JPH0799429B2 - ハロゲン化銀写真感光材料 - Google Patents

ハロゲン化銀写真感光材料

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JPH0799429B2
JPH0799429B2 JP59059274A JP5927484A JPH0799429B2 JP H0799429 B2 JPH0799429 B2 JP H0799429B2 JP 59059274 A JP59059274 A JP 59059274A JP 5927484 A JP5927484 A JP 5927484A JP H0799429 B2 JPH0799429 B2 JP H0799429B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明はハロゲン化銀感光材料に関し詳しくはプリント
用カラー写真感光材料に関する。
(従来技術) プリント用カラー写真感光材料(以後カラー感材と略称
する)は周知のように赤、緑、青の3色光に夫々感色性
を有する乳剤層に芳香族第一級アミン等の発色現像主薬
の酸化体とカップリングしてシアン、マゼンタ及びイエ
ローに発色するカプラーを含有させ画像様濃淡に発色さ
せ、発色現像によつて生成する金属銀を漂白除去してカ
ラー画像を形成する。
カラー画像形成の処理工程は通常発色現像後漂白定着さ
れ引続き水洗され乾燥によって完了する。前記処理工程
に於いて前記発色現像と漂白定着の間に水洗或は停止浴
を入れる等必須工程に前後連結して補助的工程を入れる
ことは差し支えない。
これらの処理工程は手操作によって行ってもよいし、一
連の工程用溶液槽を組み入れた自動現像処理機によって
もよい。現在では特別の目的のある場合を除き殆どが前
記処理機による自動操作によってカラープリントが作成
される。
前記処理機はベルトによってカラー感材を搬送するタイ
プが多いが、該処理機の定常操作によって更に作業上の
失策も加わって、先工程である還元性の発色現像槽へ後
工程である酸化性の漂白定着槽の液が逆方向に混入し、
ベルト搬送型処理機に於いてその混入量(以後BF汚染度
と称す)は発色現像液1当たり0.1〜1.0c.c.程度であ
る。
一方処理液の運送、処理液包材の廃棄或は廃液の無公害
化処理等に関わるランニングコスト或は法的制約等から
処理液組成を濃厚にした低補充型処理液が好まれる傾向
にある。
該低補充型処理液を用いる場合には前記BF汚染度は累積
して増大し、プリント画像の階調変化或はかぶり発生等
写真特性を害しプリント画質を低下させる。且つBF汚染
の影響は高塩化銀含有のハロゲン化銀乳剤層を有する感
光材料に於いて著しい。
一方に於いて高塩化酸含有のハロゲン化銀は分光増感に
よる高感度化がし易くプリントの大量生産に際して所要
作業時間の短縮を可能にし魅力あるハロゲン化銀であ
る。
塩化銀高含有量のハロゲン化銀の上記の大きな利点に裏
腹に前記耐BF汚染性が小さいこと更に感光材料製造から
使用に到るまでの1ケ月以上の長期に於ける経時保存性
が不充分であり、特に高温多湿条件での保存でかぶりの
発生が見られる。
前記ハロゲン化銀に対しかぶり防止剤、アンチステイン
剤の添加等の救済策はあまり有効でなく且つ多量に用い
ると減感軟調化を示す。
(発明の目的) 本発明の目的は高塩化銀含有のハロゲン化銀の利点を有
しながら、まづ第1に耐BF汚染性の大きな、特にBF汚染
かぶりの小さなプリント用カラー感材を提供することに
ある。
また目的の第2は経時保存性のよい特に経時保存かぶり
の小さなプリント用カラー感材の提供にある。
(発明の構成) 前記本発明の目的は、塩化銀含有量25モル%以上のハロ
ゲン化銀乳剤層を少なくとも1層有し、且つシアヌル酸
を含有し、漂白定着処理されることを特徴とするハロゲ
ン化銀写真感光材料によって達成することができる。
本発明の感光材料が有する少なくとも一層の乳剤層に含
有するハロゲン化銀は25モル%以上の塩化銀を含むハロ
ゲン化銀であり、残りのハロゲン化銀は臭化銀、沃化銀
を有して成り、臭化銀は0〜75モル%、沃化銀は0〜5
モル%が好ましく、特には塩化銀は25〜60モル%、臭化
銀は40〜75モル%のハロゲン化銀が好ましい。
本発明に係わる乳剤層は全部前記ハロゲン化銀から成る
