JP2016012969A - Dc/dcコンバータの制御装置及びその制御方法 - Google Patents

Dc/dcコンバータの制御装置及びその制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】DC/DCコンバータにおいて、1次側直流電圧と2次側直流電圧の電圧差が大きい場合や軽負荷時にも、1次側スイッチ及び2次側スイッチをソフトスイッチング動作させることで、損失を低減させる。【解決手段】DC/DCコンバータの制御装置100において、1次側パルス変調器103から出力される1次側スイッチ61〜66の駆動信号S1p〜S6pと、2次側パルス変調器104から出力される2次側スイッチ91〜96の駆動信号S1s〜S6sと、の間の位相差φを位相制御部102で制御する。更に、デューティ制御部101により、1次側直流電圧E1と2次側直流電圧E2との電圧差に応じて、1次側スイッチ61〜66のディーティδpと2次側スイッチ91〜96のデューティδsのうち、デューティδpを調整し、1次側スイッチ61〜66と2次側スイッチ91〜96のオン又はオフ時にソフトスイッチング動作をさせる。【選択図】図1

Description

本発明は、1次側直流電圧を2次側直流電圧に変換する直流/直流コンバータであるDC/DCコンバータ、例えば、三相DAB(Dual Active Bridge)絶縁型双方向のDC/DCコンバータの制御装置及びその制御方法に係り、特に、DC/DCコンバータの1次側直流電圧と2次側直流電圧との差が大きい場合、全ての負荷条件においてソフトスイッチング動作が可能な制御装置及びその制御方法に関するものである。
従来、例えば、三相DAB絶縁型双方向のDC/DCコンバータとして、特許文献1及び非特許文献1の技術が知られている。
図2は、従来のDC/DCコンバータにおける主回路を示す構成図である。
このDC/DCコンバータの主回路1は、変圧器の漏れインダクタ(リーケージインダクタ)を利用したY−Y結線方式の三相DAB絶縁型双方向のDC/DCコンバータの主回路である。DC/DCコンバータの主回路1は、1次側直流電圧E1が印加される一対の1次側端子2,3と、2次側直流電圧E2が印加される一対の2次側端子4,5と、を有している。1次側端子2,3には、電流リップル吸収用のコンデンサ6と1次側フルブリッジ部10とが、並列に接続されている。1次側フルブリッジ部10の3つの交流端子N1〜N3には、Y−Y結線の三相変圧器20を介して、2次側フルブリッジ部30の3つの交流端子N11〜N13が接続されている。2次側フルブリッジ部30には、電流リップル吸収用のコンデンサ37が並列に接続されている。コンデンサ37の両電極には、2次側端子4,5が接続されている。
1次側フルブリッジ部10と2次側フルブリッジ部30とは、変圧器20を介して、左右対称になっている。1次側フルブリッジ部10は、直列に接続された1次側スイッチ11、交流端子N1及び1次側スイッチ12からなる直列回路としての第1のスイッチングレグ(これは「スイッチングアーム」とも言う。)と、直列に接続された1次側スイッチ13、交流端子N2及び1次側スイッチ14からなる第2のスイッチングレグと、直列に接続された1次側スイッチ15、交流端子N3及び1次側スイッチ16からなる第3のスイッチングレグと、が並列に接続された三相フルブリッジ回路で構成されている。1次側フルブリッジ部10の交流端子N1〜N3に接続された変圧器20は、三相のu,v,w相の1次巻線21a〜21cと2次巻線22a〜22cとを有し、これらがY−Y結線されている。1次巻線21a〜21cと2次巻線22a〜22cとの巻数比は、1:nである。
2次巻線22a〜22cには、2次側フルブリッジ部30の交流端子N11〜N13が接続されている。2次側フルブリッジ部30は、直列に接続された2次側スイッチ31、交流端子N11及び2次側スイッチ32からなる第4のスイッチングレグと、直列に接続された2次側スイッチ33、交流端子N12及び2次側スイッチ34からなる第5のスイッチングレグと、直列に接続された2次側スイッチ35、交流端子N13及び2次側スイッチ36からなる第6のスイッチングレグと、が並列に接続された三相フルブリッジ回路で構成されている。
各スイッチ11〜16,31〜36は、絶縁ゲートバイポーラトランジスタ(Insulated Gate Bipolar Transistor、以下「IGBT」という。)や、MOS形電界効果トランジスタ(metal-oxide-semiconductor field-effect transistor、以下「MOSFET」という。)により構成されている。6つの1次側スイッチ11〜16は、図示しない制御装置から供給される6つの1次側駆動信号S1p〜S6pによってオン/オフ動作する。6つの2次側スイッチ31〜36は、図示しない制御装置から供給される6つの2次側駆動信号S1s〜S6sによってオン/オフ動作する。
このような構成のDC/DCコンバータでは、各スイッチ11〜16,31〜36がソフトスイッチングを行うことで、高い効率が得られている。しかし、1次側直流電圧E1と、2次側直流電圧E2を変圧器20の巻数比1/nで1次側に換算した電圧と、が等しくない場合、軽負荷の条件において、直流電圧の低い側のスイッチ(例えば、31〜36)は、ソフトスイッチングの条件が成立せず、損失が増加してしまう問題がある。しかも、1次側直流電圧E1と、2次側直流電圧E2を変圧器20の巻数比1/nで1次側に換算した電圧と、の電圧差が大きい程、ソフトスイッチング動作しない負荷領域が拡大される。
