JP2012065511A - Dc/dcコンバータ - Google Patents

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Abstract

【課題】DC/DCコンバータを起動する際に、出力側ブリッジ回路がソフトスイッチング動作を行うことができないので、スイッチング損失やノイズ等が増加する。
【解決手段】DC/DCコンバータを起動する際に、2次側ブリッジ回路50内のIGBT51−1〜51−4のソフトスイッチング動作を行わずに、1次側ブリッジ回路20内のIGBT21−1〜21−4のみのソフトスイッチング動作を行う。2次側の各IGBT51−1〜51−4には、これらと並列に還流用のダイオード52−1〜52−4がそれぞれ接続されているので、これらのダイオード52−1〜52−4の電流のみを用いて出力側の負荷ZLに出力電流を供給し、出力電圧Voutの確立を行う。そのため、2次側IGBT51−1〜51−4がソフトスイッチング動作をできない領域に入ることなく、DC/DCコンバータの起動を行うことができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、入出力を反転して双方向等に使用できる絶縁型DC/DCコンバータに係り、特に、その起動技術に関するものである。
従来、絶縁型DC/DCコンバータは、例えば、下記の特許文献1に記載されているように、変圧器(以下「トランス」という。)を用いて入力側と出力側とを絶縁し、入力される直流(DC)電圧を所定レベルのDC電圧に変換して出力するものである。
このDC/DCコンバータは、2重アクティブ・ブリッジ(Dual Active Bridge)方式になっており、1次巻線及び2次巻線を有するトランスと、その1次巻線側に接続され、共振機能付きのスイッチング素子により構成される高圧側である入力側ブリッジ回路と、その2次巻線側に接続され、共振機能付きのスイッチング素子により構成される低圧側である出力側ブリッジ回路と、その入力側ブリッジ回路及び出力側ブリッジ回路のスイッチング素子を制御して定電圧動作を行わせる制御回路とを備えている。
例えば、高圧のDC電圧が入力されると、このDC入力電圧が、入力側ブリッジ回路内のスイッチング素子によりスイッチングされてAC(交流)電圧に変換される。変換されたAC電圧は、トランスの1次巻線と2次巻線の巻数比に比例した低圧レベルのAC電圧に変換される。変換されたAC電圧は、出力側ブリッジ回路内のスイッチング素子によりスイッチングされ、低圧のDC電圧に変換されて一定のDC出力電圧が出力される。
入力側ブリッジ回路及び出力側ブリッジ回路において、リアクトルの連続する電流により、スイッチング素子に並列に接続されたコンデンサへの充放電動作を行う。この時、コンデンサへの充電にかかる時間により電圧が一定の傾斜を持ち、電圧がゼロとなった状態でスイッチング(即ち、ソフトスイッチング)を行うことにより、スイッチング素子で生じるスイッチング損失やストレスを抑制でき、更に、スイッチングにより生じる高調波やEMI(不要電磁波)ノイズ等も低減できる。ソフトスイッチングにおいて、電圧がゼロの状態で行うスイッチングをゼロ・ボルト・スイッチング(以下「ZVS」という。)、電流がゼロの状態で行うスイッチングをゼロ・電流・スイッチング(以下「ZCS」という。)と称されている。
米国特許第5,027,264号明細書
IEEE TRANSACT10NS ON INDUSTRY APPLICATIONS,27[1](1991−1/2)(米)Rik W.A.A.DeDoncker etc"A Three−Phase Soft−Switched High−Power−,Density dc/dc Converter for High−Power AppIications"P.63−73
しかしながら、特許文献1に記載された従来のDC/DCコンバータでは、図2に示すような課題があった。
図2は、特許文献1に記載された従来のDC/DCコンバータにおけるソフトスイッチング範囲を示す図である。
ソフトスイッチング範囲ついては、特許文献1の発明者(Rik W.A.A.DeDoncker etc)により計算が行われ、前記非特許文献1に開示されている。
図2において、横軸はDC入力電圧Vin/DC出力電圧Voutの電圧比d、縦軸はトランスの1次側のAC電圧と2次側のAC電圧との位相差φ[deg]である。DC/DCコンバータにおける起動直後の動作点1は、電圧比dが0である。電圧比d=0、位相差φ=90°の点と電圧比d=1、位相差φ=0°の点とを結ぶ直線2の下側の領域2aは、出力側ソフトスイッチング不可領域である。電圧比d=1、位相差φ=0°の点と電圧比d=3、位相差φ=60°の点とを結ぶ曲線3の下側の領域3aは、入力側ソフトスイッチング不可領域である。右横方向の矢印は、起動中の動作点4の移動方向を示している。
図2に示すように、特許文献1に記載された従来のDC/DCコンバータでは、入力側ブリッジ回路及び出力側ブリッジ回路において、制御回路の制御により、ソフトスイッチング動作が可能である。しかし、入力側ブリッジ回路と出力側ブリッジ回路との間の位相差φ(即ち、制御回路からの出力指令値)と入出力電圧の電圧比dにより、ソフトスイッチング動作が行われない動作範囲(即ち、出力側ソフトスイッチング不可領域2a及び入力側ソフトスイッチング不可領域3a)が存在する。
DC/DCコンバータを起動する際、高圧側である入力側ブリッジ回路と低圧側である出力側ブリッジ回路との双方でスイッチング動作を行う。特に、低圧側である出力側ブリッジ回路では、ソフトスイッチング動作範囲(=直線2の上側の領域)が狭いので、DC/DCコンバータを起動する時、制御回路の制御によって出力電圧Voutを目標値まで起動する過程において、必ず出力側ブリッジ回路内のスイッチング素子がソフトスイッチングできない出力側ソフトスイッチング不可領域2aを通過する。そのため、出力電圧Voutが目標値(ソフトスイッチング可能領域を目標にした場合)に達するまでの出力電圧上昇中の期間において、出力側ブリッジ回路内のスイッチング素子がソフトスイッチング動作を行うことができない。これにより、ノイズ等が増加するという課題があった。
本発明の内の第1の発明のDC/DCコンバータは、1次巻線及び2次巻線を有するトランスと、共振機能付きの第1のブリッジ回路と、共振機能付きの第2のブリッジ回路と、第1の制御手段と、を有することを特徴とする。
