JP2532634B2 - 磁気記録再生装置 - Google Patents

磁気記録再生装置

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JP2532634B2
JP2532634B2 JP63328264A JP32826488A JP2532634B2 JP 2532634 B2 JP2532634 B2 JP 2532634B2 JP 63328264 A JP63328264 A JP 63328264A JP 32826488 A JP32826488 A JP 32826488A JP 2532634 B2 JP2532634 B2 JP 2532634B2
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【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は標準型テープカセットと小型テープカセット
の両方とも装着可能な磁気記録再生装置に関するもので
ある。
従来の技術 従来の技術としては例えば特開昭59−193502号公報に
示されているような磁気記録再生装置がある。以下、図
面を参照しながら、上述した従来の磁気記録再生装置に
ついて説明する。
第13図は従来の磁気記録再生装置の斜視図、第14図及
び第15図は第13図の装置内のアダプター及び、標準型テ
ープカセットの自動装置着脱機構の側面図である。第13
図〜第15図において、磁気記録再生装置120は、前面パ
ネル121にアダプター(標準型テープカセット)用挿入
口122、天板123に小型テープカセット用挿入口124を有
する。小型テープカセット用挿入口124には扉125が背面
側を軸支されて設けてある。また装置120には、第14図
及び、第15図に示すアダプター(標準型テープカセッ
ト)自動着脱機構が設けてある。アダプターハウジング
126は、側板127のL字状端面のラックギア128をピニオ
ン129により駆動されて、垂立支持板130の案内溝131a,1
31b,131cに案内される。
以上のように構成された従来の磁気記録再生装置に着
いて、以下、その動作を説明する。
小型テープカセット用アダプター132は、アダプター
(標準型テープカセット)用挿入口122から第15図のA
にあるアダプターハウジング126内に挿入される。小型
テープカセット用アダプター132が挿入されたアダプタ
ーハウジング126は第15図に示す位置Aとアダプター
(標準型テープカセット)装着位置Bとの間を、側板12
7に形成されたラックギア128と噛み合うピニオン129に
より駆動されて案内溝131a,131b,131cに案内され、第14
図に示す小型テープカセット収納・取り出し位置Cを経
由して移動する。位置Cは、アダプターハウジング126
内に挿入された小型テープカセット用アダプター132の
小型テープカセット挿入位置が、天板123の小型テープ
カセット用挿入口124と対向しているので、小型テープ
カセットの位置Cで小型テープカセットの交換を行うこ
とができる。
発明が解決しようとする課題 しかしながら、上記のような構成では、標準型テープ
カセットを装置に装着する場合には、装置に挿入されて
いるアダプターを装置から離脱して装置外で保管しなけ
ればならない。また、小型テープカセットを使用する場
合には、装置外に保管してあるアダプターを装置に挿入
しなければならなく非常に煩わしといった課題を有して
いる。
本発明は、上記課題に、鑑み、アダプターを使用しな
くても小型テープカセットを装着できる磁気記録再生装
置を提供するものである。
課題を解決するための手段 課題を解決するため、本発明の磁気記録再生装置は、
磁気テープを内蔵した標準型テープカセットを保持する
第1の保持手段と、磁気テープを内蔵し、標準型テープ
カセットより小型の小型テープカセットを保持する第2
の保持手段と、標準型テープカセットもしくは小型テー
プカセット内の磁気テープを駆動するテープ駆動手段
と、標準型テープカセットを前記第1の保持手段に挿入
する第1の位置とテープ駆動手段に装着する第2位置と
に第1の保持手段を往復移動させる第1の移動手段と、
第1の移動手段による標準型テープカセットの移動を妨
げない第3の位置と、小型テープカセットを第2の保持