非特許文献1の技術では、1次側スイッチ11〜16のソフトスイッチング動作条件を次の(1)式で表し、2次側スイッチ31〜36のソフトスイッチング動作条件を次の(2)式で表している。
Figure 2016012969
図3は、図2のソフトスイッチング動作範囲の特性を示すグラフである。
図3の横軸は、1次側スイッチ11〜16と2次側スイッチ31〜36の位相差φ[deg]である。縦軸は、1次側直流電圧E1と、2次側直流電圧E2を変圧器20の巻数比1/nで1次側に換算した電圧E2/nと、の比(これを「1次側と2次側の電圧比」という。)E2/nE1である。
(1)式と(2)式に表した1次側スイッチ11〜16と2次側スイッチ31〜36の位相差φと、1次側と2次側の電圧比E2/nE1と、によるソフトスイッチング動作範囲の関係が、図3に示されている。
図3において、1次側スイッチ11〜16の境界線41,42により区画された領域(I)は、1次側スイッチ11〜16のソフトスイッチング不可領域である。2次側スイッチ31〜36の境界線43,44により区画された領域(II)は、2次側スイッチ31〜36のソフトスイッチング不可領域である。1次側スイッチ11〜16の境界線41と2次側スイッチ31〜36の境界線43とにより区画された領域(III)と、1次側スイッチ11〜16の境界線42と2次側スイッチ31〜36の境界線44とにより区画された領域(IV)とは、1次側スイッチ11〜16と2次側スイッチ31〜36とのソフトスイッチング可能領域である。
この図3に示されるように、1次と2次の電圧比E2/nE1が1から離れる程、ソフトスイッチング動作がし難くなる。又、位相差φが小さい程(即ち、軽負荷で伝送電力が小さい程)、ソフトスイッチング条件が成立し難い。
米国特許第5,027,264号明細書
電気学会論文誌D、133巻6号(2013年)周藤龍、清水敏久「Y−Δ結線による三相絶縁型双方向DC/DCコンバータの軽負荷時の効率改善」p.595―608
しかしながら、従来のDC/DCコンバータでは、次のような課題があった。
特許文献1では、図2に示されたDC/DCコンバータの主回路1及び位相シフトによる制御方法を提案している。しかし、非特許文献1にも記載されているように、1次側と2次側の電圧比E2/nE1が1から離れる程、ソフトスイッチング動作しない条件がある。
その改善策として、非特許文献1では、変圧器20の結線方式をY−Y結線からY−Δ結線に変更する方法を提案している。この非特許文献1の技術では、従来の制御方式を変えず、1次側と2次側の電圧比E2/nE1が0.86〜1.14の範囲において、全ての負荷領域でソフトスイッチング動作条件を満足するように改善されている。
しかし、前記Y−Δ結線の変圧器20の結線方式による改善は、特許文献1の従来の制御方式であるため、制御パラメータが、1次側スイッチ11〜16と2次側スイッチ31〜36の位相差φのみであり、ソフトスイッチング動作範囲の制御ができず、前記0.86〜1.14のソフトスイッチング動作範囲は限界である。
1次側直流電源E1又は2次側直流電源E2は、蓄電池やキャパシタ等の蓄電デバイスを用いることが多い。これらの蓄電デバイスに要求される充放電の電圧範囲は広く、±14%を越えるものが多い。そのため、DC/DCコンバータの1次側と2次側の電圧比E2/nE1において、前記の0.86〜1.14のソフトスイッチング動作範囲に対し、蓄電デバイスの電圧変動範囲を全てカバーするのは難しい。効率改善のため、広い直流電圧範囲に対してソフトスイッチング動作の改善が課題となる。
本発明のDC/DCコンバータの制御装置及びその制御方法は、1次巻線及び2次巻線を有する変圧器と、前記変圧器に対して直列に接続されたインダクタと、1次側駆動信号によってオン/オフ動作する1次側スイッチを複数有し、前記1次側スイッチのオン/オフ動作により、入力される1次側直流電圧を交流電圧に変換して前記1次巻線側へ供給する1次側ブリッジ回路と、2次側駆動信号によってオン/オフ動作する2次側スイッチを複数有し、前記2次側スイッチのオン/オフ動作により、前記2次巻線側から供給される交流電圧を整流して2次側直流電圧を出力する2次側ブリッジ回路と、を備えるDC/DCコンバータの主回路に対して前記1次側駆動信号及び前記2次側駆動信号を供給する装置及びその方法である。
そして、本発明の制御装置及びその制御方法は、前記1次側駆動信号と前記2次側駆動信号との間の位相差を制御すると共に、前記1次側直流電圧と前記2次側直流電圧との電圧差に応じて前記1次側スイッチの1次側デューティと前記2次側スイッチの2次側デューティとを調整し、前記1次側スイッチ及び前記2次側スイッチのオン/オフ時にソフトスイッチング動作をさせることを特徴とする。
例えば、前記変圧器、前記インダクタ、前記1次側ブリッジ回路、及び前記2次側ブリッジ回路は、それぞれ三相の変圧器、三相のインダクタ、三相の1次側ブリッジ回路、及び三相の2次側ブリッジ回路である。
本発明のDC/DCコンバータの制御装置及びその制御方法によれば、デューティによるソフトスイッチング動作条件の制御を可能にしたので、1次側直流電圧と2次側直流電圧との電圧差が大きい場合や軽負荷時にも、ソフトスイッチング動作範囲を広げ、損失を低減させることが可能になる。
