JPH08101643A - 貼付用シート - Google Patents

貼付用シート

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JPH08101643A
JPH08101643A JP26104794A JP26104794A JPH08101643A JP H08101643 A JPH08101643 A JP H08101643A JP 26104794 A JP26104794 A JP 26104794A JP 26104794 A JP26104794 A JP 26104794A JP H08101643 A JPH08101643 A JP H08101643A
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sticking
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Jo Hiwatari
丈 樋渡
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Toppan Moore Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】ロール状に巻き取られる形態となる貼付用シー
トにおいて、その表面側に可変情報が記載できるように
し、その貼付用シートにて固定情報や可変情報を表示す
る。 【構成】帯状の基材の長手方向に沿って基材2の表面に
情報記入部3と剥離剤処理部4とを設け、かつ、基材2
の長手方向に沿って基材2の裏面に前記剥離剤処理部4
に対応する領域内で粘着剤塗布部5を設けて、基材2を
ロール状に形成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は荷札などとして利用でき
る貼付用シートに関するものである。
【0002】
【従来の技術とその課題】従来、荷物などに対しての取
扱注意事項や管理業者名などを表示するためにその注意
事項や業者名などの情報を記載したシートが用いられて
おり、これを荷物などに取り付ける利用の仕方がなされ
ている。そしてこのような用途に使用されるシートにあ
って、帯状の基材の表面側に先の注意事項や業者名など
を予め印刷し、基材の裏面側には粘着剤が塗布されたも
のをロール状に巻き止め、必要時に巻き出して切り取
り、これを貼るようにした貼付用シートがあった。しか
しながら、上記の貼付用シートにあっては、固定情報の
みが表示されており、シートを貼り付ける荷物に対して
の可変情報、例えば取り扱い日付、品番、送り先名など
の情報が表示されているものではない。そのため、貼付
用シートの表面側に日付などの前記可変情報を書き込む
ことが試みられるが、その基材の表面には裏面側の粘着
剤に対する剥離処理が施されているため、筆記性に劣る
という問題があった。また、剥離処理を行わないように
する場合には別途剥離紙が必要でコストアップになると
ともに、貼付用シートの使用時に剥ぎ取った剥離紙を処
分する必要もあり、不経済なものとなる。
【0003】そこで本発明は上記事情に鑑み、ロール状
に巻き取られる形態となる貼付用シートにおいて、その
表面側に可変情報が記載できるようにすることを課題と
し、その貼付用シートにて固定情報や可変情報を表示す
ることを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を考慮
してなされたもので、帯状の基材の表面に情報記入部と
剥離剤処理部とを設け、かつ、基材の裏面に前記剥離剤
処理部に対応する領域内で粘着剤塗布部を設けて、前記
基材をロール状に形成したことを特徴とする貼付用シー
トを提供して、上記課題を解消するものである。
【0005】
【作用】本発明において、基材表面側の情報記入部に対
して基材裏面側には粘着剤塗布部が存在せず、情報記入
部に剥離処理が行われないようになる。
【0006】
【実施例】つぎに本発明を図1から図8に示す実施例に
基づいて詳細に説明する。図中1は貼付用シールで、該
貼付用シール1は外方側に後述の記入部分が位置するよ
うに帯状の紙などを素材とした基材2をロール状に巻い
たものである。そして前記基材2の表面には、基材2の
長手方向に沿って情報記入部3と剥離剤処理部4とが設
けられているとともに、基材2の裏面には、基材2の長
手方向に沿って粘着剤塗布部5が設けられていて、所定
の間隔をおいて切り取り用ミシン目6が幅方向に穿設さ
れている。基材2の表面における上記情報記入部3は図
2に示すように基材2の中央部分に位置し、情報記入部
3を挟むようにして基材2の両側辺側に前記剥離剤処理
部4が位置している。前記情報記入部3にあっては日付
が記入できるようにしたものであって、予め月、日など
の文字が印刷され、基材2の表面が直接表出しているこ
とにより筆記性を備えた部分とされている。剥離剤処理
部4にあっては基材2の表面に予め指定日や○○運送な
どの文字を印刷してその上に剥離剤を塗布してなるもの
であり、前記文字による固定情報が表示されるととも
に、後述の粘着剤塗布部5に対して剥離性能を有して接
するものとなる。
【0007】基材2の裏面にある粘着剤塗布部5は基材
2の長手方向に沿って上記剥離剤処理部に対応する領域
内に粘着剤を塗布してなるものであり、情報記入部3に
対応する位置には粘着剤が塗布されていない。このよう
に剥離剤処理部4に対応する領域内に粘着剤塗布部5が
形成されているため、この基材2の表面を表にしながら
ロール状に巻くと粘着剤塗布部5が剥離剤処理部4に接
して覆われるようになる。また基材2を引き出す際には
粘着剤塗布部5が剥離剤塗布部4から容易に剥離し、引
き出し操作が煩雑なものとはならない。貼付用シート1
