JPH08100477A - 開閉屋根構造 - Google Patents

開閉屋根構造

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JPH08100477A
JPH08100477A JP23628894A JP23628894A JPH08100477A JP H08100477 A JPH08100477 A JP H08100477A JP 23628894 A JP23628894 A JP 23628894A JP 23628894 A JP23628894 A JP 23628894A JP H08100477 A JPH08100477 A JP H08100477A
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Masahiro Tomioka
正裕 冨岡
Katsuki Totani
克樹 戸谷
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 屋外空間としての利用が主目的である施設の
全天候化、多目的化を図ると共に、該屋根等の閉塞部材
の軽量化及び簡易化を図る開閉屋根構造を提供する。 【構成】 フィールド等の上部空間を移動自在の開閉屋
根16Aにより開閉自在にする開閉屋根構造であって、
一端を建屋構成体11により支持されてなる固定屋根1
4の各梁13の先端にローラ24a,24bからなる支
持手段23を設けると共に、上記開閉屋根16Aに該ロ
ーラ24a,24bを受けるレール22を具備してな
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、屋外空間としての利用
が主目的である施設の全天候化、多目的化を図ると共
に、該屋根等の閉塞部材の軽量化及び簡易化を図る開閉
屋根構造に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来の
ドーム等の大空間を被覆する開放屋根は、移動閉塞部と
固定部とにより構成されるものであった。また、それら
はそれぞれ独立した構造で成立するものであった。従っ
て、各部を構成する部材もそれに耐えうるものを使用し
ていた。
【0003】通常、開閉屋根の「開」状態においてはそ
の開閉部と固定部が重複した状態となる。例えばサッカ
ースタジアムの場合、フィールド用天然芝の養生等の理
由から、自然光が降り注ぐ屋外状態、即ち「屋根開放」
状態にスタジアム空間を保つ必要がある。この結果、屋
根を「閉」状態で使用することが「開」状態で使用する
ことに較べ著しく少ないものになり、例えば屋根を
「閉」状態で使用するのは、遮音や全天候化の為にイベ
ント開催中やフィールドでの試合中等の極一部に限られ
た期間で使用されるのみである。よって、施設の寿命の
内の大半において、固定部は開閉部材に覆われている状
態にある。このようなことから、例えばサッカースタジ
アムの様に本来の姿が屋外空間である施設に開閉屋根を
設ける場合においては、固定屋根がそれ自体で成立する
ような強度を有する部材や鉄骨量等は不経済であること
となる。この結果、従来の開閉屋根の固定屋根部の建設
の必要性が薄くなっている。
【0004】本発明は上記事情に鑑み、例えばサッカー
スタジアム等の屋外空間である事が本来の姿である建築
物の全天候化、多目的化を図ることができる開放屋根構
造を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成する本発
明に係る開閉屋根構造は、フィールド等の上部空間を移
動自在の開閉屋根により開閉自在にする開閉屋根構造で
あって、上記開閉屋根に少なくとも一以上のレールをそ
の移動方向と同方向に設けると共に、該レールに吊り下
がりつつ移動する支持部材を一端が建屋構成体により支
持されてなる固定屋根の先端に設けることを特徴とす
る。
【0006】
【作用】上記構成において、一端を建屋構成体により支
持されてなる固定屋根の先端に支持部材として例えばロ
ーラ等を設けていれば、該ローラを受けるレールを有す
る移動自在の開閉屋根にその移動時又は停止時を問わず
に固定屋根の先端部において支持され続けられているの
で、固定屋根の設計は自重及び地震による水平力だけを
考慮すればよいこととなり、部材のスリム化を図ること
ができる。
【0007】
【実施例】以下、本発明の好適な一実施例を説明する。
【0008】図1は本実施例に係る開閉屋根構造の鳥瞰
図の概略を示し、例えばスタジアムのフィールドを閉塞
状態とした斜視図を示す。ここで、図1中、符号11は
建屋構成体、12は建屋構成体の上部に相対向して設け
られる走行路、13は建屋構成体の上部から延設される
梁、14は梁13から構成される固定屋根、15は各梁
13間に設けられる水平ブレーズ、16A,16Bは開
閉屋根を各々図示する。
【0009】同図に示すように、上記開閉屋根16A,
16Bは、建屋構成体11の上部に相対向して設けられ
た走行路12上を図示しない移動装置によって図中X方
向に移動自在となっており、開口部の閉塞時には該開閉
屋根16A,16Bの閉塞移動方向の前端面16a,1
6b同士が当接するようにし、開閉屋根16A,16B
の「開」状態及び「閉」状態とすることで、フィールド
17を必要に応じて覆うようにしている。
【0010】なお、図1においては、開閉屋根16A,
16Bの内で開閉屋根16Aは屋根「閉」状態を形成し
ており、一方の開閉屋根16Bは屋根「開」状態を形成
している。
【0011】一方、建屋構成体11の上部からは、相対
向する走行路12,12の間に亙って上記開閉屋根の移
動方向Xと略同方向に張り出す複数の梁13が延設され
ており、固定屋根14を構成し、客席スタンド18の上
方を覆うようにしている。
【0012】この梁13は、本実施例の要部拡大図であ
