JPH08107683A - 電動機の運転制御装置及び絶縁型双方向直流電圧変換回路 - Google Patents

電動機の運転制御装置及び絶縁型双方向直流電圧変換回路

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JPH08107683A
JPH08107683A JP6239070A JP23907094A JPH08107683A JP H08107683 A JPH08107683 A JP H08107683A JP 6239070 A JP6239070 A JP 6239070A JP 23907094 A JP23907094 A JP 23907094A JP H08107683 A JPH08107683 A JP H08107683A
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secondary side
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primary side
constant
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JP6239070A
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Hirobumi Kita
博文 喜多
Toshiyuki Kaitani
敏之 貝谷
Masahiro Kimata
政弘 木全
Yoshitaka Onishi
良孝 大西
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02PCONTROL OR REGULATION OF ELECTRIC MOTORS, ELECTRIC GENERATORS OR DYNAMO-ELECTRIC CONVERTERS; CONTROLLING TRANSFORMERS, REACTORS OR CHOKE COILS
    • H02P4/00Arrangements specially adapted for regulating or controlling the speed or torque of electric motors that can be connected to two or more different electric power supplies
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02MAPPARATUS FOR CONVERSION BETWEEN AC AND AC, BETWEEN AC AND DC, OR BETWEEN DC AND DC, AND FOR USE WITH MAINS OR SIMILAR POWER SUPPLY SYSTEMS; CONVERSION OF DC OR AC INPUT POWER INTO SURGE OUTPUT POWER; CONTROL OR REGULATION THEREOF
    • H02M3/00Conversion of dc power input into dc power output
    • H02M3/22Conversion of dc power input into dc power output with intermediate conversion into ac
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    • H02M3/28Conversion of dc power input into dc power output with intermediate conversion into ac by static converters using discharge tubes with control electrode or semiconductor devices with control electrode to produce the intermediate ac
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    • H02M3/335Conversion of dc power input into dc power output with intermediate conversion into ac by static converters using discharge tubes with control electrode or semiconductor devices with control electrode to produce the intermediate ac using devices of a triode or a transistor type requiring continuous application of a control signal using semiconductor devices only
    • H02M3/33569Conversion of dc power input into dc power output with intermediate conversion into ac by static converters using discharge tubes with control electrode or semiconductor devices with control electrode to produce the intermediate ac using devices of a triode or a transistor type requiring continuous application of a control signal using semiconductor devices only having several active switching elements
    • H02M3/33576Conversion of dc power input into dc power output with intermediate conversion into ac by static converters using discharge tubes with control electrode or semiconductor devices with control electrode to produce the intermediate ac using devices of a triode or a transistor type requiring continuous application of a control signal using semiconductor devices only having several active switching elements having at least one active switching element at the secondary side of an isolation transformer
    • H02M3/33584Bidirectional converters

Abstract

(57)【要約】 【目的】 電動機の運転制御装置や電動機、配線等を共
通に使用し最小限の回路変更により異なる電源電圧に対
応でき、しかも電力を力行モード及び回生モードの双方
向運転が可能な入力電源側と電動機間を絶縁構造とした
電動機の運転制御装置を得る。 【構成】 絶縁型双方向直流電圧変換回路33と制御回
路35と平滑回路34とを有する絶縁型双方向直流電圧
変換部32とを有する絶縁型双方向直流電圧変換機能付
きのコンバータ部31と、電動機に電力を供給するイン
バータ部5と、を備えた電動機の運転制御装置30。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、異なる電源電圧に対
応する電動機の運転制御装置及び絶縁型双方向直流電圧
変換回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】電動機の運転制御装置に供給される電源
電圧は、電動機の用途や使用する国、地域により大幅に
異なる。例えば日本国内では、家庭用電源はAC100
Vに対し産業用電源ではAC200Vが一般であるが、
海外の国々の産業用電源はAC200V〜230V、3
80V、400V、415V(欧州)やAC240V、
460〜480V(米国)である。総じて産業用に使用
される電源としてはAC200V系、240V系、38
0V系、415V系、480V系に大別される。又、電
動機の使用方法を考えると、加速、通常出力運転、減速
の3つの運転状態がある。この為、電動機の運転制御装
置には、入力電源から電動機にエネルギーを送る機能
(以下、力行モードと記す)と、逆に電動機を発電機と
して運転することで、電動機及び電動機に取り付けられ
ている回転体の回転エネルギーを入力電源に戻す機能
(以下、回生モードと記す)の2つの機能が必要であ
る。
【0003】図28は、従来の電動機の運転制御装置の
主に主回路部分を示すブロック図である。図において、
1は入力電源、2は電動機の運転制御装置、3は電動機
である。又、電動機の運転制御装置2の構成は、4の交
流入力部・直流部を双方向に変換するコンバータ部、及
び5の直流を交流に変換するインバータ部の2つの部分
に大別できる。コンバータ部4において、6はダイオー
ドブリッジ等による整流回路、7はトランジスタブリッ
ジ等による電源周波数を出力する電源用インバータ回
路、8は電源用インバータ回路7の動作を制御する電源
用インバータ制御回路、9は電解コンデンサー等による
平滑回路である。インバータ部5において、10は電動
機3の運転状態に応じた電圧・電流・周波数を出力する
インバータ回路、11はインバータ回路10の動作を制
御するインバータ制御回路、12は外部から与えられる
電動機3の運転指令(加速、減速、回転速度等)を受け
るインターフェイス回路である。図29は電動機の運転
制御装置2、電動機3の電圧仕様と異なる電源電圧に対
応する従来の例である。図において、1aは電圧仕様が
異なる入力電源、13は電圧仕様と異なる電源電圧を仕
様の電圧に電圧変換するトランスである。図30は複数
個の電動機の運転制御装置(2a、2b、2c)及び電
動機(3a、3b、3c)を配置する場合の接続例であ
る。この場合、トランス13にて一括電圧変換を行い各
電動機の運転制御装置(2a、2b、2c)に供給す
る。各電動機の運転制御装置(2a、2b、2c)は外
部より、それぞれの電動機運転指令a、b、cをうけ
る。図31は特開平4−38192号公報に示されてい
る回路図で、コンバータ部の整流回路6とインバータ部
5の間に、直流電圧変換回路20を設けることにより、
電動機3の電圧仕様と異なる電源電圧に対応することが
できる。図において、21は1次側平滑回路、22は2
次側平滑回路、23は放電抵抗、24は放電スイッチ、
25は直流電圧変換回路20およびインバータ部5を制
御する制御回路である。
【0004】次に動作について説明する。まず、図28
の電動機の運転制御装置2について説明する。力行モー
ド時は、電動機の運転制御装置2に入力される交流電圧
1を整流回路6で直流電圧に変換し、平滑回路9で滑ら
かな直流電圧に平滑する。次いでインバータ回路10で
電動機3を運転するのに必要な電圧・電流・周波数の交
流電源に再度変換する。電動機3は、インバータ部5の
出力を受けて、所定の回転速度で運転される。次に回生
モードでは電動機3を発電機として運転するようにイン
バータ回路10が動作する。この結果電動機3の回転エ
ネルギーが平滑回路9を介し電源用インバータ回路7を
経て入力電源1側に返還され、電気的ブレーキがかか
る。またインバータ制御回路11は、インターフェイス
回路12で受けた外部からの電動機運転指令に応じて電
動機3を駆動するようインバータ回路10を制御する。
