JPH0798500B2 - 自動二輪車の風防装置 - Google Patents
自動二輪車の風防装置Info
- Publication number
- JPH0798500B2 JPH0798500B2 JP60237071A JP23707185A JPH0798500B2 JP H0798500 B2 JPH0798500 B2 JP H0798500B2 JP 60237071 A JP60237071 A JP 60237071A JP 23707185 A JP23707185 A JP 23707185A JP H0798500 B2 JPH0798500 B2 JP H0798500B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- screen
- fairing
- rectifying
- rectifying member
- front surface
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
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- Automatic Cycles, And Cycles In General (AREA)
- Rear-View Mirror Devices That Are Mounted On The Exterior Of The Vehicle (AREA)
- Window Of Vehicle (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、車体の前面を覆うフェアリングと、このフ
ェアリングの上方に位置するスクリーンと、前記スクリ
ーンの下方位置に、気流をスクリーン表面から離れる方
向に導く整流部材とを備えた自動二輪車の風防装置に関
するものであり、当該風防装置の外観を向上させること
ができるとともに、高速走行時においても塵埃等の付着
によるスクリーンの汚損を効果的に防止できるものであ
る。
ェアリングの上方に位置するスクリーンと、前記スクリ
ーンの下方位置に、気流をスクリーン表面から離れる方
向に導く整流部材とを備えた自動二輪車の風防装置に関
するものであり、当該風防装置の外観を向上させること
ができるとともに、高速走行時においても塵埃等の付着
によるスクリーンの汚損を効果的に防止できるものであ
る。
自動二輪車の風防装置としては車体の前側を覆うカウリ
ング(フェアリング)と、このカウリングの上端にスク
リーンの下端を固定すると共に、走行風がスクリーンに
衝突することによって虫、塵埃等がスクリーンに付着し
てこれを汚損すること防止するために、カウリングとス
クリーンとの繋ぎ部に断面V形の整流板を重ね合わせて
これら3者を直接固着した風防装置がある。
ング(フェアリング)と、このカウリングの上端にスク
リーンの下端を固定すると共に、走行風がスクリーンに
衝突することによって虫、塵埃等がスクリーンに付着し
てこれを汚損すること防止するために、カウリングとス
クリーンとの繋ぎ部に断面V形の整流板を重ね合わせて
これら3者を直接固着した風防装置がある。
このものは、高速走行時、走行風がスクリーンに衝突
し、虫、塵埃等をスクリーンに付着させて、これを汚損
するという問題があり、また、スクリーンとフェアリン
グとの繋ぎ目が露出するので外観が劣るという問題があ
る。
し、虫、塵埃等をスクリーンに付着させて、これを汚損
するという問題があり、また、スクリーンとフェアリン
グとの繋ぎ目が露出するので外観が劣るという問題があ
る。
本発明は、上記従来技術について、その外観を向上させ
るとともに、風防装置に空気流に対する整流機能を持た
せて、高速走行時においても虫、塵埃等の付着によるス
クリーンの汚損を確実に防止できるように、風防装置の
機構を工夫することをその課題とするものである。
るとともに、風防装置に空気流に対する整流機能を持た
せて、高速走行時においても虫、塵埃等の付着によるス
クリーンの汚損を確実に防止できるように、風防装置の
機構を工夫することをその課題とするものである。
上記課題解決のために溝じた手段は、車体の前面を覆う
フェアリングと、このフェアリングの上方に位置するス
クリーンと、前記スクリーンの下方位置に、気流をスク
リーン表面から離れる方向に導く整流部材とを備えた従
来の自動二輪車の風防装置を前提とし、次の要素(イ)
〜(ニ)によって構成されるものである。
フェアリングと、このフェアリングの上方に位置するス