手段に挿入する第4位置とテープ駆動手段に装着する第
5位置とに第2の保持手段を往復移動させる第2の移動
手段と、標準型テープカセットもしくは、小型テープカ
セットの前記磁気テープを記録再生可能となるよう装置
の回転磁気ヘッドに添接させるローディング位置と、標
準型テープカセットが第2位置にある時、磁気テープを
ローディング位置に引出し可能な第1アンローディング
位置と、小型テープカセットが第5位置にある時、磁気
テープを前記ローディング位置に引出し可能な第2アン
ローディング位置との間を移動する引出し部材とから構
成されている。
作用 本発明の磁気記録再生装置は上記した構成により、標
準型テープカセットが装置に挿入された時は、第1の保
持手段、第1の移動手段により、テープ駆動手段に装着
され、第1アンローディング位置にある引出し部材によ
り磁気テープをローディング位置まで引出し記録再生可
能となり、また、小型テープカセットが挿入された時
は、第2の保持手段、第2の移動手段により、テープ駆
動手段に装着され、第2アンローディング位置にある引
出し部材により磁気テープをローディング位置まで引出
し記録再生可能となるものである。
実施例 本発明の一実施例を第1図から第12図を用いて説明す
る。第1図は、本発明の磁気記録再生装置(以下、装置
と記す)が、標準型テープカセットを使用する時の斜視
図、第2図は装置が小型テープカセットを使用する時の
斜視時であり、第3図は、装置の要部側面図、第4図、
第5図は第1保持手段、第2保持手段の位置を説明する
要部側面図、第6図は、第1保持手段、第2保持手段の
正面図、第7図は、装置に標準型テープカセットが挿入
された時の平面図、第8図は、標準型テープカセットが
記録再生の位置にある時の平面図、第9図は、装置に小
型テープカセットが挿入された時の平面図、第10図は、
小型テープカセットが記録再生の位置にある時の平面図
である。第11図は、引出し部材部分の要部断面図、第12
図は、他の実施例における第1規制部材、第2規制部材
の平面図である。
まず、第3図から第6図を用いて、第1保持手段、第
2保持手段、第1移動手段、第2移動手段の構成を説明
する。第1保持手段10は標準型テープカセット1を保持
できる構成であり、その両側の側面には、ガイドローラ
11,12及び、ラック13が設けてある。第1保持手段10の
ガイドローラ11,12は後述するサイドプレート14の案内
溝16A,16Bに挿入されており、その案内溝16A,16Bに従っ
て移動可能である。サイドプレート14には、第1保持手
段10に設けられたガイドローラ11,12が挿入される案内
溝16A,16B及び、後述する第2保持手段27のガイドロー
ラ28,29が挿入される案内溝17A,17Bが設けられている。
また、サイドプレート14には両面にカム溝を設けたメイ
ンカム18が取り付けられており、片面のカム溝で第1ロ
ッド19を、他面のカム溝で第2ロッド20を駆動する。第
1ロッド19は第3図の矢印A方向に直線移動可能である
と共に、一部にラック21が設けられており、第1中継ギ
ア22の小ギア23とかみ合っている。第1中継ギア22には
小ギア23と大ギア24が一体的に設けられており、大ギア
24は後述するピニオン25とかみ合っている。ピニオン25
は第1中継ギア22の大ギア24とかみ合っていると同時に
第1保持手段10に設けられたラック13ともかみ合ってい
る。メインカム18、第1ロッド19、第1中継ギア22、ピ
ニオン25で第1移動手段26を構成している。なお、第1
中継ギア22には同期軸(図示せず)が設けられており、
もう一つのサイドプレート15に設けられた中継ギア(図
示せず)に駆動力を伝達している。
また、第2保持手段27は小型テープカセット5を保持
できる構成であり、その両側の側面には、ガイドローラ
28,29が設けられてあり、サイドプレート14の案内溝17
A,17Bに挿入されており、案内溝17A,17Bに従って移動可
能である。第2ロッド20は、第3図の矢印B方向に直線
移動可能であると共に、一部にラック30が設けられてお
り、第2中継ギア31の小ギア32とかみ合っている。第2
中継ギア31には小ギア32と大ギア33が一体的に設けられ
ており、大ギア33は後述するワイパーアーム34の半月ギ
ア35とかみ合っている。ワイパーアーム34は第2中継ギ
