JP2001092419A - 表示装置 - Google Patents

表示装置

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JP2001092419A
JP2001092419A JP26813899A JP26813899A JP2001092419A JP 2001092419 A JP2001092419 A JP 2001092419A JP 26813899 A JP26813899 A JP 26813899A JP 26813899 A JP26813899 A JP 26813899A JP 2001092419 A JP2001092419 A JP 2001092419A
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Atsushi Okuyama
奥山  敦
Hiroyuki Kodama
浩幸 児玉
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Canon Inc
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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N9/00Details of colour television systems
    • H04N9/12Picture reproducers
    • H04N9/31Projection devices for colour picture display, e.g. using electronic spatial light modulators [ESLM]
    • H04N9/3179Video signal processing therefor
    • H04N9/3182Colour adjustment, e.g. white balance, shading or gamut

Abstract

(57)【要約】 【課題】色再現領域を重視した状態と明るさを重視した
状態の双方を実現するようにし表示装置、中でも投射型
表示装置において、利用者の使用状況により、より最適
な画像表示を可能にする。 【解決手段】一つ又は複数個の表示素子により互いに色
が異なる複数の光を変調することによりカラー画像を形
成する表示装置であって、前記複数の光のうちの少なく
とも一つの色の光の光路に対して波長選択素子を出し入
れしたり或いは波長選択素子の姿勢を変えたりすること
で該少なくとも一つの光の色の純度を変える手段と、前
記少なくとも一つの光色の光路に対する前記波長選択素
子があるや否や、或いは前記少なくとも一つの光色の光
路での前記波長選択素子の姿勢、を知らしめる手段とを
有する構成とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、表示装置、例えば
コンピューター画像やビデオ画像を大画面表示するのに
使用される投射型表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、コンピューターを用いたプレゼン
テーションにおいてコンピューターの画像を表示する投
射型表示装置の使用目的が多様化しており、使用目的に
合わせて最適な色純度、色バランス、照度等が得られる
投射型表示装置が求められている。従来の投射型表示装
置の一つは、図8に示されるような構成を有している。
図8において、光源部101から射出された白色光は、
リフレクター102によって集光され、フライアイレン
ズ103,104、偏光変換素子105、集光レンズ1
06を通過した後、ミラーM1をへて、ダイクロミラー
DM1,DM2によりRGBの色光に分離され、コンデ
ンサーレンズ107G,107B及びリレーレンズ系1
07Rを透過し、ダイクロフィルターDF(G)、DF
(R)を透過し、画像表示素子108R,108G,1
08Bを透過し、ダイクロプリズムDPによりRGBの
各色光がひとつに合成されて投射レンズ109によりス
クリーン(不図示)などに画像表示素子に表示された画
像が拡大投射される。
【0003】光源としては、メタルハライドランプ、水
銀ランプ等の放電ランプが使用される。図9に白色光源
の分光分布の例を示す。図9に示すように一般に白色光
源は400nm〜700nmの可視光の波長領域におい
て連続的な強度分布を有する。図8に示したような投射
型表示装置においては色分解系において、この白色光を
RGBの色光に分離することとなる。このとき570n
m〜600nmの波長領域の光の成分を緑(G)の色光
の成分に取り込むと緑が黄色になってしまい緑の純色を
表現しにくくなる。また、570nm〜600nmの波
長領域の光の成分を赤(R)の色光の成分に取り込むと
赤がオレンジ色になってしまい赤の純色を表現しにくく
なる。このため投射型表示装置の照明系においてダイク
ロミラーDM1,DM2のほかにダイクロフィルターな
どを画像表示素子の入射側に設けて570nm〜600
nmの波長領域の光を除去し、570nm〜600nm
の波長領域の光の成分は、色分解系において画像表示素
子に到達しないように構成している。図10に570n
m〜600nmを除去したときのダイクロプリズムDP
で合成した白色光の分光分布を示す。
【0004】図8の構成で、ダイクロミラーDM1,D
M2の分光透過率を図11、図12とし、RGの画像表
示装置の入射側にそれぞれダイクロフィルターDF
(R),DF(G)を設けて570nm〜600nmの
波長領域の光を除去したときのダイクロフィルターDF
