JPH0798120B2 - スチームアイロン - Google Patents

スチームアイロン

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JPH0798120B2
JPH0798120B2 JP3102807A JP10280791A JPH0798120B2 JP H0798120 B2 JPH0798120 B2 JP H0798120B2 JP 3102807 A JP3102807 A JP 3102807A JP 10280791 A JP10280791 A JP 10280791A JP H0798120 B2 JPH0798120 B2 JP H0798120B2
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temperature
tank
steam
valve body
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JP3102807A
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喜代志 中尾
芳人 執行
青戸  一義
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Sanyo Electric Co Ltd
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Tottori Sanyo Electric Co Ltd
Sanyo Electric Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はスチームアイロンに関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来のスチームアイロンは、例えば実開
昭62−104798号公報に示されているように、タ
ンク内にノズル開閉用の開閉装置を備え、その操作部を
タンクの上面に設けている。ところが、スチーム発生の
操作を行うべく操作部を押し下げると、タンクの上面に
大きな力が加わり、タンクにガタツキが生じ、タンクと
気化室の接続部分がずれて水漏れが生じたり、タンクが
外れたりするなど、操作性が悪くなるという問題があ
る。また、前記操作部の配置によりタンク上面が広くな
り、アイロン先端部分の視認性が悪くなるという問題も
ある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記の問題点
を解決し、スチーム発生時の操作性を向上するスチーム
アイロンを提供するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は上述の課題を解
決するために、気化室を有するベースと、ベースの上方
に設けられた基台と、基台に近接してベースの上方に設
けられた着脱自在のタンクと、タンクに設けられた常閉
弁装置と、基台に各々設けられた切替釦および開閉装置
と、気化室の上部に設けられた導水孔とを備え、常閉弁
装置はタンクの底部に設けられかつ導水孔と連通するノ
ズルと、ノズルの上方から常には押下げる弁体と、弁体
と離れて位置しかつ弁体と連結され上下動自在に設けら
れた摺動杆とから構成され、開閉装置は切替釦に連結さ
れた可動板と、可動板に設けられかつ摺動杆の下方に位
置する押圧子とから構成され、切替釦の手動操作によ
り、可動板を介して押圧子が摺動杆を押上げ、弁体を押
上げる様に構成するものである。
【0005】
【作用】本発明は上記の構成により、スチーム発生のた
めの操作を基台側で行ってタンクに加わる力を軽減し、
タンクのガタツキを押さえる。また、タンク上面の面積
を小さく設定してアイロン掛け時の視認性を向上させ
る。
【0006】
【実施例】本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
図1から図5について説明する。(1)はアイロン本体
で、以下の部材により構成する。まず、(2)はヒータ
(3)を埋設し上面に蒸気室(4)と該蒸気室に連通した気
化室(5)と前記蒸気室(4)に連通したスチーム孔(6)と
を有するベース、(7)は前記ベース(2)の上面に配設し
常温では下方に湾曲しておりベース温度がスチーム発生
に適した温度に達すると上方に反転するバイメタル、
(8)は前記蒸気室(4)と気化室(5)を覆ってベース(2)
の上面に螺合固定したベース蓋、(9)は該ベース蓋の上
面に固定し上方に折曲した支承片(10)と下方に折曲した
枢支片(11)を有する支持板、(12)は一端を前記バイメタ
ル(7)の上面に当接させ他端を上方に垂設して略中間部
