JPS5818328Y2 - 自動車用アンテナ - Google Patents

自動車用アンテナ

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JPS5818328Y2
JPS5818328Y2 JP1977067435U JP6743577U JPS5818328Y2 JP S5818328 Y2 JPS5818328 Y2 JP S5818328Y2 JP 1977067435 U JP1977067435 U JP 1977067435U JP 6743577 U JP6743577 U JP 6743577U JP S5818328 Y2 JPS5818328 Y2 JP S5818328Y2
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JP
Japan
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antenna element
antenna
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elastic body
supported
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JP1977067435U
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English (en)
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JPS53162644U (ja
Inventor
古賀亮男
Original Assignee
株式会社ヨコオ
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は自動車ラジオ用のアンテナに関し、とくにアン
テナ素子の取付部を改良した自動車用アンテナに関する
ものである。
近時、前記のようなアンテナとして、第1図に示すよう
に、自動車のフロントウィンドガラスaの傾斜した側縁
に位置するフロントピラーbに、サポータであるステー
1と給電部であるステー2とによって、外側アンテナ素
子3を前記ピラーbとほぼ平行に取付ける、通称ピラー
アンテナが用いられている。
従来、この種のアンテナは、外側アンテナ素子がステー
にしつかbと固定されていたために、次のような問題が
あった。
ピラーアンテナは、アンテナ素子の段数が少ない方が走
行時の風圧に対して強いので、段数を少なくすることが
要望される。
筐た、収納状態では自動車の屋根から突出しない長さに
することも要求される。
そして、アンテナの伸長状態の寸法は受信周波数で決定
されるので、収納状態での寸法が決められてし1う。
現在、この収納状態の寸法は500mm以上と長く、各
段のアンテナ素子は、これらの上下端部では支持されて
いるが中間部ではフリーであるため、内外アンテナ素子
が互いに接触し易い。
このため、自動車のエンジンが駆動されている時、とく
にアイドリンク運転時のように不連続に近い大きな振動
の場合には、エンジンの振動75咄動車のボディからス
テーを介してアンテナ素子に伝達され、これらの素子の
中間部が互いに衝突していわゆるビレ音を発生する。
また、第2図に示すように、自動車の走行時に、その車
体とアンテナとの関連において、風切音(いわゆる笛吹
き音)が発生する。
この笛吹き音の発生は、空気の層流部とアンテナ素子後
部に発生する乱流部とが、自動車の走行によって定常的
に共存することによう1層流部と乱流部との相対的な関
係によって生ずるものである。
この笛吹き音は空気と自動車との相対速度が大きくなる
に従って顕著になる傾向がある。
なお、乱流部は、アンテナ素子後部に一時的に真空状態
が生じて空気の渦が発生することにより生ずるものであ
る。
このようなビレ音や笛吹き音は、自動車に乗車すを人に
とって不快なものであう、特にピラーアンテナの場合に
は、運転者がアンテナ素子を容易に引出し得るようにす
るため、運転者に近いフロントピラーに取付けられてい
ることにより、第2図の笛吹き音発生源Pの位置からも
明らかなように運転者にとってきわめて不快なものであ
った。
笛吹き音は、通常、自動車が100.lan/h以上の
走行時に顕著に知覚できるものであるところから、その
走行風圧を利用し、アンテナ素子自体に微振動を生起さ
せて笛吹き音を防止することが考えられる。
その手段として、例えば、アンテナ支持部を、ゴムなど
の弾性体で全面支持して、アンテナ素子が受ける風圧と
、弾性支持体の弾性力との共働作用でアンテナ素子に微
振動を発生させ、笛吹き音を防止することが考えられる
しかし、支持部を弾性体で全面支持しただけでは、所期
の効果が期待できない。
即ち、弾性支持体の材質によってその硬、軟に差があっ
て、弾性力が異なり1例えば柔らかい弾性体を用いた場
合には、支持されるアンテナ素子は、風圧を受けて弾性
体を変形させて十分移動できる距離を有していることに
なう、移動距離が大きいのでこれが十分に活用されて自
由自在に移動できるのであれば、笛吹き音を完全に消去
できることになるが、弾性体が柔らかいために、実際に
は風圧によってアンテナが一方に押付けられた状態のま
1弾性復帰できなかったり、弾性力の疲弊が早く、あら