(G),DF(R)の分光透過率を図13、図14に示
す。ここで、ダイクロフィルターDF(R),DF
(G)の少なくとも一方を光路に対して挿脱可能に配置
し、ダイクロイックフィルターの無い状態でカラー画像
の表示も行なえるようにする技術があり、ダイクロイッ
クフィルタの挿脱によりそれに対応する色の純度を変化
させて光量を変えることにより一つの投射型表示装置に
おいて、色純度優先(色再現優先)の表示(通常のモー
ド)形態と明るさ優先の表示形態とを選択することがで
きる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記ダ
イクロイックフィルターの挿脱によりそれに対応する色
の純度を変化させて光量を変えるように構成したものに
おいても、つぎのような点に問題を有している。 1.投射型表示装置のある利用者が前記ダイクロイック
フィルターを光路から挿脱操作をしたときには、この利
用者には装置の投影状態が色純度優先なのか、明るさ優
先なのかを認識できるものの、この利用者が挿脱操作を
行った後、別の利用者が投射型表示装置を使用した時で
あってとき色純度を優先しているか明るさを優先してい
るかが判別しづらい画像が表示されている場合は、別の
利用者の本来の使用目的と異なった状態で使用してしま
うことが考えられる。 2.ダイクロイックフィルターを光路中から脱着した時
(光路の外に待機させた時)にはダイクロイックフィル
ターが光路にある場合よりも画像表示素子に入射する光
の量が増大するために画像表示素子の前後に設けられた
偏光板で発生する熱量も大幅に増大してしまい画像表示
素子近傍の温度が上昇し、画像表示素子や偏光板の特性
に好ましく無い影響を与える場合がある。
【0006】そこで、本発明は、上記課題1,2を別々
に、或いは同時に解決し得る表示装置を提供することを
目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を達
成するために、つぎの(1)〜(21)の表示装置を提
供する。 (1)一つ又は複数個の表示素子により互いに色が異な
る複数の色の光を変調することによりカラー画像を形成
する表示装置であって、前記複数の光色のうちの少なく
とも一つの光の色の純度を変えることで相異なる複数種
の表示形態を得る手段と、前記表示形態についての情報
を供給する手段とを有することを特徴とする表示装置。 (2) 一つ又は複数個の表示素子により互いに色が異
なる複数の色の光を変調することによりカラー画像を形
成する表示装置であって、前記複数の色のうちの少なく
とも一つの光の色の光路に対して波長選択素子を出し入
れしたり或いは波長選択素子の姿勢を変えたりすること
で該少なくとも一つの光の色の純度を変える手段と、前
記少なくとも一つの光色の光路に対する前記波長選択素
子があるや否や、或いは前記少なくとも一つの光色の光
路での前記波長選択素子の姿勢、を知らしめる手段とを
有することを特徴とする表示装置。 (3)前記知らしめる手段は、LEDや液晶素子などで
構成された表示手段を含むことを特徴とする(2)に記
載の表示装置。 (4)一つ又は複数個の表示素子により光を変調するこ
とにより画像を形成する表示装置であって、前記表示素
子を冷却する冷却手段と、前記冷却手段の冷却能力を変
化させる手段とを有することを特徴とする表示装置。 (5)一つ又は複数個の表示素子により光を変調するこ
とにより画像を形成する表示装置であって、前記表示素
子を冷却する冷却手段と、前記表示素子の一つ又は複数
に入射する光の量を変化させる手段とを有し、前記光の
量の変化に応じて前記表示素子の一つ又は複数に対する
前記冷却手段の冷却能力を変化させることを特徴とする
表示装置。 (6)一つ又は複数個の表示素子により互いに色が異な
る複数の光を変調することによりカラー画像を形成する
表示装置であって、前記表示素子を冷却する冷却手段
と、前記複数の光のうちの少なくとも一つの光の色の純
度を変化させることで複数種の表示形態を得る手段とを
有し、前記少なくとも一つの色の純度の変化に応じて前
記少なくとも一つの色の光を変調する前記表示素子に対
する前記冷却手段の冷却能力を変化させることを特徴と
する表示装置。 (7)一つ又は複数個の表示素子により互いに色が異な
る複数の光を変調することによりカラー画像を形成する
表示装置であって、前記表示素子を冷却する冷却手段
と、前記複数の光のうちの少なくとも一つの光の光路に
対して波長選択素子を出し入れしたり或いは波長選択素
子の姿勢を変えたりすることで該少なくとも一つの光の
色の純度を変える手段と、前記少なくとも一つの光色の
光路に対する前記波長選択素子があるや否や、或いは前
記少なくとも一つの光色の光路での前記波長選択素子の
姿勢の変化、に応じて前記少なくとも一つの光を変調す
る前記表示素子に対する前記冷却手段の冷却能力を変化
させることを特徴とする表示装置。 (8)前記冷却手段は空冷式の手段であり、前記冷却能
力の変化は前記表示素子に対する風量の変化であること
を特徴とする(3)、(4)、(5)、(6)または
(7)に記載の表示装置。 (9)前記冷却手段は水冷式の手段であり、前記冷却能
力の変化は前記表示素子に対する流量の変化であること
を特徴とする(3)、(4)、(5)、(6)または
(7)に記載の表示装置。 (10)一つ又は複数個の表示素子により互いに色が異
なる複数の光を変調することによりカラー画像を形成す
る表示装置であって、前記表示素子を空冷する空冷手段
と、前記複数の光のうちの少なくとも一つの光の光路に
対して波長選択素子を出し入れしたり或いは波長選択素
子の姿勢を変えたりすることで該少なくとも一つの光の
色の純度を変える手段と、前記少なくとも一つの色の光