クリーンと、前記スクリーンの下方位置に、気流をスク
リーン表面から離れる方向に導く整流部材とを備えた従
来の自動二輪車の風防装置を前提とし、次の要素(イ)
〜(ニ)によって構成されるものである。
(イ)フェアリング上端の全周とスクリーン下端の全周
の前面を覆う断面コ字状の整流部材を、その中央部から
上方へ、しかも両側へ広がるように所定角度傾斜して延
びるU字形状にすること、 (ロ)整流部材の中央部上部前面を前方に反り返った整
流部材としたこと、 (ハ)整流部材の上端部と下端部とに設けたモール部材
によって整流部材とフェアリングとの間、及び整流部材
とスクリーンとの間をシールしたこと、 (ニ)整流部材の中央部内側に突出する取付ボスと、整
流部材の左右両端部との車体にボルト等にて固定した取
付パイプに取り付けたこと。
の前面を覆う断面コ字状の整流部材を、その中央部から
上方へ、しかも両側へ広がるように所定角度傾斜して延
びるU字形状にすること、 (ロ)整流部材の中央部上部前面を前方に反り返った整
流部材としたこと、 (ハ)整流部材の上端部と下端部とに設けたモール部材
によって整流部材とフェアリングとの間、及び整流部材
とスクリーンとの間をシールしたこと、 (ニ)整流部材の中央部内側に突出する取付ボスと、整
流部材の左右両端部との車体にボルト等にて固定した取
付パイプに取り付けたこと。
整流部材によって、フェアリングの上端とスクリーンの
下端とをその全周にわたってその前面を覆っており、整
流部材はその前部と左右両端部とをブラケットを介して
車体にボルト等にて固定した取付パイプに固定している
ので、整流部材はスクリーンに対して独立して取り付け
られている。したがって、整流部材とな無関係にスクリ
ーンの上下方向の取り付け位置を調整することができ
る。
下端とをその全周にわたってその前面を覆っており、整
流部材はその前部と左右両端部とをブラケットを介して
車体にボルト等にて固定した取付パイプに固定している
ので、整流部材はスクリーンに対して独立して取り付け
られている。したがって、整流部材とな無関係にスクリ
ーンの上下方向の取り付け位置を調整することができ
る。
また、スクリーン下端とフェアリング上端の前面を整流
部材によって覆っているので、フェアリングとスクリー
ンとの繋ぎ部における空気流の乱れを小さくすることが
でき、その分だけ、空気抵抗を軽減し、また上記空気流
の乱れによるスクリーンの振動を抑制することができ
る。また、スクリーン下端とフェアリング上端の前面を
整流部材によって覆っていることによってフェアリング
とスクリーンとの繋ぎ目を覆い隠すことができ、フェア
リングとスクリーンとの繋ぎ目周りの外観を向上させ、
さらにモール部材によって整流部材とスクリーンと前面
との間、及び整流部材とフェアリングの前面との間がシ
ールされるので、これらの間隔から雨水が侵入すること
はない。
部材によって覆っているので、フェアリングとスクリー
ンとの繋ぎ部における空気流の乱れを小さくすることが
でき、その分だけ、空気抵抗を軽減し、また上記空気流
の乱れによるスクリーンの振動を抑制することができ
る。また、スクリーン下端とフェアリング上端の前面を
整流部材によって覆っていることによってフェアリング
とスクリーンとの繋ぎ目を覆い隠すことができ、フェア
リングとスクリーンとの繋ぎ目周りの外観を向上させ、
さらにモール部材によって整流部材とスクリーンと前面
との間、及び整流部材とフェアリングの前面との間がシ
ールされるので、これらの間隔から雨水が侵入すること
はない。
さらに、整流部材の中央上端部前面を前方に反り返らせ
て整流部を形成しているので、整流部材の中央前面に沿
って流れる空気流が上記整流部によって上方に吹き上げ
られ、スクリーンの前方に一種のエアカーテンを形成す
る。したがって、スクリーンに向かって流れる水平空気
流が上記エアカーテンの空気流と干渉して斜め上方に向
けられ、斜め後方に傾斜したスクリーンの前方を斜め上
方に流れることになる。したがって、塵埃を含んだ空気
流がスクリーンに衝突することが避けられ、塵埃等がス
クリーンに衝突して付着することが防止される。
て整流部を形成しているので、整流部材の中央前面に沿
って流れる空気流が上記整流部によって上方に吹き上げ
られ、スクリーンの前方に一種のエアカーテンを形成す
る。したがって、スクリーンに向かって流れる水平空気
流が上記エアカーテンの空気流と干渉して斜め上方に向
けられ、斜め後方に傾斜したスクリーンの前方を斜め上
方に流れることになる。したがって、塵埃を含んだ空気