を前記枢支片(11)に枢支したL形の伝達アーム、(13)は
該伝達アームと支持板(9)間に介装した第1スプリング
で、前記伝達アーム(12)の先端を常時バイメタル(7)の
上面に当接させて他端を図1の左側方向に附勢してい
る。
【0007】(14)は前記ベース蓋(8)と支持板(9)間に
挟持して設けられ上部に導水孔(15)を設けた導水路を構
成する筒状パッキングで、導水孔(15)はベース蓋(8)の
小孔(16)と連通し該小孔は気化室(5)に連通している。
(17)は前記ベース蓋(8)、支持金具(9)の上方に固定し
た耐熱性の断熱カバーで、前記筒状パッキング(14)の上
部を露呈し、且前記伝達アーム(12)の他端を貫通させて
いる。(18)は前記断熱カバー(17)の上部に固定した基
台、(19)は一端に押圧子(20)を設け他端をU形に折曲し
て略中央部を前記支承片(10)に枢支した可動板で、第2
スプリング(21)により一端の前記押圧子(20)側が下がり
他端側が上がるように附勢している。
【0008】(22)は前記基台(18)の上部に固定して握り
部(23)を構成した上カバー、(24)は前記基台(18)の後部
に固定し下部に後方に延設した突出部(24a)を有する裏
カバ ーで、前記突出部(24a)を最下部の壁面として凹部
(25)を形成している。(26)は 前記握り部(23)内に収納
固定した第1基板で、その先端にモニター手段(27)(以
下ランプと呼ぶ)を取り付け握り部(23)の外面に臨ませ
ている。(28)は前記基台(18)の後部と裏板(24)との間に
収納固定した第2基板で、抵抗、コンデンサー等 の電
気部品(29)を取り付けている。
【0009】(30)は前記基台(18)の上部の最前方に上下
動自在に設けたスチーム/ドライの切替釦、(31)は上端
を該切替釦の下部に係合し下端を前記基板(18)の底壁を
挿通して前記可動板(19)の他端に係当した操作杆、(32)
は前記基台(18)内に設けられ前記操作杆(31)の下降状態
を必要に応じてロックするロック機構で、詳図していな
いが第3スプリング(33)と該第3スプリングにより常時
伝達アーム(12)の他端に当接するように附勢されたプッ
シング(34)と鎖錠板(35)と移動板(36)とから構成してお
り、プッシング(34)が図1の右側に移動したとき(バイ
メタルが反転し たとき)に操作杆(31)の下降位置(スチ
ーム状態)を保持する。これら、切替釦(30)〜移動板(3
6)は前記可動板(19)と共に開閉装置を構成する。
【0010】(37)は前記握り部(23)の前側で前記切替釦
(30)とランプ(27)との間にその下部を前記切替釦(30)と
交叉して配設され後述するタンク(46)の取外し釦で、そ
の上面は握り部(23)の上面と略同一面としている。(38)
は前記取外し釦(37)の下部に設けられ該釦を常時上方に
押し上げる第4スプリング、(39)は前記切替釦(30)の一
部に固定したマグネット、(40)は前記握り部(23)内の前
側に設けられ第1基板(26)に接続したリードスイッチ、
前記マグネット(39)とリードスイッチ(40)は切替釦(30)
がスチーム位置(下降位置)かドライ位置(上昇位置)であ
るかの選択位置を出力する位置検出手段(41)を構成して
おり、スチーム位置で前記リードスイッチ(40)がONとな
る。(42)(43)(44)は前記裏板(24)の凹部(25)内に設けた
給電ピンで、前記第1、第2基板(26)、(28)、ヒータ
(3)に接続している。(45)は前記凹部(25)内の奥壁に設
けられ前記ベース(2)の温度に応じた光信号を出力する
発光素子である。
【0011】(46)は前記断熱カバー(17)の前側上面と基
台(18)の前面との間に着脱自在に装着されるタンクで、
注排水口(47)と該注排水口を開閉するスライドカバー(4
8)とを有した前板(49)と、後板(50)と、底板(56)とから
構成している。底板(56)にはノズル(51)と、このノズル
(51)を開閉する弁体とで構成される常閉弁装置(55)を有
している。前記弁体は、弁(52)と、一端をこの弁(52)に
固定し他端を底板(56)に固定した前記弁(52)を下方に附
勢する板バネ(53)と、該板バネの下部にパッキング(5
4’)を介して上下動自在に設けた摺動杆(54)とで構成さ
れる。(57)は前記ベース(2)の上部に固定したサーミス
タ、(58)は温度ヒューズである。
【0012】(59)は前記アイロン本体(1)を載置自在に
設けた載置台で、以下の部材により構成する。(60)は下
ケース、(61)は該下ケースの上部に固定した上ケース
で、前方に向って上昇する載置面(61a)と該載置面と連
設して後方に向って上昇する傾 斜面(61b)によって形成