乳剤層であってもよいし、また必ずしも全部である必要
もなく、要求される特性によって任意のハロゲン化銀組
成を選ぶことができる。
これらのハロゲン化銀粒子は粗粒のものでも微粒のもの
でもよく、粒径の分布は狭くても広くても良い。
また、これらのハロゲン化銀粒子の結晶は、正常晶、双
晶でもよく、(100)面と(111)面の比率は任意のもの
が使用できる。更に、これらのハロゲン化銀粒子の結晶
構造は、内部から外部まで均一なものであっても、内部
と外部が異質の層状構造をしたものであってもよい。ま
た、これらのハロゲン化銀は潜像を主として表面に形成
する型のものでも、粒子内部に形成する型のものでもよ
い。更に、これらのハロゲン化銀は、中性法、アンモニ
ア法、酸性法の何れで製造されたものであっても良く、
また、同時混合法、順混合法、逆混合法、コンバージョ
ン法等何れで製造されたハロゲン化銀粒子も適用でき
る。
粒径は0.1〜1.0μmの範囲が好ましい。
本発明のカラー感光材料においてそれぞれ用いられるハ
ロゲン化銀乳剤は可溶性塩類を除去するのが好ましい
が、未除去のものも使用できる。また、別々に調整した
2種以上のハロゲン化銀乳剤を混合して使用することも
できる。
ハロゲン化銀粒子をバインダー液中に分散せしめたハロ
ゲン化銀乳写真剤は、化学増感剤により増感することが
できる。本発明において有利に併用して使用できる化学
増感剤は、貴金属増感剤、硫黄増感剤、セレン増感剤お
よび還元増感剤の4種に大別される。
貴金属増感剤としては、金化合物およびルテニウム、ロ
ジウム、パラジウム、イリジウム、白金等の化合物を用
いることができる。
なお、金化合物を使用するときには、更にアンモニウム
チオシアネート、ナトリウムチオシアネートを併用する
ことができる。
硫黄増感剤としては、活性ゼラチンのほか、硫黄化合物
を用いることができる。
セレン増感剤としては、活性および不活性セレン化合物
を用いることができる。
還元増感剤には、1価スズ塩、ポリアミン、ビスアルキ
ルアミノスルフィド、シラン化合物、イミノアミノメタ
ンスルフィン酸、ヒドラジニウム塩、ヒドラジン誘導体
がある。
さらに、これらのハロゲン化銀乳剤には所望の感光波長
域に感光性を付与する為に、各種の増感剤を用いて光学
増感することができる。このときに用いることができる
好ましい増感色素としては、例えば、シアニン色素、メ
ロシアニン色素あるいは複合シアニン色素を単独又は二
つ以上混合して用いることができる。この様な各種の光
学増感剤は、その本来の目的とは別の目的で、例えば、
カブリ防止、カラー感材の保存による写真性能の劣化防
止、現像調節(例えば、階調コントロール等)の目的の
為に使用することも可能である。
本発明に係るカラー感材の構成層には、更に必要に応じ
て、チオエーテル化合物、第四級アンモニウム塩化合物
又はポリアルキレンオキシド化合物等の化学増感剤、ト
リアゾール類、イミダゾール類、アザインデン類、ベン
ゾチアゾリウム化合物、亜鉛化合物、カドミウム化合
物、メルカプタン類の如き安定剤類を本発明の効果を損
なわない範囲で使用することができる。
本発明に係わるシアヌル酸は下記構造を有し、水、アル
コールに溶かして用いられる。
シアヌル酸を含有せしめるカラー感材の構成層は感光性
乳剤層或は非感光性補助層のいづれでもよく、また構成
層の中少なくとも1層に含有させればよい。勿論全構成
層に含有させてもよい。特に好ましいシアヌル酸含有層
はカラー感材の最上層となる非感光性補助層或は感光性
乳剤層である。
また含有せしめる量は感材中銀1モルに対し0.1g〜20g
が好ましい。
又本発明のカラー感材は、芳香族第一級アミン現像主薬
とカプリングして発色する耐拡散性カプラーを用いる。
イエロー色素画像形成カプラーとしてはアシルアセトア
ミド型ベンゾイルメタン型の4当量もしくは2当量カプ
ラーであり、これらは、例えば米国特許2,778,658号、
同2,875,057号、同2,908,573号、同3,227,155号、同3,2
27,550号、同3,253,924号、同3,265,506号、同3,277,15
5号、同3,341,331号、同3,369,895号、同3,384,657号、
同3,408,194号、同3,415,652号、同3,447,928号、同3,5
