JP2001096098A - スチームアイロン - Google Patents

スチームアイロン

Info

Publication number
JP2001096098A
JP2001096098A JP27850799A JP27850799A JP2001096098A JP 2001096098 A JP2001096098 A JP 2001096098A JP 27850799 A JP27850799 A JP 27850799A JP 27850799 A JP27850799 A JP 27850799A JP 2001096098 A JP2001096098 A JP 2001096098A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
steam
water
iron
temperature
vaporization chamber
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP27850799A
Other languages
English (en)
Inventor
Tetsuya Imai
哲哉 今井
Yoshito Takai
芳人 高井
Takashi Ishiwatari
隆 石渡
Yukihisa Kobayashi
幸久 小林
Hitoshi Takagi
均 高木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Home Technology Corp
Original Assignee
Toshiba Home Technology Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Home Technology Corp filed Critical Toshiba Home Technology Corp
Priority to JP27850799A priority Critical patent/JP2001096098A/ja
Publication of JP2001096098A publication Critical patent/JP2001096098A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Irons (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 通常のスチーム機能と増量スチーム機能とを
備えたものにおいて、複雑な構造を設けずに操作部を構
成する。また使い勝手を良好にする。 【解決手段】 操作釦65を操作すると、スチーム開閉棒
20によりカセットタンク10から気化室6に水が供給また
は遮断される。また、操作釦65を利用してピストン64を
シリンダ63内で摺動すると、通常よりも多量のスチーム
が一時的に噴出孔7から噴出する。通常のスチームとド
ライとの切換えと、増量スチームの操作が、共通する操
作釦65で兼用して行なえるので、従来よりも簡単な構造
で構成でき、部品点数の削減も図れる。また、これらの
機能を扱う際の操作性すなわち使い勝手が向上する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、衣類のプレス掛け
などのプレス仕上げに使用するスチームアイロンに関す
る。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】一般に、この種のスチ
ームアイロンは、気化室を有するベース上に水タンクと
してのタンクを配置し、このタンク内の水をタンクの底
部に設けたノズル部から気化室に滴下することで、加熱
手段を有するベースの熱で水が順次気化してスチームと
なり、気化室に連通する噴出孔からスチームが発生する
ようになっている。そして、タンクから気化室への水の
供給または停止の切換は、スチーム操作釦を操作するこ
とにより、アイロン本体内の開閉棒にて前記ノズル部を
開閉して行なわれる。
【0003】こうした通常のスチーム機能に加えて、毛
などの布地に対しては、一時的に多量のスチームを供給
可能とすることにより、布地のしわを伸ばすことができ
る。また、綿や麻などの布地に対しては、前記タンクに
収容された水をミスト状態で発生させるミスト機能を利
用して、布地に多量の水分を含ませることによりしわを
伸ばすことができる。その構成は、タンク内に設けたポ
ンプ装置により一時的に多量の水を気化室やアイロン本
体の先端部に設けたノズルに送り込む増量スチーム・ミ
ストとなるもので、前記スチーム操作釦とは別に単独で
操作する増量スチーム釦・ミスト釦がアイロン本体に設
けられる。しかし、アイロン本体の上方前部にはこうし
た釦が数多く並ぶため、操作がしにくく使い勝手が悪い
上に、その構成も複雑になる欠点があった。
【0004】本発明は、このような問題点を解決しよう
とするもので、通常のスチーム機能と増量スチーム機能
とを備えたものにおいて、複雑な構造を設けずに操作部
