JPH0810151A - 加熱加圧調理器 - Google Patents

加熱加圧調理器

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JPH0810151A
JPH0810151A JP17316794A JP17316794A JPH0810151A JP H0810151 A JPH0810151 A JP H0810151A JP 17316794 A JP17316794 A JP 17316794A JP 17316794 A JP17316794 A JP 17316794A JP H0810151 A JPH0810151 A JP H0810151A
Authority
JP
Japan
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cooking
temperature
pot
pressure
upper lid
Prior art date
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Pending
Application number
JP17316794A
Other languages
English (en)
Inventor
Keiko Aoyanagi
恵子 青柳
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokyo Gas Co Ltd
Original Assignee
Tokyo Gas Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Tokyo Gas Co Ltd filed Critical Tokyo Gas Co Ltd
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Publication of JPH0810151A publication Critical patent/JPH0810151A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 インディカ種のお米を美味しく炊くのに適し
た加熱加圧調理器を提供することを目的とする。 【構成】 本発明の加熱加圧調理器(炊飯器1)は、被
調理物25を収容する釜21と、この釜を密封する上蓋
11と、密封された釜内23の最大圧力(調理圧力)を
調節する圧力調節手段13と、釜底27を加熱する加熱
手段31と、上蓋11下の釜内温度(上蓋温度)を検出
する上蓋温度センサ17と、釜底27の温度(釜底温
度)を検出する釜底温度センサ35と、を有する。さら
に、調理圧力、上蓋温度及び釜底温度に関する情報を入
力され、予め与えられている温度・調理圧力・火力の組
み合わせパターン(調理パターン)に基づき加熱手段の
火力を制御する調理制御手段45を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、食品を加熱・加圧下で
調理する加熱加圧調理器に関する。特には、インディカ
種の輸入米を粘りを持たせて炊くことのできる炊飯器と
して好適な加熱加圧調理器に関する。
【0002】
【従来の技術】炊飯を例にとって従来技術を説明する。
お米を炊く際に、火加減及び釜底部の消火温度の設定を
変化させることによって、柔らかめのご飯や堅めのご飯
を炊き分けることは可能である。しかし、インディカ種
の輸入米のように粘りの少ないお米はパサパサに炊けて
しまい、日本人の嗜好に合わせることは難しい。
【0003】一方、「加圧下で炊飯すると、お米のα化
が促進され美味しいご飯を炊くことができる」こと、
「それに適した圧力は約1.4気圧であること」を開示
した刊行物(特開平5−38312)もある。特開平5
−38312には、釜底(鍋底)に当接するように設け
られた温度センサと釜内を加圧・減圧する手段とを有す
る加熱加圧調理器も開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、特開平5−3
8312の加熱加圧調理器では、インディカ種のお米を
粘りを持たせて炊きあげることは難しい。というのは、
釜底温度センサのみで釜内の状況・温度を推定するので
は不十分であり、また、調理圧力や釜内の重要部の温度
の情報に基づいて炊飯の火力を調節する制御手段を有し
てはいないからである。
【0005】本発明は、インディカ種のお米を美味しく
炊くのに適した加熱加圧調理器を提供することを目的と
する。また、様々な温度・調理圧力・火力の組み合わせ
パターンで食品を加熱加圧調理することのできる加熱加
圧調理器を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明の加熱加圧調理器は、被調理物を収容する釜
と、この釜を密封する上蓋と、密封された釜内の最大圧
力(調理圧力)を調節する圧力調節手段と、釜底を加熱
する加熱手段と、上蓋下の釜内温度(上蓋温度)を検出
する上蓋温度センサと、釜底の温度(釜底温度)を検出
する釜底温度センサと調理圧力、上蓋温度及び釜底温度