流がスクリーンに衝突することが避けられ、塵埃等がス
クリーンに衝突して付着することが防止される。
そして、整流部材をフェアリングおよびスクリーンに対
して別個独立に車体にボルト等にて固定した取付パイプ
に取り付けたものであるから、上記整流部とスクリーン
との前後方向間隔を十分に取ることができ、高速走行
時、つまり水平空気流が最も強い状態でも走行風がスク
リーンに衝突することを確実に防止することができる。
して別個独立に車体にボルト等にて固定した取付パイプ
に取り付けたものであるから、上記整流部とスクリーン
との前後方向間隔を十分に取ることができ、高速走行
時、つまり水平空気流が最も強い状態でも走行風がスク
リーンに衝突することを確実に防止することができる。
また、空気流が整流部によってその流れの方向を上方に
変更されるのであるから、この整流部に作用する空気抵
抗は大きく、したがって空気抵抗の変動(対向車の風圧
変動、風の風速の変動等による風圧変動)によって整流
部が振動することは避けられないが、整流部材がスクリ
ーンとは別個独立に取付パイプに取り付けたことによっ
てその支持力が強く、その振動自体を抑制することがで
き、またその振動がスクリーンに伝えられることによっ
てスクリーンの振動を助長することが防止される。さら
に、整流部材の断面形状をコ字状としたので剛性が増大
し、また、整流部材をこのコ字状部の両端で支えるので
風圧により振動し破損することもなく耐久性も向上す
る。
変更されるのであるから、この整流部に作用する空気抵
抗は大きく、したがって空気抵抗の変動(対向車の風圧
変動、風の風速の変動等による風圧変動)によって整流
部が振動することは避けられないが、整流部材がスクリ
ーンとは別個独立に取付パイプに取り付けたことによっ
てその支持力が強く、その振動自体を抑制することがで
き、またその振動がスクリーンに伝えられることによっ
てスクリーンの振動を助長することが防止される。さら
に、整流部材の断面形状をコ字状としたので剛性が増大
し、また、整流部材をこのコ字状部の両端で支えるので
風圧により振動し破損することもなく耐久性も向上す
る。
次いで、図面を参照しつつ実施例を説明する。
この実施例におけるフェアリング4、スクリーン5の形
状、構造およびその配置は従来公知のものである。すな
わち、フェアリングおよびスクリーンの平面形状はU形
になっており、スクリーン5はフェアリング4に対して
その上下方向位置を調節自在に取り付けられている。
状、構造およびその配置は従来公知のものである。すな
わち、フェアリングおよびスクリーンの平面形状はU形
になっており、スクリーン5はフェアリング4に対して
その上下方向位置を調節自在に取り付けられている。
スクリーン5の下端とフェアリング4の上端全周前面を
覆うように整流部材6を配置している。
覆うように整流部材6を配置している。
フェアリング4、スクリーン5および整流部材6の取付
構造は第2図〜第5図に示すとおりである。
構造は第2図〜第5図に示すとおりである。
フェアリング4は車体に取り付けられ、ヘッドライト7
を覆っている。ヘッドライト7はバルブ部8を有し、内
側ケース9の上部取付部9aは取付パイプ10の上側パイプ
10aのブラケット11に弾性部材12を介して支持され、下
部取付部9bは弾性部材13を介して車体に支持されてい
る。前記取付パイプ10は車体にボルト等によって固定さ
れている。
を覆っている。ヘッドライト7はバルブ部8を有し、内
側ケース9の上部取付部9aは取付パイプ10の上側パイプ
10aのブラケット11に弾性部材12を介して支持され、下
部取付部9bは弾性部材13を介して車体に支持されてい
る。前記取付パイプ10は車体にボルト等によって固定さ
れている。
ヘッドライト7のレンズ14は内側ケース9に嵌合されて
いる。
いる。
前記整流部材6は断面コ字状で、第4図および第5図に
示す形状を有し、その整流部材6は中央部6bから上方
へ、かつ両側に広がって所定角度傾斜して後方に延びる
平面形状がU形をしており、上記整流部材6の両端部6a
に取付孔6cが設けられている。
示す形状を有し、その整流部材6は中央部6bから上方
へ、かつ両側に広がって所定角度傾斜して後方に延びる
平面形状がU形をしており、上記整流部材6の両端部6a
に取付孔6cが設けられている。
中央部6bの外側にはフェアリング4の傾斜とほぼ同じ角
度で傾斜し、さらにその上方に前方に反り返った整流部
6dが形成されている。また中央部6bの内側に2個の取付
ボス6eが突設されている。