図1は本発明の実施例1におけるDC/DCコンバータを示す構成図である。 図2は従来のDC/DCコンバータにおける主回路を示す構成図である。 図3は図2のソフトスイッチング動作範囲の特性を示すグラフである。 図4は図1(a)中の主回路50の等価回路を示す図である。 図5は図1のDC/DCコンバータにおけるソフトスイッチング動作を説明するための図である。 図6は図5におけるローサイドのスイッチ62のターンオフから、ハイサイドのスイッチ61のターンオンの間の動作波形を示す図である。 図7は図4の等価回路における主要デバイスの動作例を示す波形図である。 図8は図1のソフトスイッチングの条件を満足するソフトスイッチング動作範囲を示す図である。 図9は図1のソフトスイッチング動作範囲の例を示す図である。 図10は本発明の実施例2におけるDC/DCコンバータを示す構成図である。 図11は本発明の実施例3におけるDC/DCコンバータを示す構成図である。 図12は本発明の実施例4におけるDC/DCコンバータの主回路を示す構成図である。
本発明を実施するための形態は、以下の好ましい実施例の説明を添付図面と照らし合わせて読むと、明らかになるであろう。但し、図面はもっぱら解説のためのものであって、本発明の範囲を限定するものではない。
(実施例1の構成)
図1(a)〜(c)は、本発明の実施例1におけるDC/DCコンバータを示す構成図であり、同図(a)はDC/DCコンバータの全体の構成図、及び、同図(b)、(c)は同図(a)中のスイッチの構成図である。
本実施例1のDC/DCコンバータは、例えば、Y−Y結線の変圧器と外付けのインダクタを用いた三相絶縁型双方向のDC/DCコンバータであり、双方向変換回路である主回路50と、この主回路50の2次側電圧を目標電圧に追従制御するための制御装置100と、により構成されている。
主回路50は、1次側と2次側の間の電気的絶縁を確保しつつ、双方向に電力を転送するものであり、1次側直流電圧E1が印加される一対の1次側端子51,52と、2次側直流電圧E2が印加される一対の2次側端子53,54と、を有している。1次側端子51,52と2次側端子53,54との間には、電流リップル吸収用の1次側電源フィルタ(例えば、コンデンサ)55と、1次側ブリッジ回路としての1次側フルブリッジ部60と、外付けのインダクタ部80と、Y−Y結線された三相変圧器70と、2次側ブリッジ回路としての2次側フルブリッジ部90と、電流リップル吸収用の2次側電源フィルタ(例えば、コンデンサ)97と、が縦続接続されている。1次側フルブリッジ部60と2次側フルブリッジ部90とは、変圧器70及びインダクタ部80を中心にして左右対称構成になっている。
1次側端子51,52には、コンデンサ55と1次側フルブリッジ部60とが並列に接続されている。1次側フルブリッジ部60は、直列に接続された1次側スイッチ61、交流端子N21及び1次側スイッチ62からなる第1のスイッチングレグと、直列に接続された1次側スイッチ63、交流端子N22及び1次側スイッチ64からなる第2のスイッチングレグと、直列に接続された1次側スイッチ65、交流端子N23及び1次側スイッチ66からなる第3のスイッチングレグと、が並列接続された三相フルブリッジ回路で構成されている。第1〜第3のスイッチングレグの3つの交流端子N21〜N23には、インダクタ部80を介して、変圧器70が接続されている。インダクタ部80は、一端が交流端子N21に接続されたインダクタ81と、一端が交流端子N22に接続されたインダクタ82と、一端が交流端子N23に接続されたインダクタ83と、により構成されている。3つのインダクタ81〜83の他端には、変圧器70が接続されている。
変圧器70は、u相の1次巻線71a、v相の1次巻線71b、w相の1次巻線71c、u相の2次巻線72a、v相の2次巻線72b、及びw相の2次巻線72cを有し、これらの巻線がY−Y結線されている。本実施例1では、変圧器70の構造は限定されないが、例えば、小容量のDC/DCコンバータでは、1つのコアに三相の巻線が巻かれた一体化構造の変圧器を使用できる。又、大容量のDC/DCコンバータでは、変圧器のコアサイズが大型化するので、3つの変圧器を使用することが望ましい。3つの2次巻線72a,72b,72cには、2次側フルブリッジ部90の3つの交流端子N31〜N33が接続されている。
2次側フルブリッジ部90は、直列に接続された2次側スイッチ91、交流端子N31及び2次側スイッチ92からなる第4のスイッチングレグと、直列に接続された2次側スイッチ93、交流端子N32及び2次側端子94からなる第5のスイッチングレグと、直列に接続された2次側スイッチ95、交流端子N33及び2次側端子96からなる第6のスイッチングレグと、が並列接続された三相フルブリッジ回路で構成されている。この2次側フルブリッジ部90には、並列に接続されたコンデンサ97を介して、2次側端子53,54が接続されている。
6つの1次側スイッチ61〜66は、制御装置100から供給される6つの1次側駆動信号S1p〜S6pによってそれぞれオン/オフ動作する。6つの2次側スイッチ91〜96は、制御装置100から供給される6つの2次側駆動信号S1s〜S6sによってそれぞれオン/オフ動作する。
各スイッチ61〜66,91〜96は、例えば、図1(b)に示すように、半導体スイッチング素子としてのMOSFET61aと、このMOSFET61aのドレイン及びソースに対して逆並列に接続されたダイオード61bと、MOSFET61aのドレイン及びソースに対して並列に接続された外付けのコンデンサ61cと、により構成されている。ダイオード61bは、外付けの還流ダイオード(フリーホイールダイオード)又はMOSFET61aの寄生ダイオードにより構成されている。コンデンサ61cは、MOSFET61aの寄生容量で構成しても良い。
又、各スイッチ61〜66,91〜96は、例えば、図1(c)に示すように、半導体スイッチング素子としてのIGBT61dと、このIGBT61dのコレクタ及びエミッタに対して逆並列に接続されたダイオード61eと、IGBT61dのコレクタ及びエミッタに対して並列に接続された外付けのコンデンサ61fと、により構成されている。ダイオード61eは、外付けのフリーホイールダイオードにより構成されている。コンデンサ61fは、IGBT61dの寄生容量で構成しても良い。
