JPH0796422A - トレイ供給装置及びその装置を用いたトレイ供給方法 - Google Patents
トレイ供給装置及びその装置を用いたトレイ供給方法Info
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- JPH0796422A JPH0796422A JP26425693A JP26425693A JPH0796422A JP H0796422 A JPH0796422 A JP H0796422A JP 26425693 A JP26425693 A JP 26425693A JP 26425693 A JP26425693 A JP 26425693A JP H0796422 A JPH0796422 A JP H0796422A
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- stage
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Abstract
(57)【要約】
【構成】 複数個のトレイ21〜25を収納するトレイ
マガジン10を搬入し、あらかじめ定められた組立順序
にしたがって、前記トレイマガジンに収納されているト
レイと二段リフタ60の所定の棚部60a,60bの高
さが一致するように位置決めを行なうエレベータ40
と、二段の棚部60a,60bを有し、その所定の棚部
を、あらかじめ定められた組立順序にしたがって、前記
トレイマガジンの所定の棚部又は前記供給ステージと高
さが同じとなるように位置決めし、前記トレイマガジン
から押し出されたトレイを前記供給ステージに搬入又は
搬出する前記二段リフタ60とを備えた構成としてあ
る。 【効果】 各トレイの組立ロボットへの供給,搬出時間
を一定かつ短時間にすることができ、安定した部品の供
給,搬出を行なえる。
マガジン10を搬入し、あらかじめ定められた組立順序
にしたがって、前記トレイマガジンに収納されているト
レイと二段リフタ60の所定の棚部60a,60bの高
さが一致するように位置決めを行なうエレベータ40
と、二段の棚部60a,60bを有し、その所定の棚部
を、あらかじめ定められた組立順序にしたがって、前記
トレイマガジンの所定の棚部又は前記供給ステージと高
さが同じとなるように位置決めし、前記トレイマガジン
から押し出されたトレイを前記供給ステージに搬入又は
搬出する前記二段リフタ60とを備えた構成としてあ
る。 【効果】 各トレイの組立ロボットへの供給,搬出時間
を一定かつ短時間にすることができ、安定した部品の供
給,搬出を行なえる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、各種組立部品が収納さ
れている複数個のトレイを順に組立ロボットに供給する
トレイ供給装置に関し、特に、各トレイの供給,搬出時
間を一定かつ短時間にすることができ、安定した部品の
供給,搬出を行なえるようにしたトレイ供給装置及びそ
の装置を用いたトレイ供給方法に関する。
れている複数個のトレイを順に組立ロボットに供給する
トレイ供給装置に関し、特に、各トレイの供給,搬出時
間を一定かつ短時間にすることができ、安定した部品の
供給,搬出を行なえるようにしたトレイ供給装置及びそ
の装置を用いたトレイ供給方法に関する。
【0002】
【従来の技術】現在、電子機器の組立ては、作業自動化
を図るため、組立ロボットに組立作業を行なわせ、ま
た、この組立ロボットへの部品の供給は、トレイ供給装
置を用いて自動供給するのが一般的である。
を図るため、組立ロボットに組立作業を行なわせ、ま
た、この組立ロボットへの部品の供給は、トレイ供給装
置を用いて自動供給するのが一般的である。
【0003】従来、この種のトレイ供給装置としては、
例えば、特開平1−222827号公報に記載されてい
るものがある。このトレイ供給装置は、図8に示すよう
に、種類別に部品を搭載した複数個のトレイ(以下、実
トレイと称す)を収納したトレイマガジンの積載された
無人車201と、この無人車201から実トレイを収納
してあるトレイマガジン(以下、実トレイマガジンと称
す)を受け取り、一旦収納しておくバッファ202と、
組立ロボット205に隣接して設けられ、この組立ロボ
ット205に実トレイを組立順序に応じて順次供給する
ストッカ203と、これらバッファ202とストッカ2
03の間に配置され、ストッカ203における部品が空
になったトレイ(以下、空トレイと称す)を搬出し、代
わりの実トレイをバッファ202から補充するエレベー
タ204とを備えた構成となっていた。このような構成
のトレイ供給装置によれば、組立ロボット205への複
数種の部品供給と部品供給後の空トレイの搬出が自動的
に行なわれる。
例えば、特開平1−222827号公報に記載されてい
るものがある。このトレイ供給装置は、図8に示すよう
に、種類別に部品を搭載した複数個のトレイ(以下、実
トレイと称す)を収納したトレイマガジンの積載された
無人車201と、この無人車201から実トレイを収納
してあるトレイマガジン(以下、実トレイマガジンと称
す)を受け取り、一旦収納しておくバッファ202と、
組立ロボット205に隣接して設けられ、この組立ロボ
ット205に実トレイを組立順序に応じて順次供給する
ストッカ203と、これらバッファ202とストッカ2
03の間に配置され、ストッカ203における部品が空
になったトレイ(以下、空トレイと称す)を搬出し、代
わりの実トレイをバッファ202から補充するエレベー
タ204とを備えた構成となっていた。このような構成
のトレイ供給装置によれば、組立ロボット205への複
数種の部品供給と部品供給後の空トレイの搬出が自動的
に行なわれる。
【0004】なお、前記複数個の実トレイを人手によっ
てトレイマガジンに収納してから装置に供給するように
すると、手間がかかるため、上述した特開平1−222
827号の供給装置では、バッファ202に複数個段積
みされた実トレイを一度に分離するトレイ分離部を備え
たトレイ供給装置が提案されている。このトレイ分離部
は、図9(a)〜(c)に示すように、バッファ202
の側壁内側にシャフト210,210を立設し、このシ
ャフト210,210に複数のトレイフック211を摺
動自在に取り付け、これらトレイフック211を複数個
のエアシリンダ212によってそれぞれ連結した構成と
