JPS6143616Y2 - - Google Patents

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JPS6143616Y2
JPS6143616Y2 JP17718379U JP17718379U JPS6143616Y2 JP S6143616 Y2 JPS6143616 Y2 JP S6143616Y2 JP 17718379 U JP17718379 U JP 17718379U JP 17718379 U JP17718379 U JP 17718379U JP S6143616 Y2 JPS6143616 Y2 JP S6143616Y2
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JP
Japan
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lever
elastic
shift lever
gear shift
boot
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JP17718379U
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JPS5693328U (ja
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  • Arrangement Or Mounting Of Control Devices For Change-Speed Gearing (AREA)
  • Mechanical Control Devices (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、フロア式変速レバーに関する。
自動車用のフロア式変速レバーとして、弾性ブ
ーツの下端をフロア部材に固定するとともに、上
端を変速レバーの中間部に係止したものが実開昭
54−97929号公報などで知られている。このよう
な従来のフロア式変速レバーの一例を第1図によ
つて説明すると、1はフロアパネルに形成したト
ンネル部、1aはトンネル部1の上部に開口した
連通孔、2は上記トンネル部1の外面を覆うフロ
アマツト、3は変速機のケーシング、4はボール
ジヨイント、5は変速レバー、6は変速レバー5
の上端に取付けたノブであり、上記トンネル部1
の連通孔1aの周縁部に環状部材7が、また上記
ケーシング3の上端部に取付金具8がそれぞれ固
定され、この取付金具8によつて変速レバーブー
ツ9の下端がケーシング3と環状部材7の筒状部
7aとの隙間を密閉するように取付けられ、上記
変速レバーブーツ9の上端が変速レバー5の基部
5aに係止されている。また、上記環状部材7の
筒状部7aの外面に弾性ブーツ10の下端が係止
され、該弾性ブーツ10の上端が変速レバー5の
中間部に係止されている。更に、上記トンネル部
1上方のセンターコンソール11の開口部11a
周縁に弾性材からなるカバー12の下端が固定さ
れ、該カバー12の上端が変速レバー5の上部に
ノブ6の下端と若干の間隙をもつて係止されてお
り、変速機の振動音が直接車室内に放出されるの
を上記の変速レバーブーツ9、弾性ブーツ10お
よびカバー12などによつて防止している。
上記変速機の振動音には、大別すると以下の3
種類の音がある。
(1) 変速機の振動によつて変速機から直接発せら
れる変速機自体の振動音 (2) 変速機の振動(比較的高周波で500〜1KHz程
度のもの)が直接変速レバーの表面を介して伝
達され、その伝達された変速レバー表面の振動
によつて該レバー表面に接触している空気が振
動せしめられることによつて車室内に放散され
る音(以下、レバー表面を介して伝達された振
動音という) (3) 変速機の振動が中空状変速レバー内部の空気
に伝達され、それによつて該レバー内部で空気
の共鳴が発生し、その共鳴振動(この振動は比
較的低周波である)がレバー表面を介してレバ
ー表面に接触している空気に伝達されて車室内
に放散される音(以下、レバー内部空気の共鳴
振動を介して伝達された振動音という) しかしながら、上記従来のフロア式変速レバー
は、弾性ブーツ10の上端の係止部10aが金属
管からなる変速レバー5の中間部に単に係止され
ているだけなので、該係止部10aがレバー5の
中間部外周面に完全に密着し得ないで両者の間に
若干の間隙が存在すると共に該係止部10aより
上方においてはレバー5は弾性ブーツ10から露
出しており、また上記カバー12の上端部もレバ
ー5の外周面に完全には密着しておらず両者の間
には若干の間隙が存在すると共にカバー12の上
端とノブ6の下端との間には上記したように若干
の間隙があるのでその間隙分だけ変速レバー5が
車室内に直接露出しており、その結果上記変速機
の振動音の一部が上記弾性ブーツの係止部10a
とレバー外周面との間隙からおよびレバー5の弾
性ブーツ10からの露出部を介してセンターコン
ソール11内に放散され、そのコンソール11内
に放散された音がコンソール11下側の開放部
(コンソール11下端とフロアマツト2との間
隙)からあるいは上記カバー12の上端部とレバ