を構成することができ、しかも使い勝手も良好なスチー
ムアイロンを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明のスチームアイロ
ンによれば、操作釦を操作して、スチーム開閉体により
水タンクから気化室への水の供給を可能にすれば、気化
室にて加熱した水が通常のスチームとして噴出孔から噴
出される。逆にスチーム開閉体により水タンクから気化
室への水の供給を停止すれば、噴出孔からスチームが噴
出しないドライ動作に切換わる。また、これとは別に、
操作釦を利用してポンプ装置を構成するピストンをシリ
ンダ内で摺動すれば、シリンダに取り込んだ水が気化室
に送り出され、通常よりも多量のスチームが一時的に噴
出孔から噴出する増量スチームとなる。そして、このよ
うな通常のスチームとドライとの切換えと、増量スチー
ムの操作が、共通する操作釦で兼用して行なえるので、
従来のように個々の機能に応じて複数の釦を備えていた
ものに比べて、簡単な構造で構成でき、部品点数の削減
も図れる。また単独の操作釦にて各々操作できるので、
これらの機能を扱う際の操作性すなわち使い勝手が向上
する。
【0006】
【発明の実施形態】以下、本発明におけるスチームアイ
ロンの一実施例について、図面を参照しながら説明す
る。先ず、全体の構成を図1〜図8に基づき説明する
と、1はアイロン本体であって、このアイロン本体1は
加熱手段としてヒータ2を埋設したベース3を下部に備
えている。前記ベース3の底面には、固定部材としての
ネジ4により固定された着脱可能なベース裏板5が備え
てある。ベース3の内部には、ヒータ2の近傍に位置し
て蒸気室すなわち気化室6が形成され、この気化室6に
連通する噴出孔7がベース3の下面に設けられる。ま
た、8はベース3の上部に設けられたカバー、9はカバ
ー8の上方に設けたハンドルであり、ハンドル9の前方
には、水タンクに相当する容器たるカセットタンク10が
アイロン本体1に対し着脱可能に設けられる。
【0007】カセットタンク10は例えば合成樹脂で形成
され、上面から見た形状がほぼU字状で、その両側がハ
ンドル9の前端部側から後端部側の両側にかけて跨がる
ように配置されている。11は、カセットタンク10の前上
部に設けられた開閉自在な注水口蓋であり、ここからカ
セットタンク10内に水を収容し、かつ、カセットタンク
10内の不要水を廃棄できるようになっている。また、カ
セットタンク10のロック機構は、ハンドル9の一側面に
やや突出してタンクロック釦12(図8参照)が設けられ
ており、このタンクロック釦12を操作することにより上
下動する昇降体13が、弾性部材たるスプリング14により
常時下方に付勢されている。そして、昇降体13の下部に
突設したロック部15が、カセットタンク10の傾斜する上
面に形成した凹部16に係止する構成になっている。な
お、実施例では、着脱式のカセットタンク10について説
明しているが、上記ロック機構を備えていない固定式の
水タンクであってもよい。
【0008】カセットタンク10の内部には弁装置17が設
けられており、この弁装置17の下部には、気化室6に連
通する導水路たる通水継手18が設けられている。弁装置
17は、支持体19により直立状態にかつ摺動自在に支持さ
れたスチーム開閉体たるスチーム開閉棒20と、支持体19
の凹底面上に設けられたパッキン21と、このパッキン21
を常時支持体19の凹底面側に付勢して密着状態を保持す
る付勢部材としてのスプリング22とを備え、スチーム開
閉棒20の下端部に形成した弾性を有する弁体66は、カセ
ットタンク10の底面に形成した流出孔23の中心部に臨ん
で設けられている。また、通水継手18とベース3との間
には、ベース3からの熱を遮断する遮熱板24が介在して
ある。この遮熱板24の下方には、気化室6の上部開口部
を覆うようにして蓋板25が設けられる。
【0009】図5および図6にも示すように、26は通水
継手18の途中に設けられたノズルであって、このノズル
26を開閉する開閉弁27が、支軸28を中心にして回動自在
に設けられたシーソー体29の一側に装着される。また、
シーソー体29の他端は、スプリング30により常時下方に
付勢される応動体31が取付けられ、前記遮熱板24および
蓋板25に共通して設けられた開口部32よりベース3の凹
部33に向けて下方に突出している。このベース3の凹部
33には、感熱応動体に相当する反転式のバイメタル34が
収容されるとともに、バイメタル34の上面に対向して、
シーソー体29の他端に前記応動体31が取付け固定され
る。また、凹部33の近傍にある気化室6が所定の温度に
達すると、バイメタル34が凹部33の内部で反転し、スプ
リング30の付勢に抗して応動体31を押し上げることによ
り、シーソー体29の一端にある開閉弁27が下方に移動し
て、ノズル31を開くように構成してある。
【0010】前記ハンドル9は、把持部に相当する取手
部35の他に、この取手部35の下方に位置するアイロン本
体1の腹部36と取手部35との間に、手を差し入れるため
