JPH0796209B2 - 化粧床材の製造方法 - Google Patents

化粧床材の製造方法

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JPH0796209B2
JPH0796209B2 JP5521093A JP5521093A JPH0796209B2 JP H0796209 B2 JPH0796209 B2 JP H0796209B2 JP 5521093 A JP5521093 A JP 5521093A JP 5521093 A JP5521093 A JP 5521093A JP H0796209 B2 JPH0796209 B2 JP H0796209B2
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decorative
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longitudinal direction
floor
manufacturing
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JP5521093A
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JPH0615617A (ja
Inventor
弘 榎本
Original Assignee
朝日ウッドテック株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コンクリート床に対し
て直貼りしたり、根太組または合板、パーティクルボー
ド等の下地に施工される化粧床材、殊に乱尺模様を備え
る化粧床材、の製造方法に関する
【0002】
【従来の技術】従来のこの種化粧床材を得る手段として
は、図10に示されるように、単一の化粧床材80に、それ
自体で所謂乱尺柄となるように溝81等を形成し、このよ
うにして得た単一矩形の化粧床材80を順次接合してい
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記の
如き化粧床材80を順次敷き詰めて施工する従来の手段に
よると、各化粧床材80の短辺82においた区切りが生じ、
仕上がり後の外観が良くない。そこでこの欠点を解決す
る別の手段として、化粧床材80自体を細幅にし、これを
任意にずらせて施工することも行われているが、このよ
うにした場合には施工能率が著しく低下する欠点があ
る。
【0004】そこで本発明は、上記従来の手段の欠点に
鑑みて成されたもので、区切りの判らない床を能率良く
しかも廉価に形成でき、併せて撓み荷重に強い丈夫な化
粧床材が得られる化粧床材の製造方法を提供することを
目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明は、複数枚の化粧床板を、その長手方向の端
部が長手方向に順次ずれるように配置して化粧材を形成
するとともに、基板材を、その中途部位において、前記
化粧材の長手方向の端部が形成する段形状に対応させ
て、段状に切断して分断し、その後に前記段状部分を外
側に位置させて、背中合わせに接合して、前記化粧材と
略等形等大の基板を形成し、次いでこの基板を、前記長
手方向に及び長手方向と直交する方向にずらせて突出部
を形成しつつ、前記化粧材の裏面に接着したものであ
る。
【0006】
【作用】従って、基板材は市販の定型寸法のもの用いる
ことで、一度の切断で両端部の段状部分が一挙に作製さ
れ、また、化粧材の裏面に前記基板が該化粧材の長手方
向及びこの長手方向に直交する方向の2方向に突出部が
形成され、化粧材と化粧材との接合部の下面に常に基板
の突出部が存在し、この化粧材の接合部に負荷される下
方への押圧力に強力に対抗するように働く。
【0007】
【実施例】次に本発明に係る化粧床材の製造方法の一実
施例を図面を参照しながら説明する。図1は本発明製造
方法によって得られた化粧床材の一例を示し、図におい
て、1は複数枚の細長形状(例えば30cm×180cm)
の化粧床材2を、その長手方向(図1中U−V方向)の
端部2a,2bが長手方向に順次ずれるように、長手方向と
直交する方向(図1中X−Y方向)に並置してなる化粧
材である。
【0008】この化粧材1は、例えば厚さ3.0〜5.
0mm程度の合板上に、厚さ0.3〜3.0mm程度の化粧
単板を貼着し、図2に示されるように、比較的幅の広い
化粧床板材3を形成すると共に、この化粧床材板の側部
四周に、図4(A),(B),(C)に示されるよう
な、接合部4を形成して作製される。図4(A),
(B)は相欠き接合を、また図4(C)は本実接合を示
しているが、接合部4の形態はこれら以外のいかなる手
段でもよい。また、接合部4は化粧床板材3の長辺部3A
又は短辺部3Bの何れか一方にのみに形成されてもよい。
勿論、接合部4が化粧床板2,2間にも形成されていれ
ば、隙間が発生し難く更に良好な結果をもたらす。
【0009】このようにして作製された化粧床材板3