51,155号、同3,582,322号、同3,725,072号、ドイツ特許
公開1,547,868号、同2,057,941号、同2,162,899号、同
2,163,812号、同2,213,461号、同2,219,917号、同2,26
1,361号、同2,263,875号、特公昭49-13576号、特開昭48
-29432号、同48-66834号、同49-10736号、同49-122335
号、同50-28834号および同50-132926号等に記載されて
いる。
マゼンタ色素画像形成カプラーとしては、5−ピラゾロ
ン系、ピラゾロトリアゾール系、ピラゾリノベンツイミ
ダゾール系、インダゾロン系、シアノアセチル系の4当
量もしくは2当量型マゼンタ色素画像形成カプラーであ
り、これらは、例えば米国特許2,600,788号、同3,062,6
53号、同3,127,269号、同3,311,476号、同3,152,896
号、同3,419,391号、同3.519,429号、同3,558,318号、
同3,684,514号、同3,888,680号、同3,907,571号、同3,9
28,044号、同3,930,861号、同3,930,866号、同3,933,50
0号、特開昭49-29639号、同49-111631号、同49-129538
号、同50-13041号、特公昭53-47167号、同54-10491号、
同55-30615号、英国特許1,247,493号、ベルギー特許79
2,525号、米国特許第3,061,432号、西独特許2,156,111
号、特公昭46-60479号、ベルギー特許769,116号等に記
載されている。
シアン色素画像形成カプラーとしては、フェノール系、
ナフトール系4等量もしくは2等量型シアン色素画像形
成カプラーでありこれらは、例えば米国特許2,369,929
号、同2,423,730号、同2,434,272号、同2,474,293号、
同2,698,974号、同2,706,684号、同2,772,162号、同2,8
01,171号、同2,895,826号、同2,908,573号、同3,034,89
2号、同3,046,129号、同3,227,550号、同3,253,294号、
同3,311,476号、同3,386,301号、同3,419,390号、同3,4
58,315号、同3,476,563号、同3,516,831号、同3,560,21
2号、同3,582,322号、同3,583,971号、同3,591,383号、
同3,619,196号、同3,632,347号、同3,652,286号、同3,7
37,326号、同3,758,308号、同3,779,763号、同3,839,04
4号、ドイツ特許公開2,163,811号、同2,207,468号、特
公昭39-27563号、同45-28836号、特開昭47-37425号、同
50-10135号、同50-25228号、同50-112038号、同50-1174
22号、同50-130441号およびResearch Disclosure 1976、14853等に記載されている。
本発明においてベンゾフェノン系又はベンゾアゾール系
化合物等の紫外線吸収剤を用いても良いベンゾトリアゾ
ール系化合物は、特公昭36-10466号、同42-26187号、同
48-5496号、同48-41572号、米国特許第3,754,919号、同
4,220,711号等に記載されている。
これらシアン色素形成カプラー、マゼンタ色素形成カプ
ラー、イエロー色素形成カプラー、あるいは紫外線吸収
剤等の写真用添加剤などの疎水性添加物は、従来公知の
方法に従って親水性バインダー水溶液中に分散されてか
らハロゲン化銀乳剤層あるいは非感光性層中に含有され
る。これらの疎水性化合物を分散させる方法としては、
例えば特開昭49-74538号、同51-59943号、同54-32552
号、リサーチ・ディスクロージャー誌,1976年8月,No.1
4850,77〜79頁等に記載されているラテックス分散法、
あるいは水中油滴型分散法などが用いられる。水中油滴
型分散法としては、カプラー等の疎水性化合物を分散さ
せるための従来公知の方法が適用できる。具体的には、
沸点が175℃以上の高沸点有機溶媒、および必要に応じ
て加えられる酢酸エチル、酢酸ブチル等の低沸点溶媒中