電源用インバータ回路7は電源電圧の大きさや周波数・
位相及び平滑回路9の電圧を入力とし、回生モード時の
ように電源電圧よりも平滑回路電圧が大きくなった場
合、入力電源と同一周波数・同一位相で電源用インバー
タ回路7を駆動させることでエネルギーを入力電源側に
返還する制御を行う。このようにコンバータ部4は、主
回路の構成要素は多いが機能としては単純であるのに対
し、インバータ部5は、電動機の速度や回転位置を制御
する機能及び外部制御装置とのインターフェイス機能等
が必要であり、電動機の運転制御装置2の中心的機能、
根幹的動作を担う。
【0005】次に電動機の運転制御装置2、電動機3の
電圧仕様と異なる電源電圧に対応する従来例について説
明する。対応方法としては、次の3方法が上げられる。 方法1.電動機の運転制御装置2及び電動機3を、絶縁
耐圧、許容電圧及び電流を考慮し、入力電圧に応じて構
成部品の選定や構造の設計を行う。 方法2.図29に示すように入力電源1aと電動機の運
転制御装置2の間にトランス13を挿入し、電圧変換を
行うことで異なる電源電圧に対応する。 方法3.図31に示すように内部に直流電圧変換回路2
0を設ける。
【0006】上記に上げた異電圧対応方法で、方法1に
よれば、AC200V用の電動機の運転制御装置及び電
動機は耐電圧の点でAC400Vでは使用できず、又A
C100VではAC200Vに比べ電圧が半分となるが
2倍の電流が必要であり、主回路部品の電流容量の点で
使用できない。つまり、結果的にいろいろな電源電圧に
対応して、それぞれ電動機の運転制御装置2、及び電動
機3を用意しなければならない。又、方法2によれば、
様々な電圧に対応できるようトランスを幾種類も用意し
なければならない。又、方法3によれば、電動機3は電
源電圧1aと仕様が異なっていても同一のものが使用で
きるが、絶縁したいという要求に対しては、やはり方法
2と同様にトランスが必要になる。また、やはり様々な
電源電圧に対して内部のインバータ部は同一としても、
電動機の運転制御装置としては幾種類も用意する必要が
ある。
【0007】次に、図32は米国特許第5,027,2
64号明細書に開示されている絶縁型双方向直流電圧変
換回路の回路図である。図において、21は1次側平滑
回路、22は2次側平滑回路、100は絶縁型双方向直
流電圧変換回路、110は絶縁型双方向直流電圧変換回
路100のスイッチング素子制御回路、120は絶縁型
双方向直流電圧変換回路100の電圧ループ制御回路で
ある。また絶縁型双方向直流電圧変換回路100は1次
側スイッチング素子101a〜101d、内蔵トランス
102、2次側スイッチング素子103a〜103dで
構成される。又、i1、iL1、iL2、i2は図の矢印方向
に流れる電流、V1は1次側電圧、V2は2次側電圧を示
す。
【0008】図33は、図32のスイッチング素子制御
回路110の内部の構成例を示す図で、111はパルス
発生回路で、112は位相差phを入力し、パルス発生
回路111の出力パルスの位相を位相差phだけシフト
させる位相シフト回路、113、114はパルス信号を
反転させるNOT回路である。このスイッチング素子制
御回路110により、パルス発生回路111の発生パル
スをplsとすると、1次側スイッチング素子101
a、101dには、plsが入力され、101b、10
1cにはplsを反転したものが入力される。また、2
次側スイッチング素子103a、103dには、pls
を位相差phだけ位相シフトしたものが入力され、10
3b、103cには、plsを位相差phだけ位相シフ
トし反転したものが入力される。図34(a)は、図3
2の電圧ループ制御回路120の内部の構成例を示す図
で、121は絶縁型双方向直流電圧変換回路100の2
次側電圧検出値V2と2次側電圧目標値V2*の差を求め
る減算回路、122は電圧ループゲイン回路で、例えば
比例要素と積分要素で構成される。図34(b)は、図
34(a)をフローチャートで示したもので、ステップ
S101で2次側電圧V2を入力し、ステップS102
で電圧偏差V2erを算出し、ステップS103で制御量
である位相差phを求め、S104で位相差phを出力
する。図35及び図36は、1次側駆動回路と2次側駆
動回路の動作状態を示すタイミングチャート、及びその
電流波形を示す図である。図35は力行モード、図36
は回生モードを示す。又、図35及び図36において信
号101a〜101d、103a〜103dは、図32
の同一符号のスイッチング素子の動作を示し、L(ロ
ー)側はスイッチがオフの状態、H(ハイ)側はスイッ
チがオンの状態を示す。
【0009】次に動作について説明する。絶縁型双方向
直流電圧変換回路100は、1次側直流電圧V1を、2
次側直流電圧V2に絶縁しながら双方向に変換する。次
いで図35、図36にタイミングチャートを示し説明す
る。
【0010】図35の区間アの1次側ではスイッチング
素子101aと101d、2次側では103bと103
cがオンしているので、1次側電流は1次側平滑コンデ
ンサ21→スイッチング素子101a→内蔵トランス1
02→スイッチング素子101d→1次側平滑コンデン
サ21と流れ、内蔵トランス102の1次側にはV1の
電圧が印加される。内蔵トランス102の巻き数比を
n:1とすると、内蔵トランス102の2次側にはほぼ
V1/nの電圧が発生し、内蔵トランス102→スイッ
チング素子103b→2次側平滑コンデンサ22→スイ
ッチング素子103c→内蔵トランス102と電流がな
がれる。その電流値は内蔵トランス102の1次側電流
をiL1、2次側電流をiL2とすると iL2=n・iL1 (1) である。今内蔵トランス102の漏れインダクタンスを
Lhとし相互インダクタンスに比べ十分小さい値を選定
すると、オン時間tに対しiL1は、 iL1=(V1+n・V2)・t/Lh (2) で求まる。いま位相重なり時間ph、このときの電流を
IL1xとする。(2)式から明らかなように、V1+n
・V2に比例して電流が増加する為、短時間で電流が増
加する。
【0011】次に区間イではスイッチング素子103
b、103cがオフとなり、1次側電流経路は同様であ
るが2次側電流は内蔵トランス102→スイッチング素
子103a(併設するダイオード)→2次側平滑コンデ
ンサ22→スイッチング素子103d(併設するダイオ
ード)→内蔵トランス102と電流が流れi2の方向が
逆転する。従って iL1=IL1x+(V1−n・V2)・t/Lh (3) となる。このときの電流値をIL1yとする。
【0012】次に、区間ウではスイッチング素子101
a、101dがオフするので、1次側電流の方向が切り
替わり、内蔵トランス102→スイッチング素子101
c(併設するダイオード)→1次側平滑コンデンサ21
→スイッチング素子101b(併設するダイオード)→
内蔵トランス102と流れる。2次側電流は同様であ
る。電流値は、 iL1=−IL1y+(V1+n・V2)・t/Lh (4) で減少し、iL1=0となるまで続く。
【0013】区間エでは1次側ではスイッチング素子1
01bと101c、2次側では103aと103dがオ
ンしているので、1次側電流は1次側平滑コンデンサ2
1→スイッチング素子101c→内蔵トランス102→
スイッチング素子101b→1次側平滑コンデンサ21
と流れ、2次側では内蔵トランス102→スイッチング
素子103d→2次側平滑コンデンサ22→スイッチン
グ素子103a→内蔵トランス102と電流がながれ
る。その電流値は(2)式と同様である。従って、同一
位相重なり時間phでは、電流はIL1xとなる。
【0014】次に区間オではスイッチング素子103
a、103dがオフとなり、1次側電流経路は同様であ
るが2次側電流は内蔵トランス102→スイッチング素
子103c(併設するダイオード)→2次側平滑コンデ
ンサ22→スイッチング素子103b(併設するダイオ
ード)→内蔵トランス102と電流が流れi2の方向が
逆転する。従って、(3)と同様である。
【0015】次に、区間カではスイッチング素子101
b、101cがオフするので、1次側電流の方向が切り
替わり、内蔵トランス102→スイッチング素子101
a(併設するダイオード)→1次側平滑コンデンサ21
→スイッチング素子101d(併設するダイオード)→
内蔵トランス102と流れる。2次側電流は同様であ
る。電流値は、(4)式と同様であり、iL1=0となる
まで続く。
【0016】次に回生モードの動作について説明する。
回生モードでは電動機が発電機として動作するため、2
次側電圧V2が大きくなり、電力が2次側から1次側へ
逆流する。まず図36の区間キの1次側ではスイッチン
グ素子101bと101c、2次側では103aと10
3dがオンしているので、2次側電流は2次側平滑コン
デンサ22→スイッチング素子103a→内蔵トランス
102→スイッチング素子103d→2次側平滑コンデ
ンサ22と流れ、内蔵トランス102の2次側にはV2
の電圧が印加される。内蔵トランス102の1次側には
ほぼn・V2の電圧が発生し、内蔵トランス102→ス
イッチング素子101b→1次側平滑コンデンサ21→
スイッチング素子101c→内蔵トランス102と電流
がながれる。その電流値は iL1=(V1+n・V2)・t /Lh (5) で求まる。いま位相重なり時間Tx、このときの電流を
IL1xとする。(5)式から明らかなように、V1+n
・V2に比例して電流が増加する為、短時間で電流が増
加する。
【0017】次に区間クではスイッチング素子101
b、101cがオフとなり、2次側電流経路は同様であ
るが1次側電流は内蔵トランス102→スイッチング素
子101a(併設するダイオード)→1次側平滑コンデ
ンサ21→スイッチング素子101d(併設するダイオ
ード)→内蔵トランス102と電流が流れi1の方向が
逆転する。従って、 iL1=−IL1x+(n・V2−V1)・t/Lh (6) となる。このときの電流値をIL1yとする。
【0018】次に区間ケではスイッチング素子103
a、103dがオフするので、2次側電流の方向が切り
替わり内蔵トランス102→スイッチング素子103c
(併設するダイオード)→2次側平滑コンデンサ22→
スイッチング素子103b(併設するダイオード)→内
蔵トランス102と流れる。1次側電流は同様である。
電流値は、 iL1=−IL1y+(V1+n・V2)・t/Lh (7) で減少し、iL1=0となるまで続く。
【0019】区間コでは1次側ではスイッチング素子1
01aと101d、2次側では103bと103cがオ
ンしているので、2次側電流は2次側平滑コンデンサ2
2→スイッチング素子103c→内蔵トランス102→
スイッチング素子103b→2次側平滑コンデンサ22
と流れ、1次側では内蔵トランス102→スイッチング
素子101d→1次側平滑コンデンサ21→スイッチン
グ素子101a→内蔵トランス102と1次電流がなが
れる。その電流値は(5)式と同様である。従って、同
一位相重なり時間phでは、電流はIL1xとなる。
【0020】次に区間サではスイッチング素子101
a、101dがオフとなり、2次側電流経路は同様であ
るが1次側電流は内蔵トランス102→スイッチング素
子101c(併設するダイオード)→1次側平滑コンデ
ンサ21→スイッチング素子101b(併設するダイオ
ード)→内蔵トランス102と電流が流れi1の方向が
逆転する。従って、(6)と同様である。
【0021】次に、区間シではスイッチング素子103
b、103cがオフするので、2次側電流の方向が切り
替わり、内蔵トランス102→スイッチング素子103
a(併設するダイオード)→2次側平滑コンデンサ22
→スイッチング素子103d(併設するダイオード)→
内蔵トランス102と流れる。1次側電流は同様であ
る。電流値は、(7)式と同様であり、iL1=0となる
まで続く。
【0022】従って電流i1、iL1、i2は図35及び図
36に示すように台形波形となり、その伝達電力Pは概
略、 P=(i2の平均電流)×V2≒n・IL1・V2 (8) となる。この様にして絶縁型で、双方向に直流電圧を変
換する事ができる。
【0023】次に図32の特性について説明する。図3
7は内蔵トランス102の漏れインダクタンスLhが4
0uH、巻き数比nが2で、1次側電圧V1が600V
