JPH0799160B2 - 自動車用ブロワ装置 - Google Patents

自動車用ブロワ装置

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JPH0799160B2
JPH0799160B2 JP62092439A JP9243987A JPH0799160B2 JP H0799160 B2 JPH0799160 B2 JP H0799160B2 JP 62092439 A JP62092439 A JP 62092439A JP 9243987 A JP9243987 A JP 9243987A JP H0799160 B2 JPH0799160 B2 JP H0799160B2
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blower
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政志 荒井
時次 湯川
良範 深作
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Nissan Motor Co Ltd
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Hitachi Ltd
Nissan Motor Co Ltd
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  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は自動車用ブロワ装置に関するものである。
〔従来技術〕
従来の自動車用ブロワ装置としては例えば第7図に示す
ようなものがある。
すなわち、図において、1はブロワインテークケース、
2はブロワインテークケース1に内蔵されたブロワフア
ン、3はブロワフアン2の駆動用ブロワモータ、3a,3b
は夫々ブロワモータ3のハウジングおよびエンドブラケ
ットである。ブロワモータ3はドーナツ状の取付金具4
を介して前記ブロワインテークケース1に取り付けられ
ており、擂鉢状のカバー5により覆われている。第8図
に示すように、カバー5はその外周縁に付設された取付
舌片6,6,6およびビス7,7,7により前記取付金具4に取り
付けられている。第7図中前記ブロワモータ3における
ハウジング3aのエンドブラケット3b近傍には吸気筒口8
が設けられ、この吸気筒口8には一端が前記ブロワイン
テークケース1内に連通した冷却用パイプ9の他端が接
続されている。10は電源コネクタ、11はシール用ゴムリ
ング、12は車室内フロア面である。
前記カバー5には前記冷却用パイプ9との干渉を避ける
ための切欠き5aと前記電源コネクタ10の挿入用孔5bとが
形成されている。
前記切欠き5aは、第8図に示すように、カバー5が矢印
で示すように下方から装着できるように端部が該カバー
5の周縁で開放するU字状を呈している。
なお、このような従来の自動車用ブロワ装置に類似の構
造は例えば実開昭55−36968号公報に開示されている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
ところで、第9図に示すように、一般にブロワモータ3
は内部の機械的加振力および電磁気加振力によってハウ
ジング3aおよびエンドブラケット3bが加振されて夫々径
方向Xおよび軸方向Yの騒音が発生する。この騒音は発
音体の固有値の影響を受け、高周波でかつ指向性がある
ため、上記したように径方向と軸方向に分けられる訳で
あるが、軸方向に指向する騒音は通常カーペットが敷設
され吸音機能がある車室内フロア面12により吸音され、
乗員方向に反射する率が低く無視できる程度のものであ
るのに対し、径方向に指向する騒音はブロワモータ3が
乗員方向を除いて金属および樹脂部材に囲まれる位置に
レイアウトされるため、乗員方向にのみ増幅されて放射
される状況にあり、元来高周波でかつ不連続である該騒
音により乗員の快適性が著しく悪化することになる。
したがって、カバー5が別部品であり、下方から装着
し、装着後においてもなお切欠き5aの一部が開放してい
る構造の上記従来装置にあっては、カバー5がない場合
には放射状に拡散する音が、カバー5があるため、かえ
って該カバー5がメガホンのような役割を果たし切欠き
5aを経て騒音として乗員に大きく聴こえてしまい、ま
た、カバー5の脱着性が悪く取付作業効率を低下させコ
ストの高騰を招くという問題点があった。
このような遮音カバーとしては、たとえば、実公昭61−
40960号公報に示されるように、モータ2の外側を、避
音カバーであるモータ収納ケース5によって完全に囲繞
して、モータ2からの騒音を遮断するようにしたものも
あるが、モータ2が、弾性体13を介して位置決め用ピン
12により、モータ収納ケース5に支持される構成である
ため、モータ収納ケース5にこれらの部材を取り付ける
作業が面倒であり、遮音カバーであるモータ収納ケース
5の取り付け作業があまりよくないという問題点があ
る。
本発明は、このような従来の問題点に着目してなされた
もので、低騒音化とコストの低減を図った自動車用ブロ
ワ装置を提供することを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は、かかる目的を達成するため、ブロワインテー
クケース(1)にブロアファン(2)が内蔵され、この
ブロアファン(2)を駆動するためのブロワモータ
(3)が、前記ブロワインテークケース(1)に取付金
具(4)を介して取り付けられており、前記ブロワモー
タ(3)の外側に筒状遮音カバー(13)が配置されてい
る自動車用ブロワ装置において、前記ブロワモータ
(3)は、これの軸直方向に車室内の乗員が位置するよ
うに、かつ、これの軸方向下向きに吸音機能を有する車
室内フロア面(12)が位置するように、取付位置が設定
されており、前記筒状遮音カバー(13)は、前記ブロワ
モータ(3)の外径よりも大きい内径を有するととも
に、前記ブロワモータ(3)からの軸直方向の騒音を遮
断する筒部と、前記ブロワモータ(3)からの軸方向の
騒音の放射を妨げない開口部と、を有することを特徴と
している。なお、かっこ内の符号は実施例の対応する部
材を示す。
〔作用〕
ブロワモータから発する径方向の騒音は空間部を経て先
ず筒状遮音カバーの内周面に反射し、さらにブロワモー
