JPH0711205Y2 - トラス建屋の支持構造 - Google Patents

トラス建屋の支持構造

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JPH0711205Y2
JPH0711205Y2 JP7739289U JP7739289U JPH0711205Y2 JP H0711205 Y2 JPH0711205 Y2 JP H0711205Y2 JP 7739289 U JP7739289 U JP 7739289U JP 7739289 U JP7739289 U JP 7739289U JP H0711205 Y2 JPH0711205 Y2 JP H0711205Y2
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JP
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anchor
sheath
anchor bolt
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building
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JPH0315906U (ja
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俊之 川添
Original Assignee
株式会社巴コーポレーション
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は立体トラスより大張間架構をなすトラス建屋
の支持構造に関するものである。
〔従来の技術〕
当出願人は屋根構造体が立体トラスより正方形若しくは
矩形平面をなすトラス建屋について種々開発し、実施も
している。
この種の建屋は周辺に鉄筋コンクリート若しくは鉄骨材
からなる下部構造体を構築し、この構造体に屋根構造体
の周辺部を支持させるのが一般的である。
ところで、この種の建屋では第1図に図示するにように
鉛直荷重P1が作用すると周辺に広がろうとする隅角部に
は、X、Y方向に移動すると共に上向きに力P2が作用す
る。
この為、屋根構造体の周辺部を下部構造体の上に単に一
体的に固定しただけでは、これらの力に明確に対応でき
ず、屋根構造体と下部構造体の接合部で破壊することさ
えあった。
そこで、当出願人は、先に下部構造体よりアンカーボル
トを所定長さ突出させると共に、当該アンカーボルトに
屋根構造体周辺部をアンカーボルトの撓みによって横移
動するように固定した構成の建屋の支持構造について開
発し、出願もした(実公昭60−30325参照、第6図参
照)。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかし、このような支持構造では、アンカーボルトに前
記外力の外に曲げ力が作用することがわかり、その改良
が必要になった。
この考案はこのような事情に鑑みて考案されたもので、
明確な構造解析が可能な立体トラス建屋の支持構造を提
供することを目的とするものである。
〔課題を解決する為の手段〕
この考案は立体トラス建屋の支持構造に関するもので、
立体トラスからなる屋根構造体をその周囲に構築された
下部構造体に載置し、前記下部構造体にアンカーシース
を垂直に埋設すると共に、当該アンカーシースの中に当
該アンカーシースより小径のアンカーボルトを挿入固定
し、その回りに弾性材を充填し、且つ当該アンカーボル
トに前記屋根構造体を固定した構成とすることにより前
記目的を達成するものである。
〔実施例〕
以下、この考案を図示する一実施例を基づいて説明す
る。
立体トラスからなる屋根構造体1はその周辺四隅部に構
築された下部構造体2,2と周囲に一定間隔おきに構築さ
れた下部構造体3,3の上に支持されている。
下部構造体2及び3は鉄筋コンクリート等から構築され
ている。
下部構造体2の上端部には所定長さのアンカーシース
4、4が垂直に埋設され、その上端部は下部構造体2の
上端部より若干長さ突出している。
アンカーシース4、4の表面にはその全体に亘って複数
個のスタッドを溶接固着する等してシァコネクター5が
形成され、アンカーシース4,4のコンクリートに対する
付着強度が著しく高められている。
又、アンカーシース4,4の上端部には支持プレート6が
水平に溶接固着され、当該支持プレート6には、アンカ
ーシース4,4の内径と略同径のルーズホール7,7が形成さ
れている。
そして、当該支持プレート6の上に屋根構造体1の四隅
部が載せられている。
アンカーシース4,4の中にはアンカーボルト8,8が挿入さ
れている。
アンカーボルト8,8の上端部は支持プレート6のルーズ
ホール7,7より一定長さ突出し、且つ下部構造体1の四
隅部に取り付けられたベースプレート9の取付孔10,10
を垂直に貫通している。
そして、当該アンカーボルト8,8の上端貫通部分に固定
ナット11,11が螺合され下部構造体1の四隅部が固定さ
れている。
尚、固定ナット11,11は緩まないように二重に螺合され
ている。
アンカーボルト8,8の下端部はアンカーシース4,4の下端
部より所定長さ突出され、この突出部分にアンカープレ
ート12を取り付けると共に、アンカーナット13,13を螺
合することによりアンカーシース4,4の下端部に完全一
体に固着されている。
尚、アンカーナット13,13は固定ナット11,11と同様に緩
まないように二重に螺合されている。
アンカーシース4とアンカーボルト8との間隙部には、
その上端部より下方の一定範囲に亘って天然ゴムや合成
ゴム等の弾性材14が充填され、これより下側部分は続け
て弾性材14を充填してもく、又充填しないで空洞にして
いてもよい。
このような構成に於いて、アンカーボルト8,8は上向き
の力に対しては強力に抵抗するが、横向きの力に対して
は、弾性材14が収縮する為、アンカーシース4の内径の
範囲ないでは殆ど抵抗しない。
したがって、上向きの力P2に対しは、アンカーボルト8,
8の引張力によって抵抗し、水平力Pに対しては、アン
カーボルト8,8の水平変位δによってその力を効果的に
吸収することができる。
尚、アンカーボルト8,8の水平変位量δはアンカーシー
ス4の径を適当に変えることにより調整することができ
る。
第5図はこの考案の他の実施例を示すもので、アンカー
シース4を使用しないで、鉄骨材15の左右フランジ15a,
15aとウェブ15bとからなる凹部16,16を蓋板17,17でそれ
ぞれ塞いだ中にアンカーボルト8,8を直接挿入し、その
回りに弾性材14を充填したもので、その他の構成は先の
実施例と略同じである。
このような構成にすれば、アンカーボルト8,8の水平変
位量δを大きくすることが可能であると共に、アンカー
シース4を省略できて部品の節約が可能になる。
尚、かかる場合には、鉄骨材4の表面にシャコネクター
5を形成するものとする。
〔発明の効果〕
この考案は以上の構成からなるので、以下の効果を有す
る。
アンカーボルトには曲げ力が生じない為、アンカー
ボルトの設計に際し、設計用外力として引っ張り外力の
みを考慮すればよく、構造設計がし易い。
又、アンカーボルトの断面を曲げ外力を考慮して必要以
上に割り増しする必要がない為、経済設計が可能であ
る。
アンカーシースの中には、弾性材が充填され、雨水
や結露水等の浸入を完全に阻止することができる為、ア
ンカーボルトの腐食を防止することができる。
したがって、略半永久的に当初の強度と機能を維持する
ことができる。
【図面の簡単な説明】 第1図〜第5図はこの考案の実施例を示すもので、第1
図は立体トランス建屋の平面図、第2図はその側面図、
第3図は第2図に於けるA部拡大断面図、第4図及び第
5図は第3図に於けるa−a線拡大断面図、第6図は従
来例を示す第2図に於けるA部拡大断面図である。 1……屋根構造体、2、3……下部構造体、4……アン
カーシース、5……シァコネクター、6……支持プレー
ト、7……ルーズホール、8……アンカーボルト、9…
…ベースプレート、10……取付孔、11……固定ナット、
12……アンカープレート、13……アンカーナット、14…
…弾性材、15……鉄骨材、16……凹部、17……蓋板。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】立体トラスからなる屋根構造体をその周囲
    に構築された下部構造体に載置し、前記下部構造体にア
    ンカーシースを垂直に埋設すると共に、当該アンカーシ
    ースの中に当該アンカーシースより小径のアンカーボル
    トを挿入固定し、その回りに弾性材を充填し、且つ当該
    アンカーボルトに前記屋根構造体を固定してなることを
    特徴とするトラス建屋の支持構造。
JP7739289U 1989-06-30 1989-06-30 トラス建屋の支持構造 Expired - Fee Related JPH0711205Y2 (ja)

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JPH0315906U JPH0315906U (ja) 1991-02-18
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