なお、各インダクタ81〜83は、Y−Y結線された変圧器70と直列に接続されている。そのため、各インダクタ81〜83は、変圧器70の2次側に接続しても良い。又は、各インダクタ81〜83を2分割し、それぞれ変圧器70の1次側と2次側に直列に接続しても良い。変圧器70の各u相、v相、w相の巻数比は同じであり、1次巻線71a〜71cと2次巻線72a〜72cとの巻数比は、例えば、1:nである。
制御装置100は、中央処理装置(CPU)等で構成され、1次側直流電圧E1及び2次側直流電圧E2を入力するデューティ制御部101と、2次側直流電圧E2とこの電圧の目標値である2次側目標電圧E2refとを入力する位相制御部102と、を有している。デューティ制御部101及び位相制御部102の出力側には、1次側パルス変調器103及び2次側パルス変調器104が接続されている。
デューティ制御部101は、入力された1次側直流電圧E1と2次側直流電圧E2とを計測し、1次側と2次側の電圧比E2/nE1の大小に応じて、1次側スイッチ61〜66又は2次側スイッチ91〜96がソフトスイッチング動作になるように、1次側スイッチ61〜66の1次側デューティδp及び2次側スイッチ91〜96の2次側デューティδs(例えば、1−δp)の指令を生成する機能を有している。生成された1次側デューティδpの指令は、1次側パルス変調器103へ出力され、生成された2次側デューティδs(=1−δp)の指令は、2次側パルス変調器104へ出力される。
なお、デューティ制御部101において、1次側スイッチ61〜66の1次側デューティδpのみ、又は2次側スイッチ91〜96の2次側デューティδsのみを、調整する構成に変形しても良い。
位相制御部102は、入力された2次側直流電圧E2及び2次側目標電圧E2refに基づき、電力転送する目標電力に応じて、1次側スイッチ61〜66と2次側スイッチ91〜96との位相差φの指令を生成し、この指令を1次側パルス変調器103及び2次側パルス変調器104へ出力する機能を有している。
1次側パルス変調器103は、入力された1次側デューティδpの指令と位相差φの指令とに基づき、1次側スイッチ61〜66の1次側デューティδp及び1次側位相を変調し、1次側スイッチ61〜66へ与える1次側駆動信号S1p〜S6pを生成する機能を有している。例えば、第1〜第3のスイッチングレグのハイサイドのスイッチ61,63,65とローサイドのスイッチ62,64,66との信号を反転させ、それぞれのスイッチングレグの駆動信号S1p〜S6pは、2π/3の位相差を設け、1次側デューティを同じδpとしている。
2次側パルス変調器104は、入力された位相差φの指令と2次側デューティδsの指令とに基づき、2次側スイッチ91〜96の2次側デューティδs及び2次側位相を変調し、2次側スイッチ91〜96へ与える2次側駆動信号S1s〜S6sを生成する機能を有している。例えば、第4〜第6のスイッチングレグのハイサイドのスイッチ91,93,95とローサイドのスイッチ92,94,96との信号を反転させ、それぞれのスイッチングレグの駆動信号S1s〜S6sは、2π/3の位相差を設け、2次側デューティを同じδs(=1−δp)としている。
図4は、図1(a)中の主回路50の等価回路を示す図である。
反転したパルスの駆動信号S1p〜S6p,S1s〜S6sにより、第1〜第6のスイッチングレグを構成するハイサイドのスイッチ61,63,65,91,93,95と、ローサイドのスイッチ62,64,66,92,94,96と、を駆動すると、スイッチングレグの交流端子N21〜N23,N31〜N33に、その駆動信号S1p〜S6p,S1s〜S6sに同期した矩形波が出力される。この矩形波を、制御された電圧源と見なした等価回路が図4に示されている。
図4に示すように、1次側フルブリッジ部60とコンデンサ55と1次側直流電圧E1とは、Y結線した三相矩形波電圧源Vup,Vvp,Vwpからなる1次側三相電圧源60aに置き換えられ、2次側フルブリッジ部90とコンデンサ97と2次側直流電圧E2と変圧器70とは、Y結線した三相矩形波電圧源Vus/n、Vvs/n、Vws/nからなる2次側三相電圧源90aに置き換えられる。1次側三相電圧源60aの中性点Npに接続された三相矩形波電圧源Vup,Vvp,Vwpは、1次側の第1〜第3のスイッチングレグの交流端子N21〜N23から出力される矩形波である。2次側三相電圧源90aの中性点Nsに接続された三相矩形波電圧源Vus/n、Vvs/n、Vws/nは、2次側の第4〜第6のスイッチングレグの交流端子N31〜N33から出力された矩形波を変圧器70の巻数比1/nで1次側に換算した矩形波である。
1次側の三相矩形波電圧源Vup,Vvp,Vwpと、2次側の三相矩形波電圧源Vus/n、Vvs/n、Vws/nとは、対称三相であり、それぞれの相がu相、v相、w相である。各u,v,w相のインダクタ81〜83は、それぞれ1次側と2次側の三相矩形波電圧源Vup,Vvp,Vwp,Vus/n、Vvs/n、Vws/nに接続されている。各相のインダクタ81〜83には、矢印方向のインダクタ電流I81〜I83がそれぞれ流れる。
(実施例1のソフトスイッチング動作)
図1のDC/DCコンバータにおけるソフトスイッチング動作のメカニズムを説明する。