度で傾斜し、さらにその上方に前方に反り返った整流部
6dが形成されている。また中央部6bの内側に2個の取付
ボス6eが突設されている。
この整流部材6の下端部6fにモール部材6jを設けてフェ
アリング4の外面に当接させて、整流部材の下端部6fと
フェアリング4との間から雨水が侵入することを防止
し、また上端部6gの後端にモール部材6kを設けてスクリ
ーン5の外面に当接させて上端部6gの後端とスクリーン
5との間から雨水が侵入することを防止している。
アリング4の外面に当接させて、整流部材の下端部6fと
フェアリング4との間から雨水が侵入することを防止
し、また上端部6gの後端にモール部材6kを設けてスクリ
ーン5の外面に当接させて上端部6gの後端とスクリーン
5との間から雨水が侵入することを防止している。
取付パイプ10の上側パイプ10aに固定された左右2つの
ブラケット18の弾性部材17の孔に、整流部材6の2つの
ボス6eがそれぞれ挿入され、また整流部材6の両端部6a
は、その取付孔6cに挿通されたビス16により上側パイプ
10aに固定されたブラケット15に締め付けて固定されて
いる。これによって、整流部材はしっかりと取付パイプ
10に固定される。
ブラケット18の弾性部材17の孔に、整流部材6の2つの
ボス6eがそれぞれ挿入され、また整流部材6の両端部6a
は、その取付孔6cに挿通されたビス16により上側パイプ
10aに固定されたブラケット15に締め付けて固定されて
いる。これによって、整流部材はしっかりと取付パイプ
10に固定される。
走行風はフェアリング4およびスクリーンによって左右
に案内され、またフェアリングおよびスクリーンの前面
に沿って上方斜め後方に流れて、搭乗者の左右両側およ
び搭乗者の上方を後方に流れるので、搭乗者は風圧や吹
き付ける雨から守られる。これはフェアリングとスクリ
ーンの一般的作用であるが、フェアリングの前面に沿っ
て上方斜め後方に流れる走行風は整流部材6の前面に沿
ってさらに上方斜め後方に流れ、前方に反り返った整流
部6dによって流れの方向を上方に変更され、整流部6dか
ら上方に吹き上げられる。この上方に吹き上げられる空
気流によってスクリーン5の前方に一種のエアカーテン
が形成され、これによって、前方からスクリーンに向か
って後方に流れる空気流を上方に押し上げる。したがっ
て、前方からスクリーンに向かって後方に流れる空気流
がスクリーンの前面に衝突することが回避され、雨、
虫、塵埃等がスクリーン5に衝突して付着することが防
止される。
に案内され、またフェアリングおよびスクリーンの前面
に沿って上方斜め後方に流れて、搭乗者の左右両側およ
び搭乗者の上方を後方に流れるので、搭乗者は風圧や吹
き付ける雨から守られる。これはフェアリングとスクリ
ーンの一般的作用であるが、フェアリングの前面に沿っ
て上方斜め後方に流れる走行風は整流部材6の前面に沿
ってさらに上方斜め後方に流れ、前方に反り返った整流
部6dによって流れの方向を上方に変更され、整流部6dか
ら上方に吹き上げられる。この上方に吹き上げられる空
気流によってスクリーン5の前方に一種のエアカーテン
が形成され、これによって、前方からスクリーンに向か
って後方に流れる空気流を上方に押し上げる。したがっ
て、前方からスクリーンに向かって後方に流れる空気流
がスクリーンの前面に衝突することが回避され、雨、
虫、塵埃等がスクリーン5に衝突して付着することが防
止される。
整流部材6の上端部6gの長さを選択することによって整
流部6dとスクリーン5との前後方向間隔を十分確保でき
るので、高速走行時の走行風がスクリーンに衝突するこ
とを確実に避けることができる。したがって、高速走行
時にも整流部6dの作用、効果は確実に奏する。また、フ
ェアリング4に対して上下方向に取り付け高さを調節自
在に取り付けられているスクリーン5の下端とフェアリ
ング4の上端との繋ぎ部を整流部材6によって覆ってい
るので、この繋ぎ部における空気流の乱れを抑制し、こ
の乱流によるスクリーン4の振動を抑制することができ
る。
流部6dとスクリーン5との前後方向間隔を十分確保でき
るので、高速走行時の走行風がスクリーンに衝突するこ
とを確実に避けることができる。したがって、高速走行
時にも整流部6dの作用、効果は確実に奏する。また、フ
ェアリング4に対して上下方向に取り付け高さを調節自
在に取り付けられているスクリーン5の下端とフェアリ
ング4の上端との繋ぎ部を整流部材6によって覆ってい
るので、この繋ぎ部における空気流の乱れを抑制し、こ
