JP7182255B2 - 木質床板及びその製造方法ならびに建物用床 - Google Patents
木質床板及びその製造方法ならびに建物用床 Download PDFInfo
- Publication number
- JP7182255B2 JP7182255B2 JP2018170156A JP2018170156A JP7182255B2 JP 7182255 B2 JP7182255 B2 JP 7182255B2 JP 2018170156 A JP2018170156 A JP 2018170156A JP 2018170156 A JP2018170156 A JP 2018170156A JP 7182255 B2 JP7182255 B2 JP 7182255B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- wooden
- block
- sides
- board
- male
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Floor Finish (AREA)
Description
該下地基板の上面に並列配置されて接合された複数の木質ブロック板と、を有する木質床板であって、
上記下地基板は、上面から見た形状において、長尺形状を有すると共に、長手方向に平行な一対の基板長辺と、該一対の基板長辺に対して傾斜した互いに平行な一対の基板短辺とを有し、
上記木質ブロック板は、意匠面となる上面から見た形状において、上記下地基板の上記基板長辺に沿った一対のブロック板側辺と、該ブロック板側辺に対して傾斜して互いに平行な一対のブロック板斜辺とを有し、
一対の該ブロック板斜辺には、それぞれ斜辺雄実部及び斜辺雌実部が形成されており、
複数の上記木質ブロック板は、上記ブロック板斜辺同士が対向すると共に、上記ブロック板側辺同士が直線状につながるように、上記下地基板上に配列されており、
かつ、配列方向の両端に配された上記木質ブロック板の一方の上記ブロック板斜辺は、上記下地基板の上記基板短辺に沿って配置されており、
配列方向に隣り合う上記木質ブロック板同士は、上記斜辺雄実部と上記斜辺雌実部とが実接合しており、
一対の床板短辺の一方と他方とに沿って、それぞれ短辺雄実部と短辺雌実部とを有し、
上記短辺雄実部は、配列方向の一端に配された上記木質ブロック板の上記斜辺雄実部からなり、上記短辺雌実部は、配列方向の他端に配された上記木質ブロック板の上記斜辺雌実部からなる、木質床板にある。
上記長手方向に隣り合う上記木質床板同士は、上記短辺雄実部と上記短辺雌実部とを実接合されており、
上記下地基板の短手方向に隣り合う上記木質床板同士は、上記長手方向に対する上記床板短辺の傾斜方向が互いに逆である、建物用床にある。
上記下地基板と、複数の上記木質ブロック板とを作製し、
複数の上記木質ブロック板を、上記斜辺雄実部と上記斜辺雌実部とを実接合させつつ、上記下地基板の上面に貼着する、木質床板の製造方法にある。
また、配列方向の両端に配された木質ブロック板の斜辺雄実部と斜辺雌実部が、木質床板の短辺雄実部と短辺雌実部とになる。そのため、木質床板の床板短辺同士の継ぎ目の構造を、木質床板内における木質ブロック板同士の継ぎ目と略同様にすることができる。その結果、木質床板の床板短辺同士の継ぎ目が目立つことを抑制することができる。
木質床板及びその製造方法ならびに建物用床の実施形態につき、図1~図18を用いて説明する。
本実施形態の木質床板1は、図1、図2に示すごとく、下地基板2と、複数の木質ブロック板3と、を有する。複数の木質ブロック板3は、下地基板2の上面に並列配置されて接合されている。なお、特に図1は、便宜的に、木質ブロック板3等の厚みを大きくして描いてある。
複数の木質ブロック板3は、ブロック板斜辺32同士が対向すると共に、ブロック板側辺31同士が直線状につながるように、下地基板2上に配列されている。
配列方向に隣り合う木質ブロック板3同士は、斜辺雄実部321と斜辺雌実部322とが実接合している。
短辺雄実部131は、配列方向の一端に配された木質ブロック板3の斜辺雄実部321からなる。短辺雌実部132は、配列方向の他端に配された木質ブロック板3の斜辺雌実部322からなる。
また、図10に示すごとく、床板短辺13同士の継ぎ目130は、その少なくとも一端において、他の継ぎ目130とつながらないように配置されている。本形態においては、継ぎ目130の一端が、他の継ぎ目130とつながり、継ぎ目130の他端は、他の継ぎ目130とつながらないようにずれている。
まず、木質床板1の製造方法の一部を、概略として説明する。
下地基板2(図3参照)と、複数の木質ブロック板3(図16参照)とを、それぞれ作製する。そして、図17に示すごとく、複数の木質ブロック板3を、斜辺雄実部321と斜辺雌実部322とを実接合させつつ、下地基板2の上面に貼着する。
まず、図11~図16に示すごとく、木質ブロック板3を製造するにあたり、合板301の表裏に、それぞれ中板302と裏貼単板304とを貼着する。ここでは、1枚の合板301に対して、その長手方向に並ぶように、2枚の中板302を貼着する。中板302は、例えば、厚み1mm程度の単板を用いることができる。
その後、図18に示すごとく、複数の木質ブロック板3のブロック板側辺31にわたり、長手方向Xに沿って連続して実加工を行う。これにより、木質床板1に、長辺雄実部121及び長辺雌実部122を形成する。
以上により、木質床板1を得る。
なお、図18に示す木質床板1は、上述の第2の木質床板1bに相当するが、第1の木質床板1aも、実質的に同様の製法にて得ることができる。
上記木質床板1において、下地基板2は、一対の基板長辺21と、一対の基板長辺21に対して傾斜した互いに平行な一対の基板短辺22とを有する。そして、配列方向の両端に配された木質ブロック板3の一方のブロック板斜辺32は、基板短辺22に沿って配置されている。これにより、複数の木質床板1を並べて建物用床10を構成したとき、長手方向Xの継ぎ目130(すなわち床板短辺13同士の継ぎ目130)も、木質ブロック板3のブロック板斜辺32と平行に形成されることとなる。これにより、ヘリンボーン調の模様が、木質床板1の継ぎ目130で分断されることを防ぐことができる。その結果、全体として、ヘリンボーン調の模様が連続的に自然に表れた、意匠性に優れた建物用床10を得ることができる。
