JPH0810871Y2 - テープカセット装着装置 - Google Patents

テープカセット装着装置

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JPH0810871Y2
JPH0810871Y2 JP1988130430U JP13043088U JPH0810871Y2 JP H0810871 Y2 JPH0810871 Y2 JP H0810871Y2 JP 1988130430 U JP1988130430 U JP 1988130430U JP 13043088 U JP13043088 U JP 13043088U JP H0810871 Y2 JPH0810871 Y2 JP H0810871Y2
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tape cassette
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cassette
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昌也 縄田
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【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案はテープカセット装着装置に係り、特にテープ
カセットが載置されるトレイの構成部品を減らして簡略
化するよう構成したテープカセット装着装置に関する。
従来の技術 例えばディジタル・オーディオ・テープレコーダ(DA
T)等の磁気記録/再生装置においては、装置正面より
装置内に挿入されたテープカセットを所定装着位置へ降
下させて、テープカセット内のリールを装置側のリール
軸に嵌合させ、さらにテープカセット内のテープが引き
出されて磁気記録あるいは再生が行なわれるようになっ
ている。そのため、この種の磁気記録/再生装置には、
上記の如くテープカセットを移送して所定装着位置に装
着するテープカセット装着装置が設けられている。この
種の従来のテープカセット装着装置としては、実開昭62
−147156号公報により公開された装置がある。
この公報の装置では、前後方向に摺動可能に設けられ
た枠状のトレイと、トレイの開口部に設けられテープカ
セットが載置されるホルダと、ホルダをトレイより吊下
して昇降させる昇降機構とを有しており、トレイが装置
前面より突出する位置にあるとき、テープカセットはト
レイ内すなわちホルダ上に載置される。そして、ホルダ
はトレイと共に装置内に摺動して、テープカセットを装
置内に挿入する。次いでホルダはトレイに設けられた昇
降機構の動作によりトレイよりテープカセットと共に降
下してテープカセットを装着位置に装着する。
尚、上記テープカセット装着装置の他にもビデオテー
プレコーダに採用され上記装置と同様な構成とされた装
置として実開昭62−147157号公報により公開されたもの
もある。
考案が解決しようとする課題 しかるに、上記テープカセット装着装置では、トレイ
にホルダ及びホルダを昇降させる機構が設けられている
ため、トレイ部を構成する部品点数が多く、さらにトレ
イ部が複雑化して組立時の作業性が悪いので組立に手間
がかかり能率良く製造することが難しいといった課題が
ある。さらに、従来の装置においては、ホルダ及びホル
ダの昇降機構を有するトレイ部の小型化、薄型化を図る
ことが難しく、しかもホルダには装置側のリール駆動軸
が嵌入するための貫通孔が穿設されているので、トレイ
が装置より突出したときこの貫通孔が見えて外観上見苦
しいといった課題もあった。
また、従来のテープカセット装着装置としては、実開
昭62−159248号公報にみられるような装置がある。この
公報に記載された装置は、スライダ内にカセット送り部
材が設けられ、スライダにカセットが載置されると、ス
ライダが装置内に移動するとともにカセット送り部材が
挿入方向に駆動されてスライダに載置されたカセットを
カセットホルダ内に挿入するように構成されている。そ
して、カセット送り機構の摺動動作によりカセットがス
ライダからカセットホルダ内に挿入された後、カセット
ホルダが降下してカセットを所定装着位置に装着する。
従って、この公報の構成では、スライダを装置内に摺
動させるだけでなく、スライダ内において、カセットを
カセットホルダ側へ搬送するためのカセット送り部材及
