JPH0799010B2 - 杭立脚型構造物とその構築方法 - Google Patents
杭立脚型構造物とその構築方法Info
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- JPH0799010B2 JPH0799010B2 JP61165659A JP16565986A JPH0799010B2 JP H0799010 B2 JPH0799010 B2 JP H0799010B2 JP 61165659 A JP61165659 A JP 61165659A JP 16565986 A JP16565986 A JP 16565986A JP H0799010 B2 JPH0799010 B2 JP H0799010B2
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- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 claims description 32
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- 230000003014 reinforcing effect Effects 0.000 claims description 19
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Classifications
-
- E—FIXED CONSTRUCTIONS
- E02—HYDRAULIC ENGINEERING; FOUNDATIONS; SOIL SHIFTING
- E02D—FOUNDATIONS; EXCAVATIONS; EMBANKMENTS; UNDERGROUND OR UNDERWATER STRUCTURES
- E02D27/00—Foundations as substructures
- E02D27/10—Deep foundations
- E02D27/12—Pile foundations
- E02D27/14—Pile framings, i.e. piles assembled to form the substructure
-
- E—FIXED CONSTRUCTIONS
- E02—HYDRAULIC ENGINEERING; FOUNDATIONS; SOIL SHIFTING
- E02B—HYDRAULIC ENGINEERING
- E02B3/00—Engineering works in connection with control or use of streams, rivers, coasts, or other marine sites; Sealings or joints for engineering works in general
- E02B3/04—Structures or apparatus for, or methods of, protecting banks, coasts, or harbours
- E02B3/06—Moles; Piers; Quays; Quay walls; Groynes; Breakwaters ; Wave dissipating walls; Quay equipment
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、防波堤、シーバース、養殖施設等の海洋構造
物、その他の杭立脚型構造物、特にブロック積層体の全
重量を杭群で支持するようにした杭立脚型構造物とその
構築方法に関する。
物、その他の杭立脚型構造物、特にブロック積層体の全
重量を杭群で支持するようにした杭立脚型構造物とその
構築方法に関する。
〔従来の技術〕 従来、この種の構造物もしくはその構築方法として、ブ
ロック積層体を杭に支持するのに、杭の所要の高さの
ところにフランジを固定設置したもの（特公昭61-6203
号公報）、立設した杭の回りに内楔と外楔とで格点装
置を組み立て形成するもの（特開昭56-39220号公報）、
立設した杭の頂端から線材によって円環体を吊下した
