JPH08260762A - スタジアム簡易屋根 - Google Patents
スタジアム簡易屋根Info
- Publication number
- JPH08260762A JPH08260762A JP6314795A JP6314795A JPH08260762A JP H08260762 A JPH08260762 A JP H08260762A JP 6314795 A JP6314795 A JP 6314795A JP 6314795 A JP6314795 A JP 6314795A JP H08260762 A JPH08260762 A JP H08260762A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- stadium
- open space
- roof
- space
- waterproof
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Landscapes
- Tents Or Canopies (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 大型のスタジアムを全天候利用型とするため
に構造が簡単で、かつ膨大な費用を要しないスタジアム
簡易屋根を提供する。 【構成】 スタジアムの中央部の上部に、その四方の周
囲が固定屋根2で覆われた開放空間1を設けると共に、
その開放空間1の短い方の空間に渡された索5より吊り
下げられたガイドレール7に沿って移動し、かつ開放空
間1を閉鎖または解放可能な防水膜10を設けた。
に構造が簡単で、かつ膨大な費用を要しないスタジアム
簡易屋根を提供する。 【構成】 スタジアムの中央部の上部に、その四方の周
囲が固定屋根2で覆われた開放空間1を設けると共に、
その開放空間1の短い方の空間に渡された索5より吊り
下げられたガイドレール7に沿って移動し、かつ開放空
間1を閉鎖または解放可能な防水膜10を設けた。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、主として陸上競技場、
サッカー競技場などを全天候使用型にするために設けら
れたスタジアム簡易屋根に関するものである。
サッカー競技場などを全天候使用型にするために設けら
れたスタジアム簡易屋根に関するものである。
【0002】
【従来の技術】上記のごとき大型のスタジアムを使用し
て各種競技やイベントを開催する際には、雨天時の備え
がないので、その競技やイベントの中止など多くの運営
上の問題を抱えている。そこで、移動屋根を有するスタ
ジアムが要望されているが、従来の移動屋根は、一般的
に大きな開口部を両側で支持する重構造のアーチ状など
のパネルを用いているため、それらの自重による撓み防
止と風や雪による荷重の支持とのために大構造物とな
り、膨大な費用がかかるという問題点から、その普及も
遅れている。
て各種競技やイベントを開催する際には、雨天時の備え
がないので、その競技やイベントの中止など多くの運営
上の問題を抱えている。そこで、移動屋根を有するスタ
ジアムが要望されているが、従来の移動屋根は、一般的
に大きな開口部を両側で支持する重構造のアーチ状など
のパネルを用いているため、それらの自重による撓み防
止と風や雪による荷重の支持とのために大構造物とな
り、膨大な費用がかかるという問題点から、その普及も
遅れている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、前記従来の
問題点を解決するためになされたものであり、大型のス
タジアムを全天候利用型とするために構造が簡単で、か
つ膨大な費用を要しないスタジアム簡易屋根を提供する
ことを目的としたものである。
問題点を解決するためになされたものであり、大型のス
タジアムを全天候利用型とするために構造が簡単で、か
つ膨大な費用を要しないスタジアム簡易屋根を提供する
ことを目的としたものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明のスタジアム簡易屋根は、スタジアムの中央
部の上部に、その四方の周囲が固定屋根で覆われた開放
空間を設けると共に、その開放空間の短い方の空間に渡
された索により吊り下げられたガイドレールに沿って移
動し、かつ開放空間を閉鎖または開放可能な防水膜を設
けること特徴としたものである。
め、本発明のスタジアム簡易屋根は、スタジアムの中央