に関する情報を入力され、予め与えられている温度・調
理圧力・火力の組み合わせパターン(調理パターン)に
基づき加熱手段の火力を制御する調理制御手段と、を具
備することを特徴とする。
【0007】
【作用】被調理物(一般的には食品と水)を釜内に入れ
て上蓋で釜を密封する。圧力調節手段を調理圧力に設定
した後に釜底を加熱手段で加熱する。上蓋温度センサ及
び釜底温度センサからは、釜内の状況を表す温度情報が
調理制御手段に入力される。また、調理圧力に関する情
報も、直接的又は間接的に調理制御手段に入力される。
これらの情報と、予め与えられている調理パターンに基
づき、良好な調理結果が得られるように調理制御手段が
加熱手段の火力を制御する。
【0008】調理パターンの一種として、調理開始後、
上蓋温度が、設定された調理圧力下における水の沸騰温
度に達するまで加熱手段の火力を強とし、上蓋温度が沸
騰温度に達した時点で加熱手段の火力を弱とし、釜底温
度が設定された調理圧力の関数たる調理終了温度に達し
た時点で加熱手段の火力を0(消火)とするパターンを
採用することができる。このような調理パターンはイン
ディカ種のお米を粘りを持たせて炊き上げるのに適して
いる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例を説明する。図1は、
本発明の一実施例に係る炊飯器を示す図である。(A)
は各部の構造を示す断面図であり、(B)は制御系の構
成を示すブロック図である。図1の炊飯器(加熱加圧調
理器)1は、釜21、上蓋11、バーナー(加熱手段)
31、操作パネル19等の各部より構成されている。
【0010】釜21は、有底円筒状をしており、上部の
口には上蓋11が取付けられている。上蓋11と釜21
との間には、パッキン(図示されず)が設けられてお
り、釜21の内部23は気密になっている。上蓋11に
は、圧力調節手段(バネ式のリリーフバルブ)13が設
けられており、釜内部23の被調理物25の水分が沸騰
して釜内部23が設定圧力以上となった場合に、内部の
蒸気をリリーフして、釜内部の気圧を調節できるように
なっている。また、釜内部の圧力を表示する圧力計15
も設けられいる。
【0011】上蓋11には、さらに、上蓋温度センサ1
7も設けられている。上蓋温度センサ17は、上蓋17
直下の釜内部23の温度(蒸気温度)を検出する。
【0012】釜21の釜底27の下方には、釜底27に
火炎33を当てて加熱するガスバーナ31が設けられて
いる。このガスバーナ31から出る火炎の一部や燃焼ガ
スは、釜21の側面をも加熱する。釜底27の下面中央
部には、同部の温度を検出する釜底温度センサ35が設
けられている。釜底温度センサ35にはガスバーナ31
の火炎33が直接当たらないようになっている。
【0013】上蓋11の側方には、炊飯器1の操作指示
等のための操作パネル19が設けられている。この操作
パネル19には、図1(B)に示されている、調理圧力
入力部41や基本調理パターン設定部43が設けられて
いる。
【0014】図1(B)のブロック図に示されているよ
うに、調理圧力入力部41からは、調理制御手段45に
設定調理圧力信号が入力される。釜底温度センサ35か
らは、調理制御手段45に釜底温度信号が入力される。
また、基本調理パターン設定部43からは、基本調理パ
ターン信号が入力される。調理制御手段45は、それら
の入力を受けて、所定の調理パターンが実現されるよう
加熱手段31の火力(ガス流量)を調整する。
【0015】図2は、図1の炊飯器の調理パターンの一
例を表すフローチャートである。まず事前に、炊飯器の
釜内に例えば洗米したお米と水を入れ、上蓋を閉じ、圧
力調節バルブを操作して調理圧力を設定しておく。次に
操作パネルを操作して基本調理パターンを設定入力する
(S1)。次に調理圧力設定値を入力する(S2)。
【0016】次に、調理開始ボタンを押す(S3)。す
ると、ガスバーナーのガス弁が開となりガスに着火され
る(S4)。そして、当初は強火力(大ガス流量)でガ
スバーナーが燃焼する(S5)。その後、上蓋温度セン
サの温度が、調理圧力下における水の沸騰温度になった
時点(S6)で、ガスバーナーの燃焼は弱火力となる
(S7)。その後、釜内の水分が蒸発した後、徐々に釜
底温度が上り、釜底温度センサが設定されている調理圧
力の関数である調理終了温度に達した時点でガスバーナ
ーのガス弁を閉じて消火する。
【0017】図3は、炊飯器の調理圧力と沸騰温度及び
調理終了温度との関係の一例を示すグラフである。調理
圧力と沸騰温度との関係は一般的な水の特性を表すもの
である。調理圧力と沸騰温度との関係は、本発明者の行
った実験において、インディカ種のお米を美味しく炊く
のに適当な範囲を示すものである。
【0018】インディカ種のお米を炊く際の調理圧力P
(ゲージ圧、kgf/cm2 )と調理終了温度(Tf、
℃)との望ましい関係は Tf=20×P+140 で与えられる。温度範囲としては、この式で得られる温
度±10℃の範囲が適当である。
【0019】なお、調理圧力とお米の粘り気との関係
は、調理圧力を低くする(0.1kgf/cm2 )と
0.3(粘りの値)となり、調理圧力を高くする(1.
