JPH08103044A - 小型電動機用ロータ - Google Patents

小型電動機用ロータ

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Publication number
JPH08103044A
JPH08103044A JP6237124A JP23712494A JPH08103044A JP H08103044 A JPH08103044 A JP H08103044A JP 6237124 A JP6237124 A JP 6237124A JP 23712494 A JP23712494 A JP 23712494A JP H08103044 A JPH08103044 A JP H08103044A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rotor
magnet holder
magnet
projection
electric motor
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP6237124A
Other languages
English (en)
Inventor
Kiyoshi Nishimura
清志 西村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nidec Sankyo Corp
Original Assignee
Nidec Sankyo Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Nidec Sankyo Corp filed Critical Nidec Sankyo Corp
Priority to JP6237124A priority Critical patent/JPH08103044A/ja
Publication of JPH08103044A publication Critical patent/JPH08103044A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】スラスト軸受部材の組み付けを不要として作業
性を向上させることができる小型電動機用ロータを提供
すること。 【構成】スラスト軸受け用の突部30dが駆動マグネッ
ト32を回転軸31に固定するためのマグネットホルダ
30の端面に形成され、スラスト軸受部材の組み付けが
不要となる

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、フロッピーディスクド
ライブ装置(FDD)やデジタル・オーディオ・ディス
ク再生装置(DAD)等のキャリッジに使用される小型
電動機のロータに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、FDDやDADのキャリッジに
は、図3(A)に示すような小型電動機1が用いられて
いる。
【0003】この小型電動機1は、プレート2に固定さ
れたステータ3と、プレート2に軸受部材(例えば、メ
タル軸受)4を介して回転可能に保持されたロータ5と
を備えている。
【0004】ステータ3は、櫛歯状のプレートを所定形
状に折曲することによりコイル6を巻回したボビン7を
保持したヨーク8,8と、ヨーク8の一方に嵌着された
金属製の軸受プレート9と、軸受プレート9の中央に切
起しにより形成されたバネ部9aと、バネ部9aを切起
しにより形成した際の開口を外部側から閉成する蓋体1
0とを備えている。
【0005】ロータ5は、軸受部材4に回転可能に保持
された回転軸11と、ヨーク8,8の内周面8aと対向
するように回転軸11に固定された駆動マグネット12
と、回転軸11の一端に形成された凹部11aに設けら
れてバネ部9aに弾接するスラスト軸受け用の金属製の
鋼球13とを備えている。
【0006】また、凹部11aは、図3(B)に示すよ
うに、回転軸11の端面に向けて拡開する円錐形状を呈
すると共に、その角度θは60°に設定されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記の如く
構成されたロータ5にあっては、鋼球13は、単に凹部
11a内に位置しているだけなので、ロータ5をステー
タ3に組み付ける際に、鋼球13が脱落し易く、場合に
よってはそのまま入れ忘れてしまうという慮れがあり、
作業性に問題が生じていた。
【0008】本発明は、上記実状に鑑み、スラスト軸受
部材の組み付けを不要として作業性を向上させることが
できる小型電動機用ロータを提供することを目的とする
ものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】その目的を達成するた
め、請求項1に記載の発明は、駆動マグネットを回転軸
に固定するためのマグネットホルダの端面にスラスト軸
受け用の突部を形成したことを要旨とするものである。
【0010】
【作用】このような請求項1に記載の構成においては、
スラスト軸受け用の突部が駆動マグネットを回転軸に固
定するためのマグネットホルダの端面に形成され、スラ
スト軸受部材の組み付けが不要となる。
【0011】
【実施例】次に、本発明の小型電動機用ロータの実施例
を図1乃至図2に基づいて説明する。
【0012】図1において、FDDやDADのキャリッ
ジに用いられる小型電動機21は、プレート22に固定
されたステータ23と、プレート22に回転可能に保持
されたロータ24とを備えている。
【0013】ステータ23は、櫛歯状の金属プレートを
所定形状に折曲することによりコイル25を巻回したボ
ビン26を保持したヨーク27,27と、ヨーク27の
一方に嵌着されたステンレス製の軸受プレート28と、
軸受プレート28の中央に切起しにより形成されたバネ
部28aと、バネ部28aを切起しにより形成した際の
開口を外部側から閉成する蓋体29とを備えている。
【0014】ロータ24は、プレート22に形成された
円筒状のバーリング加工部22aにマグネットホルダ3
0を介して回転可能に保持された回転軸31と、ヨーク
27の内周面27aと対向するようにマグネットホルダ
30に固定された駆動マグネット32とを備えている。
【0015】マグネットホルダ30は、バーリング加工
部22aに摺動可能に保持される軸受部30aと、回転
軸31の外壁凹部31aに嵌合するように内側に突出し
た突出部30bと、駆動マグネット32を保持するよう
に所定間隔を存して外側に突出した一対の鍔部30c,
30cと、端面から突出する突部30dとが樹脂(例え
ば、ポリブチレンテレフタレート、ポリフェニレンサル
ファイド、ナイロン、ポリアセタール等)により一体形
成されている。
【0016】軸受部30aは、回転軸31の軸受部材を
兼ねていると共に、回転軸31のバーリング加工部22
aに対向する部分の径を細くして外壁凹部31aを形成
することにより(必ずしも外壁凹部31aを形成する必
要はない)、バーニング加工部22aの直径を大きくす
ることなく軸受部30aの肉厚を厚く設定することがで
きるので、マグネットホルダ30の成形性を確保するこ
とができる。
【0017】ところで、従来の回転軸11と軸受部材4
とは互いに金属により成形されているため、回転軸11
の外周面に形成された微小な凹凸(金属特性によるも
の)により回転軸11の回転に伴って軸受部材4が削ら
れてしまい軸受部材4が経時的に劣化してしまうばかり
でなく、回転軸11の芯出しにズレが発生してしまう慮
れが生じていたが、この軸受部材30aは樹脂により形
成されているため、図に示したように、回転軸31の直
径よりも軸受部30aの直径を大きくしたことと相俟っ
て、バーリング加工部22aが削られてしまうという慮
れがない。
【0018】鍔部30c,30cは、特に、回転軸31
の端部側の鍔部30cを駆動マグネット32の両端の内
壁面に食い込むようにその中央周辺の直径(駆動マグネ
ット32の内径に一致)よりも大きくすることによりス
ラスト荷重が駆動マグネット32に加わることが防止さ
れている。
【0019】突部30dは、バネ部28aに弾接するス
ラスト軸受部材の役割を果たすもので、その先端は球面
形状を呈している。従って、ロータ24の回転時にステ
ンレス製の軸受プレート28に形成されたバネ部28a
と突部30dとの摺接の摩擦抵抗は、従来の金属製のバ
ネ部9aと金属製の鋼球13との摺接の摩擦抵抗よりも
小さくすることができるので、ロータ24の回転出力を
大きくすることができる。
【0020】上記の構成において、予め形成された回転
軸31と駆動マグネット32とを形成し、形成後の回転
軸31と駆動マグネット32とをマグネットホルダ30
の成形金型(例えば、射出形成金型)内に設置して、軸
受部30a、突出部30b、鍔部30c,30c、突部
30dを一体に形成することによりマグネットホルダ3
0に回転軸31と駆動マグネット32とが一体的に組み
付けられてロータ24がユニット化される。
【0021】そして、ロータ27,27を重畳状態で固
定したプレート22にユニット化状態のロータ24を組
み付けた後、軸受プレート28と蓋体29とを装着して
小型電動機21の組み付けが完了する。
【0022】この際、スラスト軸受用の部材はマグネッ
トホルダ30に一体に形成された突部30dにより行な
うため、ロータ24を組みつける際に、従来の鋼球13
のように脱落したり、入れ忘れたりすることがなく、作
業性が向上される。
【0023】尚、図中30e,30eは、図2(A),
(B)に示すように、マグネットホルダ30を形成する
際に、回転軸31の一端を位置決めするために成形金型
33に形成された治具33a,33aにより形成された
穴である。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の小型電動
機用ロータにあっては、駆動マグネットを回転軸に固定
するためのマグネットホルダの端面にスラスト軸受け用
の突部を形成したことにより、スラスト軸受部材の組み
付けを不要として作業性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の小型電動機用ロータを示し、小型電動
機の縦断面図である。
【図2】同じく、(A)はマグネットホルダ成形時の要
部の説明図、(B)はマグネットホルダの底面図であ
る。
【図3】従来の小型電動機用ロータを示し、(A)は小
型電動機の縦断面図、(B)は要部の拡大断面図であ
る。
【符号の説明】
21…小型電動機用ロータ 24…ロータ 30…マグネットホルダ 30d…突部 31…回転軸 32…駆動マグネット

