JP2001290215A - 表示装置 - Google Patents

表示装置

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JP2001290215A
JP2001290215A JP2000102502A JP2000102502A JP2001290215A JP 2001290215 A JP2001290215 A JP 2001290215A JP 2000102502 A JP2000102502 A JP 2000102502A JP 2000102502 A JP2000102502 A JP 2000102502A JP 2001290215 A JP2001290215 A JP 2001290215A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】色再現性を優先した表示の際の光量のばらつき
を防ぐと共に、明るさを優先した表示の際の色再現性を
重視した表示での明るさに対するアップ率のばらつきを
補正することが可能な表示装置を提供する。 【解決手段】光源1からの白色光を色分離手段DM1,
DM2によってR、G、Bの三色に分離し、前記色分離
された三色のそれぞれで対応する液晶表示素子8R、8
G、8Bを照明し、これらの表示素子で三色の光を変調
することにより、カラー画像を形成する表示装置であっ
て、前記色分離手段DM1,DM2が、それの傾斜方向
に移動可能な傾斜補正を施したダイクロイックミラーD
M1を含む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、表示装置、例えば
コンピューター画像やビデオ画像を大画面表示するのに
使用される投射型表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、画像処理などの分野において表示
装置の使用目的が多様化しており、このため使用目的に
合わせて最適な色純度、色バランス、照度等が得られる
表示装置が求められている。図24に、従来の投射型表
示装置の構成を示す。図24において、光源部1から射
出された白色光は、フライアイレンズ3、4、PS変換
素子5、コンデンサーレンズ6等を通過した後、ダイク
ロイックミラーDM1によって赤色帯域の光は透過し、
緑から青色帯域光は反射される。一般に光源としては、
ハロゲンランプ、メタルハライドランプ、超高圧水銀ラ
ンプ等が使用され、色分離・合成光学素子としては、ダ
イクロイックミラー、ダイクロイックプリズム等が使用
される。
【0003】図25(a)に示す分光透過率を示すダイ
クロイックミラーDM1を透過した赤色帯域光は全反射
ミラーM1によって光路を90度変え、フィールドレン
ズ7R、図25(c)に示す分光透過率を示すトリミン
グフィルターTRを介して液晶表示素子8Rに入射し、
ここで入力信号に応じて光変調される。光変調された光
は、ダイクロイックプリズム9に入射し、ダイクロイッ
クプリズム9で光路を90度変えて投射レンズ10に入
射する。
【0004】一方、ダイクロイックミラーDM1によっ
て反射され、光路を90度変えた緑〜青色帯域光は図2
5(b)に示す分光透過率を示すダイクロイックミラー
DM2に入射する。図25(b)より、ダイクロイック
ミラーDM2は緑色帯域光を反射する特性を有している
ため、ここで緑色帯域光は反射され、その光路を90度
変え、フィールドレンズ7G、図25(d)に示す分光
透過率を示すトリミングフィルターTGを介して液晶表
示素子8Gに入射し、ここで入力信号に応じて光変調さ
れる。光変調された緑色帯域光はダイクロイックプリズ
ム9、投射レンズ10の順に入射する。
【0005】ダイクロイックミラーDM2を透過した青
色帯域光は、フィールドレンズ7Bや全反射ミラーM
2、M3を介して、液晶表示素子8Bに入射し、ここで
入力信号に応じて光変調される。光変調された青色帯域
光は、ダイクロイックプリズム9に入射し、ダイクロイ
ックプリズム9で光路を90度変えて投射レンズに入射
する。 このように構成された従来の投射型表示装置に
おいて、各液晶表示素子のコントラストが十分高い場
合、赤色帯域光の色純度は光源光のスペクトル特性とダ
イクロイックミラーDM1とトリミングフィルターTR
の分光透過率とによって決定され、緑色帯域光の色純度
は光源光のスペクトル特性とダイクロイックミラーDM
1、DM2とトリミングフィルターTGの分光透過率に
よって決定され、青色帯域光の色純度は光源光のスペク
トル特性とダイクロイックミラーDM1、DM2の分光
透過率によって決定される。以上のように、従来の投射
型表示装置の構成では、最適な色バランス及び色純度が
得られるように各光学素子の設計がなされていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、投射型