びその駆動機構を設けた構成であるので、その分カセッ
トを装着するための構成が複雑化しており、且つそれら
の設置スペースを余分に確保しなければならないため、
装置が大型化してしまうといった課題がある。
そこで、本考案は上記課題を解決したテープカセット
装着装置を提供することを目的とする。
課題を解決するための手段 本考案は、テープカセットが収納される空間部に底面
開口を有するトレイと、 該トレイを装置前面より突出させる突出位置またはテ
ープカセットが装置内に挿入される挿入位置に移動させ
る駆動機構と、 前記テープカセットが載置される複数の底板を有し、
前記トレイが突出位置にあるとき該複数の底板により前
記空間部の底面開口を閉塞し、該トレイが挿入位置へ摺
動するのに伴い前記複数の底板が前記トレイに収納され
る底板機構と、 前記装置内に設けられ前記トレイが挿入位置に移動す
るとともに前記トレイの空間部に相対的に進入して前記
トレイに載置されたテープカセットが挿入されるホルダ
と、 前記ホルダを前記挿入位置とテープカセットが装着さ
れる所定装着位置との間で昇降させる昇降機構と、 からなる。
作用 本考案によれば、テープカセットが載置されたトレイ
が装置内に摺動することによりホルダが相対的にトレイ
の空間部内に進入するため、トレイが突出位置と挿入位
置との間を移動する際にテープカセットをトレイ内で移
動させるための機構が不要であり、部品点数を削減でき
ると共にテープカセットをトレイ内で移動させるための
スペースが不要であり、その分装置の小型化を図ること
ができる。さらに、トレイの底部開口に複数の底板を設
けるとともにホルダをトレイから離間させてトレイと複
数の底板とより構成されるトレイ部の構成を簡略化する
とともに薄型化を図るようにしたものである。
実施例 第1図乃至第3図に本考案になるテープカセット装着
装置の一実施例を示す。
各図中、テープカセット装着装置1は例えばディジタ
ル・オーディオ・テープレコーダ用のテープカセット2
(各図中、1点鎖線で示す)をトレイ3に載置した後、
駆動機構4の駆動によりトレイ3を矢印X1方向に摺動さ
せるようになっている。さらに、トレイ3が矢印X1方向
に摺動することにより、テープカセット2はトレイ3と
は別体のホルダ5内に挿入され、ホルダ5はテープカセ
ット2とともに昇降機構6の動作により降下してテープ
カセット2を所定装着位置に装着する。
トレイ3はテープカセット2を収納する空間部7aを有
するコ字状(第1図において)の枠体7を有し、底部に
は空間部7aの底部開口を塞ぐよう摺動自在に設けられた
3枚の底板8a〜8cを有する底板機構8が設けられてい
る。又トレイ3には矢印X1方向に装置内に延在する腕部
3a,3bが設けられており、この両腕部3a,3b上には横架部
材9が固着されている。この横架部材9は腕部3a,3b間
を横架して設けられ、その前側には底板8cの上方で空間
部7aを囲む仕切板9aを有する。
従って、テープカセット2は枠体7のコ字状の内壁と
上記仕切板9aとにより画成された空間部7aに上方から挿
入され、そして3板の底板8a〜8c上に載置される。底板
機構8を構成する底板8a〜8cは夫々第4図及び第5図に
示す如く、一部が互いに重なり合うように矢印X1,X2
向に並設されている。又、各底板8a〜8cは夫々上方から
見ると(第4図において)、両側端部より矢印X1方向に
延在する腕部8a1〜8c1,8a2〜8c2を有する。各腕部8a1
〜8c1及び8a2〜8c2は夫々前記腕部3a,3bの下方に位置
し、腕部3a,3bより突出するガイドピン3cが貫通する長
孔8a3〜8c3,8a4〜8c4を有する。
又、底板8cは腕部8c1,8c2に掛止されたコイルバネ10
の引張力により矢印X1方向に附勢されている。第5図に
示す如く、底板8bは腕部8b1,8b2より垂下方向に突出す
る突出部8b5が底板8cの腕部8c1,8c2より突出する突出
部8c5に当接しており、底板8cとともにバネ10の引張力
により矢印X1方向に付勢されている。又底板8aは両側の
腕部8a1,8a2の先端を腕部3a,3bに掛止されたコイルバ
ネ11の引張力により矢印X1方向に付勢されている。
従って、各底板8a〜8cは夫々ガイドピン3cとの係合に
より矢印X1,X2方向に摺動自在に設けられているもの
の、各長孔8a3〜8c3,8a4〜8c4の端部をガイドピン3cに
当接させ各バネ10,11の引張力によりガタツキのない状
態に附勢されている。
上記構成になるトレイ3を矢印X1,X2方向に駆動する
駆動機構4は、第1図及び第6図乃至第8図に示す如