の時、2次側に負荷抵抗R0=3Ωをつなぎ、スイッチ
ング周期Ts=50μsで、位相差phを変化させたと
きの2次側電圧V2を示すグラフである。この図37よ
り、位相差phにより2次側電圧V2が制御できること
がわかる。次に図38(a)は、内蔵トランス102の
巻き数比n=2で、2次側電圧V2を75V一定に制御
して1次側電圧V1を150V、125Vにてトランス
102の2次側電流iL2を観測した結果である。この結
果より、V1=n・V2の時はiL2は台形波形になるが、
V1≠n・V2では台形波形にならずiL2のピーク電流が
大きくなることがわかる。図38(b)は図38(a)
と同一条件で、1次側電圧V1によりiL2のピーク値が
どのように変化するかを見たものである。このように、
図32の絶縁型双方向直流電圧変換回路を位相差制御す
ると、V1=n・V2という関係が成り立つ場合以外は、
ピーク電流が大きくなるということがわかる。
【0024】上記の絶縁型双方向直流電圧変換回路は全
て図32に示した単相のトランスを用いたものについて
述べた。上記米国特許第5,027,264号明細書に
は、図39に示した3相の絶縁型双方向直流電圧変換回
路、あるいは多相の絶縁型双方向直流電圧変換回路につ
いても述べられているが、それらも上記と同様な特性で
ある。
【0025】
【発明が解決しようとする課題】従来の電動機の運転制
御装置は以上のように構成されているので、様々な電源
電圧に対応するために、 1.電源電圧に応じた電動機の運転制御装置と電動機を
幾種類も用意するか、 2.電動機の運転制御装置・電動機の電圧仕様と出力容
量に応じたトランスを電源電圧対応にて幾種類も用意す
るか、 3.電動機は共通とし直流電圧変換回路を内蔵した電動
機の運転制御装置を幾種類も用意する必要があり、機器
の開発性、生産性、在庫管理性、保守管理性等の問題や
課題があった。又、電動機制御用としてはDC300V
〜600Vクラスが主であり、しかも電動機等人体に接
触の機会が多い機器を対象としているため入力電源側と
機器間で完全な絶縁機構が必要である。そのためには上
記1、2は別にトランスを用意する必要があった。又、
電動機の運転制御装置や電動機、トランスは電源電圧仕
様に応じて回路部品(絶縁耐圧や電流容量)を選定する
ため、電源電圧によって外形寸法、外形構造や重量が大
きく異なるため、電動機の運転制御装置や電動機、トラ
ンスの規格化が著しく困難であった。又、電動機を使用
する機器(例えば工場設備機器や工作機械等)もそれぞ
れの電圧仕様に応じた電動機の運転制御装置や電動機、
トランスを組み付ける必要があるが、電圧仕様の変更に
伴い、電動機の運転制御装置や電動機、トランスの交
換、配線工事だけでなく、機器の構造・外形の変更、ひ
いては設置場所の変更等の問題も発生するという問題点
があった。又、電動機の運転制御装置と電動機は電気的
に直接接続されており、これらの機器の絶縁劣化によ
り、感電事故を招く可能性が高かった。
【0026】又、絶縁型双方向直流電圧変換回路であ
る、米国特許第5,027,264号明細書に開示され
ている回路は、過電流になり易く、電流容量の大きなス
イッチング素子や、内蔵トランスが必要であった。
【0027】この発明は上記のような問題点を解決する
ためになされたもので、電動機の運転制御装置や電動
機、配線等を共通に使用し最小限の回路構成の変更によ
り異なる電源電圧に対応でき、しかも電力を力行モード
及び回生モードの双方向運転が可能な入力電源側と電動
機間を絶縁構造とした電動機の運転制御装置を得ること
を目的とする。又、米国特許第5,027,264号明
細書に開示されている絶縁型双方向直流電圧変換回路の
過電流を抑えることも目的とする。
【0028】
【課題を解決するための手段】この発明に係わる電動機
の運転制御装置においては、交流電源電圧を直流電圧に
変換する整流回路と直流電圧を交流電源電圧に変換する
電源用インバータ回路と絶縁型双方向直流電圧変換回路
を有するコンバータ部と、電動機に電力を供給するイン
バータ部と、を備えたものである。
【0029】また、この発明に係わる電動機の運転制御
装置においては、交流電源電圧を直流電圧に変換する整
流回路と直流電圧を交流電源電圧に変換する電源用イン
バータ回路と双方向直流電圧変換回路よりなるコンバー
タ部と、電動機に電力を供給するインバータ部と、電動
機の運転制御装置の構成を、双方向直流電圧変換回路を
具備したコンバータ部と、の2つのブロックに分割し、
それぞれ別々のケースに組み込んだものである。
【0030】また、この発明に係わる絶縁型双方向直流
電圧変換回路は、第1の直流電圧を交流電圧に変換する
スイッチング素子で構成された第1のコンバータと、こ
の第1のコンバータの交流電圧出力に1次側が接続され
たトランスと、このトランスの2次側に接続され交流電
圧を第2の直流電圧に変換するスイッチング素子で構成
された第2のコンバータと、を備え、送電側スイッチン
グ素子全部と受電側スイッチング素子の1部の駆動位相
差制御により伝達電力を制御するものである。
【0031】さらに、この発明に係わる絶縁型双方向直
流電圧変換回路は、1次側電圧と2次側電圧の比を一定
に制御する電圧制御ループ回路と、を備えたものであ
る。
【0032】さらにまた、この発明に係わる絶縁型双方
向直流電圧変換回路は、1次側電圧の2次側換算電圧と
2次側電圧のとの差を一定に制御する電圧制御ループ回
路を備えたものである。
【0033】さらに、この発明に係わる絶縁型双方向直
流電圧変換回路は、動作状況により、2次側電圧一定制
御と、1次側電圧の2次側換算電圧と2次側電圧の差一
定制御、または1次側電圧と2次側電圧の比一定制御を
切り替えて制御する電圧制御ループ回路を備えたもので
ある。
【0034】さらにまた、この発明に係わる絶縁型双方
向直流電圧変換回路は、絶縁型双方向直流電圧変換回路
の制御切り替えを判断する動作状況が、伝達電力であ
り、伝達電力が小さい場合は2次側電圧一定制御、伝達
電力が大きい場合は1次側電圧の2次側換算電圧と2次
側電圧の差一定制御、または1次側電圧と2次側電圧の
比一定制御をする電圧制御ループ回路を備えたものであ
る。
【0035】さらにまた、この発明に係わる絶縁型双方
向直流電圧変換回路は、絶縁型双方向直流電圧変換回路
の制御切り替えを判断する動作状況が、1次側電圧であ
り、1次側電圧が設定値より高い場合は2次側電圧一定
制御、1次側電圧が設定値より低い場合は1次側電圧の
2次側換算電圧と2次側電圧の差一定制御、または1次
側電圧と2次側電圧の比一定制御をする電圧制御ループ
回路を備えたものである。
【0036】また、この発明に係わる絶縁型双方向直流
電圧変換回路は、1次側電圧と2次側電圧の比一定制
御、及び1次側電圧の2次側換算値と2次側電圧の差一
定制御と、2次側電圧一定制御を切り換えて使用する
際、切り替えた制御方法により制御系のゲインを変えて
制御する電圧制御ループ回路を備えたものである。
【0037】また、この発明に係わる絶縁型双方向直流
電圧変換回路は、1次側電圧と2次側電圧の比一定制
御、及び1次側電圧の2次側換算値と2次側電圧の差一
定制御と、2次側電圧一定制御を切り替えて使用する
際、制御方法切り替えの際、2次側電圧の指令値が急変
しないように、指令変化の傾きの最大値を規定する電圧
制御ループ回路を備えたものである。
【0038】また、この発明に係わる絶縁型双方向直流
電圧変換回路は、検出した1次側電圧のリップルを減衰
できるフィルタを備えたものである。
【0039】さらに、この発明に係わる絶縁型双方向直
流電圧変換回路は、1次側電圧と2次側電圧の1次側換
算電圧の差によりパルス幅を変化させるものである。
【0040】また、この発明に係わる電動機の運転制御
装置においては、交流電源電圧を直流電圧に変換する整
流回路と直流電圧を交流電源電圧に変換する電源用イン
バータ回路と絶縁型双方向直流電圧変換回路よりなるコ
ンバータにおいて、電源投入時に、整流回路と絶縁型双
方向直流電圧変換回路を同時に動作させるものである。
【0041】
【作用】この発明における電動機の運転制御装置は、絶
縁型双方向直流電圧変換回路を備えたので、異なる電源
電圧に対してコンバータ部の出力電圧を一定範囲の直流
電圧にすることができ、しかも双方向の電圧変換を行う
ことができる。
【0042】また、この発明における電動機の運転制御
装置は、異なる電源電圧に対して一定範囲の直流電圧に
双方向の電圧変換を行うコンバータ部とインバータ部と
の2つのブロックに分割し、それぞれ別々のケースに内
蔵させたので、異なる電源電圧に対しても、電動機、イ
ンバータ部及びその配線等は同一でコンバータ部のみの
取り替えにて対応が可能となる。
【0043】また、この発明における絶縁型双方向直流
電圧変換回路は、内蔵トランスの送電側スイッチング素
子と受電側の片側アームスイッチング素子の駆動位相差
制御により伝達電力の制御するようにしたので、電流波
形の傾きが半減し、制御性が向上できた。
【0044】さらに、2次側電圧を1次側電圧の変動に
比例して制御するようにしたので、1次側電圧に変動が
あっても最大電流を抑制できる。
【0045】さらにまた、1次側電圧の2次側換算電圧
と2次側電圧との差が一定になるように制御するように
したので、1次側電圧の変動やインバータ部の出力変動
に対し、最大電流を抑制できる。
【0046】さらに、動作状況により2次側電圧一定制
御と、1次側電圧の2次側換算電圧と2次側電圧との差
一定制御、または1次側電圧と2次側電圧の比一定制御
と切り換えて制御するようにしたので、電源電圧の変動
や電動機の出力変動といった状況に応じ最大電流を抑制
できる。
【0047】さらにまた、軽出力の場合は2次側電圧一
定制御、重出力の場合は1次側電圧の2次側換算電圧と
2次側電圧との差一定制御、または1次側電圧と2次側
電圧の比一定制御と切り換えて制御するようにしたの
で、電源電圧の変動や電動機の出力変動に対し、最大電
流を抑制できる。
【0048】さらにまた、1次側電圧が設定値より高い
ときは2次側電圧一定制御、1次側電圧が設定値より低
い場合は1次側電圧の2次側換算電圧と2次側電圧との
差一定制御、または1次側電圧と2次側電圧の比一定制
御と、切り替えて制御するようにしたので、電源投入時
や電源電圧異常時において、最大電流を抑制できる。
【0049】また、2次側電圧一定制御をするときは、
ゲインを適当に高くし、1次側電圧の2次側換算電圧と
2次側電圧との差一定制御、または1次側電圧と2次側
電圧の比一定制御をするときは、ゲインを低く抑えて制
御するようにしたので、2次側電圧一定制御をするとき
は、電圧ループ応答を上げ、1次側電圧の2次側換算電
圧と2次側電圧との差一定制御、または1次側電圧と2
次側電圧の比一定制御をするときは、1次側電圧のリッ
プルにより電流が振動的になるのを抑えることができ
る。
【0050】また、2次側電圧一定制御、1次側電圧の
2次側換算値と2次側電圧との差一定制御、または1次
側電圧と2次側電圧の比一定制御を切り替えて使用する
際、その切り替わり時に2次側電圧の指令値の指令変化
の傾きの最大値を規定するようにしたので、2次側電圧
の指令の急変により発生する過大な電流を抑えることが
できる。
【0051】また、1次側電圧と2次側電圧の比を一定
に制御する際、及び1次側電圧の2次側換算電圧と2次
側電圧の差を一定に制御する際、検出した1次側電圧の
リップルをフィルタにより減衰するようにしたので、1
次側電圧のリップルにより電流が振動的になるのを抑え
ることができる。
【0052】さらに、絶縁型双方向直流電圧変換回路の
1次側電圧と2次側電圧の差により、その電圧差で、設
定した最大ピーク電流になる最大パルス幅を求め、パル
ス幅の上限を制限するようにしたので、電源投入時や、
電圧降下時に最大電流を抑えることができる。
【0053】また、この発明における電動機の運転制御
装置は、交流電源電圧を直流電圧に変換する整流回路と
直流電圧を交流電源電圧に変換する電源用インバータ回
路と絶縁型双方向直流電圧変換回路よりなるコンバータ
において、電源投入時に、整流回路と絶縁型双方向直流
電圧変換回路を同時に動作させ、1次側電圧変化と2次
側電圧変化を同時に行わせるようにしたので、過大な電
