JP2744223B2 - コードレスアイロン - Google Patents

コードレスアイロン

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JP2744223B2
JP2744223B2 JP32292696A JP32292696A JP2744223B2 JP 2744223 B2 JP2744223 B2 JP 2744223B2 JP 32292696 A JP32292696 A JP 32292696A JP 32292696 A JP32292696 A JP 32292696A JP 2744223 B2 JP2744223 B2 JP 2744223B2
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temperature
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iron body
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喜代志 中尾
一明 房安
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Sanyo Electric Co Ltd
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Tottori Sanyo Electric Co Ltd
Sanyo Electric Co Ltd
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【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はベースの温度低下に
応じてベース制御温度を変更するコードレスアイロンに
関する。
【0002】
【従来の技術】従来のアイロンは希望の温度に設定する
と、ベースの温度が設定された一定のベース制御温度と
なるようにヒータの通電が制御される構成となっている
(例えば特開昭58−112588号公報)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしこのアイロンで
は、衣類が湿っている場合やスチームを使ってアイロン
掛けする場合は、ベース温度が急激に低下するため、設
定した希望の温度でのアイロン掛けができない第1の欠
点がある。特にコードレスアイロンでは、離脱中に加熱
手段に通電しないので、上述のベース温度の低下が著し
く大きく、アイロン掛けに適さないベース温度となる。
【0004】また、ベースの温度低下速度に応じて、ア
イロン本体を載置台に載置中にベース制御温度を高める
事が考えられる。しかし上記構成の場合は、アイロン本
体が載置中に何かの原因によりベースの温度低下速度が
大きくなれば、そのままベース制御温度が高くなり過ぎ
る第2の欠点がある。故に、本発明はこの様な従来の欠
点を考慮して、衣類の湿り具合やスチーム使用の有無に
かかわらず希望する温度でアイロン掛けができる、かつ
アイロン本体を載置台に載置中にベース制御温度が高く
なり過ぎる事を防止したコードレスアイロンを提供する
ものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上述の課題を解
決するために、アイロン本体と、アイロン本体を載置し
給電する載置台とを設け、アイロン本体は、アイロン本
体のベースを加熱する加熱手段と、ベースの温度を検出
する温度検出手段と、設定されたベース制御温度と温度
検出手段によって検出された温度に基づいて加熱手段を
制御する制御手段とを備え、制御手段は温度設定手段の
出力に基づいてベースの温度低下速度を判定し、その判
定結果に応じて、ベース制御温度を変更するものであ
る。
【0006】本発明は望しくは、制御手段は、判定結果
に応じて、アイロン本体が離脱中にベース制御温度を変
更するものである。
【0007】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態に係る
コードレスアイロンを図1に従い説明する。図1は本コ
ードレスアイロンのブロック図である。
【0008】図1に於て、(1)はアイロン本体(2)
を載置する載置台で、アイロン本体(2)が所定位置に
載置された時開閉スイッチ(3)(3)が閉じて給電端
子(4)(4)に商用電源が印加される。アイロン本体
(2)には、給電端子(4)(4)と接続される受電端
子(5)(5)が設けられ、リレー(6)を介してベー
ス加熱用のヒータ(7)に商用電源が供給される。受電
端子(5)(5)には直流電源回路(8)が接続され各
部に所定の直流電圧を供給する構成としているととも
