JPH07289799A - スチームアイロン - Google Patents

スチームアイロン

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Publication number
JPH07289799A
JPH07289799A JP8692294A JP8692294A JPH07289799A JP H07289799 A JPH07289799 A JP H07289799A JP 8692294 A JP8692294 A JP 8692294A JP 8692294 A JP8692294 A JP 8692294A JP H07289799 A JPH07289799 A JP H07289799A
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JP
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water
iron
iron body
steam
mounting table
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Application number
JP8692294A
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English (en)
Inventor
Kazunori Amano
和徳 天野
Norio Wada
憲夫 和田
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Toshiba Home Technology Corp
Original Assignee
Toshiba Home Technology Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 コードレス式であっても気化室に安定した状
態で水を供給する。 【構成】 ヒータ2を備えたベース3に気化室4を形成
する。この気化室4と水タンク8とを連通する通水路11
に、給水ポンプ12を設ける。給水ポンプ12に、蓄力手段
24を構成するゼンマイ式の蓄力バネ30を連結する。一
方、蓄力バネ30に蓄力を付与する蓄力モータ25を、載置
台21に設ける。 【効果】 アイロン本体1を載置する毎に、蓄力手段24
は給水ポンプ12の駆動力を蓄える。したがって、給水ポ
ンプ12は安定した状態で駆動する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、衣類などのプレス仕上
げに使用するコードレス式のスチームアイロンに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のスチームアイロンは、ア
イロン本体内に例えば電磁式の電動ポンプなどの水供給
手段を設け、この電動ポンプを駆動して水タンク内の水
をベースの一部に形成された気化室に供給し、この水を
ベースに設けられたヒータの熱で気化させて、スチーム
をベースの下面から噴出させるように構成したものが知
られており、水供給手段として特に電動ポンプを使用す
ることで、気化室への水の供給を可変して、スチーム量
の少ない化学繊維などの布地にも対応できるようになっ
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のスチーム量を可
変することのできるスチームアイロンは、アイロンを掛
けている最中にも絶えず電動ポンプに電力を供給しなけ
ればならないため、アイロン本体とこのアイロン本体に
電力を供給する載置台が使用中に分離するコードレス式
のスチームアイロンには、こうした手法をそのまま適用
することができず、気化室に安定した状態で水を供給す
ることができなくなったり、スチーム量を可変すること
ができないなどの問題点が発生する。
【0004】そこで本発明は上記問題点に鑑み、コード
レス式であっても気化室に安定した状態で水を供給する
ことができるスチームアイロンを提供することをその目
的とする。
【0005】また、本発明の他の目的は、コードレス式
であってもスチーム量を可変することの可能なスチーム
アイロンを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明のスチームアイロ
ンは、加熱手段を備えたベースに気化室を形成し、水タ
