JP2002194680A - 均染染色方法 - Google Patents

均染染色方法

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JP2002194680A
JP2002194680A JP2000388497A JP2000388497A JP2002194680A JP 2002194680 A JP2002194680 A JP 2002194680A JP 2000388497 A JP2000388497 A JP 2000388497A JP 2000388497 A JP2000388497 A JP 2000388497A JP 2002194680 A JP2002194680 A JP 2002194680A
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dye
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sumfix
blue
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Yoshio Usuki
義夫 臼杵
Masakazu Takaba
雅和 高場
Sumisaburo Seino
純三郎 情野
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Daiichi Kasei Co Ltd
Original Assignee
Daiichi Kasei Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】合成ポリアミド、羊毛、絹、及び、セルローズ
の各繊維に共通して均染が得られ、特に効果的には、複
合素材における各種繊維に対する同色性を著しく向上さ
せ、広い濃度と色相の範囲で、かつ広い複合割合の繊維
で同色性が得られ、かつ、反応染料一浴での染色を可能
とすることができる染色方法を提供する。 【解決手段】合成ポリアミド、羊毛、絹、及び、セルロ
ーズ繊維の単独の素材、並びに、合成ポリアミド、羊
毛、絹、セルローズ繊維、及び、他繊維からなる複合素
材を、反応染料を用いて吸尽染色する染色方法であっ
て、前記反応染料は、酸性反応染料と中性反応染料とを
混合して用いるものであり、前記混合の割合は、各色相
ごとに、濃度比及び補正色差を限定して決定するもので
ある均染染色方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、セルローズ繊維と
共有結合することができる反応染料のみを用いて、合成
ポリアミド、羊毛、絹及びセルローズ繊維の単独の素材
を均一に染色する方法、並びに、上記繊維又は他繊維か
らなる複合素材を同色系に染色する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】衣類や肌着等の耐久消耗品については、
近年の経済動向から、安価かつ良好な商品が望まれるよ
うになり、多種多様な染色技術が渇望されている。合成
ポリアミド、羊毛、絹及びセルローズ繊維、又は、これ
らと他の繊維との複合素材からなるポリアミド系材料の
染色については、酸性染料や直接染料による染色の湿潤
堅牢度に対する不利点克服のために、反応染料を用いる
方法が提案されており、例えば、特開平7−97777
号公報等においては、反応染料を用いて濃厚にかつ堅牢
に染色する方法が開示されている。
【0003】しかしながら、従来の方法では、例えば、
粗の編物素材等には向いているが、密な織物等では均染
性を一層向上させることができない不都合があった。
【0004】近年、衣類、肌着等の消費動向の多様化と
ともに、合成ポリアミドとセルローズ繊維との混紡、交
織、リバーシブル編物等の複合素材が、アンダーウエア
やスポーツウエア等に採用されてきている。
【0005】このような複合素材としては、例えば、合
成ポリアミド/絹、合成ポリアミド/レーヨン、羊毛/
綿、綿/レーヨン、合成ポリアミド/綿/絹、羊毛/合
成ポリアミド/ポリアクリル繊維、羊毛/合成ポリアミ
ド/綿等が挙げられる。
【0006】これら複合素材の染色にあたっては、反応
染料のみでは合成ポリアミド繊維部分への染料の染着と
セルローズ繊維部分への染料の染着が大きく異なり、両
繊維を同色に染めることは極くまれなケースを除き、困
難であった。
【0007】また、このような極くまれなケースとして
は、混合染料であるSumifixBlack EX
(住友化学工業社製)が緑味のBlack色等と略々同
色に染められるが、これを赤味に濃く染めようとして、
Red染料等を加えると色が割れ濃度も得られないこと
となり、結局は他種属の酸性染料で再染色を行わざるを
得ない不利があった。
【0008】本来2種の繊維からなる複合素材の染色は
2種属の染料で染色するのが妥当な手段であるが、この
ようにすると、二浴二段の工程が必要となり、少なくと
も2倍以上の工程と時間がかかり、経済性に著しく乏し
くなる不利があり、やむを得ない場合を除いては行われ
ていない。
【0009】このようなやむを得ない場合として、同色
に染める方法としては、先ず綿側を反応染料で通常の方
法で染色したのち、酸性含金属染料で合成ポリアミド側
を染色する等の完全な二浴二段の染色方法を採用してい
る。
【0010】一方、古典的染色である羊毛の染色も転換
期に来ていて、環境問題が重視されるようになったこと
から、使用染料の見直しや、羊毛/綿等の複合素材の製
品で家庭洗濯による洗濯堅牢度の問題等から反応染料の
使用が推められている。
【0011】このように反応染料の使用は多くの利点を
有するものの、羊毛繊維の外表皮(opicuticl
e)によって染料の均一な繊維的拡散が阻害されて、い
わゆるスキッタリーという染めむらが生ずること等の技
術的な改良が必要であった。
【0012】また、セルローズ繊維の分野でも、シルケ
ット加工綿、レーヨン及びレーヨン/綿等の均染性と同
色性の改善も望まれている。
【0013】このような均染性と同色性の問題について
は、これまで、反応染料のセルローズ繊維に対する一次
吸尽率、アルカリ添加してからの二次吸尽と固着の速
度、及び、三原色染料の染着速度を近似させる等の均染
性に関する多くのデータも殆ど参考にならなかった。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】上記現状に鑑み、本発
明は、合成ポリアミド、羊毛、絹、及び、セルローズの
各繊維に共通して均染が得られ、特に効果的には、複合
素材における各種繊維に対する同色性を著しく向上さ
せ、広い濃度と色相の範囲で、かつ広い複合割合の繊維
で同色性が得られ、かつ、反応染料一浴での染色を可能
とすることができる染色方法を提供することを目的とす
るものである。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記問題
の解決の着眼点として、反応染料が染着し得る各種繊維
が同じ色相に染色されるように使用染料を調整すること
によって均染と同色性の問題点を同時に克服することが
できることに想到した。
【0016】また本発明者らは、上記使用染料の調整方
法として、繊維が有する官能基と染料との化学的な極性
的結合と、繊維と染料の非極性結合とのバランスを重視
する染料の調整方法を見出すことに成功した。
【0017】本発明の染色方法は、末端アミノ基やカル
ボキシ基の極性基と非極性部分とを明確に有する合成ポ
リアミド(6−ナイロン)に対する染着性の強弱によ
り、反応染料を二つの種類に分類することを特徴として
いる。
【0018】上記反応染料は、上記合成ポリアミドに対
して、酸を加えないほぼ中性の染浴で染色するとより濃
く染着する反応染料(本明細書において「中性反応染
料」という)と、酸を加えた染浴で染色するとより濃く
染着する反応染料(本明細書において「酸性反応染料」
という)とに分類することができる。
【0019】上記酸を加えないほぼ中性の染浴での染色
は、例えば、被染物を6−ナイロンジャージ(東レ社
製)とし、染色濃度を、各染料4.0%o.w.f(被
染物重量に対する重量%)、浴比1:20、無水芒硝4
0g/リットル、温度100℃(boil)、染色時間
40分、水洗後乾燥して仕上げることにより、行うこと
ができる。
【0020】上記酸を加えた染浴での染色は、例えば、
被染物を6−ナイロンジャージ(東レ社製)とし、染色
濃度を、各染料4.0%o.w.f(被染物重量に対す
る重量%)、浴比1:20、無水芒硝40g/リット
ル、酢酸0.3g/リットル、温度100℃(boi
l)、染色時間40分、水洗後乾燥して仕上げることに
より、行うことができる。
【0021】上記「より濃く染着する」か否かの判定
は、例えば、SICOMUC−20システム(住化分析
センター社製。「色材」65巻、11号、700頁(1
992))等により、行うことができる。
【0022】本明細書において「吸尽染色」とは、被染
物重量の5倍以上の染浴で行われる染色を意味する。
【0023】本発明の中性反応染料は、非極性結合によ
る染着が主に進行し、染料間の競争的な染着が少ないも
のである。本発明の酸性反応染料は、極性のイオン結合
による染着が主に進行し、染料間の競争的な染着が多い
ものである。
【0024】本発明の要旨は、上記中性反応染料と上記
酸性反応染料とを、濃度比と補正色差でその混合割合を
調整し、各色ごとに決定してゆくところにある。
【0025】本発明において、上記決定は、上記中性反
応染料と上記酸性反応染料とについて、より非極性的結
合に重点を置きながら、両者がバランスする範囲を見出
すことにより行われ、得られた染色物の測色による色彩
管理的手法によって、適切な調整範囲を定めることがで
きる。
【0026】本明細書において「均染染色」とは、合成
ポリアミド、羊毛、絹、及び、セルローズ繊維の単独の
素材に対しては、均一に染色することを意味し、合成ポ
リアミド、羊毛、絹、セルローズ繊維、及び、その他の
繊維の複合素材に対しては、同色系に染色することを意
味する。
【0027】本発明は、合成ポリアミド、羊毛、絹、及
び、セルローズ繊維の単独の素材、並びに、合成ポリア
ミド、羊毛、絹、セルローズ繊維、及び、他繊維からな
る複合素材を、反応染料を用いて吸尽染色する染色方法
である。
【0028】本発明においては、上記反応染料は、酸性
反応染料と中性反応染料とを混合して用いるものであ
り、上記混合の割合は、各色相ごとに、濃度比及び補正
色差を限定して決定するものである。
【0029】本発明においては、上記混合の割合は、酸
性反応染料と中性反応染料とが、以下の範囲である。Y
ellow染料では、濃度比50〜150%、補正色差
2.0以下である。濃度比が50%未満であったり、1
50%を超えると、大きな濃度差が生ずる。また補正色
差が、2.0を超えると、色相差が生ずる。上記「補正
