JP2518686B2 - 開閉戸付きバルコニ― - Google Patents

開閉戸付きバルコニ―

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JP2518686B2
JP2518686B2 JP1108195A JP10819589A JP2518686B2 JP 2518686 B2 JP2518686 B2 JP 2518686B2 JP 1108195 A JP1108195 A JP 1108195A JP 10819589 A JP10819589 A JP 10819589A JP 2518686 B2 JP2518686 B2 JP 2518686B2
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晴雄 藁科
正志 図子
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Sanwa Shutter Corp
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、住宅等の建造物に建付ける開閉戸付きバル
コニーに関するものである。
[従来技術及び発明が解決しようとする課題] 一般に、この種バルコニーにおいては、躯体側から張
り出すようにして設けられたものがあり、この場合に
は、せいぜい上方に屋根部が設けられる程度で殆ど全開
放しており、このため、テラス部に雨水等が吹き込んで
しまう等のことから、有効に利用されていないのが実情
である。
そこでバルコニーに開閉戸を設けて囲み、雨水等が吹
き込むことが無いようにすることが提唱されるが、従来
の開閉戸は何れも左右方向に移動する引き戸であつたた
め、開放時において半分が引き残りとなつてここが開放
できないという問題が生じ、バルコニーが本来有する全
面開放という点からは程遠いものになつてしまうという
欠点があつて到底採用できるものでない。
これに対し、開閉戸を積層状に収納するようにしたも
のも提唱されるが、このものは、引き戸を一連状に連結
し、収納部において積層するようにしたものであるた
め、第16図に示す如く一本状のガイドレールが収納部に
おいて二本に分岐した構造にしなければならず、この結
果、ガイドレールは、これに対応して広いスペースが確
保できるテラス部に設けざるを得ないという設計上の制
限をどうしても受けることになる。
しかるにバルコニーのなかには、安全対策状の観点か
ら周縁部に壁板を設け、該壁板上面の笠木からさらに防
護柵として手摺りを設けたものがあり、この様なものに
上記開閉戸を建付ける場合、壁板の内側に並列状に建付
けることとなり、そうしたものでは、開閉戸が壁板と対
向する部位が盲部位となり、ここにガラスを設けること
は、人によつて蹴破られやすく通常は設けないのが常識
であるが、これがどうしても避けられないという現実が
有り、好ましいものではない。
[課題を解決する手段] 本発明は、上記の如き実情に鑑み、これらの欠点を一
掃することができる開閉戸付きバルコニーを提供するこ
とを目的として創案されたものであり、躯体側から張り
出すようにして建付けられるバルコニーであつて、該バ
ルコニーの上方に屋根部を設ける一方、バルコニー周縁
には、バルコニー下面から上方に立設して防護壁となる
壁板と、該壁板上面に冠着される笠木と、該笠木から上
方に立設して防護柵となる手摺りとを設けると共に、前
記屋根部周縁と、笠木の手摺り立設位置を避けた端縁部
位とに上下レールをそれぞれ敷設し、該上下レール間に
ジグザグ状に折畳み収納自在な開閉戸を設けたことを特
徴とするものである。
そして本発明は、この構成によつて、バルコニーに開
閉戸を設けるものでありながら、レール敷設スペースが
広く必要になることがないようにしたものである。
[実施例] 次に、本発明の一実施例を図面に基づいて説明する。
図面において、1は躯体側から張出すようにして設けら
れるバルコニーであつて、該バルコニー1の前部および
左右両側部を囲繞すべく立設する壁板2の上面には、基
礎部材3がアンカーボルト4によつて一体固定されてお
り、この基礎部材3に笠木5が上側から被冠するよう一
体的に係着されている。さらに笠木5の上面には、束柱
6が所定間隔を存して立設しており、この束柱6の上端
部に手摺り7が設けられ、中間部には複数本の横木8が
設けられており、この様にしてバルコニー1が構成され
ている。
また9は笠木5の内側面に一体的に固定される下レー
ルであつて、該下レール9の下方は、実施例では化粧板
10等の部材によつて面一状になるよう構成されている。
一方、バルコニー1の左右コーナー部には柱体11が立設
されており、この柱体11に左右両コーナー部が支持され
るようにして屋根部12が形成されるが、屋根部12の前縁
及び左右側縁の無目13に、前記下レール9に対応するよ
う上レール14が一体的に設けられ、さらに上記柱体11と
躯体側の柱15に縦枠16が一体的に固定されている。
17は折畳み式の開閉戸であつて、該開閉戸17を構成す
る各扉体18は、縦横(上下左右)の框材19、框材19に囲
繞される空間に嵌め込まれたガラス板20、隣接扉体同志
および縦枠16と扉体とをそれぞれ揺動自在に枢支する支
軸21等の部材によつて構成されているが、実施例におい
ては、左右両側方の開閉戸17はそれぞれ二枚の扉体18を
用いて構成される折戸であり、また、前面側の開閉戸17
は四枚の扉体18を用いて構成される折戸であり、そして
左右側方の開閉戸17は、躯体側の縦枠16に該側の扉体18
が揺動のみでレールに沿つて移動しない固定側扉体とな
るよう支軸21によつて枢支されており、また前面側の開
閉戸17は、左右何れか一方(実施例では屋外側から見て
右側)の柱体11に該側の扉体18が揺動のみでレールに沿
つて移動しない固定側扉体となるよう支軸21によつて枢
支されている。