ンクから前記気化室に水を供給する水供給手段を備えた
アイロン本体と、このアイロン本体の載置が可能でその
載置に応じて前記加熱手段に対して通電する載置台と、
前記アイロン本体を前記載置台に載置したときに前記水
供給手段の駆動力を蓄える蓄力手段とを具備するもので
ある。この場合、前記蓄力手段が、前記水供給手段に設
けられたゼンマイ式の蓄力バネと、前記載置台に設けら
れ前記アイロン本体を前記載置台に載置したときに前記
蓄力バネに連結する蓄力モータとにより構成されること
が好ましい。また、前記アイロン本体の載置状態を検知
して、このアイロン本体が前記載置台に載置されたとき
にのみ前記蓄力モータを駆動させる載置検知手段を前記
載置台に設けることが好ましい。さらに、前記アイロン
本体を前記載置台に載置したときに前記水供給手段の動
作を停止させる停止機構を設けることが好ましく、ま
た、前記水タンクから前記気化室に至る通水路の途中に
この通水路の開口面積を可変する流量調節弁を設けるこ
とが好ましい。
【0007】
【作用】上記構成により、アイロン本体を載置台に載置
する毎に、蓄力手段に水供給手段の駆動力が蓄えられ、
アイロン本体を載置台から離脱すると、蓄力手段から水
供給手段に安定した状態で駆動力が付与される。
【0008】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1乃至図6を参
照して説明する。図1はアイロンの全体構成を示し、同
図において、1はアイロン本体で、このアイロン本体1
は加熱手段たるヒータ2を備えたベース3が下部に配設
される。ベース3の上部には、ヒータ2の近傍に位置し
て気化室4が形成され、この気化室4に連通するスチー
ム噴出口5がベース3の下面に設けられる。また、6は
気化室4の上部を覆うスチームカバーである。ベース3
の上部にはカバー7が設けられるとともに、このカバー
7の上部にはカセット式の水タンク8がアイロン本体1
に対し着脱可能に設けられる。水タンク8の下部には、
水タンク8をアイロン本体に装着した時に開く弁装置9
が設けられるとともに、気化室4の上部にはクランク状
の折曲管10が連結され、この折曲管10を含む通水路11に
より、水タンク8と気化室4間が連通される。また、通
水路11の途中には、水タンク8から気化室4に水を供給
する水供給手段としての給水ポンプ12が設けられる。給
水ポンプ12の内部には、水を外部に送り出すための回動
可能な羽根部12Aが設けられるとともに、羽根部12Aの
中心部から給水ポンプ12の後部に突出してシャフト12B
が設けられる。なお、13は把手体14の内部に設けられた
制御基板である。
【0009】一方、21はアイロン本体1の載置が可能な
載置台であり、これは上面が一方向に傾斜した載置部22
の傾斜下端側に受部23が突設される。受部23の内部に
は、蓄力手段24の一部を構成する蓄力付与手段としての
蓄力モータ25と、アイロン本体1の載置状態を検出する
載置検知手段たる載置検知スイッチ26が設けられる。ま
た、蓄力モータ25は受部23の側部から先端が突出する回
動可能な連結棒27を有し、載置検知スイッチ26の接点に
は受部23の側部より出没可能な載置検知ボタン28が設け
られる。そして、アイロン本体1を載置台21の載置部22
に載置すると、連結棒27がアイロン本体1の連結口29に
挿入して、連結棒27がゼンマイ式の蓄力バネ30に連結す
るとともに、載置検知ボタン28がアイロン本体1の後部
に押圧され、載置検知スイッチ26の接点が切換わるよう
になっており、載置検知スイッチ26はアイロン本体1の
載置のみならず、連結棒27と蓄力バネ30の連結を検知す
る機能も兼ね備えている。なお、本実施例では、載置検
知手段として接触式の載置検知スイッチ26を用いたが、
これは、非接触式の光学センサなどを用いてもよい。
【0010】次に、給水ポンプ12および蓄力手段24の周
辺構成を、図2乃至図4などの図面も参照しながら説明
すると、蓄力手段24はアイロン本体1を載置したときに
給水ポンプ12に対する駆動力を蓄えるものであり、これ
は、前述の載置台21側に設けられた連結棒27を有する蓄
力モータ25の他に、アイロン本体1の後部にその中心部
が連結口29に対向して設けられた渦巻状の蓄力バネ30
と、蓄力バネ30に蓄えられた駆動力を給水ポンプ12に伝
導する加速ギア機構31とにより構成される。加速ギア機
構31は、蓄力バネ30に取付け固定された第1のギア32