もの（特公昭56-17484号公報）等が知られ、かつ、これ
らフランジ、格点装置及び円環体に支持したブロック積
層体の杭嵌合孔と杭との間隙にモルタル等を充填したも
のが知られている。
ロック積層体を杭に支持するのに、杭の所要の高さの
ところにフランジを固定設置したもの（特公昭61-6203
号公報）、立設した杭の回りに内楔と外楔とで格点装
置を組み立て形成するもの（特開昭56-39220号公報）、
立設した杭の頂端から線材によって円環体を吊下した
もの（特公昭56-17484号公報）等が知られ、かつ、これ
らフランジ、格点装置及び円環体に支持したブロック積
層体の杭嵌合孔と杭との間隙にモルタル等を充填したも
のが知られている。
杭にフランジを固定したものは、そのフランジが杭打
設の邪魔になるおそれがあるとともに、各杭の打設精
度、地盤の地質や不陸の度合によって各杭のフランジに
高低差を生じるという欠点があり、内楔と外楔とで格点
装置を組み立てるものは、部品数が多く構造が複雑で
あり、しかも現場組み立て作業が必ずしも容易でないと
いう欠点がある。
設の邪魔になるおそれがあるとともに、各杭の打設精
度、地盤の地質や不陸の度合によって各杭のフランジに
高低差を生じるという欠点があり、内楔と外楔とで格点
装置を組み立てるものは、部品数が多く構造が複雑で
あり、しかも現場組み立て作業が必ずしも容易でないと
いう欠点がある。
これに対し、杭の頂端から線材で円環体を吊下するもの
には、上記のような欠点がないが、ブロック積層体の
重量を円環体及び線材を介して杭の頂端で支持している
のみで、そのブロック積層体と杭とは構造的には、分離
状態になっていると等しい。すなわち、ブロック積層体
の杭嵌合孔と杭との間隙にモルタル等の充填物が充填さ
れるとはいえ、それは単に空隙を埋めているにすぎず、
ブロック積層体と杭とが構造的に一体化しているとはい
えない。このために、ブロック積層体と杭とはその一方
に外力が加わったとき、上記充填物との間を簡単に絶縁
し、ブロック積層体に作用した波力、係船力等の外力を
杭にスムーズに伝えられないとか、反対に地震力等の杭
に働いた外力をブロック積層体にスムーズに伝えられな
いとかいうことになるもので、その構造物の外力に対す
る抵抗力は著しく低かった。
には、上記のような欠点がないが、ブロック積層体の
重量を円環体及び線材を介して杭の頂端で支持している
のみで、そのブロック積層体と杭とは構造的には、分離
状態になっていると等しい。すなわち、ブロック積層体
の杭嵌合孔と杭との間隙にモルタル等の充填物が充填さ
れるとはいえ、それは単に空隙を埋めているにすぎず、
ブロック積層体と杭とが構造的に一体化しているとはい
えない。このために、ブロック積層体と杭とはその一方
に外力が加わったとき、上記充填物との間を簡単に絶縁
し、ブロック積層体に作用した波力、係船力等の外力を
杭にスムーズに伝えられないとか、反対に地震力等の杭
に働いた外力をブロック積層体にスムーズに伝えられな
いとかいうことになるもので、その構造物の外力に対す
る抵抗力は著しく低かった。
本発明は、かかる欠点を解消することを目的とする杭立
脚型構造物とその構築方法の提供にある。
脚型構造物とその構築方法の提供にある。
上記目的を達成するための本発明の構成を図示の実施例
にもとづいて述べると次のとおりである。
にもとづいて述べると次のとおりである。
杭立脚型構造物 鉄筋カゴａが、杭ｂの多数の小突部３を有する外周面
ｂ′の外側に嵌装位置している。鉄筋カゴａは杭ｂの杭
頭に上端を支承されているもので、その下端の環状のブ
ロック受台ｃは杭ｂの回り所要高さのところ、すなわ
ち、小突部３を有する上記外周面ｂ′の下側部分に位置
している。
ｂ′の外側に嵌装位置している。鉄筋カゴａは杭ｂの杭
頭に上端を支承されているもので、その下端の環状のブ
ロック受台ｃは杭ｂの回り所要高さのところ、すなわ
ち、小突部３を有する上記外周面ｂ′の下側部分に位置
している。
プレキャストブロックd,d′は、その嵌合孔4,4′の内周
面に多数の小凹凸を当該ブロックの成型時に同時成型し
ていて、その嵌合孔4,4′を上記鉄筋カゴａに嵌合させ
た状態で上記ブロック受台ｃ上に積層されブロック積層
