JP2603142Y2 - ウエザストリップの取付構造 - Google Patents

ウエザストリップの取付構造

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JP2603142Y2
JP2603142Y2 JP1992028473U JP2847392U JP2603142Y2 JP 2603142 Y2 JP2603142 Y2 JP 2603142Y2 JP 1992028473 U JP1992028473 U JP 1992028473U JP 2847392 U JP2847392 U JP 2847392U JP 2603142 Y2 JP2603142 Y2 JP 2603142Y2
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篤志 彦坂
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、自動車のドアやボデー
に取り付けられるウエザストリップの取付構造に係り、
より詳しくは、ウエザストリップの端末をクリップによ
ってドアのドアパネルまたはボデーのボデーパネルに固
定するための取付構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、自動車のサッシュレスドアにお
いては、そのドアのドアパネル(インナーパネル)にウ
エザストリップが装着される。この装着に際し、ウエザ
ストリップの端末は、インナーパネルの段差部である平
板状面にクリップにより取付けられる。従来、このクリ
ップは端末の意匠面側に露出した状態で使用されてい
た。しかし、近年、意匠性向上を目的として、クリップ
が見えないように取付けられることが要求されてきてい
る。そこで、この要求を満たすものとして、図5及び図
6に示す取付構造が提案されている。
【0003】この取付構造では、ウエザストリップ31
の端末32に非意匠面側(図5の右側)に開口する凹所
33が設けられている。前記端末32において、凹所3
3よりも内側(インナーパネル34側)の部分は取付部
35を構成し、同凹所33よりも外側の部分は遮蔽部3
6を構成している。前記インナーパネル34及び取付部
35にはそれぞれ取付孔37,38が透設されている。
そして、両取付孔37,38にクリップ39の軸部40
が挿通され、同軸部40上の頭部41及び係止部42に
よって前記取付部35及びインナーパネル34が挟み込
まれている。この挟み込みにより、前記遮蔽部36にて
クリップ39が覆い隠された状態で、前記端末32がイ
ンナーパネル34に固定されるようになっている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来技術では、クリップ39の形状や大きさを変更できな
い場合、クリップ39の用いられた部位のみが盛り上が
ってしまい、ウエザストリップ端末32の意匠面Fを平
らにすることが難しい。すなわち、前記遮蔽部36の剛
性を確保するには、同遮蔽部36を所定以上の肉厚L1
に設定しなければならない。一方、端末32全体の肉厚
L2を必要以上に厚くすると、重量がかさむとともに、
ヒケ等により同端末32の表面品質が悪くなる。従っ
て、剛性確保及び表面品質の向上の両方を満足しようと
すると、遮蔽部36のみが他の部分よりも盛り上がって
しまう。そして、この盛り上がり部分が前記意匠面Fの
見栄えを損なう一因となっている。
【0005】本考案は上記問題点を解決するためになさ
れたものであって、その目的は、ウエザストリップの端
末のクリップによる意匠面における盛り上がりをなく
し、剛性を確保しつつ、上記端末の意匠面の見栄えの向
上を図ることが可能なウエザストリップの取付構造を提
供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本考案は上記問題点を解
決するため、自動車のドアのドアパネルまたはボデーの
ボデーパネルに取付けられるウエザストリップの端末
に、同端末の非意匠面側に開口する凹所を設け、前記端
末において凹所よりも内側を取付部とし、前記端末にお
いて凹所よりも外側を遮蔽部とするとともに、前記ドア
パネルまたはボデーパネル及び前記取付部にそれぞれ取
付孔を透設し、両取付孔にクリップの軸部を挿通し、さ
らに同軸部上の頭部及び係止部にて前記取付部及びドア
パネルまたはボデーパネルを挟み込むことにより、前記
遮蔽部にてクリップを覆い隠した状態で前記端末を固定
するようにしたウエザストリップの取付構造であって、
前記ドアパネルまたはボデーパネルの前記取付孔の周囲
の部分を折曲して内方へ凹む凹部を形成し、前記端末の
取付部の膨出部分を前記凹部に嵌合させることにより、
前記端末の意匠面を平面状になるように構成したことを
その要旨とする。
【0007】