路に対する前記波長選択素子の位置または姿勢を知らし
める手段とを有し、前記少なくとも一つの光色の光路に
対する前記波長選択素子があるや否や、或いは前記少な
くとも一つの光色の光路での前記波長選択素子の姿勢、
に応じて前記少なくとも一つの色の光を変調する前記表
示素子に対する前記空冷手段の風量を変化させることを
特徴とする表示装置。 (11)前記知らしめる手段は、前記波長選択素子が前
記少なくとも一つ色の光路中にあるか又は所定の姿勢に
成っていることを検知し、ランプを点灯する手段を備え
ることを特徴とする(2)、(3)または(10)に記
載の表示装置。 (12)前記波長選択素子は、可視領域のうちの所定の
波長以上の領域は通過するがそれ以下の領域を阻止する
か、前記可視領域のうちの所定の波長以下の領域は通過
するがそれ以上の領域を阻止する素子であることを特徴
とする(2)、(3)、(7)、(10)または(1
1)の表示装置。 (13)前記波長選択素子は、エッジフィルタまたはバ
ンドパスフィルタまたはバンドカットフィルタであるこ
とを特徴とする (2)、(3)、(7)、(10)ま
たは(11)の表示装置。 (14)光源からの白色光を前記互いに色が異なる複数
の光としての赤、緑、青の各色の光に分離する複数のダ
イクロイックミラーを有することを特徴とする(1)〜
(13)のいずれかに記載の表示装置。 (15)前記表示素子が前記赤、緑、青の各色の光のそ
れぞに対応させて配置してあり、該赤、緑、青の各色の
光を変調する複数の表示素子からの画像光を合成するた
めの複数のダイクロイックミラーを有することを特徴と
する(14)に記載の表示装置。 (16)前記表示素子は前記赤、緑、青の各色の光のそ
れぞに対応する3つの画素群と該3つの画素群のそれぞ
れに対応する色の光を集光するマイクロレンズアレイと
を有するものであることを特徴とする(14)に記載の
表示装置。 (17)前記表示素子の表示部の像をスクリーンや壁に
投影する投影レンズを有することを特徴とする(1)〜
(16)のいずれかの表示装置。 (18)画像表示素子と画像表示素子を照射するための
光源と該光源からの光を少なくとも2つの色光に色分離
しそれぞれ画像表示素子に入射させるための少なくとも
一つの第1光学素子と、画像表示素子を射出したそれぞ
れの光を一つに合成する少なくとも一つの第2光学素子
と、前記第2の光学素子からの光が入射し画像表示素子
に表示される像を拡大投射するためのレンズとを有す
る、投射型表示装置において、前記第1光学素子と前記
第2光学素子の間の光路に対して、可視領域において所
定の波長以上の領域を透過するがそれ以下の領域を阻止
し、またはその逆の特性を持つ第3光学素子を挿脱可能
とした構成を備え、該第3光学素子が光路中に存在して
いるか否かの状態を伝達する手段を有することを特徴と
する投射型表示装置。 (19)前記第3光学素子が光路中に存在しているか否
かの状態を伝達する手段が、前記光路中に前記第3光学
素子が挿入されていることを検知し、表示ランプで表示
する手段で構成されていることを特徴とする(18)の
投射型表示装置。 (20)画像表示素子と画像表示素子を照射するための
光源と該光源からの光を少なくとも2つの色光に色分離
しそれぞれ画像表示素子に入射させるための少なくとも
一つの第1光学素子と、画像表示素子を射出したそれぞ
れの光を一つに合成する少なくとも一つの第2光学素子
と、前記第2の光学素子からの光が入射し画像表示素子
に表示される像を拡大投射するためのレンズを有する投
射型表示装置において、前記第1光学素子と前記第2光
学素子の間の光路に対して、可視領域において所定の波
長以上の領域を透過するがそれ以下の領域を阻止し、ま
たはその逆の特性を持つ第3光学素子を挿脱可能とした
構成を備え、該第3光学素子が光路中に存在するか否か
に基づいて、該第3光学素子の前記光路中への挿脱によ
り入射する光の量が増減する画像表示素子の冷却状態を
変える手段を有することを特徴とする投射型表示装置。 (21)前記冷却状態を変える手段が、前記光路中に前
記第3光学素子が挿入されていることを検知し、冷却フ
ァンの風量を前記第3光学素子が挿入されていない時よ
りも減らす手段で構成されていることを特徴とする投射
型表示装置。
【0008】
【発明の実施の形態】図1に本発明による投射型表示装
置の実施例の光学配置図を示す。図1において、1は白
色光源、2はリフレクター、3は第1のフライアイレン
ズアレイ、4は第2のフライアイレンズアレイ、5は複
数の偏光分離膜5aと反射面5bと波長板5cからなる
偏光変換素子、6は集光レンズである。DM1,DM2
はダイクロミラーであり、M1,M2はミラー、SC1
は挿脱可能な色選択光学素子であるところの波長選択素
子である。素子SC1の波長選択特性は図8のダイクロ
イックフィルタDF(R)と同じである。ここで、素子
SC1の代わりに、脱可能な色選択光学素子である図8
のダイクロイックフィルタDF(G)を使ったり、素子
SC1に加えてのこのダイクロイッククフィルタDF
(G)を使ったりすることもできる。
【0009】また、この素子SC1は、可視領域のうち
の所定の波長以上の領域は通過するがそれ以下の領域を
阻止するか、前記可視領域のうちの所定の波長以下の領
域は通過するがそれ以上の領域を阻止する、所謂エッジ
フィルタであるが、本発明においては、所定の色の純度
を変化させて光量を変化させるために当該所定の色の光
の行路に対して挿脱される波長選択素子としてバンドパ
スフィルタまたはバンドカットフィルタも使用可能であ
る。この種の波長選択素子を使用して色純度優先の表示
と明るさ優先の表示を切り替える例は、特開平7‐72