ア31の大ギア33とかみ合う半月ギア35と第2保持手段27
のガイドローラ28を駆動するアーム部分36とから成って
いる。メインカム18、第2ロッド20、第2中継ギア31、
ワイパーアーム34で第2移動手段37を構成している。な
お、第2中継ギア31には同期軸(図示せず)が設けられ
ており、もう一つのサイドプレート15に設けられた中継
ギア(図示せず)に駆動力を伝達している。第1中継ギ
ア22、ピニオン25、第2中継ギア31、ワイパーアーム34
はもう一つのサイドプレート15にも設けられているが構
成が同じなので説明を省略する。
次に、第7図から第12図を用いて引出し部材、第1規
制部材、第2規制部材、及び、第3移動手段を中心に装
置の構成を説明する。
シャーシ38にはガイドポスト39,41、消去ヘッド41、
回転シリンダー42、ACヘッド43、キャプスタン44、供給
側リール台7、巻取側リール台8及び、リール連結ギア
9がそれぞれ所定の位置に植立されているとともに、後
述する引出し部材47A,47Bを案内する案内溝45A,45Bが設
けられている。この案内溝45A,45Bは後述する引出し部
材47A、47Bが回転シリンダー42のすぐ近傍までくるロー
ディング位置、標準型テープカセット1のマウス部2A,2
Bに入り込む第1アンローディング位置、小型テープカ
セット5のマウス部6A,6B入り込む第2アンローディン
グ位置をとりうるようになっている。ピンチローラ46は
詳しい説明は省略するが、既知の手段により、上下移動
と回転動作を行いキャプスタン44に圧着できるようにな
っている。
引出し部材47A,47Bはローラポスト48A,48B、傾斜ポス
ト49A,49B、シャフトホルダー50A,50B、ガイドピン51A,
51Bとから構成されており、シャフトホルダー50A,50Bと
ガイドピン51A,51Bとはそれぞれシャーシ38の案内溝45
A,45Bに挿入されている。一方、シャーシ38にはガイド
リングS52とガイドリングT53とが同軸上に設けられてい
る。モータ(図示せず)の駆動力は段付きギア54を介し
てガイドリングS52に伝達される。ガイドリングS52に伝
達された駆動力はギアA55とギアB56によって回転方向が
逆になってガイドリングT53に伝達される。ガイドリン
グS52には、スライド部材57Aがピン58A、59Aをガイドに
して周方向にスライド可能に設けられている。ガイドリ
ングS52とスライド部材57Aとの間には付勢バネ60Aが設
けられており、矢印D方向に常にスライド部材57Aを付
勢している。また、スライド部材57Aと引出し部材47Aの
ガイドピン51Aとは連結プレート61Aによって連結されて
いる。なお、ガイドリングT53に連結されている引出し
部材に47Bついては構成が同じなので説明は省略する。
また、テンションポスト62は支軸63を中心に回動可能で
あり、動作位置(第8図、第10図)、標準型テープカセ
ット1のマウス部2Aへの収納位置(第7図)、小型テー
プカセット5のマウス部6Aへの収納位置(第9図)をと
りうる。同様に、引出しポスト64は支軸65を中心に回動
可能であり、動作位置(第8図、第10図)、標準型テー
プカセット1のマウス部2Bへの収納位置(第7図)、小
型テープカセット5のマウス部6Cへの収納位置(第9
図)をとりうる。
第3ロッド66はピン67,68,69,70をガイドとして摺動
可能であり、その一部の折り曲げ部71が引出し部材47A
のシャフトホルダー50Aの位置を規制する動作位置(第
7図、第8図)と引出し部材47Aのシャフトホルダー50A
の位置を何ら規制しない非動作位置(第9図、第10図)
とをとれる構成となっている。
同様に、第4ロッド72はピン73,74をガイドとして摺
動可能であり、その一部の折り曲げ部75が引出し部材47
Aのシャフトホルダー50Aの位置を規制する動作位置(第
7図、第8図)と引出し部材47Aのシャフトホルダー50A
の位置を何ら規制しない非動作位置(第9図、第10図)
とをとれる構成となっている。また、第3ロッド66には
ピン76A、76Bが植立されているだけでなく、付勢バネ78
によって矢印C方向に付勢されている。変換レバー79は
支軸80を中心に回動可能であり、両端の長穴81A,81Bに
はそれぞれ第3ロッド66に植立したピン76A、第4ロッ