を、今度は必要な幅(等幅でも不等幅でもよい)に縦割
(長手方向に分割)することにより、図3に示されるよ
うに、細長形状の化粧床板2を得る。
【0010】尚、化粧床板2は一枚物の他、2〜3本を
縦継ぎして作製されてもよい。また、上記縦割を行う前
に、鋸道(図2において破線Nで示す)にやや幅の広い
V溝を形成しておき、その底部を切断して、面取り部を
形成するようにしてもよい。更に、化粧単板の縦継部に
予めV溝を形成した場合、縦割によって得られる化粧床
板2を後述基板5に接着したとき、このV溝が互いにず
れてランダムな模様が形成されることになり、見栄えが
よくなる。また、この縦割によって形成された化粧床板
2と別の模様(単板柄や溝付部位の異なるもの)を有す
る化粧床板2と組み合わせてもよい。このようにしたと
きは、単板柄や溝がランダムになり多様性のある模様を
得ることができる。又、化粧単板の貼着に代えて、模様
シートの貼着等任意の化粧方法を採用してもよい。
【0011】そして、上記説明においては、合板上に化
粧単板を貼着して化粧床板材3を形成していたが、例え
ば合板に代えて、パーティクルボード、ハードボード、
中質繊維板、その他の木質板を用いてもよい。とりわ
け、中質繊維板の場合には、縦割時に合板よりも毛羽立
ちが出にくく、後述基板5にずらせて接着する際、化粧
床板2,2間に隙間が生じ難いという利点がある。
【0012】再び、図1に戻り、5は化粧材1と略等形
等大の基板で、この基板5は化粧材1に対してそのUー
V方向及びXーY方向の何れの方向にも、例えば幅10〜
70mm程度に、より好ましくは、20〜40mmでずれるように
して化粧材1の裏面に接着されるもので、化粧材1から
突出した部分(以下突出部と言う)6を釘打部としてあ
る。
【0013】この基板5は次のようにして形成される。
即ち、例えば厚さ 2.0〜 5.0mm程度の合板又は厚さ 3.0
〜12.0mm程度のパーティクルボード、ハードボード、中
質繊維板、或いは無機質板、合成樹脂板、金属板等任意
の長方形の基板材7を、図5に示されるように、ルー
タ、糸鋸又は打抜き等により、一辺(図例では長辺)の
中途部分において段状部分7a, 7bが形成されるように分
断して2つの基板材7A,7Bとし、更に、図6に示される
ように、段状部分7a, 7bが共に外側に位置するように両
基板材7A, 7Bを背中合わせにして接合し、化粧材1と略
等形等大、より好ましくは化粧材1よりも若干小さくな
るように形成する。基板5を化粧材1よりも若干小さく
する理由は、後述するように化粧材1の裏面に基板5を
接着して化粧床材Kを構成し、複数の化粧床材Kを敷き
詰めたとき、隣接する基板5同士がぶつかり合うのを防
ぐためである。
【0014】そして、上記段状部分7a, 7bの形状は化粧
材1の長手方向の端面2a ,2bが形成する段形状に対応さ
せてあることは云うまでもない。また、上述のように、
基板材7A, 7Bを接合して基板5を形成した場合、両側に
段状部分7a, 7bを有しているにも拘わらず、歩留まりが
低下しないといった利点がある。尚、基板材7A, 7Bの接
合部分7Cの接合方式は任意であって、イモツギでもよい
し若干の隙間があってもよい。そして、接合部分7Cの強
度は、下地がパーティクルボード等の木質下地の場合は
それ程必要ではないが、根太上や緩衝材を介してコンク
リート上に直貼りする場合は、ある程度の強度が必要で
あるので、接合方式はこれに合わせて行うのがよく、例
えばスカーフ接合、本実接合、相欠き接合等とし、接合
部に接着剤を介在させるようにする。
【0015】次に、前記化粧床板2と基板5とを接着す
ることによって化粧床材Kを得る手順を説明する。図7
に示されるように、基板5の上に、長手方向の端面2a ,
2bが長手方向に順次ずれるようにして複数の化粧床板2
を配置してなる化粧材1を載置し、化粧材1と基板5と
を接着剤等によって接着する。この場合、化粧床板2同
士の接合部は紙テープやタッカー等によって部分的に仮
止めし、冷圧が完了するまでずれたり、隙間ができない
ようにしておくとよい。或いは、治具に化粧床材2を嵌
込み、その上に接着剤を塗布した基板5を重ね、そのま
ま冷圧することもできる。
【0016】次に、上記手段によって得られた化粧床材
Kを、コンクリート床に直貼りする場合について、図8
を参照しながら説明する。コンクリート床8の不陸に対
応し、かつ、床鳴り等を防止するため、基板5の裏面
に、例えば合成樹脂発泡体よりなる緩衝材9を貼着し、
この緩衝材9を介して化粧床材Kをコンクリート床8上
に載置する。そして、突出部6にコンクリート釘10を釘
打ちして化粧床材Kをコンクリート床8に固定する。こ
のとき、接着剤を併用してもよい。また、釘打ちは必要
最小限とし、接着剤を突出部6に塗布して施工すること
もできる。以下、同様にして他の化粧床材Kをコンクリ
ート床8上に固定し、図9に示されるように、化粧床材
Kを敷き詰める。
【0017】尚、床衝撃音が問題になるときは、緩衝材
9を厚くしたり、材質の異なる緩衝材9を組み合わせる
ようにすればよい。又、場合によっては、化粧床板2と
基板5との間に適当な緩衝材を介装してもよい。
【0018】上記実施例においては、緩衝材9を予め基
板5の裏面に貼着するようにしているが、これに代え
て、先ず、コンクリート床8に緩衝材9を適当な方法で
設け、その上に化粧床材Kを敷き詰めるようにしてもよ
いことは勿論である。
【0019】そして、図示はしてないが、上記構成の化
粧床材Kを、根太組或いは合板、パーティクルボード等
の木質の下地に施工するときは、緩衝材9は原則的に設
ける必要はなく、突出部6に通常の釘を打ち込んで化粧
床材Kを上記下地に固定すればよい。そして、この場
合、接着剤を併用すれば床鳴りを効果的に防止すること
ができる。更に、本発明製造方法によって得られた化粧
床材を、緩衝材9中に床暖房用配管が埋設されて形成さ
れた床暖房設備の上に施工することもできる。
【0020】
【発明の効果】本発明おいては、複数の化粧床材が、そ
の長手方向の端部が長手方向に順次ずれるようにして配
置してなる化粧材の裏面に、この化粧材と略等形等大の
基板を長手方向及びこの長手方向と直交する方向にずら
せて接着して得るから、従来のように、化粧床材の短辺
で区切られるといったデザイン上の問題がなくなり、あ
たかも小幅の化粧床材を多数敷き詰めたような床を、比
較的大きなサイズの床材により能率よく形成することが
できる。
【0021】しかも、化粧板と化粧板との接合部の下面
には、常に化粧材の端部から突出した基板部分が存在し
ているので、化粧床板施工後においてこの化粧材の接合
部に負荷される下方への押圧力に対しては強力に対抗し
て化粧材の沈み込みをなくすことができ、格段に丈夫な
接合部が得られ、段差のない、また将来的に段差を生じ
難い接合部を形成できる利点がある。
【0022】また、前記基板は、適宜市販の定型形状の
板材採用し、その中途部位において、前記化粧材の長手
方向の端部が形成する段形状に対応させて、段状に切断
して分断し、その後に前記段状部分を外側に位置させ
て、背中合わせに接合して得られるもので、例えば、適
宜形状の板材の両端部に夫々別々に段状部分を形成する
手段に比べて、歩留りが低下せず、コストメリットが大
きく廉価に提供でき、併せて基板の背中合わせの接合を
この基板と床板材との接合作業と同時に行うことで、作
業能率の向上にも大きく貢献できる。
【0023】化粧材と略等形等大の大きさを有する基板
を、化粧材の長手方向及びこの長手方向と直交する方向
にずらすことで、化粧材端部から基板の突出部分が形成
されることになるので、コンクリート床や木質の下地に
化粧床材を固定する際、突出部において釘等を打ち込む
ことによって、化粧材を傷つけることなく施工すること
ができ、しかも施工能率がよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る化粧床材の製造方法で得られた化
粧床材の平面図である。
【図2】本発明に係る化粧床材の製造方法の化粧材の製
作手順の説明図である。
【図3】本発明に係る化粧床材の製造方法の化粧材の製
作手順の説明図である。
【図4】本発明に係る化粧床材の製造方法の化粧材の側
部に形成される接合部の例を示す側面図である。
【図5】本発明に係る化粧床材の製造方法の基板の製作
手順の説明図である。
【図6】本発明に係る化粧床材の製造方法の基板の製作
手順の説明図である。
【図7】本発明に係る化粧床材の製造方法の化粧材と基
板との接合前の説明斜視図である。
【図8】本発明に係る化粧床材の製造方法によって得ら
れた化粧床材をコンクリート床に直貼りした状態を示す
部分断面図である。
【図9】本発明に係る化粧床材の製造方法によって得ら
れた化粧床材の敷設状態を示す部分平面図である。
【図10】従来技術を説明するための平面図である。
【符号の説明】
1…化粧材、2…化粧床板、2a, 2b…端部、4…接合
部、5…基板、6…突出部。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 複数枚の化粧床板を、その長手方向の端部が長手方向に
    順次ずれるように配置して化粧材を形成するとともに、
    基板材を、その中途部位において、前記化粧材の長手方
    向の端部が形成する段形状に対応させて、段状に切断し
    て分断し、その後に前記段状部分を外側に位置させて、
    背中合わせに接合して、前記化粧材と略等形等大の基板
    を形成し、次いでこの基板を、前記長手方向に及び長手
    方向と直交する方向にずらせて突出部を形成しながら、
    前記化粧材の裏面に接着することを特徴とする化粧床材
    の製造方法。
JP5521093A 1993-02-18 1993-02-18 化粧床材の製造方法 Expired - Lifetime JPH0796209B2 (ja)

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JPH0615617A JPH0615617A (ja) 1994-01-25
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