ー5の外周面との間の間隙から車室内に放散さ
れ、さらには上記カバー12の上端とノブ6の下
端との間におけるレバー5の露出部から直接車室
内に振動音が放散され、搭乗者に不快感を与えて
いた。
なお、上記変速機の振動音の一部が上記弾性ブ
ーツの係止部10aとレバー外周面との間隙から
センターコンソール11内に放散されるとは、変
速機ケーシング3、ボールジヨイント4、変速レ
バー基部5a、環状部材7、取付金具8、変速レ
バーブーツ9等の部品相互間の間隙を通して弾性
ブーツ10内に放散された前記変速機自体の振動
音や、変速レバー表面を介して伝達された振動に
よつて変速レバーブーツ9内の空気が直接振動せ
しめられて発生した振動音であつて該ブーツ9と
レバー基部5a外周面との間の間隙を通して弾性
ブーツ10内に放散された振動音や、変速レバー
表面を介して伝達された振動によつて弾性ブーツ
10内の空気を直接振動させて該ブーツ10内に
放散させた振動音等の弾性ブーツ10内に放散せ
しめられている振動音が該弾性ブーツの係止部1
0aとレバー外周面との間の間隙からセンターコ
ンソール11内に放散されることをいう。
また、上記変速機の振動音の一部が変速レバー
5の弾性ブーツ10からの露出部を介してセンタ
ーコンソール11内に放散されるとは、変速レバ
ー表面を介して直接伝達された変速レバー露出部
表面の振動によつてセンターコンソール11内の
空気を直接振動させて該コンソール11内に振動
音を放散させたり、また、前記したレバー内部の
空気の共鳴振動がこの変速レバー5の弾性ブーツ
10からの露出部表面を介してコンソール11内
の空気を振動させて該コンソール11内に振動音
を放散させたりすることをいう。
さらに、上記カバー12の上端とノブ6の下端
との間におけるレバー5の上端露出部からの車室
内への振動音の放散とは、上記したレバー表面を
介して伝達されあるいはレバー内部の空気の共鳴
振動を介して伝達されたレバー5の上端露出部表
面の振動によつて車室内に直接振動音が放散され
ることをいう。
また、上記従来のフロア式変速レバーにおいて
は、弾性ブーツの上端係止部10aが単に変速レ
バー5の中間部に係止されているだけであるの
で、振動等により係止部10aが下方にずり落ち
て変速レバー5の弾性ブーツ10からの露出部分
が大となり、その分防音効果が低下するという問
題もある。
また、従来のフロア式変速レバーとして例えば
実公昭49−47156号公報に開示されたものが知ら
れている。これは、前記第1図に示す変速レバー
においてセンターコンソール11、カバー12お
よび変速レバーブーツ9が無く、弾性ブーツ10
に相当するもののみを有し、他方中空レバー内部
に吸音防振材を充填して成るものである。
この従来例においては、レバー内部に充填され
た吸音防振材により前記したレバー内部空間の空
気の共鳴振動を介して伝達される振動音について
は防音効果を発揮することができるが、この吸音
防振材は変速機自体の振動音やレバー表面を介し
て伝達される振動音については殆んど無意味であ
り、従つてこれらの振動音については第1図に示
す従来例の場合と同様に防音対策が不十分であ
り、その一部が車室内に放散されるという問題を
有すると共に、上記した弾性ブーツに相当するも
のもその上端が単にレバー中間部に係止されてい
るのみであり、従つて前記した弾性ブーツのずり
落ちによる防音効果の低下という問題も有する。
本考案の目的は、上記事情に鑑み、変速機の振
動音の変速レバー部分からの車室内への放散を十
分に阻止することのできるフロア式変速レバーを
提供することにある。
本考案に係るフロア式変速レバーは、上記目的
を達成するため、下端がフロア部材に固定された
弾性ブーツを有し、該弾性ブーツは弾性ブーツ部
とその上部に一体成形により延設された弾性被覆
部とで形成されており、該弾性被覆部は変速レバ
ーの外周に密着せしめられていると共に、該弾性
被覆部の上端は変速レバーの上部に設けられたノ
ブ又は該ノブの下方のロツクナツトの内部に挿入
された状態で固定されていることを特徴とする。
以下にこの考案の実施例を第2図、第3図およ
び第4図によつて説明する。なお、第1図と同一
の部分には同一符号を付してその説明を省略す
る。
図示の如く、変速レバー5の囲りには弾性ブー
ツ14が配設され、該弾性ブーツ14は変速レバ
ーの基部5aの囲りに位置する弾性ブーツ部14
a(第1図における弾性ブーツ10に相当する)
と、該弾性ブーツ部14aの上方に一体成形によ
つて延設された弾性被覆部14cとで構成されて
いる。即ち弾性ブーツ部14aの上端の係止部1
4bには、該係止部14bから上方に延在する弾
性被覆部14cが一体成形されている。この弾性
ブーツ14は例えばラバー軟質ポリ塩化ビニール
等の弾性材料によつて形成されている。
上記弾性被覆部14cは、チユーブ状に形成さ
れ、変速レバー5の中間部から上端までにわたつ
て該変速レバーを外周面に密着せしめられてい
る。また、この弾性被覆部14cの上端は、第3
図に示す様に、カバー12の上端とともに、ノブ
6の下方のロツクナツト15のねじ孔15a下端
を拡大して形成した隙間15bに挿入され、その
状態で該弾性被覆部14cの上端がレバー5の上
端部に対して固定されている。なお、ロツクナツ
ト15を用いない場合には、第4図に示す様に、
