JP3322022B2 - アイロン - Google Patents

アイロン

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JP3322022B2
JP3322022B2 JP22334794A JP22334794A JP3322022B2 JP 3322022 B2 JP3322022 B2 JP 3322022B2 JP 22334794 A JP22334794 A JP 22334794A JP 22334794 A JP22334794 A JP 22334794A JP 3322022 B2 JP3322022 B2 JP 3322022B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、衣類などのしわ伸ばし
を行うアイロンに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のアイロンは図10から図
12に示すような構成が一般的であった。以下、その構
成について説明する。ヒータ部1によって加熱されるベ
ース部2の温度を温度検知部3で検知し、その検知した
温度信号を制御部4に出力する。制御部4は、温度検知
部3から送られてきた温度信号が温度設定部5で設定さ
れた設定温度と比較して高いか低いかを判定し、その結
果をヒータ制御部6に出力する。
【0003】ヒータ制御部6はヒータ部1への電力供給
を制御して、ベース部2の温度を温度設定部5で設定さ
れた温度になるよう制御する。表示部7は温度設定部5
の操作により設定された温度や、ベース部2の現在温度
を表示するもので、制御部4により制御され、使用者は
この表示部7により設定温度と現在温度を知ることがで
きるようになっている。
【0004】また、スチームアイロンでは水の気化に適
さない低温での誤使用によるベース部2からの水洩れを
防止することが考えられており、例えば特公昭60−7
9号公報に開示されているように、気化室8を設けたベ
ース部2上にタンク9を配置し、このタンク9内の水を
導水路10を通して気化室8に滴下しスチームを発生さ
せる。気化室8がヒータ部1によって水の気化に適した
高い温度に加熱されているときは、気化室8の気化能力
は高く滴下した水の全てを瞬時に気化することができ
る。
【0005】しかしながら、気化室8の温度が水の気化
に適さない低い温度である場合は、気化能力も低く気化
室8で気化しなかった水がスチーム穴11より漏出す
る。そのために、ベース部2の温度に応じて動作するバ
イメタルからなる熱応動部材12が設けられている。
【0006】この熱応動部材12は、気化室8が所定の
温度より高くなると上方に反転し、低くなると下方へ反
転する。そして、この熱応動部材12の動作に連動する
熱応動弁13を前記導水路10に設け、気化室8への水
の供給を制御している。
【0007】また、使用者はスチーム釦14の手動操作
により、開閉体15を操作してタンク9から気化室8へ
の水の供給と停止を任意に行うことができるとともに、
水が供給される供給部16の開口面積を可変して供給さ
れる水の量を任意に調節することも考えられている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような従
来の構成のものでは、設定温度が水の気化適正温度と無
関係に使用者が水の供給と停止、およびその供給量が任
意に調節することができるため、ベース部2を十分な気
化能力をもつ高い温度に設定しているにもかかわらず、
水の供給量を少なく設定されて十分なしわ伸ばし効果が
得られないという問題があった。
【0009】また、逆にベース部2の温度を水の気化に
適さない低い温度設定にしているにもかかわらず、気化
能力以上の水を供給してスチーム穴11から水洩れを生
じさせたり、あるいは、ベース部2の温度が急激に低下
して、使用可能な時間が著しく短くなるという問題があ
った。
【0010】また、ベース部2と気化室8の間に熱応動
部材12によって動作する弁装置13を配設するための
導水路10が設けられるため、ベース部2の温度が高い