前記共振機能付きの第1のブリッジ回路は、第1の制御信号によってオン/オフ動作する第1のスイッチング素子と、前記第1のスイッチング素子に対して逆並列に接続された還流用の第1の還流手段と、を複数有し、前記第1のスイッチング素子のオン/オフ動作により、DCの入力電圧をAC電圧に変換して前記1次巻線側へ供給する回路である。前記共振機能付きの第2のブリッジ回路は、第2の制御信号によってオン/オフ動作する第2のスイッチング素子と、前記第2のスイッチング素子に対して逆並列に接続された第2の還流手段と、を複数有し、前記第2の還流手段により、前記2次巻線側から供給されるAC電圧を整流してDCの出力電圧を出力する回路である。
前記第1の制御手段は、前記第1及び第2のブリッジ回路における起動時の前記出力電圧と起動目標電圧とを比較し、前記出力電圧が前記起動目標電圧に達して前記出力電圧が確立したか否かを判定して確立無し又は確立有りの判定結果を求め、前記判定結果が確立無しの場合には、前記第1の制御信号を生成して前記第1のスイッチング素子のスイッチング動作を制御し、前記判定結果が確立有りの場合には、前記第1及び第2の制御信号を生成して前記第1及び第2のスイッチング素子の前記スイッチング動作を制御して前記起動を完了させるものである。
第2の発明のDC/DCコンバータは、前記第1の発明のDC/DCコンバータに対して、更に、第2の制御手段を有することを特徴とする。
前記第2の制御手段は、前記起動の完了後に、前記出力電圧と制御目標電圧とを比較し、フィードバック制御演算を行って、前記出力電圧が前記制御目標電圧に一致するような前記第1及び第2の制御信号を生成し、前記第1及び第2のスイッチング素子の前記スイッチング動作を制御して定電圧動作を行わせるものである。
本発明の内の第1及び第2の発明のDC/DCコンバータによれば、DC/DCコンバータを起動する際に、第2のブリッジ回路内の第2のスイッチング素子のソフトスイッチング動作を行わずに、第1のブリッジ回路内の第1のスイッチング素子のみのソフトスイッチング動作を行う。第2のブリッジ回路内の各第2のスイッチング素子にはこれらと並列に第2の還流手段がそれぞれ接続されているので、この第2の還流手段の電流のみを用いて出力側に電流を供給し、出力電圧の確立を行っている。そのため、第2のスイッチング素子がソフトスイッチング動作をできない領域に入ることなく、DC/DCコンバータの起動を行うことができる。従って、起動時においてノイズ等の発生を抑制することができる。
更に、第1のブリッジ回路と第2のブリッジ回路とが同一の構成になっているので、入出力関係を逆にすれば、双方向の使用が可能である。これにより、本発明の利用範囲が広がり、便利である。
図1は本発明の実施例1における単相用の絶縁型DC/DCコンバータを示す回路図である。 図2は従来の絶縁型DC/DCコンバータにおけるソフトスイッチング範囲を示す図である。 図3は図1のDC/DCコンバータの動作を示すフローチャートである。 図4は本発明の実施例1の起動方法におけるシミュレーション結果を示す全体図である。 図5は図4中の起動後10msec時の拡大図である。 図6は比較例の起動方法におけるシミュレーション結果を示す全体図である。 図7は図6中の起動後25msec時の拡大図である。 図8は本発明の実施例2における3相用の絶縁型DC/DCコンバータを示す回路図である。 図9は本発明の実施例2の起動方法におけるシミュレーション結果を示す全体図である。 図10は図9中の起動後5msec時の拡大図である。 図11は比較例の起動方法におけるシミュレーション結果を示す全体図である。 図12は図11中の起動後25msec時の拡大図である。
本発明を実施するための形態は、以下の好ましい実施例の説明を添付図面と照らし合わせて読むと、明らかになるであろう。但し、図面はもっぱら解説のためのものであって、本発明の範囲を限定するものではない。
(実施例1の構成)
図1は、本発明の実施例1における単相用の絶縁型DC/DCコンバータを示す回路図である。
この単相用の絶縁型DC/DCコンバータは、入出力を反転して双方向に使用できるコンバータであり、DCの入力電圧Vinを平滑するコンデンサ10を有している。コンデンサ10の両端電極には、共振機能付きの第1のブリッジ回路(例えば、1次側ブリッジ回路)20が接続されている。1次側ブリッジ回路20の出力側ノードN1,N2には、共振用のインダクタ30を介して、入出力間絶縁用のトランス40の1次巻線41が接続されている。トランス40の2次巻線42には、共振機能付きの第2のブリッジ回路(例えば、2次側ブリッジ回路)50の入力側ノードN11,N12が接続されている。2次側ブリッジ回路50の出力側には、平滑用のコンデンサ60を介して、負荷ZLが接続される。更に、1次側ブリッジ回路20及び2次側ブリッジ回路50のスイッチングを制御するための4つの第1の制御信号G1,G2,G3,G4及び4つの第2の制御信号G11,G12,G13,G14を出力する制御回路70が設けられている。
1次側ブリッジ回路20は、4つの第1の制御信号G1〜G4によってそれぞれオン/オフ動作する4個の第1のスイッチング素子(例えば、絶縁ゲートバイポーラトランジスタ、以下「IGBT」という。)21−1,21−2,21−3,21−4がブリッジ形に接続されている。各IGBT21−1〜21−4は、MOS型電界効果トランジスタ(以下「MOSFET」という。)の欠点である高耐圧に伴って大きくなるオン抵抗による発熱と、バイポーラトランジスタの遅いスイッチング速度という欠点とを解消するために、MOSFETをゲート部に組み込んだバイポーラトランジスタであり、ゲート・エミッタ間電圧Vgeで駆動され、ゲートに入力される各制御信号G1〜G4によってオン/オフ動作する。
IGBT21−1のコレクタ・エミッタと、出力側ノードN1と、IGBT21−2のコレクタ・エミッタとが、直列に接続されて第1の直列回路が構成されている。更に、IGBT21−3のコレクタ・エミッタと、出力側ノードN2と、IGBT21−4のコレクタ・エミッタとが、直列に接続されて第2の直列回路が構成されている。これらの第1の直列回路及び第2の直列回路は、コンデンサ10に対して並列に接続されている。各IGBT21−1〜21−4のコレクタ・エミッタ間には、第1の還流手段である例えば第1のダイオード22−1,22−2,22−3,22−4がそれぞれ逆並列に接続され、更に、共振用の第1の容量素子である例えば第1のコンデンサ23−1,23−2,23−3,23−4がそれぞれ並列に接続されている。なお、各コンデンサ23−1〜23−4は、各IGBT21−1〜21−4の寄生容量により構成してもよい。