1次側直流電圧E1、2次側直流電圧E2、及び2次側目標電圧E2refが、制御装置100に入力される。デューティ制御部101は、入力された1次側直流電圧E1及び2次側直流電圧E2を計測し、1次側と2次側の電圧比E2/nE1の大小に応じて、1次側スイッチ61〜66の1次側デューティδp及び2次側スイッチ91〜96の2次側デューティδs(=1−δp)の指令を生成し、その1次側デューティδpの指令を1次側パルス変調器103へ与えると共に、2次側デューティδsの指令を2次側パルス変調器104へ与える。位相制御部102は、入力された2次側直流電圧E2及び2次側目標電圧E2refに基づき、1次側スイッチ61〜66と2次側スイッチ91〜96との位相差φの指令を生成し、この指令を1次側パルス変調器103及び2次側パルス変調器104へ与える。
1次側パルス変調器103は、入力された1次側デューティδpの指令と位相差φの指令とに基づき、デューティδpを有する1次側駆動信号S1p〜S6pを生成し、この1次側駆動信号S1p〜S6pによって1次側スイッチ61〜66をオン/オフ動作させる。更に、2次側パルス変調器104は、入力された位相差φの指令と2次側デューティδsの指令とに基づき、それぞれ2π/3の位相差を有する2次側駆動信号S1s〜S6sを生成し、この2次側駆動信号S1s〜S6sによって2次側スイッチ91〜96をオン/オフ動作させる。
主回路50において、インダクタ81〜83の遅れ電流により、例えば、スイッチ61〜66がターンオンする前のデッドタイム中に、スイッチ61〜66内の半導体スイッチング素子に逆方向の電流が流れ、このスイッチ61〜66内の半導体スイッチング素子に対して並列に接続されたコンデンサ又は寄生容量を放電させる。この放電により、スイッチ61〜66内の半導体スイッチング素子の電圧がゼロになってから、スイッチ61〜66内の半導体スイッチング素子に対して逆並列に接続されたダイオードが導通する。その後のスイッチ61〜66内の半導体スイッチング素子のターンオン時にスイッチ電圧がゼロであるため、ゼロ・ボルト・スイッチング(以下「ZVS」という。)動作になる。又、例えば、フルブリッジ部60の出力電流のゼロクロスは、ZVS後に発生するため、スイッチングレグの交流端子N21〜N23における電流と電圧の波形は、正弦波状でなくても電流が電圧よりも遅れる。
図5は、図1のDC/DCコンバータにおけるソフトスイッチング動作を説明するための図である。この図5には、1スイッチングレグ分のハイサイドのスイッチ61のターンオン時と、ローサイドのスイッチ62のターンオフ時の動作が示されている。更に、図6は、図5におけるローサイドのスイッチ62のターンオフから、ハイサイドのスイッチ61のターンオンの間の動作波形を示す図である。
1次側と2次側の各相のスイッチ61〜66,91〜96の動作は同じであるため、1スイッチングレグ分のハイサイドのスイッチ61のターンオン時と、ローサイドのスイッチ62のターンオフ時の動作が、代表例として図5に示されている。スイッチ61,62は、図1(b)に示すMOSFET61a,62aを使用している。図5中の符号61b,62bはMOSFET61a,62aのボディーダイオード、及び、符号61c,62cはドレイン・ソース間の寄生容量である。
図6の動作波形図において、横軸は期間T1〜T4の経過時間(t)、縦軸は電圧及び電流である。図6の縦軸において、S1p,S2pはMOSFET61a,62aのゲートに印加される駆動信号の電圧、I81はインダクタ81を流れるインダクタ電流、I61aはMOSFET61aのドレイン・ソース間電流、I61bはダイオード61bに流れる電流、I62aはMOSFET62aのドレイン・ソース間電流、I62bはダイオード62bに流れる電流、I61cは寄生容量61cに流れる電流、I62cは寄生容量62cに流れる電流、V61cは寄生容量61cの両電極間の電圧、及び、V62cは寄生容量62cの両電極間の電圧である。図6の横軸のtdは、MOSFET61aとMOSFET62aのデッドタイムである。
図5及び図6において、期間T1にMOSFET61aがオフし、MOSFET62aがオンしているため、インダクタ電流I81は、短波線で示すように、MOSFET62aに流れる。期間T2にMOSFET61a,62aがオフし、長波線で示すように、MOSFET62aに流れていたインダクタ電流I81は、継続してスイッチングレグの交流端子N21に向かって流れ、それぞれインダクタ電流I81の1/2の電流で寄生容量62cを充電し、寄生容量61cを放電させる。寄生容量61cの電圧V61cがゼロまで放電完了と同時に、寄生容量62cの電圧V62cは、1次側直流電圧E1まで充電され、一点鎖線で示すように、期間T3にボディーダイオード61bが導通する。実線で示すように、期間T4にMOSFET61aがターンオンし、インダクタ電流I81がMOSFET61a又はボディーダイオード61bに流れる。
MOSFET61aは、ターンオン時にドレイン・ソース間の電圧V61cがゼロになっていたため、MOSFET61aのターンオン時はZVS動作をする。一方で、MOSFET62aがターンオフの瞬間に電圧がゼロであり、長波線で示すように、MOSFET62aに流れていたインダクタ電流I81が寄生容量62cを充電する。MOSFET62aのドレイン・ソース間電圧V62cが緩やかに上昇し、寄生容量62cに電荷を蓄積するため、スイッチング損失は殆ど発生しない。寄生容量62cに蓄積された電荷は、MOSFET62aの次のターンオンする前のデッドタイムtd中に、MOSFET61aのターンオン時と同じ動作で、実線で示すインダクタ電流I81と逆方向で放出し、無駄な損失にはならない。