した∨形の窪み(62)と、前記傾斜面(61b)の上部に設け
た貫通孔(61c)と、前記貫通孔よりも下部であって前記
傾斜面(61b)に穿設した縦長の透孔(61d)と、前記傾斜面
(61b)及び該傾斜面に連設する化粧面(61e)とにより 囲
まれる膨出部(63)とを形成している。(64)は前記化粧面
(61e)に設けた操作部 である。
【0013】(65)は前記膨出部(63)内に軸(66)によって
回動自在に設けたシャッターで、上部にスプリング(図
示せず)によって常時貫通孔(61c)を閉塞するように配設
した 遮へい片(68)と該遮へい片が貫通孔(61c)を閉塞し
た状態で前記透孔(61d)を介して窪み(62)内に突出自在
に設けられ前記遮へい片(68)と一体に設けた垂板状の押
当片(67)とを備えている。前記軸(66)は前記押当片(67)
よりも上方に設けられ、前記シャッター(65)はアイロン
本体(1)の載置台(59)への載置方向(載置面に沿 って前
方から後方への移動方向)と同方向に回動する。(69)(7
0)(71)は前記膨出 部(63)内に設けられその接点(図番な
し)を前記貫通孔(61c)に臨ませた給電板、(72)は前記発
光素子(45)の発光によりONとなり前記ヒータ(3)への通
電を停止す るフォトトランジスタ、(73)は前記操作部
(64)に設けたベース(2)の設定温度を表示する複数個の
表示器(74)…(74)と設定温度を変更する操作スイッチ(7
5)とを備えた制御基板、(76)は電源基板、(77)はコード
リール、(78)は上ケース(61)の上面に固定した縦長のス
タンドである。
【0014】(79)は前記アイロン本体(1)を載置台(59)
に載置した状態でアイロン本体(1)を覆う収納ケースで
ある。
【0015】図6は概略電気回路を示すもので、始めに
載置台(59)側を説明する。(80)はコードリール(77)を介
して交流電源に接続する電源回路、(81)はマイクロコン
ピュータよりなる制御回路、(82)は該制御回路の出力に
より鳴動するブザーで、ベース温度が設定温度に到達後
アイロン本体(1)を離脱した時点で約100秒後に鳴動す
る。(83)、(83)は前記コードリール(77)と給電板(69)、
(70)との間に接続したリレーである。
【0016】つづいて、アイロン本体(1)側を説明す
る。(84)は前記受電ピン(42)、(43)との間に接続した電
源回路、(85)は前記電源回路(84)への給電状態で充電を
行う充電回路、(86)は該充電回路による放電電流の有効
時間を変更する時間切換回路で、前記位置検出手段(41)
の出力に応じて変更されるもので、例えば切替釦(30)が
スチームに切替えられ下降位置にあるときはタンク(46)
からの水の滴下によってベース温度が早く低下すること
を考慮してマグネット(39)によってリードスイッチ(40)
がONとなり放電時間を約30秒間とする。また、切替釦(3
0)がドライに切替えられ上昇位置にあるときはタンク(4
6)からの水の滴下がなくベース温度は緩やかに低下する
ことからマグネット(39)をリードスイッチ(40)より離間
してOFFと し放電時間を約50秒間とする。(87)は前記サ
ーミスタ(57)によって検出したベース温度の温度データ
を出力する温度検出回路、(88)は前記操作スイッチ(75)
による設定温度のデータと温度検出回路(87)の温度デー
タとを比較する制御回路で、ベース温度が設定温度に達
した時点で点灯しアイロン本体(1)の離脱時に前記時間
切換回路(41)により設定された放電時間だけランプ(27)
を点灯させるものである。
【0017】次に動作について述べる。まず使用開始時
にはアイロン本体(1)を図4〜5に示す様に載置台(59)
に載置すると、始めに突出部(24a)がスプリングに抗し
て押 当片(67)を押圧しシャッター(65)を回動させ二点
鎖線位置から実線位置に移動させ遮へい片(68)を貫通孔
(61c)より離して該貫通孔を開口状態とし、その後受電
ピン(42)(43)(44)が貫通孔(61c)を貫通して給電板(69)
(70)(71)に当たり 接続される。この場合の前述一連の
動作はアイロン本体(1)の下方後部を窪み(62)内に収納
することにより一つの動作(載置動作)によって行うこと
ができると共に突出部(24a)と押当片(67)との接触は該
押当片が透孔(61d)内に入いり込むために抵抗なく行わ
れる。
【0018】そして、操作スイッチ(75)を操作して布地
に応じた設定温度(例えば「綿」)を選択すると、制御回
路(81)の出力により設定温度に応じた表示器が点灯する
と共にリレー(83)(83)の夫々が閉成されてヒータ(3)に
通電されベース温度が上昇する。一方、前述のベース温
度の設定によりその設定温度に応じてその設定データを