に疎水性化合物を溶解し、界面活性剤を含むゼラチン等
の親水性バインダーを含む水溶液中と混合し、高速回転
ミキサー、コロイドミル、超音波分散装置等の分散手段
により乳化分散し、乳剤層または補助層などの親水性コ
ロイド層中に含有させる。この際用いる高沸点有機溶媒
としては、有機酸アミド類、カルバメート類、エステル
類、ケトン類、尿素誘導体等、特に、ジメチルフタレー
ト、ジエチルフタレート、ジ−プロピルフタレート、ジ
−ブチルフタレート、ジ−n−オクチルフタレート、ジ
イソオクチルフタレート、ジアミルフタレート、ジノニ
ルフタレート、ジイソデシルフタレートなどのフタル酸
エステル、トリクレジルフォスフェート、トリフェニル
フォスフェート、トリ−(2−エチルヘキシル)フォス
フェート、トリソノニルフォスフェートなどのリン酸エ
ステル、ジオクチルセバケート、ジ−(2−エチルヘキ
シル)セバケート、ジイソデシルセバケートなどのセバ
シン酸エステル、グリセロールトリプロピオネート、グ
リセロールトリブチレートなどのグリセリンのエステ
ル、その他、アジピン、エステル、グルタール酸エステ
ル、コハク酸エステル、マイレン酸エステル、フマール
酸エステル、クエン酸エステル、ジ−tert−アシルフェ
ノール、n−オクチルフェノールなどのフェノール誘導
体を1種または1種以上併用して用いることができる。
本発明のカラー感材の構成層に用いられるバインダーと
しては、アルカリ処理ゼラチン又は酸処理ゼラチン等の
ゼラチンが最も一般的であるが、このゼラチンの一部
と、フタル化ゼラチン、フェニルカルバモイルゼラチン
の如き誘導体ゼラチン、アルブミン、寒天、アラビアゴ
ム、アルギン酸、部分加水分解セルロース誘導体、部分
加水分解ポリ酢酸ビニル、ポリアクリルアミド、ポリビ
ニルアルコール、ポリビニルピロリドン、およびこれら
のビニル化合物の共重合体とを併用して用いることもで
きる。
本発明に係るカラー感材の乳剤層および補助層には他の
各種写真用添加剤を含有させることができる。例えばリ
サーチ・ディスクロージャー誌17643号に記載されてい
るカブリ防止剤、色素画像褐色防止剤、色汚染防止剤、
蛍光増白剤、帯電防止剤、硬膜剤、界面活性剤、可塑剤
及び湿潤剤等を適宜用いることができる。
本発明のカラー感材は、必要に応じて前記の如き種々の
写真用添加剤を含有せしめた乳剤層および補助層などの
各構成層を、コロナ放電処理、火炎処理または紫外線照
射処理を施した支持体上に、または下引層、中間層を介
して支持体上に塗設することによって製造される。有利
に用いられる支持体としては、例えばバライタ紙、ポリ
エチレン被覆紙、ポリプロピレン合成紙、反射層を併設
した、あるいは反射体を併用する透明支持体、例えばガ
ラス板、セルロースアセテート、セルロースナイトレー
ト或はポリエチレンテレフタレート等のポリエステルフ
イルム、ポリアミドフイルム、ポリカーボネートフイル
ム、ポリスチレンフイルム等があり、これらの支持体は
夫々カラー感材の使用目的に応じて適宜選択される。
本発明に於いて用いられる乳剤層及びその他の構成層の
塗設には、デッピング塗布、エアドクター塗布、カーテ
ン塗布、ホッパー塗布など種々の塗布方法を用いること
ができる。また米国特許第2,761,791号、同2,941,898号
に記載された方法による2層以上の同時塗布を用いるこ
ともできる。
本発明に於いては各乳剤層の塗設位置を任意に定めるこ
とができるが、例えば、支持体側から順次青感光性乳剤
層、緑感光性乳剤層、赤感光性乳剤層の配列または支持
体側から順次、赤感光性乳剤層、緑感光性乳剤層、青感
光性乳剤層の配列とすることができる。
これらの構成層には結着剤として前記のような乳剤に用
いることのできる親水性コロイドを同様に用いることが
できる。またその層中には前記の如き乳剤層中に含有す
ることができる種々の写真用添加剤を同様に含有せしめ
ることができる。また支持体から一番遠い乳剤層の支持
体側の隣接層に紫外線吸収剤層を設け、必要に応じて支
持体の反対側の層に紫外線吸収剤層を設けることもでき
る。特に後者の場合には最上層に実質的にゼラチンから
のみ成る保護層を設けることが好ましい。
本発明をプリント用カラー感材に適用した場合、該カラ
ー感材は、カプリング生成物からなる画像を有するネガ
感光材料を通して露光された後、発色現像処理される。
