JPH0795358A - 原稿読取装置 - Google Patents

原稿読取装置

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JPH0795358A
JPH0795358A JP6030532A JP3053294A JPH0795358A JP H0795358 A JPH0795358 A JP H0795358A JP 6030532 A JP6030532 A JP 6030532A JP 3053294 A JP3053294 A JP 3053294A JP H0795358 A JPH0795358 A JP H0795358A
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JP
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color
filter
signal
line sensor
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JP6030532A
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Inventor
Eun-Jin Kim
金銀鎭
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Samsung Electronics Co Ltd
Original Assignee
Samsung Electronics Co Ltd
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Publication date
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    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N1/00Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
    • H04N1/46Colour picture communication systems
    • H04N1/48Picture signal generators
    • H04N1/482Picture signal generators using the same detector device sequentially for different colour components
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06VIMAGE OR VIDEO RECOGNITION OR UNDERSTANDING
    • G06V30/00Character recognition; Recognising digital ink; Document-oriented image-based pattern recognition
    • G06V30/10Character recognition
    • G06V30/14Image acquisition
    • G06V30/144Image acquisition using a slot moved over the image; using discrete sensing elements at predetermined points; using automatic curve following means

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  • Spectrometry And Color Measurement (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 光源の発光特性、レンズのビグネッティング
等により発生する陰影歪曲を幾何学的に簡単に低減させ
る原稿読取装置を提供する。 【構成】 複数の色成分R,G,Bを有する光信号を発
生し原稿面に照射する光源40と、前記原稿に対する前
記光源の相対運動を制御する原稿移送モータ48と、前
記原稿面から反射・透過された光信号の色成分に対応す
る1組の色フィルタを一定のパターンで配列し、前記原
稿面から反射・透過された光信号を色信号に分解する色
分解フィルタ46と、前記色フィルタの中の1つを通じ
て分解された光信号を受光し相応する電気信号を出力す
るラインセンサ45と、前記色分解フィルタと前記ライ
ンセンサとの相対的位置を調整し一定の順序により組み
合わせられるようにする駆動手段とを具備し、前記色フ
ィルタの受光面は中央部から周辺部に行くほど幅が大き
くなり、前記ラインセンサの長手の方向は前記受光面の
長手の方向と平行に配置される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、原稿から反射又は原稿
に投射された複数の色成分を有する光信号を、それぞれ
の色成分に対応する複数の色フィルタを通じてそれぞれ
の色信号に分解して、原稿の映像を獲得する原稿読取装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】画像処理装置において、人間の視覚体系
に適した色再現を実現するためには、可視光線領域の色
信号を人間の視覚体系と整合させることが重要である。
国際照明委員会は可視光線領域のレッド,グリーン,ブ
ルーの3波長に対する人間の視覚系の反応特性をCIE
−RGB視感図として提示したことがあり、カラー画像
の処理においてはこのような視感図に基づきR,G,B
の3波長帯のスペクトル特性を制御する。
【0003】スキャナのような原稿読取装置では、原稿
のカラー画像情報をR,G,Bの3波長帯の色情報に分
解し、それぞれの色情報をイメージセンサを利用して定
量化させて原稿の映像情報を得る。これを通常色分解と
いう。このような色分解において適用されている方式
は、白黒のイメージセンサとR,G,Bの3波長に対し
帯域通過特性を有する1組の色フィルタとを組み合わせ
る方式と、カラーイメージセンサを使用する方式とに大
別される。
【0004】前者の方法は、装置の実現に必要な費用を
極小化できるが技術的に困難な問題があり、後者の方法
は、装置の構成が技術的に容易であるが所要費用が過多
であり分光特性を改善するにも限界がある。現在は前者
の方法が一般的に用いられている。前者の方法を更に細
分すれば、イメージセンサを1つ使用し、それぞれ発光
スペクトル特性の異なる複数の光源を利用して色分解す
る光源切り換え方式、1つのイメージセンサと1つの光
源とを利用し、R,G,Bの3波長帯域別の帯域通過特
性を有する色フィルタを利用して色分解するフィルタ切
り換え方式、1つの光源を使用し、プリズムのように屈
折率の異なる素子を光路上に設けてR,G,B光路を変
更し、3つのイメージセンサを利用して色分解する光路
分離或いはプリズムミラー方式等がある。
【0005】この中で色再現性の高速化及び低価格化等
で一番優れた特性を有するのがフィルタ切り換え方式で
ある。フィルタ切り換え方式は、フィルタの駆動方方法
により再び回転フィルタ方法と平板フィルタ方法とに分
けられる。前者は回転運動によりフィルタを切り換え、
後者は直線運動によりフィルタを切り換える。図1の
(A)〜(D)は、従来の回転フィルタ方式での色分割
フィルタの実施例を示す図面である。ここで、矢印は回
転フィルタの回転方向を示す。