流を抑えることができる。
【0054】
【実施例】
実施例1.以下、この発明の一実施例を図1について説
明する。図1はこの発明の一実施例の絶縁型双方向直流
電圧変換回路を具備した電動機の運転の運転制御装置の
ブロック図である。図において、図28に示した従来の
電動機の運転制御装置と異なる記号のみを説明する。3
0は絶縁型双方向直流電圧変換回路を具備した電動機の
運転制御装置、31は絶縁型双方向直流電圧変換機能付
きのコンバータ部、32は絶縁型双方向直流電圧変換
部、33は絶縁型双方向直流電圧変換回路、34は平滑
回路、35は絶縁型双方向直流電圧変換回路33の制御
回路である。
【0055】次にこの発明の動作について説明する。絶
縁型双方向直流電圧変換部32では入力電圧1aの大き
さにより変わる1次側直流電圧V1を、2次側直流電圧
V2に絶縁しながら双方向に変換する。絶縁されている
ため外部にトランスを設けることなく入力電源側と機器
間で完全に絶縁することができ、電動機等人体に接触の
機会が多い機器であっても感電する恐れがなく安全であ
る。
【0056】又、絶縁型双方向直流電圧変換回路33と
しては、従来例の図32や図39で示した回路以外にも
図2に示す回路など様々なものが考えられている。ここ
で図2は、平成5年電気学会全国大会にて提案された回
路図であり、33aは絶縁型双方向直流電圧変換回路で
ある。
【0057】実施例2.図3(a)は電動機の運転制御
装置を双方向直流電圧変換機能付きコンバータ部31と
インバータ部5との2つのモジュールに分割し、別々の
ケースに組み込む構成としたブロック図を示す。図3
(b)は複数台の電動機(3a、3b、3c)を駆動す
る場合の回路構成を示す。双方向直流電圧変換機能付き
コンバータ部31を共通に使用し、各電動機に応じたイ
ンバータ部(5a、5b、5c)を組み合わせる。図3
(c)はインバータ部及び電動機の電圧仕様が入力電圧
1と合致する場合を示す。この場合、図1の双方向直流
電圧変換部32は不必要であり、図27で示す従来の電
動機の運転制御装置のコンバータ部4を1つのモジュー
ルとしてケースに組み込んだものを組み合わせることが
可能である。
【0058】このように、双方向直流電圧変換機能付き
コンバータ部31又はコンバータ部4と、インバータ部
5に分割モジュール化する事により、容易に異なる入力
電圧に対応できる。しかも外部配線が多数複雑に接続さ
れるインバータ部や交換に精度や技術を要する電動機を
そのまま同一のものを使用できるので、電源電圧によら
ず電動機を使用する機器の構造、配線等を共通化でき
る。又の運転制御装置や電動機の種類を最小限に抑える
ことが出来る。例えば、コンバータ部4、インバータ部
5及び電動機をAC200V用とし、電圧変換機能付き
コンバータ部31をAC400V用とすれば、国内のA
C200V電源にたいしてはコンバータ部4とインバー
タ部5を組み合わせて対応し、海外のAC400V電源
に対しては電圧変換機能付きコンバータ部31とインバ
ータ部5を組み合わせて対応する。この結果、国内向け
に製作した機器を400V用の電圧変換機能付きコンバ
ータ部31の交換のみで海外向けに対応できる上に、電
源電圧に係わらずインバータ部5と電動機3の共通化、
それらへの配線と線種(耐電圧やサイズ等)の共通化が
達成できる。
【0059】実施例3.図4は、この発明の一実施例の
絶縁型双方向直流電圧変換回路のブロック図である。即
ち従来例の図32に対し110の絶縁型双方向直流電圧
変換回路のスイッチング素子制御回路部分が異なる(図
4中110aで示す)。図5は、スイッチング素子制御
回路110aの内部構成例を示すブロック図で、従来例
のスイッチング素子制御回路の構成例のブロック図であ
る図33と異なる点は、位相差phにより力行・回生を
判別する力行・回生判別回路115、及び駆動スイッチ
切り替え回路116である。例えば力行・回生判別回路
115は、位相差phが正ならば力行として1を出力
し、phが負ならば回生として0を出力する。それを受
けて駆動スイッチ切り替え回路116は1(力行)なら
ば2次側スイッチング素子103c、103dを遮断
し、1次側スイッチング素子全部と2次側スイッチング
素子の一部で位相差制御を行う。又0(回生)ならば1
次側スイッチング素子101c、101dを遮断し、1
次側スイッチング素子の一部と2次側スイッチング素子
の全部で位相差制御を行う。図6は、内蔵トランス10
2の1次側駆動回路と2次側駆動回路の動作状態を示す
タイミングチャート、及びその電流波形を示す図であ
る。(a)は力行モード、(b)は回生モードを示す。
【0060】また、この発明の動作について説明する。
この発明は1次側スイッチング素子と2次側スイッチン
グ素子を同時に駆動し、その位相差を制御する事で伝達
電力の制御を行うと同時に、位相重なり時間ph(位相
差)の時間を長くすることで制御性の向上をはかるもの
である。図6及び図7において、区間ア、エ、キ、コ以
外は図35と同一であり説明を省略する。まず図6
(a)の区間アの1次側ではスイッチング素子101a
と101d、2次側では103bがオンしているので、
1次側電流は1次側平滑コンデンサ21→スイッチング
素子101a→内蔵トランス102→スイッチング素子
101d→1次側平滑コンデンサ21と流れ、内蔵トラ
ンス102の1次側にはV1の電圧が印加される。内蔵
トランス102の2次側にはほぼV1/nの電圧が発生
し、内蔵トランス102→スイッチング素子103b→
スイッチング素子103d(併設するダイオード)→内
蔵トランス102と2次電流がながれる。その電流値は iL1=V1・t/Lh (9) で求まる。(2)式に比べ(9)式ではiL1の増加する
早さが約半分のため、IL1xを同程度とするにはphを
2倍にでき、従来例に比べ制御が容易になる。
【0061】また、区間エではスイッチング素子101
bと101c、2次側では103aがオンしているの
で、1次側電流は1次側平滑コンデンサ21→スイッチ
ング素子101c→内蔵トランス102→スイッチング
素子101b→1次側平滑コンデンサ21と流れ、2次
側には内蔵トランス102→スイッチング素子103c
(併設するダイオード)→スイッチング素子103a→
内蔵トランス102と2次電流がながれ、その電流値は
(9)式と同一である。
【0062】また回生モードでは、図7の区間キの1次
側ではスイッチング素子101b、2次側では103
a、103dがオンしているので、2次側電流は2次側
平滑コンデンサ22→スイッチング素子103a→内蔵
トランス102→スイッチング素子103d→2次側平
滑コンデンサ22と流れ、1次側は内蔵トランス102
→スイッチング素子101b→スイッチング素子101
d(併設するダイオード)→内蔵トランス102と2次
電流がながれる。その電流値は(9)で求まる。
【0063】また、区間コではスイッチング素子101
a、2次側では103bと103cがオンしているの
で、2次側電流は2次側平滑コンデンサ22→スイッチ
ング素子103c→内蔵トランス102→スイッチング
素子103b→2次側平滑コンデンサ22と流れ、1次
側には内蔵トランス102→スイッチング素子101c
(併設するダイオード)→スイッチング素子101a→
内蔵トランス102と1次電流がながれ、その電流値は
(9)式と同一である。
【0064】図6及び図7にて明らかなように、力行時
は区間ア、エで2次側平滑回路22に電流が戻らず、回
生時は区間キ、コで1次側平滑回路21に電流が戻らな
い為平滑用の電解コンデンサのリップル電流が減り、電
解コンデンサの省容量化と長寿命化が図れる。
【0065】実施例4.図8は、この発明の一実施例の
絶縁型双方向直流電圧変換回路のブロック図である。即
ち従来例の図32に対し120の絶縁型双方向直流電圧
変換回路の電圧ループ制御回路部分が異なる(図8中1
20aで示す)。この発明は電圧ループ制御回路を改善
したものである。従来例では、V2が一定となるよう制
御したが、実施例4では、V1とV2の比が一定となるよ
う制御する。図9(a)は、電圧ループ制御回路120
aの内部構成例を示すブロック図で、従来例の電圧ルー
プ制御回路の構成例のブロック図である図34(a)と
異なる点は、2次側電圧指令値V2refを1次側電圧V1
より求める電圧比乗算回路123を設けたことである。
ここで1次側電圧と2次側電圧の比はnkとした。こう
することにより1次側電圧と2次側電圧の比を一定に制
御する。又、図9(b)は、図9(a)の動作をフロー
チャートで示したもので、ステップS1で1次側電圧を
入力し、ステップS2で2次側電圧指令V2refを1次側
電圧V1をnkで割ることにより求める。そして次にそ
のV2refより、ステップS101〜S104を実行す
る。このステップS101〜S104は従来の電圧ルー
プ制御回路120のフローと同様である。
【0066】ついで動作について説明する。従来例で説
明した絶縁型双方向直流電圧変換回路の特性を示す図3
8(b)に示すように、トランス電流iL2は、1次側電
圧V1と2次側電圧V2の比によりそのピーク値が大きく
変わる。最もピーク電流が小さくなるのは、V1=n・
V2の時であり、逆にV1/n=V2ref(言い替えればV
1/n:V2ref=1:1)で制御すれば、その時点での
V1において最も低い電流とする事ができる。つまり上
記1次側電圧と2次側電圧の比nkを、トランス102
の巻き数比nとすることにより、ピーク電流を抑えた状
態で制御することができる。又例えばnk=n・0.9
(言い替えればV1/n:V2ref=0.9:1)として
制御しても2次側電圧を一定に制御するよりもピーク電
流がむやみに増大するのを防ぐことができる。
【0067】実施例5.図10は、この発明の一実施例
の絶縁型双方向直流電圧変換回路のブロック図である。
即ち従来例の図32に対し、絶縁型双方向直流電圧変換
回路の電圧ループ制御回路120部分が異なる(図10
中120bで示す)。この発明は電圧ループ制御回路を
改善したものである。従来例ではV2が一定となるよう
制御したが、実施例5では、V1/nとV2の差が一定と
なるよう制御する。図11(a)は、電圧ループ制御回
路120bの内部構成例を示すブロック図で、従来例の
電圧ループ制御回路の構成例のブロック図である図34
(a)と異なる点は、1次側電圧V1を2次側に換算す
る2次側換算回路124を設け、2次側換算した1次側
電圧V1/nに電圧差指令△V*を加算器125により加
算してやることにより、2次側電圧指令V2refを求める
ようにしたことである。こうすることにより2次側換算
1次側電圧と2次側電圧の差を一定に制御する。又、図
11(b)は、図11(a)をフローチャートで示した
もので、ステップS1で1次側電圧を入力し、ステップ
S3で2次側電圧指令V2refを2次側換算1次側電圧V
1/nと△V*を足すことにより求める。そして次にその
V2refより、ステップS101〜S104を実行する。
このステップS101〜S104は従来の電圧ループ制
御回路120のフローと同様である。
【0068】ついで動作について説明する。実施例4で
述べたように、トランス電流iL2は、1次側電圧V1と
2次側電圧V2の比によりそのピーク値が大きく変わ
る。最もピーク電流が小さくなるのは、V1=n・V2の
時であり、逆にV1/n=V2refで制御すれば、その時
点でのV1において最も低い電流とする事ができる。こ
れは実施例5では、△V*=0Vとすることで同様なこ
とができる。又、例えば△V*=33.3Vとしても2
次側電圧を一定に制御するよりもピーク電流がむやみに
増大するのを防ぐことができる。この実施例5と実施例
4の違いは以下のように説明される。例えば実施例4
で、nk=n・0.9、n=2として制御する場合、V
1=600VならばV2ref=333.3V、V1=700
VならばV2ref=388.9V、V1=500Vならば
V2ref=277.8Vとなる。一方、実施例5の差一定
制御によれば、△V*=33.3Vとすると、V1=60
0VならばV2ref=333.3V、V1=700Vなら
ばV2ref=383.3V、V1=500VならばV2ref
=283.3Vとなり、実施例4による比一定制御より