状態で長時間放置状態が続いたり、アイロンをドライで
長時間使用した後は、導水路10内の水が過熱されて導
水路10中の圧力を高めるため、タンク9からの水の供
給が円滑に行えなくなり、良好なスチームを噴出させる
ことができなくなるという問題があった。
【0011】そこで本発明は、上記のような従来の課題
を解決するもので、設定温度に適した量の水を気化室へ
供給して良好なアイロンがけが行えるようにすることを
第1の目的としている。第2の目的は、しわ伸ばし効果
を高めることである。第3の目的は、ベース部が水の気
化不適正温度であるときの水漏れを防止するとともに、
良好なスチームを安定して噴出させることである。ま
た、第4の目的は、スチーム量を高精度で制御すること
である。また、第5の目的は、アイロンの使い勝手を高
めることである。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記第1〜4
の目的を達成するために、ベース部を加熱するヒータ部
と、前記ベース部の温度を検知する温度検知部と、前記
ベース部に設けられた気化室と、この気化室に供給する
水を貯えるタンクと、このタンクから前記気化室への水
の供給を制御するスチーム量制御部と、前記ヒータ部へ
の通電を制御するヒータ制御部と、前記ベース部の温度
を任意の温度に設定するとともに、設定されたベース部
の温度に適したスチーム量に設定する温度・スチーム設
定部と、この温度・スチーム設定部と前記温度検知部の
出力を入力として、前記ヒータ制御部とスチーム量制御
部を制御する制御部とを備え、前記スチーム量制御部
は、モータにより回転するウォームと、このウォームに
連結したギアと、このギアに設けたカムと、このカムに
連係して気化室への給水停止とその給水量を変化させる
開閉体とで構成し、前記温度検知部の出力を入力として
スチーム量制御部に出力する温度判定部を設け、この温
度判定部によりベース部の温度が所定の温度より低いと
判定したとき、前記スチーム量制御部が気化室への水の
供給を停止する ようにしたことを第1の課題解決手段と
している。
【0013】また、第5の目的を達成するために、ベー
ス部を加熱するヒータ部、前記ベース部の温度を検知す
る温度検知部、前記ベース部に設けられた気化室、この
気化室に供給する水を貯えるタンク、このタンクから前
記気化室への水の供給を制御するスチーム量制御部を有
したアイロン部と、このアイロン部を載置するスタンド
部と、前記ヒータ部への通電を制御するヒータ制御部
と、前記ベース部の温度を任意の温度に設定するととも
に、設定されたベース部の温度に適したスチーム量に設
定する温度・スチーム設定部と、この温度・スチーム設
定部と前記温度検知部の出力を入力として、前記ヒータ
制御部とスチーム量制御部を制御する制御部とを備え、
前記スチーム量制御部は、モータにより回転するウォー
ムと、このウォームに連結したギアと、このギアに設け
たカムと、このカムに連係して気化室への給水停止とそ
の給水量を変化させる開閉体とで構成し、前記温度検知
部の出力を入力としてスチーム量制御部に出力する温度
判定部を設け、この温度判定部によりベース部の温度が
所定の温度より低いと判定したとき、前記スチーム量制
御部が気化室への水の供給を停止するようにしたことを
第5の課題解決手段としている。
【0014】また、第5の目的を達成するために、上記
第5の課題解決手段に加えて、アイロン部がスタンド部
に載置しているか否かを検知する載置検知部と、温度・
スチーム設定部の出力信号により、アイロン部をスタン
ド部に載置したときに温度およびスチーム量の設定を可
能にしたことを第6の課題解決手段としている。
【0015】
【作用】本発明は上記した第1の課題解決手段により、
制御されるベース部の温度に関連して気化室へ供給され
る水が最適量に設定できるようになり、ベース部の温度
に対する水の過剰供給や、供給量の不足をなくすことが
できるようになるとともに、ベース部の温度が設定温度
に到達したときに気化室への水の供給を開始することが
できるようになる。
【0016】また、ベース部の温度が所定の温度より低
下すると気化室への水の供給を停止することができるよ