【0006】図1の(A)に示した回転フィルタは、特
開昭61−294963号に開示されている。ここで
は、回転円板上にR,G,Bの3つの色フィルタを1組
設けた回転フィルタを示す。カラー画像の場合は回転フ
ィルタを回転させてR,G,Bの3波長の画像情報を
得、単色画像の場合には回転フィルタを固定させ1つの
色フィルタのみで画像情報を得る。
【0007】図1の(B)に示した回転フィルタは、特
開昭62−102690号に開示されている。ここで
は、画像入力装置の前面に回転円板が配置され、3色分
解用の色フィルタが回転円板に付着される。図1の
(C)に示した回転フィルタは、特開平2−89463
号に開示されたものであり、図1の(A)に示したもの
と類似する。しかしながら、この際に色バランスを保つ
ようにするためにそれぞれの色フィルタの面積を異にす
る。
【0008】図1の(D)に示した回転フィルタは、米
国特許 4,841,358号に開示されたものであり直線往復運
動によりフィルタを切り換える平板フィルタに関する。
しかしながら、図1の(A)〜(D)に示したものは共
に、光源の発光特性とレンズのビグネッティング(vign
etting)特性等による陰影エラーを補正する具体的な装
置が提示されていない。一般的に陰影補正は回路的に行
われるが、回路的な陰影補正の補正量は約30%であ
る。従って、これより大きい陰影エラーが発生した場合
には補正が不可能である。それに30%以下の水準だと
しても補正による画質の劣化は避けられない。
【0009】図2は従来の回転フィルタを利用した原稿
読取装置の構成図である。図2に示した装置において、
蛍光灯20から発生した複数の色成分を含む光信号は、
原稿台21上に置かれた原稿22に照射される。原稿2
2から反射された光信号は、反射鏡23とレンズ24と
を通じてラインセンサ25に入射される。ラインセンサ
25は、入射される光信号の強さに比例する電気信号を
出力する。反射鏡23とレンズ24との間には、色フィ
ルタ27を装着した回転フィルタ26が設けられてい
る。この回転フィルタ26が駆動モータ28により回転
すれば、装着された色フィルタ27a,27b,27c
(図3参照)が順に光信号の進行経路中に挿入される。
【0010】図2に示した装置のようにラインセンサを
利用して原稿の映像を入力する場合、回転フィルタ26
の1回転当たりに1ライン分のR,G,Bの3波長情報
を入力する。この場合において、国際標準機構ISO規
定の用紙大きさA4の文書を300LPI (Lines Per Inc
h)の解像度で入力する場合、1分当たり1枚の原稿を読
み取るためには 3,300RPM の回転速度を必要とする。従
って、速い速度で原稿を読み取ろうとすれば回転フィル
タ26を更に速く回転させなければならず、このような
回転速度の増加はフィルタの空気摩擦や回転軸の振動に
よる幾何学的な位置エラーを伴うようになり、加えて駆
動モータの高級化によるコストの増加をもたらす。
【0011】図3は図2に示した回転フィルタ26上に
配置された色フィルタ27a,27b,27cとライン
センサ25のと位置関係を示す図面である。図2に示し
た装置において1ラインの画像情報を入力した後次のラ
インの画像情報を入力するためには、センサ又は原稿を
1ライン間隔ほど移動させる必要がある。色フィルタ2
7a,27b,27cを等間隔で配置した場合には移動
のための別の時間が確保されないので、フィルタの切り
換えと共に移動が遂行される。その結果、原稿のある地
点の画素がR,G,B画像情報の間で同一位置の画素値
に整合されない色位置エラーが発生し、再生映像におい
て幾何学的な歪曲が発生する。特に、無彩色系統の画像
を入力する場合に、画像の輪郭部で明瞭さが低下し画質
が非常に劣化する。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、幾何
学的に陰影情報の効果が達成できる原稿読取装置を提供
することである。本発明の他の目的は、色分割フィルタ
の回転速度を高めなくても解像度を容易に増大させ得る
原稿読取装置を提供することである。
【0013】本発明の又他の目的は、原稿の移送による
色位置エラーを減少させ得る原稿読取装置を提供するこ
とである。
【0014】
【課題を達成するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明の原稿読取装置は、原稿面から反射または透
過された光信号に基づいてカラー画像を読み取る原稿読
取装置であって、複数の色成分R,G,Bを有する光信
号を発生し原稿面に照射する棒形の光源と、前記原稿に
対する前記光源の相対運動を制御する原稿移送手段と、
前記原稿面から反射または透過された光信号のそれぞれ
の色成分に対応する1組の色フィルタを一定のパターン
で配列し、前記原稿面から反射または透過された光信号
をそれぞれの色信号に分解する色分解フィルタと、前記
色フィルタの中の1つを通じて分解された光信号を受光
し、前記分解された光信号の強さに相応する電気信号を
出力するラインセンサと、前記色分解フィルタと前記ラ
インセンサとの相対的位置を調整し、前記色フィルタと
前記ラインセンサが一定の順序により組み合わせられる
ようにする駆動手段とを具備し、前記色フィルタの受光
面は中央部から周辺部に行くほど幅が大きくなり、前記
ラインセンサの長手の方向は前記受光面の長手の方向と
平行に配置されることを特徴とする。
【0015】ここで、前記色フィルタの受光面は、長手
方向の少なくとも一側面以上が凹んだ曲線面である。ま
た、前記色フィルタは、定速度で回転する円板上で均等
な分割角を有するパイ形領域中の1つを占有し、隣接す
る色フィルタの直線側面の間の角度が同一である。ま
た、前記パイ形領域の数は、(1組の色フィルタ数+
1)の整数倍である。また、前記色分解フィルタは基準
位置検出用の溝を有し、前記駆動手段は前記溝の位置を
探す少なくとも1つ以上の溝検出センサを有する。ま
た、前記原稿移送手段は、前記駆動手段と連動されて、
前記色分解フィルタ中のパイ形領域中で前記色フィルタ
が占有していない領域が前記ラインセンサへの光路を遮
断すると、前記原稿を1ライン間隔ほど移送させる。ま
た、前記色フィルタは、直線運動をする平板上に設けら
れ、隣接された色フィルタの直線側面の間に均等な距離
が保たれる。また、前記駆動手段は、前記溝検出センサ
により前記基準位置検出用溝が感知される時点に同期し
て、前記隣接された色フィルタの間の移動周期に相応す
る周期で上昇または下降するパルス信号を発生するタイ
マと、前記タイマのパルス出力が入力され、2分周され
たパルス信号を出力する第1分周器と、前記第1分周器
のパルス出力が入力され、2分周されたパルス信号を出
力する第2分周器と、前記第1分周器と第2分周器とか
ら出力されるパルス信号に対応して、前記色フィルタを
区分する信号を発生するデコーダとを含む。また、前記
色フィルタは、色分解フィルタの切り取られた部分に挿
入されている。また、前記色分解フィルタは、透明な基
板層と、前記基板層を切り取った部分に挿入される色フ
ィルタとを具備し、前記基板層の屈折率による色位置エ
ラーを低減させるようにする。
【0016】又、本発明の原稿読取装置は、少なくとも
1組の色フィルタが配置された色分解フィルタと、前記
色フィルタの中の1つの色フィルタを透過した光信号を
光電変換して順次出力するラインセンサと、前記色フィ
ルタが前記光信号の経路を順次的に横切するように前記
色分解フィルタを駆動させるフィルタ駆動部と、前記ラ
インセンサで順次的に発生する色信号をそれぞれ所定の
増幅度で増幅し、色信号の間の色不均衡を補正するアナ