450号公報に開示されているので、この種の波長選択
素子を使用した投射型表示装置の光学系の構成はこの公
報を参照すれば理解できる。本発明における各種制御方
法は、この公報に記載の表示装置にも適用できる。DF
1はダイクロフィルター、7G,7Bはコンデンサーレ
ンズ、7Rはレンズ71R,72R,73Rとミラー7
4R,75Rからなるリレーレンズ系、8G,8R,8
Bは画像表示素子である。DP1はダイクロプリズムで
あり、9は投射レンズである。ダイクロミラーDM1,
DM2により前述の少なくとも一つの第1光学素子を構
成し、ダイクロプリズムDP1で前述の少なくとも一つ
の第2光学素子を構成し、色選択光学素子SC1で前述
第3光学素子、波長選択素子を構成している。
【0010】このときの光学作用を説明する。光源1か
ら射出された白色光は、リフレクター2によって集光さ
れ、フライアイレンズアレイ3,4、偏光変換素子5、
集光レンズ6を通過した後、ミラーM1を経て、ダイク
ロミラーDM1,DM2によりRGBの色光に分離さ
れ、Bの光路はミラーM2を経て、コンデンサーレンズ
7G,7Bおよびリレーレンズ系7Rを通過し、画像表
示素子8R,8G,8Bを透過し、ダイクロプリズムD
P1によりRGBの各色光がひとつに合成されて投射レ
ンズ9によりスクリーン(不図示)に画像表示素子に表
示された画像が拡大投射される。
【0011】図2に、本実施例における色選択光学素子
SC1の保持構造の例を示す。これによると色選択光学
素子SC1はスライド可能なガイド11に固定されてお
り、利用者が装置の外部からツマミ12をスライドされ
ることにより、色選択光学素子SC1を光路から挿脱を
可能としている。さらにスイッチ13を設け色選択光学
素子が光路中にあるか否かを電気的に検出できるように
してある。
【0012】色選択光学素子により所定の色の純度を変
えて光量を変えることで色純度優先と明るさ優先の表示
の切り替える方法としては、この光学素子を当該所定の
色の光路(専用の光路とは限らない)に対して入れたり
出したりする以外に、この種の光学素子を所定の色の光
路に置きっぱなしてその光路(光軸)に対する傾き角を
変えることでも行なえる。図3に、本実施例における投
射状態を利用者に表示する制御回路の構成図を示す。2
1はスイッチ検知回路でスイッチ13のON,OFF状
態の変化を検知し、検知信号を発生する。22はLED
制御回路で検知回路21からの検知信号に基づきLED
の点灯を制御する。
【0013】図4は、本実施形態の投射型表示装置を使
用中に、ツマミ12によって色純度優先の表示形態と明
るさ優先の表示形態の間で表示形態を切り替えたときの
制御の流れを説明するフローチャート図である。ste
p1で検知回路はスイッチ13の状態の変化を検知し、
スイッチ13がON→OFF、OFF→ONに変化した
とき検知信号をLED制御回路に送る。step2では
スイッチ13の状態がOFF→ONとなったときにはs
tep31にいきLEDを点灯し、ON→OFFとなっ
たときにはstep32へいきLEDを消灯する。本実
施例においては、利用者への表示としてLEDを点灯す
る方法を述べたが、それ以外にも図15に示すように投
射状態が切り替わって明るさ重視の投射状態になったこ
とを示す表示(図中では「明るさ優先」の文字)を投射
画面や装置の操作パネル(液晶表示素子)上に出すよう
に制御してもいいし、音声で「明るさ重視のモードに切
り替わりました」というように利用者に示すように制御
してもよい。
【0014】これとは別に、図5は本実施形態の投射型
表示装置に電源を投入したときの制御の流れを説明する
フローチャート図である。step1で電源が投入され
ると、step2でスイッチ検知回路21がスイッチ1
3の状態を検知し検知信号を発生する。step3で検
知信号がONのときはstep4でLEDを点灯し、O
FFのときにはLEDは点灯しない状態とし、図3に示
した使用状態の制御に移行する。
【0015】図6は、空冷手段であるところの冷却ファ
ン(以下、「FAN」と書く)の制御系の図である。2
1はスイッチ検知回路でスイッチ13のON,OFF状
態の変化を検知し、検知信号を発生する。23はFAN
制御回路で検知回路21からの検知信号に基づきFAN
の風量を制御する。図7は、投射装置を使用中に、投射
状態を切り替えたときの制御の流れを説明するフローチ
ャート図である。step1で検知回路はスイッチ13
の状態の変化を検知し、スイッチ13がON→OFF、
OFF→ONに変化したとき検知信号をLED制御回路
に送る。step2ではスイッチ13の状態がOFF→
ONとなったときにはstep31にいきFANの回転
数が増すようにFANにかかる電圧を高め、ON→OF
Fとなったときにはstep32へいきFANの回転数
が減るようにFANにかかる電圧を低くする。本実施例
ではFANの回転数を制御してFANの風量を増減させ
たが、予備のFANを設けておき、色選択光学素子が光
路外にあるときには予備のFANが回転し、色選択光学
素子が光路内に無いに場合には予備のFANを回転させ
ないように風量を増減させる制御を行なってもよい。
【0016】本実施形態の投射型表示装置は、図4及び
図5の双方のフローに従って装置が制御されるものであ
ったが、本発明は、図4及び図5のどちらか一方のフロ
ーに従って装置が制御される2種類の投射型表示装置も
選られる。
【0017】また、本実施形態の投射型表示装置は画像
表示素子を冷却する手段として空冷手段を用いている
が、水冷方式で画像表示素子を冷却する水冷手段を用
い、色選択光学素子の光路に対する挿脱、つまり光路中
での有無に従って冷却用の流体の流量を変化(有で減ら