ド72に植立したピン77が挿入されている。このため変換
レバー7は第3ロッド66と第4ロッド72の移動方向を逆
にすることができる。
L字レバー82は支軸83を中心に回動可能であり、片方
のプレートにある長穴84には第3ロッド66に設けられた
ピン76Bが挿入され、他方のプレートにはピン85が植立
されている。L字レバー82のピンは前述した第2移動手
段37の第2ロッド20の折り曲げ部86があたる高さ関係に
なっている。第3ロッド66、第4ロッド72で第1規制部
材87を構成し、第3ロッド66、第4ロッド72、変換レバ
ー79、L字レバー82で第3移動手段88を構成している。
第2規制部材89、90はシャーシ38に植立されており、
シャフトホルダー50A,50Bの移動を規制する位置に設け
られている。
次に他の実施例について第12図を用いて説明する。こ
れは、第1規制部材が移動しない構成のものであり、シ
ャフトホルダー91にはV字溝92が設けられている。ま
た、第1規制部材93はV字をした板バネ部94とそれを支
える支持部95とからなっている。同様に第2規制部材96
もV字をした板バネ部97とそれを支える支持部98とから
なっており、シャーシ38の所定の位置にそれぞれ設けら
れている。
また、第1図、第2図に示したようにその装置は外装
100に覆われており、外装100の一側面101には標準型テ
ープカセット1または小型テープカセット5を挿入する
挿入口102と各種のモードを選択するボタン105と標準型
テープカセット選択ボタン106、小型テープカセット選
択ボタン107が設けられている。挿入口102内側には標準
型テープカセット用ブラインダー103、小型テープカセ
ット用ブラインダー104が選択的に上下移動できる構成
になっている。
次に動作について説明する。まず、標準型テープカセ
ット1を使用する場合について説明する。外装100に設
けられた標準型テープカセット選択ボタン106を押す
と、挿入口102には標準型テープカセット用ブラインダ
ー103が現れて、装置が標準型テープカセット1を使用
できることを明示する。ここでまず、ローディングモー
タ(図示せず)が回転することによりガイドリングS5
2、ガイドリングT53がそれぞれ逆方向に回転し、引出し
部材47A,47Bをローディング位置と第1アンローディン
グ位置の間まで引き出す。また、カセットローディング
モータ(図示せず)が回転することにより、メインカム
18が回転し、第2移動手段37が第2保持手段27を第5図
に示したような第3位置に移動させると同時に、第1移
動手段26が第1保持手段10を第1位置に移動させる。こ
の第1位置は標準型テープカセット用プラインダー103
のすぐ内側に位置するため、挿入口102から挿入された
標準型テープカセット1を確実に保持することができ
る。第3位置は高さ的に標準型テープカセット1の挿入
を妨げないようになっている。また、第2移動手段37の
第2ロッド20の折り曲げ部86がL字レバー82のピン85を
移動させるため、L字レバー82が回動し、第3ロッド66
は付勢バネ78の付勢力に反して移動し、第7図に示した
動作位置に移動する。同様に、第4ロッド72も変換レバ
ー79を介して第7図に示した動作位置に移動する。この
ような状態になった後に、ローディングモータ(図示せ
ず)が反転すると引出し部材47A,47Bは案内溝45A,45Bに
従って第1アンローディング位置の方向に移動を始める
が、第3ロッド66、第4ロッド72のそれぞれの折り曲げ
部71、75がシャフトホルダー50A,50Bの移動を妨げるた
め、シャフトホルダー50A,50Bは第1アンローディング
位置にとまる。しかし、ガイドリングS52、ガイドリン
グT53は、若干オーバーランして付勢バネ60A,60Bを引き
延ばした位置でとまる。付勢バネ60A,60Bの付勢力はス
ライド部材57A,57B、連結プレート61A,61Bを介してガイ
ドピン51A,51Bに伝達され、シャフトホルダー50A,50Bが
第3ロッド66、第4ロッド72のそれぞれの折り曲げ部7
1,75に押圧されるため、ローディングモータ(図示せ
ず)の回転量のばらつきや各部の負荷のばらつきによ
り、ガイドリングS52、ガイドリングT53の回転量がばら
ついても、引出し部材47A、47Bは第1アンローディング