【作用】上記の構成によれば、ウエザストリップの端末
をボデーパネルまたはドアパネルに取付ける際、同端末
の凹所内にクリップが挿入されるとともに、同パネル及
端末の取付部の各取付孔にクリップの軸部が挿通され
る。この状態で、軸部上の頭部及び係止部にて取付部及
び、ボデーパネルまたはドアパネルが挟み込まれる。す
ると、遮蔽部にてクリップが覆い隠された状態で、前記
端末がパネルに固定される。
【0008】前記のように端末が固定された状態では、
パネルの取付孔の周囲の部分に形成された内方へ凹む凹
部に端末の取付部の膨出部分が嵌合している。つまり、
クリップの頭部及び係止部によって挟み込まれた取付部
及びパネルが、嵌合部分だけ従来技術のものよりも内方
へずれる。従って、取付部及び遮蔽部の各肉厚を変更し
なくても、剛性が確保され、前記ずれが従来技術におけ
る意匠面での盛り上がりを相殺する。
【0009】
【実施例】以下、本考案を具体化した一実施例を図1〜
図4に従って説明する。図3は、自動車のボデー1に開
閉可能に設けられたサッシュレスタイプのドア2を示し
ている。このドア2のドアパネル(インナーパネル3)
には、前記ドア2とボデー1と間をシールするための
ウエザストリップ4が装着されている。ウエザストリッ
プ4は、押出し成形によって形成された長尺状の本体5
と、その本体5の両端に型成形によって形成された端末
6とからなる。これらの本体5及び端末6は、いずれも
EPDM(エチレンプロピレン共重合体)スポンジゴム
によって形成されている。
【0010】図1に示すように、前記端末6は上下方向
へ延びる溝7を備えており、前記ドア2のドアガラス8
がこの溝7に沿って摺動するようになっている。また、
前記溝7近傍には、平面L字状をなす取付片9が一体に
形成されている。取付片9には孔10が透設されてい
る。この孔10は、取付片9をインナーパネル3に固定
する際に、クリップ(図示しない)が挿通される孔であ
る。なお、取付片9は、図1において二点鎖線で示すド
アトリム11によって覆われ、クリップが外部から見え
ないようになっている。
【0011】図2(a),(b)に示すように、前記端
末6には、同端末6の非意匠面側(図2(b)の右側)
に開口する凹所12が設けられている。前記端末6にお
いて凹所12よりも内側(図2(a)の左側、図2
(b)の上側)は取付部13となっている。また、前記
端末6において凹所12よりも外側は遮蔽部14となっ
ている。前記インナーパネル3及び前記取付部13には
それぞれ取付孔15,16が透設されている。そして、
両取付孔15,16において、端末6及びインナーパネ
ル3がクリップ17によって相互に連結されている。
【0012】図4に示すように、クリップ17は、前記
両取付孔15,16よりも若干小径の軸部18と、同軸
部18の一端(図4の上端)に形成された頭部19と、
同軸部18の他端に形成された先端部20と、前記頭部
19及び先端部20間において軸部18上に形成された
一対の係止部21,22とから構成されている。前記ク
リップ17は全体がポリアミド樹脂等の合成樹脂によっ
て一体的に形成されている。
【0013】図2(a),(b)に示すように、前記ク
リップ17の軸部18は前記両取付孔15,16に挿通
されている。そして、前記軸部18上の頭部19及び係
止部21によって前記取付部13及びインナーパネル3
が挟み込まれている。この挟み込みによって、前記遮蔽
部14にてクリップ17が覆い隠された状態で、前記端
末6がインナーパネル3に固定されている。
【0014】さらに、本実施例では、前記インナーパネ
ル3における取付孔15の周囲が、同インナーパネル3
の内方へ凹むように折曲されている。この折曲により凹
んだ部分は凹部23となっている。前記凹部23に対応
するように、前記取付部13の取付孔16の周囲はイン
ナーパネル3側へ膨出している。そして、この膨出部分
24は前記凹部23に嵌合している。この嵌合により、
前記端末6の意匠面F全体は盛り上がり部分のない平面
になっている。
【0015】次に、上記のように構成された本実施例の
作用及び効果について説明する。ウエザストリップ4の
端末6をインナーパネル3に取付ける場合には、同端末
6の取付部13及び遮蔽部14を拡げながら、凹所12
内へクリップ17を挿入する。続いて、同インナーパネ
ル3及び取付部13の各取付孔15,16にクリップ1
7の軸部18を挿通する。クリップ17が所定量挿通さ
れると、軸部18上の頭部19及び係止部21にて取付
部13及びインナーパネル3が挟み込まれ、前記端末6
がインナーパネル3に固定される。このときには、クリ
ップ17が遮蔽部14によって覆い隠されるので、同ク
リップ17が意匠面Fに露出することはない。
【0016】前記のようにウエザストリップ4の端末6
が固定された状態では、内方へ凹むインナーパネル3の
