JP3430799B2 - アイロン - Google Patents

アイロン

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JP3430799B2
JP3430799B2 JP15204496A JP15204496A JP3430799B2 JP 3430799 B2 JP3430799 B2 JP 3430799B2 JP 15204496 A JP15204496 A JP 15204496A JP 15204496 A JP15204496 A JP 15204496A JP 3430799 B2 JP3430799 B2 JP 3430799B2
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謙治郎 富田
義則 片岡
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Panasonic Holdings Corp
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、衣類などのしわ伸
ばしを行うアイロンに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のアイロンは、図7に示す
ように構成していた。以下、その構成について説明す
る。
【0003】図に示すように、アイロン部1は、ヒータ
部2によって加熱されるベース3を有しており、後部に
電極部P1,P2,P3を突出している。商用電源4を
有するスタンド部5はアイロン部1に設けた電極P1,
P2,P3と接触する電極部P4,P5,P6を有して
いる。
【0004】アイロン部1はスタンド部5に載置された
とき、アイロン部1に設けた電極部P1,P2とスタン
ド部5に設けた電極部P4,P5を介してスタンド部5
に設けた商用電源4に接続され、ヒータ部2に商用電源
4から電力が供給されてベース3を加熱する。また、ア
イロン部1に設けた電極部P1,P3とスタンド部5に
設けた電極部P4,P6を介して温度信号送信部6への
電力の供給と、温度信号の送受信を行う。
【0005】温度信号送信部6は、図8に示すように、
サーミスタ等で構成された温度検知部7の抵抗値と、複
数の抵抗を並列に配置した被比較抵抗8を比較部9にて
順次比較することにより、温度検知部7の抵抗値がどの
レベルにあるかを温度信号作成部10により判断し、パ
ルス幅等の信号に変換してスタンド部5側へ送信する。
つまり、比較部9の1ピンに入力される電圧V1は、 V1=Vcc×Rth/(R1+Rth)となり、被比
較抵抗8を順次切り換えていくことにより作成される被
比較抵抗8側のインピーダンスをRxとすると、比較部
9の2ピンに入力される電圧V2は、 V2=Vcc×Rx/(R2+Rx)となる。R1=R
2に設定すれば、比較部9の出力は簡単にRthとRx
の大小により求められる。
【0006】具体的に例をあげて説明すると、温度検知
部7の抵抗値Rthが抵抗R3とR4の間の抵抗値であ
る場合、まず、温度信号作成部10は、抵抗R5の他端
を短絡した状態、つまり23ピンをローにした状態で比
較を行う。このときの被比較抵抗8のインピーダンスR
xは、Rx=R5である。
【0007】このRxよりもRthが小さいという信号
が比較部9により温度信号作成部10の20ピンに入力
されるので、次は22ピンをローにして比較判断を行
う。このときのRx=R4となるので、まだRthのほ
うが小さいと判断し、次は21ピンをローにして比較を
行う。このときのRx=R3となり、RxよりもRth
が大きいのでここでRthの値がR3とR4の間にある
と判断し、24ピンより温度信号として出力する。
【0008】また、図9に示すように、スタンド部5
は、使用者がアイロン部1のベース3の温度を任意に設
定する温度設定部11を設けており、アイロン部1をス
チームを用いて使用したい場合はスチーム温度設定部1
1aを操作し、1回操作する毎に発光ダイオード等で構
成した表示部12の動きが中→高→切→中と順次移動す
るなかで所望の温度に設定する。
【0009】また、アイロン部1をスチームを用いずに