位置に正確に位置決めされる。この引出し部材47A,47B
を第1アンローディング位置に位置決めする動作と同時
に別の駆動手段(図示せず)によりテンションポスト6
2、引出しポスト64は標準型テープカセット1のマウス
部2A,2Bにそれぞれ入るよう移動する。
このような状態で標準型テープカセット1が挿入口10
2に挿入されると第1保持手段10は標準型テープカセッ
ト1を保持し、第1移動手段26が第1保持手段10及び、
標準型テープカセット1を第1の位置から、テープ駆動
手段である、供給側リール台7、巻取側リール台8に装
着できる第2の位置まで移動させる。この時、引出し部
材47A,47Bは第1アンローディング位置に正確に位置決
めされているので傾斜ポスト49A,49Bやローラポスト48
A,48Bは標準型テープカセット1のマウス部2A,2Bの側壁
や磁気テープ3に当たることなく装着することができ
る。(第7図) この状態で各種モードボタン105の内のPLAYボタンが
押されると、引出し部材47A,47Bはそれぞれの案内溝45
A,45Bに沿って移動し、磁気テープ3を回転シリンダー4
2に巻き付ける位置すなわち、ローディング位置まで移
動すると同時に、テンションポスト62、引出しポスト64
もそれぞれ回動し、第8図のような再生可能な状態とな
る。
次に、小型テープカセット5を使用する場合について
説明する。外装100に設けられた小型テープセット選択
ボタン107を押すと、挿入口102には小型テープカセット
用ブラインダー104が現れて、装置が小型テープカセッ
ト5を使用できることを明示する。カセットローディン
グモータ(図示せず)が回転することにより、メインカ
ム18が回転し、第2移動手段37が第2保持手段27を第4
図に示したような第3位置から第4位置に移動させる。
この第4位置は小型テープカセット用ブラインダー104
のすぐ内側に位置するため、挿入口102から挿入された
小型テープカセット5を確実に保持することができる。
一方、第1保持手段10は第1の位置にあるが、第6図か
らも明かなように第1保持手段10は小型テープカセット
5の挿入動作に妨げにはならないようになっている。ま
た、第2移動手段37の第2ロッド20の折り曲げ部86がL
次レバー82のピン85から離れる方向に移動するため、第
3ロッド66は付勢バネ78の付勢力によって移動し、第9
図に示した非動作位置に移動する。同様に、第4ロッド
72も変換レバー79を介して第9図に示した非動作位置に
移動する。このような状態になった後に、ローディング
モータ(図示せず)が回転すると、第3ロッド66、第4
ロッド72のそれぞれの折り曲げ部71,75がシャフトホル
ダー47A,47Bの移動を妨げていないため、シャフトホル
ダー47A,47Bは案内溝45A,45Bに従って第1アンローディ
ング位置から第2アンローディング位置に向かって移動
し、第2規制部材89,90に当たって止まる。しかし、第
1アンローディング位置の時と同様にガイドリングS5
2、ガイドリングT53は、若干オーバーランして付勢バネ
60A,60Bを引き延ばした位置でとまる。付勢バネ60A,60B
の付勢力はスライド部材57A,57B、連結プレート61A,61B
を介してガイドピン51A,51Bに伝達され、シャフトホル
ダー50A,50Bが第2規制部材89,90に押圧されるため、ロ
ーディングモータ(図示せず)の回転量のばらつきや各
部の負荷のばらつきにより、ガイドリングS52、ガイド
リングT53の回転量がばらついても、引出し部材47A,47B
は第2アンローディング位置に正確に位置決めされる。
この引出し部材47A,47Bを第2アンローディング位置に
位置決めする動作と同時に別の駆動手段(図示せず)に
よりテンションポスト62、引出しポスト64は小型テープ
カセット5のマウス部6A,6Cにそれぞれ入るように移動
する。
このような状態で小型テープカセット5が挿入口102
に挿入されると第2保持手段27は小型テープカセット5
を保持し、第2移動手段が37第2保持手段27及び、小型
テープカセット5を第4の位置から、テープ駆動手段で
ある、供給側リール台7、リール連結ギア9に装着でき
る第5の位置まで移動させる。この時、引出し部材47A,
47Bは第2アンローディング位置に正確に位置決めされ