インダクタ電流I81が上下対称であるため、MOSFET61aのターンオフ直前の電流の向きは、ターンオン直前の向きと逆であり、電流値が等しい。MOSFET61aのターンオフからMOSFET62aのターンオンまでの動作は、前記のソフトスイッチング動作と同じメカニズムであり、ハイサイドのスイッチ61とローサイドのスイッチ62のターンオン時のソフトスイッチング動作条件は同時に満足する。
(図4の等価回路の主要デバイス動作)
図7は、図1(a)の制御装置100で生成した駆動信号S1p〜S6p,S1s〜S6sの指令で1次側スイッチ61〜66と2次側スイッチ91〜96を駆動した時の図4の等価回路における主要デバイスの動作例を示す波形図である。
インダクタ81〜83に印加された電圧をそれぞれV81,V82,V83とし、次の(3)式〜(5)式に表す。
Figure 2016012969
三相対称であるため、(4)式、(5)式に表した電圧Vap,Vasとu相のインダクタ81の両電極間の電圧V81とインダクタ電流I81のみを示す。
ハイサイドの1次側スイッチ61のターンオン時の電流はi81a、ターンオフ時の電流はi81c3であり、ハイサイドの2次側スイッチ91のターンオン時の電流はi81b、ターンオフ時の電流はi81dである。1次側スイッチ61のターンオン時におけるソフトスイッチングの条件はi81a≦0、1次側スイッチ61のターンオフ時におけるソフトスイッチングの条件はi81c≧0、2次側スイッチ91のターンオン時におけるソフトスイッチングの条件はi81b≧0、1次側スイッチ61のターンオフ時におけるソフトスイッチングの条件はi81d≦0である。
図8は、前記のソフトスイッチングの条件を満足するハイサイドの1次側スイッチ61,63,65とハイサイドの2次側スイッチ91,93,95とのターンオンとターンオフのタイミングでソフトスイッチング動作が行える範囲を示す図である。
図8において、符号aは、ハイサイドの1次側スイッチ61,63,65におけるソフトスイッチングのターンオン時の境界、符号bは、ハイサイドの1次側スイッチ61,63,65におけるソフトスイッチングのターンオフ時の境界である。符号cは、ハイサイドの2次側スイッチ91,93,95におけるソフトスイッチングのターンオン時の境界、符号dは、ハイサイドの2次側スイッチ91,93,95におけるソフトスイッチングのターンオフ時の境界である。
領域(1)は、ハイサイドの1次側スイッチ61,63,65のターンオン、ハイサイドの1次側スイッチ61,63,65のターンオフ、ハイサイドの2次側スイッチ91,93,95のターンオン、及び、ハイサイドの2次側スイッチ91,93,95のターンオフについて、全てソフトスイッチング可能(図8の表中の○印)な領域である。領域(2)〜(7)は、ハイサイドの1次側スイッチ61,63,65及びハイサイドの2次側スイッチ91,93,95におけるターンオン及びターンオフのいずれかが、ハードスイッチング(ソフトスイッチング不可、図8の表中の×印)の領域である。
1次側と2次側の電圧比E2/nE1が1から離れる場合、1次側スイッチ61〜66のデューティδpを制御することで、軽負荷時のスイッチング動作範囲が拡大される。
図9は、図1の1次側スイッチ61〜66のデューティδpがδp=2/3の時のハイサイドの1次側スイッチ61,63,65とハイサイドの2次側スイッチ91,93,95のターンオンとターンオフのタイミングでソフトスイッチング動作が行える範囲の例を示す図であり、図8中の要素と共通の要素には共通の符号が付されている。
本実施例1におけるDC/DCコンバータの制御装置100は、1次側と2次側の電圧比E2/nE1に応じて1次側スイッチ61〜66のデューティδpと2次側スイッチ91〜96のデューティδs(=1−δp)の和を1とし、主回路50のインダクタ81〜83の両電極側に、位相が反転する偶数次高調波電圧を発生させる。これにより、インダクタ81〜83に位相が遅れる高調波電流が流れる。この高調波は、基本波電圧に対して遅れているため、スイッチ61〜66,91〜96のスイッチング時における電圧がゼロとなり、ZVS動作をする。
(実施例1の効果)
本実施例1におけるDC/DCコンバータの制御装置100及びその制御方法によれば、次の(i)〜(iii)のような効果がある。
(i) 1次側と2次側の電圧比E2/nE1が1から離れていても、ZVS動作を成立させ、高効率に電力を伝送させることができる。更に、図8及び図9に示したように、1次側スイッチ61〜66のデューティδpと2次側スイッチ91〜96のデューティδsを制御することで、軽負荷において広い1次側と2次側の電圧比E2/nE1に対してZVS動作が可能になる。
(ii) 三相の変圧器70として、1つのコアに三相の巻線が巻かれた一体化構造のものを使用すれば、小型化及び高効率化が可能になる。そのため、一体化構造の変圧器70は、小容量のDC/DCコンバータに向いている。
(iii) 図1のDC/DCコンバータによれば、1次側のコンデンサ55及びフルブリッジ部60と、2次側のコンデンサ97及びフルブリッジ部90と、が同一の回路構成になっているので、入出力関係を逆にすれば、双方向の使用が可能である。これにより、実施例1のDC/DCコンバータにおける利用範囲が広がり、便利である。
(実施例2の構成)
図10は、本発明の実施例2におけるDC/DCコンバータを示す構成図であり、実施例1を示す図1(a)中の要素と共通の要素には共通の符号が付されている。