発色現像処理は、通常の発色現像法によって行なわれ
る。
すなわち、まず発色現像主薬を含む発色現像液で処理す
る。あるいは、発色現像主薬またはそのプレカーサーを
カラー感材に含有させておき、これを、いわゆるアクテ
ィベーター液で処理する。
その後、通常は、常法に従い、漂白工程、定着工程を行
う。
この場合、発色現像液またはアクティベーター液による
発色現像工程、漂白工程および定着工程は、各々独立に
行なう場合もあるが、二つ以上の工程を独立に行うかわ
りに、それらの機能をもたせた処理液により1回(1つ
の浴)で行うことも可能である。例えば、発色現像液ま
たはアクティベーター液に後述するような漂白剤および
定着剤を共に含有させた一浴処理方法、発色現像工程
後、漂白剤と定着剤とを含有する漂白、定着を行う漂白
定着浴を用いる方法等である。
また、発色現像液またはアクティベーター液で処理した
後、即座に漂白定着浴等で処理して脱銀することもでき
るが、発色現像工程と漂白および定着工程との間に、酸
性停止工程を設けることもできる。この様な酸性停止浴
には、酢酸、クエン酸等の水溶液を用いることができ
る。そして、さらに必要に応じて前硬膜、その中和、水
洗、安定化等の工程を設ける事もできる。
このような発色現像処理により、プリント用カラー感材
には、カップリング反応による色素画像が形成される。
なお、本発明のカラー感材に対する発色現像主薬として
は、芳香族第1級アミン発色現像主薬が代表的である。
芳香族第1級アミン発色現像主薬としては、アミノフェ
ノール系およびp−フェニレンジアミン系誘導体が含ま
れ、これらの化合物は遊離状態として、あるいはその塩
酸塩、硫酸塩、p−トルエンスルホン酸塩、テトラフェ
ニルホウ素酸塩、p−(t−オクチル)ベンゼンスルホ
ン酸塩等の有機酸塩として用いることができる。
具体的な芳香族第1級アミン発色現像主薬としては、o
−アミノフェノール、p−アミノフェノール、5−アミ
ノ−2−オキシトルエン、2−アミノ−3−オキシトル
エン、2−オキシ−3−アミノ−1,4−ジメチルベンゼ
ン、N,N−ジエチル−p−フェニレンジアミン塩酸塩、
N−メチル−p−フェニンレンジアミン塩酸塩、N,N−
ジメチル−p−フェニレンジアミン塩酸塩、N−エチル
−N−β−メタンスルホンアミノエチル−3−メチル−
4−アミノアニリンおよびその硫酸塩、N−エチル−N
−β−ヒドロキシエチルアミノアニリン、N,N−ジエチ
ル−3−(β−メタンスルホンアミドエチル)−4−ア
ミノアニリン塩酸塩、4−アミノ−N−(2−メトキシ
エチル)−N−エチル−3−メチルアニリン−p−トル
エンスルホン酸塩、N−エチル−N−β−メタンスルホ
ンアミドエチル−3−メチル−4−アミノアニリン・テ
トラフェニルホウ素酸塩、4−アミノ−N−(2−メト
キシエチル)−N−エチル−3−メチルアニリン・テト
ラフェニルホウ素酸塩、p−モリホリノアニリン、p−
ピペリジノアニリン、4−アミノ−N,N−ジエチル−3
−クロロアニリン等を代表的な例として挙げることがで
きる。
なお、場合によっては、本発明の感材中には、発色現像
主薬プレカーサーが、含有されてもよい。発色現像主薬
プレカーサーは、アルカリ性条件下、発色現像主薬を生
成しうる化合物であり、例えば、芳香族アルデヒド誘導
体とのシッフベース型プレカーサー、多価金属イオン錯
体プレカーサー、フタル酸イミド誘導体プレカーサー、
リン酸アミド誘導体プレカーサー、シュガーアミン反応
物プレカーサー、ウレタン型プレカーサーが挙げられ
る。
これら芳香族第1級アミン発色現像主薬のプレカーサー
は、例えば、米国特許3,342,599号、同2,507,114号、同
2,695,234号、同3,719,492号、英国特許803,783号、特
開昭53-135628号、同54-79035号、リサーチ・ディスク
ロージャー誌15159号、同12146号、同13924号に記載さ
れている。
これらの芳香族第1級アミン発色現像主薬は、発色現像
液中に、通常、1〜20g/l程度含有される。また、これ
をプレカーサーとして感材中に含有させるときには、ハ
ロゲン化銀1モルあたり、0.5〜3モル程度含有され
る。
本発明の感材に対して用いる発色現像またはアクティベ
ーター液には、水溶性の蛍光増白剤を発色現像液等に0.
