JP2520011B2 - 開閉式屋根 - Google Patents

開閉式屋根

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JP2520011B2
JP2520011B2 JP1079263A JP7926389A JP2520011B2 JP 2520011 B2 JP2520011 B2 JP 2520011B2 JP 1079263 A JP1079263 A JP 1079263A JP 7926389 A JP7926389 A JP 7926389A JP 2520011 B2 JP2520011 B2 JP 2520011B2
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roofs
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廣毅 村本
健一 杉崎
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Shimizu Construction Co Ltd
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Shimizu Construction Co Ltd
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 この発明は、スタジアム、コンサートホール等の屋根
架設対象の上方に架設されて好適な開閉式屋根に係り、
特に、屋根開放時の日影範囲を極力減少しうる開閉式屋
根に関するものである。
「従来の技術」 開閉式屋根は、屋外の解放感や陽光、新鮮な空気等を
得られ、かつ雨天による弊害をも排除できるといった相
反する要求を満たすことが可能で、既に様々な構成のも
のが提供、あるいは提案されている。
第4図は、このような開閉式屋根の一例を示すもので
ある。図中、符号2で表されるものがスタジアムであ
り、符号3で示すものが、このスタジアム2上方を覆う
開閉式屋根である。
このスタジアム2上方を覆う開閉式屋根3は、スタジ
アム12を挾んで相対向して並設された一対の支持構造体
1、1間に架設され、全体を閉じた状態でこのスタジア
ム2全体を覆う外形略長円状に形成されている。
この開閉式屋根3は、円筒分割体たるアーチ状に形成
され、スタジアム2の左右部をそれぞれ覆う一対の固定
式屋根3a、3aと、スタジアム2の中央部を覆う移動式屋
根とに分割され、さらに移動式屋根は、固定式屋根3a上
にオーバーラップされる形状の第1の移動式屋根3b、3b
と、この第1の移動式屋根3b、3b上にさらにオーバーラ
ップされる形状の第2の移動式屋根3c、3cとに4分割さ
れて構成されている。そして、これら移動式屋根3b、3
c、…は、前記支持構造体1、1の延在方向に移動自在
な状態で、その両端が支持構造体1、1に支持されてい
る。
従って、これら移動式屋根3b、3c、…を全て固定式屋
根3a、3a上方に移動させれば、スタジアム2中央部が開
口され、また、移動式屋根3b、3c、…を中央部に移動さ
せれば、固定式屋根3a、3a及び移動式屋根3b、3c、…に
よりスタジアム2上方が覆われる。
「発明が解決しようとする課題」 しかし、このような構成の開閉式屋根3にあっては、
移動式屋根3b、3c、…を全て移動してスタジアム2中央
部を開口した状態でも、その両端の固定式屋根3aにより
スタジアム2両端部は開口された状態とはならない。従
って、太陽が低位置にある場合などは、固定式屋根3a、
3aによる日影がスタジアム2全体を覆うおそれもあり、
これを避けるために開閉式屋根3の立地条件及び移動式
屋根3b、3c、…の移動方向に制限が課されていた。
この発明は前記事情に鑑みてなされたもので、屋根を
全開した状態での日影の影響を極力減少させることで、
屋根架設対象内の日影範囲を減少させることのできる開
閉式屋根の提供を目的としている。
「課題を解決するための手段」 この発明は、屋根架設対象の上部を覆うように設けら
れた屋根の中央部が主移動式屋根に、また、その一端部
が固定式屋根に構成されているとともに他端部が副移動
式屋根に構成されている開閉式屋根であって、前記主移
動式屋根が前記固定式屋根に重畳できる位置まで移動自
在に構成され、かつ、前記副移動式屋根が前記屋根架設
対象の上部から進退自在に構成されていることを特徴と
する。
「実施例」 以下、この発明の実施例について図面を参照して説明
する。第1図ないし第3図は、この発明の開閉式屋根を