と、第1のギア32に噛合する第2のギア33と、第2のギ
ア33に噛合し、かつ、給水ポンプ12のシャフト12Bと一
体的に取付け固定された第3のギア34とからなり、これ
らの各ギア32,33,34は共通する一対の支え板35,36に
よって、回動可能に支持される。蓄力バネ30の中心部に
位置する内端部は、蓄力モータ25の連結棒27が係脱可能
なように形成され、この蓄力バネ30の内端部に、回転す
る連結棒27が係止することによって、それ自身の弾性力
に抗して蓄力バネ30が巻回される。また、詳細な構造は
図示しないが、蓄力バネ30を巻回すことにより充分蓄力
が付与されると、連結棒27が空転するようになってい
る。なお、蓄力バネ30は給水ポンプ12を約90秒程度駆
動できる構造であれば充分である。これは、本実施例の
ようなコードレス式のアイロンの場合、アイロン本体1
が離脱してから90秒経過すると、ベース3の温度も相
当低下するからである。
【0011】一方、41はアイロン本体1の内部に形成さ
れた支軸であり、この支軸41を中心にして回動自在なス
トッパー棒42が設けられる。ストッパー棒42の先端に
は、前記第2のギア33に係脱可能な係止片43が形成さ
れ、係止片43が第2のギア33に係止すると、給水ポンプ
12のシャフト12Bの回転が停止し、これによって、気化
室4への水の供給を強制的に停止するようになってい
る。また、44はストッパー棒41の基端寄りに連結され、
通電時にストッパー棒41の基端を水平方向に移動させる
出没可能なソレノイドであり、このソレノイド44とスト
ッパー棒42とにより、アイロン本体1を載置台21の載置
部22に載置したときに給水ポンプ12の動作を停止させる
停止機構45を構成する。
【0012】前記通水路11を構成する折曲管10の途中に
は、通水路11の開口面積を可変することで、この通水路
11を流れる水の流量を規制する上下動可能な流量調節弁
46が設けられる。流量調節弁46は略円錐状に形成された
胴部47の上端にフランジ部48を有しており、流量調節弁
46が下方に移動すると、フランジ部48が折曲管11の側壁
に当接して、通水路11を閉止させることができる。ま
た、流量調節弁46には、折曲管10の上端を貫通する切換
シャフト49が設けられており、この切換シャフト49の上
部寄りに、ストッパー棒42の基端が取付け固定される。
切換シャフト49の途中には、この切換シャフト49を上方
に付勢するスプリング50が設けられ、切換シャフト49の
上端に位置する温度設定つまみ51の切欠部52に当接する
ようになっている。そして、温度設定つまみ51は、噴出
口5から噴出するスチーム量を可変操作するスチーム量
可変操作手段として、アイロン本体1の上部にスライド
移動可能に設けられ、切換シャフト49は段階的に傾斜形
成された切欠部52に沿って上下動するようになってい
る。
【0013】次に、図5に基づき回路構成を説明する
と、55は載置台21に設けられたコンセントプラグコー
ド、56はコンセントプラグコード55からの電力供給ライ
ンに接続される電源端子であり、電力供給ライン間には
載置検知スイッチ26と蓄力モータ25との直列回路が接続
される。蓄力モータ25は載置検知スイッチ26がオンした
ときに、コンセントプラグコード55から電力が供給され
るようになっている。また、57はアイロン本体1の内部
に設けられたマイクロコンピュータなどからなる制御
部、58は制御部57に電力を供給するための給電端子であ
り、アイロン本体1を載置したときに電源端子56と給電
端子58が嵌合して、制御部57に電力が供給される。59は
前記温度設定つまみ51に連動する設定温度切替部、60は
ベース3の温度を検出する温度検出手段たる温度センサ
であり、制御部57は温度センサ60からの温度検出信号に
基づいて、設定温度切替部59で設定された温度にヒータ
2を通断電制御する。また、61は制御部57に接続された
ソレノイド44の電力供給用のコンデンサであり、このコ
ンデンサ61は、アイロン本体1が載置しているときに
は、コンセントプラグコード55から制御部57を介して充
電が行われ、アイロン本体1が載置台21から離脱する
と、ソレノイド44に対して約1秒程度電力を供給するよ
うに構成される。
【0014】次に、上記構成に付き、その作用を図6に
示す一般的なアイロンの制御シーケンスに基づいて説明
する。なお、図6は、ヒータ2,載置検知スイッチ26,
蓄力モータ25および給水ポンプ12の動作状態をグラフに