ているので傾斜ポスト49A,49Bやローラポスト48A,48Bは
小型テープカセット5のマウス部6A,6Bの側壁や磁気テ
ープ3に当たることなく装着することができる。(第9
図) この状態で各種モードボタン105の内のPLAYボタンが
押されると、引出し部材47A,47Bはそれぞれの案内溝45
A,45Bに沿って移動し、磁気テープ3を回転シリンダー4
2に巻き付ける位置すなわち、ローディング位置まで移
動すると同時に、テンションポスト62、引出しポスト64
もそれぞれ回動し、第8図のような再生可能な状態とな
る。
次に他の実施例について第12図を参照しながら説明す
る。シャフトホルダー91が第1アンローディング位置に
ある時は、第1規制部材93の板バネ94がシャフトホルダ
ー91のV溝92を矢印方向に付勢するのでシャフトホルダ
ー91とガイドピン108は案内溝45Aに押圧され、引出し部
材109は第1アンローディング位置に正確に位置決めさ
れる。同様に、シャフトホルダー91が第2アンローディ
ング位置にある時は、第2規制部材96の板バネ97がシャ
フトホルダー91のV溝92を矢印方向に付勢するのでシャ
フトホルダー91とガイドピン108は案内溝45Aに押圧され
引出し部材109は第2アンローディング位置に正確に位
置決めされる。第1アンローディング位置、第2アンロ
ーディング位置から引出し部材109が移動する場合は、
それぞれの板バネ94,97の付勢力に反して移動しなけれ
ばならないが、前実施例のような第3移動手段88を用い
なくても引出し部材109を第1アンローディング位置、
第2アンローディング位置に正確に位置決めすることが
できる。
発明の効果 以上の説明からの明かなように、本発明の磁気記録再
生装置は、磁気テープを内蔵した標準型テープカセット
を保持する第1の保持手段と、磁気テープを内蔵し、標
準型テープカセットより小型の小型テープカセットを保
持する第2の保持手段と、標準型テープカセットもしく
は小型テープカセット内の磁気テープを駆動するテープ
駆動手段と、標準型テープカセットを第1の保持手段に
挿入する第1位置とテープ駆動手段に装着する第2位置
とに第1の保持手段を往復移動させる第1の移動手段
と、第1の移動手段による標準型テープカセットの移動
を妨げない第3の位置と、小型テープカセットを第2の
保持手段に挿入する第4位置とテープ駆動手段に装着す
る第5位置とに第2の保持手段を往復移動させる第2の
移動手段と、標準型テープカセットもしくは、小型テー
プカセットの磁気テープを記録再生可能となるよう装置
の回転磁気ヘッドに添接させるローディング位置と、標
準型テープカセットが第2位置にある時、磁気テープを
前記ローディング位置に引出し可能な第1アンローディ
ング位置と、小型テープカセットが第5位置にある時、
磁気テープをローディング位置に引出し可能な第2アン
ローディング位置との間を移動する引出し部材とによっ
て構成したため、特別のアダプターを用いなくても標準
型テープカセット、小型テープカセットの両方とも使用
できるといった大きな効果がある。
また、第1規制部材、第2規制部材を設けたことによ
り引出し部材を小型テープカセットのマウス部、小型テ
ープカセットのマウス部に正確に位置決めすることがで
き、それぞれのカセットを装置に装着する際に生じやす
い引出し部材と磁気テープとの接触によるテープダメー
ジを防止できるといった効果もある。
また、第1規制部材を移動可能とし、第2移動手段と
連動して第1規制部材を動かす第3移動手段を設けたた
め、引出し部材を第1アンローディング位置、第2アン
ローディング位置より正確に位置決めできるだけ出な
く、第1アンローディング位置、第2アンローディング
位置から、何ら特別の負荷をうけることなく、しかもス
ムーズに引出し部材が移動できるといった効果もある。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の磁気記録再生装置(以下、装置と記
す)が、標準型テープカセットを使用する時の斜視図、
第2図は装置が小型テープカセットを使用する時の斜視
図、第3図は、装置の要部側面図、第4図、第5図は第
1保持手段、第2保持手段の位置を説明する要部側面
図、第6図は、第1保持手段、第2保持手段の正面図、
第7図は、装置に標準型テープカセットが挿入された時