なっていた。このような構成のトレイ分離部を用いれ
ば、実トレイを人手によって一個づつトレイマガジンに
収納する手間が省ける。
てトレイマガジンに収納してから装置に供給するように
すると、手間がかかるため、上述した特開平1−222
827号の供給装置では、バッファ202に複数個段積
みされた実トレイを一度に分離するトレイ分離部を備え
たトレイ供給装置が提案されている。このトレイ分離部
は、図9(a)〜(c)に示すように、バッファ202
の側壁内側にシャフト210,210を立設し、このシ
ャフト210,210に複数のトレイフック211を摺
動自在に取り付け、これらトレイフック211を複数個
のエアシリンダ212によってそれぞれ連結した構成と
なっていた。このような構成のトレイ分離部を用いれ
ば、実トレイを人手によって一個づつトレイマガジンに
収納する手間が省ける。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述した特開
平1−222827号のトレイ供給装置では、ストッカ
203が三段以上となっているため、三種類以上の実ト
レイがストッカ203に収納されている場合において、
例えば、ストッカ203最上段の実トレイを組立ロボッ
ト205に供給した後、その直下に位置する実トレイを
供給するときと、ストッカ203の最下段に位置する実
トレイを供給するときでは、後者の方が長時間を要する
ことになる。すなわち、従来のトレイ供給装置では、一
の実トレイから部品を供給した後、次の部品が供給され
るまでの時間が、ストッカ203内の次の実トレイの位
置によって変化し、部品の供給時間が一定しないという
問題があった。
平1−222827号のトレイ供給装置では、ストッカ
203が三段以上となっているため、三種類以上の実ト
レイがストッカ203に収納されている場合において、
例えば、ストッカ203最上段の実トレイを組立ロボッ
ト205に供給した後、その直下に位置する実トレイを
供給するときと、ストッカ203の最下段に位置する実
トレイを供給するときでは、後者の方が長時間を要する
ことになる。すなわち、従来のトレイ供給装置では、一
の実トレイから部品を供給した後、次の部品が供給され
るまでの時間が、ストッカ203内の次の実トレイの位
置によって変化し、部品の供給時間が一定しないという
問題があった。
【0006】また、上記実トレイの供給時間は組立ロボ
ット205の待機時間でもあり、次の部品の供給に時間
がかかるときは、組立ロボット205の可動効率が低下
するという問題があった。
ット205の待機時間でもあり、次の部品の供給に時間
がかかるときは、組立ロボット205の可動効率が低下
するという問題があった。
【0007】さらに、上記トレイ供給装置に設けられて
いたトレイ分離部では、トレイ一個を分離するのに二個
のエアシリンダ212,212と、これらエアシリンダ
212,212にエアを送るための四本のエア配管が必
要となり、これらエアシリンダ212,212とエア配
管はトレイの段数を増やすごとに増加するため、装置が
複雑かつ大型化してしまうという問題があった。
いたトレイ分離部では、トレイ一個を分離するのに二個
のエアシリンダ212,212と、これらエアシリンダ
212,212にエアを送るための四本のエア配管が必
要となり、これらエアシリンダ212,212とエア配
管はトレイの段数を増やすごとに増加するため、装置が
複雑かつ大型化してしまうという問題があった。
【0008】本発明は、上記問題点にかんがみてなされ
たものであり、トレイの供給,搬出時間を一定かつ短時
間とすることができ、安定した部品の供給,搬出を行な
えるとともに、装置の簡素化と小型化が可能なトレイ供
給装置の提供を目的とする。
たものであり、トレイの供給,搬出時間を一定かつ短時
間とすることができ、安定した部品の供給,搬出を行な
えるとともに、装置の簡素化と小型化が可能なトレイ供
給装置の提供を目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の請求項1記載のトレイ供給装置は、複数種
類の部品をあらかじめ定められた組立順序にしたがって
繰り返し組立ロボットに供給するトレイ供給装置におい
て、複数個のトレイを上下方向に収納するトレイマガジ
ンと、このトレイマガジンを搬入し、あらかじめ定めら
れた組立順序にしたがって、前記トレイマガジンに収納
されているトレイと二段リフタの所定の棚部の高さが一
致するように位置決めを行なうエレベータと、所定のト
レイと二段リフタの所定の棚部の高さが一致したとき、
前記トレイマガジンから所定のトレイを二段リフタに押
し出し、また、部品供給の済んだトレイを前記二段リフ
タからトレイマガジンの所定の棚部に引き込む押出,引
込手段と、二段の棚部を有し、その所定の棚部を、あら
かじめ定められた組立順序にしたがって、前記トレイマ
ガジンの所定の棚部又は前記供給ステージと高さが同じ
となるように位置決めし、前記トレイマガジンから押し
出されたトレイを前記供給ステージに搬入又は搬出す
る、前記エレベータと供給ステージの間に配置された前
記二段リフタと、この二段リフタと組立ロボットの間に
配置された供給ステージとを備えた構成としてある。
に、本発明の請求項1記載のトレイ供給装置は、複数種
類の部品をあらかじめ定められた組立順序にしたがって
繰り返し組立ロボットに供給するトレイ供給装置におい
て、複数個のトレイを上下方向に収納するトレイマガジ
ンと、このトレイマガジンを搬入し、あらかじめ定めら
れた組立順序にしたがって、前記トレイマガジンに収納
されているトレイと二段リフタの所定の棚部の高さが一
致するように位置決めを行なうエレベータと、所定のト
レイと二段リフタの所定の棚部の高さが一致したとき、
前記トレイマガジンから所定のトレイを二段リフタに押
し出し、また、部品供給の済んだトレイを前記二段リフ
タからトレイマガジンの所定の棚部に引き込む押出,引
込手段と、二段の棚部を有し、その所定の棚部を、あら
かじめ定められた組立順序にしたがって、前記トレイマ
ガジンの所定の棚部又は前記供給ステージと高さが同じ
となるように位置決めし、前記トレイマガジンから押し
出されたトレイを前記供給ステージに搬入又は搬出す
る、前記エレベータと供給ステージの間に配置された前
記二段リフタと、この二段リフタと組立ロボットの間に
配置された供給ステージとを備えた構成としてある。