V1の変動に対して多少であるが、V2refの変動範囲が
狭くなっている。しかし、V1=500Vにおいて、V1
/n:V2ref=0.88:1となっており、実施例4に
よる0.9:1よりピーク電流が増えてしまう。つま
り、ある程度ピーク電流を抑えて、多少でも2次側電圧
の変動を抑えたいときは、実施例5による2次側換算1
次側電圧と2次側電圧の差を一定に制御する方法をと
り、ピーク電流を確実に抑えたいときは、実施例4によ
る1次側電圧と2次側電圧の比を一定に制御する方法を
とる。
【0069】実施例6.従来例ではV2を一定に制御
し、また実施例4ではV1とV2の比を一定に制御、実施
例5ではV1/nとV2の差を一定に制御したが、実施例
6は電圧ループ制御回路を改善したものである。絶縁型
双方向直流電圧変換回路として、2次側電圧を一定に制
御する必要のある用途においては、従来例のように2次
側電圧を一定に制御すれば良いが、その場合図38
(b)に示すように、1次側電圧によってピーク電流が
増大してしまう。そこで実施例4の電圧比一定制御や、
実施例5の電圧差一定制御によればピーク電流を抑える
ことができる。しかし実施例4及び実施例5では、1次
側電圧の変動が2次側電圧に直接影響してしまい、2次
側電圧を一定に制御する必要のある用途においては問題
となる。そこで、実施例6では、動作状況により2次側
電圧一定制御と、1次側電圧と2次側電圧の比一定制
御、及び2次側換算1次側電圧と2次側電圧の差一定制
御を切り替えて使用することにより、実動作状況におい
ては2次側電圧を一定に制御し、ピーク電流を抑えたい
ときは1次側電圧と2次側電圧の比一定制御、もしくは
2次側換算1次側電圧と2次側電圧の差一定制御とす
る。
【0070】次にこの発明の動作について説明する。こ
こでは2次側電圧一定制御と、1次側電圧と2次側電圧
の比一定制御を、絶縁型双方向直流電圧変換回路のスイ
ッチング素子の温度によって切り替える例を示す。図1
2は、この発明の一実施例の絶縁型双方向直流電圧変換
回路のブロック図である。即ち従来例の図32に対し温
度検出器126と絶縁型双方向直流電圧変換回路の電圧
ループ制御回路120c部分が異なる。図13(a)
は、電圧ループ制御回路120cの内部構成例を示すブ
ロック図で、従来例の電圧ループ制御回路の構成例のブ
ロック図である図34(a)と異なる点は、2次側電圧
指令値V2ref を1次側電圧V1より求める電圧比乗算回
路123を設け、さらに図12の温度検出器126より
入力したスイッチング素子の温度thと設定温度th0
を比較し、その大小関係を判断する温度判定回路12
7、及び温度判定回路127の出力により制御を切り替
えるスイッチ128a、128bを設けたことである。
こうすることにより2次側電圧一定制御と、1次側電圧
と2次側電圧の比一定制御をスイッチング素子の温度t
hによって切り替えることができる。
【0071】又、図13(b)は、図13(a)の動作
をフローチャートで示したもので、ステップS4でスイ
ッチング素子の温度thを入力し、ステップS5でth
とth0を比較しスイッチング素子の温度thが設定温
度th0より大きければ、ステップS6でスイッチ12
8aをオフ、スイッチ128bをオンする。又逆にスイ
ッチング素子の温度thが設定温度th0より小さけれ
ば、ステップS7でスイッチ128aをオン、スイッチ
128bをオフする。ステップS6へ進んだ場合は、1
次側電圧と2次側電圧の比一定制御であり、ステップS
8で1次側電圧V1を入力し、ステップS9で2次側電
圧指令V2refを、1次側電圧V1を目標電圧比nkで割
ることにより求める。ステップS7に進んだ場合は、2
次側電圧一定制御で、ステップS10で2次側電圧指令
V2refとして2次側電圧目標値V2*(固定値)を代入す
る。以上のようにしてスイッチング素子の温度thによ
り異なる2次側指令電圧となる。そして次にそのV2ref
より、ステップS101〜S104を実行する。このス
テップS101〜S104は従来の電圧ループ制御回路
120のフローと同様である。
【0072】こうすることにより、双方向直流電圧変換
回路のスイッチング素子の温度が高いときは、極力電流
を低く抑え、温度上昇を抑え、双方向直流電圧変換回路
のスイッチング素子の加熱破壊を防ぐことができる。ま
た双方向直流電圧変換回路の温度が低いときは、多少電
流ピークは大きくなるものの、2次側電圧を一定に保つ
ことができる。
【0073】実施例7.実施例6では、動作状況により
2次側電圧一定制御と、1次側電圧と2次側電圧の比一
定制御、及び2次側換算1次側電圧と2次側電圧の差一
定制御を切り替えて使用することを示したが、実施例7
は、電圧ループ制御回路を改善したものであり、その制
御を切り替える動作状況が伝達電力であることを特徴と
しているる。実施例6では、制御切り換えの判断基準の
例として、スイッチング素子の温度により判断したが、
スイッチング素子のジャンクション温度の検出は正確に
出来ないことが多く、ケースの温度などで代用してい
る。そのため急激な負荷の変動などにより温度が急上昇
した場合などは、ジャンクション温度を低く見積もって
しまい加熱破壊に至ってしまう。そこで実施例7は、伝
達電力より、軽負荷時は2次電圧の一定値制御を行い、
重負荷時には1次側電圧と2次側電圧の比一定制御、も
しくは2次側換算1次側電圧と2次側電圧の差一定制御
を行うものである。
【0074】次に動作について説明する。ここでは2次
側電圧一定制御と、1次側電圧と2次側電圧の比一定制
御を、絶縁型双方向直流電圧変換回路の2次側伝達電力
によって切り替える例を示す。図14は、この発明の一
実施例の絶縁型双方向直流電圧変換回路のブロック図で
ある。即ち従来例の図32に対し絶縁型双方向直流電圧
変換回路の電圧ループ制御回路120d部分が異なる。
図15(a)は、電圧ループ制御回路120dの内部構
成例を示すブロック図で、実施例6の電圧ループ制御回
路の構成例のブロック図である図13(a)と異なる点
は、制御を切り替えるスイッチ128a、128bを2
次側電力によって切り替えるために、2次側電流平均回
路129、電力検出回路130、電力判定回路131を
設けたことである。こうすることにより2次側電圧一定
制御と、1次側電圧と2次側電圧の比一定制御を2次側
伝達電力により切り替えることができる。
【0075】又、図15(b)は、図15(a)の動作
をフローチャートで示したもので、ステップS11で2
次側電流i2を入力し、ステップS12で2次側電流i2
の平均値I2を求め、ステップS13で2次側電圧V2
を入力し、ステップS14で2次側伝達電力Pを求め
る。次にステップS15で伝達電力Pと設定電力P0を
比較し伝達電力Pが設定電力P0より大きければ、ステ
ップS6でスイッチ128aをオフ、スイッチ128b
をオンする。又逆に伝達電力Pが設定電力P0より小さ
ければ、ステップS7でスイッチ128aをオン、スイ
ッチ128bをオフする。ステップS6へ進んだ場合
は、1次側電圧と2次側電圧の比一定制御であり、ステ
ップS8で1次側電圧V1を入力し、ステップS9で2
次側電圧指令V2refを1次側電圧V1を目標電圧比nk
で割ることにより求める。ステップS7に進んだ場合
は、2次側電圧一定制御で、ステップS10で2次側電
圧指令V2refとして2次側電圧目標値V2*(固定値)を
代入する。以上のようにして伝達電力Pにより異なる2
次側指令電圧となる。そして次にそのV2refより、ステ
ップS101〜S104を実行する。このステップS1
01〜S104は従来の電圧ループ制御回路120のフ
ローと同様である。
【0076】こうすることにより、急激な負荷変動によ
り伝達電力が増えた場合、温度が上昇するのをいち早く
防ぐために、電流ピークを抑えるべく1次側電圧と2次
側電圧の比一定制御を行い、温度破壊を防ぐことができ
る。また双方向直流電圧変換回路の伝達電力が低いとき
は、多少電流ピークは大きくなるものの、2次側電圧を
一定に保つことができる。
【0077】実施例8.実施例6では、動作状況により
2次側電圧一定制御と、1次側電圧と2次側電圧の比一
定制御、及び2次側換算1次側電圧と2次側電圧の差一
定制御を切り替えて使用することを示したが、実施例8
は電圧ループ制御回路を改善したものであり、その制御
を切り替える動作状況が1次側電圧であることを特徴と
している。電源電圧が大きく変化する場合、例えば、電
源投入時や電源異常時において、2次側電圧一定制御に
していると従来例で説明した図38(b)によると電流
ピークが上昇してしまう。そこでこの発明では、1次側
電圧V1が設定値(下限)V1nより小さい、または設定
値(上限)V1pより大きいときは1次側電圧と2次側電
圧の比一定制御、もしくは2次側換算1次側電圧と2次
側電圧の差一定制御を行い、通常は2次側電圧一定制御
を行う。
【0078】次に動作について説明する。ここでは2次
側電圧一定制御と、1次側電圧と2次側電圧の比一定制
御を、絶縁型双方向直流電圧変換回路の1次側電圧によ
って切り替える例を示す。図16は、この発明の一実施
例の絶縁型双方向直流電圧変換回路のブロック図であ
る。即ち従来例の図32に対し絶縁型双方向直流電圧変
換回路の電圧ループ制御回路120e部分が異なる。図
17(a)は、電圧ループ制御回路120eの内部構成
例を示すブロック図で、実施例6の電圧ループ制御回路
の構成例のブロック図である図13(a)と異なる点
は、制御を切り替えるスイッチ128a、128bを1
次側電圧によって切り替えるために、132の電圧判定
回路を設けたことである。こうすることにより2次側電
圧一定制御と、1次側電圧と2次側電圧の比一定制御を
1次側電圧により切り替えることができる。
【0079】又、図17(b)は、図17(a)の動作
をフローチャートで示したもので、ステップS16で1
次側電圧V1を入力し、ステップS17で1次側電圧V1
と設定電圧(下限)V1n及び設定電圧(上限)V1pを比
較しV1がV1nより小さいか、V1pより大きければ、ス
テップS6でスイッチ128aをオフ、スイッチ128
bをオンする。又逆にV1がV1nより大きく、V1pより
小さければ、ステップS7でスイッチ128aをオン、
スイッチ128bをオフする。ステップS6へ進んだ場
合は、1次側電圧と2次側電圧の比一定制御であり、ス
テップS8で1次側電圧V1を入力し、ステップS9で
2次側電圧指令V2refを1次側電圧V1を目標電圧比n
kで割ることにより求める。ステップS7に進んだ場合
は、2次側電圧一定制御で、ステップS10で2次側電
圧指令V2refとして2次側電圧目標値V2*(固定値)を
代入する。以上のようにして1次側電圧V1により異な
る2次側指令電圧となる。そして次にそのV2refより、
ステップS101〜S104を実行する。このステップ
S101〜S104は従来の電圧ループ制御回路120
のフローと同様である。
【0080】こうすることにより電源投入時や電源異常
時などで1次側電圧V1が大きく変化した場合でもトラ
ンス電流ピーク値は過度に増加することはなく、また通
常は2次側電圧を一定にすることができる。
【0081】実施例9.実施例6では、動作状況により
2次側電圧一定制御と、1次側電圧と2次側電圧の比一
定制御、及び2次側換算1次側電圧と2次側電圧の差一
定制御を切り替えて使用する時、切り替えた制御方法に
よらず同じゲインKを用いていたが、この発明は電圧ル
ープ制御回路を改善したものであり、その切り替えた制
御方法によりゲインを変えることを特徴としている。1
次側電圧と2次側電圧の比一定制御、または2次側換算
1次側電圧と2次側電圧の差一定制御の時、1次側電圧
にリップルがのっていると、2次側電圧指令にもリップ
ルがのってしまう。負荷によりこのリップルが問題にな
る場合もあるが、問題にならない場合もある。しかし例
え負荷にとって問題にならない場合でも、この指令にの
ったリップルにより、ゲインを高くすると絶縁型双方向
直流電圧変換回路のトランス電流が振動的になってしま
い、ピーク電流が高くなり、絶縁型双方向直流電圧変換
回路のスイッチング素子が破壊したりする恐れがある。
そのため、ゲインを低く抑え、1次側電圧のリップルに
応答しないようにしなければならない。一方、2次側電