の空洞37を形成してある。なお、ここでいう腹部36と
は、カセットタンク10の両側を除く取手部35に対向した
アイロン本体1の平坦状の中央上面部を指すものであっ
て、腹部36はカセットタンク10の両側の上端面よりも低
い位置に形成される。そして、この両側の上端面より腹
部36にかけての空洞37の下面は、手を差し入れやすいよ
うに、手の甲に沿ってなだらかな凹状に形成してある。
【0011】ハンドル9の上部には、操作パネル38が設
けられている。ここには、ベース3の設定温度を変える
ための設定釦39と、複数の発光ダイオードすなわちLE
D40により現在の設定温度を表示する温度表示部41が各
々配設される。
【0012】ハンドル9の内部には、ヒータ2を適宜通
断電することによりベース3を所定温度に制御する温度
制御装置42が設けられる。この温度制御装置42は、具体
的には前記設定釦39のスイッチ部43や前記LED40の他
に、温度設定の切替時や不適温状態を使用者に報知する
報知手段としてのブザー44や、現在の設定温度を記憶保
持し、設定釦39の受付けを可能にする二次電池あるいは
コンデンサなどの蓄電装置45などを、基板46の上面に実
装して構成される。47は基板46の後方に形成された基板
支持部であり、この基板支持部47に支持されて、別の基
板48がアイロン本体1内の後部に設けられている。ま
た、49はアイロン本体1の後部外殻をなす後カバーであ
り、後カバー49の下側に形成した凹部50には、アイロン
本体1に電力を供給する一対の給電端子51が突出した状
態で取付けられている。
【0013】一方、52はアイロン本体1の載置が可能な
載置台であり、これは上面が一方向に傾斜した載置部53
の傾斜下端側に受部54が突設される。受部54には、前記
給電端子51に対応して板バネ状の電源接点55が設けられ
ており、アイロン本体1を載置台52の載置部53に載置す
ると、給電端子51が電源接点55に当接して、コンセント
(図示せず)に接続した電源コード56からアイロン本体
1内に、必要に応じて電源供給が行なわれるようになっ
ている。
【0014】次に、電気的な構成を図12に基づき説明
する。前記温度制御装置42は、具体的には例えばマイク
ロコンピュータなどで構成され、このマイクロコンピュ
ータの記憶装置(図示せず)に記憶されたプログラムの
制御シーケンスに従って、一連の動作を行なうように構
成してある。温度制御装置42の入力側には、前記設定釦
39の他に、ベース3の温度を検知する例えばサーミスタ
などの温度検知手段57と、アイロン本体1が載置台52に
載置されたか否かを判断するアイロン載置検知手段58な
どが各々接続される。また、温度制御装置42の出力側に
は、前記ヒータ2,温度表示部41,ブザー44などが接続
される。温度制御装置42は、アイロン本体1が載置台52
に載置されているか否かに拘らず、前記設定釦39からの
操作信号を受付けて、ベース3の設定温度を例えば低温
を意味する「低」,中程度の温度を意味する「中」,お
よび高温を意味する「高」の三段階に切換え設定する温
度設定手段59と、同じくアイロン本体1が載置台52に載
置されているか否かに拘らず、前記設定釦39からの操作
信号を受付けて、アイロン本体1を切状態に設定する切
状態設定手段60とを備えている。そして、本実施例で
は、設定釦39を1回押動操作する毎に、温度設定手段59
または切状態設定手段60における各設定モードが、
「切」→「低」→「中」→「高」→「切」の順に、一段
ずつ高い温度設定に切換わるようになっている(但し、
高温に設定されている場合は、設定釦39を操作すると切
状態の設定モードになる)。なお、本実施例のように、
ベース3の設定温度を段階的ではなく、連続的に可変設
定できるように温度設定手段59を構成してもよい。この
場合、操作手段は押釦式のものでなく、例えばスライド
式のスイッチなどを用いてもよい。また、ベース3の設
定温度を切換える操作手段と、切状態を指示する操作手
段とを別々に設けてもよい。つまり、アイロン本体1の
離脱中も、操作手段からの操作信号を受付けて、ベース
3の設定温度を切換え設定できるような温度設定手段59
を、温度制御装置42に備えてあればよい。温度設定手段
59または切状態設定手段60により一旦設定された上記設
定モードは、アイロン本体1の離脱中にバックアップ用
の蓄電装置45により所定時間保持記憶されるようになっ
ている。
【0015】温度制御装置42は、アイロン載置検知手段
58によりアイロン本体1が載置台52に載置されているこ
とを検知すると、温度検知手段57で検知されるベース3
の温度が、前記温度設定手段59で設定された設定温度に
一致するように、加熱手段であるヒータ2を通断電制御
する。また、温度制御装置42は、温度表示部41およびブ
ザー44を制御する報知・表示制御手段61を備えており、
アイロン本体1の載置時において、前記温度検知手段57
で検知されるベース3の温度が設定温度付近の適温範囲
にあるときには、この設定温度に対応する温度表示部41
のLED40を点灯状態にし、かつブザー44による報知を
行なう一方、ベース3の温度が前記適温範囲外にあると
きには、設定温度に対応する温度表示部41のLED40を
点滅状態にし、ブザー44による報知は行なわないように
構成してある。
【0016】一方、アイロン本体1が載置台52から離脱
すると、載置台52からアイロン本体1側への電源供給が
遮断されることにより、ヒータ2は断電状態となる。こ
のとき、温度制御装置42は蓄電装置45からの給電により
引き続き動作し、温度検知手段57により検知されるベー
ス3の温度を監視するとともに、設定釦39による操作信
号を受け付ける。そして、このベース3の温度が、温度
設定手段59で設定された設定温度付近の適温範囲よりも
下がったとき、あるいは、設定釦39を操作して、温度設
定手段59における設定温度がそれまでよりも高温に切換
たときに、報知・表示制御手段61がブザー44あるいは温
度表示部41のLED40を利用して、アイロン本体1の載
置台52への載置を促す給電報知または表示を行なうよう
に構成してある。
【0017】ここで、本実施例におけるカセットタンク
10の構造について、図1〜図4を参照しながら詳述す
る。同図において、カセットタンク10の内部には、この
カセットタンク10から気化室6に対し一時的に多量の水
を圧送するためのポンプ装置が設けられる。ポンプ装置
62は、支持体19の後方寄りに形成した円筒状のシリンダ
63と、このシリンダ63内の垂直方向に沿って摺動自在に
設けられたピストン64と、ピストン64を手動で操作する
ための操作釦65とにより概ね構成され、気化室6に連通
する噴出孔7から通常のスチームもしくは増量スチーム
を噴出するようになっている。前記操作釦65は、操作パ
ネル38の上面より突出して押動操作可能に設けられてお
り、カセットタンク10から気化室6に至る通水路中に設
けた弁体66を、操作釦65の操作に応じて開閉する開閉制
御部としての回転子67と、この回転子67の下方にあって
前記スチーム開閉棒20の上部に連結し、操作釦65の押動
位置に応じて、カセットタンク10の内部で上下動する継
手68とを備えている。
【0018】前記回転子67は下面が開口した凹状に形成
され、この凹部にピストン64の上部に形成した棒体80が
挿入し、その上端が当接している。ピストン64の下部に
形成したフランジ部81は、シリンダ63の内周面に密着状
態で当接しており、シリンダ63の底面および内周面と、
ピストン64の下面とにより囲まれた水導入室82内に、ピ
ストン64を上方に付勢するピストン付勢体としてのスプ
リング69が配設される。また、シリンダ63の上面と継手
68との間にも、継手68ひいてはスチーム開閉棒20を上方
に付勢する継手付勢体としてのスプリング70が設けられ
る。回転子67は、操作釦65と連動して操作釦65の押動力
をピストン64に伝達するとともに、操作釦65をその動作
下端にまで押し下げると、カセットタンク10内に形成し
た係合部(図示せず)に係合してロック状態となり、操
作釦65ひいてはピストン64をその位置に保持するように
構成している。このとき、継手68および継手68に連結す
るスチーム開閉棒20はスプリング70の付勢に抗して下方
に移動し、スチーム開閉棒20の下端部にある弁体66が流
出孔23を閉塞して、カセットタンク10から気化室6への
水の供給を遮断する。一方、回転子67がロックした状態
から、操作釦65をさらに下方へ押し込むと、回転子67と
カセットタンク10内の係合部との係合状態は解除され、
シリンダ63内にあるスプリング69の弾性反発力により、
ピストン64ひいては回転子67および操作釦65が押し上げ
られ、元の位置に復帰する。この動作の途中で、スプリ
ング70の弾性反発力も作用して継手68が押し上げられ、
スチーム開閉棒20の下端部にある弁体66が流出孔23を開
放して、カセットタンク10から気化室6への水の供給を
可能にする。このように、操作釦65の押動操作によっ
て、弁体66による流出孔23の開閉すなわちドライとスチ
ームの切換えを行なうように構成している。
【0019】ポンプ装置62の下方には、それぞれ水導入
室82に連通する流入口83と流出口84が形成される。カセ
ットタンク10内の水をシリンダ63内に取り入れる流入口
83内には、スプリング付きの逆止弁71が設けられるとと
もに、シリンダ63から気化室6に水を送り出す流出口84
内にも、別のスプリング付きの逆止弁85が設けられる。
そして、前記回転子67がロック状態とならない範囲内
で、操作釦65を途中まで押し込むと、流入口83内の逆止
弁71が閉じる代わりに、流出口84内の逆止弁85が開い
て、水導入室82内の水が流出口84から気化室6に吐き出
される一方、操作釦65から指を離すと、スプリング69の
弾性反発力が作用して、ピストン64ひいては回転子67お
よび操作釦65が押し上げられ、流出口84内の逆止弁85が
閉じる代わりに、流入口83内の逆止弁71が開いて、カセ
ットタンク10内の水が流入口83を介して水導入室82内に
収容される。このように、回転子67がロック状態となら
ない範囲で操作釦65を操作する間は、ポンプ装置62を利
用して一時的に気化室6に多量の水を送り出すいわゆる
増量スチームを行なうことが可能になる。なお、前記ス
プリング70は、増量スチームと通常のスチーム・ドライ
切換との誤動作をなくすため、スプリング69よりも荷重
を大きく設定してある。
【0020】前記流入口83はカセットタンク10内の水収
容部に直接連通させてもよいが、本実施例ではベース3
の気化能力に応じて、カセットタンク10内に一定量の水
を収容できるサブタンク72を設け、増量スチーム時に必
要とする水を、このサブタンク72から通水路たるパイプ
73にてポンプ装置62に吸上げる構成となっている。これ
は、増量スチームを使用すると同時にベース3の気化能
力が衰え、気化室6で全ての水を気化しきれず、湯滴と
なって噴出口7から噴出することを防止するためのもの
である。この場合、例えばベース3の気化能力が5CC
(ml)ならば、5CCの水を収容できるようにサブタンク
72を形成し、5CC以上の増量スチームを噴出できないよ
うに構成する。なおここでは、アイロン本体1を水平状
態にして使用するだけでなく、ハンガーなどに掛けたス
ーツなどの衣類に対し、アイロン本体1を略垂直にして
ポンプ装置62により衣類に増量スチームを噴射する使い
方もある。
【0021】次に、図13のフローチャートに基づい
て、上記構成のスチームアイロンにおける動作を説明す
る。予め注水口蓋11から水をカセットタンク10内に収容
するとともに、このカセットタンク10をハンドル9の前
部から差し込むと、カセットタンク10の上面がスプリン
グ14に抗してロック部15を押し上げ、最終的に凹部16に
ロック部15が係止することで、カセットタンク10がアイ
ロン本体1の所定位置にセットされる。次いで、図13
のステップS1において、アイロン本体1を載置台52に
載置した状態で、電源コード56を図示しないコンセント
に差し込むと、載置台52の電源接点55からアイロン本体
1内の温度制御装置42および蓄電装置45に電源が供給さ
れる。温度制御装置42においては、初期状態として切状
態設定手段60による切状態の設定モードが先ず設定さ
れ、報知・表示制御手段61によって操作パネル38の
「切」に対応するLED40が点灯する。なお、この切状
態では、安全のためにヒータ2への通電は行なわない。
その後、ステップS2において設定釦39を押動操作する
と、設定モードは「切」から「低」,「中」,「高」の
順に切換わり、これに対応するLED40が点灯する。そ
して、ステップS3にて、「切」以外の温度設定手段59
の設定モードに切換わると、温度制御装置42によりヒー
タ2が通電される。
【0022】温度制御装置42は、次のステップS4にお
いて、アイロン本体1が載置中であるか離脱中であるか
をアイロン載置検知手段58により検知する。アイロン本
体1が引き続き載置台52に載置される状態では、ベース
3が温度設定手段59にて設定した温度に達するまで、ヒ
ータ2によるベース3への加熱が行なわれる。このと
き、温度制御装置42は、ベース3が設定温度に近い適温
範囲内であるか否かを、温度検知手段57からの検知出力
により判断する(ステップS5)。そして、ベース3の
温度が適温範囲を外れているときには、次のステップS
6に移行して、設定温度に対応する温度表示部41のLE
D40を点滅状態にし、ブザー44による報知は行わないよ
うにして、ベース3が不適温状態であることを使用者に
知らせる。一方、前記ステップS5において、ベース3
の温度が適温範囲内にあるときには、ステップS7に移
行して、設定温度に対応する温度表示部41のLED40を
点灯状態にするとともに、ブザー44を一定時間鳴動させ
て、使用者にアイロン掛けが可能なことを報知する。そ
して、温度制御装置42は、アイロン本体1が載置台52に
載置されている限り、ベース3の温度が適温範囲内に維
持されるように、ヒータ2を通断電制御するとともに、
ベース3の温度が適温か不適温であるかに拘らず、前述
のステップS4の手順に戻る。
【0023】その後、ステップS4において、アイロン
掛けのためにアイロン本体1を載置台52から離脱する
と、載置台52からアイロン本体1側への電源供給が遮断
され、ヒータ2は断電状態となる。温度制御装置42は、
蓄電装置45からの給電により引き続き動作するが、次の
ステップS8において、ベース3の温度が適温範囲より
も下がったとき、あるいは、設定釦39を操作することに
より、温度設定手段59における設定温度がそれまでより
も高温に切換ったときに、ブザー44あるいはLED40を
利用して、アイロン本体1の載置台52への載置を促す給
電報知または表示を行なう。そして、その後はステップ
S4の手順に再び戻る。
【0024】アイロン掛けを行なう場合、アイロン本体
1の空洞37から手を差入れた後、ハンドル9の取手部35
を掌で抱えるようにして握る。この際、取手部35の下方
にあるアイロン本体1の腹部36は、アイロン本体1の両
側部に沿って設けたカセットタンク10の両側よりも低い