使用したい場合は、ドライ温度設定部11bを操作し、
1回操作する毎に表示部12の動きが低→中→高→切→
低と順次移動するなかで所望の温度に設定する。
【0010】制御部13は、スチーム温度設定部11a
とドライ温度設定部11bとアイロン部1より送信され
てくる温度信号を判断し、ヒータ駆動部14への出力を
判断することにより温度検知部7の温度を所望の温度に
制御するとともに、表示部12へ現在の設定温度状況等
の出力を行う。
【0011】また、アイロン部1には、図10に示すよ
うに、ベース3の上方に水を貯えるタンク15を配置し
ている。このタンク15内の水は開かれた穴16を通過
して導水路17内にはいり、開閉弁18および熱応動開
閉装置19を通過し、ノズル部20より気化室21に入
り、スチームとなってベース3に設けた穴3aから噴出
するようになっている。
【0012】すなわち、アイロン部1をスチームを用い
て使用したい場合は、スチーム釦22をスチームの位置
に設定して開閉弁18を開かせる。そして、ベース3の
温度がヒータ部2により加熱されて所定温度に達してい
ると、バイメタルで構成された熱応動装置23が上方へ
反転して熱応動開閉装置19を開き、タンク15から水
が開閉弁18および熱応動装置19を通過してノズル部
20より気化室21に入り、スチームを噴出する。
【0013】また、図10に示すようにアイロン部1を
スチームなしで使用したい場合は、スチーム釦22を下
方に押し下げた状態に維持することにより、開閉弁18
を閉じる。よって、タンク15から気化室21への水の
供給を停止し、スチームの噴出を停止させることができ
る。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような従
来の構成では、スチーム温度設定部11aにより設定す
る温度とドライ温度設定部11bにより設定する温度と
を同じに設定しているため、使用者がスチームを使用せ
ずにアイロン掛けを行った場合は、スチームを使用して
アイロン掛けを行った場合に比べてベース3の温度低下
が少なく、長時間にわたって高い温度でアイロン掛けす
ることになり、アイロン掛けする衣類を傷めやすいとい
う問題を有していた。
【0015】また、ドライ温度設定部11bにより高に
操作したときもスチーム温度設定部11aを操作して高
に設定したときも、表示部12は同じ位置の表示ランプ
が点灯するため、使用者は自分がどちらの温度設定部を
操作したのかわからなくなるという問題を有していた。
【0016】本発明は上記課題を解決するもので、アイ
ロン部をスタンド部より離脱してスチームを使用せずに
アイロン掛けを行った場合でも、衣類に優しい温度でア
イロン掛けができるようにすることを目的にしている。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明のアイロンにおい
ては、アイロン部をスタンド部に載置した状態で、ヒー
タにより加熱するベースの温度を温度検知部により検知
し、スチームを用いて使用する際にスチーム温度設定部
によりベースの温度を任意に設定し、スチームを用いず
に使用する際にドライ温度設定部によりベースの温度を
任意に設定する。制御部は、スチーム温度設定部または
ドライ温度設定部で設定した温度と温度検知部により検
知した温度とよりベースの温度を制御するとともに、設
定された温度レベルが同じであっても、ドライ温度設定
部により設定した温度をスチーム温度設定部により設定
した温度より低くしたものである。
【0018】これにより、アイロン部をスタンド部より
離脱してスチームを用いずにアイロン掛けするとき、衣
類に優しくアイロン掛けすることができるとともに、設
定した温度が低い場合は、アイロン掛けするときの時間
経過に伴う温度低下が少なく、スチームを用いてアイロ
ン掛けするときとほぼ同じ時間アイロン掛けすることが
できる。
【0019】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、ヒータによって加熱されるベースと、前記ベースの
温度を検知する温度検知部とを備えたアイロン部と、ス
チームを用いて使用する際に前記ベースの温度を任意に