示したものであり、蓄力バネ30に関しては、蓄力バネ30
の蓄力の度合いを示している。
【0015】先ず、ステップS1において、アイロン本
体1を載置台21に載置した状態で、コンセントプラグコ
ード55を図示しないコンセントに差し込むと、電源端子
56および給電端子58の嵌合により、アイロン本体1の制
御部57に電力が供給される。また、この状態では、載置
検知ボタン28がアイロン本体1の後部に押圧されるた
め、載置検知スイッチ26がオンして蓄力モータ25に電力
が供給される。このため、アイロン本体1の載置時に連
結棒27に連結する蓄力バネ30が巻回され、この蓄力バネ
30に給水ポンプ12を駆動する力が徐々に蓄えられる。一
方、アイロン本体1側では、制御部57を介してコンデン
サ61が充電され、かつ、停止機構45を構成するソレノイ
ド44が通電状態になるため、ソレノイド44の電磁力によ
り、スプリング50の付勢に抗してストッパー棒42の基端
が図2に示す水平方向に移動する。したがって、温度設
定つまみ51の位置にかかわらず、流量調節弁46のフラン
ジ部48が折曲管10の側壁に当接して、通水路11が閉止さ
れるとともに、第2のギア33にストッパー棒42の係止片
43が係止して、給水ポンプ12の動作が停止する。すなわ
ち、このアイロン本体1の載置時には、水タンク8から
気化室4への水の供給が遮断され、噴出口5から水やス
チームが噴出する危険性を防止する。
【0016】次に、ステップS2において、温度設定つ
まみ51を所望の位置にセットすると、設定温度切替部59
で設定された温度にヒータ2が通断電制御される。ま
た、蓄力バネ30にはすでに充分な力が蓄えられ、連結棒
27は空転するようになる。
【0017】ベース3が所定温度に達すると、ステップ
S3のアイロン作業に移行する。このアイロン作業の場
合には、アイロン本体1が載置台21から離脱するため、
ヒータ2に対する通電は停止し、ベース3の温度は徐々
に低下する。また、連結棒27と蓄力バネ30の連結が解か
れ、載置検知スイッチ26はオフ状態になるとともに、こ
れによって、蓄力モータ25への不必要な電力供給も停止
する。一方、アイロン本体1側では、コンデンサ61が蓄
えられた電荷によって、コンデンサ61が完全に放電する
までソレノイド44に電力を供給して、水タンク8から気
化室4への水の供給を遮断する。このため、アイロン本
体1を載置台21から離脱した直後に、噴出口5からスチ
ームが噴出する危険性は回避される。
【0018】コンデンサ61の放電により、ソレノイド44
に対する電力供給が停止すると、ソレノイド44からスト
ッパー棒42および切換シャフト49に対する拘束力も消失
する。したがって、今度は、温度設定つまみ51の設定位
置に応じて、ストッパー棒42および切換シャフト49の位
置が切換わるようになる。すなわち、温度設定つまみ51
を図2に示すベース3の低温度領域であるドライに設定
すると、切換シャフト49は流量調節弁46のフランジ部48
が折曲管10の側壁に当接する位置に押し下げられ、スト
ッパー棒42は引き続き水平方向に位置して、第2のギア
33の回転を係止部43により阻止する。このため、給水ポ
ンプ12の駆動は停止されるとともに、通水路11は閉止さ
れ、噴出口5からスチームは発生しなくなる。
【0019】また、温度設定つまみ51を図3に示すベー
ス3の中温度領域であるスチーム弱に設定すると、切換
シャフト49は流量調節弁46が通水路11の一部を開放する
位置に移動する。このとき、ストッパー棒42の係止片43
は下方に移動して、係止片43と第2のギア33との係止が
解除されるため、蓄力バネ30の弾性反発力が加速ギア機
構31を介して給水ポンプ12側に伝達される。そして、給
水ポンプ12のシャフト12Bに回転駆動力が付与され、水
タンク8から気化室4に通水路11の開口面積に見合う量
の水が供給される。この場合、気化室4に達した水はベ
ース3の熱によって気化され、少量のスチームとして噴
出口5から外部に噴出する。
【0020】さらに、温度設定つまみ51を図4に示すベ
ース3の高温度領域であるスチーム強に設定すると、切
換シャフト49は流量調節弁46とともに最も上方に移動す
る。ストッパー棒42の係止片43はさらに下方に移動し
て、図2のスチーム弱の場合と同様に、係止片43と第2
のギア33との係止が解除され、蓄力バネ30の弾性反発力
が加速ギア機構31を介して給水ポンプ12側に伝達され
