JP2006149029A - 電源装置 - Google Patents

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良孝 大久保
Mamoru Makuta
守 幕田
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Abstract

【課題】簡易な回路構成でありながら、待機モードの一定期間は外部からの入力電力をゼロにして消費電力を削減する電源装置を提供する。
【解決手段】本電源装置1は、負荷装置fへ電力を供給する通常モードと停止する待機モードを有する電源装置であって、入力電源を所望電力に変換して負荷装置に供給する電力変換回路2と、電力変換回路を制御する電力変換制御回路3と、電力変換制御回路に動作電力を供給する蓄電手段4と、蓄電手段への電流供給を制御する動作電力制御回路5と、から構成しいている。また、本電源装置は待機モード時に蓄電手段への電流供給状態にある第1待機モードと電流供給が停止状態にある第2待機モードとを選択可能に備え、特に蓄電手段が充電手段41である場合は、充電手段への充電電流の供給状態を第1待機モード、充電電流の供給停止状態を第2待機モードとし、この2つの待機モードを繰り返して消費電力を削減している。
【選択図】 図1

Description

本願発明は、負荷装置に電力を供給する通常動作の通常モードと、負荷装置へ電力の供給を停止する待機動作の待機モードを有する電源装置に関し、特に、待機モード時の動作電力の著しい低減を図った電源装置に関する。
近年、軽量、コンパクト性、及び制御の容易性からスイッチング方式を用いた電力変換の電源装置が一般化している。このスイッチング方式は、図5に示すように、電力変換回路aのスイッチング素子a1をPWM(Pulse Width Modulation)制御回路bにより制御して、入力電源を所望の電力に変換して負荷装置fに出力させるものである。なおPWM制御回路bは、電力変換回路aの検出回路cにより出力電圧を検知し、内部電源回路dから動作電力を得ているのが通常である。
かかるスイッチング電源のような安定化DC電源のほか、インバータや無停電電源等の電源装置は、大きく分けて電力の伝送を行う電力伝送系と、電力伝送系の動作を制御するための制御系とを含んで構成されている。
これらの電源装置の多くは、負荷装置へ電力を供給する通常動作の運転状態(以下、「通常モード」と称する。)と、負荷装置への電力供給は停止しているが所望時に迅速に電力供給をすることができるように待機した運転状態(以下、「待機モード」と称する。)との2つの動作モードを有している。そして、待機モードにおいては、電力伝送系の電力消費を停止させ、制御系の動作維持のための電力消費のみとし、電源装置全体として消費電力の削減をしていた。
また、電源装置の消費電力の削減方法としては、この他にも、例えば、特許文献1に示すものがある。これは、電源装置の制御回路にマイコンを配置するものであり、マイコンをメインマイコンとサブマイコンとに分け、通常モードと待機モードとで、メインとサブとを使い分ける方式である。すなわち、通常モードは、メインマイコンとサブマイコンとの両方が動作する。一方待機モードになった場合には、例えば消費電力が大きいPWM制御を行うメインマイコンを停止させて電力伝送系の出力を止めるが、この間もサブマイコンのみは動作させ、メインマイコンに関わる回路系以外はサブマイコンから電力を供給するようにしている。特許文献1に示された技術によれば、待機時において、メインマイコンが消費する電力分だけは削減可能であった。
特開2001−145355号公報(第3−4頁、第1図)
しかしながら、通常モードと待機モードとの2つの動作モードによる消費電力の削減では、待機モード時において、少ない電力とはいえ、制御系へ電力を出力し続けることを前提としていた。このため、たとえ待機モードといえども電源装置を外から見れば、消費電力が発生し続けることになり、消費電力の低減を図ろうとしても限界があった。