表示装置の使用目的によっては、たとえ装置が大型にな
っても明るい表示が必要とされる場合、あるいは色純度
が低下しても明るい表示が必要とされる場合、または白
黒モードで色純度は必要ない場合など、様々な要求があ
る。これまでの投射型表示装置は、色純度を高めるため
に570nm〜600nmの波長の光をカットすること
で最適な色バランス及び色純度を得ていたが、多くのラ
ンプの場合、分光分布で580nm付近にピークが存在
する。そして、この付近の波長を使用すると、照度を向
上させることが可能となる。
【0007】このような例として、特開平07−072
450号公報に記載の投射型表示装置があげられる。こ
の公報の記載においては、分光特性の異なる光学素子を
光路中に有し、該光学素子を挿脱する機構を備えた投射
型表示装置が提案されている。これにより、明るさを優
先した表示又は色再現性を優先した表示を1台の装置で
実現できるが、光学素子を挿入し色再現性を優先した表
示にした場合、全波長域もしくは二色の波長領域の光が
該光学素子を透過し、またバンドカットフィルターであ
るために投影に必要な波長の透過率が低く、必要以上に
暗くなってしまうという問題があった。
【0008】この問題を解決するために、移動する第3
光学素子を赤または緑の波長域のみが透過するところに
置き、また光学素子としてエッジフィルターを用いるこ
とで、投影に必要な波長の透過率が高く、色再現性を優
先した表示の際の光量の低下をできるだけ小さくしてい
るものの例としてYAF2926があげられるが、この
場合、色再現性を優先した際の明るさおよび色味が赤色
帯域光と緑色帯域光を分けるダイクロイックミラーのカ
ット波長の製造上のばらつきによって変化してしまうと
いう問題が起こってしまう。また色再現性を優先した表
示の明るさのばらつきに伴って、明るさを優先させた際
の色再現性を優先した際に対する明るさのアップ率がば
らついてしまうという問題も同時に起こっていた。
【0009】これを詳しく説明すると、明るさを優先さ
せた表示の際での明るさの絶対値はランプそのものの明
るさがばらつかないと仮定するとランプの分光分布をそ
のまま利用するので一定である。しかし、色再現性を優
先させた場合の明るさは色純度を高めるためにカットす
る570nm〜600nmの光がダイクロイックミラー
のカット波長の製造上におけるばらつきによって、例え
ば565nm〜600nmや575nm〜600nmと
いう具合に変化してしまうため色再現性を優先した表示
の際の明るさおよび色味はばらついてしまう。それに伴
って明るさを優先させた際の色再現性を優先した際に対
する明るさのアップ率がばらついてしまうのである。
【0010】このようなダイクロイックミラーの生産上
でのカット波長のばらつきによる明るさおよび色味のば
らつきを、光軸に対して傾斜した方向にミラー面に平行
に移動する傾斜補正を施したダイクロイックミラーを用
いて押えた例として、特開平07−318883号公
報、特開平09−211449号公報があげられる。ど
ちらも特徴として色合成系に光軸に対して傾斜した方向
にミラー面に平行に移動する傾斜補正を施したダイクロ
イックミラーを設けて、それを光軸に対して傾斜した方
向にミラー面に平行に動かすことで軸上光線に対するカ
ット波長を設計値に近づけて明るさのばらつきを押さえ
ている。
【0011】特開平09−211449号公報では、赤
色波長帯と緑色波長帯を合成するダイクロイックミラー
に傾斜補正を施し、光軸に対して傾斜した方向にミラー
面に平行に移動する手段が設けてあるが、この構成だと
色再現性の調整や画面輝度の調整を行うためには、例え
ば、585nm以下は緑色波長帯、それ以上は赤色波長
帯というような光の利用方法がいちばん効率的である。
こうしておくことで例えば赤色波長領域の調整できる幅
が585〜615nmまで可能という具合に調整幅が広
がり、非常に効率的である。しかしながら色の純度を考
えた場合、570〜600nmの光は緑、赤色の純度を
落とす光であり、その波長帯を使用しなければならず好
ましくない。
【0012】また、色純度をあげるために色合成の中に
570〜600nmの光をカットするダイクロイックフ
ィルター等を使用すれば良いが、バンドカットフィルタ
ーであるため、投影に必要な波長の透過率が低く、必要
以上に暗くなってしまうという問題がある。色純度をあ
げる別の方法として色合成を行う以前にダイクロイック
フィルター等を各色ごとに設置するという方法が考えら
れるが、これでは色再現性や画面輝度の調整幅が小さく
なり好ましくない。
【0013】また、570〜600nmの光を赤波長領
域、もしくは緑色波長領域のどちらかのみに色合成をす
るまで使用し、色合成を行うダイクロイックミラーでそ
の波長領域の光を光路外に出すという方法でも色純度を
あげられるが、これでは色再現性や画面輝度の調整が単
