JP2866507B2 - 床 材 - Google Patents
床 材Info
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- JP2866507B2 JP2866507B2 JP21403991A JP21403991A JP2866507B2 JP 2866507 B2 JP2866507 B2 JP 2866507B2 JP 21403991 A JP21403991 A JP 21403991A JP 21403991 A JP21403991 A JP 21403991A JP 2866507 B2 JP2866507 B2 JP 2866507B2
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- JP
- Japan
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- plywood
- veneer
- floor
- base material
- laminating
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- Floor Finish (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、床暖房用床材として用
いられる床材に関するものである。
いられる床材に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、床暖房用床材として用いられる床
材にあっては、複数枚の木質単板を積層して形成される
合板にプラスチック板を積層して基材が構成されてお
り、この基材上に化粧単板を積層して形成されている。
材にあっては、複数枚の木質単板を積層して形成される
合板にプラスチック板を積層して基材が構成されてお
り、この基材上に化粧単板を積層して形成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述のような
従来例にあっては、床材を床暖房する床として用いる場
合、使用箇所または使用状態によって複数枚の木質単板
によって形成される合板の含水率が変化すると木質単板
にて形成される合板が伸縮によって寸法変化することと
なり、特に寒冷地等では乾燥によって合板が大きく伸縮
し、例えば1818mmの長さで約3mmから4mmの
隙間(目すき)が発生するという問題があった。
従来例にあっては、床材を床暖房する床として用いる場
合、使用箇所または使用状態によって複数枚の木質単板
によって形成される合板の含水率が変化すると木質単板
にて形成される合板が伸縮によって寸法変化することと
なり、特に寒冷地等では乾燥によって合板が大きく伸縮
し、例えば1818mmの長さで約3mmから4mmの
隙間(目すき)が発生するという問題があった。
【0004】本発明は上記問題点の解決を目的とするも
のであり、伸縮による寸法変化をできるだけ抑えること
ができる床材を提供しようとするものである。
のであり、伸縮による寸法変化をできるだけ抑えること
ができる床材を提供しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明では、上記目的を
達成するために、複数枚の木質単板1が積層されて形成
される合板2にプラスチック板3を積層して基材4を形
成し、この基材4に化粧単板5を積層して形成される床
材であって、合板2を形成する複数の木質単板にそれぞ
れ繊維方向と直交する方向に切り溝6を設けたものであ
る。
達成するために、複数枚の木質単板1が積層されて形成
される合板2にプラスチック板3を積層して基材4を形
成し、この基材4に化粧単板5を積層して形成される床
材であって、合板2を形成する複数の木質単板にそれぞ
れ繊維方向と直交する方向に切り溝6を設けたものであ
る。
【0006】
【作用】しかして、合板2を構成する各木質単板1は繊
維方向と直交する方向に切り溝6が設けられて長手方向
に連続する繊維が切断された状態となっており、含水率
変化によって合板2が大きく伸縮するようなことがない
ものであり、しかも、合板2とプラスチック板3とで構
成される基材4の寸法変化が抑えられることとなって床
材に大きな寸法変化が生じるようなことがない。
維方向と直交する方向に切り溝6が設けられて長手方向
に連続する繊維が切断された状態となっており、含水率
変化によって合板2が大きく伸縮するようなことがない
ものであり、しかも、合板2とプラスチック板3とで構
成される基材4の寸法変化が抑えられることとなって床
材に大きな寸法変化が生じるようなことがない。
【0007】
【実施例】以下、本発明を図示された実施例に基づいて
詳述する。床暖房用床材として用いられる床材は合板2
にプラスチック板3を積層して形成される基材4と、基
材4の上面に積層される化粧単板5とによって主体が構
成されており、一端には雄実7が突設され、他端には雄
実7が係合される雌実8が凹設されている。合板2は複
数枚の木質単板1を積層して形成されており、図示され
た実施例にあっては、5層に積層されたものが示されて
いる。勿論、このもののみに限定されるものではなく5
層以下または5層以上であってもよい。ここで、上下に
隣合う各木質単板1は繊維方向が直交するようにそれぞ
れ上下に積層されている。各木質単板1には図2、図3
に示されるようにそれぞれ繊維方向と直交する方向に切
り溝6が多数凹設されており、この切り溝6によって木
質単板1内の長手方向に連続する繊維は切断された状態
となっており、含水率変化によって合板2が大きく伸縮
するようなことがないようになっている。つまり、切り
溝6が設けられていない木質単板を用いた従来の合板の
収縮率が2×10-2%/%(含水率1%当たり)である
のに対して切り溝6が設けられた木質単板1を用いた合
板2にあっては収縮率が0.5から1×10-2%/%で
あり、収縮率が小さいことが分かる。合板2の上下面に
はプラスチック板3が積層されており、プラスチック板
3と合板2とによって基材4が構成されている。ここ
で、化粧単板5としては0.3mm厚のナラ単板であ
り、プラスチック板3としては1.0mm厚のフェノー
ル積層板であり、木質単板1としてはテンダーライジン
グ加工によって切り溝6が設けられたラワン単板によっ
て構成されている。
詳述する。床暖房用床材として用いられる床材は合板2
にプラスチック板3を積層して形成される基材4と、基
材4の上面に積層される化粧単板5とによって主体が構
成されており、一端には雄実7が突設され、他端には雄
実7が係合される雌実8が凹設されている。合板2は複
数枚の木質単板1を積層して形成されており、図示され
た実施例にあっては、5層に積層されたものが示されて
いる。勿論、このもののみに限定されるものではなく5
層以下または5層以上であってもよい。ここで、上下に
隣合う各木質単板1は繊維方向が直交するようにそれぞ
れ上下に積層されている。各木質単板1には図2、図3
に示されるようにそれぞれ繊維方向と直交する方向に切
り溝6が多数凹設されており、この切り溝6によって木
質単板1内の長手方向に連続する繊維は切断された状態
となっており、含水率変化によって合板2が大きく伸縮
するようなことがないようになっている。つまり、切り
溝6が設けられていない木質単板を用いた従来の合板の
収縮率が2×10-2%/%(含水率1%当たり)である
のに対して切り溝6が設けられた木質単板1を用いた合
板2にあっては収縮率が0.5から1×10-2%/%で
あり、収縮率が小さいことが分かる。合板2の上下面に
はプラスチック板3が積層されており、プラスチック板
3と合板2とによって基材4が構成されている。ここ
で、化粧単板5としては0.3mm厚のナラ単板であ
り、プラスチック板3としては1.0mm厚のフェノー
ル積層板であり、木質単板1としてはテンダーライジン
グ加工によって切り溝6が設けられたラワン単板によっ
て構成されている。
【0008】しかして、床材は床暖房用床材として温水
配管等の加温装置(図示せず)の上面に隣合うように複
数敷設されるものであり、加温装置からの作用によって
床面が暖房されるものである。そして、使用時に含水率
が変化したとしても合板2は長手方向に連続する繊維が
切り溝6によって切断された状態となっていることから
大きく伸縮するようなことがなく、プラスチック板3と
合板2とで構成される基材4に大きな寸法変化が生じる
ようなことがないものであり、床材が大きく寸法変化し
て隣合う床材間に大きな隙間が発生したりするようなこ
とがないようになっている。
配管等の加温装置(図示せず)の上面に隣合うように複
数敷設されるものであり、加温装置からの作用によって
床面が暖房されるものである。そして、使用時に含水率
が変化したとしても合板2は長手方向に連続する繊維が
切り溝6によって切断された状態となっていることから
大きく伸縮するようなことがなく、プラスチック板3と
合板2とで構成される基材4に大きな寸法変化が生じる
ようなことがないものであり、床材が大きく寸法変化し
て隣合う床材間に大きな隙間が発生したりするようなこ
とがないようになっている。
【0009】
【発明の効果】本発明は上述のように、合板を形成する
複数の木質単板にそれぞれ繊維方向と直交する方向に切
り溝を設けているので、合板を構成する各木質単板は繊
維方向と直交する方向に切り溝が設けられて長手方向に
連続する繊維が切断された状態となっており、床材の主
体を構成する合板が大きく寸法変化するのを抑えること
ができるものであり、さらに、プラスチック板と合板と
で構成される基材の大きな寸法変化も防止することがで
き、施工状態で隣合う床材間に大きな隙間が生じるよう
なことを防止することができるものである。
複数の木質単板にそれぞれ繊維方向と直交する方向に切
り溝を設けているので、合板を構成する各木質単板は繊
維方向と直交する方向に切り溝が設けられて長手方向に
連続する繊維が切断された状態となっており、床材の主
体を構成する合板が大きく寸法変化するのを抑えること
ができるものであり、さらに、プラスチック板と合板と
で構成される基材の大きな寸法変化も防止することがで
き、施工状態で隣合う床材間に大きな隙間が生じるよう
なことを防止することができるものである。
【図1】本発明の一実施例を示す拡大断面図である。
【図2】同上の合板を構成する木質単板の断面図であ
る。
る。
【図3】同上の斜視図である。
1 木質単板 2 合板 3 プラスチック板 4 基材 5 化粧単板 6 切り溝
Claims (1)
- 【請求項1】 複数枚の木質単板が積層されて形成され
る合板にプラスチック板を積層して基材を形成し、この
基材に化粧単板を積層して形成される床材であって、合
板を形成する複数の木質単板にそれぞれ繊維方向と直交
する方向に切り溝を設けて成ることを特徴とする床材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21403991A JP2866507B2 (ja) | 1991-08-27 | 1991-08-27 | 床 材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21403991A JP2866507B2 (ja) | 1991-08-27 | 1991-08-27 | 床 材 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0552025A JPH0552025A (ja) | 1993-03-02 |
JP2866507B2 true JP2866507B2 (ja) | 1999-03-08 |
Family
ID=16649266
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP21403991A Expired - Fee Related JP2866507B2 (ja) | 1991-08-27 | 1991-08-27 | 床 材 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2866507B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH10121707A (ja) * | 1996-10-21 | 1998-05-12 | Eidai Co Ltd | 床板用複合基材及び床板 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010007276A (ja) * | 2008-06-25 | 2010-01-14 | Panasonic Electric Works Co Ltd | 床材 |
-
1991
- 1991-08-27 JP JP21403991A patent/JP2866507B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH10121707A (ja) * | 1996-10-21 | 1998-05-12 | Eidai Co Ltd | 床板用複合基材及び床板 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0552025A (ja) | 1993-03-02 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19981201 |
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