JPH0223369Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0223369Y2
JPH0223369Y2 JP10471882U JP10471882U JPH0223369Y2 JP H0223369 Y2 JPH0223369 Y2 JP H0223369Y2 JP 10471882 U JP10471882 U JP 10471882U JP 10471882 U JP10471882 U JP 10471882U JP H0223369 Y2 JPH0223369 Y2 JP H0223369Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
plywood
boards
engagement
wood
laminated wood
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP10471882U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS599802U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP10471882U priority Critical patent/JPS599802U/ja
Publication of JPS599802U publication Critical patent/JPS599802U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0223369Y2 publication Critical patent/JPH0223369Y2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Veneer Processing And Manufacture Of Plywood (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、反りや剥離等のない高強度の合板に
関する。
木材単板や集成木材板の湿気や温度変化に伴う
収縮膨張によつて発生する反りや変形は、最終的
にこれら木材単板や集成木材板の割れや裂けとな
るため、建築用や家具用或いは包装箱用等の表面
材として木材単板や集成木材板を使用する場合に
は致命的な欠陥となる。
近年、木材需要の増大に反して資源不足で良材
の大量供給が不可能となりつつあり、木材単板は
著しく高騰化している。このような現状から、板
材としてパーテイクルボードやハードボード等の
芯材の表面に極めて薄いベニヤ等の化粧材を貼着
した化粧板や、薄目の木材単板或いは集成木材板
を相互に接合した合板等が作られ始め、反りや割
れ或いは裂けが発生せずしかも高強度で比較的安
価な木材板が提供されるようになつている。
ところが、このような合板は水に濡れると膨潤
して接合面が剥離しやすく耐水性に乏しい欠点が
ある。又、接着剤の性質から耐候性の点で問題の
あるものも多く、長期の使用に際してやはり接合
面が剥離してしまう合板もあつた。
本考案は従来の合板が洗面所や台所等の水を用
いる箇所や直射日光の当る箇所で使用できない場
合が多かつた点に鑑み、反りや割れ及び接合面の
剥離がない高強度な合板を提供することを目的と
する。
この目的を達成する本考案の合板にかかる構成
は、少なくとも二枚の木材板をこれらの繊維の方
向が相互に交差するように接合してなる合板にお
いて、これら二枚の木材板の接合面にあり溝状の
係合溝とこの係合溝に対応し且つ当該係合溝に係
止する係合突起とを形成したことを特徴とするも
のである。
以下、本考案による合板の一実施例について第
1図及び第2図を参照しながら詳細に説明する。
本実施例の構造を表す第1図に示すように、繊維
(木目)の方向が平行となるようにそれぞれ矩形
材を相互に接合してなる集成木材板1の接合面に
は、一方の集成木材板1の外観を表す第2図に示
すように、あり溝状をなす係合溝2とこの係合溝
2に対応して当該係合溝2に係止する係合突起3
とがそれぞれ一定間隔で交互に形成されている。
いずれか一方の集成木材板(図では下側の方)1
の係合溝2及び係合突起3は繊維の方向に沿つて
形成するが、他方の集成木材板(図では上側の
方)1の係合溝2及び係合突起3は繊維の方向と
直角な方向に沿つて形成する。従つてこれら一対
の集成木材板1をそれらの係合溝2と係合突起3
とが噛み合うように係合溝2及び係合突起3の長
手方向に沿つて集成木材板1を相対移動し、重ね
合わせるとそれらの繊維は相互に直角に交差する
こととなる。この場合、集成木材板1の接合面に
は接着剤を塗布しておくことが望ましく、これに
よつて集成木材板1が相互にすべつたり或いはず
れたりする虞がない。なお美感の点でこれら集成
木材板1の周囲を枠板4で取り囲むようにするこ
とも当然可能であり、本実施例のように枠板4で
一対の集成木材板1を挾持することにより、一層
これら集成木材板1の位置のずれ等を防止でき
る。又、集成木材板1は相互に繊維が直交するよ
うに重ね合わされているため、反りや変形或いは
割れや裂けが発生する虞はないし、両者の係合溝
2と係合突起3とが噛み合うようにこれらが嵌合
しているため、剥離現象の起こる可能性は全くな
くなつている。
なお、本実施例では木材板として集成木材板1
を使用したが、通常の木材単板を使用することも
できる。又、木材板の枚数は本実施例のように二
枚を貼り合わるだけでなく、三枚以上貼り合わせ
て柱状の厚合板を作る場合にも応用できるが、当
然それらの接合面には係合溝2や係合突起3を形
成する。更に、本実施例ではあり溝及びありを係
合溝2及び係合突起3としたが、集成木材板1が
相互に剥離しないように嵌合係止する形状であれ
ば、どのような係合溝及び係合突起でもよい。
このように本考案の合板によると、少くとも二
枚の木材板の接合面に相互に嵌合係止し得る係合
溝と係合突起とを形成したので、合板本来の特徴
である反りや割れ等の発生しない機能に加えて剥
離する虞が全くなくなり、耐水性及び耐候性に優
れた合板を提供することが可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案による合板の一実施例の一部を
破断した構造を表す斜視図、第2図はその集成木
材板の一方の外観を表す斜視図であり、図中の符
号で 1は集成木材板、2は係合溝、3は係合突起、
4は枠板である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 少なくとも二枚の木材板をこれらの繊維の方向
    が相互に交差するように接合してなる合板におい
    て、これら二枚の木材板の接合面にあり溝状の係
    合溝とこの係合溝に対応し且つ当該係合溝に係止
    する係合突起とを形成したことを特徴とする合
    板。
JP10471882U 1982-07-10 1982-07-10 合板 Granted JPS599802U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10471882U JPS599802U (ja) 1982-07-10 1982-07-10 合板

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10471882U JPS599802U (ja) 1982-07-10 1982-07-10 合板

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS599802U JPS599802U (ja) 1984-01-21
JPH0223369Y2 true JPH0223369Y2 (ja) 1990-06-26

Family

ID=30245764

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10471882U Granted JPS599802U (ja) 1982-07-10 1982-07-10 合板

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS599802U (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS599802U (ja) 1984-01-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
WO2009030132A1 (en) A jointless lengthened bamboo section material and a method thereof
CA1065116A (en) Fabricated wood beam
JPH0223369Y2 (ja)
US1444611A (en) Method of making cross-veneered wooden plates
JPH0228018Y2 (ja)
JPS61137961A (ja) 突板乱尺模様貼り化粧板
JP3094001B2 (ja) パネル材
JP3024107U (ja) 単板積層材集成材
JP2910004B2 (ja) 直貼り用複合床材
US1839535A (en) Inlaid panel and process of making same
JPH0520830Y2 (ja)
JPS582569Y2 (ja) 化粧建材
JPS6118972Y2 (ja)
CN210032486U (zh) 一种复合实木地板
JPS629083Y2 (ja)
JP2001047405A (ja) 建築用材
JP2004197357A (ja) 床板
JP2530572Y2 (ja) 木質床材
JPH0533294Y2 (ja)
US3374135A (en) Method of manufacturing a solidtype door
JPH05248055A (ja) 建築用装飾板及びその施工方法
JPS6341157Y2 (ja)
JPS6236888Y2 (ja)
JPS644972Y2 (ja)
JP3081829B2 (ja) 床 板