部の上部に、その四方の周囲が固定屋根で覆われた開放
空間を設けると共に、その開放空間の短い方の空間に渡
された索により吊り下げられたガイドレールに沿って移
動し、かつ開放空間を閉鎖または開放可能な防水膜を設
けること特徴としたものである。
【0005】また、上記の防水膜を中央で二分割に形成
し、これら二つの防水膜による開放空間の閉鎖または解
放を同時に操作する開閉ドラムを配設することは、より
大きな開放空間の閉鎖及び解放を短時間で行なう上で好
ましい構成であり、軽量な防水膜で解放空間を閉鎖する
ことで、雨天でもそのスタジアムの使用が可能になり、
また解放空間の解放時には防水膜をその長手方向の固定
屋根下面に折り畳み、容易に格納できることになる。
し、これら二つの防水膜による開放空間の閉鎖または解
放を同時に操作する開閉ドラムを配設することは、より
大きな開放空間の閉鎖及び解放を短時間で行なう上で好
ましい構成であり、軽量な防水膜で解放空間を閉鎖する
ことで、雨天でもそのスタジアムの使用が可能になり、
また解放空間の解放時には防水膜をその長手方向の固定
屋根下面に折り畳み、容易に格納できることになる。
【0006】
【実施例】以下図面を参照して本発明のスタジアム簡易
屋根の一実施例を説明するが、図1はその平面図、図2
は図1のA−A方向の正断面図、そして図3は図1のB
−B方向の側断面図であり、陸上競技場など大型のスタ
ジアムに本発明を適用した実施例である。
屋根の一実施例を説明するが、図1はその平面図、図2
は図1のA−A方向の正断面図、そして図3は図1のB
−B方向の側断面図であり、陸上競技場など大型のスタ
ジアムに本発明を適用した実施例である。
【0007】まず、スタジアムの中央部、すなわち中央
フィールドに相当する部分の上部を開放空間1とし、こ
の開放空間1の四方の周囲、すなわち図1で便宜上斜破
線で示した部分を固定屋根2で覆っている。次に、スタ
ジアムの周囲の観覧席3上部の固定屋根2の上部に短い
方の空間に数対の支柱4を設け、これらの支柱4に渡さ
れた各索5より所定間隔で吊り下げられた吊り索6によ
り、図3の矢印C部分の拡大断面図である図4に示すご
とくガイドレール7を図2に示すようにアーチ状に複数
本、例えばこの実施例では5本吊り下げ、その両端を観
覧席3上部の固定屋根2の下に延長固定している。
フィールドに相当する部分の上部を開放空間1とし、こ
の開放空間1の四方の周囲、すなわち図1で便宜上斜破
線で示した部分を固定屋根2で覆っている。次に、スタ
ジアムの周囲の観覧席3上部の固定屋根2の上部に短い
方の空間に数対の支柱4を設け、これらの支柱4に渡さ
れた各索5より所定間隔で吊り下げられた吊り索6によ
り、図3の矢印C部分の拡大断面図である図4に示すご
とくガイドレール7を図2に示すようにアーチ状に複数
本、例えばこの実施例では5本吊り下げ、その両端を観
覧席3上部の固定屋根2の下に延長固定している。
【0008】さらに、図4に示すごとく、ローラ8付き
の防水膜吊り環具9をガイドレール7に対し移動自在に
係合させ、防水膜吊り環具9に防水膜10を吊り下げ
る。なお、この実施例では、防水膜10は5本のガイド
レール7間を連続して継ぎ目なしに適当な間隔で防水膜
吊り環具9により固定され吊り下げられた状態になって
いる。
の防水膜吊り環具9をガイドレール7に対し移動自在に
係合させ、防水膜吊り環具9に防水膜10を吊り下げ
る。なお、この実施例では、防水膜10は5本のガイド
レール7間を連続して継ぎ目なしに適当な間隔で防水膜
吊り環具9により固定され吊り下げられた状態になって
いる。
【0009】上記のごとく防水膜吊り環具9に固定され
た防水膜10は、図2の右半分に示すように開放空間1
の閉鎖時には開放空間1の全面に展張するようにガイト
レール7に沿って移動し、また図2の左半分に示すよう
に開放空間1の開放時には固定屋根2の下に凸状に折り
畳まれて格納される。以上のごとく、ガイドレール7に
沿って左右に移動して開放空間1を閉鎖または解放可能
な防水膜10は、開放空間1の面積がそれほど大きくな
く、かつ格納場所が十分あれば分割なしで1枚でもよい
が、開放空間1が広い場合には、防水膜10を二分割に
形成することもでき、その場合、図5の他の実施例にお
ける概略説明図に示すごとく、これら2つの防水膜10
のそれぞれ最中央部の防水膜吊り環具9に取り付けられ
た開閉用ワイヤー11を各ガイドローラ12を介して巻
き取る開閉ドラム3を配設することにより、この開閉ド