アイロン本体(1)の制御回路(88)側に入力し、充電回路
(85)はリレー(83)(83)がONとなった時点で充電を開始す
る。
【0019】やがて、ベース温度が設定温度(図7に示
す180℃)に達して温度検出回路(87) の温度データ と制
御回路(88)側の温度設定データとが一致すると、制御回
路(88)の出力によりランプ(27)が点灯し設定温度に達し
たことを報知すると共に制御 回路(88)の出力によって
発光素子(45)が点灯してフォトトランジスタ(72)をONに
し制御回路(81)に入力してリレー(83)、(83)をOFF状態
にする。その 後、再びベース温度が設定温 以下になる
とリレー(83)(83)をON状態にしヒータ(3)に通電 し以
後アイロン本体(1)が載置台(59)に載置されている間こ
の状態を継続する。
【0020】斯して、ベース温度が設定温度に到達する
と、バイメタル(7)が反転して伝達アーム(12)の一端を
押上げ他端を図1の矢印に示す右方向に移動してプッシ
ング(34)が同じ矢印方向に移動するため、移動板(36)が
図面の右方向に移動しロック機構(32)が作用し操作杆(3
1)が下降した場合にはその位置を保持可能状態となる。
【0021】ここで、スチームを発生させるために切替
釦(30)を押下げると、図2に示す様に操作杆(31)が下降
し鎖錠板(35)によってその位置が保持されると共に操作
杆(31)の下端が可動板(19)の他端を押し下げてその一端
を押し上げ押圧子(20)により摺動杆(54)を板バネ(53)に
抗して押し上げて弁(52)をノズル(51)より離す。この結
果、タンク(46)内の水はノズル(51)、導水孔(15)、小孔
(16)を介して気化室( 5)内に流入し気化してスチーム
孔(6)より噴出する。
【0022】一方、前述の切替釦(30)の押下げに伴ない
マグネット(39)がリードスイッチ(40)をONにし時間切換
回路(86)に入力し充電回路(85)による放電時間を約30秒
間に設定し制御回路(88)に入力する。
【0023】ここで、アイロン本体(1)を載置台(59)よ
り離脱すると、受電ピン(44)と給電板(71)との接続及び
受電ピン(42)、(43)と給電板(69)、(70)との接続が断た
れるため載置台(59)側の制御回路(81)はアイロン本体
(1)の離脱時点より内蔵したタイマーが約100秒間のカ
ウントを開始すると共にアイロン本体(1)側の制御回路
(88)は充電回路(85)の放電電流を約30秒間ランプ(27)に
流して、このランプ(27) の点灯期間中はベース温度が
アイロン掛けに適した温度範囲(160〜180℃)に保持され
ていることを使用者に報知する。アイロン本体(1)の離
脱後ベース温度が低下しアイロン掛けに適した温度範囲
以下(160℃以下)に達する頃に制御回路(88) によって放
電電流が遮断されランプ(27)が消灯しベース温度がアイ
ロン掛けに適さない温度まで低下したことを知らせる。
ところが、使用者がこのランプ(27)の消灯状態に気付か
ずに連続してアイロン掛け作業を行った場合にはランプ
(27)の消灯後約70秒後(アイロン本体離脱後約100秒後)
にブザー(82)が鳴動しアイロン本体(1)を載置するよう
に促す。
【0024】さらに、ブザー(82)が鳴動しているにも拘
らず連続してアイロン掛け作業を行うと、ベース温度の
低下をバイメタル(7)が検知して元の状態に復帰し、第
1スプリング(13)によって伝達アーム(12)がプッシング
(34)を押圧し、移動板(36)は図1の様に前方へ移動して
ロック機構(32)のロックが解除される。この結果、操作
杆(31)が第2スプリング(21)のバネ圧によって上昇し、
切替釦(30)がドライ位置に切替わると共にノズル(51)も
弁(52)によって閉じられる。このようにして、タンク(4
6)内の水の気化室(5)内への流入が停止し気化室内及び
蒸気室(4)の内部に水が溢れ外部へ流出するのを防止し
ている。
【0025】前述の動作は、ベース温度が設定温度に到
達後にスチームを出すように切替釦(30)を押し下げた
が、ドライにして使用する場合は、ランプ(27)が点灯後
切替釦(30)を押し下げない状態で報知すると、ベース温
度が設定温度に到達してバイメタル(7)が反転し伝達ア
ーム(12)、プッシング(34)、移動板(36)が移動しても可
動板(19)は図1の状態を保持しノズル(51)が閉じられて
いる。
【0026】そして、アイロン本体(1)を載置台(59)よ
り離脱すると、前述と同様に制御回路(81)が約100秒間
のカウントを開始すると共に制御回路(88)はリードスイ
ッチ(40)がOFFしているために充電回路(85)の放電電流
を約50秒間ランプ(27)に流して、 このランプ(27)の点