ゆる方向に対して自由に大きな振動を繰返すことができ
なくなり、当初は良くとも経年変化が激しい問題がある
lた、比較的硬質の弾性体を用いた場合には、車速が遅
い場合には十分な微振動が発生せず、十分な笛吹き音防
止効果が得られない。
従って、アンテナ支持部を弾性体で全面支持しただけで
は、弾性体の材質をどのように選択しても、十分な笛吹
き音防止効果は得られない問題があった。
そこで本考案は、アンテナ素子を支持する弾性体が、車
体の速度変化に応じて広い範囲で弾性力を発揮してアン
テナを微振動させてビレ音の防止と共に特に笛吹き音を
防止し、しかも、弾性体の耐久性も向上し得るようにし
た自動車用アンテナを提供しようとするものである。
このため本考案は、アンテナ素子を弾性体からなる筒体
で支持させ、この筒体のアンテナ素子と接触する内周面
に凹凸部を形成し、車両走行時の空気流が筒体の凹凸の
間隙を通り抜けるように筒体の上端部および下端部を通
気自在に構成してなることを特徴とするものである。
以下、図面を参照して本案の実施例を具体的に説明する
第3図において、符号1はサポータである上ステー、2
は給電部である下ステー、3は外側アンテナ素子である
この外側アンテナ素子3には、中間アンテナ素子3as
内側アンテナ素子3bが従来のこの種アンテナと同様に
、伸縮可能に嵌合されている。
上ステー1は、基部が止めねじ4により自動車のフロン
トピラー(第3図には図示せず)に固定される。
上ステー1の先端部には、ゴム、軟質合成樹脂などから
なる筒状の弾性体5が嵌着され、この弾性体5に外側ア
ンテナ素子3が嵌合保持されている。
下ステー2は、第3図および第4図に示すように、次の
通り構成されている。
給電ベース6に係合金具7が係合され、この金具1に給
電ケーブル8の端末部が接続されている。
前記給電ベース6には受は台18が固定され、この受は
台18は前記フロントピラーに保持される。
また、受は台18に合成樹脂成形物からなるステーカバ
ー9が支持され、このカバー9の基部は端子板10と共
に係合金具1に止めねじ11で共線めされて給電ベース
6に締結されている。
前記ステーカバー9の先端部には絶縁ケース12が嵌合
保持され、このカバー12は2つ割アーム金具13と一
体に合成樹脂で成形されている。
前記アーム金具13は接続銅線14によって端子板10
に接続されている。
なお、アーム金具13は接続銅線14と半田づけされ、
端子板10は接続銅線14とかしめ付けられ、これらの
半田づけ部およびかしめ部と対応する切欠き部9aがス
テーカバー9に形成されている。
前記絶縁ケース12の先端部には筒状の弾性体15が嵌
着され、この弾性体15は上ステー1の弾性体5と同材
質から構成されている。
絶縁クース12の弾性体15には外側アンテナ素子3の
下端部が嵌合保持され、この素子3の下端が弾性体15
内に突出したアーム金具13上に支持され、外側アンテ
ナ素子3の下端から突出した接栓ねじ16をアーム金具
13に貫通させ、前記ねじ16にナツト1Tを締付ける
ことにより外側アンテナ素子3がアーム金具13と接続
されている。
なお、第3図中、19は給電ケーブル8の端末部を覆う
ゴムカバー、20はアース金具、9bはステーカバー9
に形成した止ねじ嵌合凹所である。
以上のように構成されたピラーアンテナは、給電ケーブ
ル8から係合金具7、給電ベース6、端子板10、接続
銅線14、アーム金具13を経て外側アンテナ素子3に
給電される。
そして、この実施例では、ステーカバー9の先端部に保
持した絶縁ケース12と一体にアーム金具13を設け、
この金具13と端子板10とを接続銅線14で接続した
ので、この銅線14で弾性をもち、ステーカバー9に切
欠き部9aを形成したことと相1つて、従来のベース金
具とアーム金具とを一体板で作り、その周囲で樹脂で覆
って成形したものに比べ、振動がアーム金具13に伝達
されることを低減させ得る。
本考案において、弾性体5,15は第3図釦よび第5図
のように上下端部の外周側にフランジをそれぞれ形成し
てステー1,2との抜止めを確実にし、また、アンテナ
素子3と接触する内周面に、第5図a、bに示すように
多数の突起21、軸方向に沿う数条の突条22等の凹凸
を形成し、その凸部での部分接触面でアンテナ素子を支
持して、アンテナ素子3をよシ弾性的に保持し、さらに
、部分接触面の上、下端から突起21、突条22の間隙
に空気流が通り抜けるように端部を開放し、通気自在に
している。
このような構成においては、第1図に示すようにアンテ
ナ素子3が傾斜したピラ一部に取付けられているので、
自動車の走行による空気圧がアンテナ素子3に作用して
アンテナ素子が移動するとき、部分接触している突起2
1、突条22が弾性変形上で十分な移動距離が得られ、
これと同時に、弾性体5.15の主に下端から上端方向
に空気流が突起21、突条22の凹凸間隙を通シ抜け、
その通り抜は空気によう乱流が発生し、内部からアンテ
ナ素子3を各方向に振動させる。
また、弾性体5,15内を吹き抜けた乱流は、車体のピ
ラー面とアンテナ素子後方にでき易い層流と渦流との定
常的共在をかき乱す。
このようにして、弾性体5.15は、その内外から、か
つこれが共働し合ってアンテナ素子3の微振動を増大さ
せ、大きい振幅でかつあらゆる方向への振動を、車速の
幅広い変化にも十分に対応して発生させ、ビレ音と共に
、笛吹き音を完全に防止する(第6図参照)。