に、この回路(8)を介してバックアップ用のコンデン
サー(9)に充電される。このコンデンサー(9)はア
イロン本体(2)が載置台(1)から離れている間に直
流電源回路(8)に代わって所定時間電源供給する容量
を有している。
【0009】(10)は各種の動作を制御する制御手段
を構成する1チップ型のマイコンで予め定められたプロ
グラムに従って動作する。(11)はベースの温度設定
スイッチ、(12)は後述する反転バイメタルの状態を
検出する検出スイッチ、(13)は設定温度と温度レベ
ルを表示する液晶表示器、(14)はブザーであり、
(15)はベース温度検出手段を構成するサーミスタで
ある。(16)は直流電源回路(8)の出力に基づいて
アイロン本体(2)が載置台(1)に載置された休止位
置にあるか否か検知する休止検出手段である。
【0010】次にアイロン本体(2)の構造について図
2の断面図を参照して説明すると、(17)はヒータ
(7)を埋設したベースでスチーム発生室(18)(1
9)、噴出孔(20)を有している。(21)はスチー
ム発生室(18)(19)の中間で水の上流側に臨む空
室(22)内に配置した反転バイメタルで、ベース(1
7)の温度がスチーム発生可能温度に上昇すると上方へ
反転し、所定温度以下に低下すると元に復帰する。(2
3)はベースカバー(24)に固定した把手体であり、
上カバー(25)で上面が覆われた握り部(26)を有
していると共に、後方は後カバー(27)で覆われてい
る。握り部(26)内には前記した回路を構成する電子
部品を取付けたプリント基板(28)が配置されてい
る。(29)は温度設定スイッチ(11)を押下する設
定ボタン、(30)は液晶表示器(13)をプリント基
板(28)に取付ける支持台、(31)は液晶表示器
(13)の上面を覆う透明な窓部材である。
【0011】(32)は底部にノズル(33)を有する
水タンクで、このノズルを常閉する開閉体(34)を内
蔵している。ノズル(33)は、アイロン本体(2)が
載置台(1)に載置されて給電状態となると、水タンク
(32)内の最高水位よりも上に位置してスチームの発
生が停止される様に設けられている。(35)はノズル
(33)の開閉操作を行なうスチーム・ドライ切換ボタ
ン、(36)はこのボタン(35)が操作された時、反
転バイメタル(21)の状態に応じて開閉体(34)を
ノズル(33)の開成と閉成位置とに選択的に保持する
スチーム制御機構である。(37)は反転バイメタル
(21)と検知スイッチ(12)とを連絡する連絡部材
である。
【0012】次に動作について説明すると、アイロン本
体(2)を載置台(1)に載置して設定ボタン(29)
を押すと、「高・スチーム」、「中」、「低」の温度設
定が選択できる。ここで「高・スチーム」に設定する
と、マイコン(10)はその設定を内部フラグにより記
憶し、表示器(13)の「高・スチーム」を示す位置を
点灯させると共に、「高・スチーム」に対応したベース
の制御温度(200℃)を内部の温度記憶部に初期設定
する。そしてサーミスタ(15)によって検出したベー
ス温度が制御温度となるようにリレー(6)を制御しヒ
ータ(7)に通電する。ベース(17)の温度が上昇し
てスチーム発生可能温度となると、反転バイメタル(2
1)が反転し検知スイッチ(12)が閉じられるととも
に、スチーム制御機構(36)が作動状態となる。ま
た、ベース(17)の温度は表示器(13)の5つのレ
ベル表示パターンによって5段階表示され、制御温度に
達すると5つのパターンが全て点灯して適温に達したこ
とを表示する。
【0013】この表示により適温が報知され、その後ア
イロン掛けすべくアイロン本体(2)を離脱させると、
ヒータ(7)への通電は断たれるが、コンデンサー
(9)によって各部に電源供給が行なわれてマイコン
(10)は制御を継続する。マイコン(10)は休止検
出手段(16)の出力によってアイロン本体(2)が離
脱したことを検出する。
【0014】ここで、アイロン掛け時のベース(17)
の温度変化について図3の温度変化特性図を参照して説
明しておく。まず、スチーム・ドライ切換ボタン(3
5)を操作しない「ドライ」設定において、乾いた衣類
をアイロン掛けする場合は、ベース(17)の温度低下
は緩やかで同図のように変化する。また、同じく「ド
ライ」設定において湿った衣類をアイロン掛けする場合
は、ベース(17)の温度低下は乾いた衣類の時に比べ
て少し急となり、同図のように変化する。一方スチー
ム・ドライ切換ボタン(35)を操作してタンク(3
2)の水をスチーム発生室(18)(19)に供給し、
スチームを発生させる「スチーム」設定においてアイロ
ン掛けする場合は、ベース(17)の温度低下はかなり
急になり同図のように変化する。そして、アイロン掛
け中の単位時間(△t)当りの温度低下量は、上記のよ
うに衣類の湿り具合やスチーム使用の有無により、T1