うになり、ベース部からの水洩れが防止できるととも
に、導水路にたまる水をなくすことができるので、ベー
ス部の温度が高い状態で長時間載置状態が続いたり、あ
るいは、アイロンをドライで長時間使用した後でもスチ
ームをすぐに出すことができるようになる。
【0017】また、開閉体を水の供給部に対して精密か
つ迅速な進退動作が行えるようになり、気化室への水の
供給量を精度よく的確に制御できるようになる。
【0018】また、第5の課題解決手段により、アイロ
ン部から電源を切り離してアイロンがけを行うことがで
きるようになり、アイロン部の動きがコードに制約され
ることなく自在に取り扱うことができるようになる。
た、ベース部の温度が所定の温度より低下すると気化室
への水の供給を停止することができるようになり、ベー
ス部の温度低下によるアイロンがけ作業中の水洩れが防
止できるようになるのである。
【0019】また、第6の課題解決手段により、アイロ
ンがけ作業中に設定が不用意に切り変わるのを防止する
ことができるようになる。
【0020】
【実施例】以下、本発明の第1の実施例を図1〜図4に
もとづいて説明する。図に示すように、ヒータ部20に
よって加熱されるベース部21の温度を温度検知部22
で検知し、その検知した温度信号を制御部23に出力す
る。
【0021】温度・スチーム設定部24は、ベース部2
1の温度を任意の温度に設定するとともに、ベース部2
1の設定温度に対応して各々の温度に適したスチーム量
に設定する信号を出力する。
【0022】制御部23は、温度検知部22からの子入
力信号と、温度・スチーム設定部24からの入力信号を
比較し、ベース部21の温度が設定温度に対して低いと
きはヒータ制御部25をオンし、高い場合にはヒータ制
御部25をオフするように制御してベース部21の温度
が設定された温度になるよう制御する。また、制御部2
3は温度・スチーム設定部24からの入力信号に基づい
てスチーム量制御部26を制御し、各々の設定温度に適
したスチーム量に調節する。
【0023】スチーム量制御部26は図1および図2に
示すように構成している。すなわち、タンク27とベー
ス部21に設けた気化室28とを連通するノズル29を
開閉体30により開閉するとともに、タンク27より気
化室28に滴下する水量を調節できるように構成してい
る。
【0024】把手31内に取付けたモータ32のシャフ
ト33にウォーム34を固着するとともに、このウォー
ム34に噛み合うギヤ35を設け、このギヤ35にカム
36を形成している。カム36の外周に下端をノズル2
9に対向させた開閉体30の上端を当接するとともに、
ばね37によりカム36面に付勢されている。ギヤ35
とカム36は把手31内に回転自在に支持している。
【0025】温度・スチーム設定部24は、把手31の
上面前部に配設した多数のLED(L0〜L6)からな
る表示部38と、スイッチをもつ操作部39を有してお
り、操作部39の操作により設定と表示が順次切り替え
ることができる。
【0026】次に、この構成による動作を説明する。タ
ンク27に所定量の水を入れた後、通電すると表示部3
8は「切」状態を示すLED(L0)が点灯し、操作部
39の押圧操作で任意に温度・スチーム設定部24を設
定する。
【0027】例えば、温度・スチーム設定部24を「低
温ドライ」に設定すると、その設定信号と温度検知部2
2からの温度情報が制御部23に入力され、ベース部2
1が設定温度になるようヒータ制御部25を介してヒー
タ部20への通電が制御される。
【0028】このとき、表示部38は「低温ドライ」状
態を示すLED(L1)が点灯するとともに、スチーム
量制御部26は開閉体30でノズル29を閉じた状態に
維持する。そして、ベース部21が設定温度に到達した
後もノズル29を開くことはなく、水が気化室28へ供
給されない「ドライ」の状態でアイロンがけを行うこと
ができる。
【0029】また、ベース部21を低温に加熱した状態
でスチームを噴出させるときは、温度・スチーム設定部
24を「低温スチーム」に設定すると、ベース部21は
低温での設定温度を維持した状態で、温度・スチーム設