色でしか行えず好ましくない。このような例が、特開平
07−318883号公報に記載されている。これによ
ると、赤色波長帯と緑色波長帯を合成するダイクロイッ
クミラーに傾斜補正を施し、光軸に対して傾斜する方向
にミラー面に平行に移動する手段を設けている。このダ
イクロイックミラーは透過光である赤色波長帯だけを補
正し、反射光である緑色波長帯に影響を与えない補正方
法となっており、実施例として赤色波長帯の色補正を行
っている。この場合、色純度は上がるが、補正する色が
1つに限定してしまうため好ましくない。
【0014】このように、光軸に対して傾斜した方向に
そのミラー面に平行に移動する傾斜補正を施したダイク
ロイックミラーを色合成系に設けた場合、赤、緑どちら
も補正できるようにすると、結果的に色純度を落とす等
の問題が発生する。また、色純度をあげようとすると投
影に必要な波長の透過率が低く必要以上に暗くなってし
まう、色再現性や画面輝度の調整幅が小さくなる等の問
題が発生するし、この問題を解決しようとすると、補正
する色が1つに限定してしまう等の問題が発生する。
【0015】そこで、本発明は、上記課題を解決するこ
とが可能な表示装置を提供することを目的とするもので
ある。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を達
成するため、つぎの(1)〜(13)のように構成した
表示装置を提供する。尚、「傾斜補正を施したダイクロ
イックミラー」はミラーの傾斜方向に沿って多層膜の膜
厚を変化させたダイクロイックミラーである。 (1)光源からの光を色分離手段によって互いに色が異
なる複数の光に分離し、少なくとも一つの表示素子によ
って、前記互いに色が異なる複数の光を変調することに
より、カラー画像を形成する表示装置であって、前記色
分離手段が、それが傾斜している方向に移動可能な傾斜
補正を施したダイクロイックミラーを備えていることを
特徴とする表示装置。 (2)前記色分離手段が、光源からの白色光を前記互い
に色が異なる複数の光としての赤、緑、青の各色の光に
分離する複数のダイクロイックミラーであることを特徴
とする上記(1)に記載の表示装置。 (3)前記表示素子が、前記複数の色の光のそれぞれに
対応させて配置してあり、該複数の色の光を変調する複
数の表示素子からの画像光を合成するためのダイクロイ
ックプリズムを有することを特徴とする上記(1)また
は上記(2)に記載の表示装置。 (4)前記ダイクロイックプリズムは、4個のプリズム
をそれぞれ接着剤により貼り合わせて波長選択反射層が
略十字状になるように構成されていることを特徴とする
上記(3)の表示装置。 (5)前記複数の色光のうちの少なくとも一つの光の色
の純度を変えることで相異なる複数種の表示形態を得る
手段を有することを特徴とする上記(1)〜(4)のい
ずれかに記載の表示装置。 (6)前記相異なる複数種の表示形態を得る手段が、前
記少なくとも一つの光の色の光路に対して光学素子を出
し入れしたり或いは光学素子の姿勢を変えたりすること
で、該少なくとも一つの光の色の純度を変える光学素子
によって構成されていることを特徴とする上記(5)に
記載の表示装置。 (7)前記光学素子が、前記色分離手段と前記ダイクロ
イックプリズムとの間に配されていることを特徴とする
上記(5)または上記(6)に記載の表示装置。 (8)前記光学素子が、エッジフィルタ又はバンドカッ
トフィルタであることを特徴とする上記(6)または上
記(7)に記載の表示装置。 (9)上記(1)〜(8)のいずれかに記載の表示装置
において、前記少なくとも1つの表示素子からの各色の
光を投射する手段を有することを特徴とする表示装置。 (10)画像表示素子と、画像表示素子を照射するため
の光源と、該光源からの光を少なくとも2つの色光に色
分離しそれぞれ画像表示素子に入射させるための少なく
とも一つの第1光学素子と、画像表示素子を射出したそ
れぞれの光を一つに合成する少なくとも一つの第2光学
素子と、前記第2の光学素子からの光が入射し画像表示
素子に表示される像を拡大投射するための光学系とを有
する、投射型表示装置において、前記第1光学素子と前
記第2光学素子の間の光路に対して、可視領域において
所定の波長以上の領域を透過するがそれ以下の領域を阻
止し、またはその逆の特性を持つ第3光学素子を挿脱可
能とした構成を備え、前記第1光学素子が、光軸に対す
る傾斜方向に平行に可動であることを特徴とする投射型
表示装置。 (11)前記第1光学素子が、それが傾斜している方向
に移動可能な傾斜補正を施したダイクロイックミラーで
あることを特徴とする上記(10)に記載の投射型表示
装置。 (12)前記第2光学素子は、4個のプリズムをそれぞ
れ接着剤により貼り合わせて波長選択反射層が略十字状
になるようにして形成されたダイクロイックプリズムで
あることを特徴とする上記(10)または上記(11)