1次側ブリッジ回路20の出力側ノードN1,N2間には、インダクタ30及びトランス40の1次巻線41が直列に接続されている。インダクタ30は、各コンデンサ23−1〜23−4と共にLC共振回路を構成するものであるが、このインダクタ30を省略して、1次巻線41のインダクタンスと各コンデンサ23−1〜23−4とでLC共振回路を構成してもよい。
前記1次側ブリッジ回路20は、IGBT21−1〜21−4のオン/オフ動作により、DCの入力電圧VinをAC電圧に変換して1次巻線41側へ供給し、又は、第1のダイオード22−1〜22−4により、1次巻線41側から供給されるAC電圧を整流してDC電圧を出力する機能を有している。
2次巻線42の両端電極には、2次側ブリッジ回路50の入力側ノードN11,N12が接続されている。2次側ブリッジ回路50は、1次側ブリッジ回路20と同一の構成であり、4つの第2の制御信号G11,G12,G13,G14によってそれぞれオン/オフ動作する4個の第2のスイッチング素子(例えば、IGBT)51−1,51−2,51−3,51−4がブリッジ形に接続されている。各IGBT51−1〜51−4は、ゲート・エミッタ間電圧Vgeで駆動され、ゲートに入力される各第2の制御信号G11〜G14によってオン/オフ動作する。
IGBT51−1のコレクタ・エミッタと、入力側ノードN11と、IGBT51−2のコレクタ・エミッタとが、直列に接続されて第1の直列回路が構成されている。同様に、IGBT51−3のコレクタ・エミッタと、入力側ノードN12と、IGBT51−4のコレクタ・エミッタとが、直列に接続されて第2の直列回路が構成されている。これらの第1の直列回路と第2の直列回路とは、並列に接続されている。各IGBT51−1〜51−4のコレクタ・エミッタ間には、第2の還流手段である例えば第2のダイオード52−1,52−2,52−3,52−4がそれぞれ逆並列に接続され、更に、共振用の第2の容量素子である例えば第2のコンデンサ53−1,53−2,53−3,53−4がそれぞれ並列に接続されている。各コンデンサ53−1〜53−4は、2次巻線42のインダクタンスと共にLC共振回路を構成するものであるが、これらの各コンデンサ53−1〜53−4を、各IGBT51−1〜51−4の寄生容量により構成してもよい。
2次側ブリッジ回路50から出力されるDC電圧は、平滑用のコンデンサ60により平滑されてDCの出力電圧Voutとなり、この出力電圧Voutが負荷ZLに供給される構成になっている。
前記2次側ブリッジ回路50は、第2のダイオード52−1〜52−4により、2次巻線42側から供給されるAC電圧を整流してDC電圧を出力し、又は、IGBT51−1〜51−4のオン/オフ動作により、DCの入力電圧をAC電圧に変換して2次巻線42側へ供給する機能を有している。
制御回路70は、起動時における1次側ブリッジ回路20及び2次側ブリッジ回路50のスイッチングを制御する第1の制御手段80と、起動完了後の定電圧動作時における1次側ブリッジ回路20及び2次側ブリッジ回路50のスイッチングを制御する第2の制御手段90とにより構成されている。
第1の制御手段80は、1次側ブリッジ回路20及び第2次側ブリッジ回路50における起動時の出力電圧Voutと起動目標電圧Vref1とを比較し、出力電圧Voutが起動目標電圧Vref1に達して出力電圧Voutが確立したか否かを判定して確立無し又は確立有りの判定結果を求め、この判定結果が確立無しの場合には、第1の制御信号G1〜G4を生成して1次側IGBT21−1〜21−4のスイッチング動作を制御し、前記判定結果が確立有りの場合には、第1の制御信号G1〜G4及び第2の制御信号G11〜G14を生成して1次側IGBT21−1〜21−4及び2次側IGBT51−1〜51−4のスイッチング動作を制御して起動を完了させる機能を有している。
この第1の制御手段80は、第1の比較手段81を有している。第1の比較手段81は、起動時の出力電圧Voutと起動目標電圧Vref1とを比較して、出力電圧Voutと起動目標電圧Vref1との第1の電圧差S81を求めるものであり、この出力側に、判定手段としての出力電圧確立判定手段82が設けられている。出力電圧確立判定手段82は、第1の電圧差S81に基づき、出力電圧Voutが起動目標電圧Vref1に達して出力電圧Voutが確立したか否かを判定して判定結果S82を求めるものであり、この出力側に、第1の制御駆動手段が設けられている。第1の制御駆動手段は、判定結果S82が確立無しの場合には、第1の制御信号G1〜G4を生成して1次側IGBT21−1〜21−4のスイッチング動作を制御し、判定結果S82が確立有りの場合には、第1の制御信号G1〜G4及び第2の制御信号G11〜G14を生成して1次側IGBT21−1〜21−4及び2次側IGBT51−1〜51−4のスイッチング動作を制御して起動を完了させるものである。
前記第1の制御駆動手段は、例えば、2次側スイッチング開始手段83、制御信号演算手段100、1次側ドライバ101、及び2次側ドライバ102により構成されている。
2次側スイッチング開始手段83は、出力電圧確立判定手段82から出力される判定結果S82が確立有りの場合に、2次側スイッチング開始信号S83を制御信号演算手段100へ出力するものである。制御信号演算手段100は、起動時において、2次側スイッチング開始信号S83を入力しない場合は(即ち、2次側スイッチング開始信号S83を入力するまでは)、1次側IGBT21−1〜21−4をソフトスイッチングさせるためのタイミング、オン/オフ時間等を演算して第1の演算結果S100−1を1次側ドライバ101へ出力し、2次側スイッチング開始信号S83を入力した場合は、第1の演算結果S100−1を1次側ドライバ101へ出力すると共に、2次側IGBT51−1〜51−4をソフトスイッチングさせるためのタイミング、オン/オフ時間等を演算して第2の演算結果S100−2を2次側ドライバ102へ出力し、更に、起動完了後において、演算結果S92に基づき、1次側IGBT21−1〜21−4及び2次側IGBT51−1〜51−4をソフトスイッチングさせるためのタイミング、オン/オフ時間等を演算して第1の演算結果S100−1及び第2の演算結果S100−2を1次側ドライバ101及び2次側ドライバ102へそれぞれ出力するものである。
