回路の出力と電源電
圧との間にコイルをそれぞれ接続するように構成
したので、ロータリトランスに変更を加えること
なく、記録開始時における回転ヘツドの磁気飽和
を速やかに回復し、磁気記録の立上り特性を改善
することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案による磁気記録回路の構成を
示す図、第2図はこの考案による磁気記録回路の
回転ヘツドに流れる電流波形を示す図、第3図は
この考案の磁気記録回路による記録信号の低域特
性を示す図、第4図はこの考案による他の実施例
を示す図、第5図は従来の磁気記録回路を示す
図、第6図は従来の磁気記録回路によるベース電
流および記録電流の波形を示す図である。 1……バイアス電圧、2……記録信号、3……
記録スイツチ、4……トランジスタ、5……抵
抗、6……ロータリトランス、7……電源電圧、
8……回転ヘツド、9……コイル、10……抵
抗、11……コンデンサ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ベースに記録信号を入力し、コレクタに電源電
    圧が接続されるトランジスタと、前記トランジス
    タのコレクタに接続されるロータリトランスと、
    前記トランジスタのコレクタと前記電源電圧との
    間に接続され、前記ロータリトランスのインダク
    タンスより充分大きなインダクタンスを有するコ
    イルと、前記トランジスタのコレクタと前記ロー
    タリトランスとの間に接続され、前記コイルのイ
    ンダクタンスとの共振周波数が記録最低周波数近
    傍に設定されたコンデンサとを備えて構成された
    ことを特徴とする磁気記録回路。
JP2051687U 1987-02-13 1987-02-13 Expired - Lifetime JPH0538403Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2051687U JPH0538403Y2 (ja) 1987-02-13 1987-02-13

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2051687U JPH0538403Y2 (ja) 1987-02-13 1987-02-13

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS63130901U JPS63130901U (ja) 1988-08-26
JPH0538403Y2 true JPH0538403Y2 (ja) 1993-09-29

Family

ID=30816103

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JP2051687U Expired - Lifetime JPH0538403Y2 (ja) 1987-02-13 1987-02-13

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JPS63130901U (ja) 1988-08-26

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