ログプロセッサと、前記アナログプロセッサに接続さ
れ、色不均衡補正された色信号を陰影補正して出力する
前処理部と、前記前処理部に接続され、陰影補正された
色信号が入力されて階調補正された色信号を出力する階
調補正部とを備えることを特徴とする。
【0017】ここで、前記階調補正部に接続され、階調
補正された色信号を人間の視覚体系に適するように補正
して出力する色補正部を更に具備する。また、前記アナ
ログプロセッサは、単一のアナログ増幅器と、前記色分
解フィルタに配置された色フィルタの個数に相応し、そ
れぞれ前記色フィルタに適した前記増幅器の増幅利得を
決定する複数の増幅利得決定器を具備する利得決定部
と、前記フィルタ駆動部の動作と連動され、前記増幅利
得決定器を選択するマルチプレクサとを含む。
【0018】
【作用】かかる構成により、幾何学的に陰影歪曲ができ
るように色フィルタとラインセンサを配置することによ
り陰影補正の効果を達成できる。又、回転フィルタ或い
は平板フィルタ等の色分割フィルタに3色の色フィルタ
の組合せを複数個設けることにより解像度を高めること
ができる。更に、回転フィルタ或いは平板フィルタ等の
色分割フィルタの一部を切り取った領域に色フィルタを
挿入することにより屈折率を小さくすることができる。
【0019】
【実施例】以下、添付した図面に基づき本発明の実施例
を詳細に説明する。図4は本実施例の原稿読取装置の構
成例を示す図面である。図4に示した装置において、原
稿移送モータ48を回転させることにより給紙案内装置
41に沿い原稿42が移送されれば、蛍光灯40から照
射された光信号が原稿面から反射され、3つの反射鏡4
3a,43b,43c、色フィルタ(図示せず)が設け
られている回転フィルタ46、そして集光レンズ44を
経由し、ラインセンサ45に伝達される。参照番号49
は原稿移送モータ48を駆動するモータ駆動部であり、
50は蛍光灯40を駆動するランプ駆動部であり、51
はラインセンサ45を駆動するCCD(Charge coupled
Device)駆動部である。52はラインセンサ45から発
生した画像情報に対し色バランス補正,陰影補正,階調
補正等を行う画像処理部であり、53は外部機器とのイ
ンタフェ−スを遂行するインタフェ−ス部である。
【0020】原稿移送モータ48と回転フィルタ46の
回転との間には、適当なタイミング関係を設定すること
が必要である。図4において、原稿移送モータ48が停
止している間に回転フィルタ46を回転させることによ
り色フィルタを切り換えて、R,G,Bの3波長のスペ
クトル情報が得られる。こうして1ライン分の画像情報
を読み取った後に原稿移送モータ48を1ステップ移動
させ、次のラインの画像情報を読み取る。このような動
作を原稿の長さに相応する回数ほど反復し、原稿42の
画像情報が画像処理部52に供給される。
【0021】前述した動作におけるフィルタ切り換えと
原稿移送とのタイミング関係を図6に示した。図6にお
いて縦軸は原稿移送モータ48による移送量を示し、横
軸は経過時間を示す。原稿移送モータ48の1ステップ
移動に相応する原稿42の移送量はLとして示され、1
ライン分の原稿を読み取るのに必要な時間はTとして示
される。時間Tは更にR,G,Bの3つの色フィルタを
通じて3波長のスペクトル情報を読み取る時間及び原稿
移送手段に区分される。
【0022】図5は図4に示した装置の要部を詳細に示
す図面である。図5のフォトセンサ54は、回転フィル
タ46上に設けられた基準位置検出用の溝と一致した時
に、F−フォト信号を出力する。このF−フォト信号
は、回転フィルタ46の回転位置による色相同期、ライ
ンセンサ45と蛍光灯40との駆動制御等のための基準
信号として使用される一方、PLL制御回路55に入力
されてフィルタ駆動モータ56の定速度制御にも使用さ
れる。
【0023】色分解のために回転フィルタ46を駆動す
る場合には、現在ラインセンサ45に受光されている光
信号がどういう色フィルタを通じたものかが分かる必要
がある。このために、本実施例では図7及び図8に示し
た構造を提案する。図7においてレッドフィルタ47a
の外側には光透過用の溝が設けられており、その反対側
にはグリーンフィルタ47cが設けられている。それ
で、フォトセンサ54により溝が検出される時点で、ラ
インセンサ45がグリーンフィルタ47cを通じて光信
号を受光する。
【0024】図8は図7に示したものとは異なり、2組
の色フィルタと2つのフィルタ位置検出用溝とが動位置
の回転フィルタ上に設けられたものを示す。これは、読
み取り速度が回転フィルタの回転速度と密接な関係があ
るためである。読み取られる画像情報の解像度や読み取
り速度を向上させるためには、回転フィルタの回転速度
を増加させる必要がある。図8のように2組の色フィル
タを配置させれば、図7のように1組の色フィルタを配
置するのに比べると、同一の回転速度で2倍の読み取り
速度が達成できる。
【0025】従って、フィルタの回転速度の増加に伴う
回転フィルタの空気摩擦増加、騒音及び振動の増加等が
防止できる。このようなフィルタの組合せが許される程
度は解像度やレンズの縮小率等により決定される。一般
的にレンズの縮小率が高いほどさらに多くの組合せが許
される。この際注意すべきことは、各色フィルタ間の間
隔が余りに狭くなって、ラインセンサに2種以上の色フ
ィルタを通じた光信号が受光されることがないようにし
なければならない。ラインセンサに2種以上の色フィル
タを通じた光信号が受光されると、色干渉をもたらし色
分解性が低下する。
【0026】図9の(A)は本実施例のフォトセンサの
構造を示す図面である。トランジスタTRは、フィルタ
検出用溝47dが発光ダイオードD1と受光ダイオード
D2との間に位置する時、F−フォト信号を出力する。
図9の(B)〜(D)のように、本実施例の原稿読取装
置は2つのフォトセンサを使用する。カラー画像を入力
するカラーモードでは1つのフォトセンサを使用し、白
黒画像を入力する白黒モードでは2つのフォトセンサを
使用する。ここで、フォトセンサを使用するということ
は、対応するフォトセンサの出力信号を有効な信号とし
て用いるということを意味する。そして、フィルタの溝
を示す部分は透明な部分であり、これの幅は2つのフォ
トセンサの配置距離と等しいか些かに大きければ良い。
【0027】即ち、白黒モードの場合には、回転フィル
タを固定するために、2つのフォトセンサからの出力信
号F−フォト1,F−フォト2が共に“1”の状態を保
つようにフィルタ駆動モータ56を制御すれば良い。図
9の(B)の状態が検出されれば、即ちフォトセンサP
S1がロジック“0”を出力し、フォトセンサPS2が
ロジック“1”を出力すれば、回転フィルタ46を順方
向へ更に移動させ、図9の(D)の状態が検出されれ
ば、即ちフォトセンサPS1がロジック“1”を出力
し、フォトセンサPS2がロジック“0”を出力すれ
ば、逆方向へ移動させ図9の(C)の状態を保つ。
【0028】図7及び図8においては、回転フィルタ4
6上にそれぞれの色フィルタ47a,47b,47cを
適した間隔で配置することが重要である。図10は、図
6のタイミング図に例示したように、原稿を1ライン移
送しレッド,ブルー,グリーンの順で色情報を読み取り
再び次のラインに原稿を移送させる方式における、各色
フィルタ47a,47b,47cの配置を示す図面であ
る。図10においてレッドフィルタ47aの始まり点か
らブルーフィルタ47bの始まり点まで、或いはブルー
フィルタ47bの始まり点からグリーンフィルタ47c
の始まり点までは角度がθであり、グリーンフィルタの
始まり点からレッドフィルタの始まり点までは2θであ
る。ここでθはフィルタ角を示す。
【0029】このようなフィルタ角は、本実施例におい
て重要な技術的情報を提供する。回転フィルタ46を一
定の角速度で定速回転させる時、図5に示したフォトセ
ンサ54は回転フィルタ46の1回転毎にF−フォト信
号を発生させる。この信号の周期は1ラインの読み取り
周期となり、図6にTとして表示されている。従って、
フィルタ角θが360゜/4、即ち90゜の際に各フィ
ルタに割り当てられる時間はT/4となる。これにより
ラインセンサ45の露光時間は、T/4となる。
【0030】一方、ラインセンサ45の露光時間と駆動
周波数とは、次の関係を有する。 T/4≧(Nd+Ne)/F …(1) ここで、Ndはラインセンサのダミー画素の個数であ
り、Neはラインセンサの有効画素の個数であり、そし
てFはラインセンサの駆動周波数である。又、回転フィ
ルタ46の回転周期Tと1ページの原稿を読み取る時間
とは、次のような関係を有する。
【0031】 Tscan=L×R×T …(2) ここで、Tscanは1ペ−ジの原稿を読み取ることに必要
な時間、Lは副走査方向の原稿長さであり、そしてRは
1ライン当たりの読み取り線密度である。従って、原稿
読取装置の設計において性能を決定するTscanと読み取
り線密度Rとを定めれば、回転フィルタ46の回転速度
を決定することができ、これにより3波長別の各色相の
露光時間が決定される。又、利用するラインセンサの画
素数による駆動周波数が決められる。
【0032】フィルタ角θを式で表現すれば次の通りで
ある。 θ=360o /{M×(N+X)} …(3) ここで、Mは回転フィルタに設けられる色フィルタ組合
せの数であり、Nは1組の色フィルタ組合せに含まれる
色フィルタの数であり、Xは1組の色フィルタ組合せに
含まれ次のラインへの移送ために確保される無効区間の
数である。
【0033】図7の場合はN=3,M=1,X=1であ
りθは90゜である。又、図8の場合にはN=3,M=
1,X=1でありθは45゜である。一方、図10にお
いて、フィルタ角内で実質的にレッドフィルタの形成さ
れたフィルタ角を実効角としθrとして表示する。同様
にブルーフィルタ及びグリーンフィルタでの実効角はθ
b,θgとして表示する。
【0034】それぞれの実効角は、分光光学系に相応す
る波長帯の感度特性に関係する。一般的に分光感度特性
の差は、照明光源のスペクトル特性,色フィルタの透過
率,レンズの色収差,ラインセンサの分光感度特性が複
合したものに基づいている。これが理想的でない場合に
は色バランスが合わなくなり、これを補正することを色
均衡補正という。色均衡補正方法には、実効角を調整す
る方法又はラインセンサから出力される色信号の利得を
制御する方法がある。前者の実効角を調整する方法は、
幾何学的に容易に具現できるが完璧に色均衡が維持でき
ないので、後者の増幅利得を制御する方法と併用される
ことが望ましい。これに対する詳細な内容は特開平2−
89463号に開示されている。
【0035】実効角の割当を数式で表現すれば、次の通
りである。 θc =θ/MAX(Rr ,Rb ,Rg )×Rc …(4) ここで、Rr ,Rb ,Rg はそれぞれシステム全体から
見る時のレッド,ブルー,グリーン色相に対する感度特
性であり、Rc はRr ,Rb ,Rg の中の1つを示し、
そして記号MAXは最大値演算を示す。
【0036】そして、θとθc の差角が、各色フィルタ
47a,47b,47cの隔離角θdr,θdb,θdgとな
る。即ち、隔離角θd は次の通りである。 θd =θ−θc …(5) フィルタの隔離角は色干渉を防止する作用をし、隔離角
が大きければ大きいほど色干渉を防止することに有利で
あるが、これはレンズ44の縮小率及び実効角と密接な
関係があるので適正に設定されるべきである。ラインセ
ンサ45は隔離角に当たる期間の間は黒色で遮断される
必要があるので、回転フィルタ46上で分離角に当たる
部分は黒色(無彩色で透過率0%が理想的である)でな
ければならない。
【0037】図11の(A)〜(C)は、図10に示し
た回転フィルタ46の詳細な構造を示す図面であり、図
11の(A)は色フィルタが挿入される基板を示し、図
11の(K)はフィルム形の色フィルタを示す。図11
の(C)は色フィルタの実効角の割当を示す。図10に
示したような回転フィルタは、図11の(A)に示した
基板上に図11の(B)に示したフィルタを図11の
(C)に示したフィルタ角により付着させ形成される。
【0038】ここで、フィルタの厚さは色位置エラーに
直接的な影響を与えるものであり、提示された実施例で
は、このような影響を極小化するために、フィルタが位
置する部分を基板から切り取った。これは高分子化合物
系統のプラスチック材質の基板を使用することを前提と
したが、もし平板ガラスに顔料を使用してフィルタを形
成する場合には基板の厚さを最小化する必要がある。
【0039】回転フィルタ46とラインセンサ45とは
平行状態を保つべきである。通常、回転フィルタ46の
平面が回転軸と直角を維持する場合には,回転フィルタ
46の回転に関係なくラインセンサ45との間に一定の
距離が維持されるが、そうでない場合には,図12の
(A)〜(C)に示したようなチルトエラーが発生す
る。
【0040】図12の(A)は回転フィルタ46と回転
軸との間で直角が維持されない場合を示したものであ
り、直角を逸した程度をエラー角θe として表示した。
図7のように、1組の色フィルタを有し回転フィルタの
1回転当たり原稿の1ラインを読み出す場合において、
ある位置でのエラー角を+θe とすれば、回転フィルタ
が180゜回転した時のエラー角は−θe となる。従っ
て、同一のラインで2θe のエラー角を有する。
【0041】図12の(B)はエラー角が0゜の場合の
光経路を示すものであり、原稿面からの反射光は0゜の
入射光を有する。従って、反射光はn1 の屈折率を有す
る空気層、n2 の屈折率を有する色フィルタ層、n3
屈折率を有する基板層を経て、垂直にラインセンサ45
に入射される。図12の(C)はθe ほどのエラー角が
ある場合の光経路を示すものであり、図12の(B)に
示したものとは異なり、色フィルタに入射される反射光
はθe の入射角を有する。従って、色フィルタと基板と
の屈折率により屈折され、元の位置よりEdほどの偏差
を有してラインセンサ45に入射される。前述したよう
に回転円板の1回転毎に発生するエラー角はθe なの
で、実際の偏差は2Edとなる。この偏差が色位置エラ
ーとなる。Edは次のように表現され得る。
【0042】 Ed=(色フィルタの屈折によるエラー)+(基板層での屈折によるエラー) =h2 +h3 = tanθ2 ×d2 + tanθ3 ×d3 …(6) ここで、θ2 とθ3 とはそれぞれフィルタの屈折角と基
板の屈折角であり、d 2 とd3 とはそれぞれフィルタの
厚さと基板の厚さである。
【0043】一方、屈折角は各媒質の屈折率の関数であ
り、もし空気層のように色フィルタ及び基板の屈折率が
“1”なら入射される原稿の反射光が直進して偏差はほ
ぼ発生しないが、このような媒質を作ることは殆ど不可
能である。従って、チルトエラーが生じないように設計
することが一番重要な条件となり、各媒質の厚さを最小
化することがその次に要求される条件である。前述した
ように、回転フィルタのチルトエラーは両方向へ発生す
るので、図7のように1組の色フィルタを使用する場
合、回転フィルタの1回転当たり2Edに相応する位置
エラーが発生する。この位置エラーは究極的に、原稿上
の同一の位置でR,G,Bの色情報がラインセンサで結
