JPS5996314A - 杭立脚型構造物の格点装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、基礎地盤に設立しに杭により本構造物を支持
する杭立脚型構造物における杭と本構造物とを接合する
節点を構成する格点装置に関し、上記杭の所要位置に吊
架した楔受体にこの杭を囲繞する状態にして乗載する複
数の塑性金属製の内接の外側面に突条を形成し、これら
内接を環状の外接に嵌合することにより杭に緊締圧接し
、かつ本構造物の荷重により内接の突条が押圧されて挫
屈し外接と緊密に圧接緊締するとともに、その内接を吊
架部材に直接連結して吊架したときに生じるような複雑
な割裂応力の発生をなくシ、耐久性を高めたものである
。

以下には本発明を杭立脚型構造物たる消波堤に適用した
図示の実施例について説明する。

ｉＩＩ′ｉ鋼管杭で、それは、水底の基礎地盤２０所要
位置に複数本互いに所定の間隔をあけて平行に２列に設
立している。

３は吊架部材たる鋼製のロッドで、上下端部に雄ねじを
形成してあり、上記各鋼管杭１　（上部のみ図示）の頂
部に載置固定した三角形の吊金具４の各角部分に設けた
ナツト５に上端部の雄ねじを螺合して吊り下げている。

６は環状の楔受体で、それに、鉄筋コンクリート製の厚
板状で、内径が鋼管杭１よりも少し大きく、３等分した
ところにアンカープレート７、ナツト８を下端に、周囲
にスパイラル鉄筋８′を取り付けたバイブ９を埋設して
あり、これら各パイプ９に上記各ロッド３の下端部を挿
通し上記ナツト８に螺合して連結し、鋼管杭１に嵌合し
て水中の所要高さのところに吊架している。

１０は上記楔受体６の上面に３個載置した自模で、それ
は、銅、ベリリウム尋の耐蝕性の塑性金属で形成してあ
り、楔受体６より小径のあたかも環状体を略３等分した
大きさの平面略扇形の厚板状で内側面１０ａが垂直、外
側面１０ｂが斜め下外方に向は傾斜し、縦断面が台形を
なしているとともに、外側面１０ｂの上縁から下縁にわ
たって１対の断面矩形の突条１１，１１を互いに平行に
形成し、内側面１０ａであって両突条１１，１１の間に
対応するところに上縁から下縁にわたって７字形の溝１
２を形成している。

そして、各自模１０は上記楔受体６上に内側面１０ａを
内方に向は鋼管杭１を囲繞し、かつ各自模１０の間に各
ロッド３が位置する状態にして載置している。

１３は上記各自模１０に嵌合した外楔で、それは、鉄筋
コンクリート製の厚板状で、内径が楔受体６の外径と略
同じ大きさを有し、内周面が自模１０の外側面１０ｂＫ
対応する逆勾配の傾斜面をなしていて、この内周面と外
周面とに鉄板１４．１５を張設している。

しかして、各自模１０を囲繞する状態に嵌合した外接１
３は、その内周面が各自模１０の突条１１に幽接してこ
れら各自模１０を押し鋼管杭１の所定位置に圧接緊締し
て固定させることによりこの外接１３自体が該位置に固
定され、これら楔受体６．内楔１０及び外接１３により
本発明格点装置Ａが構成されているものである。

そして、外接１３が下降しようとするほど各自模１０の
鋼管杭１への圧接緊締力が強化され、かつこの外接１３
の固′定力も強化されるものである。

１６は本構造物を構成するための厚板状のコンクリート
ブロックで、鋼管杭１より大径で外接１３の外径よりも
小径の貫通孔１７，１７を両端部に形成してあシ、鋼管
杭１の左右１前後のものに両端部の貫通孔１７．１７を
嵌合し井桁状に跨架させ、かつ最下端のコンクリートブ
ロック１６の両端部を外接１３に載置して鋼管杭１の頂
部のところまで重合積載して本構造物Ｂを構成している
。

しかして、本構造物Ｂは格点装置Ａにより鋼管杭１に接
合支持されていて、この本構造物Ｂの荷重によって外接
１３が自模１ｏをより一層強く押圧し鋼管杭１への圧接
緊締力が強化され、特に内側面１０ｍが鋼管杭ｌの周面
に沿っていない状態で押圧されている自模１ｏがあった
ときには、その自模１０が溝１２のところから割裂して
２分しあるいは鋼管杭１との保合部分に応じて変形し鋼
管杭１の周面に緊密に圧接し、さらに自模１０の突条１
１が一層強く押圧されて挫屈し外接１３の内周面に緊密
に圧接して上記圧接緊締力がより一層強化され、かつ格
点装置Ａの支持力も強化される。また、必要に応じて鋼
管杭１の天端同士を型鋼材あるいは場所打ちコンクリー
トによ多連結するとともに、各コンクリートブロック１
６０貫通孔１７が連続して鋼管杭１の周囲に形成された
空洞にコンクリートあるいはモルタルを充填して、＃に
管杭１及びロッド３の腐蝕防止と補強を図るようにして
もよい。

なお、上記実施例では自模の外側面に断面矩形の突条を
２個設けた場合について説明したが、突条は２個に限ら
ず、１個あるいは３個以上設けてもよく、また断面矩形
に限らず、断面台形、三角形％φわゆるノツチ効果によ
り挫屈し易い形状のものであればよい。

以上述べたところから明らかなように本発明によれば、
吊架部材により吊架した楔受体に複数個の自模を載置し
てこの自模を吊架部材には連結しないようにしたので、
自模には外接による圧縮応力が発生し、楔受体に吊架部
材にょる引張応力が発生するから、例えば自模を吊架６
材に連結して直接吊架したことにより内構に上記圧縮応
力と引張応力とが同時に生ずるために俟雑な割裂応力が
発生するということがないので、応力算定を明解に行え
て内構の設計、製作が容易になるばかりか耐久性を高め
られる。

また、内構は銅、ベリリウム等の塑性金属製で外側面に
突条を形成したので、本桐造物の荷重により外構で杭に
圧接緊締されると、これら外構及び杭との保合部分に応
じて変形し、かつ突条が挫屈して外構の内周面により一
層緊密に圧接緊締して支持力が強化される。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明の実施例を示し、第１図は縦断面図、第２
図は内構の斜視図、第３図は内構に外構を嵌合する状態
を示した平面図、第４図はコンクリートブロックを井桁
状に重合した状態を示した斜視図、第５図は本発明を適
用した消波堤の一部を切欠して示した正面図である。 ２・・・基礎地盤、１・・・杭、３・・・吊架部材たる
ロッド、６・・・楔受体、１０・・・内構、１１・・・
突条、１３・・・外構。 代理人　升坦士　　　涼　１）　　債　市　　１；　　
　　１ 第３図 矛４函 ７７ 第５図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １゜基礎地盤に設立した杭の頂部から吊り下す吊架部材
   の下端に固着され、かつ上記杭に嵌合して所要位置に吊
   架する環状の楔受体と、上記杭を囲繞する状態にして上
   記楔受体に乗載する塑性金属性で外側面に突条を形成し
   た複数個の内接と、これら内接に嵌合しその各内接を上
   記杭に圧接緊締することにより上記所要位置に固定され
   る環状の外接とからなることを特徴とする杭立脚型構造
   物の格点装置。