1次側ドライバ101は、第1の演算結果S100−1に基づき、1次側IGBT21−1〜21−4をソフトスイッチングさせるための第1の制御信号G1〜G4を出力するものである。2次側ドライバ102は、第2の演算結果S100−2に基づき、2次側IGBT51−1〜51−4をソフトスイッチングさせるための第2の制御信号G11〜G14を出力するものである。
第2の制御手段90は、起動完了後に、出力電圧Voutと制御目標電圧Vref2とを比較し、フィードバック制御演算を行って、出力電圧Voutが制御目標電圧Vref2に一致するような第1の制御信号G1〜G4及び第2の制御信号G11〜G14を生成し、1次側IGBT21−1〜21−4及び2次側IGBT51−1〜51−4のスイッチング動作を制御して定電圧動作を行わせる機能を有している。
この第2の制御手段90は、第2の比較手段91を有している。第2の比較手段91は、起動完了後に、出力電圧Voutと制御目標電圧Vref2とを比較して、出力電圧Voutと制御目標電圧Vref2との第2の電圧差S91を求めるものであり、この出力側に、制御演算手段(例えば、比例・積分制御演算手段、以下「PI制御演算手段」という。)92が設けられている。PI制御演算手段92は、第2の電圧差S91をゼロにするようなフィードバック制御演算としてのPI制御演算を行って演算結果S92を出力するものであり、この出力側に、第2の制御駆動手段が設けられている。第2の制御駆動手段は、演算結果S92に基づき、出力電圧Voutが制御目標電圧Vref2に一致するような第1の制御信号G1〜G4及び第2の制御信号G11〜G14を生成し、1次側IGBT21−1〜21−4及び2次側IGBT51−1〜51−4のスイッチング動作を制御して定電圧動作を行わせるものである。
前記第2の制御駆動手段は、例えば、制御信号演算手段100、1次側ドライバ101及び2次側ドライバ102により構成されている。
このような制御回路70を構成する第1、第2の比較手段81,91、出力電圧確立判定手段82、2次側スイッチング開始手段83、PI制御演算手段92、及び制御信号演算手段100は、例えば、中央処理装置(CPU)を用いたプログラム制御可能なデジタルシグナルプロセッサ(DSP)等のプロセッサ、あるいは、個別回路により構成されている。更に、1次側ドライバ101及び2次側ドライバ102は、トランジスタ等を用いた駆動回路により構成されている。
(実施例1の動作)
図3(a)、(b)は、図1のDC/DCコンバータの動作を示すフローチャートであり、同図(a)は起動時の動作、及び同図(b)は起動完了後の定電圧動作をそれぞれ示すフローチャートである。
以下、起動時の動作(1)と、起動完了後の定電圧動作(2)とを説明する。
(1) 起動時の動作
図4は本発明の実施例1の起動方法におけるシミュレーション結果を示す全体図、及び図5は図4中の起動後10msec時の拡大図である。図4及び図5において、横軸は起動後の時間[msec]、縦軸は出力電圧Vout[V]、制御信号G1,G11の電圧[V]、及びIGBT21−1,51−1のコレクタ電流[A]である。
図3(a)のフローチャートにおいて、図1のDC/DCコンバータの起動が開始されると、ステップSP1において、第1の比較手段81は、出力電圧Vout(=0V)と起動目標電圧Vref1(=340V)とを比較して、出力電圧Vout(=0V)と起動目標電圧Vref1との第1の電圧差S81(=Vref1)を算出し、ステップSP2へ進む。ステップSP2において、制御信号演算手段100は、第1の電圧差S81に基づき、1次側IGBT21−1〜21−4のオン/オフ時間等を演算して第1の演算結果S100−1を1次側ドライバ101へ出力し、ステップSP3へ進む。
ステップSP3において、1次側ドライバ101は、第1の演算結果S100−1に基づき、第1の制御信号G1〜G4を出力する。これにより、1次側スイッチングが開始され、1次側のIGBT21−1,21−4とIGBT21−2,21−3とが交互にオン/オフしてソフトスイッチング動作が行われる。この時、図4及び図5に示すように、2次側ドライバ102から制御信号G11〜G14が出力されていないので(G11〜G14=0V)、2次側IGBT51−1〜51−4はオフ状態のままである。
図5に示すように、制御信号G1,G4が“H”レベル(=1V)、制御信号G2,G3が“L”レベル(=0V)になると、DC入力電圧Vinがコンデンサ10で平滑され、このコンデンサ10の+電極→1次側IGBT21−1のコレクタ・エミッタ→出力側ノードN1→インダクタ30→トランス40の1次巻線41→出力側ノードN2→1次側IGBT21−4のコレクタ・エミッタ→コンデンサ10の−電極へ、コレクタ電流[A]が流れる。トランス40の1次巻線41に電流が流れると、それが2次側に誘導され、この2次巻線42の一方の電極→入力側ノードN11→ダイオード52−1→コンデンサ60→ダイオード52−4→入力側ノードN12→2次巻線42の他方の電極へ、コレクタ電流が流れる。これにより、負荷ZLへDC出力電流及び出力電圧Voutが供給される。
図5に示すように、制御信号G1,G4が“L”レベル(=0V)、制御信号G2,G3が“H”レベル(=1V)になると、コンデンサ10の+電極→1次側IGBT21−3のコレクタ・エミッタ→出力側ノードN2→トランス40の1次巻線41→インダクタ30→出力側ノードN1→1次側IGBT21−2のコレクタ・エミッタ→コンデンサ10の−電極へ、コレクタ電流[A]が流れる。トランス40の1次巻線41に電流が流れると、それが2次側に誘導され、この2次巻線42の他方の電極→入力側ノードN12→2次側ダイオード52−3→コンデンサ60→ダイオード52−2→入力側ノードN11→2次巻線42の一方の電極へ、コレクタ電流が流れる。これにより、負荷ZLへDC出力電流及び出力電圧Voutが供給される。
1次側のIGBT21−1,21−4とIGBT21−2,21−3とのオン/オフ動作の際、各コンデンサ23−1〜23−4とインダクタ30とにより形成されるLC共振回路により、ZVSのソフトスイッチング動作が行われ、図4に示すように、DC出力電圧Voutが0Vから起動目標電圧Vref1(=340V)へ上昇して行く。
