JP3044965B2 - アイロン - Google Patents
アイロンInfo
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- JP3044965B2 JP3044965B2 JP5082989A JP8298993A JP3044965B2 JP 3044965 B2 JP3044965 B2 JP 3044965B2 JP 5082989 A JP5082989 A JP 5082989A JP 8298993 A JP8298993 A JP 8298993A JP 3044965 B2 JP3044965 B2 JP 3044965B2
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Description
行うアイロンに関するものである。
ように構成されたものが一般的であった。以下、その構
成について説明する。気化室1を有するベース2上にタ
ンク3を配置し、このタンク3内の水を導水路4を通じ
て前記気化室1に滴下してスチームを発生させる。ま
た、熱応動部材5は温度により前記導水路4を開閉して
気化室1への水の供給を制御する。
化室1の気化能力は高く、滴下した水の全てを瞬時に気
化することができる。しかしながら、気化室1の温度が
低い場合、気化能力も低く気化室1に水が溜まり、やが
てはスチーム穴6より水が洩れてしまう。
熱応動部材5を用いている。この熱応動部材5は所定の
ヒステリシスに基づいて動作する。熱応動部材5は温度
T1で導水路4を開く方向に動作し、温度T1より低い
温度T2では導水路4を閉じる方向に動作する。
来の構成のものでは、熱応動部材5が温度T1で導水路
4を開成し、スチームの使用を可能とするため、T1よ
り高い温度でアイロンかけを行う布質にしかスチームを
使用することができないという問題があった。
のヒステリシス幅であるT1とT2の間の温度でアイロ
ンがけを行う布質に対してもスチームの使用を可能とす
ることを第一の目的としている。第二の目的は温度T1
とT2の間の温度でのスチームの使用を簡単な構成で実
現することである。第三の目的はスチーム使用開始を確
実なものにすることである。
を達成するために本発明のアイロンは、ヒータによって
加熱されるベースと、前記ベースに設けられた気化室
と、前記気化室に供給する水を貯えるタンクと、前記タ
ンク内の水を前記気化室に供給するための導水路と、前
記導水路を開閉して前記気化室への水の供給を制御する
熱応動部材と、前記熱応動部材の開閉を検知する開閉検
知部と、前記ベースを任意の温度に設定する温度設定部
と、前記ベースの温度を検知する温度検知部と、前記開
閉検知部が前記熱応動部材の開成を検知するまで前記ベ
ースの温度を上げた後、前記熱応動部材の開成温度と閉
成温度の間の設定温度で前記ベースの温度制御を行うヒ
ータ制御部とを具備したものである。
のアイロンは、ヒータによって加熱されるベースと、前
記ベースに設けられた気化室と、前記気化室に供給する
水を貯えるタンクと、前記タンク内の水を前記気化室に
供給するための導水路と、前記導水路を開閉して前記気
化室への水の供給を制御する熱応動部材と、前記ベース
を任意の温度に設定する温度設定部と、前記ベースの温
度を検知する温度検知部と、前記温度検知部からの信号
によって前記熱応動部材の開閉を判断する開閉状態判断
部と、前記開閉状態判断部が前記熱応動部材の開成を判
断するまでヒータに通電を行った後、前記熱応動部材の
開成温度と閉成温度の間の設定温度で前記ベースの温度
制御を行うヒータ制御部とを具備したものである。
明のアイロンは、熱応動部材の開成を検知または判断し
た後に、使用可能であることを報知する適温報知部を具
備したものである。
部材のヒステリシス幅であるT1とT2の間の温度でア
イロンかけを行う布質に対してもスチームの使用を可能
とすることができるのである。
部材の開閉状態を判断する開閉状態判断部を具備したこ
とにより、熱応動部材の開閉を検知する開閉検知部が不
要となり簡単な構成で前記条件でのスチームの使用が可
能となるものである。
り、使用者にスチームが使用可能であることを的確に知
らせることができる。
いて説明する。図1〜図4において、10はヒータ11
を埋設したベースで気化室12を形成しており、その上
面側は蓋体で覆われている。13はベース1の温度を検
知する温度検知部、14はベース1に設けた反転式のバ
イメタル等で形成した熱応動部材、15はこの熱応動部
材4の開閉を検知する開閉検知部である。
に供給する導水路で前記ベース10上に取り付けられて
いる。そして、前記導水路16には弁装置18が設けら
れており、前記熱応動部材14が上方に反転して弁装置
18を開き、導水路16を通して気化室12に水を送り
気化させてスチーム発生を行っている。
御回路部で、前記ベース10を任意の温度に設定するた
めの温度設定部20、現在の設定レベルと温度を表示す
る表示部21を有している。前記制御回路部19は前記
開閉検知部15が前記熱応動部材14の開成を検知する
までベース10温度上げてから設定温度で温度制御を行
うヒーター制御部22、前記温度設定部20と温度検知
部13および開閉検知部15からの信号を入力し、前記
ヒータ制御部22の駆動を判断するマイクロコンピュー
タ等で構成される演算装置23を有している。
説明する。まず、アイロンがけを行う際には、電源を投
入した後、温度設定部20を操作してベース10を任意