【0010】また、請求項2記載のトレイ供給装置は、
前記エレベータの手前に配置された二段のコンベアであ
って、外部から部品の入ったトレイを収納したトレイマ
ガジンを一のコンベアから搬入し、前記エレベータ内に
他のトレイマガジンが収納されているときはそのまま待
機するとともに、前記エレベータ内に他のトレイマガジ
ンが収納されていないときは、搬入した前記トレイマガ
ジンをエレベータに搬出し、また、前記エレベータから
部品供給済みの空トレイを収納したトレイマガジンが搬
出されたときは、これを他のコンベアによって外部に搬
出するバッファと、前記エレベータの底部に設けられ、
前記バッファから搬出されたトレイマガジンを前記エレ
ベータ内に搬入するとともに、トレイ内の部品を全て供
給した後、空のトレイを収納したトレイマガジンを前記
バッファに搬出するコンベアとを備えた構成としてあ
る。さらに、トレイの供給作業を容易にするため、前記
エレベータの側辺に対向させて立設したシャフトと、こ
れらシャフトのそれぞれに摺動自在に積層され、前記エ
レベータ内に複数段の棚部を形成するトレイフックと、
一端部に固定孔を形成するとともに他端部に長孔を形成
した板状部材であり、この固定孔に挿入した固定ピンを
一のトレイフックに固定するとともに、前記長孔に挿入
したガイドピンを他のトレイフックに固定し、前記複数
のトレイフックをそれぞれ接離自在に連結する連結プレ
ートと、前記複数のガイドフックのうち、最上段に位置
するガイドフックを上下動させるシリンダとからなるト
レイ分離部を備えた構成としてある。
前記エレベータの手前に配置された二段のコンベアであ
って、外部から部品の入ったトレイを収納したトレイマ
ガジンを一のコンベアから搬入し、前記エレベータ内に
他のトレイマガジンが収納されているときはそのまま待
機するとともに、前記エレベータ内に他のトレイマガジ
ンが収納されていないときは、搬入した前記トレイマガ
ジンをエレベータに搬出し、また、前記エレベータから
部品供給済みの空トレイを収納したトレイマガジンが搬
出されたときは、これを他のコンベアによって外部に搬
出するバッファと、前記エレベータの底部に設けられ、
前記バッファから搬出されたトレイマガジンを前記エレ
ベータ内に搬入するとともに、トレイ内の部品を全て供
給した後、空のトレイを収納したトレイマガジンを前記
バッファに搬出するコンベアとを備えた構成としてあ
る。さらに、トレイの供給作業を容易にするため、前記
エレベータの側辺に対向させて立設したシャフトと、こ
れらシャフトのそれぞれに摺動自在に積層され、前記エ
レベータ内に複数段の棚部を形成するトレイフックと、
一端部に固定孔を形成するとともに他端部に長孔を形成
した板状部材であり、この固定孔に挿入した固定ピンを
一のトレイフックに固定するとともに、前記長孔に挿入
したガイドピンを他のトレイフックに固定し、前記複数
のトレイフックをそれぞれ接離自在に連結する連結プレ
ートと、前記複数のガイドフックのうち、最上段に位置
するガイドフックを上下動させるシリンダとからなるト
レイ分離部を備えた構成としてある。
【0011】さらに、請求項3記載のトレイ供給方法と
しては、次の(1)〜(7)の工程を含む方法としてあ
る。 (1)前記供給ステージから二段リフタの一の棚部に第
一の空トレイを搬入する工程 (2)前記第一の空トレイと前記エレベータ内のトレイ
マガジン又は段分離部の所定の棚部、及び、前記二段リ
フタの他の棚部に収納してある第二の実トレイと供給ス
テージの高さが一致するように前記二段リフタが昇降す
る工程 (3)前記二段リフタの一の棚部からエレベータに前記
第一の空トレイを搬出するとともに、前記二段リフタの
他の棚部から供給ステージに前記第二の実トレイを搬出
する工程 (4)トレイマガジン又は段分離部内の第三の実トレイ
と前記二段リフタの一の棚部の高さが一致するように前
記エレベータが昇降する工程 (5)前記エレベータから二段リフタの一の棚部に前記
第三の実トレイを搬入するとともに、前記供給ステージ
から二段リフタの他の棚部に前記第二の空トレイを搬入
する工程 (6)前記第二の空トレイと前記エレベータ内のトレイ
マガジン又は段分離部の所定の棚部、及び、前記第三の
実トレイと供給ステージの高さが一致するように前記二
段リフタが昇降する工程 (7)前記二段リフタの他の棚部から前記第二の空トレ
イを搬出するとともに、前記二段リフタの一の棚部から
供給ステージに前記第三の実トレイを搬出する工程
しては、次の(1)〜(7)の工程を含む方法としてあ
る。 (1)前記供給ステージから二段リフタの一の棚部に第
一の空トレイを搬入する工程 (2)前記第一の空トレイと前記エレベータ内のトレイ
マガジン又は段分離部の所定の棚部、及び、前記二段リ
フタの他の棚部に収納してある第二の実トレイと供給ス
テージの高さが一致するように前記二段リフタが昇降す
る工程 (3)前記二段リフタの一の棚部からエレベータに前記
第一の空トレイを搬出するとともに、前記二段リフタの
他の棚部から供給ステージに前記第二の実トレイを搬出
する工程 (4)トレイマガジン又は段分離部内の第三の実トレイ
と前記二段リフタの一の棚部の高さが一致するように前
記エレベータが昇降する工程 (5)前記エレベータから二段リフタの一の棚部に前記
第三の実トレイを搬入するとともに、前記供給ステージ
から二段リフタの他の棚部に前記第二の空トレイを搬入
する工程 (6)前記第二の空トレイと前記エレベータ内のトレイ
マガジン又は段分離部の所定の棚部、及び、前記第三の
実トレイと供給ステージの高さが一致するように前記二
段リフタが昇降する工程 (7)前記二段リフタの他の棚部から前記第二の空トレ
イを搬出するとともに、前記二段リフタの一の棚部から
供給ステージに前記第三の実トレイを搬出する工程
【0012】
【作用】上記構成からなる本発明のトレイ供給装置及び
その装置を用いたトレイ供給方法によれば、複数個のト
レイは、常に一定の時間間隔で二段リフタから供給ステ
ージに供給される。
その装置を用いたトレイ供給方法によれば、複数個のト
レイは、常に一定の時間間隔で二段リフタから供給ステ
ージに供給される。
【0013】
【実施例】以下、本発明のトレイ供給装置及びその装置
を用いたトレイ供給方法の実施例について、図面を参照
しつつ説明する。まず、本発明の第一実施例に係るトレ
イ供給装置について説明する。図1は、本実施例に係る