定部24により設定されている低温に適したスチーム量
が得られるように、制御部23はスチーム量制御部26
を駆動し、低温に適したスチーム量が得られる水量が気
化室28へ供給されるように開閉体30を上昇させる。
【0030】このとき、表示部38は「低温スチーム」
状態を示すLED(L2)が点灯するとともに、ベース
部21が設定温度に到達していないときはノズル29は
閉じられており、ベース部21が設定温度に到達したと
きにノズル29を開いてスチームの噴出を開始する。
【0031】また、ベース部21を高温に加熱した状態
でスチームを噴出させるときは、温度・スチーム設定部
24を「高温スチーム」に設定すると、ベース部21は
「高温」に設定されるとともに、設定温度に到達したと
き温度・スチーム設定部24により設定されている高温
に適したスチーム量が得られるように、制御部23はス
チーム量制御部26を駆動するとともに、高温に適した
スチーム量が得られる水量が気化室28へ供給されるよ
うに開閉体30をさらに上昇させ、表示部38は「高温
スチーム」状態を示すLED(L6)が点灯する。
【0032】このように、温度・スチーム設定部24に
よりベース部21の温度を「低」,「中」,「高」のよ
うに複数段階に設定することができるとともに、各々の
設定温度にはその温度に適したスチーム量が得られるよ
うに、気化室28へ供給される水量が設定されており、
スチーム量制御部26により温度に対応して気化室28
への給水量が制御され、併せて、給水と停止、すなわ
ち、「スチーム」と「ドライ」の制御も行うことができ
る。
【0033】次に、本発明の第2の実施例を図5および
図6にもとづいて説明する。図に示すように、この実施
例は「ドライ」での温度設定部40と別に、温度・スチ
ーム設定部41に、スチーム設定部41aと増量スチー
ム設定部41bを設けたものである。上記温度・スチー
ム設定部41には、設定の状態を表示するために、複数
段階の設定温度を表示するLED(L0〜L3)が設け
てある。
【0034】すなわち、温度設定部40は、気化室28
へ水を供給しない「ドライ」の状態でベース部21の温
度を任意に設定するものであり、温度設定部40を押圧
することによってその設定を順次選択的に切り替えられ
る。
【0035】また、スチーム設定部41aは、ベース部
21の温度を任意に設定するとともに、その設定温度に
適した量の水を気化室28に供給し、各々の設定温度で
スチームを噴出して使用することができるもので、同様
に、スチーム設定部41aを押圧することによってベー
ス部21の温度と、その温度に適したスチーム量に順次
選択的に切り替えられる。
【0036】さらに、増量スチーム設定部41bは、各
々の設定温度で供給される水量を所定量増加させること
ができるもので、同様に、増量スチーム設定部41bを
押圧することによって温度と、その温度に適したスチー
ム量、すなわち、スチーム設定部41aより所定量多い
増量スチームに順次選択的に切り替えられる。これによ
り、任意の温度において一時的に多量のスチームを噴出
させることができ、衣類のしわ伸ばし効果を高めること
ができる。
【0037】この場合、ベース部21の温度が所定の温
度より低くなったとき、スチーム量制御部26により気
化室28への水の供給を停止するようにしておけば、ベ
ース部21から気化しない水が漏出するのを防止するこ
とができる。
【0038】図7は上記第2の実施例の変形例を示した
もので、ベース部21の温度は設定釦42aにより、ま
た、スチームの有無と量は設定釦42bにより「ドラ
イ」,「スチーム」,「増量スチーム」で別々に設定す
るようにしたものであり、これらを任意に選択して押圧
することにより、設定を直接的に行うことができ、操作
を容易に行うことができる。
【0039】次に、本発明の第3の実施例を図8にもと
づいて説明する。図に示すように、この実施例はアイロ
ン部43をスタンド部44に載置してアイロン部43の
ベース部を加熱し、アイロンがけ作業を行うときはアイ
ロン部43をスタンド部44から外して、加熱されたベ
ース部の予熱を利用するコードレスアイロンに関するも
のである。