像される位置が異なることを意味し、再現画像では同一
の位置に結像されなくなり解像度が低下する原因とな
る。又、このような位置エラーは解像度を高めるほど更
に目立つ。
【0044】300LPI の解像度の場合は、1ライン当
たり距離が約83μm であり、Edが41.5μm なら
再現画像において原稿上の同一の位置のR,G,B情報
の位置が1ライン以上の偏差を有する。70μm 以上な
ら再現された画像は目障りとなり、再現画像を拡大する
場合には致命的な要素となる。色フィルタの厚さは基板
の厚さに比べ無視できるほど薄い。従って、基板の厚さ
をどれくらい薄くできるかが重要な点である。実施例に
おいては、図11の(A)に示したように、基板上で色
フィルタ47a,47b,47cが位置する部分を切り
取って色フィルタ47a,47b,47cを挿入するこ
とにより、色エラー位置を軽減させようとした。色フィ
ルタは、不必要な紫外線或いは赤外線を取り除いたり透
過光量を調節するため、これを補正するための目的に適
した特性を有するものを使用することもできる。
【0045】この際、回転フィルタの左右上下の重さの
均衡が保たれるようにすることが重要である。そうでな
ければ、回転フィルタの定速回転の具現が困難になる。
又、色フィルタが挿入されない基板の凹凸部のために高
速度回転での空気抵抗が増加し、回転速度が不安定にな
る。このような場合には、色フィルタが挿入されない基
板の凹凸部を透明フィルムで防ぐ。ここで、透明フィル
ムとは、透過率が100%に近く透過率が可視光線の全
ての周波数帯域にわたって一定したフィルタを意味す
る。
【0046】図7,図8及び図10に示した回転フィル
タ46において、各色フィルタ47a,47b,47c
の始まり部分は直線となっており、終わり部分は曲線と
なっている。本質的には本実施例において始まり部分が
曲線となっており終わり部分が直線となっていなくても
関係ない。只、説明の便宜上終わり部分が曲線となって
いる例を挙げる。
【0047】各色フィルタ47a,47b,47cを一
側面が曲線である凹レンズの模様に形成したのは、実効
フィルタ角を中心部で小さくし、周辺部に行くにつれ大
きくするためである。その理由を図13の(A)〜
(D)を参照して説明する。図13の(A)は、光源,
レンズそしてラインセンサの配置を示す図面である。
【0048】原稿読取装置の光源としては、熱陰極管又
は冷陰極管類型の蛍光灯が主に用いられている。このよ
うな光源は、図13の(B)に示したように、両端での
光量が一番低く中心部での光量が一番高い発光特性を有
する。又、原稿読取装置の光学系は集光レンズを利用し
た縮小光学系が主に使用される。これは等倍光学系を使
用する場合、ラインセンサとセルフフォーカスレンズと
の費用が過多になるためである。
【0049】通常の集光レンズは、図13の(C)に示
したように、レンズの中心点で光透過率が一番高く周辺
部に行くにつれ低下する。これをレンズのビグネッティ
ング特性といい、同一の光量の光信号が入射されても入
射される位置により透過される光量に差が生じ、画像が
歪曲される。このような現像は陰影歪曲と呼ばれ、図1
3の(D)はこれを図式的に示す。
【0050】本実施例では、陰影歪曲を光学的に補正す
るために、色フィルタ47a,47b,47cを一側面
が曲線である凹レンズ形にした。これは、図7に詳細に
示したように、ラインセンサ45が回転フィルタ46の
中心軸に向かって放射状に配列されているので、色フィ
ルタ47a,47b,47cの中心から周辺部への実効
フィルタ角を大きくして、結果的に周辺部の実際の露光
時間を大きくする効果を示す。この際、陰影補正のため
の各色フィルタ47a,47b,47cの実効フィルタ
角を調節する曲線の軌跡は、図13の(D)に示した陰
影歪曲特性に対応することが理想的であるが、便宜上こ
れを複数の区間に区分し各区間を線形化して切り曲げ線
の形にすることもできる。これは、光源及びレンズの個
体別特性差により、陰影現像を完璧に光学的に補正する
ことが殆ど不可能であるためである。又、陰影補正回路
を通じてハードウェア的に陰影補正することが技術的に
より容易であるからである。
【0051】ハードウェア的に陰影補正することが技術
的に容易であるにもかかわらず、これを光学的補正と並
行する理由は次のようである。まず、ハードウェア的補
正の原理を説明する。ラインセンサの主走査方向の位置
をxとし、基準白色の色試料に対する読み取り値をIwh
t(x)とする。実際に原稿に対する読み取り値をIorg(x)
とし、これを8ビット、即ち256段階に量子化すると
すれば、補正値Ix は次のように表現される。
【0052】 Ix =256×{Iorg(x)/Iwht(x)} …(7) 一方、陰影エラー率は次の通りである。 陰影エラー率(%)=[1−{最低Iwht(x)/最高Iwh
t(x)}]×100 一般的に陰影補正回路を通じた補正量は30%以下であ
る。これより陰影エラー率が高くなれば補正効果が落
ち、実際の30%位の水準だとしても補正による再現画
像の劣化は避けられない。例えば、各色信号を8ビット
に量子化させる場合、即ち256段階の場合、主走査方
向の任意の位置で基準白色の色試片に対する読み取り値
が180と仮定すれば、この位置での階調再現段階は1
81段階に過ぎない。基準白色の色試片に対する読み取
り値が180なので、実際読み取る画像の読み取り値は
180以上となり得ない。従って、陰影補正により階調
値の絶対的な大きさはある程度補正されるが、階調段階
は181段階に過ぎない。このような問題を解決するた
めに、1次的には光学的に10〜20%補正し、2次的
に陰影補正回路を通じて補正することが望ましい。
【0053】図14の(A),(B)は、往復運動によ
り色フィルタを切り換える平板フィルタを示す図面であ
る。平板フィルタと前述した回転フィルタとの差は、回
転フィルタの回転運動を平板フィルタの直線往復運動に
するという事実に基づくものである。回転フィルタでの
回転速度を平板フィルタでの移動速度に、回転フィルタ
でのフィルタ角θと実効フィルタ角(θc : θr ,θg
,θb )とを平板フィルタでのフィルタ間隔Lb と実
効フィルタ高さ(Lc : Lr ,Lg ,Lb )とに対置す
れば、同一の原理で理解できる。
【0054】平板フィルタを直線運動させるためには、
カム,リニアモータ,ピエゾ現象等を利用する方法が提
案され得る。このような方式は、平板フィルタを運動さ
せることに必要な動力源が異なるという側面以外には動
作上の差がない。只、回転フィルタは読み取り動作中に
は継続的に一定の方向へのみ回転すれば良いが、平板フ
ィルタにおいては往復運動をしなければならない。図1
4の(A),(B)において、基準位置検出用の溝の位
置は便宜上グリーンフィルタの位置に設けることにし
た。又、フォトセンサでこの溝を検出する瞬間に、ライ
ンセンサはグリーンフィルタを通じた光信号を受光して
いることと仮定する。
【0055】ここで、順方向、即ち図面上の下側へ平板
フィルタを1ステップ移動させればレッドフィルタを通
じた光信号がラインセンサに受光され、逆方向、即ち図
面上の上側へ1ステップ移動させればブルーフィルタを
通じた光信号が受光される。白黒画像入力モード時に
は、グリーンフィルタを通じた光信号がラインセンサに
受光されるように平板フィルタを制御する。カラー画像
入力モードでは、レッドフィルタを通じた光信号がライ
ンセンサに受光されるように初期状態を設定した後、平
板フィルタを逆方向へ1ステップ移動させグリーンフィ
ルタを通じた光信号を受光し、再び同一の方向へ1ステ