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】駆動マグネットを回転軸に固定するための
    マグネットホルダの端面にスラスト軸受け用の突部を形
    成したことを特徴とする小型電動機用ロータ。
  2. 【請求項2】前記マグネットホルダは前記突部を一体成
    形した樹脂であると共に、該成形時に前記回転軸と前記
    駆動マグネットとを前記マグネットホルダに一体に組み
    付けたことを特徴とする請求項1に記載の小型電動機用
    ロータ。
  3. 【請求項3】前記マグネットホルダは前記突部を一体成
    形した樹脂であると共に、小型電動機本体に前記回転軸
    を回転自在に保持させる軸受部材を兼ねていることを特
    徴とする請求項1に記載の小型電動機用ロータ。
  4. 【請求項4】前記マグネットホルダには前記駆動マグネ
    ットの内径より大径で且つ前駆マグネットホルダの端部
    寄り内壁面に食い込む鍔部が一体に形成されていること
    を特徴とする請求項1に記載の小型電動機用ロータ。
  5. 【請求項5】前記突部の先端は球面であることを特徴と
    する請求項1に記載の小型電動機用ロータ。
JP6237124A 1994-09-30 1994-09-30 小型電動機用ロータ Withdrawn JPH08103044A (ja)

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JP6237124A JPH08103044A (ja) 1994-09-30 1994-09-30 小型電動機用ロータ

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JP6237124A JPH08103044A (ja) 1994-09-30 1994-09-30 小型電動機用ロータ

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JPH08103044A true JPH08103044A (ja) 1996-04-16

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JP (1) JPH08103044A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015142474A (ja) * 2014-01-30 2015-08-03 日本電産サンキョー株式会社 モータ
JP2018133882A (ja) * 2017-02-14 2018-08-23 日本電産サンキョー株式会社 モータのロータ、モータ、およびポンプ装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015142474A (ja) * 2014-01-30 2015-08-03 日本電産サンキョー株式会社 モータ
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