く、シャーシ12のブラケット12aの下面に取り付けられ
たモータ13と、モータ13の出力軸に設けられたプーリ13
aに巻付けられたベルト14と、ベルト14を介して駆動さ
れるプーリ15と、プーリ15と一体なギヤ15aに噛合する
駆動ギヤ16とよりなる。
17は被駆動部材で、トレイ3の腕部3aの側面に取り付
けられている。この被駆動部材17は駆動ギヤ16のギヤ16
cに噛合し矢印X1,X2方向に延在するラック17aと、矢印
X1,X2方向に延在するガイドシャフト18に嵌合する軸受
17b,17cと、後述するように駆動ギヤ16の凹部16bに係合
する係合突部17dとを有する。
ガイドシャフト18は第1図及び第2図に示すようにそ
の両端をシャーシ12より起立する支持部12b,12cにより
支持されている。又、トレイ3の腕部3bの側面には摺動
部材20が取り付けられている。そして、摺動部材20より
側方に突出する摺動部20a,20bはシャーシ12の側部より
起立する起立部12dに嵌合固定されたガイド部材21の上
面に当接している。
そのため、トレイ3はモータ13の駆動力により駆動ギ
ヤ16が回転駆動するとともに、テープカセット2が載置
される突出位置(第1図に示す)または、テープカセッ
ト2をホルダ5内に挿入する挿入位置へ移動するよう矢
印X1,X2方向に摺動する。その際トレイ3は左側を被駆
動部材17が嵌合するガイドシャフト18にガイドされ、且
つ右側を摺動部材20の摺動部20a,20bが摺動するガイド
部材21にガイドされる。
上記の如くホルダ5及び昇降機構6がトレイ3と別体
に設けられているので、トレイ3自体の構成が極めて簡
略化されている。そのため、従来のようにトレイ3上の
狭いスペースにホルダ5及び昇降機構6を取り付ける必
要なく、組立時の作業がやりやすくなっており、従来よ
りも能率良く製造しうる。又、トレイ3を構成する部品
点数が減り、トレイ3の構成の簡略化が図られているた
め、トレイ3自体が従来よりも薄型化及び小型化され扱
いやすくなっている。
さらに、トレイ3の底部開口が底板8a〜8cにより塞が
れているので、トレイ3を引き出したときリール駆動軸
(図示せず)が嵌入する孔がないので、トレイ3は外観
上すっきりしたデザインとなっている。
ホルダ5はシャーシ12より起立するブラケット12e,12
fにより昇降自在に支持されている。又、ホルダ5はト
レイ3の移動により移送されたテープカセット2が載置
される下ベース5aと、下ベース5aの両側より上方に起立
し、下ベース5aと平行となるよう内側に折曲された上部
5b,5bと、ブラケット12e,12fに上、下方向に穿設され長
孔12e1,12f1(第2図,第3図に示す)に嵌入するピン
5c,5cとよりなる。尚、下ベース5aにはリール駆動軸
(図示せず)が挿入される孔5a1,5a2が穿設され、奥部
にはテープカセット2の底部のスライダ(図示せず)を
係止する爪部5a3,5a4等が設けられている。又、ホルダ
5の上部5b,5bにはテープカセット2の上面を押圧保持
する押圧部材5b1,5b1が取り付けられている。
上記構成になるホルダ5は昇降機構6の昇降動作によ
りブラケット12e,12fの長孔12e1,12f1に沿って昇降す
るよう設けられており、下ベース5aと両側の上部5b,5b
とにより形成される空間部内にテープカセット2が挿入
された後テープカセット2とともに所定装着位置に降下
する。前記昇降機構6はシャーシ12より起立するブラケ
ット12g,12hにより回動自在に支承された回動アーム22
と、回動アーム22を矢印A方向(第2図、第3図に示
す)に附勢するコイルバネ23,23とよりなる。この回動
アーム22は先端が二股形状とされホルダ5に設けられた
ピン5c,5cに係合する腕部22a,22bと、駆動機構4の駆動
ギヤ16上方に延出する腕部22cとを有する。
第9図に示す如くギヤ16は上部に螺旋状のカム16aが
設けられ、その下部にはトレイ3の突部17dが係合する
凹部16bが設けられている。そして、上記回動アーム22
の腕部22cの先端より下方に折曲された垂下部22c1には
上記カム16aに摺接するピン22dが水平方向に突出して設
けられている。そのため、ギヤ16が回転駆動されるとと
もにピン22dが螺旋状のカム16aの上面を摺接し、上、下
方向に変位する。これにより、回動アーム22は矢印A,B
方向に回動してホルダ5を昇降させる。
ここで、上記構成になるテープカセット装着装置1の
動作につき説明する。
まず、イジェクトスイッチ(図示せず)を操作してト
