JPS605075Y2 - 船舶係留用さん橋 - Google Patents

船舶係留用さん橋

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Publication number
JPS605075Y2
JPS605075Y2 JP9542480U JP9542480U JPS605075Y2 JP S605075 Y2 JPS605075 Y2 JP S605075Y2 JP 9542480 U JP9542480 U JP 9542480U JP 9542480 U JP9542480 U JP 9542480U JP S605075 Y2 JPS605075 Y2 JP S605075Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vertical hole
steel pile
bridge
mooring
ship
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Expired
Application number
JP9542480U
Other languages
English (en)
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JPS5722516U (ja
Inventor
宗男 藤本
Original Assignee
出光興産株式会社
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Filing date
Publication date
Application filed by 出光興産株式会社 filed Critical 出光興産株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、水中に立設された鋼杭の上端にわたってコ
ンクリートスラブを張架した船舶係留用さん橋に関する
ものであって、鋼杭とスラブを別体に作り、その間にク
ッション材を介設して船舶の接舷時の衝撃を緩和すると
ともに、スラブの鋼杭挿入孔である縦孔に密閉カバーを
取外し可能に設けて水分や異物の浸入を防止するととも
に、クッション材及び鋼杭の疲労度等を容易に点検でき
るようにしたものであって、この考案の実施例を図面に
ついて説明すると、図面はこの考案のさん橋の鋼杭部分
における断面を示す。
ただし、第4図は1部断面図を示す斜視図を示す。
第1図において1は鋼杭であって直接海底支持層に打ち
込むかあるいは水底に設けた基礎に植立され、上端より
若干下がった位置に環状の受座2が突設されている。
3はさん橋主体を形成するプレキャストコンクリートス
ラブであって、所定位置に縦孔4・・・が配設され、こ
の縦孔4・・・内に各鋼杭1・・・・・・の頭部を収容
させて、各鋼杭1・・・・・・の受座2上に載架取付さ
れている。
この縦孔4・・・・・・内面と鋼管杭1・・・・・・と
の間には液状ゴム等を流し込んでクッション材5が形成
され、また縦孔4・・・・・・の上面を覆って円板状の
密閉カバー6が、その周縁を縦孔4上縁に若干突出して
設けた隆起枠7に載置してボルトナツト8・・・・・・
により締付固定されている。
この考案は上記の構造であって、従来の鋼杭とコンクリ
ートスラブによるさん橋が各鋼杭頂部にわたってコンク
リートを現場打ちして鋼杭とスラブを一体に形成させて
いるのと異なり、スラブはプレキャストコンクリートに
より予め別体に作られ、鋼杭1・・・・・・に載架され
た構造であるから、無理な応力が発生せず、設置工事も
天候や外洋などの設置場所に左右されず、クレーン船で
取りつけることができる利点がある。
更に、この考案においては鋼杭1・・・・・・とプレキ
ャストコンクリートスラブ3の縦孔4・・・・・・との
間にはゴム等のクッション材5が介装されているから従
来の鉄板などのスペーサーに比らべて第1図のように船
舶の接舷時の衝撃を、このクッション材5・・・・・・
及び防舷材9・・・・・・に吸収させることができる。
そして縦孔4・・・・・・上面は、密閉カバー6で各被
蓋されているから荒天時の海水や雨水等の浸入を防止し
て鋼杭1、受座2及び縦孔4部分の腐食の発生を防ぎ、
かつ、この密閉カバー6・・・・・・は取りはずし自在
であるから時々開いて内部の鋼杭1及びクッション材5
の保守点検を行うのに便利である。
第2図に示す実施例においてはクッション材5は、縦孔
4内面と鋼杭1周面にそれぞれ耐候性を有するクロロプ
レンゴム等のブロックをボルトで植えつけたこぶ状の突
起10・・・・・・として形成され、かつ各突起10・
・・・・・は、第3図に明らかなように、その先端が対
向する突起間にとり囲まれるように互い違いに配設きれ
た構造となっている。
この構造により、クッションの吸収幅を増加できるとと
もに多方向からの衝撃を広く受支することができる利点
がある。
このこぶ状突起10は鋼杭1の頭部近傍に配設すると、
点検、補修、工事等を容易に行なえる。
第4図、第5図に示す実施例においては、受座2には錆
などを取り出せる小孔12を設け、鋼杭1の頭部をプレ
キャストコンクリートスラブ3が抜けないように縦孔4
の径より大きくしたフランジ状プレート11を取りつけ
た例である。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案のさん橋の一部を示す断面図、第2図
は同じく第1図の変形例を示す断面図、第3図は第2図
の横断面図である。 第4図、第5図はこの考案の他の例のさん橋の図で、第
4図は一部断面を示す斜視図、第5図は断面図である。 図中符号、1は鋼杭、2は受座、3はプレキャストコン
クリートスラブ、4は縦孔、5はクッション材、6は密
閉カバー、7は隆起枠、8はボルトナツト、9は防舷材
、10は突起、11はフランジ状プレート、12は小孔
を示す。

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. (1)水中に立設した鋼杭1・・・・・・に、所定位置
    に縦孔4・・・・・・を配設し、かつ縦孔4・・・・・
    ・の上縁を若干上方に突出する隆起枠7に形成したプレ
    キャストコンクリートスラブ3をその縦孔4内に上記鋼
    杭1の頭部を嵌スし、縦孔4下縁を鋼杭1周面に突設し
    た受座2に受支させて水面上所要高さに横架するととも
    に、縦孔4内面と鋼杭1周面との間にゴム等のクッショ
    ン材5を介装し、更に縦孔4上面を覆って密閉カバー6
    をその周縁を隆起枠7上縁にそろえて取外し可能に止着
    してなる船舶係留用さん橋。
  2. (2)クッション材5を、縦孔4内面と鋼杭1周面にそ
    れぞれ分散するこぶ状の突起10・・・・・・に形成腰
    これら突起10・・・・・・を先端が対向する突起間に
    囲まれるように互い違いに配設してなる実用新案登録請
    求の範囲第1項の船舶係留用さん橋。
  3. (3) 鋼杭1の頭部を縦孔4の径より大きな径を有
    するフランジ状プレート11とした実用新案登録請求の
    範囲第1項の船舶係留用さん橋。
  4. (4)受座2に鋼杭1にそろって小孔12を設けてなる
    実用新案登録請求の範囲第1項の船舶係留用さん橋。
JP9542480U 1980-07-07 1980-07-07 船舶係留用さん橋 Expired JPS605075Y2 (ja)

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JPS5722516U JPS5722516U (ja) 1982-02-05
JPS605075Y2 true JPS605075Y2 (ja) 1985-02-15

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JPH0415783Y2 (ja) * 1986-05-20 1992-04-09
JP4633584B2 (ja) * 2005-09-09 2011-02-16 株式会社ナイカイアーキット プレキャストコンクリート製桁部材

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JPS5722516U (ja) 1982-02-05

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