また、特許文献1に示す消費電力の削減では、待機モードにおいてメインマイコンの消費電力はゼロになるが、サブマイコンが動作するための消費電力分は削減することができなかった。
加えて、メインマイコンとサブマイコンの両方を設けることになるので回路が複雑になるばかりか、部品点数が増加することとなり、長期にわたる安定な電力供給を主目的とする電源装置においては信頼性低下に繋がっていた。しかも、両方のマイコンの調整が煩瑣になる等の問題も有していた。
さらに、待機モードは外部電源等のAC電力によってその動作を維持しているため、電源装置自体をACコンセントから外して別な場所に移設することは出来ないものであった。
このために、従来技術によれば、ACコンセントから外して業務用プリンタなどの負荷装置を移設するような場合には、待機モードではなく、プリンタの電源装置を一旦、完全に電源OFFにする停止モードに設定した上で、プリンタを他所に移設する必要があった。待機モードであれば、通常動作への再開が短時間で行えるが、停止モードから通常動作への復帰には長時間を必要とするので、結果的に電源装置に起因してプリンタの使い勝手が悪くなるという問題もあった。
そこで、本発明は、上記課題に鑑みて為されたものであり、待機モードの消費電力を最低限にまで減らして一定期間はほぼゼロにすると共に、部品点数を大幅に増やすことのない簡易な回路で構成することにより製造が容易、かつ信頼性に優れた電源装置を提供する。
本願発明にかかる電源装置(以下、「本電源装置」と称する。)は、上記課題を解決するため、以下のように構成している。
すなわち、本電源装置(1)は、外設の負荷装置への電力供給時の通常モードと、電力供給の停止時の待機モードとを有する電源装置であって、入力電源を所望の電力に変換して負荷装置(f)に供給するための電力変換回路(2)と、この電力変換回路(2)を制御するための電力変換制御回路(3)と、この電力変換制御回路(3)に動作電力を供給する蓄電手段(4)と、この蓄電手段(4)への電流供給を制御する動作電力制御回路(5)と、から成ることを特徴としている。
本電源装置(1)は上述した構成のため、蓄電手段(4)の蓄電容量及び放電容量によって定まる一定期間、外部電源等からの入力電力を全く必要とせずに電力変換制御回路(3)を動作させて、待機モードの維持を可能としている。
なお、本電源装置(1)は動作モードが通常モード、待機モードに関わらず蓄電手段(4)が電力変換制御回路(3)に動作電力を供給する構成としても良い。この場合、別途内部電源回路等を必要とせず、回路構成を更に簡素化することが可能となる。
また、本電源装置(1)は待機モードにおいては、蓄電手段(4)への電流供給状態にある第1待機モードと、電流供給が停止状態にある第2待機モードとを選択可能に備えたことを特徴としている。したがって、本電源装置(1)は適宜に第1待機モードと第2待機モードとを選択して待機モードの動作状態を維持している。
上記の蓄電手段(4)は、一次電池、二次電池、バッテリ、コンデンサ等から構成している。蓄電手段(4)を、充電可能な二次電池やバッテリ等の充電手段(41)を選択して構成する場合は、この充電手段(41)への充電電流の供給状態を第1待機モードとし、充電電流の供給停止状態を第2待機モードとを選択可能としたことを特徴としている。
さらに、動作電力制御回路(5)は、蓄電手段(4)の出力電圧を検知して、蓄電手段(4)への電流供給を制御する構成や、動作電力制御回路(5)に付加したタイマー機能により蓄電手段(4)への電流供給を制御する構成としたことを特徴としている。
加えて、蓄電手段(4)を電力変換回路(2)の前段、つまり電力変換回路(2)より外部電源等の入力側に接続している。このため、待機モード時において、電力変換回路(2)を動作させることなく蓄電手段(4)への電流供給が可能となる構成である。