体Ｄを構成している。
面に多数の小凹凸を当該ブロックの成型時に同時成型し
ていて、その嵌合孔4,4′を上記鉄筋カゴａに嵌合させ
た状態で上記ブロック受台ｃ上に積層されブロック積層
体Ｄを構成している。
コンクリートｅが上記嵌合孔4,4′の内周面と杭ｂの外
周面ｂ′との間に打設充填され、それに上記鉄筋カゴ
ａ、小突部３及び小凹凸を埋設している。
周面ｂ′との間に打設充填され、それに上記鉄筋カゴ
ａ、小突部３及び小凹凸を埋設している。
杭立脚型構造物の構築方法 環状のブロック受台ｃに設立された鉄筋カゴａを、所要
範囲の外周面ｂ′に多数の小突部３を形成した杭ｂに、
その上方から嵌合降下し、その鉄筋カゴａの上端部の所
要高さのところに取り付けた支承材ｆを杭頭に乗載し、
これによって、上記ブロック受台ｃを杭ｂの回りの所要
高さのところすなわち上記外周面ｂ′の下側部分に設定
する。
範囲の外周面ｂ′に多数の小突部３を形成した杭ｂに、
その上方から嵌合降下し、その鉄筋カゴａの上端部の所
要高さのところに取り付けた支承材ｆを杭頭に乗載し、
これによって、上記ブロック受台ｃを杭ｂの回りの所要
高さのところすなわち上記外周面ｂ′の下側部分に設定
する。
多数のプレキャストブロックd,d′を、その嵌合孔4,4′
を上記鉄筋カゴａに順次嵌合し、ブロック受台ｃ上にブ
ロック積層体Ｄを積層する。
を上記鉄筋カゴａに順次嵌合し、ブロック受台ｃ上にブ
ロック積層体Ｄを積層する。
そのあと、各嵌合孔4,4′が杭ｂとの間に形成する環状
の縦空洞にコンクリートを打設する。
の縦空洞にコンクリートを打設する。
本発明杭立脚型構造物は、プレキャストブロックd,d′
の各嵌合孔4,4′の内周面と杭ｂの外周面ｂ′との間に
打設充填されているコンクリートｅが、鉄筋カゴａを埋
設したいわゆるRC構造をなし、かつ嵌合孔4,4′の内周
面の小凹凸と杭ｂの外周面ｂ′の小突起３とによりコン
クリートの食い付きをよくしている。
の各嵌合孔4,4′の内周面と杭ｂの外周面ｂ′との間に
打設充填されているコンクリートｅが、鉄筋カゴａを埋
設したいわゆるRC構造をなし、かつ嵌合孔4,4′の内周
面の小凹凸と杭ｂの外周面ｂ′の小突起３とによりコン
クリートの食い付きをよくしている。
すなわち、杭ｂとブロック積層体ｄとが強固に一体化し
ているので、ブロック積層体Ｄを単にブロック受台ｃに
よって杭頭に支持させるだけのものに比し、波浪等の外
力に対する抵抗力は著しく向上している。
ているので、ブロック積層体Ｄを単にブロック受台ｃに
よって杭頭に支持させるだけのものに比し、波浪等の外
力に対する抵抗力は著しく向上している。
また、本発明構築方法によれば、上記した強固な杭立脚
型構造物を簡単に構築できる。
型構造物を簡単に構築できる。
以下本発明を図示の実施例について詳述する。
ｂは水底基礎地盤に所要の間隔を縦横にあけて２列に列
設した杭で、鋼管製であっても鉄筋コンクリート製であ
ってもよいが、本実施例では鋼管製としている。３は杭
ｂの所要周面さらに具体的には後記ブロック積層体を支
持させようとする上側部外周面ｂ′に溶接等で設けた小
突起で、後記打設コンクリートの食い付きをよくするも
のであれば、その形状は図示の環状にする他たとえば千
鳥状に散設したものであってもよい。
設した杭で、鋼管製であっても鉄筋コンクリート製であ
ってもよいが、本実施例では鋼管製としている。３は杭
ｂの所要周面さらに具体的には後記ブロック積層体を支
持させようとする上側部外周面ｂ′に溶接等で設けた小
突起で、後記打設コンクリートの食い付きをよくするも
のであれば、その形状は図示の環状にする他たとえば千
鳥状に散設したものであってもよい。
ｃは鉄筋コンクリート製にしてかつ環状のブロック受台
で、その内径は、小突起３を含む杭ｂの外径より少し大
きい。ｃ′はこのブロック受台ｃの内周下縁切欠部に取
り付けた止水用ガスケットである。
で、その内径は、小突起３を含む杭ｂの外径より少し大
きい。ｃ′はこのブロック受台ｃの内周下縁切欠部に取
り付けた止水用ガスケットである。
ａは、上記ブロック受台ｃに円形に配置植立した複数本
の縦主鉄筋１とその回りに配置固定した複数本のフープ
鉄筋２とで構成した鉄筋カゴで、対向する所要の縦主鉄