る図2に示すように、その基端部13a側には建屋構成
体11の上部において固着されると共に、その先端部1
3b側には上記開閉屋根16の下面側の下弦材21に設
けられたレール22に連結し摺動自在な支持手段23が
設けられており、該支持手段23を介して走行路12を
移動する開閉屋根16A,16Bに吊り下げられるよう
に支持されている。
【0013】上記支持手段23は、本実施例では開閉屋
根16Aの下部に設けられたレール22を、相対向して
設けられている回転自在のローラ24a,24bで把持
するように設けられおり、梁13の先端部13aとはピ
ン25を介して結合されている。なお、支持手段23を
構成するものはローラ等に限定されるものではなく、例
えば球状の摺動部材等でもよい。
【0014】上記構成において、固定屋根14は走行路
12,12に跨がって移動自在の開閉屋根16の移動に
伴って移動していくレール22に常に複数の支持手段2
3を介して吊り下がり続け、この結果、該屋根14の鉛
直加重が開閉屋根16に流すようにしている。すなわ
ち、複数の支持手段23を介して開閉屋根16に点でぶ
ら下がる状態で鉛直方向に支持されている。なお、上記
支持手段23において、ローラを用いない場合には、上
記点状態での支持以外に、面又は線での支持状態とする
ことも可能である。
【0015】この結果、上記ローラ24a,24bを受
けるレール22を有する移動自在の開閉屋根16にその
移動時又は停止時を問わずに固定屋根14の先端部にお
いて支持され続けられているので、固定屋根の設計は自
重及び地震による水平力だけを考慮すればよいこととな
り、部材のスリム化を図ることができる。なお、各梁1
4間には水平ブレーズ15が設けられており、地震等の
水平力に抗している。
【0016】図3はそれぞれ開閉屋根16Aの「開」の
状態図(図3(A))、屋根「開閉途中」の状態図(図
3(B))及び屋根「閉」の状態図(図3(C))を各
々図示する。
【0017】図3(A)に示す、屋根「開」状態では、
固定屋根14の上面側を開閉屋根16Aが重なってお
り、フィールドを開放状態とすると共に建屋構成体11
に設けられた客席スタンド18の上方のみを覆うように
している。
【0018】図3(B)に示す、屋根「開閉途中」状態
では、走行路12を移動する開閉屋根16の下面に設け
られたレール22に吊り下げされている支持手段23に
よって該開閉屋根16の移動に従って固定屋根14が常
に支持され続けられている。
【0019】図3(C)に示す、屋根「閉」状態では、
フィールド17を閉塞して全天候型の施設にしている。
【0020】このように、一端を建屋構成体11により
支持されてなる固定屋根14の複数の梁13の各々の先
端13aに支持手段23としてのローラ24a,24b
を設けているので、該ローラ24a,24bを受けるレ
ール22を有する走行路12を移動自在の開閉屋根16
A,16Bにその移動時又は停止時を問わずに固定屋根
の先端部において支持され続けられていることとなり、
固定屋根14の設計は自重及び地震による水平力だけを
考慮すればよいこととなり、この結果、部材のスリム化
を図ることができる。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の開閉屋根
構造によれば、例えばサッカースタジアムの様な本来屋
外空間に設けられる建築物において、開閉屋根の開閉部
を構成する開閉屋根に常に固定屋根が吊り下げられてい
るので、固定屋根部分の部材寸法、部材量及び固定屋根
を構成する梁のせいなどを低減することができる。この
結果、簡易で軽量な仮設性の高い開閉屋根を構成するた
めに、建築手間及び建築コストの低減が期待できる。
【0022】また、サッカースタジアムなどの通常使用
時は屋根「開」状態で使用する施設においては、暴風
時、積雪時などでは、屋根を「閉」状態にしないという
運営上の規約などを設けておけば、上記場合において、
固定屋根の設計は自重及び地震等による水平力だけを考
慮すればよいので、さらなる部材等のスリム化が図ら
れ、より一層の重量、コストの低減をはかることができ
る。
【0023】さらに、本発明に係る開閉屋根構造によれ
ば、施設の利用に発生する周辺環境に対する騒音、照明
等による光公害の緩和に対して積極的な役割を担うこと
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る開閉屋根の鳥瞰図であ
る。
【図2】本発明の一実施例に係る固定屋根の支持点の概
略図である。
【図3】本発明の一実施例に係る開閉屋根短辺方向断面
概略図であり、屋根「開」、屋根「開閉途中」及び屋根
「閉」の状態図である。
【符号の説明】
11 建屋構成体 12 走行路 13 梁 14 固定屋根 15 水平ブレーズ 16A,16B 開閉屋根 21 下弦材 22 レール 23支持手段 24a,24b ローラ 25 ピン

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フィールド等の上部空間を移動自在の開
    閉屋根により開閉自在にする開閉屋根構造であって、上
    記開閉屋根に少なくとも一以上のレールをその移動方向
    と同方向に設けると共に、該レールに吊り下がりつつ移
    動する支持部材を一端が建屋構成体により支持されてな
    る固定屋根の先端に設けることを特徴とする開閉屋根構
    造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN116498002A (zh) * 2023-06-25 2023-07-28 江西左进建筑工程有限公司 一种可移动式钢构建筑屋顶
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