スタジアムに適用した一実施例を示し、これらの図にお
いて全体として符号12で表されるものがスタジアムであ
り、符号13で示すものが、このスタジアム12上方を覆
う、本発明に係る開閉式屋根である。
スタジアム12は、例えば競技場の周囲に観客席が多数
設けられてなるものであり、本実施例におけるスタジア
ム12は、全体として長円状に形成されたものとなってい
る。
このスタジアム12上方を覆う前記開閉式屋根13は、ス
タジアム12を挾んで相対向して並設された一対の支持構
造体11、11間に架設され、全体を閉じた状態でこのスタ
ジアム12全体を覆う外形略長円状に形成されている。
この開閉式屋根13は、第2図に示すように、球面分割
体たるドーム状に形成され、スタジアム12の一端部を覆
う固定式屋根14およびスタジアム12の他端部を覆う副移
動式屋根15と、円筒分割体たるアーチ状に形成され、ス
タジアム12の中央部を覆う主移動式屋根とに分割されて
いる。さらに、主移動式屋根は、スタジアム12の一端部
(第1図中左端部)に位置する固定式屋根14上にオーバ
ーラップされ、スタジアム12の他端部(第1図中右端
部)の副移動式屋根15に隣接する第1の移動式屋根16
と、第1の移動式屋根16に隣接して位置し、この第1の
移動式屋根16上にオーバーラップされる第2の移動式屋
根17と、さらに第2の移動式屋根17に隣接して位置し、
この第2の移動式屋根17上にオーバーラップされる第3
の移動式屋根18とに3分割されて構成されている。ま
た、第1の移動式屋根16は、副移動式屋根15と隣接する
部分が平面視円弧状に張り出して形成され、かつ、これ
に対応して、副移動式屋根15の端部が円弧状に引込んで
形成されている。
なお、主移動式屋根である第1、第2、第3の移動式
屋根(以下、単に移動式屋根と略す)16〜18のオーバー
ラップのしかたは任意であり、いずれが最上部、最下部
に位置してもよい。
そして、これら移動式屋根16〜18は、前記支持構造体
11、11の延在方向に移動自在な状態で、その両端が支持
構造体11、11に支持されている。すなわち、支持構造体
11には、その延在方向に沿って延在するガイドレール19
〜21が、各移動式屋根16〜18に対応して敷設されている
と共に、各移動式屋根16〜18の端部には、それぞれのガ
イドレール19〜21上に載置される車輪(図示略)が設け
られ、この車輪がガイドレール19〜21上を走行すること
で、各移動式屋根16〜18が支持構造体11、11の延在方向
に沿って移動自在とされている。
さらに、前記支持構造体11、11は、前記スタジアム12
の他端部に位置する副移動式屋根15の側方において、ス
タジアム12から離れるに従って下方に移行する斜面22、
22に形成され、かつ、この支持構造体11、11の前記副移
動式屋根15側の端部は、スタジアム12より十分遠方にま
で延出されている。なお、この支持構造体11、11の端部
は、後述する副移動式屋根15の退去によりスタジアム12
内に日影が生じない程度の長さにまで延出されている。
そして、前記副移動式屋根15は、支持構造体11、11の
斜面22、22に沿って移動自在に構成されることで、スタ
ジアム12の上方から進退自在とされている。すなわち、
支持構造体11の斜面22上には、この支持構造体11の延在
方向に沿って延在するラック式レール23が敷設されてい
ると共に、副移動式屋根15の下端にはこのラッチ式レー
ル23に係合する駆動機構(図示略)が設けられ、この駆
動機構の作動により副移動式屋根15が支持構造体11、11
の斜面22、22に沿って移動自在とされている。
次に、以上のような構成を有する開閉式屋根3の開閉
作用について説明する。
移動式屋根16〜18が、第1図に示すように、スタジア
ム12中央部に位置した状態にある場合は、これら移動式
屋根16〜18及び固定式屋根14と副移動式屋根15が一体的
にスタジアム12上方を覆い、スタジアム12上に一つの大
屋根を形成する。これにより、スタジアム12は雨風をし
のげるものとなり、悪天候時においても、人々は競技及
び観戦を存分に楽しむことができるようになるわけであ
る。
一方、開閉式屋根13をあけるためには、移動式屋根16
〜18の端部に位置する駆動機構(図示略)を作動させる
ことで、移動式屋根16〜18をスタジアム12の一端部にあ
る固定式屋根14に向けて移動させ、結果的に工程式屋根
4上に移動式屋根16〜18がそれぞれ重なるところまで移
動させる。これにより、固定式屋根14と副移動式屋根15
間の間隔部分は大きく開口し、スタジアム12はこの部分
において屋根の撤去されたものとなる。これにより、ス