圧一定制御では、指令に1次側電圧のリップルが影響す
ることはなく、1次側電圧と2次側電圧の比一定制御、
または2次側換算1次側電圧と2次側電圧の差一定制御
の時よりもゲインを上げ、電圧ループの応答を高めるこ
とができる。そこで、実施例8で述べたような、1次側
電圧と2次側電圧の比一定制御、または2次側換算1次
側電圧と2次側電圧の差一定制御を行うのは電源投入時
や電源以上時のみといった場合には、そのときだけ低ゲ
インK1を使い、通常動作時の2次側電圧一定制御の時
は、必要なだけ電圧ループの応答を高めるための高ゲイ
ンK2とする。
【0082】次に動作について説明する。ここでは2次
側電圧一定制御と、1次側電圧と2次側電圧の比一定制
御を、絶縁型双方向直流電圧変換回路の1次側電圧によ
って切り替え、1次側電圧と2次側電圧の比一定制御の
時は低ゲインK1、2次側電圧一定制御の時は高ゲイン
K2を用いて制御する例を示す。図18は、この発明の
一実施例の絶縁型双方向直流電圧変換回路のブロック図
である。即ち従来例の図32に対し絶縁型双方向直流電
圧変換回路の電圧ループ制御回路120f部分が異な
る。図19(a)は、電圧ループ制御回路120fの内
部構成例を示すブロック図で、第8の発明の電圧ループ
制御回路の構成例のブロック図である図17(a)と異
なる点は、1次側電圧と2次側電圧の比一定制御の時の
電圧ループゲイン回路122aと、2次側電圧一定制御
の時の電圧ループゲイン回路122bを設け、制御を切
り替えるスイッチ128a、128bを、両電圧ループ
ゲイン回路122a、122bの後に設けたことであ
る。こうすることにより2次側電圧一定制御と、1次側
電圧と2次側電圧の比一定制御を1次側電圧により切り
替え、さらに切り替えた制御方法によりゲインを変える
ことができる。
【0083】又、図19(b)は、図19(a)の動作
をフローチャートで示したもので、ステップS18で2
次側電圧V2を入力し、ステップS19で1次側電圧V1
を入力し、ステップS20で1次側電圧V1と設定電圧
(下限)V1n及び設定電圧(上限)V1pを比較しV1が
V1nより小さいか、V1pより大きければ、ステップS6
でスイッチ128aをオフ、スイッチ128bをオンす
る。又逆にV1がV1nより大きく、V1pより小さけれ
ば、ステップS7でスイッチ128aをオン、スイッチ
128bをオフする。ステップS6へ進んだ場合は、1
次側電圧と2次側電圧の比一定制御であり、ステップS
9で2次側電圧指令V2refを1次側電圧V1を目標電圧
比nkで割ることにより求め、ステップS21で2次側
電圧指令V2refと2次側電圧V2の差をとり電圧偏差V2
erを求め、そしてステップS22でその電圧偏差V2er
に低ゲインK1を乗算し位相差phを求める。ステップ
S7に進んだ場合は、2次側電圧一定制御で、ステップ
S10で2次側電圧指令V2refとして2次側電圧目標値
V2*(固定値)を代入し、ステップS23で2次側電圧
指令V2refと2次側電圧V2の差をとり電圧偏差V2erを
求め、ステップS24でその電圧偏差V2erに高ゲイン
K2を乗算し位相差phを求める。以上のようにして1
次側電圧V1により異なる位相差となる。そして次にそ
の位相差phを、ステップS104で出力する。
【0084】こうすることにより、1次側電圧と2次側
電圧の比一定制御、あるいは2次側換算1次側電圧と2
次側電圧の差一定制御の時は1次側電圧のリップルによ
る絶縁型双方向直流電圧変換回路のトランス電流の振動
を防ぐことができる。また、2次側電圧一定制御の時
は、ゲインを上げて応答を高くすることができる。
【0085】実施例10.実施例6では、動作状況によ
り2次側電圧一定制御と、1次側電圧と2次側電圧の比
一定制御、及び2次側換算1次側電圧と2次側電圧の差
一定制御を切り替えて使用する時、2次側電圧指令が急
変する場合があった。この発明は電圧ループ制御回路を
改善したものであり、その切り替えの際に2次側電圧指
令が滑らかに変わるようにすることを特徴としている。
実験によると、2次側電圧指令が急上昇するとき過渡的
にトランス電流が増大する。2次側電圧指令が急降下す
るときはトランスピーク電流は増大しない。この2次側
電圧指令の急上昇は、1次側電圧が低いとき1次側電圧
と2次側電圧の比一定制御をしていて、2次側電圧一定
制御に切り替える場合、または1次側電圧が高いとき2
次側電圧一定制御していて、1次側電圧と2次側電圧の
比一定制御に切り替える場合に起こりうる。この様なこ
とを避けるために、指令変化の傾きの最大値を規定し
て、指令変化の急変を避ける。
【0086】次に動作について説明する。ここでは2次
側電圧一定制御と、1次側電圧と2次側電圧の比一定制
御を、絶縁型双方向直流電圧変換回路の1次側電圧によ
って切り替える場合について示す。また説明を簡単にす
るため、1次側電圧が低いときに、1次側電圧と2次側
電圧の比一定制御から2次側電圧一定制御に切り替える
際に、2次側電圧指令の急変を抑える例を示す。図20
は、この発明の一実施例の絶縁型双方向直流電圧変換回
路のブロック図である。即ち従来例の図32に対し12
0gの絶縁型双方向直流電圧変換回路の電圧ループ制御
回路部分が異なる。
【0087】図21(a)は、電圧ループ制御回路12
0gの内部構成例を示すブロック図で、ソフトウエアで
構成することを1部意識している。この図21(a)
が、実施例8の電圧ループ制御回路の構成例のブロック
図である図17(a)と異なる点は、2次側電圧指令V
2refの1サンプリング前の値を出力する1サンプリング
遅延回路133、その1サンプリング遅延回路133の
出力を受けて指令が変化する際にその急変をやわらげる
指令変化の傾きを制限する回路134を設けたことであ
る。こうすることにより1次側電圧が低いときに、1次
側電圧と2次側電圧の比一定制御から2次側電圧一定制
御に切り替える際に、2次側電圧指令の急変を抑えるこ
とができる。
【0088】又、図21(b)は、図21(a)の動作
をフローチャートで示したもので、ステップS25、S
26以外は実施例8の図17(b)と同様であるので、
ここでは主にステップS25、S26について説明す
る。1次側電圧V1が設定値(下限)V1nよりわずかに
低い状況からわずかに高くなった場合、2次側電圧指令
V2refは、実施例8では、V1/nkで決まっていたも
のが、V2*となり、急激に上昇する。図21(b)に示
したステップS25、ステップS26はそれを防ぐもの
で、V2refがV1/nkからV2*変わる際に、ステップ
S25でV2*と1サンブリング前のV2refの差を指令電
圧最大変化量△V2maxと比較し、大きければステップS
26を実行し、小さければステップS10を実行する。
ステップS26は1サンプリング前のV2refに△V2max
を加算して、新たなV2refとする。
【0089】こうすることにより、1次側電圧と2次側
電圧の比一定制御と2次側電圧一定制御を切り替える際
に、2次側電圧指令が急変して絶縁型双方向直流電圧変
換回路のトランス電流のピーク値が増大するのを防ぐこ
とができる。なお、この実施例では説明を簡単にするた
め1次側電圧が低いときに、1次側電圧と2次側電圧の
比一定制御から2次側電圧一定制御に切り替える場合し
か説明しなかったが、1次側電圧が高い場合に2次側電
圧一定制御から1次側電圧と2次側電圧の比一定制御に
切り替える場合や、1次側電圧と2次側電圧の比一定制
御ではなく、2次側換算1次側電圧と2次側電圧の差一
定制御においても同様な方法で、2次側電圧指令の急変
を避けピーク電流を抑えることができる。
【0090】実施例11.実施例4で1次側電圧と2次
側電圧の比一定制御を、実施例5で2次側換算1次側電
圧と2次側電圧の差一定制御を述べたが、実施例9で説
明したように、1次側電圧にリップルがのっている場
合、ゲインを上げると絶縁型双方向直流電圧変換回路の
トランス電流が振動的になってしまうという問題があっ
た。そこで、この発明は電圧ループ制御回路を改善した
ものであり、1次側電圧と2次側電圧の比一定制御、ま
たは2次側換算1次側電圧と2次側電圧の差一定制御に
おいて、1次側電圧検出値のリップルを減衰できるフィ
ルタを設けることによりゲインを上げても絶縁型双方向
直流電圧変換回路のトランスの電流が振動的にならない
ようにしたことを特徴としている。実施例9で述べたよ
うに、絶縁型双方向直流電圧変換回路のトランス電流の
振動を抑えるためには、ゲインを低くしてやれば良い
が、それでは、電圧ループの応答が遅くなり、負荷変動
などによる2次側電圧の変動が大きくなってしまう。実
施例9では、通常動作時は2次側電圧一定制御して、ゲ
インを上げ、電圧ループの応答を高くしている。しか
し、それでは、1次側電圧の変動によりピーク電流が大
きくなってしまうことある程度我慢しなければならな
い。この発明は、2次側電圧を一定に制御するよりもピ
ーク電流をなるべく小さく抑えたまま、ゲインを上げ、
電圧ループの応答を高くしたい場合に適している。
【0091】次に動作について説明する。ここでは、1
次側電圧と2次側電圧の比一定制御のみ示す。図22
は、この発明の一実施例の絶縁型双方向直流電圧変換回
路のブロック図である。即ち従来例の図32に対し絶縁
型双方向直流電圧変換回路の電圧ループ制御回路120
h部分が異なる。図23(a)は、電圧ループ制御回路
120hの内部構成例を示すブロック図で、実施例4の
電圧ループ制御回路の構成例のブロック図である図9
(a)と異なる点は、検出した1次側電圧V1のリップ
ルを減衰できるフィルタ回路135を設けたことであ
る。こうすることにより1次側電圧V1にリップルがの
っていても、絶縁型双方向直流電圧変換回路のトランス
電流が振動的になることなく、ゲインを上げ、電圧ルー
プの応答を高くできる。
【0092】又、図23(b)は、図23(a)の動作
をフローチャートで示したもので、ステップS27以外
は実施例4の図9(b)と同様である。ステップS27
は検出した1次側電圧のリップル分を減衰する。ここ
で、絶縁型双方向直流電圧変換回路の1次側が3相全波
整流回路で、電源周波数が60Hzであったなら、36
0Hzの周波数成分を減衰できるフィルタとすれば良
い。なおこのフィルタ回路として360Hzを減衰でき
る1次遅れフィルタを用いて実験したところ、ある程度
ゲインを上げても、トランス電流には振動もなく良好で
あった。
【0093】実施例12.従来例で述べた(2)式によ
ると位相重なり区間では1次側電圧と1次側換算2次側
電圧の和(V1+n・V2)に比例して電流が上昇する。
また位相が重なっていないときは、(3)式に示すよう
に1次側電圧と1次側換算2次側電圧の差(V1−n・
V2)に比例して電流が上昇する。今1次側電圧と1次
側換算2次側電圧の差が大きいとすると、位相が重なっ
ているときはもとより、位相が重なっていないときもか
なり急激に電流が上昇して、結果的にピーク電流が大き
くなってしまう。つまり1次側電圧と1次側換算2次側
電圧の差が大きければ必然的にピーク電流が大きくなっ
てしまう。
【0094】この発明は、電圧ループ制御回路及びスイ
ッチング素子制御回路を改善したものであり、最大ピー
ク電流を設定し、動作している時、常に1次側電圧と1
次側換算2次側電圧の差を監視して、さらにその電圧差
と漏れインダクタンスより、設定した最大ピーク電流に
なるのに要する最大パルス幅を演算し、パルス幅が常に
その最大パルス幅以下になるようにする。(3)式よ
り、1次側電流iL1が1次側最大電流設定値Ipeekとな
る時間Tmaxは、 Tmax=(Ipeek−IL1x)・Lh/|(V1−n・V2)| (10) となる。ここで、パルス幅を狭くした場合、位相重なり
時間はなくなるので、位相重なりによる電流IL1xはゼ
ロとなり(10)式は次のようになる。 Tmax=Ipeek・Lh/|(V1−n・V2)| (11) (10)式、(11)式で(V1−n・V2)の絶対値を
とっているのは、(V1−n・V2)が負の時、Ipeekを
正にとっているのでTmaxが負になってしまう。この様
な状況を避けるため、絶対値をとる。通常の位相差制御
での動作時は、パルス幅は、スイッチング周期Tとする
とDUTY50%なのでT/2となる。またそのとき