トレイ供給装置を示す斜視図である。また、図2は本ト
レイ供給装置の各部の動作を示す動作説明図である。本
実施例のトレイ供給装置は、複数個のトレイをトレイマ
ガジンで供給し、また、本トレイマガジンのエレベータ
への搬入,搬出をバッファで自動的に行なう構成として
ある。
を用いたトレイ供給方法の実施例について、図面を参照
しつつ説明する。まず、本発明の第一実施例に係るトレ
イ供給装置について説明する。図1は、本実施例に係る
トレイ供給装置を示す斜視図である。また、図2は本ト
レイ供給装置の各部の動作を示す動作説明図である。本
実施例のトレイ供給装置は、複数個のトレイをトレイマ
ガジンで供給し、また、本トレイマガジンのエレベータ
への搬入,搬出をバッファで自動的に行なう構成として
ある。
【0014】これら図面において、10はトレイマガジ
ンであり、複数段の棚部10a〜10eを有しており、
これら棚部10a〜10eには、トレイ21〜25が収
納してある。これらトレイ21〜25は、トレイマガジ
ン10ごとに本トレイ供給装置に搬入,搬出される。3
0は下部コンベア31と上部コンベア32を有すバッフ
ァであり、エレベータ40の手前に配置されている。こ
のバッファ30は、図示しないトレイマガジンの搬送手
段(人手又は無人搬送車等)によって運ばれてきた実ト
レイマガジン10を下部コンベア31から搬入する。こ
こで、バッファ30は、前記エレベータ40内に他のト
レイマガジンが収容されている場合には、そのまま待機
し、他のトレイマガジンが収容されていない場合には、
搬入した実トレイマガジン10をエレベータ40に搬出
する。また、上部コンベア32は、エレベータ40から
搬出されてきた空トレイマガジン10を受け取り、外部
に搬出する。
ンであり、複数段の棚部10a〜10eを有しており、
これら棚部10a〜10eには、トレイ21〜25が収
納してある。これらトレイ21〜25は、トレイマガジ
ン10ごとに本トレイ供給装置に搬入,搬出される。3
0は下部コンベア31と上部コンベア32を有すバッフ
ァであり、エレベータ40の手前に配置されている。こ
のバッファ30は、図示しないトレイマガジンの搬送手
段(人手又は無人搬送車等)によって運ばれてきた実ト
レイマガジン10を下部コンベア31から搬入する。こ
こで、バッファ30は、前記エレベータ40内に他のト
レイマガジンが収容されている場合には、そのまま待機
し、他のトレイマガジンが収容されていない場合には、
搬入した実トレイマガジン10をエレベータ40に搬出
する。また、上部コンベア32は、エレベータ40から
搬出されてきた空トレイマガジン10を受け取り、外部
に搬出する。
【0015】エレベータ40は、前記バッファ30と後
述する二段リフタ60の間に配置されており、図示しな
い駆動部により駆動させられるベルト41によって昇降
自在となっている。また、エレベータ40の底面部に
は、トレイマガジン10を搬出するためのコンベア42
が設けてある。このエレベータ40は、実トレイマガジ
ン10を搬入し、あらかじめ定められた所定の組立順序
にしたがって、実トレイマガジン10の所定の棚部10
a〜10eと後述する二段リフタ60の所定の棚部60
a,60bの高さが一致するように位置決めを行なう。
51,52は押出,引込用エアシリンダであり、バッフ
ァ30の上段フレームに取り付けてある。これら押出、
引込用エアシリンダ51,52は、実トレイマガジン1
0と二段リフタ60の所定の棚部が位置決めされたと
き、実トレイマガジン10から所定の実トレイを二段リ
フタ60の所定の棚部に押し出し、また、空トレイを二
段リフタ60の所定の棚部からトレイマガジン10の所
定の棚部に引き込む。
述する二段リフタ60の間に配置されており、図示しな
い駆動部により駆動させられるベルト41によって昇降
自在となっている。また、エレベータ40の底面部に
は、トレイマガジン10を搬出するためのコンベア42
が設けてある。このエレベータ40は、実トレイマガジ
ン10を搬入し、あらかじめ定められた所定の組立順序
にしたがって、実トレイマガジン10の所定の棚部10
a〜10eと後述する二段リフタ60の所定の棚部60
a,60bの高さが一致するように位置決めを行なう。
51,52は押出,引込用エアシリンダであり、バッフ
ァ30の上段フレームに取り付けてある。これら押出、
引込用エアシリンダ51,52は、実トレイマガジン1
0と二段リフタ60の所定の棚部が位置決めされたと
き、実トレイマガジン10から所定の実トレイを二段リ
フタ60の所定の棚部に押し出し、また、空トレイを二
段リフタ60の所定の棚部からトレイマガジン10の所
定の棚部に引き込む。
【0016】前記二段リフタ60は、エレベータ40と
供給ステージ70の間に配置された二段の棚体であり、
その棚部60a,60bは二本の垂直方向に設けられた
ガイドレール61,61に沿って昇降自在となってい
る。また、棚部60a,60bの両側には、供給ステー
ジ70よりやや突出する高さの搬送フック62,62
(62,62)が設けてあり、この搬送フック62は、
レール63(63)に沿って供給ステージ70側に摺動
自在となっている。このような構成の二段リフタ60
は、その所定の棚部60a,60bを、あらかじめ定め
られた組立順序にしたがって、エレベータ40内に搬入
されたトレイマガジン10の所定の棚部10a〜10
e、又は、供給ステージ70の高さと一致するように位
置決めする。また、トレイマガジン10の所定の棚部1
0a〜10eから二段リフタ60の所定の棚部60a,
60b内に搬入された実トレイは、搬送フック62によ
って供給ステージ上70に搬出され、部品の取り出され
た空トレイは搬送フック63によって所定の棚部60
a,60b内に搬入される。
供給ステージ70の間に配置された二段の棚体であり、
その棚部60a,60bは二本の垂直方向に設けられた
ガイドレール61,61に沿って昇降自在となってい
る。また、棚部60a,60bの両側には、供給ステー
ジ70よりやや突出する高さの搬送フック62,62
(62,62)が設けてあり、この搬送フック62は、
レール63(63)に沿って供給ステージ70側に摺動
自在となっている。このような構成の二段リフタ60
は、その所定の棚部60a,60bを、あらかじめ定め
られた組立順序にしたがって、エレベータ40内に搬入
されたトレイマガジン10の所定の棚部10a〜10
e、又は、供給ステージ70の高さと一致するように位
置決めする。また、トレイマガジン10の所定の棚部1
0a〜10eから二段リフタ60の所定の棚部60a,
60b内に搬入された実トレイは、搬送フック62によ
って供給ステージ上70に搬出され、部品の取り出され
た空トレイは搬送フック63によって所定の棚部60
a,60b内に搬入される。
【0017】前記供給ステージ70は、二段リフタ60
と図示しない組立ロボットの間に配置されている。組立
ロボットは、この供給ステージ70上に搬出されてきた
実トレイ21(22〜26)から部品を取り出し基板の
任意の位置に実装して電子機器等を組立てる。また、上
述したバッファ30,エレベータ40,押出,引込シリ
ンダ51,52及び二段リフタ60の動作タイミングな
どの制御は、入出力装置81と制御ユニット82によっ
て行なっている。
と図示しない組立ロボットの間に配置されている。組立
ロボットは、この供給ステージ70上に搬出されてきた
実トレイ21(22〜26)から部品を取り出し基板の
任意の位置に実装して電子機器等を組立てる。また、上
述したバッファ30,エレベータ40,押出,引込シリ
ンダ51,52及び二段リフタ60の動作タイミングな
どの制御は、入出力装置81と制御ユニット82によっ
て行なっている。
【0018】次に、本発明の第二実施例に係るトレイ供
給装置について、図面を参照しつつ説明する。図3は、
本実施例に係るトレイ供給装置を示す斜視図である。ま
た、図4(a),(b)は、本トレイ供給装置に設けた
トレイ分離部の部分拡大図である。本実施例のトレイ供
給装置は、エレベータ内にトレイ分離部を設け、トレイ
マガジンを使わずに複数個のトレイを装置に供給できる
構成としてある。
給装置について、図面を参照しつつ説明する。図3は、
本実施例に係るトレイ供給装置を示す斜視図である。ま
た、図4(a),(b)は、本トレイ供給装置に設けた
トレイ分離部の部分拡大図である。本実施例のトレイ供
給装置は、エレベータ内にトレイ分離部を設け、トレイ
マガジンを使わずに複数個のトレイを装置に供給できる
構成としてある。
【0019】これら図面において、90はトレイ分離部
であり、エレベータ40の両側部に対向して設けられて
いる。91は複数のトレイフックであり、エレベータ5
0の40の四隅に立設したシャフト92,92(92,
92)に摺動自在に積層されている。これらトレイフッ
ク91は、図4(b)に示すように、水平部と垂直部を
有するL字状(逆L字状)の板状部材であり、水平部が
対向してエレベータ40内に複数段の棚部を形成する。
93は複数の連結プレートであり、その一端部には固定
孔93aが形成してあるとともに、他端部には長孔93
bが形成してある。これら連結プレート93は、固定部
93aに挿入した固定ピン94を上段のトレイフック9
1に固定するとともに、長孔93bに挿入したガイドピ
ン95を下段のトレイフック91に固定することによ
り、複数のトレイフック91を接離自在に連結してい
る。また、これら連結プレート93は、各トレイフック
91が縮まったとき、互いに干渉しないようにトレイフ
ック91の各段ごとに交互に位置をずらして取り付けて
ある。96はエアシリンダであり、前記複数のガイドフ
ック91のうち、最上段に位置するガイドフック91,
91にそのピストンを結合してある。さらに、本実施例
のトレイ供給装置に用いるトレイ21〜25には、その
両側部に前記トレイフック91の水平部に載置する突出
部21a〜25aが形成してある。
であり、エレベータ40の両側部に対向して設けられて
いる。91は複数のトレイフックであり、エレベータ5
0の40の四隅に立設したシャフト92,92(92,
92)に摺動自在に積層されている。これらトレイフッ
ク91は、図4(b)に示すように、水平部と垂直部を
有するL字状(逆L字状)の板状部材であり、水平部が
対向してエレベータ40内に複数段の棚部を形成する。
93は複数の連結プレートであり、その一端部には固定
孔93aが形成してあるとともに、他端部には長孔93
bが形成してある。これら連結プレート93は、固定部
93aに挿入した固定ピン94を上段のトレイフック9
1に固定するとともに、長孔93bに挿入したガイドピ
ン95を下段のトレイフック91に固定することによ
り、複数のトレイフック91を接離自在に連結してい
る。また、これら連結プレート93は、各トレイフック
91が縮まったとき、互いに干渉しないようにトレイフ
ック91の各段ごとに交互に位置をずらして取り付けて
ある。96はエアシリンダであり、前記複数のガイドフ
ック91のうち、最上段に位置するガイドフック91,
91にそのピストンを結合してある。さらに、本実施例
のトレイ供給装置に用いるトレイ21〜25には、その
両側部に前記トレイフック91の水平部に載置する突出
部21a〜25aが形成してある。
【0020】この第二実施例におけるトレイ供給装置
は、次のように作動する。図3及び5において、トレイ
マガジン10を用いずに直接段積みされた複数個の実ト
レイ21〜25は、バッファ30からエレベータ40内
に搬入される。エレベータ40内において、これら実ト
レイ21〜25は、トレイフック91によって形成され
た複数段の棚部に個別に収納される(図5(a))。そ
の後、エアシリダ96が上昇すると複数のトレイフック
91が最上段のトレイフック91,91から順に上昇し
て、各実トレイ21〜25が一定の間隔を開けて上下に
分離される(図5(b))。次いで、各実トレイ21〜
25を分離させた状態でエレベータ40と二段リフタ6
0の間で実トレイ21〜25の搬出,搬入が行なわれる
(図5(c))。このようにして、実トレイ21〜25
内の全ての部品供給が終了すると、エレベータ40がバ
ッファ30の上部コンベア32の位置まで上昇する(図
5(d))。ここで、エアシリンダ96が下降すると空
トレイ21〜25が再び積み重ねられ、バッファ30の
上部コンベア32へと搬出される(図5(e))。この
ような本実施例のトレイ供給装置によれば、単一のエア
シリンダ96によって複数個のトレイ21〜25を分
離,積み重ねでき、装置の簡素化かつ小型化を図れる。
は、次のように作動する。図3及び5において、トレイ
マガジン10を用いずに直接段積みされた複数個の実ト
レイ21〜25は、バッファ30からエレベータ40内
に搬入される。エレベータ40内において、これら実ト