タの外周面で反射し、以下これを順次繰返して遂次軸方
向に方向転換されるので、ブロワモータの軸直交向きの
騒音が車室内の乗員に伝わらないようにすることができ
る。上述のようにして軸方向に方向転換された騒音は、
ブロワモータの開放側端部からの軸方向の騒音と共に筒
状遮音カバーの下部開口からこれに対向する車室内フロ
ア面に放射され、吸音機能を有する該車室内フロア面に
より吸音される。
また、筒状遮音カバーはブロワインテークケースまたは
取付金具と一体であるため、取付作業性が良い。
〔実施例〕
以下図面を参照して本発明の一実施例を従来と同一の部
品に同一符号を付して説明する。
第1図において、ブロワインテークケース1にはブロワ
ファン2が内蔵され、このブロアファン2の駆動用ブロ
ワモータ3がドーナツ状の取付金具4を介してインテー
クケース1に取り付けられている。前記ブロワモータ3
の外周は車室内フロア面12に対向する開口を有する筒状
の遮音カバー13により囲繞されている。この筒状遮音カ
バー13は前記取付金具4の内端を延長して一体に形成さ
れており、その内周面と前記ブロワモータ3の外周面と
の間に所定の間隙14が設けられているとともに、その下
端末が吸気筒口8および電源コネクタ10に達しない位置
となっている。
かかる構成につき、第2図に示すように、ブロワモータ
3のハウジング3aから発する径方向の騒音は間隙14を経
て先ず遮音カバー13の内周面で反射し、さらにハウジン
グ3aの外周面で反射し、以下これを順次繰返して逐時軸
方向に方向転換し、ブロワモータ3のエンドブラケット
3bから発する軸方向の騒音と共に筒状遮音カバー13の下
部開口からこれに対向する車室内フロア面12に放射さ
れ、元来マット等が敷設され吸音機能を有する該車室内
フロア面12により吸着され、大幅に減衰されることとな
る。かくして径方向の騒音は遮音カバー13により遮音さ
れ、乗員に到達しないため、乗員の音に対する快適性が
確保される訳である。また、この筒状遮音カバー13は取
付金具4と一体に形成されているため、ブロワモータ3
の取付時、同時に装着されるため、取付作業性が良く、
コストの低減となる訳である。
第3図は本発明の第2実施例で、上記第1実施例におい
て、取付金具4のブロワモータ側取付部とブロワモータ
3のハウジング3aとの間にゴム,樹脂等のリング状制振
材15を挿入したもので、前記第1実施例の作用効果を有
する他、制振材15によりブロワモータ3をソフトマウン
トしているため、車体側からの振動を減衰しブロワモー
タ3を該振動から保護するようにしている。
第4図は本発明の第3実施例で第1の実施例において、
筒状遮音カバー13の下端をエンドブラケット3bの外周面
をを囲むようにさらに延長したもので、前記第1実施例
の効果が増大するものである。この場合、筒状遮音カバ
ー13には吸気筒口8および電源コネクタ10の挿通孔を形
成することはいうまでもない。
第5図は本発明の第4実施例で、前記筒状遮音カバー13
を前記ブロワインテークケース1の内端を延長して一体
に形成したもので、取付金具4は若干小形となる。この
場合も低騒音化できるという作用効果も前記第1実施例
と同様であるばかりでなく、筒状遮温カバー13がブロワ
インテークケース1と一体であるため、その取付作業性
が良く、コストも低減できるという作用効果も同様に得
られるものである。
第6図は本発明の第5実施例で、前記第4実施例におい
て、専用の取付金具4を廃止して、ブロワインテークス
ケース1の一部をブロワモータ3側に突出して、その突
出部1aを取付部材としたもので、その作用,効果は前記
第4実施例と同様であるとともに、部品点数の削減を図
ったものである。
〔効 果〕
以上説明してきたように、本発明によれば、筒状遮音カ
バーの取り付け作業性が良好でありながら、車室内の低
騒音化が可能となり、乗員の音に対する快適性が確保さ
れる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1実施例における断面説明図、第2
図はその作用説明用断面図、第3図ないし第6図は夫々
本発明の第2ないし第5実施例における断面説明図、第
7図は従来例の断面説明図、第8図は同じくそのモータ
カバー装着手段を示す説明図、第9図はブロワモータの
一般的騒音発生状況を示す説明図である。 1……ブロワインテークケース、2……ブロワファン、
3……ブロワモータ、4……取付金具、12……車室内フ
ロア面、13……筒状遮音カバー、14……間隙。
フロントページの続き (72)発明者 深作 良範 茨城県勝田市大字高場2520番地 株式会社 日立製作所佐和工場内 (72)発明者 橋本 克彦 茨城県勝田市大字高場2520番地 株式会社 日立製作所佐和工場内 (56)参考文献 実公 昭61−40960(JP,Y2)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ブロワインテークケース(1)にブロアフ
    ァン(2)が内蔵され、このブロアファン(2)を駆動
    するためのブロワモータ(3)が、前記ブロワインテー
    クケース(1)に取付金具(4)を介して取り付けられ
    ており、前記ブロワモータ(3)の外側に筒状遮音カバ
    ー(13)が配置されている自動車用ブロワ装置におい
    て、 前記ブロワモータ(3)は、これの軸直方向に車室内の
    乗員が位置するように、かつ、これの軸方向下向きに吸
    音機能を有する車室内フロア面(12)が位置するよう
    に、取付位置が設定されており、前記筒状遮音カバー
    (13)は、前記ブロワモータ(3)の外径よりも大きい
    内径を有するとともに、前記ブロワモータ(3)からの
    軸直方向の騒音を遮断する筒部と、前記ブロワモータ
    (3)からの軸方向の騒音の放射を妨げない開口部と、
    を有することを特徴とする自動車用ブロワ装置。
JP62092439A 1987-04-14 1987-04-14 自動車用ブロワ装置 Expired - Fee Related JPH0799160B2 (ja)

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JPS6140960U (ja) * 1984-08-20 1986-03-15 理一郎 外尾 背当てパツト

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