本実施例2のDC/DCコンバータは、実施例1の主回路50とは構成の異なる主回路50Aと、実施例1と同様の制御装置100と、を備えている。本実施例2の主回路50Aには、実施例1のY−Y結線の三相変圧器70に代えて、Δ−Δ結線の三相変圧器70Aが設けられている。即ち、実施例1の変圧器70では、1次巻線71a〜71cと2次巻線72a〜72cとがY−Y結線になっているが、これに対して、本実施例2の変圧器70Aでは、1次巻線71a〜71cと2次巻線72a〜72cとがΔ−Δ結線になっている。その他の構成は、実施例1と同様である。
(実施例2の動作)
本実施例2のDC/DCコンバータにおいて、2次側フルブリッジ部90で生成した三相矩形波が変圧器70Aを通してインダクタ部80に印加される電圧は、実施例1と同様である。そのため、図4の等価回路に置き換えることができ、実施例1と同等なZVS動作範囲が得られる。
(実施例2の効果)
本実施例2のDC/DCコンバータによれば、実施例1に比べて、変圧器70Aの定格電力kVAは同じであるが、変圧器70Aに印加される電圧が大きく、電流が小さい。そのため、低電圧大電流の用途に対して本実施例2のDC/DCコンバータを使用すれば、最適な設計ができる。
(実施例3の構成)
図11は、本発明の実施例3におけるDC/DCコンバータを示す構成図であり、実施例1を示す図1(a)中の要素と共通の要素には共通の符号が付されている。
本実施例3のDC/DCコンバータは、実施例1の主回路50とは構成の異なる主回路50Bと、実施例1と同様の制御装置100と、を備えている。実施例1の主回路50において、外付けのインダクタ81〜83は、Y−Y結線の三相変圧器70から独立してこの変圧器70と直列に接続されている。これに対して、本実施例3の主回路50Bでは、実施例1と同様のY−Y結線の三相変圧器70の外部に、インダクタを使用せず、変圧器70の漏れインダクタを利用している。その他の構成は、実施例1と同様である。
(実施例3の動作)
本実施例3において、Y−Y結線の変圧器70の漏れインダクタは、等価的に変圧器70に直列に接続されるため、原理的に、実施例1の動作と全く同じである。そのため、図4の等価回路に置き換えることができ、実施例1と同等なZVS動作範囲が得られる。
(実施例3の効果)
本実施例3のDC/DCコンバータによれば、実施例1に比べて、変圧器70の外部にインダクタを必要としないため、小型化、及び効率化が可能になる。
(実施例4の構成)
図12は、本発明の実施例4におけるDC/DCコンバータの主回路を示す構成図であり、実施例1を示す図1(a)中の要素と共通の要素には共通の符号が付されている。
本実施例4におけるDC/DCコンバータの主回路50Cでは、実施例1の主回路50に対して、Y−Y結線の三相変圧器70における1次側と2次側とに、直流遮断用のコンデンサ111〜113,121〜123がそれぞれ直列に接続されている。その他の構成は、実施例1と同様である。
(実施例4の動作・効果)
1次側スイッチ61〜66又は2次側スイッチ91〜96で発生した矩形波パルスは、変圧器70とインダクタ81〜83に印加される。各相の矩形波パルスのデューティが同じであれば、インダクタ81〜83の両電極側に印加される電圧の直流成分はゼロになる。つまり、(3)式〜(5)式の電圧Vap,Vbp,Vcp,Vas,Vbs,Vcsはゼロになり、各インダクタ81〜83における両電極間の各電圧V81〜V83もゼロになる。ところで、各スイッチングレグにおけるスイッチ61〜66,91〜96の制御誤差や、スイッチ61〜66,91〜96のスイッチング遅れのばらつきにより、各スイッチングレグの交流端子N21〜N23,N31〜N33から出力される矩形波パルスのデューティはからなずしも同じではなく、それぞれの直流成分が同じではない。すると、電圧Vap,Vbp,Vcp,Vas,Vbs,Vcs,V81〜V83に直流成分が残り、インダクタ81〜83や変圧器70は偏励磁され、飽和してしまう。
そこで、本実施例4では、変圧器70の1次側と2次側に直列にコンデンサ111〜113,121〜123を挿入し、直流電圧を遮断している。これにより、インダクタ81〜83や変圧器70の偏励磁を防止でき、前記の問題を解決できる。
(実施例1〜4の変形例)
本発明において、記載された実施例に対してのみ詳細に説明したが、本発明は、技術的思想の範囲で多彩な変形及び修正が可能であることは、当業者にとって明白なことであり、このような変形及び修正が特許請求の範囲に属することは当然のことである。
本発明の変形及び修正例としては、例えば、次の(i)、(ii)のようなものがある。
(i) 実施例4を示す図12中の直流遮断用のコンデンサ111〜113,121〜123は、実施例2を示す図10の主回路50Aや、実施例3を示す図11の主回路50Bに設けて良い。これにより、実施例4と同様の作用効果を奏することができる。
(ii) 実施例1〜4では、双方向のDC/DCコンバータについて説明したが、本発明は、一方向のDC/DCコンバータにも適用できる。
50,50A,50B,50C 主回路
55,97 コンデンサ
60 1次側フルブリッジ部
61〜66 1次側スイッチ
70,70A 三相変圧器
80 インダクタ部
81〜83 インダクタ
90 2次側フルブリッジ部
91〜96 2次側スイッチ
100 制御装置
101 デューティ制御部
102 位相制御部
103 1次側パルス変調器
104 2次側パルス変調器
111〜113,121〜123 コンデンサ

Claims (13)

  1. 1次巻線及び2次巻線を有する変圧器と、
    前記変圧器に対して直列に接続されたインダクタと、
    1次側駆動信号によってオン/オフ動作する1次側スイッチを複数有し、前記1次側スイッチのオン/オフ動作により、入力される1次側直流電圧を交流電圧に変換して前記1次巻線側へ供給する1次側ブリッジ回路と、