なお、特許請求の範囲の書類と上記の課題を解決するための手段の欄で記載した括弧付き符号は、発明の構成の理解を容易にするため参考として図面符号を付記したもので、この図面上の形態に限定するものでないことはもちろんである。
本電源装置は、電力変換制御回路に電力を供給する蓄電手段及びこれの動作電力制御手段を備えているため、待機モードにおいて、外部電源からの電力供給を停止しても蓄電手段からの電力供給のみで電力変換制御回路を一定時間動作させることが可能となる。これは、電源装置全体でみれば、消費電力を一定時間においてほぼゼロとすることであり、従来の電源装置では実現不可能であった大幅な消費電力削減の効果を奏することとなる。
また、本電源装置は、従来の電源装置に蓄電手段や動作電力制御回路等を組み込んだ簡易な構成であるため、信頼性に優れると共に製造のコストアップを抑制する効果も発揮する。
さらに、電源装置の待機モードを維持したまま、外部電源等と切り離すことが可能なため、電源装置に接続する負荷装置を完全に停止させることなく移設等し、その運転再開の時間短縮が図れる。これは、通常モ−ドと待機モードとを有する負荷装置、例えば、業務用プリンタ等の使い勝手を格段に向上させる効果も期待できる。
以下に、本電源装置における最良の実施形態例について、図面に基づき詳細に説明する。
図1は本電源装置の概略を示すブロック図である。
本電源装置1は、負荷装置fに電力を供給する通常モードと、負荷装置fへの電力供給を停止する待機モードとの二つの動作モードを選択的に切り替えて動作する電源装置であって、図1に示すように、主に電力変換回路2、電力変換制御回路3、蓄電手段4、動作電力制御回路5から構成している。このような形態の電源装置は、例えば、直流安定化電源装置、インバータ電源装置あるいは無停電電源装置等が該当する。
電力変換回路2は、外部電源eから供給された入力電力を負荷装置に適した出力電力に変換して負荷装置fに供給する回路であり、入力側を外部電源eに接続し、出力側を負荷装置fに接続している。この電力変換回路2は、スイッチング方式やドロッパ方式等の適宜な方式を採用可能である。
なお、外部電源eは、主に商用交流電源であるが、他にも直流電源やバッテリ等でも良い。負荷装置fは、例えば、通常モードと待機モードと2つの動作モードも備える業務用プリンタが用いられているが、その他の電子、電気機器でも良い。
電力変換制御回路3は、後述する蓄電手段4からの動作電力の供給を得て、電力変換回路2の入力電力を負荷装置fに適した出力電力に変換するよう電力変換回路2を制御する回路である。また。電力変換制御回路3は、通常モード、待機モードに関わらず蓄電手段4から動作電力の供給を得るように構成している。この構成のため、電力変換制御回路3を動作させるために従来は必要とした内部電源回路が不要となり、電源装置の回路構成を極めて簡略化している。なお、電力変換制御回路3は通常モードにおいて、別途設けた内部電源回路(図示省略)から動作電力の供給を得ても良い。
上記構成の電力変換制御回路3は、電力変換回路2の出力側に接続した検出回路6から出力電圧や負荷電流の出力電圧検出信号S1が入力され、この信号S1に基づき生成した制御信号S3を電力変換回路2に出力して電力変換回路2を制御している。また、電力変換制御回路3は、負荷装置fの運転状態に応じて、通常モードと待機モードとを選択的に切り替える制御もしている。この通常モードと待機モードとの切り替えは、検出回路6で負荷装置fの運転状態を検出して制御しているが、負荷装置fの動作スイッチ等と連動させ、例えば、動作スイッチが運転状態にあれば通常モードに切り替え、停止状態にあれば待機モードに切り替えるよう構成しても良い。
なお、待機モードにおいて、電力変換制御回路3は電力変換回路2の動作を一時的に停止し、負荷装置fへの電力供給を停止するよう制御するが、電力変換制御回路自体は、その制御動作を継続している。
蓄電手段4は、本実施例ではバッテリやコンデンサ、その他の二次電池等の充電可能な充電手段41で構成し、電力変換制御回路3と接続すると共に電力変換制御回路3に動作用電力を供給している。また、蓄電手段4には、充電手段41を充電する充電回路42を配置している。なお、蓄電手段4を一次電池で構成する場合は、この充電回路42は省略することが可能である。