灯中はベース温度がアイロン掛けに適した温度範囲にあ
ることを報知する。アイロン本体(1)の離脱時点より
約50秒間が経過するとランプ(27)が消灯しベースがアイ
ロン掛けに適さない温度に低下したことを知らせる。
【0027】そして、切替釦(30)がスチーム、ドライの
何れの位置に選択されていてもベース温度がアイロン掛
けに適さない温度に低下した後にアイロン本体(1)を載
置台(59)に再載置(図7の点P、Q)すると、設定温度の
データと温度検出回路(87)からの温度データが一致しな
いためにヒータ(3)に通電し充電回路(85)を充電して設
定温度に達するとランプ(27)を点灯する。
【0028】ここで、アイロン掛けに適した温度範囲を
保持する期間としては、実験的に次の様に設定してい
る。アイロン掛けに適した温度が最も低い「化せん1」
は図7に示すようにその最適温度幅が(約60〜80℃)であ
り、この「化せん1」に基づいて、切替釦(30)がドライ
位置でアイロン本体(1)を離脱後、設定温度(約80℃)か
ら最低温度(約60 ℃)まで低下する期間を考慮してアイ
ロン本体離脱後のランプ(27)が消灯するまでの時間を約
90秒に設定している。
【0029】
【発明の効果】基台に設けた切替釦を操作する事によ
り、基台に設けた開閉装置の可動板を押下げ、押圧子が
押上がり、常閉弁装置の摺動杆が押上がり弁体が押上が
り、気化室へ水が供給される。この様に操作時に直接タ
ンクに力を加えないので、切替釦を押下げても、タンク
に加わる力が軽減し、タンクのガタツキを抑えることが
できる。その結果、タンクと気化室の位置関係は正確に
維持されるので、タンクのノズルと気化室の導水孔との
間の水漏れが防止できる。そして、操作時に直接に弁体
に力を加えないので、ノズルと弁体との位置関係が影響
される事がないから、ノズルと弁体との間の水漏れが防
止できる。また、基台に設けた切替釦の手動操作によ
り、弁体を押上げてスチームを供給し、又は弁体を押下
げてスチームの供給を停止する事ができる。即ちスチー
ム/ドライの切替えができ、使い勝手が向上する。更
に、切替釦の手動操作により、開閉装置が弁と離れた位
置にある摺動杆を上下させるので、導水孔中には水と弁
とノズルしか存在しない。故に従来の様に、導水孔中に
開閉杆を設けることによる開口面積の変化に伴う滴下量
の不安定性が解消され、一定の滴下量が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すスチームアイロンの側
面断面図(ドライ位置)である。
【図2】同実施例の側面部分断面図(スチーム位置)であ
る。
【図3】同実施例の側面部分断面図である。
【図4】同実施例のアイロン本体を載置台に載置した後
部断面図である。
【図5】同実施例のアイロン本体を載置台に載置した前
部断面図である。
【図6】同実施例の概略電気回路図である。
【図7】同実施例のベース温度の特性図である。
【符号の説明】
2 ベース 4 気化室 14 筒状パッキング(導水路) 18 基台 46 タンク 51 ノズル 55 常閉弁装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 青戸 一義 鳥取県鳥取市南吉方3丁目201番地 鳥取 三洋電機株式会社内 (56)参考文献 実開 昭62−121000(JP,U)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 気化室を有するベースと、該ベースの上
    方に設けられた基台と、該基台に近接して前記ベースの
    上方に設けられた着脱自在のタンクと、該タンクに設け
    られた常閉弁装置と、前記基台に各々設けられた切替釦
    および開閉装置と、前記気化室の上部に設けられた導水
    孔とを備え、前記常閉弁装置は前記タンクの底部に設け
    られかつ前記導水孔と連通するノズルと、該ノズルの上
    方から常には押下げる弁体と、該弁体と離れて位置しか
    つ該弁体と連結され上下動自在に設けられた摺動杆とか
    ら構成され、前記開閉装置は前記切替釦に連結された可
    動板と、該可動板に設けられかつ前記摺動杆の下方に位
    置する押圧子とから構成され、前記切替釦の手動操作に
    より、前記可動板を介して前記押圧子が前記摺動杆を押
    上げ、前記弁体を押上げる様に構成したことを特徴とす
    るスチームアイロン。
JP3102807A 1991-05-08 1991-05-08 スチームアイロン Expired - Lifetime JPH0798120B2 (ja)

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