位置にあり、取手部35と腹部36との間には広い空洞37が
確保されているので、取手部35を握った状態では、手の
甲すなわち手の背面がアイロン本体1の腹部36に当たり
にくくなり、ハンドル9を楽に持つことができるように
なる。また、ベース3の先端部に対する目視を良好にす
るために、カセットタンク10の前端面は、アイロン本体
1の後方側に向けて比較的大きく倒れるように傾斜させ
てあるが、本実施例におけるカセットタンク10の両側
は、充分な水量を収容できるだけの高さを確保してある
ので、従来のような水タンクの容量不足を解消すること
が可能になる。
【0025】一方、図9にも示すように、アイロン掛け
中にドライ動作を行なうには、スプリング69,70の弾性
に抗して、カセットタンク10内の係合部に回転子67が係
合する位置まで、操作パネル38にある操作釦65を押し下
げる。すると、操作釦65の動作下端で回転子67によりロ
ックされ、他の回転子67,継手68およびピストン64など
も操作釦65により押し込まれた位置に保持される。この
操作釦65を押し下げる動作中に、回転子67の下部に継手
68が接して継手68が下方に移動すると、継手68に連結す
るスチーム開閉棒20も下方に移動し、スチーム開閉棒20
の下端部にある弁体66の下端が流出孔23を閉塞するとと
もに、弁体66の外周面が流出孔23より放射状に広がる円
錐面を密着状態で閉塞する。これにより、カセットタン
ク10から弁装置17を経て気化室6に供給する水の通路が
確実に遮断される。また、回転子67により操作釦65がロ
ックされると、カセットタンク10内にあるピストン64も
動かなくなるので、ポンプ装置62による気化室6への水
の供給も遮断される。こうして、カセットタンク10から
気化室6への水の供給が全て遮断され、噴出孔7からは
スチームが噴出しないドライ動作となる。
【0026】一方、ドライ動作から通常のスチーム動作
への切換えを行なうには、再度操作釦65を押し下げて、
回転子67による操作釦65のロック状態を解除する。こう
すると、図10に示すように、シリンダ63内にあるスプ
リング69の弾性反発力が作用して、ピストン64が押し上
げられるとともに、回転子67や操作釦65も同時に押し上
げられる。回転子67によるロック状態の解除と連動し
て、継手68の下方にあるスプリング70が継手68を持ち上
げ、流出孔23を開く方向に弁体66およびスチーム開閉棒
20を操作する。これにより、ポンプ装置62は作動しない
ものの、カセットタンク10から弁装置17を経て気化室6
に供給する水の通路が確保され、ヒータ2により気化室
6で加熱された水が、噴出孔7からスチームとして噴出
する。このときのスチーム量は、弁装置17による水の通
過量で規定された通常のものとなる。
【0027】一方、通常よりも多量のスチームを噴出孔
7から一時的に噴出する増量スチーム動作は、図11に
示すように、回転子67がロック状態とならない範囲内で
操作釦65により、回転子67を介してピストン64をシリン
ダ63内でスプリング69の弾性反発力を利用して摺動自在
に操作することで行なわれる。具体的には、回転子67が
ロック状態とならない範囲内で、操作釦65を途中まで押
し込むと、流入口83内の逆止弁71が閉じるとともに、流
出口84内の逆止弁85が開いて、水導入室82内の水が流出
口84から気化室6に吐き出される。その後、操作釦65か
ら指を離すと、スプリング69の弾性反発力が作用して、
ピストン64ひいては回転子67および操作釦65が押し上げ
られ、流出口84内の逆止弁85が閉じる代わりに、流入口
83内の逆止弁71が開いて、カセットタンク10内の水が流
入口83を介して水導入室82内に収容される。この操作釦
65の操作を繰り返せば、ポンプ装置62を利用して一時的
に気化室6に多量の水を送り出すことができる。
【0028】以上のように、本実施例では、アイロン本
体1と、アイロン本体1の下部に設けられた加熱手段た
るヒータ2を有するベース3と、アイロン本体1に設け
られた水タンクたるカセットタンク10と、カセットタン
ク10からベース3に形成した気化室6への水の供給また
は停止を切換える移動可能なスチーム開閉体としてのス
チーム開閉棒20と、気化室6で加熱した水をスチームと
して噴出する噴出孔7と、気化室6に一時的に多量の水
を送り込むポンプ装置62とからなり、このポンプ装置62
は、シリンダ63と、このシリンダ63内に摺動自在に設け
られ、シリンダ63に取り込んだ水を気化室6に送り出す
ピストン64と、ピストン64を手動操作する操作釦65とを
備え、操作釦65の操作に応じてスチーム開閉棒20の動き
を、カセットタンク10から気化室6への水の供給を可能
または遮断するいずれかの方向に規制し、ドライとスチ
ームの切換えを可能とする継手68を設けている。
【0029】このようにすると、操作釦65を操作して、
スチーム開閉棒20によりカセットタンク10から気化室6
への水の供給を可能にすれば、気化室6にて加熱した水
が通常のスチームとして噴出孔7から噴出され、逆にス