また、配列方向の両端に配された木質ブロック板3の斜辺雄実部321と斜辺雌実部322が、木質床板1の短辺雄実部131と短辺雌実部132とになる。そのため、木質床板1の床板短辺13同士の継ぎ目130の構造を、木質床板1内における木質ブロック板3同士の継ぎ目(表層溝部11が形成される部分)と略同様にすることができる(図19参照)。その結果、木質床板1の床板短辺13同士の継ぎ目130が目立つことを抑制することができる。
本形態は、図20に示すごとく、複数の木質床板1の並べ方を変更した、建物用床10の形態である。
本形態においては、床板短辺13同士の継ぎ目130が、その両端において、他の継ぎ目130とつながらないように配置されている。すなわち、短手方向Yに隣り合う木質床板1同士が、長手方向Xにずれた状態で、接合されている。これにより、複数の継ぎ目130は、いずれも独立した状態で、散在することとなる。
その他の構成は、実施形態1と同様である。
その他、実施形態1と同様の作用効果を有する。
例えば、木質ブロック板の層構造は、上記の実施形態に示したものに限られるものではない。
10 建物用床
13 床板短辺
131 短辺雄実部
132 短辺雌実部
2 下地基板
21 基板長辺
22 基板短辺
3 木質ブロック板
31 ブロック板側辺
32 ブロック板斜辺
321 斜辺雄実部
322 斜辺雌実部
Claims (6)
- 下地基板と、
該下地基板の上面に並列配置されて接合された複数の木質ブロック板と、を有する木質床板であって、
上記下地基板は、上面から見た形状において、長尺形状を有すると共に、長手方向に平行な一対の基板長辺と、該一対の基板長辺に対して傾斜した互いに平行な一対の基板短辺とを有し、
上記木質ブロック板は、意匠面となる上面から見た形状において、上記下地基板の上記基板長辺に沿った一対のブロック板側辺と、該ブロック板側辺に対して傾斜して互いに平行な一対のブロック板斜辺とを有し、
一対の該ブロック板斜辺には、それぞれ斜辺雄実部及び斜辺雌実部が形成されており、
複数の上記木質ブロック板は、上記ブロック板斜辺同士が対向すると共に、上記ブロック板側辺同士が直線状につながるように、上記下地基板上に配列されており、
かつ、配列方向の両端に配された上記木質ブロック板の一方の上記ブロック板斜辺は、上記下地基板の上記基板短辺に沿って配置されており、
配列方向に隣り合う上記木質ブロック板同士は、上記斜辺雄実部と上記斜辺雌実部とが実接合しており、
一対の床板短辺の一方と他方とに沿って、それぞれ短辺雄実部と短辺雌実部とを有し、
上記短辺雄実部は、配列方向の一端に配された上記木質ブロック板の上記斜辺雄実部からなり、上記短辺雌実部は、配列方向の他端に配された上記木質ブロック板の上記斜辺雌実部からなる、木質床板。 - 上記長手方向に隣り合う上記木質ブロック板同士の間には、上記ブロック板斜辺に沿って形成された表層溝部が形成されている、請求項1に記載の木質床板。
- 請求項1又は2に記載の木質床板を、上記長手方向及び短手方向に複数枚継ぎ合わせて形成した建物用床であって、
上記長手方向に隣り合う上記木質床板同士は、上記短辺雄実部と上記短辺雌実部とを実接合されており、
上記下地基板の短手方向に隣り合う上記木質床板同士は、上記長手方向に対する上記床板短辺の傾斜方向が互いに逆である、建物用床。 - 上記建物用床を上面から見たとき、上記床板短辺同士の継ぎ目は、当該継ぎ目に沿った方向における少なくとも一端において、他の上記継ぎ目とつながらないように配置されている、請求項3に記載の建物用床。
- 請求項1又は2に記載の木質床板を製造する方法であって、
上記下地基板と、複数の上記木質ブロック板とを作製し、
複数の上記木質ブロック板を、上記斜辺雄実部と上記斜辺雌実部とを実接合させつつ、上記下地基板の上面に貼着する、木質床板の製造方法。 - 複数の上記木質ブロック板を作製するにあたっては、
長尺のブロック板素材の素材長辺に、実加工を施すことで、長尺の素材雄実部及び長尺の素材雌実部を形成した後、
上記ブロック板素材を、その素材長手方向及び素材短手方向に対して傾斜した互いに平行な傾斜面にて切断して、
上記素材雄実部の一部及び上記素材雌実部の一部を上記斜辺雄実部及び上記斜辺雌実部として備えた複数の上記木質ブロック板を作製する、請求項5に記載の木質床板の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018170156A JP7182255B2 (ja) | 2018-09-12 | 2018-09-12 | 木質床板及びその製造方法ならびに建物用床 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018170156A JP7182255B2 (ja) | 2018-09-12 | 2018-09-12 | 木質床板及びその製造方法ならびに建物用床 |
Publications (3)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2020040314A JP2020040314A (ja) | 2020-03-19 |
JP2020040314A5 JP2020040314A5 (ja) | 2021-09-16 |
JP7182255B2 true JP7182255B2 (ja) | 2022-12-02 |
Family
ID=69797324
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2018170156A Active JP7182255B2 (ja) | 2018-09-12 | 2018-09-12 | 木質床板及びその製造方法ならびに建物用床 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP7182255B2 (ja) |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007315165A (ja) | 2006-04-28 | 2007-12-06 | Miwa:Kk | ユニット床材 |
US20150284964A1 (en) | 2013-09-16 | 2015-10-08 | Best Woods Inc. | Surface covering connection joints |
JP2018115426A (ja) | 2017-01-16 | 2018-07-26 | 永大産業株式会社 | 床材ユニットおよびその施工方法 |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0355444U (ja) * | 1989-10-02 | 1991-05-28 | ||
JPH03172453A (ja) * | 1989-11-30 | 1991-07-25 | Eidai Co Ltd | 遮音性木質系床材 |
JP2572797Y2 (ja) * | 1993-02-02 | 1998-05-25 | 株式会社ノダ | 床 材 |
JPH0796209B2 (ja) * | 1993-02-18 | 1995-10-18 | 朝日ウッドテック株式会社 | 化粧床材の製造方法 |
-
2018
- 2018-09-12 JP JP2018170156A patent/JP7182255B2/ja active Active
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007315165A (ja) | 2006-04-28 | 2007-12-06 | Miwa:Kk | ユニット床材 |
US20150284964A1 (en) | 2013-09-16 | 2015-10-08 | Best Woods Inc. | Surface covering connection joints |
JP2018115426A (ja) | 2017-01-16 | 2018-07-26 | 永大産業株式会社 | 床材ユニットおよびその施工方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2020040314A (ja) | 2020-03-19 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
ES2344555T3 (es) | Tabla de entarimado de material estratificado con partes de bordes decorativas. | |
US3888061A (en) | Component part of laminated board and a process for manufacturing such component part | |
CA2779788C (en) | Method for manufacturing diagonal plywood | |
JP3729410B2 (ja) | 斜行型単板積層材の製造方法 | |
JP7182255B2 (ja) | 木質床板及びその製造方法ならびに建物用床 | |
JP2010099942A (ja) | 単板積層材 | |
JP7078261B2 (ja) | 木質床板及びその製造方法ならびに建物用床 | |
KR100952626B1 (ko) | 격자무늬가 형성되는 집성재의 제조방법 및 이를 이용한 격자무늬 집성판, 격자무늬 집성기둥, 집성 게임판 그리고 격자무늬 집성 테이블 | |
JP2002011708A (ja) | 表面強化建材 | |
JP6395013B1 (ja) | 小屋面構造 | |
JP3076430U (ja) | 台形集成材 | |
JP5511586B2 (ja) | 木質複合材 | |
KR100439900B1 (ko) | 마루판재의 제조방법 | |
JP3237703U (ja) | 床材 | |
JP5667274B1 (ja) | 丸棒手摺 | |
JP2004197357A (ja) | 床板 | |
JP3147166U (ja) | 端部水平面に嵌め合い接合部を備えたパネル板 | |
JPH09187806A (ja) | 幅はぎ方式による建築用板材 | |
JP7053361B2 (ja) | 積層板の製造方法 | |
JP3859013B2 (ja) | 斜行型単板積層材の製造方法 | |
JP3858177B2 (ja) | 斜行型単板積層材 | |
JP2866507B2 (ja) | 床 材 | |
JP2006037520A (ja) | 床材の製造方法 | |
JP4576297B2 (ja) | 床下地面へ床材を敷き詰める方法 | |
CN114016700A (zh) | 一种鱼骨拼地板及其制作方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20210803 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20210803 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20220408 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20220531 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20220629 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20221018 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20221114 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 7182255 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |