JPH079731A - 印刷装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 印刷装置上の表示部への電力供給を制御する
ことによって電力消費を節約することができる。 【構成】 入力Ｉ／Ｆ１０１を介して入力される印刷デ
ータの入力状況をタイマー１０６を用いて判定し、その
判定結果に基づいて、印刷装置上の表示部への電力供給
を主制御部１０５が制御する構成を特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、ホストコンピュータ等
の情報処理装置から制御コマンドや文字コード等から構
成される印刷データを入力して印刷を行う印刷装置に係
り、特に所定の印刷モード等を設定するためのキー入力
部と表示部とを備えた印刷装置に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】従来、複数のホストコンピュータから印
刷データを入力して印刷する印刷装置では、印刷データ
が全く送られていない状態であっても、印刷装置上の表
示部の電力制御は全く行なわれていなかった。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】上記従来の印刷装置で
は、印刷処理時、エラー表示時等の印刷に関する時間以
外の場合でも余分な電力を消費してしまうという問題が
あった。

【０００４】本発明は、上記問題点に鑑みなされたもの
で、印刷可能な状態でホストコンピュータからの印刷デ
ータの入力状況を判定して、該判定結果に基づいて印刷
装置上の表示部への電力供給を制御することを目的とす
る。

【０００５】

【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めに本発明は、情報処理装置から印刷データを入力して
印刷する印刷装置において、前記印刷データを入力する
入力手段と、前記入力手段における印刷データの入力状
況を判定する判定手段と、前記判定手段の判定結果に基
づいて、前記印刷装置上の表示手段への電力供給を制御
する制御手段とを具備したものである。

【０００６】また、前記判定手段が所定時間以上印刷デ
ータが入力されていないと判定した場合、前記制御手段
が前記表示手段への電力供給を停止する。

【０００７】また、前記表示手段への電力供給が停止し
ている状態で、前記印刷装置内でエラーが発生した場
合、前記制御手段が、前記表示手段へ電力供給を行いエ
ラー報知させる。

【０００８】また、前記表示手段への電力供給が停止し
ている状態で、前記入力手段を介して印刷データが入力
された場合、前記制御手段が前記表示手段への電力供給
を行う。

【０００９】

【作用】本発明によれば、情報処理装置から印刷データ
を入力して印刷する印刷装置において、前記印刷データ
の入力状況を判定することにより、前記印刷装置上の表
示部への電力供給を制御する。

【００１０】具体的には、前記印刷データが所定時間以
上入力されていない場合、前記表示部への電力供給を停
止する。

【００１１】また、前記表示部への電力供給が停止して
いる状態で、前記印刷装置内でエラーが発生した場合、
前記表示部へ電力供給を行いエラー報知させる。

【００１２】また、前記表示部への電力供給が停止して
いる状態で、印刷データが入力された場合、前記表示部
への電力供給を行う。

【００１３】

【実施例】本実施例の構成を説明する前に、本実施例を
適用するレーザビームプリンタおよびインクジェットプ
リンタの構成について図１〜図３を参照しながら説明す
る。なお、本実施例を提供するプリンタは、レーザビー
ムプリンタおよびインクジェットプリンタに限られるも
のではなく、他のプリント方式のプリンタでも良いこと
は言うまでもない。

【００１４】図１は本発明を適用可能な第１の記録装置
の構成を示す断面図であり、例えば、レーザビームプリ
ンタ（ＬＢＰ）の場合を示す。

【００１５】図において、１５００はＬＢＰ本体であ
り、外部に接続されているホストコンピュータから供給
される印刷情報等を入力して記憶するとともに、それら
の情報に従って対応するビットマップイメージ等を作成
し、記録媒体である記録紙上に像を形成する。１５０１
は操作のためのスイッチおよびＬＥＤ表示器等が配され
ている操作パネル、１０００はＬＢＰ本体１５００全体
の制御およびホストコンピュータから供給される印刷情
報等を解析するプリンタ制御ユニットである。このプリ
ンタ制御ユニット１０００は、印刷情報に対応するビッ
トパターンのビデオ信号に変換してレーザドライバ１５
０２に出力する。レーザドライバ１５０２は半導体レー
ザ１５０３を駆動するための回路であり、入力されたビ
デオ信号に応じて半導体レーザ１５０３から発射される
レーザ光１５０４をオン・オフ切り換えする。レーザ光
１５０４は回転多面鏡１５０５で左右方向に振らされて
静電ドラム１５０６上を走査露光する。これにより、静
電ドラム１５０６上には文字パターンの静電潜像が形成
されることになる。この潜像は、静電ドラム１５０６周
囲に配設された現像ユニット１５０７により現像された
後、記録紙に転写される。この記録紙にはカットシート
を用い、カットシート記録紙はＬＢＰ１５００に装着し
た用紙カセット１５０８に収納され、給紙ローラ１５０
９および搬送ローラ１５１０と搬送ローラ１５１１とに
より、装置内に取り込まれて静電ドラム１５０６に供給
される。

【００１６】図２は本発明を適用可能な第２の記録装置
の構成を示す外観図であり、例えばインクジェット記録
装置（ＩＪＲＡ）の場合を示す。

【００１７】図において、駆動モータ５０１３の正逆回
転に連動して駆動力伝達ギア５０１１、５００９を介し
て回転するリードスクリュー５００５の螺旋溝５００４
に対して係合するキャリッジＨＣはピン（図示しない）
を有し、矢印ａ、ｂ方向に往復移動される。このキャリ
ッジＨＣには、インクジェットカートリッジＩＪＣが搭
載されている。５００２は紙押え板であり、キャリッジ
移動方向にわたって紙をプラテン５０００に対して押圧
する。５００７、５００８はフォトカプラで、キャリッ
ジのレバー５００６のこの域での存在を確認して、モー
タ５０１３の回転方向切り換え等を行うためのホームポ
ジション検知手段として機能する。５０１６は記録ヘッ
ドの全面をキャップするキャップ部材５０２２を指示す
る部材、５０１５はこのキャップ内を吸引する吸引手段
でキャップ内開口５０２３を介して記録ヘッドの吸引回
復を行う。５０１７はクリーニングブレードで、部材５
０１９により前後方向に移動可能となる。５０１８は本
体支持板で、上記５０１７、５０１９を支持する。５０
１２は吸引回復の吸引を開始するためのレバーで、キャ
リッジと係合するカム５０２０の移動に伴って移動し、
駆動モータからの駆動力がクラッチ切り換え等の公知の
伝達手段で移動制御される。

【００１８】これらのキャッピング、クリーニング、吸
引回復はキャリッジがホームポジション側領域にきたと
きにリードスクリュー５００５の作用によってそれらの
対応位置で所望の処理が行えるように構成されている
が、周知のタイミングで所望動作を行うように構成され
ていればよい。

【００１９】図３は、図２に示した第２の記録装置の制
御構成を説明するブロック図である。

【００２０】図において、１７００は記録信号を入力す
るインタフェース、１７０１はＭＰＵ、１７０２は前記
ＭＰＵ１７０１が実行する制御プログラムを格納するプ
ログラムＲＯＭ、１７０３はＤＲＡＭで、各種データ
（上記記録信号やヘッドに供給される記録データ等）を
保存しておく。１７０４は記録ヘッド１７０８に対する
記録データの供給制御を行うゲートアレイで、インタフ
ェース１７００、ＭＰＵ１７０１、ＤＲＡＭ１７０３間
のデータの転送制御も行う。１７１０は前記記録ヘッド
１７０８を搬送するためのキャリアモータ、１７０９は
記録用紙搬送のための搬送モータ、１７０５は前記記録
ヘッドを駆動するヘッドドライバ、１７０６は前記搬送
モータ１７０９を駆動するモータドライバ、１７０７は
前記キャリアモータ１７１０を駆動するモータドライバ
である。

【００２１】このように構成された各記録装置におい
て、インタフェース１７００を介してホストコンピュー
タより記録信号入力されると、ゲートアレイ１７０４と
ＭＰＵ１７０１との間で記録信号がプリント用の記録デ
ータに変換される。そして、モータドライバ１７０６、
１７０７が駆動されるとともに、ヘッドドライバ１７０
５に送られた記録データに従って記録ヘッドが駆動され
印字が実行される。

【００２２】図４は本発明の一実施例を示すプリンタ制
御システムの構成を説明するブロック図である。ここで
は、レーザビームプリンタ（図１参照）を例にして説明
する。

【００２３】なお、本発明の機能が実行されるのであれ
ば、単体の機器であっても、複数の機器からなるシステ
ムであっても、ＬＡＮ等のネットワーク介して処理が行
われるシステムであっても本発明を適用できることは言
うまでもない。

【００２４】図４において、１０１はホストコンピュー
タ１００等の情報処理装置から供給される印刷データ
（制御コード、文字コード等から構成される）が入力さ
れる入力Ｉ／Ｆ部であり、印刷データが入力されている
間、後述する主制御部１０６へ入力信号１３０を出力す
る。１０２は入力されたデータをページ単位で記憶する
ページメモリで、１０３は入力されたデータ中の文字コ
ードに対応するフォントパターンを記憶しているフォン
トメモリ１０９を用いて、入力したデータをビットマッ
プ展開するためのビットマップメモリである。１０４は
プリンタエンジン等の印字部２００へ前述した印刷デー
タに対応するビットパターンのビデオ信号を送出するた
めの印字部Ｉ／Ｆ部である。１０５は不図示のＣＰＵや
ＣＰＵを制御する図５のフローチャートに示す制御プロ
グラム等を格納する不図示のＲＯＭやワークエリア等と
して使用される不図示のＲＡＭから構成される主制御部
であり、システムバスに接続される各構成要素を制御
し、例えば、入力Ｉ／Ｆ１０１からの前述した入力信号
１３０の入力がとだえた場合、タイマー１０６へスター
ト信号１３１を送出したり、再度入力信号１３０が入力
されるとリセット信号１３２をタイマー１０６へ送出す
る。１０６はタイマーで、例えば主制御部１０５からの
スタート信号１３１の入力に応じて時間を計数し、所定
時間以上時間が経過した場合、主制御部１０５へタイム
アウト信号１３３を送出する。１０８は文書ファイルや
フォントパターン等を格納するハードディスクドライブ
３００を制御するハードディスクＩ／Ｆである。前述し
たように主制御部１０５は、タイマー１０６からのタイ
ムアウト信号１３３の入力に応じて、操作パネル１５０
１（例えば図６に示す操作パネル）への不図示の電源部
からの電力供給を制御する。上記構成において、ホスト
コンピュータ１００より印刷データが入力Ｉ／Ｆ１０１
を介してプリンタ制御ユニット１０００に入力される
と、入力Ｉ／Ｆ１０１は印刷データが入力されている間
入力信号１３０を主制御部１０５へ送出し、印刷データ
を入力していることを知らせる。入力Ｉ／Ｆ１０１を介
して入力されたデータはページメモリ１０２にストアさ
れ、主制御部１０５によって順次解析され、文字コード
はフォントメモリ１０７を参照されてドットデータに変
換され、ビットマップメモリ１０３に展開される。少な
くとも１ページ分のデータがビットマップメモリ１０３
に展開されると主制御部１０５は印字部Ｉ／Ｆ１０４を
介してプリンタエンジン等の印字部２００へ不図示の印
字開始信号を送出し、印字部Ｉ／Ｆ１０４を介して、ビ
ットマップメモリ１０３内のビットパターンのビデオ信
号を印字部２００へ送出する。

【００２５】印刷データは文字コードや制御コードによ
り構成されているが、文字コードに対応するフォントパ
ターンがフォントメモリ１０３やハードディスク３００
にない場合や、制御コードの中で定義していないものが
あった場合、主制御部１０５はエラーとして図６に示す
操作パネル１５０１で報知し、更にホストコンピュータ
１００へ通知する。

【００２６】又、上記以外でも、印刷装置内部でジャム
等のエラーが発生した場合、主制御部１０５は、操作パ
ネル１５０１上の不図示のＬＣＤにエラー内容を表示す
ると共に、ホストコンピュータ１００へ通知する。

【００２７】本発明は、印刷処理もなく、エラーも発生
していない状態での操作パネル１５０１への電力供給制
御に関するものであり、図５に示すフローチャートに基
づいて、その動作を説明する。

【００２８】まず、ステップＳ１で、入力Ｉ／Ｆ１０１
から入力信号１３０が主制御部１０５へ送出されている
かを判断し、入力信号１３０が送出されている場合、タ
イマー１０６へリセット信号１３２を送出し（ステップ
Ｓ２）、タイマー１０６は常にリセット状態となる。ス
テップＳ１で、入力信号１３０が送出されていない、す
なわち、ホストコンピュータ１００からの印刷データの
入力がとだえた場合、タイマー１０６へスタート信号１
３１を送出し、タイマー１０６をスタートさせる（ステ
ップＳ３）、所定時間内に入力信号１３０が送出される
と、主制御部１０５よりリセット信号１３２をタイマー
１０６へ送出するため、タイマー１０６はリセットされ
るが、所定時間以上時間が経過すると、タイマー１０６
から主制御部１０５に対し、タイムアウト信号１３３が
送出される。すなわち、主制御部１０５へタイムアウト
信号１３３が送出されたか否かを判断し（ステップＳ
４）、タイムアウト信号１３３が送出されている場合
は、操作パネル１５０１への不図示の電源からの電力供
給を停止し（ステップＳ５）、タイムアウト信号１３３
以外の入力信号１３０が送出されている場合は、タイマ
ー１０６をリセットする（ステップＳ２）。

【００２９】これにより、ホストコンピュータ１００か
ら印刷データが所定時間以上入力されていない間、操作
パネル１５０１への電力供給を停止することが可能とな
る。

【００３０】なお、上記実施例では、タイマー１０６に
より操作パネル１５０１すべてへの電力供給を停止した
が、印刷装置のＲｅａｄｙ確認がとれるように、Ｒｅａ
ｄｙ信号のみをＯＮ状態にしても良い。

【００３１】また、操作パネル１５０１への電力供給が
停止されている状態で、印刷装置本体内で、前述したよ
うなジャム等のエラーが発生した場合は、主制御部１０
５は、タイマー１０６をリセットし、操作パネル１５０
１へ電力供給を行い、エラー報知するようにしても良
い。

【００３２】また、操作パネル１５０１への電力供給が
停止されている状態で、ホストコンピュータ１００から
印刷データが入力されるか或いは、操作パネル１５０１
のスイッチボタンにふれることで、操作パネル１５０１
へ電力供給を行うようにしても良い。

【００３３】

【発明の効果】以上説明したように、外部から入力され
る印刷データの入力状況を判定することにより、印刷装
置上の表示部への電力供給を制御することで、消費電力
を節約することができるという効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明を適用するレーザビームプリンタの構成
を説明する断面図である。

【図２】本発明を適用可能なインクジェットプリンタの
構成を説明する外観図である。

【図３】図２に示したインクジェットプリンタの制御構
成を説明するブロック図である。

【図４】本発明の一実施例を示すプリンタ制御システム
の構成を説明するブロック図である。

【図５】本発明に係る印刷装置における表示部への電力
供給制御手順の一例を示すフローチャートである。

【図６】本発明に係る印刷装置における表示部の一例を
示す図である。

【符号の説明】

１０１ 入力Ｉ／Ｆ １０２ ページメモリ １０３ ビットマップメモリ １０４ 印字部Ｉ／Ｆ １０５ 主制御部 １０６ タイマー １０７ フォントメモリ １０８ ハードティスクドライブＩ／Ｆ

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 情報処理装置から印刷データを入力して
   印刷する印刷装置において、 前記印刷データを入力する入力手段と、 前記入力手段における印刷データの入力状況を判定する
   判定手段と、 前記判定手段の判定結果に基づいて、前記印刷装置上の
   表示手段への電力供給を制御する制御手段とを有するこ
   とを特徴とする印刷装置。
2. 【請求項２】 前記判定手段が所定時間以上印刷データ
   が入力されていないと判定した場合、前記制御手段が前
   記表示手段への電力供給を停止することを特徴とする請
   求項１に記載の印刷装置。
3. 【請求項３】 前記表示手段への電力供給が停止してい
   る状態で、前記印刷装置内でエラーが発生した場合、前
   記制御手段が、前記表示手段へ電力供給を行いエラー報
   知させることを特徴とする請求項１に記載の印刷装置。
4. 【請求項４】 前記表示手段への電力供給が停止してい
   る状態で、前記入力手段を介して印刷データが入力され
   た場合、前記制御手段が、前記表示手段へ電力供給を行
   うことを特徴とする請求項１に記載の印刷装置。