ノブ6の下端面に変速レバー5の挿入孔6aを拡
大して隙間6bを形成し、この隙間6bに上記弾
性被覆部14cの上端をカバー12の上端と共に
挿入して固定するようにしても良い。
弾性ブーツ部14aの下端には防音材固定部材
14dが一体成形されており、この防音材固定部
14dとトンネル部1との間の空間に防音材16
が取付けられている。
上記構成によれば、弾性ブーツ14は弾性ブー
ツ部14aの上部に弾性被覆部14cが一体成形
によつて延設されて成り、かつその弾性被覆部1
4cの上端はノブ6もしくはノブ6の下方のロツ
クナツト15の内部に挿入されて固定されている
ので、変速レバー5はこの弾性ブーツ14によつ
て完全に密封され、その結果該変速レバー5部分
からの変速機振動音の車室内への放散が大幅に減
少せしめられる。
なぜならば、上記の如き弾性ブーツ14による
完全密封により、前記した第1図に示す如き変速
レバー5のセンターコンソール11内への露出お
よび車室内への露出が無くなり、よつて該露出部
からの変速機振動音の放散を回避することがで
き、また上記の如き完全密封により弾性ブーツ1
4の上端部(弾性被覆部の上端部)とレバー5の
外周面との間に間隙が発生するおそれは無くな
り、それによつて弾性ブーツ14内に放散された
変速機振動音がその様な間隙を通つて車室内に放
散されるのを阻止することができ、さらに弾性被
覆部14cがレバー5の外周面に密着せしめられ
ているので、この弾性被覆部14cによつて該部
14cが密着しているレバー5の外周面部分の振
動を減衰(前記レバー表面を介して伝達される振
動の減衰とレバー内部の空気の共鳴振動を介して
伝達される振動の減衰の双方を含む。ただし、レ
バー内部の空気の共鳴振動を介して伝達される振
動は比較的低周波であるため、弾性被覆部によつ
て完全なレベルまでに減衰させることは困難)さ
せることができるからである。
また、弾性ブーツ14の上端部はノブもしくは
ロツクナツト内に挿入されて固定されているの
で、弾性ブーツ14がずり落ちて変速レバー5が
露出し、防音効果が低下するという恐れもない。
以上説明した様に、本考案に係るフロア式変速
レバーは、弾性ブーツを弾性ブーツ部とその上部
に一体成形によつて延設した弾性被覆部とによつ
て形成し、該弾性被覆部を上記変速レバーの外周
に密着せしめると共に該弾性被覆部の上端をノブ
もしくはノブ下方のロツクナツトの内部に挿入し
て固定したので、従来のように変速レバーが弾性
ブーツから露出したり弾性ブーツと変速レバー外
周面との間に隙間ができたりすることなく、変速
レバーは弾性ブーツにより完全に密封され、また
その弾性ブーツがずり落ちる恐れもなく、よつて
変速レバー部からの変速機の振動音の車室内への
放散を十分に阻止することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のフロア式変速レバーの一例を示
す垂直切断正面図、第2図はこの考案の実施例の
垂直切断正面図、第3図は第2図のノブの垂直切
断正面図、第4図は他の実施例におけるノブの垂
直切断正面図である。 1……フロアのトンネル部(フロア部材)、5
……変速レバー、6……ノブ、14……弾性ブー
ツ、14a……弾性ブーツ部、14c……弾性被
覆部、15……ロツクナツト。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 下端部がフロア部材に固定された弾性ブーツの
    上端部が変速レバーの中間部に係止されている自
    動車用のフロア式変速レバーであつて、上記弾性
    ブーツの上端係止部に、該係止部から上方に延在
    して上記変速レバーの外周に密着され、かつその
    上端が変速レバーの上部に設けられたノブまたは
    該ノブの下方のロツクナツトの内部に挿入された
    状態で固定される弾性被覆部が一体成形されて成
    ることを特徴とするフロア式変速レバー。
JP17718379U 1979-12-20 1979-12-20 Expired JPS6143616Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17718379U JPS6143616Y2 (ja) 1979-12-20 1979-12-20

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17718379U JPS6143616Y2 (ja) 1979-12-20 1979-12-20

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5693328U JPS5693328U (ja) 1981-07-24
JPS6143616Y2 true JPS6143616Y2 (ja) 1986-12-09

Family

ID=29687775

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JP17718379U Expired JPS6143616Y2 (ja) 1979-12-20 1979-12-20

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