図3(a)のステップSP4において、図1の出力電圧確立判定手段82は、第1の電圧差S81に基づき、出力電圧Voutが起動目標電圧Vref1に達して出力電圧Voutが確立したか否かを判定し、判定結果S82が確立無しの場合には(No)、確立するまで待ち、判定結果S82が確立有りの場合には(Yes)、ステップSP5へ進む。
ステップSP5において、2次側スイッチング開始手段83は、確立有りの判定結果S82を入力すると、2次側スイッチング開始信号S83を制御信号演算手段100へ出力する。制御信号演算手段100は、2次側スイッチング開始信号S83を入力すると、2次側IGBT51−1〜51−4をソフトスイッチングさせるためのタイミング、オン/オフ時間等を演算して第2の演算結果S100−2を2次側ドライバ102へ出力する。2次側ドライバ102は、第2の演算結果S100−2に基づき、第2の制御信号G11〜G14を出力する。これにより、2次側スイッチングが開始され、2次側のIGBT51−1,51−4とIGBT51−2,51−3とが交互にオン/オフしてソフトスイッチング動作が行われ、起動が完了する。
(2) 起動完了後の定電圧動作
図3(b)のフローチャートにおいて、図1のDC/DCコンバータの起動完了後、定電圧動作が開始されると、ステップSP11において、第2の比較手段91は、出力電圧Voutと制御目標電圧Vref2とを比較して、出力電圧Voutと制御目標電圧Vref2との第2の電圧差S91を算出し、ステップSP12へ進む。ステップSP12において、PI制御演算手段92は、第2の電圧差S91に基づき、この第2の電圧差S91をゼロにするようなPI制御演算を行って演算結果S92を制御信号演算手段100へ出力し、ステップSP13へ進む。
ステップSP13において、制御信号演算手段100は、演算結果S92に基づき、1次側IGBT21−1〜21−4と2次側IGBT51−1〜51−4とをソフトスイッチングさせるためのタイミング、オン/オフ時間等を演算し、第1の演算結果S100−1を1次側ドライバ101へ出力すると共に、第2の演算結果S100−2を2次側ドライバ102へ出力し、ステップSP14へ進む。
ステップSP14において、1次側ドライバ101は、第1の演算結果S100−1に基づき、第1の制御信号G1〜G4を1次側IGBT21−1〜21−4のゲートへそれぞれ出力する。更に、2次側ドライバ102は、第2の演算結果S100−2に基づき、第2の制御信号G11〜G14を2次側IGBT51−1〜51−4のゲートへそれぞれ出力する。これにより、1次側及び2次側スイッチングが行われ、1次側IGBT21−1〜21−4及び2次側IGBT51−1〜がオン/オフしてソフトスイッチング動作が行われ、出力電圧Voutが制御目標電圧Vref2に一致するような定電圧動作が行われる。
即ち、起動時と同様に、DC入力電圧Vinがコンデンサ10で平滑され、1次側のIGBT21−2,21−4とIGBT21−3,21−4とが交互にオン/オフ動作してAC電圧に変換される。この際、各コンデンサ23−1〜23−4とインダクタ30とにより、LC共振回路が構成され、1次側IGBT21−1〜21−4においてZVSのソフトスイッチングが行われる。変換されたAC電圧は、トランス40にて電圧レベルが変更され、2次巻線42から出力される。各2次側IGBT51−1〜51−4は、各1次側IGBT21−1〜21−4と同様に、各制御信号G11〜G14の“H”レベルによりオン状態、“L”レベルによりオフ状態となる。
例えば、制御信号G11,G14の“H”レベルによりIGBT51−1,51−4がオン状態になると共に、制御信号G12,G13の“L”レベルによりIGBT51−2,51−3がオフ状態になると、2次巻線42の一方の電極→入力側ノードN12→IGBT51−4のコレクタ・エミッタ→コンデンサ60→IGBT51−1のコレクタ・エミッタ→入力側ノードN11→2次巻線42の他方の電極へ、コレクタ電流が流れる。又、制御信号G11,G14の“L”レベルによりIGBT51−1,51−4がオフ状態になると共に、制御信号G12,G13の“H”レベルによりIGBT51−2,51−3がオン状態になると、2次巻線42の他方の電極→入力側ノードN11→IGBT51−2のコレクタ・エミッタ→コンデンサ60→IGBT51−3のコレクタ・エミッタ→入力側ノードN12→2次巻線42の一方の電極へ、コレクタ電流が流れる。この際、2次巻線42のインダクタンスと各コンデンサ53−1〜53−4とにより、LC共振回路が構成され、2次側IGBT51−1〜51−4においてZVSのソフトスイッチングが行われる。
このような2次側IGBT51−1〜51−4のスイッチング動作により、2次巻線42から出力されたAC電圧がDC電圧に整流された後、コンデンサ60により平滑されて、制御目標電圧Vref2に追従した一定のDC出力電圧Voutが出力される。
(実施例1の効果)
本実施例1のDC/DCコンバータによれば、次の(a)、(b)のような効果がある。
(a) 図6は比較例の起動方法におけるシミュレーション結果を示す全体図、及び図7は図6中の起動後25msec時の拡大図である。
図6及び図7の比較例では、図1のDC/DCコンバータにおける起動時において、1次側IGBT21−1〜21−4と2次側IGBT51−1〜51−4との双方でソフトスイッチング動作を行った場合のシミュレーション結果が示されている。この図6及び図7において、横軸は起動後の時間[sec、又はmsec]、縦軸は出力電圧Vout[V]、制御信号G1,G11の電圧[V]、及びIGBT21−1,51−1のコレクタ電流[A]である。
図7に示すように、2次側IGBT51−1のコレクタ電流には、ソフトスイッチング失敗によるサージ電流isが発生している。図示しないが、他の2次側IGBT51−2〜51−4のコレクタ電流にも、ソフトスイッチング失敗によるサージ電流isが発生する。
これに対し、本実施例1では、図4及び図5に示すように、DC/DCコンバータを起動する際に、2次側IGBT51−1〜51−4のソフトスイッチング動作を行わずに、1次側IGBT21−1〜21−4のみのソフトスイッチング動作を行う。各2次側IGBT51−1〜51−4にはこれらと並列に還流手段である例えばダイオード52−1〜52−4がそれぞれ接続されているので、これらのダイオード52−1〜52−4の電流のみを用いて出力側の負荷ZLへ出力電流を供給し、出力電圧Voutの確立を行っている。そのため、2次側IGBT51−1〜51−4がソフトスイッチング動作をできない領域に入ることなく、DC/DCコンバータの起動を行うことができる。従って、起動時においてスイッチング損失やノイズ等の発生を抑制することができる。