の平面図、第8図は、標準型テープカセットが記録再生
の位置にある時の平面図、第9図は、装置に小型テープ
カセットが挿入された時の平面図、第10図は、小型テー
プカセットが記録再生の位置にある時の平面図、第11図
は、引出し部材部分の要部断面図、第12図は、他の実施
例における第1規制部材、第2規制部材の平面図、第13
図は従来例の斜視図、第14図、第15図は第13図の装置内
のアダプター及び、標準型テープカセットの自動装置着
脱機構の側面図である。 1……標準型テープカセット、2A,2B,2C……標準型テー
プカセットのマウス部、3……磁気テープ、5……小型
テープカセット、6A,6B,6C……小型テープカセットのマ
ウス部、10……第1保持手段、11,12……ガイドロー
ラ、1415……サイドプレート、18……メインカム、19…
…第1ロッド、20……第2ロッド、26……第1移動手
段、27……第2保持手段、34……ワイパーアーム、37…
…第2移動手段、38……シャーシ、45A,45B……案内
溝、47A,47B……引出し部材、57……スライド部材、60,
78……付勢バネ、62……テションポスト、64……引出し
ポスト、66……第3ロッド、72……第4ロッド、79……
変換レバー、82……L字レバー、87,93……第1規制部
材、88……第3移動手段、89,96……第2規制部材、100
……外装、102……挿入口。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 清水 徳行 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (72)発明者 阪本 圭司 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (56)参考文献 特開 平2−132670(JP,A) 特開 平1−311453(JP,A) 特開 昭63−298856(JP,A)

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】磁気テープを内蔵した標準型テープカセッ
    トを保持する第1の保持手段と、磁気テープを内蔵し、
    前記標準型テープカセットより小型の小型テープカセッ
    トを保持する第2の保持手段と、前記標準型テープカセ
    ットもしくは前記小型テープカセット内の磁気テープを
    駆動するテープ駆動手段と、前記標準型テープカセット
    を前記第1の保持手段に挿入する第1の位置と前記テー
    プ駆動手段に装着する第2位置とに前記第1の保持手段
    を往復移動させる第1の移動手段と、前記第1の移動手
    段による前記標準型テープカセットの移動を妨げない第
    3の位置と、前記小型テープカセットを前記第2の保持
    手段に挿入する第4位置と前記テープ駆動手段に装着す
    る第5位置とに前記第2の保持手段を往復移動させる第
    2の移動手段と、前記標準型テープカセットもしくは、
    前記小型テープカセットの前記磁気テープを記録再生可
    能となるよう装置の回転磁気ヘッドに添接させるローデ
    ィング位置と、前記標準型テープカセットが前記第2位
    置にある時、前記磁気テープを前記ローディング位置に
    引出し可能な第1アンローディング位置と、前記小型テ
    ープカセットが前記第5位置にある時、前記磁気テープ
    を前記ローディング位置に引出し可能な第2アンローデ
    ィング位置との間を移動する引出し部材とを具備したこ
    とを特徴とする磁気記録再生装置。
  2. 【請求項2】磁気テープを内蔵した標準型テープカセッ
    トを保持する第1の保持手段と、磁気テープを内蔵し、
    前記標準型テープカセットより小型の小型テープカセッ
    トを保持する第2の保持手段と、前記標準型テープカセ
    ットもしくは前記小型テープカセット内の磁気テープを
    駆動するテープ駆動手段と、前記標準型テープカセット
    を前記第1の保持手段に挿入する第1位置と前記テープ
    駆動手段に装着する第2位置とに前記第1の保持手段を
    往復移動させる第1の移動手段と、前記第1の移動手段
    による前記標準型テープカセットの移動を妨げない第3
