JP2926475B2 - ドライ作業函 - Google Patents

ドライ作業函

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JP2926475B2
JP2926475B2 JP8157336A JP15733696A JP2926475B2 JP 2926475 B2 JP2926475 B2 JP 2926475B2 JP 8157336 A JP8157336 A JP 8157336A JP 15733696 A JP15733696 A JP 15733696A JP 2926475 B2 JP2926475 B2 JP 2926475B2
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JP
Japan
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work box
work
box
ballast tank
dry
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進 日野
一 吉岡
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HINO KAIYO KAIHATSU KK
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HINO KAIYO KAIHATSU KK
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
    • Y02A10/00TECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE at coastal zones; at river basins
    • Y02A10/11Hard structures, e.g. dams, dykes or breakwaters

Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】本発明品は水面、及び水中での、
岸壁構造物の構造上重要箇所である岸壁桟橋杭の補修、
補強をする為のドライ作業函に関する。 【従来の技術】従来の水中作業函は複雑な構造で、装置
の着脱に手間がかかる。また密閉で作業が行われていた
為、作業函内の作業員には過大な精神的ストレスがあっ
た。 【手段及び作用】従来の水中作業函の構造を簡単な形に
することで、製作時の費用の削減、製作加工の簡易化と
ともに作業効率の向上につながる。作業函の設置におい
ては作業函のフランジのパッキンを硬質スポンジにする
ことにより少量のボルト締めでありながら気密性も増し
作業効率も上がる。また作業函本体に排水用ホースを取
り付けた事で排水作業が捗る。この作業函はバラストタ
ンクが有り自由に作業函を浮き沈みさせる事で港湾構造
物(岸壁桟橋杭など)の下に潮位に関係なく出来、函内
作業においても函上部は解放の為、作業函内において
も、作業員に精神的なストレスを感じさせることが無
く、快適に作業が行われる。 【実施例】本発明の実施例について、鋼管杭桟橋の鋼管
杭の腐食部の補修及び補強作業をドライ作業函で実施し
た例を図面を参照しながら説明する。第I図はドライ作
業函の基本的な立体図である。左右対象な作業函は1組
で作業は行われる。第1図の詳細は後で説明する、第2
図はドライ作業函の設置完了の図、Aは桟橋、Bは補修
鋼管、C、Dはドライ作業函本体Eは高さ調整用の支持
盤木又は油圧ジャツキ、第3図、第4図は海面上の設置
の過程の図である。第3図で解る様にドライ作業函は少
し斜めの状態で海面に浮いている、ドライ作業函は図の
IIのバラストタンクで浮力をもたしてある。第4図は
フランジを合わせた状態、あとは、高さの調整をして、
図のIIIに空気を入れドライ作業函の固定をする。第
1図の詳細の説明、作業の前に鋼管杭の大きさ(直経、
外周)に合わせ第1図ののスペーサー兼ガイドを鋼管
杭の大きさに合わせセットする、セットの方法は図のA
部詳細図で説明、ドライ作業函の底部にガイドとの間
にパッキンをはさみボルトで締める。鋼管杭は様々
な大きさが有り、この作業函はガイドを鋼管杭の大きさ
にあわせて製作することで一つの作業函でほとんど鋼管
杭の補修を行うことが出来る。次に補修鋼板をあらかじ
め、作業函の外壁にレバーブロックなどで固定してお
く。補修鋼板がセットされた作業函をトラッククレーン
で作業函を海上に降ろす。次にドライ作業函を補修鋼管
の所まで移動するその時、作業函の上部にある作業足場
兼ガイドをおろし、移動中の作業はガイドの上、もし
くはデッキでおこなう。ガイド部はエキスパンダメタ
ル、デッキ部はスベリ止めをしてあり、滑りにくい様、
くふうを施し手ある。作業函を桟橋の下に移動するさ
い、潮位の高い場合、作業函設置が困難なことが生じた
ときは、作業函上部のバラストタンクの調整バルブ
▲10▼で調整する、作業函を沈めるときバルブ▲1
0▼を開き海水を入れ浮力の調整する、また、作業函に
浮力をもたすときはバルブより中圧の空気を入れバル
ブ▲10▼より中に入っている海水を排出して浮力をも
たす事ができる。浮力調整が出来た作業函を補修鋼管に
セット、その図が第3図である、作業函は斜めの状態で
海面に浮かんでいる為、補修鋼管をガイドで、はさむ
様にセット、作業函の固定はレバーブロック▲11▼
(反対側にも)2個で行う。これからの設置作業はダイ
バーによって行われる、ダイバーは作業函下部のバラス
トタンク▲12▼にある、バルブ▲13▼を閉める、こ
のバルブは作業函を海上に降ろした時にバラストタンク
の中の空気を排出する為に開けてある、次に下部レバー
ブロック▲14▼締めていきフランジ▲15▼を合わ
す、補修鋼管にフランジ部が当る部分はあらかじめダ