とT2とT3のように差が生じる。従来、ベースの制御
温度は一度設定されると、このような温度低下が生じる
にもかかわらず一定に維持されていたので、アイロン掛
け時の温度が希望の温度を下まわっていることがある。
【0015】そこで、マイコン(10)はアイロン本体
(2)が休止状態から持ち上げられ離脱すると、サーミ
スタ(15)の出力によって単位時間(5秒間)当りの
温度低下量を逐次測定し、低下量が大きくなるに従って
温度記憶部に記憶している制御温度を高温側に変更する
ように予め設定されている。制御温度の可変範囲は予め
設定されており、「高・スチーム」の場合は200〜2
20℃の範囲である。従って、1回目のアイロン掛けに
際して、ベース(17)の温度低下速度が小さければ、
制御温度は初期設定の時と同じに保たれたり、或いは多
少高めの温度に変更される。
【0016】また、低下速度が大きければ、それを考慮
して可変範囲の最大温度もしくはその付近に設定され、
アイロン本体(2)を再加熱する際にベース温度を22
0℃付近まで加熱し、次のアイロン掛け時にベース温度
が大きく低下しても初期の制御温度(200℃)近くに
保持できるようにしている。この制御は2回目以降のア
イロン掛け時においても継続される。この様に制御手段
すなわちマイコン(10)は、判定結果(温度変化量)
に応じて、アイロン本体(2)が離脱中(休止状態)
に、ベース制御温度を変更する。
【0017】尚、制御温度が初期設定温度から変更され
た場合でも、表示器(13)の温度レベルを示すパター
ンは、ベース温度が初期設定温度(200℃)を越える
と全て点灯されて適温を表示するようにしている。ま
た、アイロン本体(2)を載置台(1)に載置すると、
マイコン(10)は休止検出手段(16)からの出力に
よりそれを検知し、休止時間を計時する内部タイマーを
スタートさせる。
【0018】そして休止時間が所定時間となると温度記
憶部の制御温度が変更されている時はそれを初期設定温
度に再設定するとともに、さらに所定時間経過すると温
度設定を「切」とし、ヒータ(7)への通電を遮断す
る。また、上記説明では、温度設定が「高・スチーム」
の場合について説明したが、「中」、「低」の場合にも
適用できる。
【0019】
【発明の効果】以上の様に本発明では、コードレスアイ
ロンは離脱中に加熱手段を通電しないので、コード付ア
イロンに比べて、温度低下速度が大きく、アイロン掛け
する衣類が湿っている時には、ベースの温度低下速度が
更に大きくなる。この場合に制御手段は、温度低下速度
に基づき、ベース制御温度を変更するので、次にアイロ
ン本体を載置台に載置した時、ベース制御温度を設定時
より高温にする。その結果、ベース温度を速やかに高
め、衣類の湿り具合にかかわらず、ベース温度を希望温
度に維持でき、衣類に合せたアイロン掛けが出来る。
【0020】本発明は望しくは、制御手段は温度検出手
段の出力に基づいてベースの温度低下速度を判定し、そ
の判定結果に応じて、アイロン本体が離脱中にベース制
御温度を変更する。
【0021】この様に制御手段はアイロン本体が載置台
に載置し給電中にベース制御温度を変更しない。その結
果、アイロン本体が載置、給電中に何らかの原因により
ベースの温度低下速度が大きくなり、ベース制御温度が
設定時より高くなり過ぎる欠点を解消できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るコードレスアイロン
のブロック図である。
【図2】上記コードレスアイロンを構成するアイロン本
体の断面図である。
【図3】上記コードレスアイロンに於ける温度変化特性
図である。
【符号の説明】
2 アイロン本体 7 ヒータ 10 マイコン 15 サーミスタ

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アイロン本体と、該アイロン本体を載置
    し給電する載置台を設け、前記アイロン本体は、前記ア
    イロン本体のベースを加熱する加熱手段と、前記ベース
    の温度を検出する温度検出手段と、設定されたベース制
    御温度と前記温度検出手段によって検出された温度に基
    づいて前記加熱手段を制御する制御手段とを備え、該制
    御手段は前記温度設定手段の出力に基づいて前記ベース
    の温度低下速度を判定し、その判定結果に応じて、前記
    ベース制御温度を変更することを特徴とするコードレス
    アイロン。
  2. 【請求項2】 前記制御手段は、前記判定結果に応じ
    て、前記アイロン本体が離脱中に前記ベース制御温度を
    変更することを特徴とする請求項1のコードレスアイロ
    ン。
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