従って、弾性体5,15を、比較的硬質の耐久力のある
もので構成でき、しかも十分な微振動が得られる。
以上説明したように本考案は、ステーとアンテナ素子と
の間に内周面に凹凸を形成して部分接触面で支持する弾
性体を介在させてアンテナ素子を保持し、かつ凹凸の間
隙に空気流が通り抜けるように構成したので、エンジン
の振動が車体側からアンテナ素子に伝達される場合に、
前記弾性体の部分接触面によって確実に吸収、減衰され
、アンテナ素子への振動の伝達が防止されてビレ音が発
生しなくなると同時に、特に、アンテナ素子力咄動車の
走行による風圧を受けると、前記弾性体の特に部分接触
面および凹凸間を通過する空気流によって、アンテナ素
子があらゆる方向に微振動することにより、アンテナ素
子後部に乱流が発生して真空状態が生じなくなり、笛吹
き音の発生を確実に防止し、しかも弾性状態が良好に保
持される結果、弾性体の耐久性を向上し得る効果がある
【図面の簡単な説明】
第1図は自動車用アンテナの取付状態を示す斜視図、第
2図は従来のアンテナの笛吹き音発生状態を説明するた
めの水平断面図、第3図は本考案の一実施例を示す一部
切欠き側面図、第4図は第3図のtv−tv線に沿う断
面図、第5図a、bは弾性体の互いに異なった変形例を
それぞれ示す一部切欠き斜視図、第6図は本考案のアン
テナの作用説明用水平断面図である。 110118.サポータであるステー、2・・・・・・
給電部であるステー、3,3a、3b・・・・・・アン
テナ素子)4・・・・・・止めねじ、5・・・・・・筒
状の弾性体、6・・・・・・給電ベース、T・・・・・
・係合金具、8・・・・・・給電ケーブル9・・・・・
・ステーカバー、9 a * 9 b・・・・・・ステ
ーカッく−の切欠き部、凹所、10・・・・・・端子板
、11・・−・・止めねじ、12・・・・・・絶縁ケー
ス、13・・・・・・アーム金具、14・・・・・・接
続銅線、15・・・・・・筒状の弾性体、16・・・・
・・ねじ、17・・・・・・ナツト、18・・・・・・
受は台、19・・・・・・ゴムカバー、20・・・・・
・アース金具、21・・・・・・突起、22・・・・・
・突条、a・・・・・・フロントウイントガラス、 b・・・・・・フロントピラー、 P・・・・・・笛吹き 音発生源。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. サポータであるステーと、給電部であるステーとによっ
    て外側アンテナ素子を支持し、これら両ステーを車両の
    傾斜した部分のピラーに取付けるようにした自動車用ア
    ンテナにおいて、前記両ステーに弾性体からなる筒体を
    介して外側アンテナ素子を支持させ、この筒体のアンテ
    ナ素子と接触する内周面に凹凸部を設け、その凸部の先
    端部をアンテナ素子の外周面と部分接触させて支持する
    と共に、車両走行時に空気流が前記筒体の凹凸の間隙を
    通り抜けるように筒体の上端部および下端部を通気自在
    にして、空気流がアンテナ素子に衝突して生じる笛吹き
    音を防止するように構成してなることを特徴とする自動
    車用アンテナ。
JP1977067435U 1977-05-25 1977-05-25 自動車用アンテナ Expired JPS5818328Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1977067435U JPS5818328Y2 (ja) 1977-05-25 1977-05-25 自動車用アンテナ

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JP1977067435U JPS5818328Y2 (ja) 1977-05-25 1977-05-25 自動車用アンテナ

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JPS53162644U JPS53162644U (ja) 1978-12-20
JPS5818328Y2 true JPS5818328Y2 (ja) 1983-04-14

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ID=28974376

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JP1977067435U Expired JPS5818328Y2 (ja) 1977-05-25 1977-05-25 自動車用アンテナ

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5917704A (ja) * 1982-07-21 1984-01-30 Matsushita Electric Ind Co Ltd カ−アンテナ取付装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS49105049U (ja) * 1972-12-20 1974-09-09

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JPS53162644U (ja) 1978-12-20

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