設定するスチーム温度設定部と、スチームを用いずに使
用する際に前記ベースの温度を任意に設定するドライ温
度設定部と、スチームの有無、ベースの設定温度などを
表示する表示部と、前記スチーム温度設定部またはドラ
イ温度設定部で設定した温度と前記温度検知部により検
知した温度とよりベースの温度を制御する制御部とを備
えたスタンド部より構成され、前記スタンド部の制御部
によって、設定された温度レベルが同じであっても前記
ドライ温度設定部により設定した温度を前記スチーム温
度設定部により設定した温度より低く制御して前記アイ
ロン部のベースを加熱した後、前記アイロン部を前記ス
タンド部より離脱しアイロンかけするようにしたもので
あり、ドライ温度設定部により設定した温度を低くする
ことによって、アイロン部をスタンド部より離脱して
チームを用いずにアイロン掛けするとき、衣類に優しく
アイロン掛けすることができるとともに、設定した温度
が低い場合は、アイロン掛けするときの時間経過に伴う
温度低下が少なく、スチームを用いてアイロン掛けする
ときとほぼ同じ時間アイロン掛けすることができる。
【0020】請求項2に記載の発明は、上記請求項1に
記載の発明において、表示部は、スチーム温度設定部を
操作した場合に表示するスチーム設定温度表示部と、ド
ライ温度設定部を操作した場合に表示するドライ設定温
表示部より構成したものであり、スチーム温度設定部
を操作した場合は、現在の設定温度をスチーム設定温度
表示部に表示し、ドライ温度設定部を操作した場合は、
現在の設定温度をドライ設定温度表示部に表示されるの
で、使用者は自分がどちらの温度設定部を操作したのか
を容易に確認することができる。
【0021】請求項3に記載の発明は、上記請求項1に
記載の発明において、表示部は、スチーム温度設定部ま
たはドライ温度設定部のいずれかを操作した際に表示す
る設定表示部と、スチーム温度設定部またはドライ温度
設定部により設定した温度を表示する設定温度表示部よ
り構成したものであり、スチーム温度設定部を操作した
場合は、スチーム設定表示部が点灯するとともに、現在
の設定温度を設定温度表示部に表示され、ドライ温度設
定部を操作した場合は、スチーム設定表示部は消灯する
とともに、現在の設定温度を設定温度表示部に表示され
るので、表示部の数を減らすことができ、小型化、実装
化が容易になる。
【0022】
【実施例】以下、本発明の実施例について、図面を参照
しながら説明する。なお、従来例と同じ構成のものは同
一符号を付して説明を省略する。
【0023】(実施例1) 図1および図2に示すように、アイロン部1は、ヒータ
部2によって加熱されるベース3と、後部に設けた電極
部P1,P2,P3と、温度信号送信部6より構成され
ている。温度信号送信部6は温度検知部7の抵抗値と、
並列に配置された被比較抵抗8を直接比較部9にて順次
比較することにより、温度検知部7の抵抗値がどのレベ
ルにあるかを温度信号作成部10により判断し、パルス
幅等の信号に変換してスタンド部5側へ送信する。
【0024】商用電源4を有するスタンド部24は、電
極部P4,P5,P6と、アイロン部1をスチームを用
いて使用する際に、アイロン部1のベース3の温度を任
意に設定するスチーム温度設定部25aと、アイロン部
1をスチームを用いずに使用する際にアイロン部1のベ
ース3の温度を任意に設定するドライ温度設定部25b
と、現在の設定状況を表示する表示部26と、マイクロ
コンピュータ等により構成された制御部27と、ヒータ
駆動部14より構成されている。
【0025】また、表示部26は、スチーム温度設定部
25aを操作した場合に表示する切、低、中、高の4個
の発光ダイオード等からなるスチーム設定温度表示部2
6aと、ドライ温度設定部25bを操作した場合に表示
する切、低、中、高の4個の発光ダイオード等からなる
ドライ設定温度表示部26bより構成している。
【0026】制御部27は、図3に示すように、設定さ
れた高、中、低などの温度レベルが同じであっても、ド
ライ温度設定部25bを操作して設定した温度T1をス
チーム温度設定部25aを操作して設定した温度T2よ
り低い温度でベース3の温度を制御するようにしてい