レイ21〜25は、トレイフック91によって形成され
た複数段の棚部に個別に収納される(図5(a))。そ
の後、エアシリダ96が上昇すると複数のトレイフック
91が最上段のトレイフック91,91から順に上昇し
て、各実トレイ21〜25が一定の間隔を開けて上下に
分離される(図5(b))。次いで、各実トレイ21〜
25を分離させた状態でエレベータ40と二段リフタ6
0の間で実トレイ21〜25の搬出,搬入が行なわれる
(図5(c))。このようにして、実トレイ21〜25
内の全ての部品供給が終了すると、エレベータ40がバ
ッファ30の上部コンベア32の位置まで上昇する(図
5(d))。ここで、エアシリンダ96が下降すると空
トレイ21〜25が再び積み重ねられ、バッファ30の
上部コンベア32へと搬出される(図5(e))。この
ような本実施例のトレイ供給装置によれば、単一のエア
シリンダ96によって複数個のトレイ21〜25を分
離,積み重ねでき、装置の簡素化かつ小型化を図れる。
【0021】次に、本発明のトレイ供給方法の実施例に
ついて、図6及び7を参照しつつ説明する。図6(a)
〜(e)及び図7(a)〜(e)は、本実施例に係るト
レイ供給方法の一連の動作を示す説明図である。本実施
例のトレイ供給方法は、あらかじめ定められた組立順序
にしたがって複数個のトレイを一定の時間間隔で順に組
立ロボットに供給するものであり、エレベータから二段
リフタへの実トレイの搬入と供給ステージから二段リフ
タへの空トレイの搬入、又は、二段リフタから供給ステ
ージへの実トレイの搬出と二段リフタからエレベータへ
の空トレイの搬出を同時に行なう工程を含む方法として
ある。
ついて、図6及び7を参照しつつ説明する。図6(a)
〜(e)及び図7(a)〜(e)は、本実施例に係るト
レイ供給方法の一連の動作を示す説明図である。本実施
例のトレイ供給方法は、あらかじめ定められた組立順序
にしたがって複数個のトレイを一定の時間間隔で順に組
立ロボットに供給するものであり、エレベータから二段
リフタへの実トレイの搬入と供給ステージから二段リフ
タへの空トレイの搬入、又は、二段リフタから供給ステ
ージへの実トレイの搬出と二段リフタからエレベータへ
の空トレイの搬出を同時に行なう工程を含む方法として
ある。
【0022】エレベータ40に実トレイマガジン10が
供給されると、エレベータ40が所定の高さだけ上昇し
て、最初に供給すべき部品の入った実トレイT1 を、二
段リフタ60の棚部60aと同じ高さとなるように位置
決めする(図6(a))。次いで、押出、引込エアシリ
ンダ51によって実トレイT1 を押し出し、実トレイT
1 を上段の棚部60aに収納する(図6(b))。実ト
レイT1 を収納した二段リフタ60は、一段下降して、
棚部60aを供給ステージ70と同じ高さとなるように
位置決めする。また、このとき、二段リフタ60の棚部
60bと二番目に供給すべき部品の入った実トレイT2
の高さが一致するように実トレイT2 を配置しておく
(図6(c))。次いで、二段リフタ60の搬送フック
62が実トレイT1 を供給ステージ70上に搬送すると
ともに、 押出, 引込エアシリンダ52が実トレイT2 を
押し出し、下段の棚部60bに収納する(図6
(d))。この状態で、組立ロボットによる部品の取り
出し実装が行なわれる。その後供給ステージ70上の実
トレイT1 からの部品供給が終了すると、搬送フック6
2が空トレイT1 を再び上段の棚部60a内に引き込む
(図6(e))。
供給されると、エレベータ40が所定の高さだけ上昇し
て、最初に供給すべき部品の入った実トレイT1 を、二
段リフタ60の棚部60aと同じ高さとなるように位置
決めする(図6(a))。次いで、押出、引込エアシリ
ンダ51によって実トレイT1 を押し出し、実トレイT
1 を上段の棚部60aに収納する(図6(b))。実ト
レイT1 を収納した二段リフタ60は、一段下降して、
棚部60aを供給ステージ70と同じ高さとなるように
位置決めする。また、このとき、二段リフタ60の棚部
60bと二番目に供給すべき部品の入った実トレイT2
の高さが一致するように実トレイT2 を配置しておく
(図6(c))。次いで、二段リフタ60の搬送フック
62が実トレイT1 を供給ステージ70上に搬送すると
ともに、 押出, 引込エアシリンダ52が実トレイT2 を
押し出し、下段の棚部60bに収納する(図6
(d))。この状態で、組立ロボットによる部品の取り
出し実装が行なわれる。その後供給ステージ70上の実
トレイT1 からの部品供給が終了すると、搬送フック6
2が空トレイT1 を再び上段の棚部60a内に引き込む
(図6(e))。
【0023】次いで、二段リフタ60が上昇し、下段の
棚部60b内の実トレイT2 が供給ステージ70と同じ
高さとなるように位置決めする。これにより、棚部60
a内の空トレイT1 もトレイマガジン10の元の棚部と
同じ高さに位置決めされる。ここで、押出,引込エアシ
リンダ51が空トレイT1 をトレイマガジン10の元の
棚部に引き込み、また、搬送フック62が実トレイT2
を供給ステージ70上に搬送する(図7(a),
(b))。供給ステージ70上の実トレイT2 から組立
ロボットによる部品供給が行なわれている間に、エレベ
ータ40が下降して三番目に供給すべき部品の入った実
トレイT3 と二段リフタ60の上段の棚部60aが同じ
高さとなるように位置決めする。そして、部品供給の終
了後、押出,引込エアシリンダ51が実トレイT3を押
し出して上段の棚部60aに収納するとともに、搬送フ
ック62が空トレイT2 を下段の棚部60bに戻す(図
7(c))。その後、二段リフタ60が下降して実トレ
イT3 を供給ステージ70と同じ高さとなるように位置
決めし、同時にエレベータ40が上昇して空トレイT2
をトレイマガジン10の元の棚部と同じ高さとなるよう
に位置決めする(図7(d))。そして、搬送フック6
2が実トレイT3 を供給ステージ70に搬送すると同時
に、押出,引込エアシリンダ52が空トレイT2 をトレ
イマガジン10の元の棚部に引き込む。
棚部60b内の実トレイT2 が供給ステージ70と同じ
高さとなるように位置決めする。これにより、棚部60
a内の空トレイT1 もトレイマガジン10の元の棚部と
同じ高さに位置決めされる。ここで、押出,引込エアシ
リンダ51が空トレイT1 をトレイマガジン10の元の
棚部に引き込み、また、搬送フック62が実トレイT2