(b) 図1のDC/DCコンバータによれば、1次側のコンデンサ10及びブリッジ回路20と2次側のコンデンサ60及びブリッジ回路50とが同一の回路構成になっているので、例えば、入出力関係を逆にして、入力電圧Vin側に負荷Zを接続し、出力電圧Vout側から入力電圧Vinを入力すれば、双方向の使用が可能である。これにより、本実施例1のDC/DCコンバータにおける利用範囲が広がり、便利である。
(実施例2の構成)
図8は、本発明の実施例2における3相用の絶縁型DC/DCコンバータを示す回路図であり、実施例1を示す図1中の要素と共通の要素には共通の符号が付されている。
本実施例2の3相用の絶縁型DC/DCコンバータは、入出力を反転して双方向に使用できるコンバータであり、実施例1における単相用の1次側ブリッジ回路20、インダクタ30、トランス40、及び2次側ブリッジ回路50に代えて、3相用の1次側ブリッジ回路20A、インダクタ30−1〜30−3、トランス40A、及び2次側ブリッジ回路50Aが設けられている。更に、実施例1の単相用の制御回路70に代えて、3相用の制御回路70Aが設けられている。
本実施例2の1次側ブリッジ回路50Aは、6個のIGBT21−1,21−2,21−3,21−4,21−5,21−6を有し、これらがブリッジ形に接続されている。即ち、IGBT21−1のコレクタ・エミッタ、出力側ノードN1、及びIGBT21−2のコレクタ・エミッタが直列に接続されて第1の直列回路が構成されている。同様に、IGBT21−3のコレクタ・エミッタ、出力側ノードN2、及びIGBT21−4のコレクタ・エミッタが直列に接続されて第2の直列回路が構成され、更に、GBT21−5のコレクタ・エミッタ、出力側ノードN3、及びIGBT21−6のコレクタ・エミッタが直列に接続されて第3の直列回路が構成されている。これらの第1、第2及び第3の直列回路は、コンデンサ10に対して並列に接続されている。
各IGBT21−1〜21−6のコレクタ・エミッタ間には、第1の還流手段である例えば第1のダイオード22−1,22−2,22−3,22−4,22−5,22−6がそれぞれ逆並列に接続されると共に、共振用の第1の容量素子である例えば第1のコンデンサ23−1,23−2,23−3,23−4,23−5,23−6がそれぞれ並列に接続されている。
各出力側ノードN1,N2,N3には、インダクタ30−1,30−2,30−3の一方の電極がそれぞれ接続されている。
各インダクタ30−1〜30−3の他方の電極には、トランス40Aの1次巻線41−1,41−2,41−3の一方の電極がそれぞれ接続されている。各1次巻線41−1〜41−3の他方の電極は、共通に接続されている。トランス40Aの2次巻線42−1,42−2,42−3の一方の電極には、2次側ブリッジ回路50A内の入力側ノードN11,N12,N13がそれぞれ接続されている。各2次巻線42−1〜42−3の他方の電極は、共通に接続されている。
2次側ブリッジ回路50Aは、6個のIGBT51−1,51−2,51−3,51−4,51−5,51−6を有し、これらがブリッジ形に接続されている。即ち、IGBT51−1のコレクタ・エミッタ、入力側ノードN11、及びIGBT51−2のコレクタ・エミッタが直列に接続されて第1の直列回路が構成されている。同様に、IGBT51−3のコレクタ・エミッタ、入力側ノードN12、及びIGBT51−4のコレクタ・エミッタが直列に接続されて第2の直列回路が構成され、更に、GBT51−5のコレクタ・エミッタ、入力側ノードN13、及びIGBT51−6のコレクタ・エミッタが直列に接続されて第3の直列回路が構成されている。これらの第1、第2及び第3の直列回路は、並列に接続されている。
各IGBT51−1〜51−6のコレクタ・エミッタ間には、第2の還流手段である例えば第2のダイオード52−1,52−2,52−3,52−4,52−5,52−6がそれぞれ逆並列に接続されると共に、共振用の第2の容量素子である例えば第2のコンデンサ53−1,53−2,53−3,53−4,54−5,53−6がそれぞれ並列に接続されている。この2次側ブリッジ回路50Aには、コンデンサ60が並列に接続されている。
制御回路70Aは、1次側ブリッジ回路20A及び第2次側ブリッジ回路50Aにおける起動時の出力電圧Voutと起動目標電圧Vref1とを比較し、出力電圧Voutが起動目標電圧Vref1に達して出力電圧Voutが確立したか否かを判定して確立無し又は確立有りの判定結果を求め、この判定結果が確立無しの場合には、第1の制御信号G1〜G6を生成して1次側IGBT21−1〜21−6のスイッチング動作を制御し、前記判定結果が確立有りの場合には、第1の制御信号G1〜G6及び第2の制御信号G11〜G16を生成して1次側IGBT21−1〜21−6及び2次側IGBT51−1〜51−6のスイッチング動作を制御して起動を完了させる機能を有している。更に、制御回路70Aは、起動完了後に、出力電圧Voutと制御目標電圧Vref2とを比較し、フィードバック制御演算(例えば、PI制御演算)を行って、出力電圧Voutが制御目標電圧Vref2に一致するような第1の制御信号G1〜G6及び第2の制御信号G11〜G16を生成し、1次側IGBT21−1〜21−6及び2次側IGBT51−1〜51−6のスイッチング動作を制御して定電圧動作を行わせる機能も有している。
本実施例2の3相用の制御回路70Aは、実施例1の単相用の制御回路70に対して相数が異なるだけで、ほぼ同様の構成になっている。
(実施例2の動作)
本実施例2におけるDC/DCコンバータの起動時の動作(1)と、起動完了後の定電圧動作(2)とを説明する。
(1) 起動時の動作
図9は本発明の実施例2の起動方法におけるシミュレーション結果を示す全体図、及び図10は図9中の起動後5msec時の拡大図である。図9において、横軸は起動後の時間[msec]、縦軸は出力電圧Vout[V]、IGBT21−1,51−1のコレクタ・エミッタ間電圧Vce[V]、及びIGBT21−1,51−1のコレクタ電流[A]である。図10において、横軸は起動後の時間[msec]、縦軸は制御信号G1,G11の電圧[V]、及びIGBT21−1,51−1のコレクタ電流[A]である。