に記載の投射型表示装置。 (13)前記第3光学素子が、エッジフィルタであるこ
とを特徴とする上記(10)〜(12)のいずれかに記
載の投射型表示装置。
【0017】
【発明の実施の形態】上記した構成を取り入れた本発明
の実施の形態においては、ある波長以上の領域を透過
し、それ以下の領域を阻止するまたはその逆の特性を持
つ第3光学素子を光路中に有し、該第3光学素子は挿脱
する機構を備えるようにすることで、明るさを優先した
表示又は色再現性を優先した表示を1台の装置で実現可
能とすることができ、また移動する光学素子としてエッ
ジフィルターを用いることで、投影に必要な波長の透過
率が高く、色再現性を優先した表示の際の光量の低下を
できるだけ小さくすることが可能となる。また、本発明
の実施の形態においては、この赤色帯域光と緑色帯域光
を分離する手段として光軸に対する傾斜方向に平行に可
動する傾斜補正を施したダイクロミラーを用いること
で、色再現性を優先した表示の際の明るさおよび色味の
ばらつきを補正し、同時に明るさを優先した表示の際の
色再現性を重視した表示での明るさに対するアップ率の
変化を補正することが可能となる。それに加えて、本発
明の実施の形態においては、光軸に対する傾斜方向に平
行に可動する傾斜補正を施したダイクロイックミラーを
色分解系に設けることで、特開平09−211449号
公報に記載の表示装置のように、585nm以下は緑色
波長帯、それ以上は赤色波長帯というような光の利用方
法で複数の色補正を行うようにしても、色純度をあげる
ためのダイクロイックフィルターとしては、色分解され
ている途中にエッジフィルターを用いればよく、投影に
必要な光が必要以上に暗くなってしまうことなしに色純
度をあげることが可能となる。
【0018】
【実施例】以下に、本発明の実施例について説明をす
る。 [実施例1]図1に本発明の実施例1による投射型表示
装置の詳細な構成を示し、図2に本実施例に使用する色
純度変更のために挿脱する第3光学素子11の分光透過
率を示し、図3にダイクロイックミラーDM1とダイク
ロイックミラーDM2の中央部の分光透過率を示す。本
第3光学素子はエッジフィルターである。第3光学素子
はバンドカットフィルターでも良い。これらの分光透過
率は、ある超高圧水銀ランプを使用した場合の設計例で
ある。但し、これらの数値はあくまでも一例に過ぎず、
これらの値に限定されるものではない。光源の種類に応
じて種々の値を設定することができる。
【0019】図3(a)に示す分光透過率を示すダイク
ロイックミラーDM1を透過した赤色帯域光は全反射ミ
ラーM1によって光路を90度変え、フィールドレンズ
7Rを介し、第3光学素子11が光路中にある場合は第
3光学素子11を透過し、液晶表示素子8Rに入射す
る。第3光学素子11が光路中にない場合は光はフィー
ルドレンズ7Rを介し直接液晶表示素子8Rに入射す
る。ここで入力信号に応じて光変調される。光変調され
た光は、ダイクロイックプリズム9に入射し、ダイクロ
イックプリズム9で光路を90度変えて投射レンズ10
に入射する。
【0020】一方、ダイクロイックミラーDM1によっ
て反射され、光路を90度変えた緑〜青色帯域光は図3
(b)に示す分光透過率を示すダイクロイックミラーD
M2に入射する。図3(b)より、ダイクロイックミラ
ーDM2は緑色帯域光Gを反射する特性を有しているた
め、ここで緑色帯域光は反射され、その光路を90度変
え、フィールドレンズ7Gを介して液晶表示素子8Gに
入射し、ここで入力信号に応じて光変調される。光変調
された緑色帯域光はダイクロイックプリズム9、投射レ
ンズ10の順に入射する。
【0021】ダイクロイックミラーDM2を透過した青
色帯域光は、フィールドレンズや全反射ミラーを介し
て、液晶表示素子8Bに入射し、ここで入力信号に応じ
て光変調される。光変調された青色帯域光は、ダイクロ
イックプリズム9に入射し、ダイクロイックプリズム9
で光路を90度変えて投射レンズ10に入射する。ここ
で、第3光学素子11が照射光路中に挿入されていない
場合、DM1,DM2のカット波長によって決定される
色純度は、ビデオ表示において必要な色純度よりも低い
が、明るい表示となり、例えば会社や学校等でのプレゼ
ンテーションなどには十分な色純度に設定されている。
【0022】そこで、ビデオ表示など色純度の高い高品
質な表示が必要な場合には、第3光学素子11を照射光
路中に挿入する。第3光学素子11を照射光路中に挿入
すると、約570〜600nmの帯域光が液晶表示素子
8側へは射出されなくなり、緑色帯域表示光として約5
10〜570nmの光が利用され、赤色帯域表示光とし
て約600nm以上の投射光が利用される。
【0023】図4に、第3光学素子11の挿入時及び未
挿入時におけるスペクトル特性を示す。このように第3
光学素子11を照射光路中に挿入し、570nm〜60
0nmの光をカットすることで色純度を向上させること