し無で増やす)させるようにしてもいい。
【0018】また、以上説明した実施形態は画像表示素
子を3個用いる所謂3板式のカラー画像表示装置であっ
たが、本発明は画像表示素子の個数に制限はなく、例え
ば一つのカラー画像表示素子を用いる投射型表示装置に
も適用される。この種の投射型表示装置の、ある形態
は、光入射側にマイクロレンズアレイを有し、マイクロ
レンズアレイによりR,G,B三原色に対応する画素群
にR,G,Bの各光を集光するタイプの画像表示素子
(通常は液晶パネル)と色分解光学系と投射レンズとそ
の他の光学系を用いるが、色合成光学系は用いない。こ
のような投射型表示装置の光学系は、特開平3−569
22号公報や特開平4−60538号公報に記載されて
いるので、これらの公報と上記実施形態を参照すれば、
このような投射型表示装置に対しても本発明が容易に適
用できる。また、本発明においては、画像表示素子の形
態も液晶表示素子に限定はされず、他の光変調原理を用
いた表示素子を使う形態もありえる。更に、本発明は、
図示した前面投射型の表示装置に限定されず、直視型や
背面投射型の表示装置にも適用できる。
【0019】
【発明の効果】以上に説明とおり、本発明によると、色
再現領域を重視した状態と明るさを重視した状態の双方
を実現するようにし表示装置、中でも投射型表示装置に
おいて、利用者の使用状況により、より最適な画像表示
を可能にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の光学配置を示す図。
【図2】実施例の色選択素子の保持構造を説明する図。
【図3】実施例のLED制御部を説明する図。
【図4】実施例のLED制御部の動作を説明する図。
【図5】実施例のLED制御において電源投入時の制御
を説明する図。
【図6】実施例のFAN制御部を説明する図。
【図7】実施例のFAN制御部の動作を説明する図。
【図8】従来例の投射型表示装置を示す図。
【図9】光源の分光分布を示す図。
【図10】投射装置において色合成された分光分布を表
す図。
【図11】投射装置における光学素子の分光透過率を表
す図。
【図12】投射装置における光学素子の分光透過率を表
す図。
【図13】投射装置における光学素子の分光透過率を表
す図。
【図14】投射装置における光学素子の分光透過率を表
す図。
【図15】投射状態が切り替わって明るさ重視の投射状
態になったことを示す表示を投射画面上に出すように制
御した状態を示す図。
【符号の説明】
1:白色光源 2:リフレクター 3:第1のフライアイレンズアレイ 4:第2のフライアイレンズアレイ 5:偏光変換素子 6:集光レンズ DMl,DM2:ダイクロミラー SC1:色選択光学素子 DF1:ダイクロフィルター 7G,7B:コンデンサーレンズ 7R:リレーレンズ系 8G,8B,8R:画像表示素子 DP1:ダイクロプリズム 9:投射レンズ 13:スイッチ 21:スイッチ検出回路 22:LED制御回路 23:FAN制御回路
【手続補正書】
【提出日】平成12年8月30日(2000.8.3
0)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 表示装置
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、表示装置、例えば
コンピューター画像やビデオ画像を大画面表示するのに
使用される投射型表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、コンピューターを用いたプレゼン
テーションにおいてコンピューターの画像を表示する投
射型表示装置の使用目的が多様化しており、使用目的に
合わせて最適な色純度、色バランス、照度等が得られる
投射型表示装置が求められている。従来の投射型表示装
置の一つは、図8に示されるような構成を有している。
図8において、光源部101から射出された白色光は、
リフレクター102によって集光され、フライアイレン
ズ103,104、偏光変換素子105、集光レンズ1
06を通過した後、ミラーM1をへて、ダイクロイック
ミラーDM1,DM2によりR,G,Bの色光に分離さ
れ、コンデンサーレンズ107G,107B及びリレー
レンズ系107Rを透過し、ダイクロイックフィルター
DF(G)、DF(R)を透過し、画像表示素子108
R,108G,108Bを透過し、ダイクロイックプリ
ズムDPによりR,G,Bの各色光がひとつに合成され
て投射レンズ109によりスクリーン(不図示)などに
画像表示素子に表示された画像が拡大投射される。
【0003】光源としては、メタルハライドランプ、水
銀ランプ等の放電ランプが使用される。図9に白色光源
の分光分布の例を示す。図9に示すように一般に白色光
源は400nm〜700nmの可視光の波長領域におい
て連続的な強度分布を有する。図8に示したような投射
型表示装置においては色分解系において、この白色光
R,G,Bの色光に分離することとなる。このとき5
70nm〜600nmの波長領域の光の成分を緑(G)
の色光の成分に取り込むと緑が黄色になってしまい緑の
純色を表現しにくくなる。また、570nm〜600n
mの波長領域の光の成分を赤(R)の色光の成分に取り
込むと赤がオレンジ色になってしまい赤の純色を表現し
にくくなる。このため投射型表示装置の照明系におい
ダイクロイックミラーDM1,DM2のほかにダイ
クロイックフィルターなどを画像表示素子の入射側に設
けて570nm〜600nmの波長領域の光を除去し、
570nm〜600nmの波長領域の光の成分は、どの
画像表示素子にも到達しないように構成している。図1
0に570nm〜600nmを除去したときのダイクロ