を供給ステージ70上に搬送する(図7(a),
(b))。供給ステージ70上の実トレイT2 から組立
ロボットによる部品供給が行なわれている間に、エレベ
ータ40が下降して三番目に供給すべき部品の入った実
トレイT3 と二段リフタ60の上段の棚部60aが同じ
高さとなるように位置決めする。そして、部品供給の終
了後、押出,引込エアシリンダ51が実トレイT3を押
し出して上段の棚部60aに収納するとともに、搬送フ
ック62が空トレイT2 を下段の棚部60bに戻す(図
7(c))。その後、二段リフタ60が下降して実トレ
イT3 を供給ステージ70と同じ高さとなるように位置
決めし、同時にエレベータ40が上昇して空トレイT2
をトレイマガジン10の元の棚部と同じ高さとなるよう
に位置決めする(図7(d))。そして、搬送フック6
2が実トレイT3 を供給ステージ70に搬送すると同時
に、押出,引込エアシリンダ52が空トレイT2 をトレ
イマガジン10の元の棚部に引き込む。
【0024】本実施例のトレイ供給方法では、上記のよ
うな動作を実トレイT4 ,T5 ・・・Tn についても繰
り返し行ない、トレイマガジン10内の実トレイを順に
組立ロボットに供給する。
うな動作を実トレイT4 ,T5 ・・・Tn についても繰
り返し行ない、トレイマガジン10内の実トレイを順に
組立ロボットに供給する。
【0025】このような、本実施例のトレイ供給装置及
びその装置を用いたトレイ供給方法によれば、複数個の
トレイ21〜25(T1 〜Tn )の供給,搬出時間を一
定かつ短時間にすることができ、安定した部品の供給,
搬出が行なえる。
びその装置を用いたトレイ供給方法によれば、複数個の
トレイ21〜25(T1 〜Tn )の供給,搬出時間を一
定かつ短時間にすることができ、安定した部品の供給,
搬出が行なえる。
【0026】なお、本発明のトレイ供給装置及びその装
置を用いたトレイ供給方法は、上記実施例に限定される
ものではない。例えば、上記トレイ供給装置の実施例で
は、トレイ供給作業の自動化を図るため、バッファ30
によってトレイマガジン10等をエレベータ40に搬
入,搬出する構成としたが、人手によってエレベータ4
0にトレイマガジン10等を搬入,搬出することとして
もよい。また、上記トレイ供給方法の実施例では、トレ
イマガジン10を用いるトレイ供給装置を例に説明した
が、トレイ分離部90を備えたトレイ供給装置で本方法
を実施しても上記実施例と同様の効果を奏する。
置を用いたトレイ供給方法は、上記実施例に限定される
ものではない。例えば、上記トレイ供給装置の実施例で
は、トレイ供給作業の自動化を図るため、バッファ30
によってトレイマガジン10等をエレベータ40に搬
入,搬出する構成としたが、人手によってエレベータ4
0にトレイマガジン10等を搬入,搬出することとして
もよい。また、上記トレイ供給方法の実施例では、トレ
イマガジン10を用いるトレイ供給装置を例に説明した
が、トレイ分離部90を備えたトレイ供給装置で本方法
を実施しても上記実施例と同様の効果を奏する。
【0027】
【発明の効果】以上、説明したように、本発明のトレイ
供給装置及びその装置を用いたトレイ供給方法によれ
ば、トレイの供給,搬出時間を一定かつ短時間にするこ
とができ、安定した部品の供給,搬出を行なえるととも
に、装置を簡素化かつ小型化することが可能となる。
供給装置及びその装置を用いたトレイ供給方法によれ
ば、トレイの供給,搬出時間を一定かつ短時間にするこ
とができ、安定した部品の供給,搬出を行なえるととも
に、装置を簡素化かつ小型化することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一実施例に係るトレイ供給装置を示
す斜視図である。
す斜視図である。
【図2】本トレイ供給装置の各部の動作を示す構成図で
ある。
ある。
【図3】本発明の第二実施例に係るトレイ供給装置を示
す斜視図である。
す斜視図である。
【図4】同図(a),(b)は、本トレイ供給装置に設
けたトレイ分離部の部分拡大図である。
けたトレイ分離部の部分拡大図である。
【図5】同図(a)〜(e)は、本トレイ分離部の一連
の動作を示す説明図である。
の動作を示す説明図である。
【図6】,
【図7】本発明の実施例に係るトレイ供給方法の一連の
動作を示す説明図である。
動作を示す説明図である。
【図8】従来例に係るトレイ供給装置を示す構成図であ
る。
る。
【図9】従来例に係るトレイ供給装置に設けられたトレ
イ分離部を示すものであり、同図(a)は正面図、同図
(b)は、側面図、同図(c)は部分断面側面図であ
る。
イ分離部を示すものであり、同図(a)は正面図、同図
(b)は、側面図、同図(c)は部分断面側面図であ
る。
10 トレイマガジン 10a〜10e 棚部 21〜25 トレイ 21a〜25a 突出部 30 バッファ 31 下部コンベア 32 上部コンベア 40 エレベータ 41 ベルト 42 コンベア 51,52 押出,引込エアシリンダ 60 二段リフタ 60a,60b 棚部 61 ガイドレール 62 搬送フック 63 レール 70 供給ステージ 81 入出力装置 82 制御ユニット 90 トレイ分離部 91 トレイフック 92 シャフト 93 連結プーレト 93a 固定孔 93b 長孔 94 固定ピン 95 ガイドピン 96 エアシリンダ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 井上 修 東京都港区芝五丁目7番1号 日本電気株 式会社内
Claims (4)
- 【請求項1】 複数種類の部品をあらかじめ定められた
組立順序にしたがって繰り返し組立ロボットに供給する
トレイ供給装置において、 複数個のトレイを上下方向に収納するトレイマガジン
と、 このトレイマガジンを搬入し、あらかじめ定められた組
立順序にしたがって、前記トレイマガジンに収納されて
いるトレイと二段リフタの所定の棚部の高さが一致する
ように位置決めを行なうエレベータと、 所定のトレイと二段リフタの所定の棚部の高さが一致し
たとき、前記トレイマガジンから所定のトレイを二段リ
フタに押し出し、また、部品供給の済んだトレイを前記
二段リフタからトレイマガジンの所定の棚部に引き込む
押出,引込手段と、 二段の棚部を有し、その所定の棚部を、あらかじめ定め
られた組立順序にしたがって、前記トレイマガジンの所