の乱流によるスクリーン4の振動を抑制することができ
る。
また整流部6dがあることによって整流部材6に一層大き
な風圧が掛り、これを振動させる傾向があるが、整流部
材は前方の二つのボス6eと左右両後端の取付ビス16とに
よってしっかりと上側パイプ10aに固定され、スクリー
ン5、フェアリング4とは別個独立に取り付けられ、ま
た、整流部材の断面形状をコ字状としたことにより剛性
が増大し、さらに、整流部材をそのコ字状部の両端で支
えるので、整流部材の振動を可及的に抑制することがで
き、その振動がフェアリング、スクリーンに伝達される
ことはない。それゆえ、風圧によるスクリーンの振動を
極めて小さくすることができる。なお、符号1は前輪、
2は後輪、3は内燃機関である。
な風圧が掛り、これを振動させる傾向があるが、整流部
材は前方の二つのボス6eと左右両後端の取付ビス16とに
よってしっかりと上側パイプ10aに固定され、スクリー
ン5、フェアリング4とは別個独立に取り付けられ、ま
た、整流部材の断面形状をコ字状としたことにより剛性
が増大し、さらに、整流部材をそのコ字状部の両端で支
えるので、整流部材の振動を可及的に抑制することがで
き、その振動がフェアリング、スクリーンに伝達される
ことはない。それゆえ、風圧によるスクリーンの振動を
極めて小さくすることができる。なお、符号1は前輪、
2は後輪、3は内燃機関である。
本発明は、車体の前面を覆うフェアリングと、このフェ
アリングの上方に位置するスクリーンと、前記スクリー
ンの下方位置に、気流をスクリーン表面から離れる方向
に導く整流部材とを備えた自動二輪車の風防装置につい
て、整流部材の整流部の整流作用によって、走行風がス
クリーンに衝突することを避け、これによって雨、虫、
塵埃等がスクリーンに衝突して付着することを防止する
ことができ、整流部材の上端部によって整流部とスクリ
ーンとの間の前後方向間隔を十分確保できるので、高速
走行時の強風下においても、上記の作用、効果を確実に
奏することができる。
アリングの上方に位置するスクリーンと、前記スクリー
ンの下方位置に、気流をスクリーン表面から離れる方向
に導く整流部材とを備えた自動二輪車の風防装置につい
て、整流部材の整流部の整流作用によって、走行風がス
クリーンに衝突することを避け、これによって雨、虫、
塵埃等がスクリーンに衝突して付着することを防止する
ことができ、整流部材の上端部によって整流部とスクリ
ーンとの間の前後方向間隔を十分確保できるので、高速
走行時の強風下においても、上記の作用、効果を確実に
奏することができる。
また、フェアリングとスクリーンとの繋ぎ部における空
気流の乱れを小さくし、この空気流の乱れによるスクリ
ーンの振動を可及的に抑制することができ、またフェア
リングとスクリーンとの繋ぎ部を整流部材によって完全
に覆い隠すのでフェアリングとスクリーンとの繋ぎ部周
りの外観が向上する。
気流の乱れを小さくし、この空気流の乱れによるスクリ
ーンの振動を可及的に抑制することができ、またフェア
リングとスクリーンとの繋ぎ部を整流部材によって完全
に覆い隠すのでフェアリングとスクリーンとの繋ぎ部周
りの外観が向上する。
さらに、整流部材をスクリーン、フェアリングに対して
別個独立に車体にボルト等にて固定した取付パイプに固
定したので、その支持力が強く、また、整流部材の断面
形状をコ字状としたことにより剛性が増大し、さらにま
た、整流部材をそのコ字状部の両端で支えるので、整流
部材の振動が極力抑制され、その振動がスクリーンに伝
わることはない。
別個独立に車体にボルト等にて固定した取付パイプに固
定したので、その支持力が強く、また、整流部材の断面
形状をコ字状としたことにより剛性が増大し、さらにま
た、整流部材をそのコ字状部の両端で支えるので、整流
部材の振動が極力抑制され、その振動がスクリーンに伝
わることはない。
さらに、整流部材とフェアリングおよびスクリーンとの
間にモール部材を介在させたことによって、整流部材と
フェアリングおよびスクリーンとの間隙から雨水が侵入
することを確実に防止することができる。
間にモール部材を介在させたことによって、整流部材と
フェアリングおよびスクリーンとの間隙から雨水が侵入
することを確実に防止することができる。
第1図は本発明を適用した自動二輪車の側面図、第2図
はヘッドライトと整流部材の取り付け状態を示す第1図
の部分断面図、第3図は整流部材の実施例の断面図、第
4図は第3図の整流部材の側面図、第5図は第3図の整
流部材の平面図である。 4……フェアリング、5……スクリーン、6……整流部
