JPS618624A - ガスメ−タ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は都市ガスやプロパンガスなどのガス需要家の供
給管入口部に設けられるガスメータに関するものである
。

従来例の構成とその問題点 ガス使用に伴う各種の事故防止の目的で、いろいろな施
策が提案されている中に、ガスメータに安全遮断機能を
内蔵させたものがある。これは、ガスメークの計量に伴
う機械的動作を検出することによって現在の使用流量を
知る流量センサと、流量センサ信号を受けて予め設定さ
れた使用条件全逸脱した危険状態になっていないかどう
かを判定する制御部と、危険時には制御部から信号を受
けて励磁する電磁部に駆動されてガス回路を遮断する弁
体とを備えて、通常の計量器としてのガスメータに安全
装置を一体化した構成である。ガスメータ下流側で分岐
配管されたどの部分での使用状態であっても監視機能を
果すことが出来るし、供給元で遮断するので事故防止と
しての安全性に富んだものである。

第１図にこのような安全機能を有するガスメータの従来
例外観図を示し、第２図に上部のみ断面した部分断面図
を示す。ここで、ガスメータ本体１は入口側継手２から
出口側継手３へ通り抜けるガス量を計測するための一対
のダイヤフラムを内臓した計量部４と、このダイヤフラ
ムの動作に応じてダイヤフラム側室へ一定のタイミング
でガス流れを切換え供給するスライド弁５と、スライド
弁駆動用のリンク機構６を有している。リンク機構６の
動作回数は積算されてカウンタ７に読取可能に表示され
る。リンク機構６を構成する肘金８に永久磁石９を設け
、永久磁石９と対応した感磁性のリードスイッチや磁気
抵抗素子などの流量センサ１０をメータ上ケース１１に
固定しである。

ダイヤプラムの往復によるガス排出量は定っているので
肘金８の動作回数はガス使用量を示すことになる。−往
復の度に生じるパルス信号はコントロールボックス１２
中に納っている制御部１３へケーブル１４を通って伝え
られている。制御部１３は電池を有していて前記パルス
信号を処理し予め設定しである正常使用条件の範囲から
逸脱していないかどうかを常にマイクロコンピュータで
監視している。そして、異常と判断した時には、前記リ
ンク機構６を収容している動作室１５にあってガス通路
に設けた弁座１６と対応した位置にある電磁部１７へ通
電し、弁体１８を前記弁座１６ヘスプリング１９で密接
せしめガス供給を遮断するものである。電磁部１７には
永久磁石とコイルを有し、常時は永久磁石の吸引力がス
プリング１９の力に勝った開弁状態であり、コイルへ通
電することによって永久磁石吸引力を低減しスプリング
１９の力で閉弁状態となるものである。この電磁部１７
−・の電流供給もケープ／Ｉ／１４を通して行われる。

前述の流量センサ１０及び電磁部１７はガス雰囲気であ
る動作室１５の中にあるので外部に位置している制御部
１３との電気接続のためには気密端子が必要となり、第
１図のメータ上ケース１１の接続部２０に内蔵させてい
る。外側はケープ〜１４と接続され、ガス側は電磁部１
７及び流ｉセンサ１０と接続されたハーメティックシー
ル端子が使用されている。尚、２１は制御部１３上に設
けられた表示素子で、外部から異常状態があれば判るよ
うに表示する。又、２２は、第２図で省略したが閉塞し
た弁体１８を再び開弁させるための開弁機構を操作する
ための操作孔である。

この従来例では計量器としての機能は当然布していると
共に、外形寸法面でもコントロールボックス１２の部分
を除き通常のガスメータと等しい。

コントロールボックス１２の位置はカウンタ７の下部な
ので取付工事、取付スペースの面で何ら制約を生じるも
のではないので、通常のガスメータと取付上は完全な互
換性を有する構成になっていた。しかし、ガス雰囲気の
動作室１５内に電気部品を配置したために、気密端子を
必要とすると共に、メータ上ケース１１内の配線処理を
有し、組立には手間がかかる構成である。又、ガスに対
する電気部品の故障を避けるために、裸接続部を無くす
るためのコーティング材料の塗布も面倒なものである。

このように前述の従来例は組立製造面での難点があった
。

発明の目的 本発明は従来例のもつ安全装置としての機能を有しつつ
、組立容易なガスメータの構成を得ることを目的として
いる。

発明の構成 この目的達成のために本発明では、通常のガスメータの
構成に加えて、メータリンク機構の動作室の前部に位置
したコントロール室と入口継手から前記動作室へ通じる
通路途中に位置し前記コントロール室と隣接する弁室と
をメータ上ケースに形成し、弁室には弁体を設置し、制
御部と電磁部とリンク機構の動作を検出する流量センサ
とを前記コントロール室に設け、弁体と電磁部を磁気的
に結合した構成としている。弁体が収納されている弁室
とコントロール室が隣接しているので電磁　　　　一部
をガス雰囲気中に配置しなくても弁体との磁気的結合が
容易になった。又、動作室の前部にコントロール室があ
るので、リンク機構の接近・離反の動作を検出すること
は容易で、リードスイッチなどのセンサをガス雰囲気中
に設ける必要が無くなった。こうして、ガス通路やリン
ク機構と関連する電磁部及び流量センサが制御部と共に
コントロール室へ集中設置されるので組立作業が容易ニ
なるものでおる。

実施例の説明 次に本発明の実施例に従って詳しく説明をする。

第３図は本発明の一実施例であるガスメータの右側面図
であり、同図のＡ−Ａ断面を第４図に、Ｂ−Ｂ断面を第
６図に示した。更に第４図のＣ−ｃ断面が第６図（ａ）
　、　（ｂ）である。尚、従来例と共通する部品名は既
述の符号を付与したので重ねての説明は省略する。入口
継手２に連ってガス通路２３が前方へ伸び、弁室２４で
直角に曲が９、更に弁口２５で直角に曲って動作室１５
へ通じる。又、上メータケース１１の前部中央にはコン
トロール室２６及びその下側にカウンタ室２７が形成さ
れ、これらの室は前記動作室及び弁室２４から各々独立
している。そして、コントロール室２６と弁室２４とは
隣接しているのである。さて、カウンタ室２７にはガス
量の積算値を表示している機械式のカウンタ７があって
リンク機構によって駆動されている。次に、弁室２４に
は、支軸２８を回転中心としつる巻きスプリング２９で
第６図の時計方向へ回転付勢されたレバー３０が設けら
れ、その自由端側を貫通した弁軸３１の一方には弁ゴム
３２を保持し他端には永久磁石３３が固定きれている。

弁軸３１は永久磁石３３側が径大部を形成して抜けない
ようになっておシ、コイルスプリング３４が弁ゴム３２
をレバー３０から離す方向に設けられている。すなわち
、弁軸３１は第６図（ａ）では下方への力をスプリング
３４によって受けているがレバー３０に対しては自由な
首振り運動ができる構成である。ここに示した支軸２８
からコイルスプリング３４までの部品が弁体３５を形成
していることになる。

次に、弁室２４とコントロール室２６の間の壁を貫通し
て電磁部３６の鉄芯３７の端部が弁室２４に臨み、前記
永久磁石３３と対応している。鉄芯３７のコントロール
室２６側にはコイル３８が巻回され、ヨーク３９がその
外周を包む形状で配置されている。コントロール室２６
内には制御部１３があって、ここからの出力で前記電磁
部のコイル３８を励磁して永久磁石３３の吸着力を低下
せしめることによって第６図（、）の開弁状態から同図
（ｂ）の閉弁状態とさせるものである。尚、コントロー
ル室２６の中には動作室１５に最も近い壁面近くにリー
ドスイッチや磁気抵抗素子やホール素子などの感磁性の
素子が流量センサとして設けられている。もちろん、従
来例と同様にリンク機構ｑの一部には永久磁石が設けら
れている。以上の構成であるが、弁室２４とコントロー
ル室２６とカウンタ室２７は各々メータ上ケース１１の
前面に設けられているが、その前面を前ケース４ｏが閉
じることによって各室は外部から区画され、特に弁室２
４はガス気密が保たれる。

リンク機構ｑの動作を流量センサ１ｏが検出して異常時
には制御部１ａの出力で電磁部３６のコイ／Ｉ／３８を
励磁することによって弁体ジ１が弁孔２５を閉塞すると
いう動作は従来例と同様である。

弁体３５の弁ゴム３２はレバー３０に対して首振シ自在
なので閉塞時の弁ゴム３２の密着性が確保される。図示
したように固定鉄芯３７の端部のみを弁室２４内へ突き
出し、回転によって開閉動作を行う弁の自由端側に吸着
する永久磁石を配置した構成なので弁室２４における弁
孔２５の設ける位置の自由度が高く得られる。特に図で
も明らかなように弁孔２５の弁座部分の加工が容易な方
向への設計が容易に出来る。

次に、他の実施例を第７図と第８図で説明する。

第７図は部分断面した上面図で、同図Ｄ−Ｄ断面が第８
図である。この実施例では、機械的なカウンタ７を収容
するカウンタ室が無く、動作室１５の前面はコントロー
ル室２６となってお９、コントロール室２６には流量セ
ンサ１０と制御部１３と電磁部３６の他に、液晶などの
電気的な数値表示器４１が設けられて、その前面は外部
から目視できるようにガラス窓４２になっている。既述
のように、メータリンク機構阜での一動作当シのガス之
罹量が既知であり、−動作ごとに流量センサ１０がパル
スを発生しているのでガス流量の積算値の算出は容易で
あシ、これを数値表示器４１で表示するものである。こ
の実施例では、機械波カウンタを駆動するために必要な
ウオームギア部や、動作室１５とカウンタ室２７をガス
気密を保ちつつ貫通した連絡軸が不要となって構造的に
簡単となるばかシでなく、異常使用に対して遮断した時
に、その遮断を必要とした理由を前記表示器４１へ示す
ことによって、復帰時に異常理由の除去を容易にしたり
、需要家への安全使用をうながす効果をも有している。

以上説明したような構成であるが、ここで示したような
回転で閉塞する弁構成や、固定鉄芯の端部が弁室内へ突
き出した電磁部構成のみに本発明を限定するものでない
ことはもちろんである。

発明の効果 本発明は、リンク機構の前部に位置したコントロール室
と、ガス入口継手から動作室までの途中に位置し前記コ
ントロール室と隣接した弁室とをメータ上ケースに形成
し、弁室には弁体を、コントロール室には制御部と流量
センサと電磁部を配置すると共に弁体と電磁部を磁気結
合したガスメータであるから、電気部品がすべてコント
ロール室へ集中設置可能となシ配線が省略されて組立が
容易化される。

又、本発明では、メータ上ケースの前部に安全装置とし
ての部品を集中設置しており、前ケースを取外せば部品
の点検修理又は交換が容易にできる。従って、ガス配管
との継手を外すことなくできるという実際的な効果を有
するものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来例のガスメータの外観を示す斜視図、第２
図は同部分断面図、第３図は本発明によるガスメータの
一実施例の側面図、第４図は第３発明の他の実施例にお
けるガスメータの上面一部断面図、第８図は第７図のＤ
−Ｄ断面図である。 １・・・ガスメータ、２・・・入口継手、６・・・リン
ク機構、１０・・・流量センサ、１１・・・上メータケ
ース、１３・・・制御部、１５・・・動作室、２３・・
・ガス通路、２４・・・弁室、２６・・・コントロール
室、３５　・・・弁体、３６−・・電磁部、４ｏ・・・
前ケース。 代理人の氏名　弁理士　中　尾　敏　男　ほか１名第１
図 第２図 第３図 第４図 第５図 第７図

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）ガス流量に応じた信号を発っする流量センサと、
   流量センサの信号を処理して出力信号を送る制御部と、
   制御部の信号で励磁される電磁部及び電磁部で駆動され
   ガス回路を遮断する弁体とを備え、メータリンク機構を
   収容した動作室の前部に位置したコントロール室と、ガ
   ス入口継手から前記動作室へ通じる通路途中に位置し前
   記コントロール室と隣接した弁室とをメータ上ケースに
   形成し、弁室には弁体を配置し、制御部と電磁部とリン
   ク機構の動作を検出する流量センサとを前記コントロー
   ル室に設け、弁体と電磁部を磁気的に結合してなるガス
   メータ。
2. （２）弁室とコントロール室は、メータ上ケースの前部
   と、前記メータ上ケース前部を閉じる前ケースとによっ
   て形成されてなる特許請求の範囲第１項記載のガスメー
   タ。