定の棚部又は前記供給ステージと高さが同じとなるよう
に位置決めし、前記トレイマガジンから押し出されたト
レイを前記供給ステージに搬入又は搬出する、前記エレ
ベータと供給ステージの間に配置された前記二段リフタ
と、 この二段リフタと組立ロボットの間に配置された供給ス
テージとを備えたことを特徴とするトレイ供給装置。 - 【請求項2】 前記エレベータの手前に配置された二段
のコンベアであって、外部から部品の入ったトレイを収
納したトレイマガジンを一のコンベアから搬入し、前記
エレベータ内に他のトレイマガジンが収納されていると
きはそのまま待機するとともに、前記エレベータ内に他
のトレイマガジンが収納されていないときは、搬入した
前記トレイマガジンをエレベータに搬出し、また、前記
エレベータから部品供給済みの空トレイを収納したトレ
イマガジンが搬出されたときは、これを他のコンベアに
よって外部に搬出するバッファと、 前記エレベータの底部に設けられ、前記バッファから搬
出されたトレイマガジンを前記エレベータ内に搬入する
とともに、トレイ内の部品を全て供給した後、空のトレ
イを収納したトレイマガジンを前記バッファに搬出する
コンベアとを備えた請求項1記載のトレイ供給装置。 - 【請求項3】 前記エレベータの側辺に対向させて立設
したシャフトと、 これらシャフトのそれぞれに摺動自在に積層され、前記
エレベータ内に複数段の棚部を形成するトレイフック
と、 一端部に固定孔を形成するとともに他端部に長孔を形成
した板状部材であり、この固定孔に挿入した固定ピンを
一のトレイフックに固定するとともに、前記長孔に挿入
したガイドピンを他のトレイフックに固定し、前記複数
のトレイフックをそれぞれ接離自在に連結する連結プレ
ートと、 前記複数のガイドフックのうち、最上段に位置するガイ
ドフックを上下動させるシリンダとからなるトレイ分離
部を備えた請求項1又は2記載のトレイ供給装置。 - 【請求項4】 次の(1)〜(7)の工程を含むことを
特徴とするトレイ供給方法。 (1)前記供給ステージから二段リフタの一の棚部に第
一の空トレイを搬入する工程 (2)前記第一の空トレイと前記エレベータ内のトレイ
マガジン又は段分離部の所定の棚部、及び、前記二段リ
フタの他の棚部に収納してある第二の実トレイと供給ス
テージの高さが一致するように前記二段リフタが昇降す
る工程 (3)前記二段リフタの一の棚部からエレベータに前記
第一の空トレイを搬出するとともに、前記二段リフタの
他の棚部から供給ステージに前記第二の実トレイを搬出
する工程 (4)トレイマガジン又は段分離部内の第三の実トレイ
と前記二段リフタの一の棚部の高さが一致するように前
記エレベータが昇降する工程 (5)前記エレベータから二段リフタの一の棚部に前記
第三の実トレイを搬入するとともに、前記供給ステージ
から二段リフタの他の棚部に前記第二の空トレイを搬入
する工程 (6)前記第二の空トレイと前記エレベータ内のトレイ
マガジン又は段分離部の所定の棚部、及び、前記第三の
実トレイと供給ステージの高さが一致するように前記二
段リフタが昇降する工程 (7)前記二段リフタの他の棚部から前記第二の空トレ
イを搬出するとともに、前記二段リフタの一の棚部から
供給ステージに前記第三の実トレイを搬出する工程
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5264256A JP2560997B2 (ja) | 1993-09-28 | 1993-09-28 | トレイ供給装置及びその装置を用いたトレイ供給方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5264256A JP2560997B2 (ja) | 1993-09-28 | 1993-09-28 | トレイ供給装置及びその装置を用いたトレイ供給方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0796422A true JPH0796422A (ja) | 1995-04-11 |
JP2560997B2 JP2560997B2 (ja) | 1996-12-04 |
Family
ID=17400652
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5264256A Expired - Lifetime JP2560997B2 (ja) | 1993-09-28 | 1993-09-28 | トレイ供給装置及びその装置を用いたトレイ供給方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2560997B2 (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100692487B1 (ko) * | 2005-02-24 | 2007-03-09 | 삼성테크윈 주식회사 | 제습기능을 가진 트레이 피더 |
KR101107788B1 (ko) * | 2005-07-08 | 2012-01-20 | 삼성테크윈 주식회사 | 칩 트레이 공급장치 및 방법 |
KR101867910B1 (ko) * | 2018-01-31 | 2018-06-18 | (주)코엠피에스 | 조립부품용박스 자동공급시스템 |
CN108718710A (zh) * | 2018-08-23 | 2018-11-02 | 冯云霞 | 一种果蔬采摘装置 |
CN110267516A (zh) * | 2019-06-12 | 2019-09-20 | 港加贺电子(深圳)有限公司 | 一种自动插件机 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH02190231A (ja) * | 1989-01-17 | 1990-07-26 | Sanyo Electric Co Ltd | 部品供給装置 |
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1993
- 1993-09-28 JP JP5264256A patent/JP2560997B2/ja not_active Expired - Lifetime
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