図8のDC/DCコンバータの起動が開始されると、制御回路70Aは、出力電圧Vout(=0V)と起動目標電圧Vref1(=340V)とを比較して、出力電圧Vout(=0V)と起動目標電圧Vref1との第1の電圧差(=Vref1)を算出し、この第1の電圧差に基づき、1次側IGBT21−1〜21−6をソフトスイッチングさせるためのタイミング、オン/オフ時間等を演算して第1の演算結果を求め、この第1の演算結果に基づき、第1の制御信号G1〜G6を出力する。これにより、1次側スイッチングが開始され、1次側IGBT21−1〜21−6がオン/オフしてソフトスイッチング動作が行われる。この時、図10に示すように、制御回路70Aから制御信号G11〜G16が出力されていないので(G11〜G16=0V)、2次側IGBT51−1〜51−6はオフ状態のままである。
図10に示すように、制御信号G1,G4が“H”レベル(=1V)、制御信号G2,G3,G5,G6が“L”レベル(=0V)になると、DC入力電圧Vinがコンデンサ10で平滑され、このコンデンサ10の+電極→1次側IGBT21−1のコレクタ・エミッタ→出力側ノードN1→インダクタ30−1→トランス40Aの1次巻線41−1,41−2→インダクタ30−2→出力側ノードN2→1次側IGBT21−4のコレクタ・エミッタ→コンデンサ10の−電極へ、コレクタ電流[A]が流れる。トランス40の1次巻線41−1,41−2に電流が流れると、2次巻線42−1,42−2に励磁電流が誘起され、この2次巻線42−1の一方の電極→入力側ノードN11→ダイオード52−1→コンデンサ60→ダイオード52−4→入力側ノードN12→2次巻線42−2→2次巻線42−1の他方の電極へ、コレクタ電流が流れる。これにより、負荷ZLへDC出力電流及び出力電圧Voutが供給される。
図10に示すように、制御信号G1,G4,G5,G6が“L”レベル(=0V)、制御信号G2,G3が“H”レベル(=1V)になると、コンデンサ10の+電極→1次側IGBT21−3のコレクタ・エミッタ→出力側ノードN2→インダクタ30−2→トランス40Aの1次巻線41−2,41−1→インダクタ30−1→出力側ノードN1→1次側IGBT21−2のコレクタ・エミッタ→コンデンサ10の−電極へ、コレクタ電流[A]が流れる。トランス40の1次巻線41−2,41−1に電流が流れると、2次巻線42−2,42−1に励磁電流が誘起され、この2次巻線42−2の一方の電極→入力側ノードN12→ダイオード52−3→コンデンサ60→ダイオード52−2→入力側ノードN11→2次巻線42−1→2次巻線42−2の他方の電極へ、コレクタ電流が流れる。これにより、負荷ZLへDC出力電流及び出力電圧Voutが供給される。
1次側IGBT21−1〜21−6のオン/オフ動作の際、各コンデンサ23−1〜23−6と各インダクタ30−1〜30−3とにより形成されるLC共振回路により、ZVSのソフトスイッチング動作が行われ、図9に示すように、DC出力電圧Voutが0Vから起動目標電圧Vref1(=340V)へ上昇して行く。
制御回路70Aは、前記第1の電圧差に基づき、出力電圧Voutが起動目標電圧Vref1に達して出力電圧Voutが確立したか否かを判定し、判定結果が確立無しの場合には、確立するまで待ち、判定結果が確立有りの場合には、2次側IGBT51−1〜51−6をソフトスイッチングさせるためのタイミング、オン/オフ時間等を演算し、第2の制御信号G11〜G16を出力する。これにより、図9に示すように、例えば、起動後15msec時に2次側スイッチングが開始され、2次側IGBT51−1〜51−6がオン/オフしてソフトスイッチング動作が行われ、起動が完了する。
(2) 起動完了後の定電圧動作
図8のDC/DCコンバータの起動完了後、定電圧動作が開始されると、制御回路70Aは、出力電圧Voutと制御目標電圧Vref2との第2の電圧差を算出し、この第2の電圧差をゼロにするようなPI制御演算を行い、1次側IGBT21−1〜21−6と2次側IGBT51−1〜51−6のオン/オフ時間等を演算し、第1の制御信号G1〜G6を1次側IGBT21−1〜21−6のゲートへそれぞれ出力すると共に、第2の制御信号G11〜G16を2次側IGBT51−1〜51−6へそれぞれ出力する。これにより、1次側及び2次側スイッチングが行われ、1次側IGBT21−1〜21−6及び2次側IGBT51−1〜51−6がオン/オフしてソフトスイッチング動作が行われ、出力電圧Voutが制御目標電圧Vref2に一致するような定電圧動作が行われる。
(実施例2の効果)
本実施例2のDC/DCコンバータによれば、次の(a)、(b)のような効果がある。
(a) 図11は比較例の起動方法におけるシミュレーション結果を示す全体図、及び図12は図11中の起動後25msec時の拡大図である。
図11及び図12の比較例では、図8のDC/DCコンバータにおける起動時において、1次側IGBT21−1〜21−6と2次側IGBT51−1〜51−6との双方でソフトスイッチング動作を行った場合のシミュレーション結果が示されている。図11において、横軸は起動後の時間[msec]、縦軸は出力電圧Vout[V]、IGBT21−1,51−1のコレクタ・エミッタ間電圧Vce[V]、及びIGBT21−1,51−1のコレクタ電流[A]である。図12において、横軸は起動後の時間[msec]、縦軸は制御信号G1,G11の電圧[V]、及びIGBT21−1,51−1のコレクタ電流[A]である。
図12に示すように、2次側IGBT51−1のコレクタ電流には、ソフトスイッチング失敗によるサージ電流isが発生している。図示しないが、他の2次側IGBT51−2〜51−6のコレクタ電流にも、ソフトスイッチング失敗によるサージ電流isが発生する。
これに対し、本実施例2では、図10に示すように、DC/DCコンバータを起動する際に、2次側IGBT51−1〜51−6のソフトスイッチング動作を行わずに、1次側IGBT21−1〜21−6のみのソフトスイッチング動作を行う。各2次側IGBT51−1〜51−6にはこれらと並列に還流手段である例えばダイオード52−1〜52−6がそれぞれ接続されているので、これらのダイオード52−1〜52−6の電流のみを用いて出力側の負荷ZLに出力電流を供給し、出力電圧Voutの確立を行っている。そのため、実施例1と同様に、2次側IGBT51−1〜51−6がソフトスイッチング動作をできない領域に入ることなく、DC/DCコンバータの起動を行うことができる。従って、起動時においてスイッチング損失やノイズ等の発生を抑制することができる。