る。また、通水路11の開放面積は図2のスチーム弱の場
合よりも大きくなり、さらに大量の水が水タンク8から
気化室4に供給される。このため、気化室4に達した水
はベース3の熱によって気化され、大量のスチームとし
て噴出口5から外部に噴出する。
【0021】こうしてアイロン掛けを行うのに伴い、ベ
ース3の温度が低下した後には、再びアイロン本体1を
載置台21の載置部22に戻してベースを加熱し、このよう
な手順を繰り返してアイロン作業を順次進める(ステッ
プS3〜ステップS6)。この場合、噴出口5から噴出
されるスチーム量は、温度設定つまみ51を操作すること
により任意に可変することができる。また、アイロン本
体1を載置台21に戻す毎に、蓄力バネ30は蓄力モータ25
により巻回されて蓄力され、これにより、給水ポンプ12
を介してアイロン掛け時に気化室4に安定した状態で水
が供給される。そして、アイロン作業が終了した後に
は、ステップS7で温度設定つまみ51をオフに切換え、
コンセントプラグコード55をコンセントから抜く(ステ
ップS8)。
【0022】以上のように上記実施例のスチームアイロ
ンは、請求項1に対応して、ヒータ2を備えたベース3
に気化室4を形成し、水タンク8から気化室4に水を供
給する給水ポンプ12を備えたアイロン本体1と、このア
イロン本体1の載置が可能でその載置に応じてヒータ2
に対して通電する載置台21と、アイロン本体1を載置台
21に載置したときに給水ポンプ12の駆動力を蓄える蓄力
手段24とを具備するものであるから、ベース3を加熱す
る毎に、蓄力手段24によって給水ポンプ12の駆動力を蓄
えることが可能となり、コードレス式であっても気化室
4に安定した状態で水を供給することができる。
【0023】また、本実施例のスチームアイロンは、請
求項2に対応して、前記蓄力手段24が、前記給水ポンプ
12に設けられたゼンマイ式の蓄力バネ30と、載置台21に
設けられアイロン本体1を載置台21に載置したときに蓄
力バネ30に連結する蓄力モータ25とにより構成されるも
のであるから、給水ポンプ12の駆動力を蓄える蓄力手段
24として、蓄力モータ25と蓄力バネ30とを使用するだけ
の簡単な構造で、コードレス式であっても気化室4に安
定した状態で水を供給することができる。
【0024】また、本実施例では請求項3に対応して、
アイロン本体1の載置状態を検知して、このアイロン本
体1が載置台21に載置されたときにのみ蓄力モータ25を
駆動させる載置検知スイッチ26を載置台21に設けたもの
であるから、蓄力モータ25と蓄力バネ30とを用いた簡単
な構造でありながら、蓄力モータ25への不必要な電力供
給を停止して、コードレス式であっても気化室4に安定
した状態で水を供給することができる。
【0025】また、本実施例では請求項4に対応して、
アイロン本体1を載置台21に載置したときに給水ポンプ
12の動作を停止させる停止機構45を設けたものであるか
ら、前述の請求項1乃至請求項3における各作用,効果
に加えて、アイロン本体1の載置時に、噴出口5から水
やスチームが噴出する危険性を防ぐことができる。
【0026】さらに、本実施例では請求項5に対応し
て、水タンク8から気化室4に至る通水路11の途中に、
この通水路11の開口面積を可変する流量調節弁46を設け
たものであるから、前述の請求項1乃至請求項4におけ
る各作用,効果に加えて、コードレス式であってもスチ
ーム量を任意に可変することができる。
【0027】また、実施例上の効果として、停止機構45
をアイロン本体1を載置台21に載置した時に給水ポンプ
12の動作を停止させるソレノイド44により構成し、アイ
ロン本体1の載置時に充電され、アイロン本体1の離脱
時にソレノイド44に電力を供給するコンデンサ61を設け
ることにより、アイロン本体1を載置した直後に、噴出
口5からスチームが噴出する危険性を防止することがで
きる。
【0028】この場合、本実施例のように、アイロン本
体1を載置したときに通水路11を閉止するように流量調
節弁46を構成すると、アイロン本体1の載置時には水タ
ンク8と気化室4との間が遮断されるため、一層噴出口
5からスチームが噴出する危険性を防止することができ
る。
【0029】なお、本発明は上記各実施例に限定される
ものではなく、本発明の要旨の範囲内において種々の変
形実施が可能である。
【0030】
【発明の効果】請求項1に記載のスチームアイロンは、
加熱手段を備えたベースに気化室を形成し、水タンクか