1〜10g/l程度添加させても良い。
本発明のカラー感材に対して用いる発色現像液またはア
クティベーター液は、水酸化ナトリウム、水酸化ナトリ
ウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、第3リン酸ナト
リウム、第3リン酸カリウム等のアルカリ剤、亜硫酸ナ
トリウム、亜硫酸カリウム等の亜硫酸塩、臭化ナトリウ
ム、臭化カリウム、臭化アンモニウム等の臭化物塩等を
含むものである。更に又、必要に応じて、公知の現像抑
制剤、チオシアン酸ナトリウム、チオシアン酸カリウ
ム、チオシアン酸アンモニウム等のチオシアン酸塩、塩
化アンモニウム、塩化カリウム、塩化ナトリウム等の塩
化物塩、エチレングリコール、ジエチレングリコール、
メタノール、エタノール、n−ブタノール、ベンジルア
ルコール、アセトン、ジメチルホルムアミド等の有機溶
媒、ヒドロキシルアミン、エタノールアミン、エチレン
ジアミン、ジエタノールアミン等のアミン類、ヘキサメ
タリン酸ナトリウム、トリポリリン酸ナトリウム、エチ
レンジアミン四酢酸、ジエチレントリアミン五酢酸等の
硬水軟化剤等を含有してもよい。
本発明で用いる発色現像液またはアクティベーター液に
は、補助現像液を含ませてもよい。そのような補助現像
剤としては1−アリール−3−ビラゾリン誘導体が好ま
しく、発色現像液またはアクティベーター液1当た
り、1mgないし1g、好ましくは10mgないし500mgの範囲で
用いられる。代表的な補助現像剤としては、1−フェニ
ル−3−ピラゾリドン、4−メチル−1−フェニル−3
−ピラゾリドン、4,4−ジメチル−1−フェニル−3−
ピラゾリドン、4−メチル−4−ヒドロキシメチル−1
−フェニル−3−ピラゾリドン、4−メチル−4−ヒド
ロキシメチル−1−(p−トリル)−3−ピラゾリン等
が挙げられる。
本発明で用いる発色現像液またはアクティベーター液
は、常法に従ってアルカリ性に保たれており、その水酸
イオン濃度は、処理される本発明に用いるネガ感光材料
やプリント用カラー感材の種類、組成、目的、用途によ
って適宜選択され得るが、pH9.5乃至13.5が一般的であ
る。
本発明で用いる発色現像液またはアクティベーター液
は、ある程度範囲で用いられるのが一般的である。その
温度範囲は処理される本発明に係るピリント用カラー感
材の種類、組成、用途、目的等によつて適宜選択され得
るが、15℃ないし70℃が好ましく、30℃ないし50℃がよ
り好ましい。
漂白ないし漂白定着沿に用いられる漂白剤としては、公
知の化合物を用いる事ができ例えば、エチレンジアミン
四酢酸第二鉄ナトリウム、エチレンジアミン四酢酸第二
鉄アンモニウム等のアミノポリカルボン酸第二鉄錯塩、
過硫酸アンモニウム、過硫酸ナトリウム等の過硫酸塩を
用いることができる。又、定着ないし漂白定着浴に用い
られる定着剤としては、公知の化合物を使用することが
でき、例えば、チオ硫酸ナトリウム、チオ硫酸アンモニ
ウム等のチオ硫酸、3,6−ジチア−1,8−オクタンジオー
ル、3,6,9,12−テトラチア−1,14−テトラデカンジオー
ルの様な水溶性硫黄含有ジオール類、エチレンビスチオ
グリコール酸、エチレンビスチオグリコール酸ナトリウ
ム塩等の水溶性硫黄含有二塩基酸等を用いることができ
る。
(実施例) 次に実施例を以て本発明を具体的に説明する。
実施例1 下記(1)の要領でプリント用カラー感材(カラー印該
紙)を作製し、これらの印画紙を像様露光した後、下記
発色現像液および漂白定着液を用いて処理して、形成さ