蓄電手段4の充電回路42は、入力側を回路電力変換回路2より入力側に接続している。この接続により、待機モードにおいて電力変換回路2を全く動作させることなく、充電手段41の充電が可能である。充電回路42の接続方法としては、例えば、電力変換回路2の出力側に内部電源回路(図示省略)を設け、この内部電源回路に充電回路42を接続し、待機モードにおける充電停止時のみ、電力変換回路2の動作を停止するよう構成しても良い。
動作電力制御回路5は、蓄電手段4の充電動作を制御する回路である。この動作電力制御回路5は、蓄電手段4の充電手段41から充電手段41の出力電圧である充電状態検出信号S4の入力を得て充電制御信号S5を生成し、充電回路42に出力している。
また、動作電力制御回路5は待機モード時に、蓄電手段4の電力変換制御回路3への電力供給状態、別言すると、蓄電手段4の電圧レベルにより充電回路42が充電手段41を充電する第1待機モードと、充電回路42が充電手段41の充電を停止する第2待機モードの2つの待機モードを設定し、この2つの待機モードを切り替えて待機モードを維持している。
本電源装置1は、上記した構成のため、例えば、既存の直流安定化電源装置、インバータ電源装置、無停電電源装置等に蓄電手段4、動作電力制御回路5を付加する簡略な構成であると言える。しかも、電力変換制御回路3、動作電力制御回路5及び検出回路6は、それぞれの構成要素の全部もしくは一部を共通のマイクロコンピュータ7(以下、「マイコン」と称する。)を用いて構成でき、部品点数を大幅に増やすこと無く簡易な回路で構成でき、信頼性の向上を図ることも可能である。
上記の回路の一部をマイコン7で構成した場合には、マイコン独自の機能、例えば、タイマー機能を動作電力制御回路5に付加することができ、このタイマー機能で2つの待機モードを切り替えるようにしても良い。この場合はタイマー機能で設定した時間により蓄電手段4の充電回路42を制御し、充電時を第1待機モード、充電停止時を第2待機モードと設定すれば良い。
上記のように構成した本電源装置1は、以下のように動作する。
先ず、通常モードにおいて、電力変換回路2は外部電源eからの入力電力を負荷装置fに適した出力電力に変換して負荷装置fに供給する。電力変換制御回路3は、蓄電手段4から動作電力の供給を受けて動作すると共に、検出回路6から入力される出力電圧検出信号S1に基づき生成した制御信号S3を電力変換回路2に送信し、電力変換回路2の動作を適宜に制御する。
次に、負荷装置fが一時的に動作を停止すると、電力変換制御回路3は、検出回路6から入力される出力電圧検出信号S1に基づき、電力変換回路2にその動作を停止する制御信号S3を出力し、電力変換回路2が動作を停止させて待機モードに入る。この待機モードにおいて、電力変換制御回路3は蓄電手段4から動作電力の供給を受けて動作を継続する。
この待機モードにおいて、本電源装置1は、上述したように蓄電手段4の充電手段41を充電する第1待機モードと充電手段41の充電を停止する第2待機モードとを備えているため、第2待機モード時には外部電源eから全く入力電力の供給を受けずに待機モードを維持することが可能であり、入力電力を最低限にまで削減している。なお、この入力電力を受けずに第2待機モードを維持する時間は、充電手段41の蓄電容量及び放電容量によって設定される。
本電源装置1は第1、第2待機モードを、蓄電手段4の電力変換制御回路3への電力供給状態を示す充電手段41の出力電圧の検知又は動作電力制御回路5のタイマー機能により繰り返し、待機モード時の消費電力の削減を行っている。
次に、本電源装置をスイッチング方式直流安定化電源とした場合の構成および作用を具体的な回路図に基づき説明する。なお実施例1の電源装置と同一部分については同一符号を付して説明する。