ができる。しかし、一般に色純度を低下させる光を遮断
すると色純度は向上するものの、光量が低下してしま
う。上記第3光学素子11の場合、光量を大幅に低下さ
せずに色純度及び色バランスを確保できるようにカット
帯域及び透過率を設定している。
【0024】次に、傾斜補正を施した可動のダイクロイ
ックミラーDM1の移動について説明する。図1の可動
のダイクロイックミラーのDM1の傾斜補正特性を表わ
した図を図5に示す。これは各地点での入射角45°で
の波長分光特性を示す。今、このダイクロイックミラー
のDM1の中央部でのカット波長は570nmに設定さ
れているが、これが製造誤差で580nmになった場合
における第3光学素子11の挿入時及び未挿入時におけ
るスペクトル特性を図6に示す。
【0025】図6を図4と比較すると明るさを優先した
場合(色純度変更用の第3光学素子11が未挿入の場
合)のスペクトル分布は同じで明るさは同じであるが、
色再現性を重視した場合(第3光学素子11が挿入され
ている場合)では570〜580nmの光を使用してお
り明るくなってしまう。同時に色再現性が悪くなってし
まう。逆に傾斜補正を施したダイクロイックミラーDM
1の中央部のカット波長が560nmになってしまった
場合、明るさを優先した表示の際での明るさのアップ率
が上がるが、色再現性を重視した表示(第3光学素子1
1が挿入されている場合)で560〜570nmの光を
使用しないため暗くなってしまう。この時のスペクトル
分布を図7に示す。
【0026】このような製造誤差によって軸上光線に対
するカット波長のばらつきによる明るさのばらつきの補
正方法について説明する。液晶表示素子8の中央部と周
辺部を照明する主光線の光路図を図8に示す。図8のa
は液晶表示素子8の中央部(A)、b、cは液晶表示素
子の周辺部(B)、(C)を照射する光の主光線がダイ
クロイックミラーDM1を通過する位置を示す。ダイク
ロイックミラーDM1を透過する光が液晶表示素子の中
央部を照射する光(図8a)はダイクロイックミラーに
θの角度で入射するとすると、端部を照射する光(図8
b)はθ−α(α>0)、bとは反対の端部(図8c)
ではθ+αの角度を有する。
【0027】ダイクロイックミラーDM1は赤色波長領
域を透過させ残りの色の波長領域を反射するミラーであ
り、a点でのカット波長を570nmとして説明する
と、もしミラーDM1が傾斜補正されたものでなく、ダ
イクロイックミラーのカット波長が全面均一とするとc
点では入射角がa点よりも大きいためにカット波長が短
波長側により、逆にb点ではカット波長が長波長側によ
ってしまい、これがそのまま色むらとなってスクリーン
上に投影されてしまう。この色むらを除くため、その傾
斜方向に沿って光線入射角が変化する、ダイクロイック
ミラーの誘電体多層膜をカット波長の補正量に応じて膜
厚を変化させて設けて「傾斜補正を施したダイクロイッ
クミラー」にし、図9のように、a点における光の入射
角θでの各点でのカット波長にずらすことで入射角の違
いによるカット波長の差を吸収し、スクリーン上の各位
置で赤一色の投影画像が得られるように補正する。この
多層膜への傾斜補正を利用して、ダイクロイックミラー
の製造誤差によって中央部のカット波長が設計値よりも
長波長側に寄った場合には、図5のの方向に動かして
e寄りの地点が光軸中心になるようにする。また逆に中
央部のカット波長が設計値よりも短波長側に寄った場合
には、図5のの方向に動かしてf寄りの地点が光軸中
心になるようにする。このように軸上光線(光軸上を伝
播する光線)に対するカット波長を設計値に近づけるこ
とによって、色再現性を優先した表示の際の光量のばら
つきを防ぐと共に、明るさを優先した表示の際の色再現
性を重視した表示での明るさに対するアップ率のばらつ
きを補正することが可能になる。なお、傾斜補正を施し
た可動のダイクロイックミラーや色純度を変えるための
第3光学素子11の移動は手動で行うことも、動力発生
機および動力伝達機を組み合わせて構成することも可能
である。また、本発明は、第3光学素子11のない、色
分解系に傾斜補正を施した、可動のダイクロイックミラ
ーを有する投射型表示装置も包含している。
【0028】[実施例2]図10に本発明の実施例2の
詳細な構成を示す。これは実施例1の色分解系における
傾斜補正を施した可動のDM1の波長分光特性を図12
(a)のように変えたもので、このことによって緑色波
長帯の液晶表示素子の直前に色純度変更用の第3光学素
子21を設置したものである。第3光学素子21は傾斜
補正を施したダイクロイックミラーDM1から緑色波長
帯の液晶表示素子の間であればどこにおいても構わな
い。この第3光学素子21の挿脱に関することは実施例
1と同様であるので説明は省略する。図11に本実施例
2に使用する第3光学素子21の分光透過率を示し、図
12にダイクロイックミラーDM1,DM2の中央部の