材、6a……両端部、6b……中央部、6c……取付孔、6d…
…整流部、6e……取付ボス、6f……下端部、6g……上端
部、6j、6g……モール部材、7……ヘッドライト、8…
…バルブ部、9……内側ケース、9a……上部取付部、9b
……下部取付部、10……取付パイプ、10a……上側パイ
プ、11、15、18……ブラケット、12、13、17……弾性部
材、14……レンズ、16……ビス
はヘッドライトと整流部材の取り付け状態を示す第1図
の部分断面図、第3図は整流部材の実施例の断面図、第
4図は第3図の整流部材の側面図、第5図は第3図の整
流部材の平面図である。 4……フェアリング、5……スクリーン、6……整流部
材、6a……両端部、6b……中央部、6c……取付孔、6d…
…整流部、6e……取付ボス、6f……下端部、6g……上端
部、6j、6g……モール部材、7……ヘッドライト、8…
…バルブ部、9……内側ケース、9a……上部取付部、9b
……下部取付部、10……取付パイプ、10a……上側パイ
プ、11、15、18……ブラケット、12、13、17……弾性部
材、14……レンズ、16……ビス
Claims (1)
- 【請求項1】車体の前面を覆うフェアリングと、このフ
ェアリングの上方に位置するスクリーンと、前記スクリ
ーンの下方位置に、気流をスクリーン表面から離れる方
向に導く整流部材とを備えた自動二輪車の風防装置にお
いて、 フェアリング上端の全周とスクリーン下端の全周の前面
を覆う断面コ字状の整流部材を、その中央部から上方
へ、しかも両側へ広がるように所定角度傾斜して延びる
U字形状にすると共に、 整流部材の中央部上部前面を前方に反り返った整流部と
し、 整流部材の上端部と下端部とに設けたモール部材によっ
て整流部材とフェアリングとの間、及び整流部とスクリ
ーンとの間をシールし、 整流部材の中央部内側に突出する取付ボスと、整流部材
の左右両端部とを車体にボルト等にて固定した取付パイ
プに取り付けた自動二輪車の風防装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60237071A JPH0798500B2 (ja) | 1985-10-23 | 1985-10-23 | 自動二輪車の風防装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60237071A JPH0798500B2 (ja) | 1985-10-23 | 1985-10-23 | 自動二輪車の風防装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6296183A JPS6296183A (ja) | 1987-05-02 |
JPH0798500B2 true JPH0798500B2 (ja) | 1995-10-25 |
Family
ID=17009984
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP60237071A Expired - Fee Related JPH0798500B2 (ja) | 1985-10-23 | 1985-10-23 | 自動二輪車の風防装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0798500B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5086139B2 (ja) * | 2008-03-11 | 2012-11-28 | 本田技研工業株式会社 | 自動二輪車のスクリーン装置 |
JP5492717B2 (ja) * | 2010-09-16 | 2014-05-14 | 川崎重工業株式会社 | 自動二輪車のウィンドスクリーン |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5924685U (ja) * | 1982-08-10 | 1984-02-15 | スズキ株式会社 | オ−トバイのフロントスクリ−ン |
-
1985
- 1985-10-23 JP JP60237071A patent/JPH0798500B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6296183A (ja) | 1987-05-02 |
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