を切り取り用ミシン目6の位置まで巻き出してその切り
取り用ミシン目6から分離すれば、裏面の粘着剤塗布部
5を介して適宜の個所に貼り付けることができるように
なり、表面の剥離剤処理部4における固定情報、情報記
入部3に書き込んだ可変情報にて各種の情報を表示させ
ることができる。なお、基材2の裏面側に塗布する粘着
剤がその基材2自体に染み込むような場合には、図3に
示すように、粘着剤の塗布前に目止め処理7を行うよう
にしてもよい。図4は基材2の側辺における処理の一例
を示しているものであり、基材2の側辺側においても粘
着剤塗布部5を基材2の側辺2aから後退させるように
すれば良好である。
【0008】上記実施例にあっては貼付用シート1を物
品に貼り付けた後はそのまま一体となっている例である
が、これに代えて貼着後に一部分が分離できるようにす
ることも可能である。図5と図6はその例を示してい
て、この実施例では情報記入部3と剥離剤処理部4との
境に沿って切り取り用ミシン目8が穿設されている。ま
た、上記切り取り用ミシン目6に交差する前記切り取り
用ミシン目8それぞれの引き出し端側ではラウンド加工
9が施されていて、後述する引き剥ぎを行う際に前記切
り取り用ミシン目8が切断し易くなるように図られてい
る。この実施例にあっては、貼付用シート1を物品など
に貼着したのち、中央の情報記入部3を分離することが
できるものとなり、前記情報記入部3を例えば受け取り
確認用として構成することができるようになる。
【0009】図7は更に他の実施例を示しているもので
あって、貼付用シート1の裏面が図示されている。この
図7に示された実施例にあっては、基材2の裏面に厚み
調整材としてフィルム10が配置されている。このフィ
ルム10は両粘着剤塗布部5に側辺部分が貼り付けられ
ているとともに、貼付用シート引き出し側と反対側の端
辺に設けられた粘着剤11により貼り付けられ、貼付用
シート引き出し側の辺を開口としたポケットを形成して
いる。このようにフィルム10を情報記入部3と対向す
る位置に設けていることから、貼付用シート1の幅方向
の断面での厚さに大きな不揃い部分ができ難くなり、ロ
ール状に巻いた形態でも段差の生じないものとなり、さ
らに物品に貼り付けた後は、情報記入部3の裏面側を収
納部分として利用できるようになる。
【0010】図8は更に他の実施例を示している。この
図8に図示するように、貼付用シート1の表面において
中央部分に剥離剤処理部4を位置させ、両側に切り取り
用ミシン目8を介して情報記入部3を位置させている。
裏面の粘着剤塗布部5は勿論、前記剥離剤処理部4に対
向する位置にあり、この貼付用シート1を切り取り用ミ
シン目6から分離し、物品に貼り付けた後に前記情報記
入部3それぞれを分離することができるようにしてい
る。そして図8の(ハ)に示されているように、前記情
報記入部3それぞれの裏面側に厚さ調整材としてインク
12を塗布するようにしてもよい。
【0011】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の貼付用シ
ートによれば、帯状の基材の表面に情報記入部と剥離剤
処理部とを設け、かつ、基材の裏面に前記剥離剤処理部
に対応する領域内で粘着剤塗布部を設けて、前記基材を
ロール状に形成したことを特徴とするものである。この
ように基材の裏面側に位置する粘着剤塗布部を基材の表
面側に位置する剥離剤処理部に対応させて剥離可能に貼
り合わせながらロール状にしたので、別途に剥離紙を用
意する必要が無くコスト的に低廉なものとなる。そし
て、剥離加工などにより筆記性を損なうことなく、筆記
適正が良好な情報記入部を有する貼付用シートが得ら
れ、可変情報を容易に記載できるようになるなど、実用
性に優れた効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る貼付用シートのロール状態となっ
た一実施例を示す説明図である。
【図2】一実施例を示すもので、(イ)は表面を示す説
明図、(ロ)は裏面を示す説明図、(ハ)は断面を示す
説明図である。
【図3】目止め処理を行った実施例を断面で示す説明図
である。
【図4】一実施例の辺部を断面で示す説明図である。
【図5】ロール状態となった他の実施例を示す説明図で
ある。
【図6】図5の実施例における表面を示す説明図であ
る。
【図7】フィルムを厚さ調整材として有する実施例を示
す説明図である。
【図8】剥離剤処理部を中央に有する実施例を示すもの
で、(イ)は表面を示す説明図、(ロ)は断面を示す説
明図、(ハ)は厚さ調整材を用いた場合を断面で示す説
明図である。
【符号の説明】
1…貼付用シール 2…基材 3…情報記入部 4…剥離剤処理部 5…粘着剤塗布部 6…切り取り用ミシン目 8…切り取り用ミシン目 10…フィルム 12…インク

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】帯状の基材の表面に情報記入部と剥離剤処
    理部とを設け、かつ、基材の裏面に前記剥離剤処理部に
    対応する領域内で粘着剤塗布部を設けて、前記基材をロ
    ール状に形成したことを特徴とする貼付用シート。
  2. 【請求項2】剥離剤処理部は基材の長手方向に沿って基
    材の両辺部側または基材中央側に配置されている請求項
    1に記載の貼付用シート。
  3. 【請求項3】情報記入部と剥離剤処理部と境に沿って切
    り取り用ミシン目が施されている請求項1または2に記
    載の貼付用シート。
  4. 【請求項4】情報記入部に対応する基材裏面に、厚み調
    整材が設けられている請求項1から3の何れか一項に記
    載の貼付用シート。
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