ップ移動させブルーフィルタを通じた光信号を受光す
る。こうして3色のスペクトル情報を読み取った後、方
向を転換させ順方向へ2ステップ移動させ初期状態に戻
すと同時に原稿を1ライン移送させる。この際、1ライ
ンの画像情報を入力した後初期状態に戻す動作、言い換
えればフィルタのリターン動作は、読み取り速度を低下
させる要因となり得るが、実際においてはに特に問題と
ならない。なぜならば、フィルタリターン時間に同期し
て原稿移送動作を遂行すれば、平板フィルタの往復周期
は回転フィルタの回転周期に相応されるからである。平
板フィルタの場合には、フォトセンサによる溝の検出が
1回の往復運動で2回発生するので、F−フォトを2分
周させる必要がある。平板フィルタでの色フィルタの形
も、前述した回転フィルタの場合と同様に、中心部での
受光幅を小さくし、周辺部に行くほど大きくすれば良
い。
【0056】図4に示した装置の回路構成を図15に示
した。図15において、マイクロプロセッサ60は内蔵
されたプログラムを遂行し原稿読み取り装置の全般的な
制御を遂行するものであり、色フィルタ47a,47
b,47cの移動状態により原稿読み取り、前処理,階
調補正,色補正等を同期的に処理し、処理された画像信
号をインタフェース部72を通じて装置の外部に伝送す
る。
【0057】同期信号発生部64は図5のフォトセンサ
54から発生する溝検出信号F−フォトを受け、ライン
センサの露光周期を決定する露光制御信号φSH,原稿
移送モータ48の駆動信号STEP及び現在読み取られ
ている色相情報信号RGB−A,RGB−B,/GS,
/BS,/RS(/Xは信号Xの反転信号を意味する)
を発生し、各回路部に伝送する。ラインセンサ駆動回路
65は、同期発生部64からの露光制御信号φSHを受
信しラインセンサの駆動に必要な信号φSH,φRS,
φ1,φ2及びクロック信号SCLKを発生する。ライ
ンセンサ駆動回路65の駆動に関する技術的な内容は一
般的なので説明は略す。
【0058】アナログプロセッサ66は、ラインセンサ
の出力信号が次の段の前処理プロセス部67で処理され
得るように、信号の振幅,電流及び電圧を調節する機能
と同時に、光源別発光量の差,色フィルタ別透過率の
差,レンズの色収差,ラインセンサの波長別感度の差等
が原因となって発生する色不均衡を補正する役割を担当
する。前処理プロセス部67は、先に述べられ、図13
の(A)〜(D)に示したような陰影エラーをハードウ
ェア的に補正すると同時にアナログ画像信号をデジタル
画像信号に変換して、次の段の階調補正部68及び色補
正部69に伝送する。
【0059】本実施例において、色フィルタの駆動制御
は、通常のパルス幅変調によるPLL(Phase Locked L
oop )制御であり、ランプ駆動部50,モータ駆動部4
9,フォトセンサ54,インタフェース部72等に関す
る技術的な内容は通常の事項なので詳細な回路構成と動
作説明は略する。本発明は、フィルタ位置検出信号によ
り読み出し順序を同期化させ、読み取られた各波長帯の
画像信号を共通の増幅器を通じて色均衡を維持させ、共
通の前処理装置を通じてA/D変換及び陰影補正を行
い、色フィルタの位置に同期させ階調補正と色補正を遂
行し、そして原稿を次の読み取り位置に移送する装置に
関連する。
【0060】このような側面から見る場合、同期信号発
生部64は非常に重要な意味を有し、図16でこれに関
する詳細な説明を示し、図17では色分解フィルタの動
作による各種信号の動作を示す。図17において、Tは
1ラインのカラー画像を読み取ることに必要な時間を示
し、T/4は各色相別読み取り時間を示したものであ
り、図7及び図10に示した回転フィルタを利用した場
合を仮定する。回転フィルタの回転運動によるラインセ
ンサの移動軌跡と平板フィルタの往復運動によるライン
センサの移動軌跡とは時間軸上で同一なので、平板フィ
ルタに対する詳細な説明は以下に提供される回転フィル
タの説明により理解される。
【0061】回転フィルタが1回転することによりフィ
ルタの溝位置がフォトセンサを通り過ぎ、この際フォト
センサはF−フォト信号を発生する。図10に示したよ
うな回転フィルタではグリ−ンフィルタがラインセンサ
の位置にきた時にF−フォト信号が発生する。図17の
φSH信号とF−フォト信号の間の遅延時間Twaitは、
色分解フィルタ,フォトセンサ,ラインセンサの配置関
係により異なり、フォトセンサによる溝検出後の次の色
相の色フィルタがラインセンサ上に正確に位置する時間
により制御される。
【0062】これの時間制御を担当するものが図16の
第1タイマ162である。第1タイマ162は、フリッ
プフロップ161を通じてF−フォト信号が印加される
と動作を開始し、Twait後には自動的に動作停止され、
次のF−フォト信号が印加されるのを待つ。第2タイマ
164は、F−フォト信号が印加されたTwait後に第1
タイマ162の出力信号がフリップフロップ163を通
じて印加されることにより、T/4の周期で動作する。
第2タイマ164の出力信号は、論理回路165,17
0を通じてラインセンサ45の露光時間を制御する信号
φSHとして提供され、フリップフロップ166を通じ
て第3タイマ167にも提供される。
【0063】第2タイマ164は第1タイマ162の出
力信号により動作を開始し、4回の出力を発生した後、
再びF−フォト信号によりリセットされる。この際、回
転フィルタの1回転周期と第2タイマ164の出力が4
回発生する周期とが異なるようになれば、回転フィルタ
の速度偏差が発生する。従って、回転フィルタの1回転
周期や第2タイマ164の出力が4回発生する周期が異
ならないように制御する。
【0064】図17の/SOE(Sensor Output Enabl
e)信号は、ラインセンサの有効な画素値が出力される
区間を識別するための信号である。実際のラインセンサ
は自体的な遅延要因を持っているが、これはラインセン
サの構造的特性により生ずる。これを通常初期ダミー画
素という。この量は利用したラインセンサの類型により
それぞれ異なるので、応用において適当に調整すれば良
い。初期ダミー画素の量を制御するためのものが図16
の第3タイマ167であり、これは前述したT/4周期
の間初期ダミー画素を取り除いた後、実効画素出力区間
Tピクセルを検出し、フリップフロップ168,インバ
ータ174及びバッファ175を通じて/SOE信号を
出力する。バッファ175は、アンドゲート173を通
じて提供されるRGB−AとRGB−B信号とにより/
SOE信号の出力を制御する。
【0065】この実効画素出力区間を識別するためのも
のが図16の第4タイマ169である。これにより、T
/4とTピクセルの時間差とは自動的にダミー画素区間
Tダミーとして取り扱われる。一方、/SOEはヌル期
間即ち、原稿移送に割り当てられた時間中には解除さ
れ、次の段の処理動作が発生しないようにする。図17
において、RGB−A,RGB−B信号は図16の4分
周回路171の計数出力であり、色フィルタ区分信号と
してF−フォト信号により初期化され第2タイマ164
の出力、即ちφSH信号をクロック入力としてこれを計
数した値である。即ち、RGB−A,RGB−Bの値が
“11”ならヌル区間であり、ラインセンサから有効な
画像データが出力される区間でないことを指し、“0
0”ならグリーン、“01”ならブルー、“10”なら
レッドの画像情報がラインセンサから出力されることを
指す。これにより、デコーダ172は読み取られている
色相に関する情報を、グリーンの場合には/GS、ブル
ーの場合には/BS、レッドの場合には/RSとして出
力し、レッド画像の読み取りが終了すれば原稿を次のラ
インに移動させるためのステップ信号を発生する。
【0066】一方、TONEC−END信号とCOLO
RC−STARTとは、図15のマイクロプロセッサ6
0から発生する信号であり、それぞれR,G,B各色相
の読み取りと同時に行われる階調補正の完了を示す信
号、そして1ラインのR,G,B画像の読み取り及び階
調補正の完了されてから色補正の始まりを制御するため
の信号である。
【0067】図18は図15に示したアナログプロセッ
サを示す詳細な回路図で、前述した色均衡処理を行う。
ここでの技術的要点は、色分解フィルタの移動による色
相別ラインセンサの出力差を制御することであり、演算
増幅器を使用して各色相別利得を制御する。各色相別利
得値、即ち演算増幅器の増幅利得が、図15のデコーダ
172の出力信号である/GS,/BS,/RSを利用
してマルチプレクシングされるように構成されている。
【0068】図19は、図15に示した前処理プロセッ
サの詳細な構成を示す回路図である。図19中の点線で
表示される陰影補正及びA/D変換部は、単一色相、即
ち白黒用として提案されたものであり、カラー画像用と
しては様々な制限が付く。一番容易だと考えられること
は、R,G,Bの3波長帯別にそれぞれ異なる陰影補正
及びA/D変換部を持たせることであるが、これでは
R,G,B色相を同時に並列処理するシステムでない場
合には性能に関係なく原価のみを上昇させる。
【0069】前処理機能中で、A/D変換機能は通常の
方法と同様であるので略し、陰影補正に対してのみ説明
する。陰影補正は、基準白色の色試片を読み出し前述し
た式7のような動作を遂行することをいう。この際基準
白色の色試片の値を陰影補正用データという。もしR,
G,Bの色均衡とガンマ特性が完全に同一なら陰影補正
データをR,G,Bに適用できるが、これは現実的でな
いのでR,G,Bのそれぞれに独立的に陰影補正用デー
タを適用すべきである。式7をカラーモードに適用すれ
ば次の通りである。
【0070】 I(X,Y) =256×(Iorg(X,Y)/Iwht(X,Y)) …(9) ここで、YはR,G,B色相中の1つの色相を意味す
る。実際の陰影補正原理はR,G,B色相により異なる
必要がなく、只、補正用データがどうように違って適用
されるかの問題のみが異なる必要がある。本実施例では
R,G,Bの各色相の補正用データを陰影補正用メモリ
に貯蔵し、図16の4分周回路171を通じて発生する
RGB−A,RGB−B信号を陰影補正用メモリ制御の
ためのアドレスの拡張ビットとして使用した。
【0071】図20は濃度値に対するラインセンサの出
力値及び階調補正特性を示す特性図であり、これを遂行
する図15に示した階調補正回路68とR,G,Bの階
調補正を遂行するルックアップテーブルを図21の
(A)と(B)に示した。階調補正によりR,G,Bの
各色相のガンマ特性が調整される。ここで、濃度値は光
学的密度を意味することであり、一般的に人間の視感特
性は光学的な密度に対し線形的な関係を有する反面、ラ
インセンサは指数的な関係を有する。原稿読取装置は、
一定した光量を原稿上に照射させ、反射された光を定量
化させ、結果的に原稿の反射特性を位置により定量化さ
せる。即ち、原稿読取装置でのラインセンサは、反射率
に対し線形的な特性を有する。ここで、反射率は次のよ
うに表現される。
【0072】 反射率R(%)=反射光の強さ/入射光の強さ …(10) 反射率と光学的密度との間には次のような関係がある。 光学的密度OD=-logR …(11) 従って、反射率100%は 0.0ODとなり反射率0.01%
は2ODとなる。図20の横軸は階調補正を行わなかっ
た時に読み取られた値を示す。ここで、ラインセンサの
特性は光学的密度と指数的関係があることが分かる。一
方、人間の視覚特性は光学的密度と線形的な関係がある
ので、これを図20の点線のような形に対応させること
が階調補正の原理である。横方向は使用された無彩色の
色試片の光学的密度を示し、結果的にこのような光学的
密度を基準として再現しようとする階調再現領域を 0.0
ODから 2.0ODまでにすればこれを入力値に対応され
る値に変換すれば良い。即ち、8ビットに量子化させる
場合は、出力値0を 0.0ODに、出力値255を 2.0O
Dに対応させ、その間の値は適当に選定すれば良い。
【0073】図15の色補正回路69は、原稿読取装置
の3波長帯の分光スペクトル特性を画像出力機器のそれ
と又は人間の視覚特性に整合するものであり、分光スペ
クトル特性を特定機器との色整合に限定付けることを装
置依存的な色補正といい、国際照明委員会等で規定した
色座標系に整合させることを装置独立的な色補正とい
う。これは実際の装置の具現における差というよりは、
色補正係数において何を基準としてどう決定するかによ
り左右される特性であると言える。
【0074】色補正のための方法には、3×3線形マス
キング又は3×9等の非線形マスキング法と3次元UT
法等がある。本実施例では3×3線形マスキング法を適
用する。3×3線形マスキング法は次の関係式で定義さ
れる。ここで、添字 Cは補正後の値、添字 rは入力され
た列データを示す。
【0075】 Rc =a11Rr +a12Gr +a13Br Gc =a21Rr +a22Gr +a23Br Bc =a31Rr +a32Gr +a33Br ここで、a11,a12,…,a33は色補正係数であり、こ
の値は設計した原稿読取装置の分光スペクトル特性と基
準となる色座標系とにより決定される。従って、図15
での色補正回路68は3×3行列計算器の役割とイメー
ジデータメモリの読み出し及び書き込み制御装置の機能
とを遂行する。階調補正及び色補正の流れ図を図22に
提示し、図23にはこれの動作波形を示した。階調補正
は3波長の各色相別に独立的に成されるが、色補正は特
定ラインの特定画素点での各色相を同時的に考えるべき
である。図23において“CO/BW”はカラー/白黒
モードを表示する信号であり、“VIDO”は有効映像
データの出力を示す信号であり、そして“REQ”は外
部装置に有効なデータの出力を要求する信号である。
【0076】本実施例では、3波長情報の読み取りが線
順次形に成されるので、特定走査ラインの3波長情報を
全て読み取った後、原稿を次の位置に移動させるための
ヌル区間で色補正処理が成されるようにした。無論、面
順次方式によりフィルタを切り換えることもできるが、
これは色補正のために1ペ−ジ分量の画像情報が貯蔵で
きるメモリを必要とするので非経済的である。本実施例
ではこのような特性を考慮した方法を具体的に提案し、
ここでフィルタの切り換えにより、読み取り画像の色相
情報と1ライン読み取り区間中の割り当てられた時間内
でそれぞれの処理がフィルタの移動とが完全な同期を成
すようにして、画質の劣化を防止し効率的に入力処理で
きるようにした。
【0077】
【発明の効果】前述したように、本発明による原稿読取
装置は、幾何学的に陰影歪曲が補正できるように色フィ
ルタとラインセンサを配置することにより簡単に陰影補
正の効果が達成できる。又、本発明による原稿読取装置
は、回転フィルタ或いは平板フィルタ等の色分割フィル
タに3色の色フィルタの組合せを複数個設けることによ
り、色分割フィルタの運動速度を高めなくても解像度を
容易に増加させ得る利点を有する。
【0078】更に、本発明による原稿読取装置は、回転
フィルタ或いは平板フィルタ等の色分割フィルタの一部
を切り取った領域に色フィルタを挿入することにより、
色分割フィルタでの屈折率を小さくして原稿の移送によ
る色位置エラーを減少させ得る長所を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の回転フィルタを示す図である。
【図2】従来の回転フィルタを利用した原稿読取装置の
構成を示す図である。
【図3】従来の原稿読取装置での回転フィルタとライン
センサとの配置を示す図である。
【図4】本実施例の原稿読取装置の構成を示す図であ
る。
【図5】図4に示した装置の要部を詳細に示す図であ
る。
【図6】図5に示した装置の画像読み取り動作を示すタ
イミング図である。
【図7】図5に示した回転フィルタとラインセンサとの
配置を示す図である。
【図8】図5に示した回転フィルタの他の実施例を示す
図である。
【図9】図5に示したフォトセンサの構造及び回転フィ
ルタの回転による動作を示す図である。
【図10】図5に示した回転フィルタの外観構造を示す
図である。
【図11】図10に示した回転フィルタの構造を詳細に
示す図である。
【図12】回転フィルタのチルトエラーに対する影響を
示す図である。
【図13】ラインセンサでの陰影歪曲現象の特性を示す
図である。
【図14】平板フィルタの実施例を示す図である。
【図15】図4に示した装置の回路構成を示すブロック
図である。
【図16】図15に示した同期信号発生部の詳細な構成
を示すブロック図である。
【図17】フィルタ溝位置検出信号と各種の信号とのタ
イミング関係を示すタイミング図である。
【図18】図15に示したアナログプロセッサの詳細な
構成を示すブロック図である。
【図19】図15に示した前処理部の詳細な構成を示す
ブロック図である。
【図20】階調補正特性を示すグラフ図である。
【図21】階調補正回路と階調補正ルックアップテーブ
ルとの構成を示す図である。
【図22】階調補正及び色補正の処理を示す流れ図であ
る。
【図23】階調補正及び色補正動作のタイミングを示す
タイミング図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G06F 15/64 320 D

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原稿面から反射または透過された光信号
    に基づいてカラー画像を読み取る原稿読取装置であっ
    て、 複数の色成分R,G,Bを有する光信号を発生し原稿面
    に照射する棒形の光源と、 前記原稿に対する前記光源の相対運動を制御する原稿移
    送手段と、 前記原稿面から反射または透過された光信号のそれぞれ
    の色成分に対応する1組の色フィルタを一定のパターン
    で配列し、前記原稿面から反射または透過された光信号
    をそれぞれの色信号に分解する色分解フィルタと、 前記色フィルタの中の1つを通じて分解された光信号を
    受光し、前記分解された光信号の強さに相応する電気信
    号を出力するラインセンサと、 前記色分解フィルタと前記ラインセンサとの相対的位置
    を調整し、前記色フィルタと前記ラインセンサが一定の
    順序により組み合わせられるようにする駆動手段とを具
    備し、 前記色フィルタの受光面は中央部から周辺部に行くほど
    幅が大きくなり、前記ラインセンサの長手の方向は前記
    受光面の長手の方向と平行に配置されることを特徴とす
    る原稿読取装置。
  2. 【請求項2】 前記色フィルタの受光面は、長手方向の
    少なくとも一側面以上が凹んだ曲線面であることを特徴
    とする請求項1記載の原稿読取装置。
  3. 【請求項3】 前記色フィルタは、定速度で回転する円
    板上で均等な分割角を有するパイ形領域中の1つを占有
    し、隣接する色フィルタの直線側面の間の角度が同一で
    あることを特徴とする請求項2記載の原稿読取装置。
  4. 【請求項4】 前記パイ形領域の数は、(1組の色フィ
    ルタ数+1)の整数倍であることを特徴とする請求項3
    記載の原稿読取装置。
  5. 【請求項5】 前記色分解フィルタは基準位置検出用の
    溝を有し、前記駆動手段は前記溝の位置を探す少なくと
    も1つ以上の溝検出センサを有することを特徴とする請
    求項4記載の原稿読取装置。
  6. 【請求項6】 前記原稿移送手段は、前記駆動手段と連
    動されて、前記色分解フィルタ中のパイ形領域中で前記
    色フィルタが占有していない領域が前記ラインセンサへ
    の光路を遮断すると、前記原稿を1ライン間隔ほど移送
    させることを特徴とする請求項5記載の原稿読取装置。
  7. 【請求項7】 前記色フィルタは、直線運動をする平板
    上に設けられ、隣接された色フィルタの直線側面の間に
    均等な距離が保たれることを特徴とする請求項1記載の
    原稿読取装置。
  8. 【請求項8】 前記駆動手段は、 前記溝検出センサにより前記基準位置検出用溝が感知さ
    れる時点に同期して、前記隣接された色フィルタの間の
    移動周期に相応する周期で上昇または下降するパルス信
    号を発生するタイマと、 前記タイマのパルス出力が入力され、2分周されたパル
    ス信号を出力する第1分周器と、 前記第1分周器のパルス出力が入力され、2分周された
    パルス信号を出力する第2分周器と、 前記第1分周器と第2分周器とから出力されるパルス信
    号に対応して、前記色フィルタを区分する信号を発生す
    るデコーダとを含むことを特徴とする請求項7記載の原
    稿読取装置。
  9. 【請求項9】 前記色フィルタは、色分解フィルタの切
    り取られた部分に挿入されていることを特徴とする請求
    項1記載の原稿読取装置。
  10. 【請求項10】 前記色分解フィルタは、 透明な基板層と、 前記基板層を切り取った部分に挿入される色フィルタと
    を具備し、 前記基板層の屈折率による色位置エラーを低減させるよ
    うにすることを特徴とする請求項1記載の原稿読取装
    置。
  11. 【請求項11】 少なくとも1組の色フィルタが配置さ
    れた色分解フィルタと、 前記色フィルタの中の1つの色フィルタを透過した光信
    号を光電変換して順次出力するラインセンサと、 前記色フィルタが前記光信号の経路を順次的に横切する
    ように前記色分解フィルタを駆動させるフィルタ駆動部
    と、 前記ラインセンサで順次的に発生する色信号をそれぞれ
    所定の増幅度で増幅し、色信号の間の色不均衡を補正す
    るアナログプロセッサと、 前記アナログプロセッサに接続され、色不均衡補正され
    た色信号を陰影補正して出力する前処理部と、 前記前処理部に接続され、陰影補正された色信号が入力
    されて階調補正された色信号を出力する階調補正部とを
    備えることを特徴とする原稿読取装置。
  12. 【請求項12】 前記階調補正部に接続され、階調補正
    された色信号を人間の視覚体系に適するように補正して
    出力する色補正部を更に具備することを特徴とする請求
    項11記載の原稿読取装置。
  13. 【請求項13】 前記アナログプロセッサは、 単一のアナログ増幅器と、 前記色分解フィルタに配置された色フィルタの個数に相
    応し、それぞれ前記色フィルタに適した前記増幅器の増
    幅利得を決定する複数の増幅利得決定器を具備する利得
    決定部と、 前記フィルタ駆動部の動作と連動され、前記増幅利得決
    定器を選択するマルチプレクサとを含むことを特徴とす
    る請求項11記載の原稿読取装置。
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