JP2781054B2 - 木質系床材の施工方法 - Google Patents
木質系床材の施工方法Info
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- JP2781054B2 JP2781054B2 JP9873490A JP9873490A JP2781054B2 JP 2781054 B2 JP2781054 B2 JP 2781054B2 JP 9873490 A JP9873490 A JP 9873490A JP 9873490 A JP9873490 A JP 9873490A JP 2781054 B2 JP2781054 B2 JP 2781054B2
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Description
【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、木質系床材の施工方法に関し、詳しくは木
質系床材の含水に起因する伸びによる木質系床材の突き
上げを回避するとともにかかる施工を容易に行おうとす
る技術に係るものである。
質系床材の含水に起因する伸びによる木質系床材の突き
上げを回避するとともにかかる施工を容易に行おうとす
る技術に係るものである。
[従来の技術] 従来、下面にクッション層が積層された多数の木質系
床材を床下地に敷設固定するのに、クッション層におい
て床下地に接着剤等にて接着して敷設固定するものであ
る。
床材を床下地に敷設固定するのに、クッション層におい
て床下地に接着剤等にて接着して敷設固定するものであ
る。
[発明が解決しようとする課題] ところが、このようにクッション層において床下地に
接着剤等にて敷設固定した施工後に、木質系床材の含水
率が上昇した場合に、木質系床材が伸び、木質系床材間
に充分な目地間隔が設定されていない場合には、隣接の
木質系床材同士が突き合わされて付き上がるという問題
があった。例えば、カリンチークむく材で含水率が7%
→12%程度に上昇すると、木質系床材2の巾方向の伸び
は0.3%〜0.5%程度膨張する。又、オーク(ナラ)等は
3.0%〜5.0%もの膨張をする。そして、短冊状の木質系
床材をその巾方向に複数枚突き合わせて1枚の床材とな
す場合には、その巾方向の伸びが積算され、巾方向にお
いて突き上げの問題が一層生じやすくなるものである。
そしてこのような突き上げの問題を回避するのに、所定
通りの目地間隔を設定して木質系床材を敷設固定してゆ
く施工が面倒になるものである。
接着剤等にて敷設固定した施工後に、木質系床材の含水
率が上昇した場合に、木質系床材が伸び、木質系床材間
に充分な目地間隔が設定されていない場合には、隣接の
木質系床材同士が突き合わされて付き上がるという問題
があった。例えば、カリンチークむく材で含水率が7%
→12%程度に上昇すると、木質系床材2の巾方向の伸び
は0.3%〜0.5%程度膨張する。又、オーク(ナラ)等は
3.0%〜5.0%もの膨張をする。そして、短冊状の木質系
床材をその巾方向に複数枚突き合わせて1枚の床材とな
す場合には、その巾方向の伸びが積算され、巾方向にお
いて突き上げの問題が一層生じやすくなるものである。
そしてこのような突き上げの問題を回避するのに、所定
通りの目地間隔を設定して木質系床材を敷設固定してゆ
く施工が面倒になるものである。
本発明はこのような問題に鑑みてなされたものであ
り、その目的とするところは、木質系床材の含水に起因
する伸びによる木質系床材の突き上げを回避するととも
にかかる施工を容易迅速かつ確実に行うことができる木
質系床材の施工方法を提供することにある。
り、その目的とするところは、木質系床材の含水に起因
する伸びによる木質系床材の突き上げを回避するととも
にかかる施工を容易迅速かつ確実に行うことができる木
質系床材の施工方法を提供することにある。
[課題を解決するための手段] 本発明の木質系床材の施工方法は、下面にクッション
層1が積層された多数の木質系床材2を床下地3上に敷
設固定するに際し、木質系床材2間にこの木質系床材2
の含水に起因する伸び量吸収用のスペーサー4を介装し
て敷設固定し、その後、スペーサー4を外すことを特徴
とするものである。
層1が積層された多数の木質系床材2を床下地3上に敷
設固定するに際し、木質系床材2間にこの木質系床材2
の含水に起因する伸び量吸収用のスペーサー4を介装し
て敷設固定し、その後、スペーサー4を外すことを特徴
とするものである。
[作用] このように、下面にクッション層1が積層された多数
の木質系床材2を床下地3上に敷設固定するに際し、木
質系床材2間にこの木質系床材2の含水に起因する伸び
量吸収用のスペーサー4を介装して敷設固定し、その
後、スペーサー4を外すことによって、木質系床材2間
にはスペーサー4にて木質系床材2の含水に起因する伸
びを見込んだ隙間が確保され、含水率の増大で伸びても
木質系床材2,2同士が突き上がるようなことがなく、か
つかかる施工を容易迅速にかつ確実に行えるようにした
ものである。
の木質系床材2を床下地3上に敷設固定するに際し、木
質系床材2間にこの木質系床材2の含水に起因する伸び
量吸収用のスペーサー4を介装して敷設固定し、その
後、スペーサー4を外すことによって、木質系床材2間
にはスペーサー4にて木質系床材2の含水に起因する伸
びを見込んだ隙間が確保され、含水率の増大で伸びても
木質系床材2,2同士が突き上がるようなことがなく、か
つかかる施工を容易迅速にかつ確実に行えるようにした
ものである。
[実施例] 以下本発明の実施例を図面に基づいて詳述する。
木材を薄くスライスして木目を有する突板(スライス
単板)のような木質化粧板が木質基板に積層されたり、
又、むく材にて木質板5が形成されている。そして木質
板5は短冊状に形成され、これらが例えば第1図乃至第
3図に示すように多数枚突き合わされた状態でウレタン
樹脂のようなクッション層1が裏面に積層され、又、木
質板5間の凹所にクッション層1が充填されて、1枚の
木質防音床板2が構成されている。そして木質防音床板
2の長さ方向の一端側に凸実6が形成され、他端側に凹
実7が形成されている。かかり木質防音床板2の形状形
態は種々設計変更可能である。
単板)のような木質化粧板が木質基板に積層されたり、
又、むく材にて木質板5が形成されている。そして木質