イックプリズムDPで合成した白色光の分光分布を示
す。
【0004】図8の構成で、ダイクロイックミラーDM
1,DM2の分光透過率を図11図12とし、RGの
画像表示装置の入射側にそれぞれダイクロイックフィル
ターDF(R),DF(G)を設けて570nm〜60
0nmの波長領域の光を除去したときのダイクロイック
フィルターDF(G),DF(R)の分光透過率を
13図14に示す。ここで、ダイクロフィルターDF
(R),DF(G)の少なくとも一方を光路に対して挿
脱可能に配置し、ダイクロイックフィルターの無い状態
でカラー画像の表示も行なえるようにする技術があり、
この技術によればダイクロイックフィルタの光路への
脱によりそれに対応する色の純度を変化させて光量を変
えることにより一つの投射型表示装置において、色純度
優先(色再現優先)の表示(通常のモード)形態と明る
さ優先の表示形態とを選択することができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記ダ
イクロイックフィルターの挿脱によりそれに対応する色
の純度を変化させて光量を変えるように構成したものに
おいても、つぎのような点に問題を有している。 1.投射型表示装置のある利用者が前記ダイクロイッ
クフィルターを光路から挿脱操作をしたときには、この
利用者には装置の投影状態が色純度優先なのか、明るさ
優先なのかを認識できるものの、この利用者が挿脱操作
を行った後、別の利用者が投射型表示装置を使用した時
であってとき色純度を優先しているか明るさを優先して
いるかが判別しづらい画像が表示されている場合は、別
の利用者の本来の使用目的と異なった状態で使用してし
まうことが考えられる。 2.ダイクロイックフィルターを光路中から脱着した時
(光路の外に待機させた時)にはダイクロイックフィル
ターが光路にある場合よりも画像表示素子に入射する光
の量が増大するために画像表示素子の前後に設けられた
偏光板で発生する熱量も大幅に増大してしまい画像表示
素子近傍の温度が上昇し、画像表示素子や偏光板の特性
に好ましく無い影響を与える場合がある。
【0006】そこで、本発明は、上記課題1,2を別々
に、或いは同時に解決し得る表示装置を提供することを
目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を達
成するために、つぎの(1)〜(21)の表示装置を提
供する。 (1)一つ又は複数個の表示素子により互いに色が異な
る複数の光を変調することによりカラー画像を形成する
表示装置であって、前記複数の光のうちの少なくとも一
つの光の色の純度を変えることで相異なる複数種の表示
形態を得る手段と、前記表示形態についての情報を供給
する手段とを有することを特徴とする表示装置。 (2)一つ又は複数個の表示素子により互いに色が異な
る複数の光を変調することによりカラー画像を形成する
表示装置であって、前記複数ののうちの少なくとも一
つの色の光の光路に対して波長選択素子を出し入れした
り或いは波長選択素子の姿勢を変えたりすることで該少
なくとも一つの光の色の純度を変える手段と、前記少な
くとも一つの光色の光路に対する前記波長選択素子があ
るや否や、或いは前記少なくとも一つの光色の光路での
前記波長選択素子の姿勢、を知らしめる手段とを有する
ことを特徴とする表示装置。 (3)前記知らしめる手段は、LEDや液晶素子などで
構成された表示手段を含むことを特徴とする(2)に記
載の表示装置。 (4)一つ又は複数個の表示素子により光を変調するこ
とにより画像を形成する表示装置であって、前記表示素
子を冷却する冷却手段を有し、前記冷却手段はその冷却
能力を変化させることができることを特徴とする表示装
置。 (5)一つ又は複数個の表示素子により光を変調するこ
とにより画像を形成する表示装置であって、前記表示素
子を冷却する冷却手段と、前記表示素子の一つ又は複数
に入射する光の量を変化させる手段とを有し、前記光の
量の変化に応じて前記表示素子の一つ又は複数に対する
前記冷却手段の冷却能力を変化させることを特徴とする
表示装置。 (6)一つ又は複数個の表示素子により互いに色が異な
る複数の光を変調することによりカラー画像を形成する
表示装置であって、前記表示素子を冷却する冷却手段
と、前記複数の光のうちの少なくとも一つの光の色の純
度を変化させることで複数種の表示形態を得る手段とを
有し、前記少なくとも一つの光の色の純度の変化に応じ
て前記少なくとも一つの光を変調する前記表示素子に対
する前記冷却手段の冷却能力を変化させることを特徴と
する表示装置。 (7)一つ又は複数個の表示素子により互いに色が異な
る複数の光を変調することによりカラー画像を形成する
表示装置であって、前記表示素子を冷却する冷却手段
と、前記複数の光のうちの少なくとも一つの光の光路に
対して波長選択素子を出し入れしたり或いは波長選択素
子の姿勢を変えたりすることで該少なくとも一つの光の
色の純度を変える手段と、前記少なくとも一つの光の
路に対する前記波長選択素子があるや否や、或いは前記
少なくとも一つの光の光路での前記波長選択素子の姿勢
の変化、に応じて前記少なくとも一つの光を変調する前
記表示素子に対する前記冷却手段の冷却能力を変化させ
ることを特徴とする表示装置。 (8)前記冷却手段は空冷式の手段であり、前記冷却能
力の変化は前記表示素子に対する風量の変化であること
を特徴とする(3)、(4)、(5)、(6)または
(7)に記載の表示装置。 (9)前記冷却手段は水冷式の手段であり、前記冷却能
力の変化は前記表示素子に対する流量の変化であること
を特徴とする(3)、(4)、(5)、(6)または
(7)に記載の表示装置。 (10)一つ又は複数個の表示素子により互いに色が異