    の位置と、前記小型テープカセットを前記第2の保持手
    段に挿入する第4位置と前記テープ駆動手段に装着する
    第5位置とに前記第2の保持手段を往復移動させる第2
    の移動手段と、前記標準型テープカセットもしくは、前
    記小型テープカセットの前記磁気テープを記録再生可能
    となるよう装置の回転磁気ヘッドに添接させるローディ
    ング位置と、前記標準型テープカセットが前記第2位置
    にある時、前記磁気テープを前記ローディング位置に引
    出し可能な第1アンローディング位置と、前記小型テー
    プカセットが前記第5位置にある時、前記磁気テープを
    前記ローディング位置に引出し可能な第2アンローディ
    ング位置との間を移動する引出し部材と、前記引出し部
    材を前記第1アンローディング位置に規制する第1規制
    部材と、前記引出し部材を前記第2アンローディング位
    置に規制する第2規制部材とを具備したことを特徴とす
    る磁気記録再生装置。
  3. 【請求項3】磁気テープを内蔵した標準型テープカセッ
    トを保持する第1の保持手段と、磁気テープを内蔵し、
    前記標準型テープカセットより小型の小型テープカセッ
    トを保持する第2の保持手段と、前記標準型テープカセ
    ットもしくは前記小型テープカセット内の磁気テープを
    駆動するテープ駆動手段と、前記標準型テープカセット
    を前記第1の保持手段に挿入する第1位置と前記テープ
    駆動手段に装着する第2位置とに前記第1の保持手段を
    往復移動させる第1の移動手段と、前記第1の移動手段
    による前記標準型テープカセットの移動を妨げない第3
    の位置と、前記小型テープカセットを前記第2の保持手
    段に挿入する第4位置と前記テープ駆動手段に装着する
    第5位置とに前記第2の保持手段を往復移動させる第2
    の移動手段と、前記標準型テープカセットもしくは、前
    記小型テープカセットの前記磁気テープを記録再生可能
    となるような装置の回転磁気ヘッドに添接させるローデ
    ィング位置と、前記標準型テープカセット前記第2位置
    にある時、前記磁気テープを前記ローディング位置に引
    出し可能な第1アンローディング位置と、前記小型テー
    プカセットが前記第5位置にある時、前記磁気テープを
    前記ローディング位置に引出し可能な第2アンローディ
    ング位置との間を移動する引出し部材と、前記引出し部
    材を前記第1アンローディング位置に規制する動作位置
    と前記引出し部材を前記第1アンローディング位置にな
    んら規制しない非動作位置とをとりうる第1規制部材
    と、前記引出し部材を前記第2アンローディング位置に
    規制する第2規制部材と、前記第1移動手段もしくは前
    記第2移動手段の動作と連動し、前記第1規制部材を前
    記動作位置と前記非動作位置とに往復移動させる第3移
    動手段とを具備したことを特徴とする磁気記録再生装
    置。
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KR1019890015960A KR930002895B1 (ko) 1988-11-14 1989-11-03 자기기록 재생장치
EP89311631A EP0369684B1 (en) 1988-11-14 1989-11-10 Magnetic recording and/or reproducing apparatus
DE68923062T DE68923062T2 (de) 1988-11-14 1989-11-10 Magnetisches Aufnahme- und/oder Wiedergabegerät.
US07/841,216 US5237470A (en) 1988-11-14 1992-02-27 Magnetic tape cassette loading/unloading apparatus which selectively loads different size cassettes

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