図2は本電源装置の回路図であり、図3は本電源装置の待機モード及び通常モードにおける動作電力制御回路による制御を示す一覧表であり、図4は本電源装置の入力電力を示す波形図である。
スイッチング方式直流安定化電源である本電源装置1は、主に電力変換回路2、電力変換制御回路3、蓄電手段4、動作電力制御回路5から構成している。なお、本電源装置1は、上記した電力変換制御回路3、動作電力制御回路5、後述する出力電圧の検出回路6及び負荷状態検出回路9の構成要素の全部又は一部を共通のマイコン7を用いて構成している。このため、上記の動作電力制御回路5はマイコンの機能、例えば、タイマー機能を利用することができる。
また、本電源装置1は、負荷装置fへ電力を供給する通常モードと、負荷装置fへの電力供給を停止する待機モードを選択的に切り替えて動作し、待機モードは蓄電手段4に充電電流を供給する第1待機モードと、充電電流の供給を停止する第2待機モードとを備えている。
先ず、図示する8は交直変換回路であり、商用交流を供給する外部電源eに接続すると共に、商用交流を直流入力電圧に変換して電力変換回路2に供給する回路である。この交直変換回路8は、フィルター回路81、整流ブリッジ82、及び電解コンデンサ83等から構成しているが、既存技術の組合せであるため、これ以上の詳細な説明は省略する。
電力変換回路2は、交直変換回路8から供給される入力電力を適宜な直流出力電圧に変換して負荷装置fに供給する回路である。この電力変換回路2は、スイッチング素子21、トランス22及び出力整流平滑回路23等から構成している。トランス22の入力巻き線にはスイッチング素子21が接続し、トランス22の入力巻き線とスイッチング素子21とを介して供給される直流電圧をスイッチングし、スイッチング出力をトランス22の出力巻き線に出力する。出力整流平滑回路23は、トランス22の出力巻き線に接続され、スイッチング出力を整流平滑して直流出力電圧に変換して負荷装置fに供給している。
電力変換制御回路3は、入力電力を負荷装置fに適した出力電力に変換するよう電力変換回路2を制御する回路である。本実施例の電力変換回路2は、電源方式がスイッチング方式であるため、スイッチング素子21を制御するPWM制御回路31を配置した構成である。また、電力変換制御回路3は、検出回路6から出力電圧検出信号S1が入力し、更に後述する負荷状態検出回路9から負荷状態検出信号S2が入力する。そして、この出力電圧検出信号S1及び負荷状態検出信号S2に基づき生成した制御信号S3を、電力変換回路2のスイッチング素子21に出力している。
ここで、検出回路6は、電力変換回路2の出力側に接続し、直流出力電圧を検知すると共に出力電圧検出信号S1を電力変換制御回路3に出力する回路である。この検出回路6は既存技術であるためこれ以上の説明は省略する。
負荷状態検出回路9は、負荷装置fの運転状態を検出する回路であって、通常モードと待機モードとの切り替え信号となる負荷状態検出信号S2を電力変換制御回路3に出力する回路である。この負荷状態検出回路9は、トランス91、整流平滑回路92、比較回路93及び基準電圧94から構成している。トランス91の一次巻き線91aは交直変換回路8の電解コンデンサ83の両端に接続しており、二次巻き線91bに電解コンデンサ83のACリップルを出力する。整流平滑回路92は二次巻き線91bに接続しており、ACリップルを整流平滑して比較回路93に出力する。比較回路93は整流平滑回路92からの入力電圧と基準電圧94と比較し、その比較結果を負荷状態検出信号S2として電力変換制御回路3に出力している。なお、電解コンデンサ83のACリップルは、負荷装置fが運転状態にあると大きく、停止状態にあると小さくなる。このため、電力変換制御回路3は、負荷装置fの運転状態に対応した負荷状態検出信号S2を得ることができる。