板5は短冊状に形成され、これらが例えば第1図乃至第
3図に示すように多数枚突き合わされた状態でウレタン
樹脂のようなクッション層1が裏面に積層され、又、木
質板5間の凹所にクッション層1が充填されて、1枚の
木質防音床板2が構成されている。そして木質防音床板
2の長さ方向の一端側に凸実6が形成され、他端側に凹
実7が形成されている。かかり木質防音床板2の形状形
態は種々設計変更可能である。
そして木質系床材2の施工に際しては、第1図に示す
切断線Lにおいて切断したものを第4図に示すように壁
際に接着剤にて床下地3に固定されて施工され、その
後、第4図に示すように隣接の木質系床材2がその長さ
方向において凸実6が凹実7に接続されて長さ方向の施
工が行なわれる。次に第5図及び第6図に示すように、
木質系床材2の巾方向において、木質系床材2の含水に
起因する伸び量を吸収するために該伸び量に相当する厚
さのスペーサー4を複数個介装して、木質系床材2,2を
巾方向に敷設固定し、その後、接着剤の乾燥硬化する前
にスペーサー4を外すのである。そしてスペーサー4は
L字型に形成したが、他の形状のものでもよいものであ
る。
切断線Lにおいて切断したものを第4図に示すように壁
際に接着剤にて床下地3に固定されて施工され、その
後、第4図に示すように隣接の木質系床材2がその長さ
方向において凸実6が凹実7に接続されて長さ方向の施
工が行なわれる。次に第5図及び第6図に示すように、
木質系床材2の巾方向において、木質系床材2の含水に
起因する伸び量を吸収するために該伸び量に相当する厚
さのスペーサー4を複数個介装して、木質系床材2,2を
巾方向に敷設固定し、その後、接着剤の乾燥硬化する前
にスペーサー4を外すのである。そしてスペーサー4は
L字型に形成したが、他の形状のものでもよいものであ
る。
[発明の効果] 以上要するに本発明は、下面にクッション層が積層さ
れた多数の木質系床材を床下地上に敷設固定するのに、
木質系床材間にこの木質系床材の含水に起因する伸び量
吸収用のスペーサーを介装して敷設固定し、その後、ス
ペーサーを外すから、木質系床材間にはスペーサーにて
木質系床材の含水に起因する伸びを見込んだ隙間を確保
でき、含水率の増大で伸びても木質系床材同士が突き上
がるようなことをなくすことができ、かつかかる施工を
容易迅速にかつ正確にしかもその施工時はスペーサーを
介して木質系床材同士を突き合わせる施工が行え、多数
の木質系床材を直線性を出して行えるという利点があ
る。
れた多数の木質系床材を床下地上に敷設固定するのに、
木質系床材間にこの木質系床材の含水に起因する伸び量
吸収用のスペーサーを介装して敷設固定し、その後、ス
ペーサーを外すから、木質系床材間にはスペーサーにて
木質系床材の含水に起因する伸びを見込んだ隙間を確保
でき、含水率の増大で伸びても木質系床材同士が突き上
がるようなことをなくすことができ、かつかかる施工を
容易迅速にかつ正確にしかもその施工時はスペーサーを
介して木質系床材同士を突き合わせる施工が行え、多数
の木質系床材を直線性を出して行えるという利点があ
る。
第1図は本発明の一実施例の平面図、第2図は同上の断
面図、第3図は同上の部分拡大断面図、第4図及び第5
図は同上の施工工程を示す平面図、第6図は同上の側断
面図であり、1はクッション層、2は木質系床材、3は
床下地、4はスペーサーである。
面図、第3図は同上の部分拡大断面図、第4図及び第5
図は同上の施工工程を示す平面図、第6図は同上の側断
面図であり、1はクッション層、2は木質系床材、3は
床下地、4はスペーサーである。
Claims (1)
- 【請求項1】下面にクッション層が積層された多数の木
質系床材を床下地上に敷設固定するに際し、木質系床材
間にこの木質系床材の含水率に起因する伸び量吸収用の
スペーサーを介装して敷設固定し、その後、スペーサー
を外すことを特徴とする木質系床材の施工方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9873490A JP2781054B2 (ja) | 1990-04-14 | 1990-04-14 | 木質系床材の施工方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9873490A JP2781054B2 (ja) | 1990-04-14 | 1990-04-14 | 木質系床材の施工方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03295968A JPH03295968A (ja) | 1991-12-26 |
JP2781054B2 true JP2781054B2 (ja) | 1998-07-30 |
Family
ID=14227743
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9873490A Expired - Fee Related JP2781054B2 (ja) | 1990-04-14 | 1990-04-14 | 木質系床材の施工方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2781054B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP7203261B1 (ja) | 2022-03-30 | 2023-01-12 | 大建工業株式会社 | 木質系床材及びその施工方法 |
-
1990
- 1990-04-14 JP JP9873490A patent/JP2781054B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP7203261B1 (ja) | 2022-03-30 | 2023-01-12 | 大建工業株式会社 | 木質系床材及びその施工方法 |
JP2023148782A (ja) * | 2022-03-30 | 2023-10-13 | 大建工業株式会社 | 木質系床材及びその施工方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH03295968A (ja) | 1991-12-26 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |