JPH0797777A - ポリアミド系材料の染色法 - Google Patents
ポリアミド系材料の染色法Info
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Abstract
らと他の繊維との複合素材からなるポリアミド系材料
を、セルローズ繊維と共有結合することができる反応染
料を用いて染色する場合において、無機中性塩又は両性
界面活性剤を含有する酸性浴又は中性浴で染色すること
よりなるポリアミド系材料の染色法。 【効果】 染着が濃厚かつ鮮明となり、また湿潤堅牢度
及び染着の両面で実用的な染色物が得られた。
Description
及び絹の単独又はこれらと他の繊維との複合素材からな
るポリアミド系材料を、セルローズ繊維と共有結合する
ことができる反応染料を用いて染色する方法の改良に関
する。
これらと他の繊維との複合素材からなるポリアミド系材
料の染色にはこれまで、主として酸性染料又は直接染料
が用いられてきた。酸性染料や直接染料による染色は、
イオン結合や直接性による吸着によって染着が行われる
ため、染色物の湿潤堅牢度が充分ではない。そこで、染
料にフィックス処理等を行って湿潤堅牢度の低下を防止
しているのが現状である。しかしながら、フィックス処
理は高価で煩雑であり、より安価で簡便な方法が望まれ
ていた。
タン等の他素材を含有させて機能性を付与したものにお
いては、このことにより湿潤堅牢度や塩素堅牢度が低下
することとなり、これらの向上が望まれていた。上記堅
牢度を向上させる方法としては、繊維と化学結合するこ
とができる反応染料による吸尽染色がある。吸尽染色
は、同時に染色が濃厚かつ鮮明となり好ましい。しかし
ながら、合成ポリアミドについては、この方法によって
も、充分な染着を得ることができず、充分に実用化され
ることがなかった。
用いて堅牢度を高める工夫がなされているが、一般的な
反応染料を使用する場合には、湿潤堅牢度及び染着の両
面でなお実用的なほど満足のゆく結果が得られていな
い。更に、絹の反応染料による染色では、セルローズ繊
維の染色と同様の染浴で炭酸ナトリウム等の脱酸剤の存
在下で染色することが行われているが、この脱酸剤は絹
の風合を低下させ商品価値を減少させる等の問題点があ
った。
鑑み、合成ポリアミド、羊毛及び絹の単独又はこれらと
他の繊維との複合素材からなるポリアミド系材料を反応
染料を用いて染色する場合に、上記問題点を克服しつつ
充分な染着を達成する技術を確立する目的で鋭意研究を
重ねた。
は、これまでむしろ緩染剤として使用されていた無機中
性塩を、染色時に反応染料とともに存在させておくこと
により、見事に上記課題が解決することを見いだし、ま
た両性界面活性剤を、染色時に反応染料とともに存在さ
せておくことにより、同様に上記課題が解決することを
見いだし、本発明に到達した。
の反応染料による染色を無機中性塩を含有する染浴で行
うところにある。本発明の第二の要旨は、ポリアミド系
材料の反応染料による染色を両性界面活性剤を含有する
染浴で行うところにある。以下、本発明を詳述する。
単独又はこれらと他の繊維との複合素材を染色するのに
適用することができる。本発明において、合成ポリアミ
ドとしては、例えば、6ナイロン、66ナイロン、アラ
ミド繊維等を挙げることができるが、その中でも特に、
6ナイロン、66ナイロン等が望ましい。
のほか、羊毛、絹等を被染色物として用いることができ
る。本発明においてはまた、上記のほか、合成ポリアミ
ド、羊毛、絹等とその他の繊維との複合素材を被染色物
として用いることができる。
と共有結合することができる反応染料としては、セルロ
ーズ繊維用として一般に使用されている反応染料を適宜
用いることができる。このようなものとして、例えば、
反応基としてジクロロトリアジン基、ジクロロキノキサ
リン基、スルファートエチルスルホン基、ビニルスルホ
ン基、ジフルオロモノクロロピリミジン基、モノクロロ
トリアジン基、トリクロロピリミジン基、モノフルオロ
トリアジン基等を、1個又は2個以上有する染料等を挙
げることができる。その中でも、モノクロロトリアジン
基を2個以上有する同種多官能型反応基、スルファート
エチルスルホン基又はビニールスルホン基とモノクロロ
トリアジン基を有する異種多官能型反応基を有する染料
等が好ましい。
ては、例えば、硫酸ナトリウム、硫酸カリウム、塩化ナ
トリウム、塩化カリウム等を挙げることができる。硫酸
ナトリウムは、特に好ましい。本発明においては、これ
らの無機中性塩の2種以上を混合して用いることができ
る。
以上添加することが好ましい。染料によっても異なる
が、20〜100g/lが更に好ましく、60〜80g
/lが特に好ましい。無機中性塩は、一般的に染料中に
含有されているものであるが、その含有量はたかだか
0.2g/l程度であり、この量では本発明の目的を達
成することはできない。
としては、一般的に分子中にアミノ基と酸基とを有する
物質を挙げることができる。また、例えば、ベタイン
型、スルホベタイン型、スルホアノミ酸型等の両性界面
活性剤をも挙げることができる。本発明において使用す
ることができる両性界面活性剤は特に限定されないが、
例えば、N,N−ジメチル−N−アルキル−N−カルボ
キシメチルアンモニウムベタイン、N,N−ジアルキル
アミノアルキレンカルボン酸塩、N,N,N−トリアル
キル−N−スルホアルキレンアンモニウムベタイン、
N,N−ジアルキル−N,N−ビスポリオキシエチレン
アンモニウム硫酸エステルベタイン、2−アルキル−1
−カルボキシメチル−1−ヒドロキシエチルイミダゾリ
ニウムブタイン等を挙げることができる。
する染料と同量ないし2倍量を使用することが好まし
い。それ以下の量でも使用することができる。本発明に
おいては、無機中性塩と両性界面活性剤とを併用するこ
とができる。このような併用は、必ずしも加成性を示す
ものではないが、無機中性塩の使用量を軽減するのに役
立つものである
3〜7であることが好ましい。その中でも5〜6が特に
好ましい。本発明の染浴のpHを調節するために、脱酸
剤としてのアルカリ剤を加える必要はない。本発明にお
いては、染料が溶解して示すそのままのpHで染色する
ことができるが、場合によっては酸性浴に調整してもよ
い。この場合には、酸性にするために酢酸等を加えるこ
とができる。硫酸を加えることは、酸性側に傾きすぎて
染色物の色相を暗ませる等の悪影響を与えるため、本発
明の目的のためには好ましくない。
例えば、脱酸剤を使用する等により染料の加水分解が生
じやすいので、染浴の温度を余り高くすることができな
いが、本発明の染色法においては染色に必要な高温度を
保つことができる。本発明によって合成ポリアミドを染
色する場合には、例えば、95℃以上の高温で染色する
ことができる。
えば、60℃以上の温度で染色することができるが、例
えば、95℃以上の高温で染色することにより本発明の
目的を容易に達成することができる。
きる。連続染色においては、スチーミングによる処理に
よって良好な染着を得ることができる。このようなスチ
ーミングの条件は特に制限はないが、例えば、102℃
で5分間程度が好ましい。このようなスチーミングは、
高圧条件下に行うことにより更に処理時間を短縮するこ
とができる。場合によっては、高熱スチーマー(HTス
チーマー)を使用して更に適切に処理することができ
る。
きる。このような場合には、まず、反応染料を秤量し、
イオン交換水による熱湯又は常温水に溶解する。必要に
応じて、浸透剤、溶解助剤等を加えてもよい。ここに本
発明に係る無機中性塩又は両性界面活性剤を加え、その
後、適宜水を加えて全量を被染物重量の20倍程度の染
浴とする。場合によっては、それぞれを分割して加えて
もよく、また追加してもよい。pHを調整する必要があ
るときには、酢酸を適宜加えることができる。本発明に
おいては、この染浴中に被染物を浸す。
し、所定の温度で30分ないし90分間染色することが
できる。ここでpHを更に調整する必要があるときに
は、追酸として酢酸を加えることができる。染色の後、
排液し、被染物を水洗した後、一般的なソーピング剤で
ソーピングをすることができる。その後、水洗し乾燥し
て仕上げることができる。本発明は、合成ポリアミド、
羊毛、及び絹ばかりではなく、これらと他の繊維との複
合素材にも適用することができる。
繊維素材に本発明を適用するときには、両繊維への染料
の分配を考慮した温度を採用することが必要で、まず合
成ポリアミドの染色には、染料及び繊維によって異なる
ので35℃〜135℃で適した温度を選択し合成ポリア
ミドのみを染色し、その後セルローズ繊維を染色するの
に適した温度(一般に40℃〜90℃)に調節し、必要
により染料、無水硫酸ナトリウム又は染料と無水硫酸ナ
トリウムを追加して、同浴中でセルローズ繊維を染色す
ることができる。
に染色することは技術的に難しいが、本発明によれば、
単に温度を変化させるだけで、このような複合繊維素材
を均一に染色することができる。このような複合繊維素
材を同色ではなく異色に染色するときには、温度を低下
させた後に染料を変えることにより目的を達成すること
ができる。
ジェット方式によるプリント(印液)に適用することが
できる。この場合には、本発明に係る反応染料溶液と、
本発明に係る無機中性塩又は両性界面活性剤の水溶液と
二液を、使用の直前に混合することができる。このよう
にすることにより、反応染料と無機中性塩又は両性界面
活性剤とを共存させることによる生じる副反応を防止す
ることができ、品質を維持することができる。
に詳しく説明する。
てスミフィクススプラブリリアントレッドレッドGF
(住友化学工業社製)を4%(被染物重量に対して)使
用し、無水硫酸ナトリウムを80g/l(染浴1lに対
して)、及び染色用水としてイオン交換水を用いて、被
染物重量の20倍量の染浴を調製し、常温ないし40℃
から染色を開始した。排液し、水洗後、アデカノールT
S−800(旭電化工業社製)2g/lのソーピング浴
で100℃で3分間処理し、水洗し乾燥して仕上げた。
度(JIS A3法)、水堅牢度(JIS A法)によ
る湿潤堅牢度で、変退色、白布汚染ともほとんど認めら
れない極めて堅牢な染色物を得た。これに対して、上記
の無水硫酸ナトリウムを加えないこと以外は全く同様に
して処理をしたところ、非常にうすい染色物を得た。こ
のものは実用性に乏しいものであった。
てスミフィクススプラブリリアントレッド3BFを4%
(被染物重量に対して)使用し、無水硫酸ナトリウム8
0g/lと酢酸3g/l(染浴1lに対して)、及び染
色用水としてイオン交換水を用いて、被染物重量の20
倍量の染浴を調製し、常温ないし40℃から染色を開始
した。引き続き実施例1と同じ条件で染色し、水洗し乾
燥して仕上げた。
度(JIS A3法)、水堅牢度(JIS A法)によ
る湿潤堅牢度で、変退色、白布汚染ともほとんど認めら
れない極めて堅牢な染色物を得た。これに対して、上記
の無水硫酸ナトリウム及び酢酸を加えないこと以外は全
く同様にして処理をしたところ、非常にうすい染色物を
得た。このものは実用性に乏しいものであった。
てスミフィクススプラターコイスブルーBGFを4%
(被染物重量に対して)使用し、両性界面活性剤である
スミポンWAを6%(染料の1.5倍)、酢酸3g/l
(染浴1lに対して)、及び、染色用水としてイオン交
換水を用いて、被染物重量の20倍量の染浴を調製し、
常温ないし40℃から染色を開始した。引き続き実施例
1と同じ条件で染色し、水洗し乾燥して仕上げた。
た。洗濯堅牢度(JIS A3法)、水堅牢度(JIS
A法)による湿潤堅牢度で、変退色、白布汚染ともほ
とんど認められない極めて堅牢な染色物を得た。これに
対して、上記のスミポンWA及び酢酸を加えないこと以
外は全く同様にして処理をしたところ、非常にうすい染
色物を得た。このものは実用性に乏しいものであった。
ドGFの代わりに、反応基の異なるスミフィクススプラ
ブリリアントレッドBBスペシャル150%(住友化学
工業社製)を4%用いたこと以外は実施例1と全く同様
にして染色し仕上げた。得られた染色物は濃厚であっ
た。洗濯堅牢度(JIS A3法)、水堅牢度(JIS
A法)による湿潤堅牢度で、変退色、白布汚染ともほ
とんど認められない極めて堅牢な染色物を得た。
ド3BFの代わりに、反応基の異なるチバクロンレッド
F−B(チバガイギー社製)を4%(被染物重量に対し
て)用いたこと以外は実施例2と全く同様にして染色し
仕上げた。得られた染色物は濃厚であった。洗濯堅牢度
(JIS A3法)、水堅牢度(JIS A法)による
湿潤堅牢度で、変退色、白布汚染ともほとんど認められ
ない極めて堅牢な染色物を得た。
BSF(住友化学工業社製)20gを、イオン交換水で
溶解し、これに無水硫酸ナトリウム200gを加えて全
量を1lとした。この染料パディング溶液に被染物とし
てナイロンタフタを浸漬し、マングルで80%前後のし
ぼり率でパディングし、直ちに102℃で5分間のスチ
ーミング処理を行った。これを水洗し実施例1のソーピ
ング条件と同様に処理して仕上げた。ソーピング浴への
染料の脱落もわずかで良好な染着が得られた。これに対
して、無水硫酸ナトリウムを加えない以外は上記と全く
同様に処理したところ、ほとんど染着されなかった。
フィクススプラブリリアントレッドBSFを4%(被染
物重量に対して)、及び染色用水としてイオン交換水を
用いて、被染物重量の20倍量の染浴を調製した。この
染浴1lに対して無水硫酸ナトリウム0g、5g、20
g、40g、80g及び100gの量を加えて、実施例
1と同様にして、それぞれ染色し、仕上げた。無水硫酸
ナトリウム0g添加の場合には、ほとんど染色されなか
った。無水硫酸ナトリウム5g添加の場合には、明らか
に染着が向上した。無水硫酸ナトリウム添加量が増える
に従って、大幅に染着が向上し、80g添加した場合の
向上が最高に達して、100g添加した場合も同様の向
上を示した。
クススプラブリリアントレッド3BFを4%(被染物重
量に対して)、及び染色用水としてイオン交換水を用い
て、被染物重量の20倍量の染浴を調製した。この染浴
1lに対して無水硫酸ナトリウム0g、5g、20g、
40g、80g及び100gの量を加えて、実施例1と
同様にして、それぞれ染色し、仕上げた。無水硫酸ナト
リウム0g添加の場合には、ほとんど染色されなかっ
た。無水硫酸ナトリウム5g添加の場合には、明らかに
染着が向上した。無水硫酸ナトリウム添加量が増えるに
従って、大幅に染着が向上し、80g添加した場合の向
上が最高に達して、100g添加した場合も同様の向上
を示した。これに対して、無水硫酸ナトリウム添加と同
時に酢酸を加えて弱酸性とした以外は上記と同様に処理
したところ、無水硫酸ナトリウムの量に無関係にいずれ
も良好な染着が認められなかった。
工業社製)の50%水溶液50部、無水硫酸ナトリウム
5%、スミポンWA(住友化学工業社製)の2%を含有
する水溶液50部を、混合してスプレーインクを調製し
た。同様にして、スミフィクススプラブリリアントレッ
ド3BFリキッド、スミフィクススプラブルーBRFリ
キッド、及び、スミフィクススプラブラックBリキッド
について、それぞれのスプレーインクを調製した。以上
の4原色のスプレーインクを用い、羊毛織物、ポリアミ
ド布、ミルクカゼイン繊維、及び、絹織物を使用して、
コンピュータ制御により柄模様にプリント(印液)した
のち、102℃で8分間の常圧スチーミングを行った。
水洗し、湯洗したのち、モノゲンペース(第一工業製薬
社製)2g/l、セロポールDK−60(三洋化成工業
社製)0.2g/lを含有するソーピング浴で、95℃
で5分間処理した。次いで湯洗し、水洗して、仕上げ
た。羊毛織物、ポリアミド布、ミルクカゼイン繊維、及
び、絹織物のいずれの場合にも、浸透のよい良好な染色
物が得られた。
てたニットを、スミフィクススプラブリリアントレッド
3BF(住友化学工業社製)2.5%(被染物重量に対
して)、無水硫酸ナトリウム80g/l、酢酸3g/l
を、被染物重量に対して20倍量の染浴に浸漬し、10
0℃で50分間ポリアミド側の染色を行って排液した。
次に被染物の20倍量の水とスミフィクススプラブルー
BRF(住友化学工業社製)2.5%、無水炭酸ナトリ
ウム20g/l、無水硫酸ナトリウム40g/lを加え
て、25℃から20分で50℃としてから50分間、綿
の染色を行った。排液し、水洗して、マルセル石鹸2g
/lで95℃で5分間ソーピングして仕上げた。
ブルーの明らかに異色の染色物が得られた。これに対し
て、ポリアミド繊維側の染色を本発明の無水硫酸ナトリ
ウムと酢酸とを加えないこと以外は上記と全く同じ条件
で染色したところ、ポリアミド側が濃厚なレッド色が得
られず、明確な異色の染色物が得られなかった。
(2)からなる混紡編物(間宮メリヤス社製、435
5)と、片面にポリアミド繊維(48)とポリウレタン
(2)、他の面に綿(50)からなるリバーシブルの編
物(日新繊維社製、33420)を被染物として、スミ
フィクススブラックEX Conc Gran(住友化
学工業社製)12%(被染物重量に対して)、レバフィ
クスゴールデンイエローE−G(バイエル社製)0.1
%、レバフィクスレッドK−GR(バイエル社製)0.
8%、スミフィクスプラネービ3GF(住友化学工業社
製)1.2%、無水硫酸ナトリウム80g/lを、被染
物重量に対して20倍量の染浴に浸漬し、100℃で3
0分間ポリアミド側の染色を行った。次にその染浴の温
度を60℃まで低下させた後、無水炭酸ナトリウム20
g/lを加えて40分間綿側の染色を行った。ここで染
液を排液し、水洗して、マルセル石鹸2g/lで95℃
で5分間ソーピングした後、水洗して排液した。最後に
センカフィックス401(日本染化社製)1.5g/l
のフィクス浴で50℃で20分間処理した後、水洗して
仕上げた。
リウレタン(2)の混紡編物及びポリアミド繊維(4
8)、ポリウレタン(2)、綿(50)のリバーシブル
編物のいづれにおいてもポリアミド繊維側と綿側が同色
で濃厚な黒色の染色物が得られ、大幅な時間短縮で1日
2バッチの染色が可能になった。これに対して、先ず、
ポリアミド繊維側を酸性染料で100℃で30〜60分
間分間染色した後、排液し、その後綿側を反応染料で染
色する二浴法で同色に染色したところ、長時間を要して
1日1バッチしか染色できず、用水の少なくとも倍量の
使用が必要で大幅な染色のコストアップを生じた。
り、また湿潤堅牢度及び染着の両面で実用的な染色物が
得られるようになった。
Claims (6)
- 【請求項1】 合成ポリアミド、羊毛及び絹の単独又は
これらと他の繊維との複合素材からなるポリアミド系材
料を、セルローズ繊維と共有結合することができる反応
染料を用いて染色する場合において、無機中性塩を含有
する酸性浴又は中性浴で染色することを特徴とするポリ
アミド系材料の染色法。 - 【請求項2】 酸性浴又は中性浴中の無機中性塩の濃度
が5g/l以上である請求項1記載の染色法。 - 【請求項3】 無機中性塩が硫酸ナトリウムである請求
項1又は2記載の染色法。 - 【請求項4】 合成ポリアミド、羊毛及び絹の単独又は
これらと他の繊維との複合素材からなるポリアミド系材
料を、セルローズ繊維と共有結合することができる反応
染料を用いて染色する場合において、両性界面活性剤を
含有する酸性浴又は中性浴で染色することを特徴とする
ポリアミド系材料の染色法。 - 【請求項5】 合成ポリアミド、羊毛及び絹の単独又は
これらと他の繊維との複合素材からなるポリアミド系材
料を、セルローズ繊維と共有結合することができる反応
染料を用いてプリントする場合において、前記反応染料
の水溶液と無機中性塩水溶液との二液を、使用直前に混
合してスプレー方式又はインクジェット方式によりプリ
ントすることを特徴とするポリアミド系材料の染色法。 - 【請求項6】 合成ポリアミド、羊毛及び絹の単独又は
これらと他の繊維との複合素材からなるポリアミド系材
料を、セルローズ繊維と共有結合することができる反応
染料を用いてプリントする場合において、前記反応染料
の水溶液と両性界面活性剤水溶液との二液を、使用直前
に混合してスプレー方式又はインクジェット方式により
プリントすることを特徴とするポリアミド系材料の染色
法。
Priority Applications (1)
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JP21490393 | 1993-08-05 | ||
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