ラム13を図5の矢印X方向に回転すればこれら二つの
防水膜10による開放空間1の閉鎖が同時に操作され、
また矢印Y方向に開閉ドラム13を回転すれば、二つの
防水膜10が開放空間1の解放を同時に操作することが
できる。この場合、各ガイドレール7ごとに設けられる
開閉ドラム13は各回転軸を連結し、あるいは、同期を
取って回転すれば、全てのガイドレール7の防水膜10
の開閉が平行に行えるようにするとよい。
た防水膜10は、図2の右半分に示すように開放空間1
の閉鎖時には開放空間1の全面に展張するようにガイト
レール7に沿って移動し、また図2の左半分に示すよう
に開放空間1の開放時には固定屋根2の下に凸状に折り
畳まれて格納される。以上のごとく、ガイドレール7に
沿って左右に移動して開放空間1を閉鎖または解放可能
な防水膜10は、開放空間1の面積がそれほど大きくな
く、かつ格納場所が十分あれば分割なしで1枚でもよい
が、開放空間1が広い場合には、防水膜10を二分割に
形成することもでき、その場合、図5の他の実施例にお
ける概略説明図に示すごとく、これら2つの防水膜10
のそれぞれ最中央部の防水膜吊り環具9に取り付けられ
た開閉用ワイヤー11を各ガイドローラ12を介して巻
き取る開閉ドラム3を配設することにより、この開閉ド
ラム13を図5の矢印X方向に回転すればこれら二つの
防水膜10による開放空間1の閉鎖が同時に操作され、
また矢印Y方向に開閉ドラム13を回転すれば、二つの
防水膜10が開放空間1の解放を同時に操作することが
できる。この場合、各ガイドレール7ごとに設けられる
開閉ドラム13は各回転軸を連結し、あるいは、同期を
取って回転すれば、全てのガイドレール7の防水膜10
の開閉が平行に行えるようにするとよい。
【0010】
【発明の効果】以上に説明した本発明スタジアム簡易屋
根は、固定屋根に四方を囲まれた開放空間の上部を防水
膜で覆ったものであり、従来方式の堅牢な移動屋根に比
べ、その構造が簡単、かつ軽量であり、価格も安いので
一般のスタジアムにも容易に適用可能であり、雨天など
による競技やイベントの中止などを回避でき、大型スタ
ジアムの運営を容易にすることができる。
根は、固定屋根に四方を囲まれた開放空間の上部を防水
膜で覆ったものであり、従来方式の堅牢な移動屋根に比
べ、その構造が簡単、かつ軽量であり、価格も安いので
一般のスタジアムにも容易に適用可能であり、雨天など
による競技やイベントの中止などを回避でき、大型スタ
ジアムの運営を容易にすることができる。
【0011】また、この簡易屋根は索により吊り下げら
れたガイドレールを用いているので、大きな空間でも充
分適用が可能である。さらに、スタジアム全体の外観は
アーチ式の吊り橋のような形態を有し、その意匠的にも
優れている。
れたガイドレールを用いているので、大きな空間でも充
分適用が可能である。さらに、スタジアム全体の外観は
アーチ式の吊り橋のような形態を有し、その意匠的にも
優れている。
【図1】本発明のスタジアム簡易屋根の一実施例に係る
平面図である。
平面図である。
【図2】図1のA−A方向の正断面図である。
【図3】図1のB−B方向の側断面図である。
【図4】図3の矢印C部分の拡大断面図である。
【図5】図1の防水膜を二分割に形成した他の実施例に
おける防水膜の閉鎖及び開放操作の概略説明図である。
おける防水膜の閉鎖及び開放操作の概略説明図である。
1 開放空間 2 固定屋根 5 索 7 ガイドレー
ル 10 防水膜
ル 10 防水膜
Claims (2)
- 【請求項1】 スタジアムの中央部の上部に、その四方
の周囲が固定屋根で覆われた開放空間を設けると共に、
その開放空間の短い方の空間に渡された索より吊り下げ
られたガイドレールに沿って移動し、かつ開放空間を閉
鎖または解放可能な防水膜を設けたスタジアム簡易屋
根。 - 【請求項2】 防水膜を中央で二分割に形成し、これら
二つの防水膜による開放空間の閉鎖または解放を同時に
操作する開閉ドラムを配設した請求項1記載のスタジア
ム簡易屋根。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6314795A JPH08260762A (ja) | 1995-03-22 | 1995-03-22 | スタジアム簡易屋根 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6314795A JPH08260762A (ja) | 1995-03-22 | 1995-03-22 | スタジアム簡易屋根 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08260762A true JPH08260762A (ja) | 1996-10-08 |