筋１の上端部間に鋼材製の支承材ｆを跨架緊結する。
の縦主鉄筋１とその回りに配置固定した複数本のフープ
鉄筋２とで構成した鉄筋カゴで、対向する所要の縦主鉄
筋１の上端部間に鋼材製の支承材ｆを跨架緊結する。
鉄筋カゴａは、前記のように列設した各杭ｂにその上方
から嵌合降下し、上記支承材ｆを各杭ｂの杭頭に乗載す
ることによって、各杭ｂの小突起３を設けた上記外周面
ｂ′の外側に被嵌され、かつこれによって、ブロック受
台ｃを杭ｂの回りの所要高さのところすなわち外周面
ｂ′の下側部分に設定支持する。
から嵌合降下し、上記支承材ｆを各杭ｂの杭頭に乗載す
ることによって、各杭ｂの小突起３を設けた上記外周面
ｂ′の外側に被嵌され、かつこれによって、ブロック受
台ｃを杭ｂの回りの所要高さのところすなわち外周面
ｂ′の下側部分に設定支持する。
上記においては、列設した各杭ｂの杭頭レベルを測定
し、その測定値にもとづき、当該杭ｂに被嵌させようと
する鉄筋カゴａの上端部に支承材ｆを跨架する高さを、
その鉄筋カゴａを杭ｂに被嵌したとき各ブロック受台ｃ
が同レベルに揃列位置することになるように適宜調整決
定する。これにより、杭打ち精度や地盤の不陸に起因す
る杭頭の上下差にかかわりなく、各ブロック受台ｃは同
レベルに揃列させることができる。
し、その測定値にもとづき、当該杭ｂに被嵌させようと
する鉄筋カゴａの上端部に支承材ｆを跨架する高さを、
その鉄筋カゴａを杭ｂに被嵌したとき各ブロック受台ｃ
が同レベルに揃列位置することになるように適宜調整決
定する。これにより、杭打ち精度や地盤の不陸に起因す
る杭頭の上下差にかかわりなく、各ブロック受台ｃは同
レベルに揃列させることができる。
ｄは、前後あるいは左右に隣り合う杭b,b間に跨架する
プレキャストブロックで、両端大径部に、鉄筋カゴａの
外径より大きいが、ブロック受台ｃの外径よりは小さい
内径の嵌合孔４を有し、かつその嵌合孔４の内周面に多
数の小凹凸（図示していない）を適宜の方法で同時成型
してある。
プレキャストブロックで、両端大径部に、鉄筋カゴａの
外径より大きいが、ブロック受台ｃの外径よりは小さい
内径の嵌合孔４を有し、かつその嵌合孔４の内周面に多
数の小凹凸（図示していない）を適宜の方法で同時成型
してある。
ｄ′は単独の杭ｂに嵌合し主として上記プレキャストブ
ロックｄの上下間においてスペーサーとして使用するプ
レキャストブロックで、上記嵌合孔４と同じく、鉄筋カ
ゴａの外径より大きいが、ブロック受台ｃの外径より小
さい内径の嵌合孔４′を有し、かつその内周面に多数の
小凹凸（図示していない）を適宜の方法で同時成型して
ある。
ロックｄの上下間においてスペーサーとして使用するプ
レキャストブロックで、上記嵌合孔４と同じく、鉄筋カ
ゴａの外径より大きいが、ブロック受台ｃの外径より小
さい内径の嵌合孔４′を有し、かつその内周面に多数の
小凹凸（図示していない）を適宜の方法で同時成型して
ある。
小凹凸は後記打設コンクリートの食い付きをよくするも
のであれば特にその形状を問うものではない。
のであれば特にその形状を問うものではない。
上記プレキャストブロックd,d′は、これを各杭ｂに対
し、既に被嵌している鉄筋カゴａに被せつつ順次嵌合さ
せてブロック受台ｃ上に積層され、そのブロック積層体
Ｄをブロック受台ｃで支承する。５はプレキャストブロ
ックd,d′を積層するときに、それらの各間、及び最下
段のプレキャストブロックｄとブロック受台ｃとの間に
介在させた止水用パッキンで、プレキャストブロックd,
d′の重量により止水効果が上がる。
し、既に被嵌している鉄筋カゴａに被せつつ順次嵌合さ
せてブロック受台ｃ上に積層され、そのブロック積層体
Ｄをブロック受台ｃで支承する。５はプレキャストブロ
ックd,d′を積層するときに、それらの各間、及び最下
段のプレキャストブロックｄとブロック受台ｃとの間に
介在させた止水用パッキンで、プレキャストブロックd,
d′の重量により止水効果が上がる。
上記ブロック積層体Ｄは、プレキャストブロックd,d′
の形状や積層構造によって、当該構造物を防波堤、離岸
堤、潜堤、透過堤、岸壁、桟橋、シーバース、導流堤、
養殖施設等に適合させることができること明らかであ
る。
の形状や積層構造によって、当該構造物を防波堤、離岸