【0040】スタンド部44に設けた制御部45は、ア
イロン部43の温度検知部46の出力信号を第1の電極
部47aを介して入力し、ベース部の温度を任意の温度
に設定し、スチーム量を設定されたベース部の温度に適
した量に設定する温度・スチーム設定部48からの入力
信号と比較する。
【0041】ベース部の温度が設定温度に対して低い場
合はヒータ制御部49をオンし、高い場合にはヒータ制
御部49をオフするように制御し、第2の電極部50を
介してヒータ部51への通電をオン,オフしてベース部
の温度を一定に制御する。同様に、温度・スチーム設定
部48からの入力信号を基に、第3の電極部47bを介
して前記第1の実施例と同じ構成のスチーム量制御部5
2を制御してスチーム量を調節する。
【0042】上記構成において動作を説明すると、アイ
ロン部43をスタンド部44に載置した状態で、温度・
スチーム設定部48により、ベース部の温度を任意の温
度に設定し、スチーム量を設定されたベース部の温度に
適した量に設定すると、制御部45は、ベース部の温度
が設定温度に対して低い場合にはヒータ制御部49をオ
ンし、高い場合にはヒータ制御部49をオフするように
制御してベース部の温度を一定に制御する。
【0043】このとき、温度・スチーム設定部48によ
り、ベース部の温度に適したスチーム量を設定している
ので、スチーム量制御部52は設定された温度に適した
水量を気化室28へ供給すべく、ノズル29の開口面積
を細かく制御してスチームを発生させる。この状態で
は、アイロン部43はスタンド部44に傾斜して載置さ
れており、タンク27内の水の水面はノズル29より低
くなるように設定しておけば、水は気化室28に滴下し
ない。
【0044】そして、アイロン部43をスタンド部44
から離脱し、アイロンがけを行うと、ノズル29は所定
の開口面積を有するため、タンク27内の水は気化室2
8に滴下してベース部の温度に適したスチーム量を発生
する。したがって、設定されたベース部の温度に対して
過不足なくスチームを噴出させることができる。
【0045】また、スチーム量制御部52を動作させる
には大きな容量を持つ電源が必要となるが、商用電源を
有するスタンド部44にアイロン部43を載置した状態
では実現が容易となる。
【0046】次に、本発明の第4の実施例を図9にもと
づいて説明する。なお、上記第3の実施例と同じ構成の
ものは同一符号を付して説明を省略する。図に示すよう
に、アイロン部43は、温度検知部46の出力を入力と
しスチーム量制御部52に出力する温度判定部53と、
大容量の蓄電部54とを備えており、この大容量の蓄電
部54は、温度検知部46と温度判定部53とスチーム
量制御部52とに電源を供給するものである。
【0047】温度判定部53は、温度検知部46の出力
を入力とし、ベース部の温度が所定の温度よりも高いか
低いかを判定し、その結果をスチーム量制御部52に出
力する。スチーム量制御部52は、ベース部の温度が所
定の温度よりも低い場合はスチームを出すのを止めるよ
うに制御する。
【0048】すなわち、ベース部の温度が所定の温度よ
りも低い場合は、スチーム量制御部52は、温度判定部
53の出力により、開閉体30がノズル29を閉じる位
置までモータ32を回転させて、スチームを出すのを止
めるようにしている。
【0049】したがって、従来例で示した熱応動部材1
6がなくても、スチーム穴から水が洩れることがなく、
スチーム量制御部52が閉じたとき水は気化室28にた
まることなくすべて気化されるので、ベース部の温度が
高い状態で長時間載置状態が続いたり、あるいは、アイ
ロンをドライで長時間使用した後でもスチームをすぐに
出すことができる。
【0050】
【発明の効果】以上のように本発明のアイロンは、ベー
ス部を加熱するヒータ部と、前記ベース部の温度を検知
する温度検知部と、前記ベース部に設けられた気化室
と、この気化室に供給する水を貯えるタンクと、このタ
ンクから前記気化室への水の供給を制御するスチーム量
制御部と、前記ヒータ部への通電を制御するヒータ制御
部と、前記ベース部の温度を任意の温度に設定するとと
もに、設定されたベース部の温度に適したスチーム量に