れる各色素画像に関する性能を測定した。
(1) カラー印画紙の作製 白色顔料としてアナターゼ型の酸化チタンを含むポリエ
チレンによって表面を被覆した紙支持体にゼラチン下引
きによる前処理を施した後、以下の層を順次塗設してカ
ラー印画紙を作製した。
層1:青感光性塩臭化銀乳剤層 塩化銀5モル%を含有する塩臭化銀乳剤、ならびに下記
イエローカプラー(Y−1)および2,5−ジ−tert−オ
クチルハイドロキノンを、ジオクチルフタレートに溶解
して作製した乳化分散液を用いて塗設した。
層2:第1中間層 2,5−ジ−tert−オクチルハイドロキノンをジオクチル
フタレートに溶解して作製した乳化分散液を用いて塗設
した。
層3:緑感光性塩臭化銀乳剤層 塩化銀15モル%を含有する塩臭化銀乳剤、ならびに下記
マゼンタカプラー(M−1)および2,5−ジ−tert−オ
クチルハイドロキノンをジオクチルフタレートに溶解し
て作製した乳化分散液を用いて塗設した。
層4:第2中間層 下記紫外線吸収剤(UV−1)および2,5−ジ−tert−オ
クチルハイドロキノンをジオクチルフタレートに溶解し
て作製した乳化分散液を用いて塗設した。
層5:赤感光性塩臭化銀乳剤層 表−Iに示す塩臭化銀乳剤ならびに下記シアンカプラー
(C−1)および2,5−ジ−tert−オクチルハイドロキ
ノンをジオクチルフタレートに溶解して作製した乳化分
散液御及び表−Iに示す通りのシアヌル酸のメチルアル
コール溶液を加え塗設した。
層6:保護層 主としてゼラチンおよび表−Iに示す通りにシアヌル酸
を加えて塗設した。
各層の成分の量(100cm2あたりのmg量)を表−IIに示し
た。
以上の層構成に基づき赤感光性塩臭化銀乳剤層中および
保護層中のシアヌル酸について添加量を変化させて表−
Iに示す14種の試料を作製した。
評価方法 1.素カブリ 経時3日の試料を下記処理条件で処理し未露光部をグレ
タークD−122型デンシトメータでかぶり測定した。
2.BF汚染かぶり 下記発色現像液1に下記漂白定着液0.3c.c.を混入
し、33℃24時間後に下記処理条件で処理しグレタークD
−122型デンシトメータでかぶり測定した。
3.経時保存かぶり 試料を25℃ 80%RH 1ケ月保存後、下記の処理液を用い
て下記条件で処理しグレタークD−122型デンシトメー
タでかぶり測定した。
4.経時減感 試料を25℃ 80%RHの条件下に3日および1ケ月間放置
し、経時減感を以下に示す方法で測定した。
各々の試料を光楔露光を行ない、次いで下記処理条件で
処理しグレタークD−122型デンシトメータで各々の感
度を求め、経時減感を測定した。
以上の評価1〜4についてのデンシトメータでの測定は
全て赤濃度で行ない、結果を表−IIIに掲げた。
〔処理条件〕
処理工程(32.8℃) 処理時間 発色現像 3分30秒 漂白定着 1分30秒 水 洗 3分30秒 乾 燥 1分 〔発色現像液〕 〔漂白定着液〕 カブリは0.003以下が画質を損ねない。
経時減感は5%以内が好ましい。
表−IIIに明らかな如く、本発明試料のみ良好な結果を
与える。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】塩化銀含有量25モル%以上のハロゲン化銀
    乳剤層を少なくとも1層有し、且つシアヌル酸を含有
    し、漂白定着処理されることを特徴とするハロゲン化銀
    写真感光材料。
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