堤、潜堤、透過堤、岸壁、桟橋、シーバース、導流堤、
養殖施設等に適合させることができること明らかであ
る。
そのプレキャストブロックd,d′のセットを終えた後、
各プレキャストブロックd,d′が嵌合孔4,4′の内周面と
杭ｂの外周面との間に形成している環状の縦空洞（底面
はブロック受台ｃと止水用ガスケットｃ′で閉じてい
る）内の水をポンプアップして該縦空洞を気中とする。
各プレキャストブロックd,d′が嵌合孔4,4′の内周面と
杭ｂの外周面との間に形成している環状の縦空洞（底面
はブロック受台ｃと止水用ガスケットｃ′で閉じてい
る）内の水をポンプアップして該縦空洞を気中とする。
当該構造物の構築が海中で行われているときは、気中に
なった上記縦空洞内を真水で洗浄した後、その洗浄水を
ポンプアップし、再び気中とする。
なった上記縦空洞内を真水で洗浄した後、その洗浄水を
ポンプアップし、再び気中とする。
そこで、上記縦空洞内にコンクリートを打設充填し、そ
の上面開口をアンカー筋６を植設したドーナツ状のブロ
ック蓋ｇで閉じ、上記打設コンクリートを硬化させる。
の上面開口をアンカー筋６を植設したドーナツ状のブロ
ック蓋ｇで閉じ、上記打設コンクリートを硬化させる。
これによって、そのコンクリートは、RC構造となり、か
つ杭ａの小突部３と嵌合孔4,4′の小凹凸に食い付き、
杭ａとプレキャストブロックd,d′すなわちブロック積
層体Ｄと強固に一体化した所期の杭立脚型構造物が構築
される。
つ杭ａの小突部３と嵌合孔4,4′の小凹凸に食い付き、
杭ａとプレキャストブロックd,d′すなわちブロック積
層体Ｄと強固に一体化した所期の杭立脚型構造物が構築
される。
なお、上記縦空洞内へのコンクリートの打設は、当該構
造物が仮設的なものである場合等には、気中に限らず水
中で行ってもよい。
造物が仮設的なものである場合等には、気中に限らず水
中で行ってもよい。
本発明構造物は、杭頭に支承した鉄筋カゴによってブロ
ック受台が杭の回り所要高さのことろに支持され、かつ
プレキャストブロックの嵌合孔の内周面と杭の外周面と
の間に打設充填されているコンクリートが上記鉄筋カゴ
を埋設したいわゆるRC構造をなし、そのうえ、嵌合孔の
内周面の小凹凸と杭の外周面の小突起とが上記コンクリ
ートの食い付きをよくしているので、杭とブロック積層
体とが上記RC構造を介して強固に一体化している。した
がって、ブロック積層体に加わる波力、係船力等の外力
は杭に、また杭に作用する地震力等の外力はブロック積
層体に、それぞれスムーズに伝達され、これらの外力に
は構造物全体として抵抗できるもので、ブロック積層体
を杭頭に支持したにすぎないのと変わりのなかった従来
の構造物にくらべると、その耐力は著しく向上してい
る。
ック受台が杭の回り所要高さのことろに支持され、かつ
プレキャストブロックの嵌合孔の内周面と杭の外周面と
の間に打設充填されているコンクリートが上記鉄筋カゴ
を埋設したいわゆるRC構造をなし、そのうえ、嵌合孔の
内周面の小凹凸と杭の外周面の小突起とが上記コンクリ
ートの食い付きをよくしているので、杭とブロック積層
体とが上記RC構造を介して強固に一体化している。した
がって、ブロック積層体に加わる波力、係船力等の外力
は杭に、また杭に作用する地震力等の外力はブロック積
層体に、それぞれスムーズに伝達され、これらの外力に
は構造物全体として抵抗できるもので、ブロック積層体
を杭頭に支持したにすぎないのと変わりのなかった従来
の構造物にくらべると、その耐力は著しく向上してい
る。
本発明構築方法によれば、所要範囲の外周面に多数の小
突起を形成した杭、環状のブロック受台に設立した鉄筋
カゴ、その上端部に取り付ける支承材、及びプレキャス
トブロック等を予め製作してさえおけば、比較的簡単
に、所期の構造物を構築することができる。
突起を形成した杭、環状のブロック受台に設立した鉄筋
カゴ、その上端部に取り付ける支承材、及びプレキャス
トブロック等を予め製作してさえおけば、比較的簡単
に、所期の構造物を構築することができる。
図面は本発明の実施例を示すもので、第１図は構造物の
一部を縦断して示す側面図、第２図は第１図のＡ−Ａ′
線断面図、第３図は杭の一部省略側面図、第４図は同上