の温度に設定すると、表示部21に設定された温度が表
示され、温度検知部13の信号によりベース10の温度
が設定された温度レベルに到達しているか否かを演算装
置23で判断する。
いなければヒータ11に通電してベース10の温度を上
げる。熱応動部材14の温度が図4における温度T1に
到達すると、熱応動部材14が反転して導水路16を開
き、タンク17内の水が気化室12に供給されてスチー
ムを発生させることができる。
シス幅付近の設定温度の制御範囲内では、温度T1を越
えることはない。そのため、熱応動部材14の動作を開
閉検知部15で検知し、熱応動部材14の反転がなく導
水路16が開いていないと検知した場合には、ヒータ1
1に通電してベース10の温度を上げ、熱応動部材14
での開成を検知した後設定温度で温度制御を行う。この
時点でスチームの使用が可能となり、スチームを噴出さ
せてアイロンがけが開始できる。
16が閉じる温度T2は、開く温度T1に対してかなり
低く、一度熱応動部材14によって開成してしまうと、
熱応動部材14のヒステリシス幅の範囲内で温度が制御
されると閉じることなくスチームを連続的に発生させる
ことができ、スチームアイロンとしての使用が可能であ
る。
したもので、制御回路部24に温度検知部13からの信
号により熱応動部材14の開閉を判断する開閉状態判断
部25、この開閉状態判断部25が熱応動部材14の開
成を判断するまでベース10温度を上げてから、設定温
度で温度制御を行うヒータ制御部22、温度設定部20
と温度検知部13および開閉状態判断部25からの信号
を入力し、ヒータ制御部22の駆動を判断するマイクロ
コンピュータ等で構成される演算装置23を有したもの
である。
説明する。まず、アイロンがけを行う際には、電源を投
入した後、温度設定部20を操作してベース10を任意
の温度に設定する。表示部21に設定された温度が表示
され、温度検知部13の信号によりベース10の温度が
設定された温度レベルに到達しているか否かを演算装置
23で判断する。
いなければヒータ11に通電してベース10の温度を上
げる。しかし、通常の熱応動部材14のヒステリシス幅
付近の設定温度の制御範囲内では、熱応動部材14が温
度T1を越えることはない。
転して導水路16を開き、温度が下がると下方に反転し
て導水路16を閉じるという反転動作は、熱応動部材1
4のヒステリシスの温度T1,T2から決定することが
できる。
から現在の温度T3でオーバーシュートを少なくするた
め、一度ヒータ11への通電を停止し、その時点で現在
の温度T3と温度の上昇の割合から時間t1のヒータへ
の通電でベース温度がT1を越え、少し遅れて熱応動部
材4が開成温度T1に到達するということを開閉状態判
断部16で判断する。判断後再び一度ヒータへの通電を
時間t1だけ行うが、オーバーシュートにより温度が上
昇し続け熱応動部材4の温度はT1に到達し開成するこ
とになる。
これは図6のようになり、その後ベース10温度が設定
温度の制御範囲内に下がってから通常の設定温度での温
度制御を行う。この設定温度の制御範囲は熱応動部材1
4の開成温度T1と閉成温度T2の間にあるので、スチ
ームの使用が連続で可能である。
を示したもので、制御回路部26に、開閉検知部15が
開成になっていることを確認するとともに設定温度到達
から一定時間経過後スチーム使用可能の適温到達報知を
する適温報知部27、開閉表示部28を付加したもの
で、この実施例の構成における作用を説明する。
投入した後、温度設定部20を操作してベース10を任
意の温度に設定すると、表示部21に設定された温度が
表示され、温度検知部13の信号によりベース10の温
度が設定された温度レベルに到達しているか否かを演算
装置23で判断する。
いなければヒータ11に通電してベース10の温度を上
げる。熱応動部材14の温度が図8における温度T1に
到達すると、熱応動部材14が反転して導水路16が開
き、スチーム発生となる。しかし、通常の熱応動部材1
4のヒステリシス幅付近の設定温度の制御範囲内では、
温度T1を越えることはない。
部15で検知し、熱応動部材14の反転がなく導水路1
6が開いていないと検知した場合には、ヒータ11に通
電しベース10の温度を上げて熱応動部材14での開成
を検知した後、設定温度で温度制御を行う。それに加え
て、設定温度に比べて熱応動部材14が開成する温度T
1は少し高い。
成の温度を越えるまでの経過時間を一定時間と決定す
る。その一定時間を経過後では確実に熱応動部材14は
開成していることになり、この時点で適温報知部27で
スチーム使用可能の適温到達報知をすることで、使用者
にスチームアイロンとしての使用を確実に知らせること
ができる。
16が閉じる温度T2は、開く温度T1に対してかなり
低く、一度熱応動部材14によって開成してしまうと、
熱応動部材14のヒステリシス幅の範囲内で温度が制御
されると閉じることなくスチームを連続的に発生させる
ことができ、スチームアイロンとしての使用が可能であ
る。
ける開閉の信号を開閉表示部28に表示し、その開閉に
合わせて報知をすることで、使用者が現在スチームが使
用可能か否かを知ることができ、使い勝手が向上する。
タによって加熱されるベースと、前記ベースに設けられ
た気化室と、前記気化室に供給する水を貯えるタンク
と、前記タンク内の水を前記気化室に供給するための導
水路と、前記導水路を開閉して前記気化室への水の供給
を制御する熱応動部材と、前記熱応動部材の開閉を検知
する開閉検知部と、前記ベースを任意の温度に設定する