さらに前記固定側扉体18を一枚目として数えて偶数枚
目の扉体18の戸先側縦框19の上下には、走行ローラ20と
振止めローラ21とがそれぞれ設けられており、そして走
行ローラ20は前記上レール14を走行するよう構成され、
また振止めローラ21は下レール9に嵌合して開閉戸の振
止めを行うよう構成されており、扉体18を固定扉体18側
に向けて順次折畳むことによりジグザグ状に収納できる
構成になつている。
叙述のごとく構成された本発明の実施例において、バ
ルコニー1は、開閉戸17の開閉によつて開放、閉鎖が必
要において自由に選択できるものであるが、このものに
おいて、開閉戸17は、従来のように引き戸ではなく、折
畳み戸が採用されており、従つてガイドレールは、収納
部においても単一のもので良く、この結果、下レール9
を笠木5に取付けることができることとなつて、扉体18
を、従来のテラス部にレールを設けなければならないも
ののように壁板2によつて盲状になつている下側部位ま
で有るものにする必要がない。従つて扉体18に設けられ
るガラスが人によつて蹴破られやすい盲状部にない常識
的な開閉度17のバルコニー1への建付けができることと
なつて、外観的には勿論であるが、機能的にも極めて優
れたものになる。
しかもこのレールのうち下レール9は、手摺り7が立
設される笠木5の手摺り7立設位置を避けた端縁部位に
取付けられているから、バルコニー1のテラス部は殆ど
その有効面積が狭くならない状態を確保しながら、手摺
り7部位を含めてバルコニー1において実質的に開口し
ている部位に開閉戸17の建付けができることとなつて、
バルコニーが狭くなつて、反つて使い勝手が損なわれて
しまうような不具合を回避できる。
しかも下レール9は、バルコニー1を施工するのにど
うしても必要な防護壁として立設する壁板2上面に設け
られる笠木5をそのまま有効利用して取付けられるの
で、仮令後付け施工であつても、殊更下レール9の支持
部材が不要であつて、施工手順が簡略化する許りでな
く、部品点数を少なくして、構造簡単なものにできるこ
とになる。
尚、本発明は前実施例に限定されるものでないことは
勿論であり、下レールを笠木に取付ける場合、笠木の内
側面に取付けるパターンとして、第12図、第13図に示す
実施例の如く笠木と一体にしたものであつても良く、ま
た第11図、第14図、第15図に示す如く笠木の外側面に設
けたものであつても良く、そしてこの場合、戸体が笠木
内側面と面一状になるように配したり、逆に笠木外側面
と面一状になるよう配することができ、さらに笠木上面
に設けるものでは、手摺り用束柱を立設するため笠木に
設けた凹溝に下レールを組み込んだり、あるいは凹溝自
身を下レールに兼用するよう構成することができる。
さらに開閉戸としては、実施例では左右両側方と前方
の三面にそれぞれ単独開閉できるよう三組のものを設け
たが、バルコニーコーナー部においてガイドレールを円
弧状にして開閉戸を一方に全て収納できる構成にしても
良く、さらには、第10図に示す開閉パターンの如く、開
閉戸の開放方向を、テラス側でなく屋外側に開放する構
成としても良く、また前面側開閉戸が長い場合には、左
右に振り分けて開放するようにしても良いのであり、こ
れらは必要において適宜選択できるものである。
[作用効果] 以上要するに、本発明は叙述の如く構成されたもので
あるから、バルコニーは、開閉戸によつて開放、閉鎖が
必要において自由に選択できるものであるが、開閉戸
は、折畳み戸が採用されており、従つて上下レールは、
収納部においても一本のもので良く、しかもこのレール
のうち下レールは、手摺りが立設される笠木の手摺り立
設位置を避けた端縁部位に取付けられているから、バル
コニーのテラス部は殆どその有効面積が狭くならない状
態を確保しながら、手摺り部位を含めてバルコニーにお
いて実質的に開口している部位に開閉戸の建付けができ
ることとなつて、バルコニーが狭くなつて、反つて使い
勝手が損なわれてしまうような不具合を回避できる。
しかも下レールは、バルコニーを施工するのにどうし
ても必要な防護壁として立設する壁板上面に設けられる
笠木をそのまま有効利用して取付けられるので、仮令後
付け施工であつても、殊更下レールの支持部材が不要で
あつて、施工手順が簡略化する許りでなく、部品点数を
少なくして、構造簡単なものにできることになる。
【図面の簡単な説明】
図面は、本発明に係る開閉戸付きバルコニーの実施例を
示したものであつて、第1図は開閉戸付きバルコニーの
全体斜視図、第2図は同上正面図、第3図は同上側面
図、第4図は同上平面図、第5図は同上水平断面図、第
6図は同上縦断面図、第7図は笠木部の拡大縦断面図、
第8図は無目部の拡大断面図、第9図は開閉戸の一部を
省略した拡大水平断面図、第10図は他例を示す笠木部の
断面図、第11図〜第15図は各別の他例を示す開閉戸付き
バルコニー笠木部の断面図、第16図は従来例を示すバル
コニーの概略平面図である。 図中、1はバルコニー、2は壁板、5は笠木、9は下レ
ール、12は屋根部、17は開閉戸、18は扉体である。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】躯体側から張り出すようにして建付けられ
    るバルコニーであつて、該バルコニーの上方に屋根部を
    設ける一方、バルコニー周縁には、バルコニー下面から
    上方に立設して防護壁となる壁板と、該壁板上面に冠着
    される笠木と、該笠木から上方に立設して防護柵となる
    手摺りとを設けると共に、前記屋根部周縁と、笠木の手
    摺り立設位置を避けた端縁部位とに上下レールをそれぞ
    れ敷設し、該上下レール間にジグザグ状に折畳み収納自
    在な開閉戸を設けたことを特徴とする開閉戸付きバルコ
    ニー。
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