チーム開閉棒20によりカセットタンク10から気化室6へ
の水の供給を停止すれば、噴出孔7からスチームが噴出
しないドライ動作に切換わる。また、これとは別に、操
作釦65を利用してポンプ装置62を構成するピストン64を
シリンダ63内で摺動すれば、シリンダ63に取り込んだ水
が気化室6に送り出され、通常よりも多量のスチームが
一時的に噴出孔7から噴出する増量スチームとなる。そ
して、このような通常のスチームとドライとの切換え
と、増量スチームの操作が、共通する操作釦65で兼用し
て行なえるので、従来のように個々の機能に応じて複数
の釦を備えていたものに比べて、簡単な構造で構成で
き、部品点数の削減も図れる。また単独の操作釦65にて
各々操作できるので、これらの機能を扱う際の操作性す
なわち使い勝手が向上する。すなわち、通常のスチーム
機能と増量スチーム機能とを備えたものにおいて、複雑
な構造を設けずに操作部を構成することができ、しかも
使い勝手も良好になる。
【0030】また、継手68を上方に付勢するスプリング
70の荷重は、ピストン64を上方に付勢するスプリング69
の荷重よりも大きく設定しているので、増量スチーム動
作中に継手68が勝手に動いてドライに切換わる誤操作を
防ぐことができる。この場合、カセットタンク10から弁
装置17を経て気化室6に供給する水の通路が常時確保さ
れており、ポンプ装置62が水を吸い込む際にも、気化室
6には通常のスチーム量に見合う水がカセットタンク10
から供給される。したがって、ポンプ装置62から気化室
6への水の供給が一時的に途絶えても、噴出孔7から常
時スチームを噴出することができる。
【0031】さらに、本実施例においては、ベース3の
気化能力に応じて、カセットタンク10内に一定量の水を
収容できるサブタンク72を設け、このサブタンク72とポ
ンプ装置62の流入口83との間を通水路たるパイプ73で連
結している。この場合、ベース3の気化能力と同等また
はそれ以下の容量のサブタンク72を形成すればよい。こ
うすると、サブタンク72にベース3の気化能力を超えな
い十分な水が収容できるため、アイロン本体1を載置台
52に載置してヒータ2を通電し、ベース3を気化可能な
適温温度に上昇させたときに、ベース3の気化能力範囲
内で噴出孔7から増量したスチームを噴出することがで
きる。したがって、増量スチームを使用すると同時にベ
ース3の気化能力が衰え、気化室6で全ての水を気化し
きれず、湯滴となって噴出孔7から噴出することを防止
できる。
【0032】なお、本発明は、前記実施例に限定される
ものではなく、種々の変形実施が可能である。例えば、
本実施例のような載置台を介してアイロン本体に給電を
行なうコードレスタイプのスチームアイロンではなく、
電源コードよりアイロン本体に直接給電を行なうスチー
ムアイロンにも、本発明を適用できる。また、ポンプ装
置から気化室にではなくアイロン本体の全部に設けたノ
ズルに水を供給して、ノズルからミストを噴出するよう
に構成してもよい。また、スチーム開閉体としてのスチ
ーム開閉棒20は、必ずしも棒状のものでなくてもよい。
【0033】
【発明の効果】本発明のスチームアイロンにより、通常
のスチーム機能と増量スチーム機能とを備えたものにお
いて、複雑な構造を設けずに操作部を構成することがで
き、しかも使い勝手も良好なスチームアイロンを提供で
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のスチームアイロンの一実施例を示すア
イロン本体の断面図である。
【図2】同上アイロン本体を載置台に載置した状態の断
面図である。
【図3】同上カセットタンクの断面図である。
【図4】同上要部の断面図である。
【図5】同上遮熱板およびその周辺の平面図である。
【図6】同上図5のA−A線断面図である。
【図7】同上アイロン本体の側面図である。
【図8】同上アイロン本体の平面図である。
【図9】同上ドライ設定時における要部の断面図であ
る。
【図10】同上スチーム設定時における要部の断面図で
ある。
【図11】同上増量スチーム時における要部の断面図で
ある。
【図12】同上電気的構成を示すブロック図である。
【図13】同上動作手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 アイロン本体 2 ヒータ(加熱手段) 3 ベース 6 気化室 7 噴出孔 10 カセットタンク(水タンク) 20 スチーム開閉棒(スチーム開閉体) 62 ポンプ装置 63 シリンダ 64 ピストン 65 操作釦 68 継手
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 石渡 隆 新潟県加茂市大字後須田2570番地1 東芝 ホームテクノ株式会社内 (72)発明者 小林 幸久 新潟県加茂市大字後須田2570番地1 東芝 ホームテクノ株式会社内 (72)発明者 高木 均 新潟県加茂市大字後須田2570番地1 東芝 ホームテクノ株式会社内 Fターム(参考) 4L029 DA04 DB01 DC01