凹部23に取付部13の膨出部分24が嵌合している。
つまり、クリップ17の頭部19及び係止部21によっ
て挟み込まれた取付部13及びインナーパネル3が、嵌
合部分だけ従来技術のものよりも内方へずれている。従
って、このずれによって、取付部13及び遮蔽部14の
各肉厚を変更することなく、剛性を確保でき、従来技術
での意匠面Fの盛り上がりを相殺することができる。こ
のため、本実施例では端末6の意匠面Fを盛り上がりの
ない平面状とすることができる。
【0017】このように本実施例では、クリップ17の
形状や大きさを変更することなく、しかも取付部13及
び遮蔽部14の剛性を確保しつつ、ウエザストリップ4
の端末6の意匠面Fを平らにすることができる。このた
め、本実施例によれば、従来技術のものよりも端末6の
見栄えを良くすることができる。
【0018】さらに、本実施例ではインナーパネル3に
凹部23を折曲形成したので、同インナーパネル3が平
らである場合に比べて、剛性を高めることができる。
尚、本考案は上記実施例に限定されるものではなく、発
明の趣旨を逸脱しない範囲で構成の一部を適宜に変更し
て次のように実施することもできる。
【0019】(1)上記実施例では、ドアのインナーパ
ネル3に凹部23を設け、ドアのウエザストリップ4を
例に取り示したが、ボデーパネルに凹部を設け、ルーフ
サイドウエザストリップの端末に本発明を適用させても
よい。
【0020】(2)上記実施例におけるクリップ17の
係止部の数を1つあるいは3つ以上に変更してもよい。 (3)本考案は、サッシュレス以外のタイプの自動車用
ドアに適用してもよい (4)本考案における前記パネルの凹部はパネルプレス
方向に、若干の傾きを持っていてもよい。
【0021】
【考案の効果】以上詳述したように本考案によれば、ウ
エザストリップの端末のクリップによる意匠面における
盛り上がりをなくし、剛性を確保しつつ、上記端末の意
匠面の見栄えを良くすることができるという効果を奏す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案を具体化した一実施例のウエザストリッ
プの取付構造を示し、図3におけるA部を拡大した図で
ある。
【図2】(a)は図1におけるB−B線断面図であり、
(b)はC−C線断面図である。
【図3】一実施例における自動車のドア部分を示す斜視
図である。
【図4】一実施例におけるクリップを示す斜視図であ
る。
【図5】従来のウエザストリップの取付構造を示す部分
斜視図である。
【図6】(a)は図5におけるD−D線断面図であり、
(b)はE−E線断面図である。
【符号の説明】
2…ドア、3…インナーパネル、4…ウエザストリッ
プ、6…端末、12…凹所、13…取付部、14…遮蔽
部、15,16…取付孔、17…クリップ、18…軸
部、19…頭部、21…係止部、23…凹部、F…意匠
面。
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60J 5/04

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動車のドア(2)のドアパネルまたは
    ボデーのボデーパネルに取付けられるウエザストリップ
    (4)の端末(6)に、同端末(6)の非意匠面側に開
    口する凹所(12)を設け、前記端末(6)において凹
    所(12)よりも内側を取付部(13)とし、前記端末
    (6)において凹所(12)よりも外側を遮蔽部(1
    4)とするとともに、前記ドアパネルまたはボデーパネ
    ル及び前記取付部(13)にそれぞれ取付孔(15,1
    6)を透設し、両取付孔(15,16)にクリップ(1
    7)の軸部(18)を挿通し、さらに同軸部(18)上
    の頭部(19)及び係止部(21)にて前記取付部(1
    3)及びドアパネルまたはボデーパネルを挟み込むこと
    により、前記遮蔽部(14)にてクリップ(17)を覆
    い隠した状態で前記端末(6)を固定するようにしたウ
    エザストリップの取付構造であって、 前記ドアパネルまたはボデーパネルの前記取付孔(1
    5)の周囲の部分を折曲して内方へ凹む凹部(23)を
    形成し、前記端末(6)の取付部(13)の膨出部分
    (24)を前記凹部(23)に嵌合させることにより、
    前記端末(6)の意匠面(F)を平面状になるように
    成したことを特徴とするウエザストリップの取付構造。
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JPS63128121U (ja) * 1987-02-13 1988-08-22

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