分光透過率を示す。第3光学素子21はエッジフィルタ
ーである。
【0029】傾斜補正を施したダイクロイックミラーD
M1の移動について説明する。図10の可動ダイクロイ
ックミラーDM1の傾斜補正特性を表わした図を図13
に示す。これは各地点での入射角45°での波長分光特
性を示す。今、可動ダイクロイックミラーDM1の中央
部でのカット波長は600nmに設定されているが、こ
れが製造誤差で590nmになった場合における色純度
変更用の第3光学素子21の挿入時及び未挿入時におけ
るスペクトル特性を図14に示す。
【0030】図14と図4を比較すると明るさを優先し
た場合(色純度変更用の第3光学素子21が未挿入の場
合)のスペクトル分布は同じで明るさは同じであるが、
色再現性を重視した場合(第3光学素子21が挿入され
ている場合)では590〜600nmの光を使用してお
り明るくなってしまう。同時に色再現性が悪くなってし
まう。逆に傾斜補正を施したダイクロイックミラーDM
1の中央部のカット波長が610nmになってしまった
場合のスペクトル分布を図15に示す。この時、明るさ
を優先した表示の際での明るさのアップ率が上がるが、
色再現性を重視した表示(第3光学素子21が挿入され
ている場合)では600〜610nmの光を使用しない
ため暗くなってしまう。
【0031】そこで製造誤差によって傾斜補正を施した
ダイクロイックミラーDM1の中央部のカット波長が設
計値よりも長波長側に寄った場合には、ミラーを傾斜さ
せている方向に沿った図13のの向きに動かして図1
3のh寄りの地点が光軸中心になるようにする。また逆
に傾斜補正を施したダイクロイックミラーDM1の中央
部のカット波長が設計値よりも短波長側に寄った場合に
は、ミラーを傾斜させている方向に沿った図13のの
向きに動かして図13のi寄りの地点が光軸中心になる
ようにする。このようにして軸上光線に対するカット波
長を設計値に近づけることによって、色再現性を重視し
た表示の際の光量の低下を防ぐと共に、色再現性の劣化
を防ぐことができる。なお、傾斜補正を施した可動のダ
イクロイックミラーや色純度を変えるための第3光学素
子21の移動は手動で行うことも、動力発生機および動
力伝達機を組み合わせて構成することも可能である。ま
た、本発明は、第3光学素子21のない、色分解系に傾
斜補正を施した、可動のダイクロイックミラーを有する
投射型表示装置も包含している。
【0032】[実施例3]図16に本発明の実施例3の
詳細な構成を示す。また、本実施例3に使用する色純度
変更用の第3光学素子31の分光透過率を図17に、ダ
イクロイックミラーDM1とダイクロイックミラーDM
2の中央部の分光透過率を図18に示す。図19は本実
施例のダイクロイックミラーDM2の傾斜補正特性を表
わしている。第3光学素子31はエッジフィルターであ
る。実施例3は、実施例1の赤色波長帯と青色波長帯の
光路を逆にし、ダイクロイックミラーDM2を傾斜補正
を施した可動ミラーとしたものである。色純度変更用の
第3光学素子31の挿脱、傾斜補正を施したダイクロイ
ックミラーDM2の動きについては実施例1と同様であ
るので説明は省略する。ダイクロイックミラーDM2の
傾斜補正および傾斜方向への移動については本実施例3
のように緑、赤分離のダイクロイックミラーに限定され
るものではなく、緑と赤、青分離のダイクロイックミラ
ーDM1にも同様の傾斜補正と傾斜方向への移動を実施
しても良い。ダイクロイックミラーDMの分光波長特性
はこれらに限定されるものではなく、またこの特性に応
じて色純度変更用の第3光学素子31を複数枚使用して
も構わない。又、挿脱の際の第3光学素子の動作方向
(移動方向)はこれらに限定されるものではない。な
お、傾斜補正を施した可動のダイクロイックミラーや色
純度を変えるための第3光学素子31の移動は手動で行
うことも、動力発生機および動力伝達機を組み合わせて
構成することも可能である。また、本発明は、第3光学
素子31のない、色分解系に傾斜補正を施した、可動の
ダイクロイックミラーを有する投射型表示装置も包含し
ている。
【0033】[実施例4]図20に本発明の実施例4の
詳細な構成を示す。また、本実施例4に使用する第3光
学素子41の分光透過率を図21に、ダイクロイックミ
ラーDM1とダイクロイックミラーDM2の中央部の分
光透過率を図22に示す。図23は本実施例の傾斜補正
を施した可動のダイクロイックミラーDM2の傾斜補正
特性を表わしている。第3光学素子41はエッジフィル
ターである。本実施例は、実施例2の赤色波長帯と青色
波長帯の光路を逆にしたものである。色純度変更用の第
3光学素子41の挿脱、傾斜補正を施したダイクロイッ
クミラーDM2の動きについては実施例2と同様である
ので説明は省略する。ダイクロイックミラーDM2の傾
斜補正および傾斜方向への移動については本実施例4の