Family
ID=13220853
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6314795A Withdrawn JPH08260762A (ja) | 1995-03-22 | 1995-03-22 | スタジアム簡易屋根 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08260762A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
BE1022241B1 (fr) * | 2014-04-16 | 2016-03-04 | JASTRZEBSKI, Andrzej | Toit a couverture retractable segmentee |
BE1023863B1 (fr) * | 2015-06-19 | 2017-08-24 | Andrzej Jastrzebski | Toit avec couverture en membrane a deploiement |
-
1995
- 1995-03-22 JP JP6314795A patent/JPH08260762A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
BE1022241B1 (fr) * | 2014-04-16 | 2016-03-04 | JASTRZEBSKI, Andrzej | Toit a couverture retractable segmentee |
BE1023863B1 (fr) * | 2015-06-19 | 2017-08-24 | Andrzej Jastrzebski | Toit avec couverture en membrane a deploiement |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US4587775A (en) | Retractable closure for roof opening | |
JPS5854220B2 (ja) | スタジアム用カバ− | |
JPH04339945A (ja) | 開閉式屋根構造 | |
US2692566A (en) | Flexible roof furling system for amphitheaters or the like | |
JPH08260762A (ja) | スタジアム簡易屋根 | |
KR970011242A (ko) | 접을 수 있는 차양텐트 | |
CN110409683B (zh) | 可开合建筑结构 | |
JP3289829B2 (ja) | 開閉式膜屋根装置 | |
JP2816580B2 (ja) | 開閉式ドーム | |
JPS61169540A (ja) | 開閉式ド−ム屋根 | |
JPH08260763A (ja) | スタジアム簡易屋根 | |
JPS626042A (ja) | 開閉式屋根 | |
JPH09235816A (ja) | 大規模建築構造物の屋根構造 | |
JPH01295940A (ja) | 可変開口部を有する屋根の架設方式 | |
JPH0440354Y2 (ja) | ||
JPH08100477A (ja) | 開閉屋根構造 | |
JPS61225476A (ja) | 開閉可能な空気膜屋根 | |
JP2702552B2 (ja) | 開閉式屋根構造 | |
JP2537688B2 (ja) | 開閉屋根スタジアム | |
JPH10196037A (ja) | 多重開きの開閉屋根 | |
JPH0327180Y2 (ja) | ||
JPS6259773A (ja) | 開閉型テント構造物 | |
JPH071386Y2 (ja) | 開閉式屋根 | |
JPH0216270A (ja) | 開閉式屋根 | |
JP2991402B2 (ja) | 遮音・遮光膜の展開収納装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20020604 |