ら前記気化室に水を供給する水供給手段を備えたアイロ
ン本体と、このアイロン本体の載置が可能でその載置に
応じて前記加熱手段に対して通電する載置台と、前記ア
イロン本体を前記載置台に載置したときに前記水供給手
段の駆動力を蓄える蓄力手段とを具備するものであり、
コードレス式であっても気化室に安定した状態で水を供
給することができる。
【0031】請求項2に記載のスチームアイロンは、前
記蓄力手段が、前記水供給手段に設けられたゼンマイ式
の蓄力バネと、前記載置台に設けられ前記アイロン本体
を前記載置台に載置したときに前記蓄力バネに連結する
蓄力モータとにより構成されるものであり、簡単な構造
で、コードレス式であっても気化室に安定した状態で水
を供給することができる。
【0032】請求項3に記載のスチームアイロンは、前
記アイロン本体の載置状態を検知して、このアイロン本
体が前記載置台に載置されたときにのみ前記蓄力モータ
を駆動させる載置検知手段を前記載置台に設けたもので
あり、簡単な構造でありながら、蓄力モータへの不必要
な電力供給を停止して、コードレス式であっても気化室
に安定した状態で水を供給することができる。
【0033】請求項4に記載のスチームアイロンは、前
記アイロン本体を前記載置台に載置したときに前記水供
給手段の動作を停止させる停止機構を設けたものであ
り、コードレス式であっても気化室に安定した状態で水
を供給することができるとともに、アイロン本体の載置
時に、水やスチームが噴出する危険性を防ぐことができ
る。
【0034】請求項5に記載のスチームアイロンは、前
記水タンクから前記気化室に至る通水路の途中にこの通
水路の開口面積を可変する流量調節弁を設けたものであ
り、コードレス式であっても気化室に安定した状態で水
を供給することができるとともに、スチーム量を任意に
可変することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すアイロンの一部切欠側
面図である。
【図2】同上ドライ設定時における要部の一部切欠側面
図である。
【図3】同上スチーム弱設定時における要部の一部切欠
側面図である。
【図4】同上スチーム強設定時における要部の一部切欠
側面図である。
【図5】同上電気的なブロック構成図である。
【図6】同上各部の動作状態を示すグラフである。
【符号の説明】
1 アイロン本体 2 ヒータ(加熱手段) 3 ベース 4 気化室 8 水タンク 11 通水路 12 給水ポンプ(水供給手段) 21 載置台 24 蓄力手段 25 蓄力モータ 26 載置検知スイッチ(駆動検知手段) 30 蓄力バネ 45 停止機構 46 流量調節弁

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 加熱手段を備えたベースに気化室を形成
    し、水タンクから前記気化室に水を供給する水供給手段
    を備えたアイロン本体と、このアイロン本体の載置が可
    能でその載置に応じて前記加熱手段に対して通電する載
    置台と、前記アイロン本体を前記載置台に載置したとき
    に前記水供給手段の駆動力を蓄える蓄力手段とを具備す
    ることを特徴とするスチームアイロン。
  2. 【請求項2】 前記蓄力手段が、前記水供給手段に設け
    られたゼンマイ式の蓄力バネと、前記載置台に設けられ
    前記アイロン本体を前記載置台に載置したときに前記蓄
    力バネに連結する蓄力モータとにより構成されることを
    特徴とする請求項1記載のスチームアイロン。
  3. 【請求項3】 前記アイロン本体の載置状態を検知し
    て、このアイロン本体が前記載置台に載置されたときに
    のみ前記蓄力モータを駆動させる載置検知手段を前記載
    置台に設けたことを特徴とする請求項2記載のスチーム
    アイロン。
  4. 【請求項4】 前記アイロン本体を前記載置台に載置し
    たときに前記水供給手段の動作を停止させる停止機構を
    設けたことを特徴とする請求項1,2または3記載のス
    チームアイロン。
  5. 【請求項5】 前記水タンクから前記気化室に至る通水
    路の途中にこの通水路の開口面積を可変する流量調節弁
    を設けたことを特徴とする請求項1,2,3または4記
    載のスチームアイロン。
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