レイ3を第1図乃至第3図に示す如く矢印X2方向に突出
させる。そして、テープカセット2が1点鎖線で示す如
く、トレイ3に載置される。これにより、テープカセッ
ト2は底板8a〜8c上に載置されるとともに、枠体7及び
仕切板9aにより画成された空間部7a内に収納される。
次に、カセット装着スイッチ(図示せず)が操作され
ると、モータ13が起動される。モータ13の回転駆動力は
プーリ13a,ベルト14,プーリ15,ギヤ15aを介して減速さ
れて駆動ギヤ16に伝達される。従って、駆動ギヤ16は上
記のようにして反時計方向に回転駆動される。
そのため、駆動ギヤ16のギヤ16cに噛合するラック17a
が矢印X1方向に移送されるとともに、突出位置(第4図
に示す)にあるトレイ3は第10図(A)〜(D)に示す
如くテープカセット2が載置されたまま同方向に摺動す
る。トレイ3が第10図(A)に示す位置へ移動すると、
1枚目の底板8cはその前縁がシャーシ12より起立するス
トッパ12i,12hに当接するとともに、第11図(A)に示
す如く腕部8c1,8c2より下方に突出する当接部8c6がシ
ャーシ12より起立する突出部12kに当接する。従って、
トレイ3がさらに矢印X1方向に移動し第10図(B),第
11図(B)に示す位置に至ると、ストッパ12i,12j及び
突出部12kに係止された底板8cが相対的に矢印X2方向に
摺動する。その結果底板8cは2枚目の底板8bの下側に潜
り込み、底板8bと全く重なってしまう。同時に、各底板
8a〜8c上に載置されていたテープカセット2の前側の約
1/3がホルダ5内に挿入される。
さらに、トレイ3が駆動ギヤ16の駆動により矢印X1
向に移動し、第10図(C)及び第11図(C)に示す位置
に至る過程では、底板8b,8cがストッパ12i,12jに当接し
ているため、トレイ3の移動とともに底板8b,8cは3枚
目の底板8aの下側に潜り込み、底板8aと全く重なってし
まう。又、テープカセット2は上記トレイ3の移動に伴
ってさらにホルダ5内に挿入される。
このように、テープカセット2が載置されたトレイ3
が装置1内に摺動することによりホルダ5が相対的にト
レイ3内に進入するため、トレイ3が突出位置と挿入位
置との間を移動するときはテープカセット2がトレイ3
内に収納保持されており、ホルダ5が挿入位置と所定装
着位置との間を昇降するときはテープカセット2がトレ
イ3から分離される。そのため、トレイ3が突出位置と
挿入位置との間を移動する際にテープカセット2をトレ
イ3内で移動させるための機構が不要であり、且つテー
プカセット2をトレイ3内で移動させるためのスペース
が不要であり、その分装置の小型化を図ることができ
る。
そして、トレイ3が第10図(D)及び第11図(D)に
示す如く装置1内の所定挿入位置に至ると、積重された
3枚の底板8a〜8cは重なったまま相対的に枠体7の下側
に潜り込み、枠体7に収納された状態となる。
このように、トレイ3の底部開口を塞ぐ各底板8a〜8c
が折りたたまれるようにして順次枠体7の下側に収納さ
れてしまうので、底板8a〜8cがホルダ5に衝突すること
はなく、テープカセット2のみがホルダ5内に挿入され
る。又、テープカセット2の奥部に位置する横架部材9
もトレイ3と一体的に移動するが、横架部材9はホルダ
5の上方を通過し、又仕切板9aはホルダ5内を通過して
しまうため、横架部材がテープカセット2の挿入動作を
妨げるおそれはない。
一方、テープカセット2はトレイ3の枠体7に押圧さ
れてホルダ5内に挿入されたホルダ5内で保持される。
このように、トレイ3が矢印X1方向に移動し、第10図
(C)及び第11図(C)に示す位置へ移動すると、トレ
イ3に設けられた被駆動部材17のラック17aは、第12図
(A)に示す如く、その終端部分がギヤ16cに噛合して
いる。従って、トレイ3が第10図(C)に示す位置から
第10図(D)に示す位置へ移動する間にラック17aの終
端部分はギヤ16cを通過して噛合解除状態となる。
しかしながら、第12図(A)〜(C)に示す如く、被
駆動部材17に設けられた係合突部17dが駆動ギヤ16の凹
部16b内に嵌入して係合するため、被駆動部材17は最終
的にはギヤ16とラック17aとが離間した後係合突部17dに
係合する凹部16bの回動により矢印X1方向に駆動され
る。又、トレイ3が前記挿入位置に達したときは、第12
図(C)に示す如く係合突部17dは凹部16bより離脱す
る。
従って、トレイ3が挿入位置に達した後、駆動ギヤ16
が駆動されても、トレイ3は移動せずその位置で停止し