は、|(V1−n・V2)|が小さいためTmaxが大きく
なり、T/2がTmaxを越えることはない。しかし、電
源投入時や電圧降下時には|(V1−n・V2)|が大き
くなるのでTmaxが小さくなり、T/2がTmaxを越えて
しまう。つまり、Ipeek以上の電流が流れることにな
る。そこで、T/2がTmaxを越えるときは、パルス幅
をTmaxで制限してやることにより、設定したIpeek以
上の電流が流れなくなる。
【0095】次に動作について説明する。ここでは、2
次側電圧一定制御で、|(V1−n・V2)|が大きくな
ったとき、いかにパルス幅を制限するかについての例を
示す。図24は、この発明の一実施例の絶縁型双方向直
流電圧変換回路のブロック図である。即ち従来例の図3
2に対し、スイッチング素子制御回路110i、及び絶
縁型双方向直流電圧変換回路の電圧ループ制御回路12
0i部分が異なる。図25(a)は、スイッチング素子
制御回路110iの内部構成例を示すブロック図で、図
25(b)は、そのタイミングチャートを示す。図25
(a)において、117は0〜1の範囲で三角波を出力
する三角波発生回路、118はその三角波発生回路11
7の出力を反転する反転回路、119a、119bはP
WM回路、112a、112bは位相シフト回路であ
る。従来例で説明したスイッチング素子制御回路110
の内部構成図33との違いは、DU(デューティ)入力
によりパルス幅を制限できるようにしたことである。例
えばDU=0.5の時は従来と全く同様の信号をスイッ
チング素子へ出力する。また図25(b)に示すように
DUが0.5より小さいときはパルス幅がそのDUに応
じて小さくなる。位相シフトは従来と同様である。
【0096】次に、図26(a)は、電圧ループ制御回
路120iの内部構成例を示すブロック図で、136は
2次側電圧を1次側換算する1次側換算回路、137は
1次側電圧と1次側換算2次側電圧の差を入力し、設定
した最大電流Ipeekになる最大デューティを演算する最
大デューティ演算回路、138は最大デューティ演算回
路137の出力DUmaxと0.5を比較し、DUmaxが
0.5以上ならばDU=0.5を出力し、それ以外なら
ばDU=DUmaxを出力するセレクタ回路である。
【0097】又、図26(b)は、図26(a)の動作
をフローチャートで示したもので、ステップS28で2
次側電圧V2を入力し、ステップS29で2次側電圧目
標値V2*と2次側電圧V2との偏差V2erを求め、ステッ
プS30で位相差phpを求める。ただし位相差php
は一時的なものである。このステップS28〜S30ま
では従来の2次側電圧一定制御と同様である。次にステ
ップS31で1次側電圧V1を入力し、ステップS32
で最大デューティDUmaxを演算する、その式は(1
1)式で求めたTmaxをスイッチング周期Tで割ったも
ので、 DUmax=Ipeek・Lh/(T・|(V1−n・V2)|) (12) で表される。次に、ステップS33はそのDUmaxと
0.5を比較し、DUmaxが0.5より大きければステ
ップS34でDU=0.5とし、ステップS35でph
=phpとする。このステップS34、S35のルート
は従来の2次側電圧一定制御と同様になる。逆にDUma
xが0.5より小さければ、ステップS36でDU=D
Umaxとし、ステップS37でph=0とする。このス
テップS36、S37のルートが1次側電圧と1次側換
算2次側電圧の差が大きい場合でピーク電流が増えない
ようにパルス幅を制限している。どちらのルートにせよ
DUとphを決めて次に、ステップS38でDUを出力
し、ステップS39でphを出力する。
【0098】こうすることにより、1次側電圧と1次側
換算2次側電圧の差が大きいときだけ、その差に応じて
パルス幅を制限することになり、電圧差が大きくひらい
たときのピーク電流の上昇を防ぐことができる。
【0099】実施例13.図27は、この発明の一実施
例の絶縁型双方向直流電圧変換機能付きコンバータ部の
ブロック図である。図27は、図1で示す実施例の絶縁
型双方向直流電圧変換機能付きコンバータ部31に相当
する第13の発明部分を示すブロック図であり、絶縁型
双方向直流電圧変換回路33として図32で示した絶縁
型双方向直流電圧変換回路100を使用する。そして、
入力電源1の電圧を遮断する遮断回路36、スタート信
号シーケンス制御装置37を追加したものであり、双方
向直流電圧変換機能付きコンバータの動作シーケンスを
制御するよう改善したものである。
【0100】次に、動作について説明する。整流回路6
は交流入力があるとすぐに動作を始め、平滑回路9に直
流電圧が充電される。直流電圧が十分に充電されたあと
に双方向直流電圧変換回路を動作させると、双方向直流
電圧変換回路の1次側電圧V1と2次側電圧V2の1次側
換算電圧値との差が大きく、(3)式で示すようにオン
時間tが小さくても1次側電流iL1が大きくなってしま
う。そこで図27中37で示すスタート信号シーケンス
制御装置を設け、電源投入時に遮断回路36の遮断を解
除(導通)させる前に、双方向直流電圧変換制御回路1
00をスタートさせ、その後に遮断回路の遮断を解除す
ることにより、整流回路6と双方向直流電圧変換回路1
00が同時に動作し、1次側電圧V1と2次側電圧V2
の1次側換算電圧値の差が小さいまま電源投入ができ
る。すなわち、電源投入時の電流ピークの増加を抑える
ことができる。
【0101】
【発明の効果】この発明は、以上説明したように構成さ
れているので、以下に示すような効果を奏する。
【0102】この発明によれば、電動機の運転制御装置
に双方向直流電圧変換回路を具備せしめたので、異なる
電源電圧に対してコンバータ部の出力電圧を一定範囲の
直流電圧にすることができ、しかも双方向の電圧変換を
行うことができるようにしたので、電源電圧よらずイン
バータ回路の構成や電動機、及び配線等が共通にでき
る。又、これら電動機を使用する機器も電源電圧によら
ず構成でき、構成要素(電動機の運転制御装置や電動機
等)の種類も大幅に削減できるので、機器の開発性、生
産性、さらには在庫管理、保守管理性が大幅の改善され
る。又、内蔵トランスにより入力電源側と電動機側が絶
縁されているため、感電事故の危険性が極めて少ない。
【0103】また、電動機の運転制御装置を異なる電源
電圧に対して一定範囲の直流電圧に双方向の電圧変換を
行うコンバータ部とインバータ部の2ブロックに分割
し、それぞれ別々のケースに内蔵するようにしたので、
電源電圧によらず電動機の運転制御装置のインバータ部
や電動機、及び配線等が共通にでき、これら電動機を使
用する機器の構成の共用化、構成要素の種類削減が達成
できる。さらに、電動機との配線、外部制御装置とのイ
ンタフェースが数多くあるインバータ部を電源電圧によ
らず共通にし、電源電圧に応じてコンバータ部のみを交
換すればよいので、機器の開発性、生産性、さらには在
庫管理、保守管理性がさらに大幅の改善される。
【0104】また、この発明による絶縁型双方向直流電
圧変換回路は、内蔵トランスの1次側スイッチング素子
と2次側の片側アームスイッチング素子を駆動しその位
相差により伝達電力の制御を行うようにしたので、電流
の波形率を向上させ最大電流値を半減でき、効率の良い
絶縁型双方向直流電圧変換回路が得られると共に、位相
差制御を改善することで伝達電力の制御性の向上と、平
滑回路のリップルを低減でき回路の小型、長寿命化が達
成できる。
【0105】さらに、絶縁型双方向直流電圧変換回路の
制御方法において1次側電圧の変動に比例して2次側電
圧を制御するようにしたので、1次側電圧に変動があっ
ても最大電流を抑制できるのでスイッチング素子の電流
容量を適切に選択でき、効率の良い絶縁型双方向直流電
圧変換回路が得られる。
【0106】さらにまた、絶縁型双方向直流電圧変換回
路を1次側電圧の2次側換算電圧と2次側電圧との差が
一定になるように制御するようにしたので、1次側電圧
の変動やインバータ部の出力変動に対し、最大電流を抑
制できるのでスイッチング素子の電流容量を適切に選択
でき、効率の良い絶縁型双方向直流電圧変換回路が得ら
れる。
【0107】さらにまた、絶縁型双方向直流電圧変換回
路をインバータ部の双方向直流電圧変換回路の動作状況
により、2次側電圧一定制御と、1次側電圧の2次側換
算電圧と2次側電圧の差一定制御、または1次側電圧と
2次側電圧の比一定制御を切り換えて制御するようにし
たので、状況に応じ最大電流を抑制し、スイッチング素
子の電流容量を適切に選択でき、効率のよい双方向直流
電圧変換回路が得られるとともに、実使用範囲では2次
側電圧が一定となる絶縁型双方向直流電圧変換回路が得
られる。
【0108】また、絶縁型双方向直流電圧変換回路を出
力電力が軽出力の場合は2次側電圧を一定に制御し、重
出力の場合は1次側電圧と2次側電圧の比、または1次
側電圧の2次側換算電圧と2次側電圧との差が一定にな
るように制御するようにしたので、1次側電圧の変動や
インバータ部の出力変動に対し、最大電流を抑制できる
のでスイッチング素子の電流容量を適切に選択でき、効
率の良い絶縁型双方向直流電圧変換回路がえられるとと
もに、実使用範囲では2次側電圧を一定となる絶縁型双
方向直流電圧変換回路が得られる。
【0109】さらにまた、絶縁型双方向直流電圧変換回
路を双方向直流電圧変換回路の1次側電圧が設定値より
高いときは2次側電圧を一定に制御し、1次側電圧が設
定値より低いときは1次側電圧と2次側電圧の比、また
は1次側電圧の2次側換算電圧と2次側電圧の差を一定
に制御するようにしたので、電源投入時や電源異常時な
どで、1次側電圧が減少した場合でも最大電流を抑制で
き、スイッチング素子の電流容量を適切に選択でき、効
率のよい絶縁型双方向直流電圧変換回路が得られるとと
もに、実使用範囲では2次側電圧が一定となる絶縁型双
方向直流電圧変換回路が得られる。
【0110】また、絶縁型双方向直流電圧変換回路を1
次側電圧と2次側電圧の比を一定に制御するとき、また
は1次側電圧の2次側換算電圧値と2次側電圧の差を一
定に制御するときはゲインを低く抑え、2次側電圧を一
定に制御するときはゲインを適当に高くするようにした
ので、1次側電圧と2次側電圧の比を一定に制御すると
き、または1次側電圧の2次側換算電圧値と2次側電圧
の差を一定に制御するときにも1次側電圧のリップルに
より電流が振動的になることがないので、スイッチング
素子の電流容量を適切に選択でき、効率のよい双方向直
流電圧変換回路が得られるとともに、実使用範囲では2
次側電圧が速い応答で一定に制御できる絶縁型双方向直
流電圧変換回路が得られる。
【0111】また、絶縁型双方向直流電圧変換回路を、
1次側電圧と2次側電圧の比一定制御、または1次側電
圧の2次側換算電圧値と2次側電圧の差一定制御と、2
次側電圧一定制御を切り換えて使用する際、その切り替
わり時に2次側電圧の指令値が急変しないよう、指令変
化の傾きの最大値を規定したので、指令急変により発生
する過大な電流を抑えることができる。そのため、スイ
ッチング素子の電流容量を適切に選択でき、効率のよい
絶縁型双方向直流電圧変換回路が得られる。
【0112】また、絶縁型双方向直流電圧変換回路の制
御方法を、1次側電圧と2次側電圧の比を一定に制御す
るとき、または1次側電圧の2次側換算電圧値と2次側
電圧の差を一定に制御するとき、検出した1次側電圧の
リップルをフィルタにより減衰するようにしたので、電
流の振動を抑えることができる。そのため、スイッチン
グ素子の電流容量を適切に選択でき、効率がよく、なお
かつ電圧ループの応答が速い絶縁型双方向直流電圧変換
回路が得られる。
【0113】さらに、絶縁型双方向直流電圧変換回路
を、1次側電圧と2次側電圧の1次側換算電圧値の差に
より、設定した最大ピーク電流になる最大パルス幅を求
め、パルス幅の上限を制限するようにしたので、電源投
入時や、電圧降下時に最大電流を抑えることができる。
そのため、スイッチング素子の電流容量を適切に選択で
き、効率のよい絶縁型双方向直流電圧変換回路が得られ
る。
【0114】また、この発明の電動機の運転制御装置に
おいて、コンバータ部の整流回路と絶縁型双方向直流電
圧変換回路を同時に動作させるようにしたので、電源投