色差」は、例えば、全色差より濃度色差と鮮明度差を引
いたベクトル差で本来の色の差を示すが、これはSIC
OMUC−20システム(住化分析センター社製)の測
色により、測定することができる。
【0030】Red染料では、濃度比60〜170%、
補正色差3.0以下である。濃度比が60%未満であっ
たり、170%を超えると、大きな濃度差が生ずる。ま
た補正色差が、3.0を超えると、色相差が生ずる。
【0031】Blue染料では、濃度比65〜180
%、補正色差3.0以下である。濃度比が65%未満で
あったり、180%を超えると、大きな濃度差が生ず
る。また補正色差が、3.0を超えると、色相差が生ず
る。
【0032】Scarlet染料では、濃度比60〜1
50%、補正色差2.0以下である。濃度比が60%未
満であったり、150%を超えると、大きな濃度差が生
ずる。また補正色差が、2.0を超えると、色相差が生
ずる。
【0033】Royal Blue染料では、濃度比5
0〜160%、補正色差4.0以下である。濃度比が5
0%未満であったり、160%を超えると、大きな濃度
差が生ずる。また補正色差が、4.0を超えると、色相
差が生ずる。
【0034】Navy染料では、濃度比65〜190
%、補正色差4.0以下である。濃度比が65%未満で
あったり、190%を超えると、大きな濃度差が生ず
る。また補正色差が、4.0を超えると、色相差が生ず
る。
【0035】Black染料では、濃度比50〜150
%、補正色差5.0以下である。濃度比が50%未満で
あったり、150%を超えると、大きな濃度差が生ず
る。また補正色差が、4.0を超えると、色相差が生ず
る。
【0036】中間色の混合染料では、上記Yellow
染料、上記Red染料、上記Blue染料、上記Nav
y染料、及び、上記Black染料とが、濃度比50〜
180%、補正色差5.0以下である。濃度比が50%
未満であったり、180%を超えると、大きな濃度差が
生ずる。また補正色差が、5.0を超えると、色相差が
生ずる。
【0037】上記Yellow染料としては特に限定さ
れず、例えば、Sumifix Yellow 2GL
(住友化学工業社製)、Sumifix Brill
Yellow 2GL(住友化学工業社製)、Sumi
fix Supra Yellow 3RF(住友化学
工業社製)、Sumifix Supra Yello
w GRNF(住友化学工業社製)、Sumifix
Supra BrillYellow 3GF(住友化
学工業社製)、Sumifix HF Yellow
3R(住友化学工業社製)、及び、Cibacron
YellowLS−R(チバ・スペシャリティ・ケミカ
ルズ社製)等が挙げられる。これらは、単独でも2種以
上を混合しても用いることができる。
【0038】上記Red染料としては特に限定されず、
例えば、Sumifix SupraRed BSF
(住友化学工業社製)、Sumifix Brill
RedG(住友化学工業社製)、Sumifix Su
pra Brill RedGF(住友化学工業社
製)、Sumifix HF Red 2B(住友化学
工業社製)、及び、Cibacron Red LS−
B(チバ・スペシャリティ・ケミカルズ社製)等が挙げ
られる。これらは、単独でも2種以上を混合しても用い
ることができる。
【0039】上記Blue染料としては特に限定され
ず、例えば、Sumifix Supra Blue
BRF(住友化学工業社製)、Sumifix Sup
ra Blue 2BNF(住友化学工業社製)、Su
mifix HF Blue 2R(住友化学工業社
製)、Sumifix Brill Blue R(住
友化学工業社製)、ReaNova Blue CA
(ダイスター社製)、及び、Cibacron Blu
e LS−3R(チバ・スペシャリティ・ケミカルズ社
製)等が挙げられる。これらは、単独でも2種以上を混
合しても用いることができる。
【0040】上記Scarlet染料としては特に限定
されず、例えば、Sumifix Supra Sca
rlet 2GF(住友化学工業社製)、Sumifi
x Supra Brill Red BSF(住友化
学工業社製)、SumifixHF Scarlet
2G(住友化学工業社製)、及び、Sumifix B
rill Orange 3R(住友化学工業社製)等
が挙げられる。これらは、単独でも2種以上を混合して
も用いることができる。
【0041】上記Royal Blue染料としては特
に限定されず、例えば、Sumifix Brill
Blue R(住友化学工業社製)、Sumifix
Supra Blue 2BNF(住友化学工業社
製)、Sumifix HF Blue 2R(住友化
学工業社製)、及び、Levafix Royal B
lue E−FR(ダイスター社製)等が挙げられる。
これらは、単独でも2種以上を混合しても用いることが
できる。
【0042】上記Navy染料としては特に限定され
ず、例えば、Sumifix HF Navy Blu
e 2G(住友化学工業社製)、Sumifix Su
praNavy Blue 3GF(住友化学工業社
製)、Sumifix Supra Marine B
NF(住友化学工業社製)、Sumifix Blac
kB(住友化学工業社製)、Sumifix Bril
l Blue R(住友化学工業社製)、及び、Rea
Nova Navy CA(ダイスター社製)等が挙げ
られる。これらは、単独でも2種以上を混合しても用い
ることができる。
【0043】上記Black染料としては特に限定され
ず、例えば、Sumifix Black B(住友化
学工業社製)、Sumifix Black EX(住
友化学工業社製)、Sumifix Brill Bl
ue GL(住友化学工業社製)、Sumifix H
F Yellow 3R(住友化学工業社製)、Sum
ifix HF Navy 2G(住友化学工業社
製)、Sumifix HFRed 2B(住友化学工
業社製)、Sumifix Brill Yellow
2GL(住友化学工業社製)、Sumifix Su
pra Yellow3RF(住友化学工業社製)、S
umifix Supra Brill Yellow
3G(住友化学工業社製)、Sumifix Sup
ra Brill Yellow 3GF(住友化学工
業社製)、Sumifix Brill Red G
(住友化学工業社製)、Sumifix Supra
Brill Red BSF(住友化学工業社製)、S
umifix Supra Brill Red GF
(住友化学工業社製)、Sumifix Supra
Navy Blue 3GF(住友化学工業社製)、S
umifix BrillBlue R(住友化学工業
社製)、及び、ReaNova Navy CA(ダイ
スター社)等が挙げられる。これらは、単独でも2種以
上を混合しても用いることができる。
【0044】本発明の効果は、例えば、以下のようにし
て確認することができる。上記のように調整されたYe
llow、Red及びBlueの三原色染料を用いて、
合成ポリアミド(6−ナイロン)編物と綿ニットのそれ
ぞれ5gを、無水芒硝40g/lを含有する染浴で30
分間染色し、その染浴の温度を70℃に冷却してからソ
ーダ灰20g/lを加えて40分間染色して排液し、ソ
ーピング等後処理して仕上げると、両被染物とも任意の
広い色相範囲で同色かつ均一に染色されることを認め
た。
【0045】そしてその他のScarlet、Roya
lBlue、Navy及びBlack染料についても、
それぞれ単独での染色又は若干の色相調整のための染色
で本発明の他の1種の染料を加えても、両被染物とも同
色にかつ均一に染色されることを確認した。
【0046】さらに6−ナイロンの配合割合が50%、
25%等に変化しても、又、混紡あるいはリバーシブル
の素材でも両被染物が同色系に染色された。さらに驚く
べきことに、合成ポリアミド、羊毛、及び絹の三者が同
浴で染色されても、それぞれの被染物が同色系に染まる
ことを認めた。
【0047】また、セルローズ繊維においては、均染の
得られにくい、レーヨン、シルケット加工綿、レーヨン
/綿の混紡等の被染物が、本発明の方法により調整され
た染料、特にYellow、Red及びBlueの三原
色の染料によって大きく改善された。
【0048】本発明は、これまで困難とされてきた合成
ポリアミド/綿の複合素材を同色に均一に染め、合成ポ
リアミド/羊毛/絹の複合素材を同色系に染め、そして
合成ポリアミド、羊毛、絹、及びセルローズの各繊維素
材を均染に染めるという極めて有用な均染染色法を提供
することができる。
【0049】本発明は、合成ポリアミド、羊毛、絹、セ
ルローズ繊維の単独の素材、及びそれら繊維又はポリエ
ステル、ポリアクリ等の他の繊維からなる複合素材を染
色するのに適用することができる。
【0050】上記合成ポリアミドとして、6−ナイロ
ン、6,6ナイロン、及び、それらとセルローズ繊維の
複合素材に適用することができる。セルローズ繊維にお
いては、これまで均染が得られにくいとされているレー
ヨン、シルケット加工綿、レーヨンと綿の複合素材への
応用が効果的である。
【0051】本発明において使用されるセルローズ繊維
と共有結合することができる反応染料としてはセルロー
ズ繊維用として一般に使用される反応染料より適切に選
定することができる。
【0052】上記選定に際しては、染料の構造的あるい
は反応基の種類に特に制限されることはなく、また、セ
ルローズ繊維における一次吸尽、二次吸尽、固着速度等
均染性の要因も参考にならないが、吸尽染色で染着が高
い染料が望ましい。
【0053】上記選定に当って、特に重要なことは、繊
維との染料の吸着が非極的結合で進行する染料が必要で
ある。一方で全体の染着濃度を高めるためには極性的結
合も寄与するとみられることから、両者のバランスのと
れた染料が望ましい。
【0054】さらに好ましい染料としては、染色方法及
び染色条件によって、染色物の濃度色相が大きく変動し
ないことが必要である。
【0055】本発明においては、使用される染料の重要
な性能として評価し、数値する方法として、染色された
結果を管理する測色による色彩管理的手法を用いる。上
記手法としては、染色結果を全色差、濃度色差、補正色
差、濃度、色相差、鮮明度差で数値化し解析できるSI
COMUC−20システム(住化分析センター社製)を
採用し、選定染料の調整範囲を定めることができる。
【0056】上記調整範囲は、色彩管理上染料によっ
て、それぞれ変えた方がよく、また、設定された範囲に
入ればすべてのケースで満足するものでもないが、大幅
な濃度比と補正色差を有する多くの染料から選定するこ
とになるので、個々の染料は少なくとも設定範囲に入る
ことが必要である。
【0057】本発明によって調整された染料を用いて実
際に染色する条件は、以下のようにすることができる。
無水芒硝を含有する染浴で染色する。その適当な含有量
は本発明の調整された染料には20〜50g/lが適当
であるが必要に応じて変えることができるし、段階的に
加えることもできる。
【0058】染浴のpHは染色の前半又は染色濃度3%
o.w.fまでは、染料そのままの染浴のpHが好まし
い。染色濃度3%o.w.fを越える染色においては、
酢酸0.2g〜1g/l程度を、染色の後半に加えると
濃度が向上する。また3%o.w.f以上の濃度では、
初めから酢酸を加えることも可能である。
【0059】上記染浴での染色温度は、合成ポリアミ
ド、羊毛及び絹が95℃〜100℃(boil)が適切
であるが、淡色又は他の合成繊維との素材によって必要
により35℃〜135℃で適した温度を採用できる。
【0060】セルローズ繊維では50℃〜80℃で染色
できる。また必要により、アルカリ剤のソーダ灰と重炭
酸ソーダを加える等の手段で90℃前後で染色すること
も可能である。この温度での染色は、合成ポリアミド、
羊毛、及び絹とセルローズ繊維との複合素材の染色で特
に有利になる。例えば、6−ナイロン側を30〜50分
間染色したのち、そのまま適切なアルカリ剤を加えて、
綿側を30〜50分間の染色が可能で、温度の上げ下げ
がなく非常に合理的である。染色時間については、特に
制限がなく、むしろ、染色濃度に対して積極的に短縮す
ることが望ましい。
【0061】染色後の後処理については、素材によって
適宜選択することができる。合成ポリアミド単独では、
排液後、湯洗、水洗のみで仕上げることが可能である。
濃色において、酸性染料等はフィクス処理が必要である
が、本反応染料では湿潤堅牢度が非常によいので必ずし
も必要としない大きな利点が得られる。
【0062】羊毛については、95℃〜100℃染色
後、羊毛をいためない程度に、例えば通常のアンモニア
処理が効果的である。絹については、60〜90℃で1
0〜30分間染色後、ソーダ灰3〜10g/リットル、
又は、ソーダ灰と重炭酸ソーダ5〜15g/リットル程
度を加えて、染色と後処理とを同時に行うことが望まし
い。
【0063】以上の繊維にセルローズ繊維を含有する場
合は、染色後に排液し、湯洗し、通常のソーピングを行
って、湯洗し、水洗して仕上げるのが適切である。濃色
におけるフィクス処理については、湿潤堅牢度が良いの
で、必ずしも必要としない。
【0064】
【実施例】以下に本発明の実施例によって、本発明を更
に詳しく説明する。 実施例1 Sumifix Supra Yellow 3RF
(住友化学工業社製)150%gran70部、Sum
ifix Supra Yellow GRNF(住友
化学工業社製)15部及びSumifix HF Ye
llow 3R(住友化学工業社製)15部を混合した
Yellow染料4%o.w.f(被染物重量に対し)
の6−ナイロン染色物を、本発明の方法に従って、SI
COMUC−20システム(住化分析センター社製)で
測色し、濃度比105%、補正色差0.3の値を得た。
【0065】次にSumifix Supra Bri
ll Red BSF(住友化学工業社製)150%g
ran 40部、Sumifix HF Red 2B
(住友化学工業社製)30部、及び、Cibacron
Red LS−B(チバ・スペシャルティー・ケミカ
ルズ社製)30部を混合したRed染料4%o.w.f
の6−ナイロン染色物は、測色により濃度比155%、
補正色差2.1の値を得た。さらにSumifix S
upra Blue BRF(住友化学工業社製)15
0%gran10部とSumifix HF Blue
2R(住友化学工業社製)90部を混合したBlue
染料4%o.w.fの染色物は、測色により濃度比12
0%補正色差1.7の値を得て、混合したYello
w、Red及びBlueの3つの染料とも本発明の調整
範囲に入ることを示した。
【0066】これら混合された3つの染料を用いて、6
−ナイロンジャージ5gと綿ニット(未シルケット)5
gを下記の4つの染色処方と染色条件で染色した。表1
に染色処方(被染物重量に対する各染料の配合染色濃
度)を示す。
【0067】
【表1】
【0068】〔染色条件〕無水芒硝40g/リットル、
浴比1:20、100℃で40分間染色後、温度を70
℃に冷却し、ソーダ灰20g/リットルを加えて、70
℃で30分間染色を継続した。水洗し、湯洗し、通常の
ソーピングを行い、水洗し、湯洗して仕上げた。得られ
た6−ナイロンと綿ニットの染色物は、両者ともいずれ
の染色処方の広い色相範囲で良好な同色性が得られた。
これに対し、反応染料の一般の多くの三原色染料により
全く同様に染色しても、濃度色相ともに大きく異なって
全く同色性が得られなかった。
【0069】実施例2 本発明の染料調整値の濃度比が105%補正色差が0.
18であるSumifix Supra Yellow
3RF(住友化学工業社製)150%gran0.7
%o.w.f、濃度比が82%、補正色差0.36であ
るSumifixSupra Brill Red G
F(住友化学工業社製)150%gran、0.7%
o.w.f、及び濃度比が131%、補正色差が1.6
4であるSumifix HF Blue 2R(住友
化学工業社製)0.7%o.w.fを用いて、6−ナイ
ロンジャージ5gと綿ニット(未シルケット)5gを、
実施例1に記載の染色条件で染色して仕上げた。両被染
物ともBrown色の同色系に良好に染色された。これ
に対して、Sumifix Supra Yellow
3RF(住友化学工業社製)150%gran 0.
7%o.w.f、Sumifix Supra Bri
ll Red 3BF(住友化学工業社製)150%g
ran、0.7%o.w.f(濃度比210%でRed
染料の調整範囲に入らない)、及び:Sumifix
Supra Blue BRF(住友化学工業社製)1
50%gran 0.7%を用いて同じ染色を行った
が、全く同色性が得られなかった。
【0070】実施例3 Sumifix Supra Yellow GRNF
(住友化学工業社製)10部とSumifix Sup
ra Yellow 3RF(住友化学工業社製)90
部を混合したYellow染料4%o.w.fの6−ナ
イロン染色物より、本発明の調整法である濃度比110
%、補正色差0.20を得た。次にSumifix S
upra Brill Red BSF(住友化学工業
社製)150%gran40部、Sumifix HF
Red 2B(住友化学工業社製)30部及びCib
acron Red LS−B(チバ・スペシャリティ
・ケミカルズ社製)を混合したRed染料4%o.w.
fの6−ナイロンの染色物は、測色により濃度比155
%補正色差2.1を得た。さらにSumifix HF
Blue 2R(住友化学工業社製)4%o.w.f
の6−ナイロンの染色物は濃度比131%、補正色差
1.64を示し、これら3つの染料はいずれも本発明の
調整範囲に入るものであった。以上の3つの染料を用い
て、下記の染色処方で淡色から濃色まで実施例1に記載
の染色条件で染色した結果、淡色から濃色まで6−ナイ
ロン綿ニットの両繊維ともBrown色に良好な同色系
に染色された。表2に染色処方(被染物重量に対する各
染料の配合染色濃度)を示す。
【0071】
【表2】
【0072】これに対して、綿の染色で一般的な三原色
染料であるSumifix Supra Yellow
3RF(住友化学工業社製)、Sumifix Su
praBrill Red BSF(住友化学工業社
製)、Sumifix Supra Blue BRF
(住友化学工業社製)による染色では、全く同色系に染
色されなかった。この三原色でBrill Red B
SF(住友化学工業社製)150%granの濃度比が
64%、補正色差1.30でRed染料の調整範囲によ
り大幅にずれていた。
【0073】実施例4 実施例3で用いた本発明によるYellow、Red、
Blueの各染料1%o.w.fを用いて合成ポリアミ
ドの6,6−ナイロン/綿(50/50)、及び6−ナ
イロン/6,6−ナイロン/綿(25/25/50)の
それぞれを実施例1に記載の染色条件で染色し仕上げ
た。6−ナイロンより6,6−ナイロン側が若干うすい
が三者被染物とも良好な同色系に染色された。
【0074】実施例5 実施例3で用いた本発明によるYellow、Red、
Blueの各染料1%o.w.fを用いて、6−ナイロ
ン/羊毛/絹(1/1/1)を無水芒硝40g/リット
ル、浴比1:20、温度100℃で40分間し、水洗し
て仕上げた。3種の繊維が3つの染料を含む一浴での染
色にもかかわらず、3種の被染物がBrown系の略々
同色系に染色された。
【0075】実施例6 実用化が急がれている被染物として、綿65.5%、6
−ナイロン30.8%、及びウレタン3.7%の混合編
物(グンゼ社製)を本発明によって調製した下記表1の
各染料で、実施例1記載の染色条件で染色した結果は、
非常に良好に同色に染色され、それら染色物の耐光、洗
濯、汗、及び塩素堅牢度も良好であることから実用化可
能であることを認めた。
【0076】
【表3】
【0077】実施例7 濃色に適する本発明による染料として、Sumifix
HF Yellow3R(住友化学工業社製)50部
とCibacron Yellow LS−R(チバ・
スペシャリティ・ケミカルズ社製)50部を混合したY
ellow染料4%o.w.fの6−ナイロン染色物を
本発明の方法によって、濃度比140%、補正色差1.
80値を得た。次にSumifix HF Red 2
B(住友化学工業社製)50部とDrimalen R
ed X−2B(クラリアント社製)50部を混合した
Red染料4%o.w.fの6−ナイロン染色物は、濃
度比143%、補正色差1.50の値を得た。さらにS
umifix HF Blue 2R(住友化学工業社
製)50部とCibacron Blue LS−3R
(チバ・スペシャリティ・ケミカルズ社製)を混合した
Blue染料4%o.w.fの染色物は、測色により濃
度比125%、補正色差2.80の値を得て、混合した
Yellow、Red、及び、Blueの3つの染料と
も本発明の調整範囲に入ることを示した。これら混合さ
れた染料を用いて、6−ナイロンジャージ5gと綿ニッ
ト(未シルケット)5gを各染料1.5%o.w.fで
の配合染料を無水芒硝40g/リットル、浴比1:2
0、温度100度で30分間染色したのち、温度を90
度にさげて酢酸0.5g/リットルを加えてから、10
0度で20分間染色した。次いで温度を70度までさげ
てから、ソーダ灰20g/lを加えて40分間染色し、
排液、水洗、ソーピングして通常の方法で仕上げた。得
られた染色物は6−ナイロン、綿ともに濃厚に同色に染
色された。この染浴を酢酸酸性にして、本発明の方法に
よる染料を用いる染色方法は、全濃度が3%o.w.f
以下に中淡色になるにつれて、濃度及び色相が変化して
くるが、3%以上の濃色の領域では変化がなく非常に有
効であった。これに対して、セルローズ繊維用の代表的
な三原色染料で染色しても全く同色性が得られなかっ
た。
【0078】実施例8 実施例3に記載の本発明の調整によるYellow、R
ed、及び、Blueの各染料1%o.w.fを用い
て、6−ナイロンジャージのStep Dyeingを
図1に示す条件で行った。
【0079】1)〜9)までの段階的な染料の吸着の変化と
1)〜9)までの染浴中の染料の変化の状態を、その段階毎
の染色物の標本化で均染性を観測した。結果は染料の吸
着速度もゆるやかで、色相もBrown色の同色系に推
移して良好な均染性を示した。一般の反応染料の三原色
染料では色相差の大きい段階的な吸着状態であった。
【0080】実施例9 未シルケットの綿糸5gとレーヨンであるジュンロン
(富士紡績社製)5gを、Sumifix Supra
Yellow 3RF(住友化学工業社製)150%
gran(本発明の調整方法で、濃度比105%、補正
色差0.18)1.5%o.w.f、Sumifix
Supra Brill Red GF(住友化学工業
社製)150%gran(濃度比82%、補正色差0.
36)0.5%o.w.f、及びSumifix Su
pra Blue BRF(住友化学工業社製)150
gran70部とSumifix SupraNavy
Blue 3GF(住友化学工業社製)150%gr
an30部を混合したBlue染料(本発明の調整方法
で、濃度比95%、補正色差2.70)1.5%o.
w.fによる60℃の染浴で、無水芒硝50g/リット
ルを加えてから30分間染色し、さらにソーダ灰5g/
リットルを加えて60分間した。排液後水洗し、通常の
方法でソーピングし水洗して仕上げた。結果はジンロン
が濃く染色されたが、綿糸との色相は同色系に染色され
て両繊維の混紡素材では略々同色に染められる程度に改
善した。
【0081】これに対して、Sumifix Supr
a染料の三原色染料Yellow 3RF150%gr
an1.5%o.w.f、Brill Red 3BF
150%gran(濃度比210%、補正色差1.9
7)0.5%o.w.f、及びBlue BRF150
%gran(濃度比78%、補正色差1.66)1.5
%o.w.fで同様に染色したものでは同色系に至って
いなかった。Brill Red 3BFの調整値がは
ずれていたとみられる。
【0082】実施例10 未シルケット綿/絹(80/20)の混紡糸を、実施例
9に記載の本発明の調整による3つの染料おのおの0.
33%o.w.fで、浴比1:20、無水芒硝20g/
リットル、ソーダ灰10g/リットル、60℃で40分
間の配合染色を行った。結果は略々同色に染色され実用
化可能であることを認めた。これに対してSumifi
x Supra Yellow 3RF(住友化学工業
社製)150%gran0.33%o.w.f、Bri
ll Red 3BF3BF150%gran(濃度比
210%、補正色差1.97)、0.33%o.w.
f、及び、Sumifix Supra Blue 2
BNF(住友化学工業社製)(濃度比356%、補正色
差3.26)0.33%o.w.f、で同様に染色した
ものでは両繊維間の色相が全く異なって実用化は全く困
難であった。
【0083】
【発明の効果】本発明は、上述の構成よりなるので、合
成ポリアミド、羊毛、絹、及び、セルローズの各繊維に
共通して均染が得られ、特に効果的には、複合素材にお
ける各種繊維に対する同色性を著しく向上させ、広い濃
度と色相の範囲で、かつ広い複合割合の繊維で同色性が
得られ、かつ、反応染料一浴での染色を可能とすること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例8の工程を示す図である。横軸は経過時
間を、縦軸は温度を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) D06P 3/24 D06P 3/24 Z 3/66 3/66 A 3/82 3/82 C D J 3/87 3/87 D

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 合成ポリアミド、羊毛、絹、及び、セル
    ローズ繊維の単独の素材、並びに、合成ポリアミド、羊
    毛、絹、セルローズ繊維、及び、他繊維からなる複合素
    材を、反応染料を用いて吸尽染色する染色方法であっ
    て、前記反応染料は、酸性反応染料と中性反応染料とを
    混合して用いるものであり、前記混合の割合は、各色相
    ごとに、濃度比及び補正色差を限定して決定するもので
    あることを特徴とする均染染色方法。
  2. 【請求項2】 前記混合の割合は、酸性反応染料と中性
    反応染料とが、Yellow染料では、濃度比50〜1
    50%、補正色差2.0以下であり、Red染料では、
    濃度比60〜170%、補正色差3.0以下であり、B
    lue染料では、濃度比65〜180%、補正色差3.
    0以下であり、Scarlet染料では、濃度比60〜
    150%、補正色差2.0以下であり、Royal B
    lue染料では、濃度比50〜160%、補正色差4.
    0以下であり、Navy染料では、濃度比65〜190
    %、補正色差4.0以下であり、Black染料では、
    濃度比50〜150%、補正色差5.0以下であり、中
    間色の混合染料では、前記Yellow染料、前記Re
    d染料、前記Blue染料、前記Navy染料、及び、
    前記Black染料とが、濃度比50〜180%、補正
    色差5.0以下であるものである請求項1記載の均染染
    色方法。
  3. 【請求項3】 Yellow染料は、Sumifix
    Yellow 2GL(住友化学工業社製)、Sumi
    fix Brill Yellow 2GL(住友化学
    工業社製)、Sumifix Supra Yello
    w 3RF(住友化学工業社製)、Sumifix S
    upra Yellow GRNF(住友化学工業社
    製)、Sumifix Supra Brill Ye
    llow 3GF(住友化学工業社製)、Sumifi
    x HF Yellow 3R(住友化学工業社製)、
    及び、Cibacron YellowLS−R(チバ
    ・スペシャリティ・ケミカルズ社製)からなる群より選
    択される少なくとも1種である請求項2記載の均染染色
    方法。
  4. 【請求項4】 Red染料は、Sumifix Sup
    ra Red BSF(住友化学工業社製)、Sumi
    fix Brill Rde G(住友化学工業社
    製)、Sumifix Supra Brill Re
    d GF(住友化学工業社製)、Sumifix HF
    Red 2B(住友化学工業社製)、及び、Ciba
    cron Red LS−B(チバ・スペシャリティ・
    ケミカルズ社製)からなる群より選択される少なくとも
    1種である請求項2記載の均染染色方法。
  5. 【請求項5】 Blue染料は、Sumifix Su
    pra Blue BRF(住友化学工業社製)、Su
    mifix Supra Blue 2BNF(住友化
    学工業社製)、Sumifix HF Blue 2R
    (住友化学工業社製)、Sumifix Brill
    Blue R(住友化学工業社製)、ReaNova
    Blue CA(ダイスター社製)、及び、Cibac
    ron Blue LS−3R(チバ・スペシャリティ
    ・ケミカルズ社製)からなる群より選択される少なくと
    も1種である請求項2記載の均染染色方法。
  6. 【請求項6】 Scarlet染料は、Sumifix
    Supra Scarlet 2GF(住友化学工業
    社製)、Sumifix Supra Brill R
    ed BSF(住友化学工業社製)、Sumifix
    HF Scarlet 2G(住友化学工業社製)、及
    び、Sumifix Brill Orange 3R
    (住友化学工業社製)からなる群より選択される少なく
    とも1種である請求項2記載の均染染色方法。
  7. 【請求項7】 Royal Blue染料は、Sumi
    fix Brill Blue R(住友化学工業社
    製)、Sumifix Supra Blue 2BN
    F(住友化学工業社製)、Sumifix HF Bl
    ue 2R(住友化学工業社製)、及び、Levafi
    x Royal Blue E−FR(ダイスター社
    製)からなる群より選択される少なくとも1種である請
    求項2記載の均染染色方法。
  8. 【請求項8】 Navy染料は、Sumifix HF
    Navy Blue2G(住友化学工業社製)、Su
    mifix Supra Navy Blue3GF
    (住友化学工業社製)、Sumifix Supra
    Marine BNF(住友化学工業社製)、Sumi
    fix Black B(住友化学工業社製)、Sum
    ifix Brill Blue R(住友化学工業社
    製)、及び、ReaNova Navy CA(ダイス
    ター社製)からなる群より選択される少なくとも1種で
    ある請求項2記載の均染染色方法。
  9. 【請求項9】 Black染料は、Sumifix B
    lack B(住友化学工業社製)、Sumifix
    Black EX(住友化学工業社製)、Sumifi
    x Brill Blue GL(住友化学工業社
    製)、SumifixHF Yellow 3R(住友
    化学工業社製)、Sumifix HF Navy 2
    G(住友化学工業社製)、Sumifix HF Re
    d 2B(住友化学工業社製)、Sumifix Br
    ill Yellow 2GL(住友化学工業社製)、
    Sumifix Supra Yellow 3RF
    (住友化学工業社製)、Sumifix Supra
    Brill Yellow 3G(住友化学工業社
    製)、Sumifix Supra Brill Ye
    llow3GF(住友化学工業社製)、Sumifix
    Brill Red G(住友化学工業社製)、Su
    mifix Supra Brill Red BSF
    (住友化学工業社製)、Sumifix Supra
    Brill Red GF(住友化学工業社製)、Su
    mifix Supra Navy Blue3GF
    (住友化学工業社製)、Sumifix Brill
    Blue R(住友化学工業社製)、及び、ReaNo
    va Navy CA(ダイスター社)からなる群より
    選択される少なくとも1種である請求項2記載の均染染
    色方法。
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