タジアム12内の人々は開放部からの日光及びそよ風等を
享受できるわけである。
また、太陽が低位置にある等の理由から、スタジアム
12の他端部にある副移動式屋根15による日影がスタジア
ム12上に影響を及ぼす場合、またはそのおそれがある場
合は、この副移動式屋根15の下端にある駆動機構(図示
略)を作動させることで、副移動式屋根15を支持構造部
11、11の斜面22、22に沿って下降移動させ、結果的に副
移動式屋根15をスタジアム12上方から退去させる。これ
により、移動式屋根16〜18の重畳された部分以外のスタ
ジアム12の上方は全て開放され、屋根によるスタジアム
12の日影範囲を極力減少せしめ、スタジアム12内で競
技、観戦する者への日影の影響を極力抑制することがで
きる。
また、屋根の開口部が広くなることにより、周囲の風
が屋根等により曲げられてできる乱流を極力減少するこ
とができ、同様に風による影響も極力抑制することがで
きる。
また、この状態から第1図に示すような状態、すなわ
ち、屋根の閉状態とするには、移動式屋根16〜18及び副
移動式屋根15を前述の方向と逆方向に移動させればよ
い。
このように、以上のような構成を有する開閉式屋根13
によれば、移動式屋根16〜18を支持構造体11、11の延在
方向に移動させることにより、屋根の開閉が可能とな
り、スタジアム12上方の開放及び封鎖が全く自由にしか
も簡単に行え、天候への対応が意のままとなる。
しかも、副移動式屋根15をスタジアム12に対して進退
自在に構成したことから、太陽が低位置にある等により
スタジアム12に日影の影響が及ぶおそれがある場合、こ
の副移動式屋根15をスタジアム12上から退去させること
で、日影の影響を極力抑制することができる。
なお、この発明の開閉式屋根は、その細部が前記実施
例に限定されず、種々の変形例が可能である。一例とし
て、主移動式屋根である第1、第2、第3の移動式屋根
16〜18、副移動式屋根15、固定式屋根14の形状等も任意
であり、周知の形状を好適に使用できる。一例として、
前記実施例ではスタジアム12の他端部にある副移動式屋
根15の全体を進退自在に構成したが、この副移動式屋根
15に出入口が設けられているような場合、副移動式屋根
15の上端部のみを移動させるような構成としてもよい。
「発明の効果」 以上詳細に説明したように、この発明によれば、屋根
架設対象の上部を覆うように設けられた屋根の中央部が
主移動式屋根に、また、その一端部が固定式屋根に構成
されているとともに他端部が副移動式屋根に構成されて
いる開閉式屋根であって、前記主移動式屋根が前記固定
式屋根に重畳できる位置まで移動自在に構成され、か
つ、前記副移動式屋根が前記屋根架設対象の上部から進
退自在に構成したので、太陽が低位置にある等により屋
根架設対象に日影の影響が及ぶおそれがある場合、他端
部にある副移動式屋根を屋根架設対象上から退去させる
ことで日影の影響を極力抑制することができ、屋根架設
対象内の日影範囲を極力減少させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第3図は、この発明の一実施例である開閉
式屋根を示す図であって、第1図は平面図、第2図は第
1図のII−II′線に沿う矢視断面図、第3図は第1図の
III−III′線に沿う矢視断面図、第4図は従来の開閉式
屋根を示す斜視図である。 11……支持構造物、12……スタジアム(屋根架設対
象)、13……開閉式屋根、14……固定式屋根、15……副
移動式屋根、16……第1の移動式屋根(主移動式屋
根)、17……第2の移動式屋根(主移動式屋根)、18…
…第3の移動式屋根(主移動式屋根)、22……斜面。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】屋根架設対象の上部を覆うように設けられ
    た屋根の中央部が主移動式屋根に、また、その一端部が
    固定式屋根に構成されているとともに他端部が副移動式
    屋根に構成されている開閉式屋根であって、前記主移動
    式屋根が前記固定式屋根に重畳できる位置まで移動自在
    に構成され、かつ、前記副移動式屋根が前記屋根架設対
    象の上部から進退自在に構成されていることを特徴とす
    る開閉式屋根。
JP1079263A 1989-03-30 1989-03-30 開閉式屋根 Expired - Lifetime JP2520011B2 (ja)

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