の要部拡大断面図である。 ａ……鉄筋カゴ、ｂ……杭、３……小突起、ｂ′……外
周面、ｃ……ブロック受台、d,d′……プレキャストブ
ロック、4,4′……嵌合孔、Ｄ……ブロック積層体、ｅ
……コンクリート、ｆ……支承材。
一部を縦断して示す側面図、第２図は第１図のＡ−Ａ′
線断面図、第３図は杭の一部省略側面図、第４図は同上
の要部拡大断面図である。 ａ……鉄筋カゴ、ｂ……杭、３……小突起、ｂ′……外
周面、ｃ……ブロック受台、d,d′……プレキャストブ
ロック、4,4′……嵌合孔、Ｄ……ブロック積層体、ｅ
……コンクリート、ｆ……支承材。
Claims (2)
- 【請求項１】鉄筋カゴが上端を杭頭に支承された状態で
その杭の多数の小突部を有する外周面の外側に嵌装位置
し、該杭の回り所要高さのところに環状のブロック受台
が上記鉄筋カゴの下端によって支持され、内周面に多数
の小凹凸を形成した嵌合孔を上記鉄筋カゴに嵌合させた
プレキャストブロックが上記ブロック受台上に積層さ
れ、そのプレキャストブロックの上記嵌合孔の内周面と
杭の外周面との間に、上記鉄筋カゴ、小突部及び小凹凸
を埋設したコンクリートが打設充填されていることを特
徴とする杭立脚型構造物。 - 【請求項２】所要範囲の外周面に多数の小突部を形成し
た杭を立設する工程と、環状のブロック受台に設立して
なる鉄筋カゴを、上記杭に、その上方から嵌合降下し、
該鉄筋カゴの上端部所要高さのところに取り付けてある
支承材を杭頭に乗載し、これによって、上記ブロック受
台を杭の回り所要高さのところに設定支持する工程と、
内周面に多数の小凹凸を形成した嵌合孔を有する多数の
プレキャストブロックを上記鉄筋カゴに順次嵌合させて
ブロック受台上に積層し、そのブロック受台にブロック
積層体を支持する工程と、上記嵌合孔が杭との間に形成
する環状の縦空洞にコンクリートを打設する工程とから
なることを特徴とする杭立脚型構造物の構築方法。
Priority Applications (4)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP61165659A JPH0799010B2 (ja) | 1986-07-16 | 1986-07-16 | 杭立脚型構造物とその構築方法 |
| US06/923,542 US4767240A (en) | 1986-07-16 | 1986-10-27 | Pile-framed structure |
| GB8626129A GB2192922B (en) | 1986-07-16 | 1986-10-31 | Pile-framed structure and method for constructing same |
| AU66692/86A AU580461B2 (en) | 1986-07-16 | 1986-12-18 | Pile-framed structureand method for constructing same |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP61165659A JPH0799010B2 (ja) | 1986-07-16 | 1986-07-16 | 杭立脚型構造物とその構築方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6322910A JPS6322910A (ja) | 1988-01-30 |
| JPH0799010B2 true JPH0799010B2 (ja) | 1995-10-25 |
Family
ID=15816568
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP61165659A Expired - Lifetime JPH0799010B2 (ja) | 1986-07-16 | 1986-07-16 | 杭立脚型構造物とその構築方法 |
Country Status (4)
| Country | Link |
|---|---|
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