設定する温度・スチーム設定部と、この温度・スチーム
設定部と前記温度検知部の出力を入力として、前記ヒー
タ制御部とスチーム量制御部を制御する制御部とを備
え、前記スチーム量制御部は、モータにより回転するウ
ォームと、このウォームに連結したギアと、このギアに
設けたカムと、このカムに連係して気化室への給水停止
とその給水量を変化させる開閉体とで構成し、前記温度
検知部の出力を入力としてスチーム量制御部に出力する
温度判定部を設け、この温度判定部によりベース部の温
度が所定の温度より低いと判定したとき、前記スチーム
量制御部が気化室への水の供給を停止するようにした
とにより、ベース部の温度に対して供給される水量の過
不足をなくすことができるとともに、ベース部の温度が
設定温度に到達したときに気化室への水の供給を開始す
ることができるため、誤操作による水洩れを防止して良
好なアイロンがけを行うことができる。
【0051】また、温度判定部によりベース部の温度が
所定の温度より低いと判定したとき、前記スチーム量制
御部が気化室への水の供給を停止するように設定したこ
とにより、ベース部の温度が所定の温度より低下すると
気化室への水の供給を停止してベース部からの水洩れが
防止できるとともに、熱応動部材を用いることなくその
構成を簡略にして良好なスチームを安定して噴出させる
ことができる。
【0052】また、モータにより回転するウォームと、
このウォームに連結したギアと、このギアに設けたカム
と、このカムに連係して気化室への給水停止とその給水
量を変化させる開閉体とで構成したことにより、水の供
給部に対して開閉体を精密かつ迅速に進退させることが
でき、気化室への水の供給量を精度よく制御することが
できる。
【0053】また、ベース部を加熱するヒータ部、前記
ベース部の温度を検知する温度検知部、前記ベース部に
設けられた気化室、この気化室に供給する水を貯えるタ
ンク、このタンクから前記気化室への水の供給を制御す
るスチーム量制御部を有したアイロン部と、このアイロ
ン部を載置するスタンド部と、前記ヒータ部への通電を
制御するヒータ制御部と、前記ベース部の温度を任意の
温度に設定するとともに、設定されたベース部の温度に
適したスチーム量に設定する温度・スチーム設定部と、
この温度・スチーム設定部と前記温度検知部の出力を入
力として、前記ヒータ制御部とスチーム量制御部を制御
する制御部とを備え、前記スチーム量制御部は、モータ
により回転するウォームと、このウォームに連結したギ
アと、このギアに設けたカムと、このカムに連係して気
化室への給水停止とその給水量を変化させる開閉体とで
構成し、前記温度検知部の出力を入力としてスチーム量
制御部に出力する温度判定部を設け、この温度判定部に
よりベース部の温度が所定 の温度より低いと判定したと
き、前記スチーム量制御部が気化室への水の供給を停止
するようにしたことにより、ベース部の温度に対して供
給される水量の過不足をなくすことができるとともに、
アイロン部から電源を切り離してアイロンがけを行うこ
とができ、使い勝手を向上させることができる。
【0054】また、アイロン部をスタンド部に載置した
ときに温度およびスチーム量の設定を可能にしたことに
より、アイロンがけ作業中に設定が不用意に切り変わる
のを防止して、ベース部の温度に対して供給される水量
の過不足をなくすことができる。
【0055】また、温度判定部によりベース部の温度が
所定の温度より低いと判定したとき、前記スチーム量制
御部が気化室への水の供給を停止するように設定したこ
とにより、ベース部の温度低下によるアイロンがけ作業
中の水洩れを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例のアイロン要部を断面で
示した側面図
【図2】図1の(イ)矢視図
【図3】同アイロンの構成を示したブロック図
【図4】同アイロンの把手の要部上面図
【図5】本発明の第2の実施例のアイロンの構成を示し
たブロック図
【図6】同アイロンの把手の要部上面図
【図7】同アイロンの変形例を示した把手の要部上面図
【図8】本発明の第3の実施例のアイロンの構成を示し