温度設定部と、前記ベースの温度を検知する温度検知部
と、前記開閉検知部が前記熱応動部材の開成を検知する
まで前記ベースの温度を上げた後、前記熱応動部材の開
成温度と閉成温度の間の設定温度で前記ベースの温度制
御を行うヒータ制御部とを具備したから、熱応動部材の
ヒステリシス幅の範囲内の設定温度でスチームを噴出さ
せることができる。
がけが行える温度範囲を拡大することができ、布質に適
した温度で効果的にアイロンがけを行うことができる。
と、前記ベースに設けられた気化室と、前記気化室に供
給する水を貯えるタンクと、前記タンク内の水を前記気
化室に供給するための導水路と、前記導水路を開閉して
前記気化室への水の供給を制御する熱応動部材と、前記
ベースを任意の温度に設定する温度設定部と、前記ベー
スの温度を検知する温度検知部と、前記温度検知部から
の信号によって前記熱応動部材の開閉を判断する開閉状
態判断部と、前記開閉状態判断部が前記熱応動部材の開
成を判断するまでヒータに通電を行った後、前記熱応動
部材の開成温度と閉成温度の間の設定温度で前記ベース
の温度制御を行うヒータ制御部とを具備したから、簡単
な構成で熱応動部材のヒステリシス幅の範囲内の設定温
度でスチームを噴出させることができる。
した後に、使用可能であることを報知する適温報知部を
具備したから、使用者にスチームが使用可能であること
を的確に知らせることができる。
のスチームの使用であるにもかかわらず使用者は確実に
スチーム使用が可能か否かがわかるようになり、布質に
あったアイロンかけを簡単に行うことができ、使い勝手
を向上させることができるものである。
図
タイムチャート図
ブロック図
タイムチャート図
ブロック図
タイムチャート図
Claims (3)
- 【請求項1】 ヒータによって加熱されるベースと、前
記ベースに設けられた気化室と、前記気化室に供給する
水を貯えるタンクと、前記タンク内の水を前記気化室に
供給するための導水路と、前記導水路を開閉して前記気
化室への水の供給を制御する熱応動部材と、前記熱応動
部材の開閉を検知する開閉検知部と、前記ベースを任意
の温度に設定する温度設定部と、前記ベースの温度を検
知する温度検知部と、前記開閉検知部が前記熱応動部材
の開成を検知するまで前記ベースの温度を上げた後、前
記熱応動部材の開成温度と閉成温度の間の設定温度で前
記ベースの温度制御を行うヒータ制御部とを具備したア
イロン。 - 【請求項2】 ヒータによって加熱されるベースと、前
記ベースに設けられた気化室と、前記気化室に供給する
水を貯えるタンクと、前記タンク内の水を前記気化室に
供給するための導水路と、前記導水路を開閉して前記気
化室への水の供給を制御する熱応動部材と、前記ベース
を任意の温度に設定する温度設定部と、前記ベースの温
度を検知する温度検知部と、前記温度検知部からの信号
によって前記熱応動部材の開閉を判断する開閉状態判断
部と、前記開閉状態判断部が前記熱応動部材の開成を判
断するまでヒータに通電を行った後、前記熱応動部材の
開成温度と閉成温度の間の設定温度で前記ベースの温度
制御を行うヒータ制御部とを具備したアイロン。 - 【請求項3】 熱応動部材の開成を検知または判断した
後に、使用可能であることを報知する適温報知部を具備
した請求項1または2記載のアイロン。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5082989A JP3044965B2 (ja) | 1993-04-09 | 1993-04-09 | アイロン |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5082989A JP3044965B2 (ja) | 1993-04-09 | 1993-04-09 | アイロン |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06292798A JPH06292798A (ja) | 1994-10-21 |
JP3044965B2 true JP3044965B2 (ja) | 2000-05-22 |
Family
ID=13789636
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5082989A Expired - Lifetime JP3044965B2 (ja) | 1993-04-09 | 1993-04-09 | アイロン |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3044965B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP3098345B1 (de) * | 2015-05-29 | 2019-07-03 | Sda Factory Victoria Slu | Dampfbügeleisen und verfahren zum betrieb eines dampfbügeleisens |
-
1993
- 1993-04-09 JP JP5082989A patent/JP3044965B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH06292798A (ja) | 1994-10-21 |
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