蓄電手段4は、電力変換回路2より入力側にスイッチ43、充電回路42、ダイオード44、バッテリ等の二次電池から成る充電手段41を順次接続して構成している。この蓄電手段4は、外部電源eからの充電電流の供給を得て充電手段41を充電すると共に、電力変換制御回路3に動作電力を供給している。なお、蓄電手段4は待機モード又は通常モードに係わらず、電力変換制御回路3に動作電力を供給している。
動作電力制御回路5は、蓄電手段4の充電動作を制御する回路である。動作電力制御回路5は、蓄電手段4の充電手段41から充電電圧に比例した電圧である充電状態検出信号S4が入力し、この信号S4に基づいて生成する充電制御信号S5を充電回路42及びスイッチ43に出力している。
つまり、動作電力制御回路5は待機モード時に充電手段41の電圧レベルを検知して充電回路42及びスイッチ43を制御し、図3に示すように、第1待機モードと第2待機モードの2つの待機モードを切り替えるよう動作している。
すなわち、充電手段41の電圧Vbが予め設定した電圧Voより低いVb<Voの場合は、スイッチ43を閉鎖すると共に充電回路42をON(起動)させて充電手段41を充電するよう制御している(第1待機モード)。
一方、充電手段41の電圧がVb≧Voの場合は、スイッチ43を開放すると共に充電回路42をOFF(停止)させるよう制御している(第2待機モード)。
なお、動作電力制御回路5は通常モード時においても、図3に示すように、充電手段41の電圧レベルを検出して2つの待機モードの場合と同様に充電回路42を制御している。ただし、スイッチ43は常に閉鎖するように制御している。
加えて、動作電力制御回路5はマイコン7のタイマー機能を利用できるため、第2待機モードの充電回路42の停止期間かつスイッチ43の開放期間を、マイコン7のタイマー機能を利用して予め設定することも可能である。この設定した期間においては、本電源装置1を外部電源eから切り離しても、電力変換制御回路3が蓄電手段4からの電力供給により動作を維持するため、待機モードを継続することが可能である。その結果、本電源装置1を外部電源から切り離す時に、負荷装置fを完全な停止状態とする必要がなくなる。
次に、本電源装置1の通常モード及び2つの待機モードにおける動作及び外部電源4からの入力電力を図4にしたがって説明する。
本電源装置1は、通常モードにおいて、外部電源eから入力電力を得て電力変換回路2を介して適宜な出力電力を負荷装置fに供給している。電力変換回路2の制御は、蓄電手段4から電力供給により動作する電力変換制御回路3が行っている。この制御は、検出回路6から入力する出力電圧検出信号S1に基づきPWM制御回路31が生成する制御信号S3をスイッチング素子21に出力して行っている。この時、蓄電手段4の充電手段41の電圧レベルが設定電圧より低ければ、充電手段41も同時に充電している。
この通常モードにおいて本電源装置1は、電力変換回路2が負荷装置fに電力を供給するため、図4に示すように、大きな入力電力を得ることとなる。
次に、負荷装置fが一時的に運転状態を停止すると、電力変換制御回路3は負荷状態検出回路9から入力される負荷状態検出信号S2に基づき、電力変換回路2にその動作を停止する制御信号S3を出力する。このため、本電源装置1は待機モードに移行する。
この待機モードにおいて、蓄電手段4の電圧レベルが設定電圧より高い場合は、予め動作電力制御回路5から充電回路42及びスイッチ43に送信された充電制御信号S5により充電手段41は停止しているため、充電手段41からのみの電力が電力変換制御回路3に供給されることになる。この時、本電源装置1の入力電力は、電力変換回路2が動作を停止しているため、図4に示すように、ほぼゼロとなる(第2待機モード)。
上記の第2待機モードにおいて、充電手段41の電圧レベルが低下してくると、動作電力制御回路5より充電開始の充電制御信号S5が充電回路42及びスイッチ43に送信され、充電手段41の充電が開始される。このため、本電源装置1には外部電源4から電力が供給され、所定の入力電力を得ることになる(第1待機モード)。
本電源装置1は、負荷装置fの運転再開の信号である負荷状態検出信号S2が電力変換回路2に入力されるまで、上記二つの待機モード状態を繰り返し、待機モード時の消費電力を削減することとなる。