なる複数の光を変調することによりカラー画像を形成す
る表示装置であって、前記表示素子を空冷する空冷手段
と、前記複数の光のうちの少なくとも一つの光の光路に
対して波長選択素子を出し入れしたり或いは波長選択素
子の姿勢を変えたりすることで該少なくとも一つの光の
色の純度を変える手段と、前記少なくとも一つの光の
路に対する前記波長選択素子の位置または姿勢を知らし
める手段とを有し、前記少なくとも一つの光の光路に対
する前記波長選択素子があるや否や、或いは前記少なく
とも一つの光の光路での前記波長選択素子の姿勢、に応
じて前記少なくとも一つの色の光を変調する前記表示素
子に対する前記空冷手段の風量を変化させることを特徴
とする表示装置。 (11)前記知らしめる手段は、前記波長選択素子が前
記少なくとも一つ色の光路中にあるか又は所定の姿勢に
成っていることを検知し、ランプを点灯する手段を備え
ることを特徴とする(2)、(3)または(10)に記
載の表示装置。 (12)前記波長選択素子は、可視領域のうちの所定の
波長以上の領域は通過するがそれ以下の領域を阻止する
か、前記可視領域のうちの所定の波長以下の領域は通過
するがそれ以上の領域を阻止する素子であることを特徴
とする(2)、(3)、(7)、(10)または(1
1)の表示装置。 (13)前記波長選択素子は、エッジフィルタまたはバ
ンドパスフィルタまたはバンドカットフィルタであるこ
とを特徴とする (2)、(3)、(7)、(10)ま
たは(11)の表示装置。 (14)光源からの白色光を前記互いに色が異なる複数
の光としての赤、緑、青の各色の光に分離する複数のダ
イクロイックミラーを有することを特徴とする(1)〜
(13)のいずれかに記載の表示装置。 (15)前記表示素子が前記赤、緑、青の各色の光のそ
れぞに対応させて配置してあり、該赤、緑、青の各色の
光を変調する複数の表示素子からの画像光を合成するた
めの複数のダイクロイックミラーを有することを特徴と
する(14)に記載の表示装置。 (16)前記表示素子は前記赤、緑、青の各色の光のそ
れぞに対応する3つの画素群と該各群のそれぞれに対応
する色の光を集光するマイクロレンズアレイとを有する
ものであることを特徴とする(14)に記載の表示装
置。 (17)前記表示素子の表示部の像をスクリーンや壁に
投影する投影レンズを有することを特徴とする(1)〜
(16)のいずれかの表示装置。 (18)画像表示素子と画像表示素子を照射するための
光源と該光源からの光を少なくとも2つの色光に色分離
しそれぞれ画像表示素子に入射させるための少なくとも
一つの第1光学素子と、画像表示素子を射出したそれぞ
れの光を一つに合成する少なくとも一つの第2光学素子
と、前記第2の光学素子からの光が入射し画像表示素子
に表示される像を拡大投射するためのレンズとを有す
る、投射型表示装置において、前記第1光学素子と前記
第2光学素子の間の光路に対して、可視領域において所
定の波長以上の領域を透過するがそれ以下の領域を阻止
し、またはその逆の特性を持つ第3光学素子を挿脱可能
とした構成を備え、該第3光学素子が光路中に存在して
いるか否かの状態を伝達する手段を有することを特徴と
する投射型表示装置。 (19)前記第3光学素子が光路中に存在しているか否
かの状態を伝達する手段が、前記光路中に前記第3光学
素子が挿入されていることを検知し、表示ランプで表示
する手段で構成されていることを特徴とする(18)の
投射型表示装置。 (20)画像表示素子と画像表示素子を照射するための
光源と該光源からの光を少なくとも2つの色光に色分離
しそれぞれ画像表示素子に入射させるための少なくとも
一つの第1光学素子と、画像表示素子を射出したそれぞ
れの光を一つに合成する少なくとも一つの第2光学素子
と、前記第2の光学素子からの光が入射し画像表示素子
に表示される像を拡大投射するためのレンズを有する投
射型表示装置において、前記第1光学素子と前記第2光
学素子の間の光路に対して、可視領域において所定の波
長以上の領域を透過するがそれ以下の領域を阻止し、ま
たはその逆の特性を持つ第3光学素子を挿脱可能とした
構成を備え、該第3光学素子が光路中に存在するか否か
に基づいて、該第3光学素子の前記光路中への挿脱によ
り入射する光の量が増減する画像表示素子の冷却状態を
変える手段を有することを特徴とする投射型表示装置。 (21)前記冷却状態を変える手段が、前記光路中に前
記第3光学素子が挿入されていることを検知し、冷却フ
ァンの風量を前記第3光学素子が挿入されていない時よ
りも減らす手段で構成されていることを特徴とする投射
型表示装置。
【0008】
【発明の実施の形態】図1に本発明による投射型表示装
置の実施例の光学配置図を示す。図1において、1は
白色光源、2はリフレクター、3は第1のフライアイレ
ンズ(レンズアレイ)、4は第2のフライアイレンズ
レンズアレイ)、5は複数の偏光分離膜5aと複数の
反射面5bと複数の波長板5cを備えた偏光変換素子、
6は集光レンズである。DM1,DM2はダイクロイッ
ミラーであり、M1,M2はミラー、SC1は挿脱可
能な色選択光学素子であるところの波長選択素子であ
る。素子SC1の波長選択特性は図8のダイクロイック
フィルタDF(R)と同じである。ここで、素子SC1
の代わりに、脱可能な色選択光学素子である図8のダ
イクロイックフィルタDF(G)を使ったり、素子SC
1に加えてのこのダイクロイッククフィルタDF(G)
を使ったりすることもできる。
【0009】また、この素子SC1は、可視領域のうち
の所定の波長以上の領域は通過するがそれ以下の領域を
阻止するか、前記可視領域のうちの所定の波長以下の領