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アイロン本体と、前記アイロン本体の下
    部に設けられた加熱手段を有するベースと、前記アイロ
    ン本体に設けられた水タンクと、前記水タンクから前記
    ベースに形成した気化室への水の供給または停止を切換
    えるスチーム開閉体と、前記気化室で加熱した水をスチ
    ームとして噴出する噴出孔と、前記気化室に一時的に多
    量の水を送り込むポンプ装置とからなり、前記ポンプ装
    置は、シリンダと、このシリンダ内に摺動自在に設けら
    れ、該シリンダに取り込んだ水を前記気化室に送り出す
    ピストンと、このピストンを手動操作する操作釦とを備
    え、前記操作釦の操作に応じて前記スチーム開閉体の動
    きを規制し、ドライとスチームの切換えを可能とする継
    手を設けたことを特徴とするスチームアイロン。
JP27850799A 1999-09-30 1999-09-30 スチームアイロン Pending JP2001096098A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP27850799A JP2001096098A (ja) 1999-09-30 1999-09-30 スチームアイロン

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP27850799A JP2001096098A (ja) 1999-09-30 1999-09-30 スチームアイロン

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001096098A true JP2001096098A (ja) 2001-04-10

Family

ID=17598281

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP27850799A Pending JP2001096098A (ja) 1999-09-30 1999-09-30 スチームアイロン

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001096098A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011062540A (ja) * 2010-11-19 2011-03-31 Toshiba Home Technology Corp アイロン
JP2013128855A (ja) * 2013-04-04 2013-07-04 Toshiba Home Technology Corp アイロン
KR101420372B1 (ko) 2013-07-02 2014-08-13 (주)현대가전업 스팀 다리미 분사장치

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011062540A (ja) * 2010-11-19 2011-03-31 Toshiba Home Technology Corp アイロン
JP2013128855A (ja) * 2013-04-04 2013-07-04 Toshiba Home Technology Corp アイロン
KR101420372B1 (ko) 2013-07-02 2014-08-13 (주)현대가전업 스팀 다리미 분사장치

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2007313115A (ja) スチームアイロン
US5074066A (en) Cordless iron having water and electrical supplies responsive to an iron rest
JP2024102358A (ja) スチーマー
US4640028A (en) Combination steam iron and steamer
JPH07236800A (ja) 自動給水式コードレススチームアイロン
JP2001096098A (ja) スチームアイロン
JP2019097751A (ja) アイロン
JP2001204998A (ja) アイロン
JP2000093699A (ja) スチームアイロン
JP2004215728A (ja) スチームアイロン
JP2003265898A (ja) スチームアイロン
JP7475939B2 (ja) コードレスアイロン
JP3733581B2 (ja) アイロン
JP7486915B2 (ja) コードレスアイロン
JPS6349195A (ja) スチ−ムアイロン
JP2001204997A (ja) アイロン
JPH07185198A (ja) 自動給水式コードレススチームアイロン
JP2008104728A (ja) アイロン
JP2014131773A (ja) アイロン
JP7392073B2 (ja) スチーマー
JPH10127997A (ja) スチームアイロン
JP6762902B2 (ja) スチーマ
JP2002210300A (ja) スチームアイロン
JPH0448072B2 (ja)
JP4348743B2 (ja) アイロン

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20050912

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050920

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20060206