ように緑、赤分離のダイクロイックミラーDM2に限定
されるものではなく、緑と赤、青分離のダイクロイック
ミラーDM1にも同様の傾斜補正と傾斜方向への移動を
実施しても良い。ダイクロイックミラーDM1の分光波
長特性はこれらに限定されるものではなく、またこの特
性に応じて色純度変更用の第3光学素子41を複数枚使
用しても構わない。又、挿脱の際の第3光学素子の動作
方向(移動方向)はこれらに限定されるものではない。
なお、傾斜補正を施したダイクロイックミラーDM2、
色純度補正用の第3光学素子41の移動は手動で行うこ
とも、動力発生機および動力伝達機を組み合わせて構成
することも可能である。また、本発明は、第3光学素子
41のない、色分解系に傾斜補正を施した可動のダイク
ロイックミラーを有する投射型表示装置も包含する。以
上説明した表示装置は、表示素子として液晶パネルを用
いるものであったが、本発明に用いる表示素子は、液晶
タイプに限定されず、搖動可能な微小ミラーや変形又は
変形可能な微小ミラーを一次元や二次元で並べた反射型
の表示素子を用いることができる。この反射型の表示素
子を用いる場合、光学系は、上記各実施例のものと異な
っているがここでは説明しない。又、色合成光学系とし
ては、図示したクロスダイクロイックプリズムではな
く、他のタイプのダイクロイックプリズムやダイクロイ
ックミラーを複数枚平行に並べたものなどが用いられ
る。また、R、G、B各色の表示素子のそれぞれに対応
する色光を入射させるのではなく、一枚の、但し内部に
R、G、B各色用の画素群が設定されたマイクロレンズ
アレイ付き液晶パネルに対しR、G、Bの各色の光を互
いに異なる方向から入射させてもいい。この場合色合成
系は不要である。又、色純度を変更する第3の光学素子
としては、エッジフィルターではなくバンドカットフィ
ルターも使える。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1の構成を示す図。
【図2】本発明の実施例1の第3光学素子の波長分光特
性を示す図。
【図3】本発明の実施例1のダイクロイックミラーの波
長分光特性を示す図。
【図4】第3光学素子が光路中に挿入されている時及び
挿入されていない時のスペクトル分布を示す図。
【図5】実施例1における液晶表示部の中央部、周辺部
を照射する光のダイクロイックミラーDM1近辺の光路
図およびダイクロイックミラーDM1の傾斜補正特性を
示す図。
【図6】実施例1におけるダイクロイックミラーDM1
のカット波長が580nmになった時のスぺクトル分布
を示す図。
【図7】実施例1におけるダイクロイックミラーDM1
のカット波長が560nmになった時のスぺクトル分布
を示す図。
【図8】一般的な液晶表示部の中央部、周辺部を照射す
る光の光路図。
【図9】ダイクロイックミラーの傾斜補正特性を示す
図。
【図10】本発明の実施例2の構成を示す図。
【図11】本発明の実施例2の第3光学素子の波長分光
特性を示す図。
【図12】本発明の実施例2のダイクロイックミラーの
波長分光特性を示す図。
【図13】実施例2における液晶表示部の中央部、周辺
部を照射する光のダイクロイックミラーDM1近辺の光
路図およびダイクロイックミラーDM1の傾斜補正特性
を示す図。
【図14】実施例2におけるダイクロイックミラーDM
1のカット波長が590nmになった時のスぺクトル分
布を示す図。
【図15】実施例2におけるダイクロイックミラーDM
1のカット波長が610nmになった時のスぺクトル分
布を示す図。
【図16】本発明の実施例3の構成を示す図。
【図17】本発明の実施例3の第3光学素子の波長分光
特性を示す図。
【図18】本発明の実施例3のダイクロイックミラーの
波長分光特性を示す図。
【図19】実施例3における液晶表示部の中央部、周辺
部を照射する光のダイクロイックミラーDM2近辺の光
路図およびダイクロイックミラーDM2の傾斜補正特性
を示す図。
【図20】本発明の実施例4の構成を示す図。
【図21】本発明の実施例4の第3光学素子の波長分光
特性を示す図。
【図22】本発明の実施例4のダイクロイックミラーの
波長分光特性を示す図。
【図23】実施例4における液晶表示部の中央部、周辺
部を照射する光のダイクロイックミラーDM2近辺の光
路図およびダイクロイックミラーDM2の傾斜補正特性
を示す図。
【図24】従来の投影型表示装置の構成を示す図。
【図25】従来の投影型表示装置のダイクロイックミラ
ー、トリミングフィルターの波長分光特性を示す図。
【符号の説明】