る。
【0027】上記構成において動作を説明すると、ま
ず、アイロンがけを行うときは、スタンド部24の電源
プラグをコンセントに差し込み、商用電源4を投入す
る。商用電源4により制御部27が動作を始める。
【0028】次に、使用者はスチームを用いてアイロン
掛けを行う場合は、スチーム温度設定部25aを操作
し、一回操作するごとにスチーム設定温度表示部26a
の点灯位置が切→低→中→高→切と順次移動するので、
表示を確認しながら所望の温度に設定する。
【0029】また、使用者がスチームを使用しないでア
イロン掛けを行う場合は、ドライ温度設定部25bを操
作し、一回操作するごとにドライ設定温度表示部26b
の点灯位置が切→低→中→高→切と順次移動するので、
表示を確認しながら所望の温度に設定する。
【0030】制御部27は、温度設定部25からの入力
により表示部26への出力を行うとともに、アイロン部
1の温度信号送信部6より送信されてくる温度信号を入
力し、ヒータ駆動部14への出力を判断し、温度検知部
7の温度を所望の温度に制御することにより、ベース3
の温度を制御する。
【0031】使用者がスチームを使用してアイロン掛け
行う場合は、スチームを使用せずにアイロン掛けを行う
場合に比べてベース3の温度低下が大きい。すなわち、
図3の時刻t1でアイロン部1をスタンド部24より離
脱し、アイロンかけすると、ベース3の温度は曲線bに
示すように低下する。
【0032】一方、スチームを使用せずにアイロン掛け
を行った場合は、曲線aに示すようにベース3の温度の
低下は少ない。ベース3の温度が所定の温度に低下した
時刻t2でアイロン部1をスタンド部24に載置してヒ
ータ2に通電し、ベース3を加熱する。
【0033】スチームを使用せずにアイロン掛け行う場
合に、スチームを使用してアイロン掛けを行う場合と同
じ温度に設定すると、アイロンかけするときのベース3
の温度は、曲線cで示すように高くなる。
【0034】したがって、ドライ温度設定部25bを操
作して設定した温度T1をスチーム温度設定部25aを
操作して設定した温度T2より低い温度でベース3の温
度を制御することにより、スチームを用いずにアイロン
掛けするとき、衣類に優しくアイロン掛けすることがで
きるとともに、設定した温度が低い場合は、アイロン掛
けするときの時間経過に伴う温度低下が少なく、スチー
ムを用いてアイロン掛けするときとほぼ同じ時間アイロ
ン掛けすることができる。
【0035】また、スチーム温度設定部25aを操作し
た場合は、現在の設定温度状況をスチーム設定温度表示
部26aに表示し、ドライ温度設定部25bを操作した
場合は現在の設定温度状況がドライ設定温度表示部26
bに表示されるので、使用者は自分がどちらの温度設定
部25を操作したのかを容易に確認することができ使い
勝手を向上することができる。
【0036】また、本発明では「切」の表示がスチーム
設定温度表示部26aおよびドライ設定温度表示部26
bの両方にあるが、どちらか片方だけにしても同様の効
果が得られる。
【0037】(実施例2) 図4および図5に示すように、スタンド部28に設けた
表示部29は、スチーム温度設定部25aを操作した際
に表示する1個の発光ダイオード等からなるスチーム設
定表示部29aと、スチーム温度設定部25aまたはド
ライ温度設定部25bを操作して設定した温度を表示す
る切、低、中、高の4個の発光ダイオード等からなる設
定温度表示部29bより構成している。他の構成は上記
実施例1と同じである。
【0038】上記構成にて動作を説明すると、スチーム
温度設定部25aを操作した場合は現在の設定温度状況
をスチーム設定表示部29aが点灯して表示するととも
に、現在の設定温度状況が設定温度表示部29bに表示
される。ドライ温度設定部25bを操作した場合は、ス
チーム設定表示部29aが消灯するとともに、現在の設
定温度状況が設定温度表示部29bに表示される。
【0039】したがって、使用者は自分が温度設定部2
5のどちらを操作したかを容易に確認できるとともに、
表示部29の数を減らすことができ、小型化、実装化が
容易にできる。
【0040】なお、上記実施例では、スチーム温度設定
部25aを操作した際に表示するスチーム設定表示部2
9aを設け、ドライ温度設定部25bを操作した場合
は、スチーム設定表示部29aを消灯するようにしてい
るが、ドライ温度設定部25bを操作した際に表示する
ドライ設定表示部を設け、スチーム温度設定部25aを
操作した場合は、ドライ設定表示部を消灯するようにし
てもよい。
【0041】(実施例3) 図6に示すように、アイロン部1の温度信号送信部6
は、ベース3の温度を検知する温度検知部7と、直列に
配置された複数の抵抗で構成した被比較抵抗30と、こ
の被比較抵抗30と温度検知部7の抵抗値を入力して比
較する比較部9と、温度信号作成部10より構成されて
いる。
【0042】上記構成において動作を説明すると、比較
部9の1ピンに入力される電圧V1は、 V1=Vcc×Rth/(R1+Rth)となり、被比
較抵抗30を順次切り換えていくことにより作成される
被比較側のインピーダンスをRxとすると、比較部9の
2ピンに入力される電圧V2は、 V2=Vcc×Rx/(R2+Rx)となる。R1=R
2に設定すれば、比較部9の出力は簡単にRthとRx
の大小により求められる。具体的に例をあげて説明する
と、温度検知部7の抵抗値RthがR3とR3+R4の
間の抵抗値である場合、まず、温度信号作成部10は2
1、22、23ピンをハイインピーダンスにした状態で
比較を行う。被比較抵抗30のインピーダンスRxは、 Rx=R3+R4+R5+R6であり、このRxよりも
Rthが小さいという信号が比較部9により温度信号作
成部10の20ピンに入力されるので、次は23ピンを
ローにして比較判断を行う。このときのRx=R3+R
4+R5となるので、まだRthのほうが小さいと判断
し、次は22ピンをローにして比較を行う。この時のR
x=R3+R4となり、まだRthの方が小さいと判断
し、次は21ピンをローにして比較を行う。この時のR
xはR3となり、RthよりもRxが小さいので、ここ
でRthの値がR3とR3+R4の間にあると判断し、
24ピンより温度信号として出力を行う。
【0043】このように、被比較抵抗30は複数の抵抗
を直列に配置しているので、比較部9に入力される被比
較側の抵抗値は、短絡されていない複数の被比較抵抗3
0の合計値となるので、被比較抵抗30のいずれかの抵
抗値のバラツキが次のレベルの被比較抵抗30との比較
の際にも影響され、細かなステップで抵抗値比較を順次
行っていってもオーバーラップすることがなく、容易に
温度レベルを判断し、細やかな温度制御を行うことがで
きる。
【0044】なお、上記各実施例は、スタンド部にアイ
ロン部を載置してベースを加熱する、いわゆるコードレ
スアイロンについて説明したが、スタンド部とアイロン
部に分割されていない一般のコード付きアイロンについ
ても、同様の作用効果が得られる。
【0045】
【発明の効果】以上のように本発明の請求項1に記載の
発明によれば、ヒータによって加熱されるベースと、前
記ベースの温度を検知する温度検知部とを備えたアイロ
ン部と、スチームを用いて使用する際に前記ベースの温
度を任意に設定するスチーム温度設定部と、スチームを
用いずに使用する際に前記ベースの温度を任意に設定す
るドライ温度設定部と、スチームの有無、ベースの設定
温度などを表示する表示部と、前記スチーム温度設定部
またはドライ温度設定部で設定した温度と前記温度検知
部により検知した温度とよりベースの温度を制御する制
御部とを備えたスタンド部より構成され、前記スタンド
部の制御部によって、設定された温度レベルが同じであ
っても前記ドライ温度設定部により設定した温度を前記
スチーム温度設定部により設定した温度より低く制御し
て前記アイロン部のベースを加熱した後、前記アイロン
部を前記スタンド部より離脱しアイロンかけするように
したから、ドライ温度設定部により設定した温度を低く
することによって、アイロン 部をスタンド部より離脱し
スチームを用いずにアイロン掛けするとき、衣類に優
しくアイロン掛けすることができるとともに、設定した
温度が低い場合は、アイロン掛けするときの時間経過に
伴う温度低下が少なく、スチームを用いてアイロン掛け
するときとほぼ同じ時間アイロン掛けすることができ
る。
【0046】また、請求項2に記載の発明によれば、表
示部は、スチーム温度設定部を操作した場合に表示する
スチーム設定温度表示部と、ドライ温度設定部を操作し
た場合に表示するドライ設定温度表示部より構成したか
ら、スチーム温度設定部を操作した場合は、現在の設定
温度をスチーム設定温度表示部に表示し、ドライ温度設
定部を操作した場合は、現在の設定温度をドライ設定温
度表示部に表示されるので、使用者は自分がどちらの温
度設定部を操作したのかを容易に確認することができ
る。
【0047】また、請求項3に記載の発明によれば、表
示部は、スチーム温度設定部またはドライ温度設定部の
いずれかを操作した際に表示する設定表示部と、スチー
ム温度設定部またはドライ温度設定部により設定した温
度を表示する設定温度表示部より構成したから、スチー
ム温度設定部を操作した場合は、スチーム設定表示部が
点灯するとともに、現在の設定温度を設定温度表示部に
表示され、ドライ温度設定部を操作した場合は、スチー
ム設定表示部は消灯するとともに、現在の設定温度を設
定温度表示部に表示されるので、表示部の数を減らすこ
とができ、小型化、実装化が容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例のアイロンのブロック回
路図
【図2】同アイロンの表示部の拡大正面図
【図3】同アイロンのベースの温度の変化を示す特性図
【図4】本発明の第2の実施例のアイロンのブロック回
路図
【図5】同アイロンの表示部の拡大正面図
【図6】本発明の第3の実施例の要部回路図
【図7】従来のアイロンのブロック回路図
【図8】同アイロンの要部回路図
【図9】同アイロンの表示部の拡大正面図
【図10】同アイロンの要部断面図
【符号の説明】1 アイロン部 2 ヒータ 3 ベース 7 温度検知部24 スタンド部 25a スチーム温度設定部 25b ドライ温度設定部 26 表示部 27 制御部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平8−89698(JP,A) 特開 平4−180799(JP,A) 特開 平2−136195(JP,A) 特開 平5−212198(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) D06F 75/26

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ヒータによって加熱されるベースと、前
    記ベースの温度を検知する温度検知部とを備えたアイロ
    ン部と、スチームを用いて使用する際に前記ベースの温
    度を任意に設定するスチーム温度設定部と、スチームを
    用いずに使用する際に前記ベースの温度を任意に設定す
    るドライ温度設定部と、スチームの有無、ベースの設定
    温度などを表示する表示部と、前記スチーム温度設定部
    またはドライ温度設定部で設定した温度と前記温度検知
    部により検知した温度とよりベースの温度を制御する制
    御部とを備えたスタンド部より構成され、前記スタンド
    部の制御部によって、設定された温度レベルが同じであ
    っても前記ドライ温度設定部により設定した温度を前記
    スチーム温度設定部により設定した温度より低く制御し
    て前記アイロン部のベースを加熱した後、前記アイロン
    部を前記スタンド部より離脱しアイロンかけするように
    したアイロン。
  2. 【請求項2】 表示部は、スチーム温度設定部を操作し
    た場合に表示するスチーム設定温度表示部と、ドライ温
    度設定部を操作した場合に表示するドライ設定温度表示
    部より構成した請求項1記載のアイロン。
  3. 【請求項3】 表示部は、スチーム温度設定部またはド
    ライ温度設定部のいずれかを操作した際に表示する設定
    表示部と、スチーム温度設定部またはドライ温度設定部
    により設定した温度を表示する設定温度表示部より構成
    した請求項1記載のアイロン。
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