JP2525988Y2 - 建築物用制振装置埋込コンクリート部材 - Google Patents

建築物用制振装置埋込コンクリート部材

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JP2525988Y2
JP2525988Y2 JP8943090U JP8943090U JP2525988Y2 JP 2525988 Y2 JP2525988 Y2 JP 2525988Y2 JP 8943090 U JP8943090 U JP 8943090U JP 8943090 U JP8943090 U JP 8943090U JP 2525988 Y2 JP2525988 Y2 JP 2525988Y2
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頼昌 片野
伸行 荻野
武彦 加藤
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Kumagai Gumi Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、地震力や風力等の外力により生じる建築
物の振動エネルギーを減衰させる制振装置を、コンクリ
ート壁パネル等のコンクリート部材に埋込んで構成した
建築物用制振装置埋込コンクリート部材に関するもので
ある。
〔従来の技術〕
従来、制振装置を埋込んだコンクリート壁パネルとし
て、第11図ないし第13図に示すように、鋼製取付板1の
両面に粘弾性材層2の内面が固着され、各粘弾性材層2
の外面に鋼製外面板12の中間部が固着され、その外面板
12における粘弾性材層2から突出している3辺の間に鋼
板製スペーサ13が介在され、そのスペーサ13とその両面
に重合された外面板12の3辺とは、それらにわたって挿
通されたボルト14により結合され、各外面板12にアンカ
ー金物15をボルト14により固着し、このように構成され
た制振装置16をコンクリート壁パネルに埋込んだ構造の
ものが知られている。
〔考案が解決しようとする課題〕
前記従来の制振装置を埋込んだコンクリート壁パネル
の場合は、制振装置16の厚さが厚くなり、これをコンク
リート壁パネルに埋込んだ場合、建築物用コンクリート
部材11の厚さも厚くなり、かつ鋼材の使用量が多いので
不経済である。また制振装置16の周りに壁パネル用コン
クリートを打設する際に、コンクリートあるいは水分が
制振装置16の空間8内に浸入することがあり、そのため
制振装置16の性能および耐久性が低下する恐れがある。
この考案は前述の問題を有利に解決できる建築物用制
振装置埋込コンクリート部材を提供することを目的とす
るものである。
〔課題を解決するための手段〕
前記目的を達成するために、この考案の建築物用制御
装置埋込コンクリート部材においては、金属製取付板1
の両面に粘弾性材層2の内面が固着され、外面に突起3
を備えている一対のハウジングユニット4,5における側
板6の内面が、各粘弾性材層2の外面に固着され、前記
各ハウジングユニット4,5における一端部および巾方向
の両側にある周縁突出部6が相互に接合された状態で、
各ハウジングユニット4,5がボルト14により締付結合さ
れて、ハウジング7が構成され、ハウジング7とその中
に収容された取付板1の周縁との間に空間8が設けら
れ、前記ハウジング7の開口部にシール材9が嵌合固定
され、前記取付板1と粘弾性材層2とハウジング7とシ
ール材9とからなる制振装置10におけるハウジング7が
建築物用コンクリート部材11に埋込まれている。
〔実施例〕
次にこの考案を図示の例によって詳細に説明する。
第4図ないし第8図はこの考案の実施例において用い
られる制振装置10を示すものであって、鋼板からなる金
属製取付板1の一端部に複数のボルト挿通用透孔17が設
けられ、前記取付板1における一端部を除く部分の両面
に、粘弾性材層2の内面が加硫接着により一体に固着さ
れ、外面に縦横方向に延長する複数の突条からなる突起
3を備えている一対の鋼製ハウジングユニット4,5にお
ける側板6の平坦な内面は、前記各粘弾性材層2の外面
に加硫接着により一体に固着され、各ハウジングユニッ
ト4,5における一端部および巾方向の両側にある周縁突
出部28は、シーリング材(図示を省略した)を介して接
合され、さらに各ハウジングユニット4,5の接合部の外
側部分が多数のボルト14により連結されて、ハウジング
7が構成されている。
前記取付板1におけるハウジング7内に収容された部
分の周縁とハウジング7における周縁突出部28との間に
空間8が設けられ、かつハウジング7の開口部と取付板
1との間にゴム製シール材9が嵌合されて接着剤により
固定されている。
このように構成された制振装置は、第1図ないし第3
図に示すように、壁パネルからなる建築物用コンクリー
ト部材11における上下方向の一端部の左右両側に埋込ま
れ、かつ前記コンクリート部材11における上下方向の他
端部の左右両側に、アンカー金物15を溶接により固着し
た鋼製連結板18が埋込まれて、制振装置埋込コンクリー
ト部材19が構成される。
第9図および第10図はこの考案の実施例に係る制振装
置埋込コンクリート部材19の取付状態を示すものであっ
て、第9図の場合は鋼製梁またはスラブからなる上部水
平部材20の下部に複数の鋼製ガセットプレート21の上部
が固定され、鋼製梁またはスラブからなる下部水平部材
22の上部に複数の鋼製ガセットプレート23の下部が固定
され、前記制振装置埋込コンクリート部材19における制
振装置10が上部に位置すると共に鋼製連結板18が下部に
位置するように配置され、制振装置10の金属製取付板1
とがガセットプレート21は鋼製上部継手板24および多数
のボルト25により連結され、かつ下部の鋼製連結板18と
ガセットプレート23とは鋼製下部継手板26および多数の
ボルト27により連結されている。
第10図の場合は、制振装置10が下部に位置すると共に
鋼製連結板18が上部に位置するように配置されている
が、その他の構成は第9図の場合と同様である。
この考案を実施する場合、ハウジングユニット4,5を
合成樹脂または硬質ゴムにより製作してもよい。
〔考案の効果〕
この考案は前述のように構成されているので、以下に
記載するような効果を奏する。
ハウジング7を構成する一対のハウジングユニット4,
5の外面にアンカーの働きをする突起3が一体に設けら
れ、前記一対のハウジングユニット4,5における側板6
が相互に接合された状態で、各ハウジングユニット4,5
の周囲がボルト14により締付結合されているので、従来
の制振装置のようにアンカー金物を取付ける必要がな
く、かつ制振装置10を小型で軽量にかつ低コストで製作
することができ、さらにハウジング7の開口部にシール
材9が嵌合固定されているので、コンクリート部材11の
コンクリートを打設する際にコンクリートあるいは水分
が制振装置10内に浸入することはなく、そのため制振装
置10の性能および耐久性の低下を防止することができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の実施例に係る建築物用制振装置埋込
コンクリート部材を示す正面図、第2図は第1図のA−
A線拡大断面図、第3図は第1図のB−B線拡大断面図
である。第4図ないし第8図はこの考案の実施例におい
て用いられる制振装置を示すものであって、第4図は正
面図、第5図は平面図、第6図は第4図のC−C線断面
図、第7図は第4図のD−D線断面図、第8図は第5図
のE−E線断面図である。第9図および第10図はこの考
案の実施例に係る制振装置埋込コンクリート部材の取付
状態を示す正面図である。 第11図は従来の制振装置埋込コンクリート壁パネルの一
部を示す正面図、第12図は第11図のF−F線拡大断面
図、第13図は第11図のG−G線拡大断面図である。 図において、1は金属製取付板、2は粘弾性材層、3は
突起、4および5はハウジングユニット、6は側板、7
はハウジング、8は空間、9はシール材、10は制振装
置、11は建築物用コンクリート部材、14はボルト、18は
鋼製連結板、19は制振装置埋込コンクリート部材、20は
上部水平部材、21はガセットプレート、22は下部水平部
材、23はガセットプレート、24は上部継手板、25はボル
ト、26は下部継手板、27はボルトである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 E04B 2/56 643 E04B 2/56 643A

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】金属製取付板1の両面に粘弾性材層2の内
    面が固着され、外面に突起3を備えている一対のハウジ
    ングユニット4,5における側板6の内面が、各粘弾性材
    層2の外面に固着され、前記各ハウジングユニット4,5
    における一端部および巾方向の両側にある周縁突出部28
    が相互に接合された状態で、各ハウジングユニット4,5
    がボルト14により締付結合されて、ハウジング7が構成
    され、ハウジング7とその中に収容された取付板1の周
    縁との間に空間8が設けられ、前記ハウジング7の開口
    部にシール材9が嵌合固定され、前記取付板1と粘弾性
    材層2とハウジング7とシール材9とからなる制振装置
    10におけるハウジング7が建築物用コンクリート部材11
    に埋込まれている建築物用制振装置埋込コンクリート部
    材。
JP8943090U 1990-08-29 1990-08-29 建築物用制振装置埋込コンクリート部材 Expired - Lifetime JP2525988Y2 (ja)

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JPH0448365U JPH0448365U (ja) 1992-04-24
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