1:光源 2:リフレクター 3:第一フライアイレンズ 4:第二フライアイレンズ 5:PS変換素子 6:コンデンサーレンズ 7:フィールドレンズ 8:液晶表示装置 9:ダイクロイックプリスム 10:投射レンズ 11:コンデンサーレンズ 12:リレーレンズ DM:ダイクロイックミラー M:ミラー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H088 EA15 HA13 HA18 HA21 HA24 HA25 HA28 MA05 MA06 5C060 BA04 BA09 BC05 GA02 HC10 HC11 HC12 HC20 HC22 HC24 JA13 JA18 5G435 AA03 AA04 BB12 BB17 CC12 DD02 DD05 FF03 GG01 GG02 GG03 GG04 GG08 GG11 GG28

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】光源からの光を色分離手段によって互いに
    色が異なる複数の光に分離し、少なくとも一つの表示素
    子によって、前記互いに色が異なる複数の光を変調する
    ことにより、カラー画像を形成する表示装置であって、 前記色分離手段が、それが傾斜している方向に移動可能
    な傾斜補正を施したダイクロイックミラーを備えている
    ことを特徴とする表示装置。
  2. 【請求項2】前記色分離手段が、光源からの白色光を前
    記互いに色が異なる複数の光としての赤、緑、青の各色
    の光に分離する複数のダイクロイックミラーであること
    を特徴とする請求項1に記載の表示装置。
  3. 【請求項3】前記表示素子が、前記複数の色の光のそれ
    ぞれに対応させて配置してあり、該複数の色の光を変調
    する複数の表示素子からの画像光を合成するためのダイ
    クロイックプリズムを有することを特徴とする請求項1
    または請求項2に記載の表示装置。
  4. 【請求項4】前記ダイクロイックプリズムは、4個のプ
    リズムをそれぞれ接着剤により貼り合わせて波長選択反
    射層が略十字状になるように構成されていることを特徴
    とする請求項3の表示装置。
  5. 【請求項5】前記複数の色光のうちの少なくとも一つの
    光の色の純度を変えることで相異なる複数種の表示形態
    を得る手段を有することを特徴とする請求項1〜4のい
    ずれか1項に記載の表示装置。
  6. 【請求項6】前記相異なる複数種の表示形態を得る手段
    が、前記少なくとも一つの光の色の光路に対して光学素
    子を出し入れしたり或いは光学素子の姿勢を変えたりす
    ることで、該少なくとも一つの光の色の純度を変える光
    学素子によって構成されていることを特徴とする請求項
    5に記載の表示装置。
  7. 【請求項7】前記光学素子が、前記色分離手段と前記ダ
    イクロイックプリズムとの間に配されていることを特徴
    とする請求項5または請求項6に記載の表示装置。
  8. 【請求項8】前記光学素子が、エッジフィルタ又はバン
    ドカットフィルタであることを特徴とする請求項6また
    は請求項7に記載の表示装置。
  9. 【請求項9】請求項1〜8のいずれか1項に記載の表示
    装置において、前記少なくとも1つの表示素子からの各
    色の光を投射する手段を有することを特徴とする表示装
    置。
  10. 【請求項10】画像表示素子と、画像表示素子を照射す
    るための光源と、該光源からの光を少なくとも2つの色
    光に色分離しそれぞれ画像表示素子に入射させるための
    少なくとも一つの第1光学素子と、画像表示素子を射出
    したそれぞれの光を一つに合成する少なくとも一つの第
    2光学素子と、前記第2の光学素子からの光が入射し画
    像表示素子に表示される像を拡大投射するための光学系
    とを有する、投射型表示装置において、 前記第1光学素子と前記第2光学素子の間の光路に対し
    て、可視領域において所定の波長以上の領域を透過する
    がそれ以下の領域を阻止し、またはその逆の特性を持つ
    第3光学素子を挿脱可能とした構成を備え、 前記第1光学素子が、光軸に対する傾斜方向に平行に可
    動であることを特徴とする投射型表示装置。
  11. 【請求項11】前記第1光学素子が、それが傾斜してい
    る方向に移動可能な傾斜補正を施したダイクロイックミ
    ラーであることを特徴とする請求項10に記載の投射型
    表示装置。
  12. 【請求項12】前記第2光学素子は、4個のプリズムを
    それぞれ接着剤により貼り合わせて波長選択反射層が略
    十字状になるようにして形成されたダイクロイックプリ
    ズムであることを特徴とする請求項10または請求項1
    1に記載の投射型表示装置。
  13. 【請求項13】前記第3光学素子が、エッジフィルタで
    あることを特徴とする請求項10〜12のいずれか1項
    に記載の投射型表示装置。
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