(b) 図8のDC/DCコンバータによれば、1次側のコンデンサ10及びブリッジ回路20Aと2次側のコンデンサ60及びブリッジ回路50Aとが同一の回路構成になっているので、実施例1と同様に、例えば、入出力関係を逆にして、入力電圧Vin側に負荷ZLを接続し、出力電圧Vout側から入力電圧Vinを入力すれば、双方向の使用が可能である。これにより、本実施例2のDC/DCコンバータにおける利用範囲が広がり、便利である。
(変形例)
本発明は、上記実施例に限定されず、種々の利用形態や変形が可能である。この利用形態や変形例としては、例えば、次の(i)、(ii)のようなものがある。
(i) 1次側ブリッジ回路20,20A及び2次側ブリッジ回路50,50A中のIGBT21−1〜21−6,51−1〜51−6は、電界効果トランジスタ(以下「FET」という。)等の他のスイッチング素子を使用してもよく、これにより、実施例1、2とほぼ同様の作用効果を奏することができる。なお、FETを使用する場合、共振用のコンデンサ23−1〜23−6,53−1〜53−6に代えて、そのFETの寄生容量を使用してもよい。又、還流用のダイオード22−1〜22−6,52−1〜52−6に代えて、そのFETの寄生ダイオードを使用してもよい。
(ii) 制御回路70,70Aは、図1以外の回路構成に変更してもよい。
10,60 コンデンサ
20,20A 1次側ブリッジ回路
21−1〜21−6,51−1〜51−6 IGBT
22−1〜22−6,52−1〜52−6 ダイオード
23−1〜23−6,53−1〜53−6 コンデンサ
30,30−1〜30−3 インダクタ
40,40A トランス
41,41−1〜41−3 1次巻線
42,42−1〜42−3 2次巻線
50,50A 2次側ブリッジ回路
70,70A 制御回路
81,91 第1、第2の比較手段
82 出力電圧確立手段
83 2次側スイッチング開始手段
92 PI制御演算手段
100 制御信号演算手段
101,102 1次側、2次側ドライバ

Claims (6)

  1. 1次巻線及び2次巻線を有する変圧器と、
    第1の制御信号によってオン/オフ動作する第1のスイッチング素子と、前記第1のスイッチング素子に対して逆並列に接続された第1の還流手段と、を複数有し、前記第1のスイッチング素子のオン/オフ動作により、直流の入力電圧を交流電圧に変換して前記1次巻線側へ供給する共振機能付きの第1のブリッジ回路と、
    第2の制御信号によってオン/オフ動作する第2のスイッチング素子と、前記第2のスイッチング素子に対して逆並列に接続された第2の還流手段と、を複数有し、前記第2の還流手段により、前記2次巻線側から供給される交流電圧を整流して直流の出力電圧を出力する共振機能付きの第2のブリッジ回路と、
    前記第1及び第2のブリッジ回路における起動時の前記出力電圧と起動目標電圧とを比較し、前記出力電圧が前記起動目標電圧に達して前記出力電圧が確立したか否かを判定して確立無し又は確立有りの判定結果を求め、前記判定結果が確立無しの場合には、前記第1の制御信号を生成して前記第1のスイッチング素子のスイッチング動作を制御し、前記判定結果が確立有りの場合には、前記第1及び第2の制御信号を生成して前記第1及び第2のスイッチング素子の前記スイッチング動作を制御して前記起動を完了させる第1の制御手段と、
    を有することを特徴とするDC/DCコンバータ。
  2. 前記第1のブリッジ回路は、
    前記第1のスイッチング素子と、前記第1の還流手段と、前記第1のスイッチング素子に対して並列に接続された共振用の第1の容量素子と、を複数有し、
    前記第2のブリッジ回路は、
    前記第2のスイッチング素子と、前記第2の還流手段と、前記第2のスイッチング素子に対して並列に接続された共振用の第2の容量素子と、を複数有することを特徴とする請求項1記載のDC/DCコンバータ。
  3. 前記第1の制御手段は、
    前記起動時の前記出力電圧と前記起動目標電圧とを比較して、前記出力電圧と前記起動目標電圧との第1の電圧差を求める第1の比較手段と、
    前記第1の電圧差に基づき、前記出力電圧が前記起動目標電圧に達して前記出力電圧が確立したか否かを判定して前記判定結果を求める判定手段と、
    前記判定結果が確立無しの場合には、前記第1の制御信号を生成して前記第1のスイッチング素子の前記スイッチング動作を制御し、前記判定結果が確立有りの場合には、前記第1及び第2の制御信号を生成して前記第1及び第2のスイッチング素子の前記スイッチング動作を制御して前記起動を完了させる第1の制御駆動手段と、
    を有することを特徴とする請求項1又は2記載のDC/DCコンバータ。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載のDC/DCコンバータは、更に、
    前記起動の完了後に、前記出力電圧と制御目標電圧とを比較し、フィードバック制御演算を行って、前記出力電圧が前記制御目標電圧に一致するような前記第1及び第2の制御信号を生成し、前記第1及び第2のスイッチング素子の前記スイッチング動作を制御して定電圧動作を行わせる第2の制御手段を有することを特徴とするDC/DCコンバータ。
  5. 前記第2の制御手段は、
    前記起動の完了後に、前記出力電圧と前記制御目標電圧とを比較して、前記出力電圧と前記制御目標電圧との第2の電圧差を求める第2の比較手段と、
    前記第2の電圧差に基づき、前記フィードバック制御演算を行ってフィードバック制御演算結果を出力する制御演算手段と、
    前記フィードバック制御演算結果に基づき、前記出力電圧が前記制御目標電圧に一致するような前記第1及び第2の制御信号を生成し、前記第1及び第2のスイッチング素子の前記スイッチング動作を制御して前記定電圧動作を行わせる第2の制御駆動手段と、
    を有することを特徴とする請求項4記載のDC/DCコンバータ。
  6. 前記フィードバック制御演算は、比例・積分制御演算であることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載のDC/DCコンバータ。
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