    2次側駆動信号によってオン/オフ動作する2次側スイッチを複数有し、前記2次側スイッチのオン/オフ動作により、前記2次巻線側から供給される交流電圧を整流して2次側直流電圧を出力する2次側ブリッジ回路と、
    を備えるDC/DCコンバータの主回路に対して前記1次側駆動信号及び前記2次側駆動信号を供給するDC/DCコンバータの制御装置であって、
    前記1次側駆動信号と前記2次側駆動信号との間の位相差を制御すると共に、前記1次側直流電圧と前記2次側直流電圧との電圧差に応じて前記1次側スイッチの1次側デューティと前記2次側スイッチの2次側デューティとを調整し、前記1次側スイッチ及び前記2次側スイッチのオン/オフ時にソフトスイッチング動作をさせるように構成されていることを特徴とするDC/DCコンバータの制御装置。
  2. 前記変圧器、前記インダクタ、前記1次側ブリッジ回路、及び前記2次側ブリッジ回路は、
    それぞれ三相の変圧器、三相のインダクタ、三相の1次側ブリッジ回路、及び三相の2次側ブリッジ回路であることを特徴とする請求項1記載のDC/DCコンバータの制御装置。
  3. 前記電圧差に応じて前記1次側スイッチの前記1次側デューティと前記2次側スイッチの2次側デューティとを調整して生成するデューティ制御部と、
    前記1次側直流電圧又は前記2次側直流電圧と目標電圧とを入力し、前記1次側直流電圧又は前記2次側直流電圧を前記目標電圧に追従させるための前記位相差を生成する位相制御部と、
    前記1次側デューティ及び前記位相差に基づいて、前記1次側スイッチの前記1次側デューティ及び1次側位相を変調し、前記1次側スイッチへ供給する前記1次側駆動信号を生成する1次側パルス変調器と、
    前記2次側スイッチの前記2次側デューティ及び前記位相差に基づいて、前記2次側スイッチの前記2次側デューティ及び2次側位相を変調し、前記2次側スイッチへ供給する前記2次側駆動信号を生成する2次側パルス変調器と、
    を有することを特徴とする請求項2記載のDC/DCコンバータの制御装置。
  4. 前記デューティ制御部は、
    前記1次側スイッチの前記1次側デューティのみ、又は前記2次側スイッチの前記2次側デューティのみ、又は前記1次側デューティと前記2次側デューティとを同時に調整することを特徴とする請求項3記載のDC/DCコンバータの制御装置。
  5. 前記1次側スイッチの前記1次側デューティをδpに、前記2次側スイッチの前記2次側デューティをδsとし、
    前記デューティ制御部は、
    前記1次側デューティδpと前記2次側デューティδsを同時に調整する場合、
    前記1次側デューティδpと前記2次側デューティδsとの和を1とし、前記電圧差に応じて、前記1次側デューティδpと前記2次側デューティδsとを調整することを特徴とする請求項4記載のDC/DCコンバータの制御装置。
  6. 前記変圧器は、Y−Y結線の変圧器であることを特徴とする請求項2〜5のいずれか1項記載のDC/DCコンバータの制御装置。
  7. 前記変圧器は、Δ−Δ結線の変圧器であることを特徴とする請求項2〜5のいずれか1項記載のDC/DCコンバータの制御装置。
  8. 前記インダクタは、外付けのインダクタ、又は前記変圧器の漏れインダクタであることを特徴とする請求項6載のDC/DCコンバータの制御装置。
  9. 前記インダクタは、外付けのインダクタであることを特徴とする請求項7記載のDC/DCコンバータの制御装置。
  10. 前記三相の変圧器は、
    1つのコアに三相の巻線が巻かれた一体化構造をしていることを特徴とする請求項2〜9のいずれか1項記載のDC/DCコンバータの制御装置。
  11. 前記変圧器における各相の1次側と2次側とには、直流遮断用のコンデンサがそれぞれ直列に接続されていることを特徴とする請求項1〜10のいずれか1項記載のDC/DCコンバータの制御装置。
  12. 前記1次側スイッチ及び前記2次側スイッチは、
    半導体スイッチング素子と、
    前記半導体スイッチング素子に対して逆並列に接続された外付けダイオード又は寄生ダイオードと、
    前記半導体スイッチング素子に対して並列に接続された外付けコンデンサ又は寄生容量と、
    をそれぞれ有することを特徴とする請求項1〜11のいずれか1項記載のDC/DCコンバータの制御装置。
  13. 1次巻線及び2次巻線を有する変圧器と、
    前記変圧器に対して直列に接続されたインダクタと、
    1次側駆動信号によってオン/オフ動作する1次側スイッチを複数有し、前記1次側スイッチのオン/オフ動作により、入力される1次側直流電圧を交流電圧に変換して前記1次巻線側へ供給する1次側ブリッジ回路と、
    2次側駆動信号によってオン/オフ動作する2次側スイッチを複数有し、前記2次側スイッチのオン/オフ動作により、前記2次巻線側から供給される交流電圧を整流して2次側直流電圧を出力する2次側ブリッジ回路と、
    を備えるDC/DCコンバータの主回路に対して前記1次側駆動信号及び前記2次側駆動信号を供給するDC/DCコンバータの制御方法であって、
    前記1次側駆動信号と前記2次側駆動信号との間の位相差を制御すると共に、前記1次側直流電圧と前記2次側直流電圧との電圧差に応じて前記1次側スイッチの1次側デューティと前記2次側スイッチの2次側デューティとを調整し、前記1次側スイッチ及び前記2次側スイッチのオン/オフ時にソフトスイッチング動作をさせることを特徴とするDC/DCコンバータの制御方法。
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