入時に双方向直流電圧変換回路の1次側電圧変化と2次
側電圧変化を同時に行わせることができ、過大な電流を
抑えることができる。そのため、スイッチング素子の電
流容量を適切に選択でき、効率のよい絶縁型双方向直流
電圧変換回路が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の電動機の運転制御装置のブロック
図である。
【図2】 絶縁型双方向直流電圧変換回路の1構成例を
示す図である。
【図3】 この発明の電動機の運転制御装置のブロック
図及びフローチャートを示す図である。
【図4】 この発明の絶縁型双方向直流電圧変換回路を
示すブロック図である。
【図5】 図4のスイッチング素子制御回路の内部構成
図である。
【図6】 この発明の絶縁型双方向直流電圧変換回路の
タイミングチャートである。
【図7】 この発明の絶縁型双方向直流電圧変換回路の
電流波形を示す図である。
【図8】 この発明の絶縁型双方向直流電圧変換回路を
示すブロック図である。
【図9】 図8の電圧ループ制御回路の内部構成図及び
フローチャートを示す図である。
【図10】 この発明の絶縁型双方向直流電圧変換回路
を示すブロック図である。
【図11】 図10の電圧ループ制御回路の内部構成図
及びフローチャートを示す図である。
【図12】 この発明の絶縁型双方向直流電圧変換回路
を示すブロック図である。
【図13】 図12の電圧ループ制御回路の内部構成図
及びフローチャートを示す図である。
【図14】 この発明の絶縁型双方向直流電圧変換回路
を示すブロック図である。
【図15】 図14の電圧ループ制御回路の内部構成図
及びフローチャートを示す図である。
【図16】 この発明の絶縁型双方向直流電圧変換回路
を示すブロック図である。
【図17】 図16の電圧ループ制御回路の内部構成図
及びフローチャートを示す図である。
【図18】 この発明の絶縁型双方向直流電圧変換回路
を示すブロック図である。
【図19】 図18の電圧ループ制御回路の内部構成図
及びフローチャートを示す図である。
【図20】 この発明の絶縁型双方向直流電圧変換回路
を示すブロック図である。
【図21】 図20の電圧ループ制御回路の内部構成図
及びフローチャートを示す図である。
【図22】 第11の発明の絶縁型双方向直流電圧変換
回路を示すブロック図である。
【図23】 図22の電圧ループ制御回路の内部構成図
及びフローチャートを示す図である。
【図24】 この発明の絶縁型双方向直流電圧変換回路
を示すブロック図である。
【図25】 図24のスイッチング素子制御回路の内部
構成図及びフローチャートを示す図である。
【図26】 図24の電圧ループ制御回路の内部構成図
及びフローチャートを示す図である。
【図27】 この発明の絶縁型双方向直流電圧変換機能
付きコンバータ部を示すブロック図である。
【図28】 従来の電動機の運転制御装置の主回路部分
ブロック図である。
【図29】 仕様と異なる電源電圧に対応する従来の対
応例である。
【図30】 複数個の電動機の運転制御装置・電動機を
接続する場合の従来の接続例である。
【図31】 従来の直流電圧変換回路を内蔵した電動機
の運転制御装置の主回路ブロック図である。
【図32】 従来の絶縁型双方向直流電圧変換回路を示
すブロック図である。
【図33】 図32のスイッチング素子制御回路の内部
構成図である。
【図34】 図32の電圧ループ制御回路の内部構成図
及びフローチャートを示す図である。
【図35】 従来の絶縁型双方向直流電圧変換回路の力
行モードにおけるタイミングチャート、及びその電流波
形を示す図である。
【図36】 従来の絶縁型双方向直流電圧変換回路の回
生モードにおけるタイミングチャート、及びその電流波
形を示す図である。
【図37】 従来の絶縁型双方向直流電圧変換回路の特
性を示す図である。
【図38】 従来の絶縁型双方向直流電圧変換回路の電
流特性を示す図である。
【図39】 従来のその他の絶縁型双方向直流電圧変換
回路の主回路図である。
【符号の説明】
1、1a 入力電源 2、2a、2b、2c 電動機の運転制御装置 3、3a、3b、3c 電動機 4、4a、4b、4c 電動機の運転制御装置のコンバ
ータ部 5、5a、5b、5c 電動機の運転制御装置のインバ
ータ部 6 整流回路 7 電源用インバータ回路 8 電源用インバータ制御回路 9 平滑回路 10 インバータ回路 11 インバータ制御回路 12 インターフェイス回路 13 トランス 20 直流電圧変換回路 21 1次側平滑回路 22 2次側平滑回路 23 放電抵抗 24 放電スイッチ 25 直流電圧変換回路及びインバータ回路の制御回路 30 絶縁型双方向直流電圧変換回路を具備した電動機
の運転制御装置 31 絶縁型双方向直流電圧変換機能付きコンバータ部 32 絶縁型双方向直流電圧変換部 33 絶縁型双方向直流電圧変換回路 34 平滑回路 36 遮断回路 37 スタート信号シーケンス制御回路 100 絶縁型双方向直流電圧変換回路 101a〜d 1次側スイッチング素子 102 内蔵トランス 103a〜d 2次側スイッチング素子 110 スイッチング素子制御回路 111 パルス発生回路 112a、112b 位相シフト回路 113 NOT回路 114 NOT回路 115 力行・回生判別回路 116 駆動スイッチ切り替え回路 117 三角波発生回路 118 反転回路 119a、119b PWM回路 120 電圧ループ制御回路 121 減算回路 122a、122b 電圧ループゲイン回路 123 電圧比乗算回路 124 2次側換算回路 125 加算回路 126 温度検出器 127 温度判定回路 128a、128b 制御を切り替えるスイッチ 129 2次側電流平均回路 130 電力検出回路 131 電力判定回路 132 電圧判定回路 133 1サンプリング遅延回路 134 指令変化の傾き制限回路 135 フィルタ回路 136 1次側換算回路 137 最大デューティ演算回路
フロントページの続き (72)発明者 大西 良孝 尼崎市塚口本町八丁目1番1号 三菱電機 株式会社産業システム研究所内

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 交流電源電圧を直流電圧に変換する整流
    回路と直流電圧を交流電源電圧に変換する電源用インバ
    ータ回路と絶縁型双方向直流電圧変換回路を有するコン
    バータ部と、電動機に電力を供給するインバータ部と、
    を備えた電動機の運転制御装置。
  2. 【請求項2】 交流電源電圧を直流電圧に変換する整流
    回路と直流電圧を交流電源電圧に変換する電源用インバ
    ータ回路と双方向直流電圧変換回路よりなるコンバータ
    部と、電動機に電力を供給するインバータ部と、を備え
    た電動機の運転制御装置において、コンバータ部及びイ
    ンバータ部の2つのブロックに分割し、それぞれ別々の
    ケースに組み込んだことを特徴とする電動機の運転制御
    装置。
  3. 【請求項3】 第1の直流電圧を交流電圧に変換するス
    イッチング素子で構成された第1のコンバータと、この
    第1のコンバータの交流電圧出力に1次側が接続された
    トランスと、このトランスの2次側に接続され交流電圧
    を第2の直流電圧に変換するスイッチング素子で構成さ
    れた第2のコンバータよりなる絶縁型双方向直流電圧変
    換回路において、送電側スイッチング素子全部と受電側
    スイッチング素子の1部の駆動位相差制御により伝達電
    力を制御することを特徴とする絶縁型双方向直流電圧変
    換回路。
  4. 【請求項4】 第1の直流電圧を交流電圧に変換するス
    イッチング素子で構成された第1のコンバータと、この
    第1のコンバータの交流電圧出力に1次側が接続された
    トランスと、このトランスの2次側に接続され交流電圧
    を第2の直流電圧に変換するスイッチング素子で構成さ
    れた第2のコンバータと、1次側電圧と2次側電圧の比
    を一定に制御する電圧制御ループ回路と、を備えた絶縁
    型双方向直流電圧変換回路。
  5. 【請求項5】 第1の直流電圧を交流電圧に変換するス
    イッチング素子で構成された第1のコンバータと、この
    第1のコンバータの交流電圧出力に1次側が接続された
    トランスと、このトランスの2次側に接続され交流電圧
    を第2の直流電圧に変換するスイッチング素子で構成さ
    れた第2のコンバータと、1次側電圧の2次側換算電圧
    と2次側電圧との差を一定に制御する電圧制御ループ回
    路と、を備えた絶縁型双方向直流電圧変換回路。
  6. 【請求項6】 第1の直流電圧を交流電圧に変換するス
    イッチング素子で構成された第1のコンバータと、この
    第1のコンバータの交流電圧出力に1次側が接続された
    トランスと、このトランスの2次側に接続され交流電圧
    を第2の直流電圧に変換するスイッチング素子で構成さ
    れた第2のコンバータと、動作状況により、2次側電圧
    一定制御と、1次側電圧の2次側換算電圧と2次側電圧
    の差一定制御、または1次側電圧と2次側電圧の比一定
    制御を切り替えて制御する電圧制御ループ回路と、を備
    えた絶縁型双方向直流電圧変換回路。
  7. 【請求項7】 絶縁型双方向直流電圧変換回路の制御切
    り替えを判断する動作状況が、伝達電力であり、伝達電
    力が小さい場合は2次側電圧一定制御、伝達電力が大き
    い場合は1次側電圧の2次側換算電圧と2次側電圧の差
    一定制御、または1次側電圧と2次側電圧の比一定制御
    をすることを特徴とする請求項6記載の絶縁型双方向直
    流電圧変換回路。
  8. 【請求項8】 絶縁型双方向直流電圧変換回路の制御切
    り替えを判断する動作状況が、1次側電圧であり、1次
    側電圧が設定値より高い場合は2次側電圧一定制御、1
    次側電圧が設定値より低い場合は1次側電圧の2次側換
    算電圧と2次側電圧の差一定制御、または1次側電圧と
    2次側電圧の比一定制御をすることを特徴とする請求項
    6記載の絶縁型双方向直流電圧変換回路。
  9. 【請求項9】 切り替えた制御方法により制御系のゲイ
    ンを変えることを特徴とする請求項6記載の絶縁型双方
    向直流電圧変換回路。
  10. 【請求項10】 制御方法切り替えの際、2次側電圧の
    指令値が急変しないように、指令変化の傾きの最大値を
    規定したことを特徴とする請求項6記載の絶縁型双方向
    直流電圧変換回路。
  11. 【請求項11】 検出した1次側電圧のリップルを減衰
    できるフィルタを備えたことを特徴とする請求項4及び
    5記載の絶縁型双方向直流電圧変換回路。
  12. 【請求項12】 第1の直流電圧を交流電圧に変換する
    スイッチング素子で構成された第1のコンバータと、こ
    の第1のコンバータの交流電圧出力に1次側が接続され
    たトランスと、このトランスの2次側に接続され交流電
    圧を第2の直流電圧に変換するスイッチング素子で構成
    された第2のコンバータと、1次側電圧と2次側電圧と
    を制御する電圧制御ループ回路と、を備え、1次側電圧
    と2次側電圧の1次側換算電圧の差によりパルス幅を変
    化させることを特徴とする絶縁型双方向直流電圧変換回
    路。
  13. 【請求項13】 交流電源電圧を直流電圧に変換する整
    流回路と直流電圧を交流電源電圧に変換する電源用イン
    バータ回路と絶縁型双方向直流電圧変換回路よりなるコ
    ンバータと、電動機に電力を供給するインバータ部と、
    を備え、電源投入時に、前記整流回路と前記絶縁型双方
    向直流電圧変換回路を同時に動作させることを特徴とす
    る電動機の運転制御装置。
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Cited By (11)

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