たブロック図
【図9】本発明の第4の実施例のアイロンの構成を示し
たブロック図
【図10】従来のアイロンの構成を示したブロック図
【図11】同アイロンの要部を断面で示した側面図
【図12】従来の他のアイロンの要部を断面で示した側
面図
【符号の説明】
20 ヒータ部 21 ベース部 22 温度検知部 23 制御部 24 温度・スチーム設定部 25 ヒータ制御部 26 スチーム量制御部 27 タンク 28 気化室
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−317597(JP,A) 特開 平6−205898(JP,A) 特開 平4−122395(JP,A) 特公 平4−46597(JP,B2) 特公 平4−75037(JP,B2) 実公 昭61−42556(JP,Y1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) D06F 75/10 D06F 75/26

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ベース部を加熱するヒータ部と、前記ベ
    ース部の温度を検知する温度検知部と、前記ベース部に
    設けられた気化室と、この気化室に供給する水を貯える
    タンクと、このタンクから前記気化室への水の供給を制
    御するスチーム量制御部と、前記ヒータ部への通電を制
    御するヒータ制御部と、前記ベース部の温度を任意の温
    度に設定するとともに、設定されたベース部の温度に適
    したスチーム量に設定する温度・スチーム設定部と、こ
    の温度・スチーム設定部と前記温度検知部の出力を入力
    として、前記ヒータ制御部とスチーム量制御部を制御す
    る制御部とを備え、前記スチーム量制御部は、モータに
    より回転するウォームと、このウォームに連結したギア
    と、このギアに設けたカムと、このカムに連係して気化
    室への給水停止とその給水量を変化させる開閉体とで構
    成し、前記温度検知部の出力を入力としてスチーム量制
    御部に出力する温度判定部を設け、この温度判定部によ
    りベース部の温度が所定の温度より低いと判定したと
    き、前記スチーム量制御部が気化室への水の供給を停止
    するようにしたアイロン。
  2. 【請求項2】 ベース部を加熱するヒータ部、前記ベー
    ス部の温度を検知する温度検知部、前記ベース部に設け
    られた気化室、この気化室に供給する水を貯えるタン
    ク、このタンクから前記気化室への水の供給を制御する
    スチーム量制御部を有したアイロン部と、このアイロン
    部を載置するスタンド部と、前記ヒータ部への通電を制
    御するヒータ制御部と、前記ベース部の温度を任意の温
    度に設定するとともに、設定されたベース部の温度に適
    したスチーム量に設定する温度・スチーム設定部と、こ
    の温度・スチーム設定部と前記温度検知部の出力を入力
    として、前記ヒータ制御部とスチーム量制御部を制御す
    る制御部とを備え、前記スチーム量制御部は、モータに
    より回転するウォームと、このウォームに連結したギア
    と、このギアに設けたカムと、このカムに連係して気化
    室への給水停止とその給水量を変化させる開閉体とで構
    成し、前記温度検知部の出力を入力としてスチーム量制
    御部に出力する温度判定部を設け、この温度判定部によ
    りベース部の温度が所定の温度より低いと判定したと
    き、前記スチーム量制御部が気化室への水 の供給を停止
    するようにしたアイロン。
  3. 【請求項3】 アイロン部がスタンド部に載置している
    か否かを検知する載置検知部と、温度・スチーム設定部
    の出力信号により、アイロン部をスタンド部に載置した
    ときに温度およびスチーム量の設定を可能にした請求項
    記載のアイロン。
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