0kgf/cm2 )と0.6(粘りの値)となる。な
お、ここに言う粘りの値とはテクスチュロメータでの測
定結果(かたさとねばりをはかる)を言う。日本米の粘
りの値は0.6〜0.9である。
【0020】上述の強火力の程度の一例としては、45
0gのインディカ種米に760gの水を加えて炊く場合
において、1500kcal/minの熱量を釜に与え
る程度である。また、弱火力の程度の一例としては、同
じ場合において、450kcal/minの熱量を釜に
与える程度である。
【0021】上述の実施例においては、調理圧力を操作
パネルから使用者が入力するようにしたが、水の沸騰時
には一定時間上蓋温度センサの値が一定となることか
ら、それを検知し、その時の温度を沸騰温度とし調理圧
力を自動的に算出できるようにしてもよい。
【0022】本発明の加熱加圧調理器における他の調理
例とては、煮豆・シチュー・煮魚の調理を挙げることが
でき、煮物が早くできる。
【0023】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の加熱加圧調理器は以下の効果を発揮する。 様々な温度・調理圧力・火力の組み合わせパターン
で食品を調理できるので、様々な食品を所望の状態に調
理することができる。 インディカ種のお米を粘りを持たせて炊くことがで
きる。 圧力をかけることにより、調理時間の短縮がはかれ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る炊飯器を示す図であ
る。(A)は各部の構造を示す断面図であり、(B)は
制御系の構成を示すブロック図である。
【図2】図1の炊飯器の調理パターンの一例を表すフロ
ーチャートである。
【図3】炊飯器の調理圧力と沸騰温度及び調理終了温度
との関係の一例を示すグラフである。
【符号の説明】
1 炊飯器 11 上蓋 13 圧力調節バルブ 15 圧力計 17 上蓋温度センサ 19 操作パ
ネル 21 釜 23 内部 25 被調理物 27 釜底 31 ガスバーナ 33 火炎 35 釜底温度センサ 41 調理圧
力入力部 43 基本調理パターン設定部 45 調理制
御手段

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被調理物を収容する釜と、 この釜を密封する上蓋と、 密封された釜内の最大圧力(調理圧力)を調節する圧力
    調節手段と、 釜底を加熱する加熱手段と、 上蓋下の釜内温度(上蓋温度)を検出する上蓋温度セン
    サと、 釜底の温度(釜底温度)を検出する釜底温度センサと調
    理圧力、上蓋温度及び釜底温度に関する情報を入力さ
    れ、予め与えられている温度・調理圧力・火力の組み合
    わせパターン(調理パターン)に基づき加熱手段の火力
    を制御する調理制御手段と、 を具備することを特徴とする加熱加圧調理器。
JP17316794A 1994-07-04 1994-07-04 加熱加圧調理器 Pending JPH0810151A (ja)

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