ている。
よって、さらに駆動ギヤ16が反時計方向に回転駆動さ
れると、カム16aの斜面16a1(第9図に示す)が回動ア
ーム22のピン22dに摺接することになる。回動アーム22
はカム16aの回動によりピン22dが斜面16a1に沿って降下
するため、カム16の形状に応じて次第に矢印A方向に回
動する。
従って、上記トレイ3の移動によりテープカセット2
を挿入されたホルダ5は、回動アーム22が矢印A方向に
回動することにより、ブラケット12e,12fの長孔12e1,1
2f1に沿って降下する。これにより、テープカセット2
は装置1の所定装着位置に装着される。
又、イジェクト時においては、イジェクトスイッチの
操作によりモータ13は上記と逆方向に回転駆動され、駆
動ギヤ16を時計方向に駆動する。尚、以後のイジェクト
動作は前記テープカセットの装着動作と全く逆の動作が
行なわれるだけなので、その説明は省略する。
尚、上記実施例ではディジタル・オーディオ・テープ
レコーダを例に挙げて説明したが、これに限らず、例え
ばビデオテープレコーダ等の他の装置にも適用できるの
は勿論である。
また、上記実施例ではトレイ3の底部に3枚の底板8a
〜8cを設けたが、この枚数はこれに限らず3枚以下ある
いは3枚以上であっても良い。
考案の効果 上述の如く、本考案になるテープカセット装着装置
は、テープカセットが載置されたトレイが装置内に摺動
することによりホルダが相対的にトレイの空間部内に進
入するため、従来のようにトレイが突出位置と挿入位置
との間を移動する際にテープカセットをトレイ内で移動
させるための機構が不要であり、部品点数を削減できる
と共にテープカセットをトレイ内で移動させるためのス
ペースが不要であり、その分装置の小型化を図ることが
できる。さらに、テープカセットが載置されるトレイ部
と別体とされたホルダを設けてなるため、従来の装置よ
りもトレイ部の部品点数が少なくて済み組立作業が容易
であり能率良く製造しうる。さらに、トレイ部の薄型化
及び小型化を図ることが可能となり、ひいては装置全体
の小型化にも寄与しうる。また、トレイの底部開口が底
板により塞がれているので、従来の如く、トレイを突出
位置に引き出した際リール駆動軸が嵌入するための孔が
トレイ底部に無いため、外観上すっきりしておりデザイ
ン的にも優れている等の特長を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案になるテープカセット装着装置の一実施
例の平面図、第2図、第3図は夫々第1図に示す装置の
右側面図、左側面図、第4図及び第5図はトレイ部の構
成を説明するための平面図、側面図、第6図乃至第8図
は夫々駆動機構の平面図、側面図、正面図、第9図は駆
動ギヤ及びカムを説明するための斜視図、第10図(A)
〜(D)は夫々テープカセット装着時のトレイの動作を
説明するための平面図、第11図(A)〜(E)はテープ
カセットの挿入、装着動作を説明するための側面図、第
12図(A)〜(C)は駆動ギヤ及びラックの動作を説明
するための平面図である。 1…テープカセット装着装置、2…テープカセット、3
…トレイ、4…駆動機構、5…ホルダ、6…昇降機構、
7…枠体、8…底板機構、8a〜8c…底板、9…横架部
材、16…駆動ギヤ、17…被駆動部材、17a…ラック、18
…ガイドシャフト、20…摺動部材、22…回動アーム。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】テープカセットが収納される空間部に底面
    開口を有するトレイと、 該トレイを装置前面より突出させる突出位置またはテー
    プカセットが装置内に挿入される挿入位置に移動させる
    駆動機構と、 前記テープカセットが載置される複数の底板を有し、前
    記トレイが突出位置にあるとき該複数の底板により前記
    空間部の底面開口を閉塞し、該トレイが挿入位置へ摺動
    するのに伴い前記複数の底板が前記トレイに収納される
    底板機構と、 前記装置内に設けられ前記トレイが挿入位置に移動する
    とともに前記トレイの空間部に相対的に進入して前記ト
    レイに載置されたテープカセットが挿入されるホルダ
    と、 前記ホルダを前記挿入位置とテープカセットが装着され
    る所定装着位置との間で昇降させる昇降機構と、 からなるテープカセット装着装置。
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