本電源装置の概略を示すブロック図である。 本電源装置をスイッチング方式直流安定化電源とした場合の回路図である。 本電源装置の待機モード及び通常モードにおける動作電力制御回路の制御を示す一覧表である。 本電源装置の入力電力を示す波形図である。 従来の電源装置の構成の概略を示すブロック図である。
符号の説明
1 本電源装置
2 電力変換回路
21 スイッチング素子
22 トランス
23 出力整流平滑回路
3 電力変換制御回路
31 PWM制御回路
4 蓄電手段
41 充電手段
42 充電回路
43 スイッチ
44 ダイオード
5 動作電力制御回路
6 検出回路
7 マイコン
8 交直変換回路
81 フィルター回路
82 整流ブリッジ
83 電解コンデンサ
9 負荷状態検出回路
91 トランス
91a 一次巻き線
91b 二次次巻き線
92 整流平滑回路
93 比較回路
94 基準電圧
S1 出力電圧検出信号
S2 負荷状態検出信号
S3 制御信号
S4 充電状態検出信号
S5 充電制御信号
a 電力変換回路(従来例の)
a1 スイッチング素子(従来例の)
b PWM制御回路(従来例の)
c 検出回路(従来例の)
d 内部電源回路(従来例の)
e 外部電源
f 負荷装置

Claims (6)

  1. 外設の負荷装置への電力供給時の通常モードと、電力供給の停止時の待機モードとを有する電源装置であって、
    入力電源を所望の電力に変換して負荷装置(f)へ供給するための電力変換回路(2)と、
    この電力変換回路(2)を制御するための電力変換制御回路(3)と、
    この電力変換制御回路(3)に動作電力を供給する蓄電手段(4)と、
    この蓄電手段(4)への電流供給を制御する動作電力制御回路(5)と、
    から成ることを特徴とする電源装置。
  2. 蓄電手段(4)への電流供給状態にある第1待機モードと、
    該電流供給が停止状態にある第2待機モードと、
    を選択可能に備えたことを特徴とする請求項1記載の電源装置。
  3. 蓄電手段(4)を充電手段(41)とし、
    該充電手段(41)への充電電流の供給状態にある第1待機モードと、
    充電電流の供給が停止状態にある第2待機モードと、
    を選択可能に備えたことを特徴とする請求項1、又は2記載の電源装置。
  4. 動作電力制御回路(5)は、蓄電手段(4)の出力電圧を検知して、蓄電手段(4)への電流供給を制御するようにしたことを特徴とする請求項1、2、又は3記載の電源装置。
  5. 動作電力制御回路(5)は、タイマー機能により蓄電手段(4)への電流供給を制御するようにしたことを特徴とする請求項1、2、3又は4記載の電源装置。
  6. 蓄電手段(4)を、電力変換回路(2)の入力側に接続したことを特徴とする請求項1、2、3、4又は5記載の電源装置。

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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EP2133977A2 (fr) 2008-06-12 2009-12-16 Somfy SAS Circuit d'alimentation électrique d'une unité de commande d'une installation domotique
JP2011191984A (ja) * 2010-03-15 2011-09-29 Brother Industries Ltd 移設検出システム
EP3018814A1 (en) * 2009-02-12 2016-05-11 Apple Inc. Power converter with automatic mode switching

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