イバーにより1種ケレンが施されている、フランジが合
わさったら、ボルト(I)を仮締めを行う、もし、フラ
ンジを合わせてボルト穴▲16▼が合わない場合がおき
た時、作業函底部の開口部▲16▼から空気を入れ作業
函の高さ調整を行う。次に作業函の位置(高さ)調整、
支持盤木また油圧ジャッキを作業函のデッキ部の上、
第2図のA部桟橋との間に作業函のデッキ部が略最高潮
高面からプラス50cm〜60cmぐらい、この高さが
あれば少々の波、航跡波などで作業函内に海水の侵入を
防ぐ事が出来る、高さが設定出来たら作業函の下部のバ
ラストタンク▲12▼に空気を開口部▲17▼から入れ
作業函を浮かす、作業函は桟橋との間に支持盤木をはさ
み浮力により固定される、次に仮締めのボルトを本締め
する、本締めのトルクはフランジの間のパッキン▲20
▼が少しつぶれる位のトルクでよい、パッキンは硬質ス
ポンジの為、大変馴染みやすいので強く締める必要がな
い、ボルトを締め終えたら作業函内の海水の排出、作業
函外壁に取り付けられたフランジ▲18▼に排水ホース
(4インチ)Gを取り付けする、この排水ホースはあら
かじめ陸上で取り付けてもよい次に作業函内にある排水
バルブを開き、陸上にある排水ポンプHで海水を排出す
る。作業函内の海水が無くなるにつれて水圧によりパッ
キンの気密性が増し漏水も無くなり、浮力も増すのでよ
りいっそうの作業函の固定が浮力で行う事が出来その他
の固定方法を取る必要がいらない、浮力だけで十分であ
る。排水が完了したら排水バルブを締め、上部ガイド
を格納すれば設置作業は完了となる。次に鋼管の補修作
業にはいる。溶接は品質管理上JISの資格を持った溶
接工により行われる。作業に必要な器材、材料は筏によ
り作業函内に搬入する。作業員の作業函の出入り、昇降
はタラップ▲19▼により行われる。この作業函の特徴
は、従来の水中作業函の問題点を解消する為、上部が解
放されている。この為に、器材の搬入、作業員の出入り
の非常に楽に行われ、また、解放感があり中にいる作業
員の精神的ストレスも感じさせず、作業函内の換気の面
も完璧に行われ、作業員の健康面も配慮できる。作業員
はあらかじめ指定されている位置に補修用鋼板をセット
し作業を完了させる。必要によっては、溶接の検査(浸
透探査試験など)を行い、この時点で防食加工をすれば
さらに良い品質管理が行われる。作業函内の作業、片付
けが全て終わり作業函の解体となる。まず、下部バラス
トタンクの空気をバルブ▲13▼で抜く、それと同時に
作業函内に海水が入る、ダイバーによりフランジのボル
トを外す、作業函内の海水が外の海面と同じ位になると
作業函は浮力が無くなる。作業函は第3図の様に海面上
ではなるので、2つに別れやすく次の作業までの時間が
短縮出来る。これで一工程は終わり、あとは同じ工程を
繰り返せばよい。以上の様に一つ一つの作業は簡単で、
しかも作業の分担が専門の分野を担当が出来るので、よ
り良い品質管理が出来るドライ作業函である。 (発明の効果)本発明は、本体を2つに縦割りする事に
より組立て時、解体時における時間のロスを従来のもの
よりも少なくし、ユニットが個々に浮力調整出来る事で
潮位に関係なしに、構造物に着脱可能になり、本体はそ
のままでもスペーサーのみを変える事により様々な鋼管
杭に対応出来ることで、製作時の低コスト化につなが
り、ユニットのフランジパッキンを硬質スポンジにする
事で、パッキン自体に柔軟性をもたし、結合部の防水性
を増した。作業函内の排水を陸上に設置してある排水装
置で行う事により電気的なトラブルの解消にもなってい
る。作業函の固定も浮力による固定なので手間が掛から
なくなった。作業函上部は解放の為に、作業函内の作業
員の精神的なストレスが無くなり快適な作業空間を得る
ことが出来た。
【図面の簡単な説明】 第1図はドライ作業函の要部を示す斜視図、第2図は岸
壁桟橋杭にドライ作業函を設置した完成図、第3図はド
ライ作業函を桟橋杭に移動し作業函が海面に浮いた状態
を示した図、第4図は第3図の状態から作業函を桟橋杭
に仮設置の図である。 A…岸壁桟橋、B…補修鋼管杭、C・D…作業函本体、
E…支持盤木もしくは油圧ジャッキ、F…海面、G…排
水用ホース、H…排水ポンプ、I…締め付け用ボルト・
ナット、I…作業函上部バラストタンク、II…作業函
下部バラストタンク、…スペーサー兼ガイド、…作
業函下部、…パッキン、…ボルト・ナット、作業
函外壁、…作業足場兼ガイド、…デッキ、…作業
函上部バラストタンク、▲10▼…バラストタンク調
整用バルブ、▲11▼…レバーブロック、▲12▼…作
業函下部バラストタンク、▲13▼…バルブ、▲14▼
…レバーブロック、▲15▼…フランジ、▲16▼…ボ
ルト穴、▲17▼…開口部、▲18▼…排水用フランジ
・バルブ、▲19▼…昇降タラップ、▲20▼…硬質ス
ポンジパッキン。

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 本発明品であるドライ作業函は2つに縦割りされた分割
    体で形成されていて完成形はオープンした箱型になり、
    それ自体には浮力を調節する為のバラストタンクが取り
    付けてある。分割部の接合面は従来の物より気密性をも
    たす為、硬質スポンジを採用、作業函は上部のフロート
    兼波避け、中間部の作業エリア、下部のバラストタンク
    から形成されていて、作業函を組み立てた後は、作業函
    の下部に取り付けてある排水用ホースで作業函内の排水
    を行い、作業エリアを確保できる岸壁桟橋杭腐食部の補
    修、及び補強用作業装置。
JP8157336A 1996-05-15 1996-05-15 ドライ作業函 Expired - Lifetime JP2926475B2 (ja)

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