域は通過するがそれ以上の領域を阻止する、所謂エッジ
フィルタであるが、本発明においては、所定の色の純度
を変化させて光量を変化させるために当該所定の色の光
路に対して挿脱される波長選択素子としてバンドパ
スフィルタまたはバンドカットフィルタも使用可能であ
る。この種の波長選択素子を使用して色純度優先の表示
と明るさ優先の表示を切り替える例は、特開平7‐72
450号公報に開示されているので、この種の波長選択
素子を使用した投射型表示装置の光学系の構成はこの公
報を参照すれば理解できるので、本願では詳細に説明し
ないが、本発明における各種制御方法は、この公報に記
載の表示装置にも適用できる。図1において、DF1は
ダイクロイックフィルター、7G,7Bはコンデンサー
レンズ、7Rはレンズ71R,72R,73Rとミラー
74R,75Rからなるリレーレンズ系、8G,8R,
8Bは画像表示素子である。DP1はダイクロイック
リズムであり、9は投射レンズである。ダイクロイック
ミラーDM1,DM2により前述の少なくとも一つの第
1光学素子を構成し、ダイクロイックプリズムDP1で
前述の少なくとも一つの第2光学素子を構成し、色選択
光学素子SC1で前述第3光学素子、波長選択素子を構
成している。
【0010】このときの光学作用を説明する。光源1か
ら射出された白色光は、リフレクター2によって集光さ
れ、フライアイレンズ3,4、偏光変換素子5、集光レ
ンズ6を通過した後、ミラーM1を経て、ダイクロイッ
ミラーDM1,DM2によりR,G,B色光に分
離され、各色光はミラーM2、コンデンサーレンズ7
G,7Bおよびリレーレンズ系7Rを通過し、画像表示
素子8R,8G,8Bを透過し、ダイクロイックプリズ
ムDP1によりR,G,Bの各色光がひとつに合成され
て投射レンズ9によりスクリーン(不図示)に画像表示
素子に表示された画像が拡大投射される。レンズ系7R
は、レンズ71R,72R,73Rとミラー74R,7
5Rとで構成してある。
【0011】図2に、本実施例における色選択光学素子
SC1の保持構造の例を示す。これによると色選択光学
素子SC1はスライド可能なガイド11に固定されてお
り、利用者が装置の外部からツマミ12をスライドする
ことにより、色選択光学素子SC1を光路から挿脱を可
能としている。さらにスイッチ13を設け色選択光学素
子が光路中にあるか否かを電気的に検出できるようにし
てある。
【0012】色選択光学素子により所定の色の純度を変
えて光量を変えることで色純度優先と明るさ優先の表示
の切り替える方法としては、この光学素子を当該所定の
色の光路(専用の光路とは限らない)に対して入れたり
出したりする以外に、この種の光学素子を所定の色の光
路に置きっぱなしてその光路(光軸)に対する傾き角を
変えることでも行なえる。図3に、本実施例における投
射状態を利用者に表示する制御回路の構成図を示す。2
1はスイッチ検知回路でスイッチ13のON,OFF状
態の変化を検知し、検知信号を発生する。22はLED
制御回路で検知回路21からの検知信号に基づきLED
の点灯を制御する。
【0013】図4は、本実施形態の投射型表示装置を使
用中に、ツマミ12によって色純度優先の表示形態と明
るさ優先の表示形態の間で表示形態を切り替えたときの
制御の流れを説明するフローチャート図である。ste
p1で検知回路はスイッチ13の状態の変化を検知し、
スイッチ13がON→OFF、OFF→ONに変化した
とき検知信号をLED制御回路に送る。step2では
スイッチ13の状態がOFF→ONとなったときにはs
tep31にいきLEDを点灯し、ON→OFFとなっ
たときにはstep32へいきLEDを消灯する。本実
施例においては、利用者への表示としてLEDを点灯す
る方法を述べたが、それ以外にも図15に示すよう
投射状態が切り替わって明るさ重視の投射状態にな
ったことを示す表示(図15中では「明るさ優先」の文
字)を投射画面や装置の操作パネル(液晶表示素子)上
に出すように制御してもいいし、音声で「明るさ重視の
モードに切り替わりました」というように利用者に示す
ように制御してもよい
【0014】図 5は本実施形態の投射型表示装置に電源
を投入したときの別の形態の制御の流れを説明するフロ
ーチャート図である。step1で電源が投入される
と、step2でスイッチ検知回路21がスイッチ13
の状態を検知し検知信号を発生する。step3で検知
信号がONのときはstep4でLEDを点灯し、OF
FのときにはLEDは点灯しない状態とし、図3に示し
た使用状態の制御に移行する。
【0015】図6は、空冷手段であるところの冷却ファ
ン(以下、「FAN」と書く)の制御系の図である。2
1はスイッチ検知回路でスイッチ13のON,OFF状
態の変化を検知し、検知信号を発生する。23はFAN
制御回路で検知回路21からの検知信号に基づきFAN
の風量を制御する。図7は、投射装置を使用中に、投射
状態を切り替えたときの制御の流れを説明するフローチ
ャート図である。step1で検知回路はスイッチ13
の状態の変化を検知し、スイッチ13がON→OFF、
OFF→ONに変化したとき検知信号をLED制御回路
に送る。step2ではスイッチ13の状態がOFF→
ONとなったときにはstep31にいきFANの回転
数が増すようにFANにかかる電圧を高め、ON→OF
Fとなったときにはstep32へいきFANの回転数
が減るようにFANにかかる電圧を低くする。本実施例
ではFANの回転数を制御してFANの風量を増減させ
たが、予備のFANを設けておき、色選択光学素子が光
路外にあるときには予備のFANが回転し、色選択光学
素子が光路内にあるに場合には予備のFANを回転させ
ないように風量を増減させる制御を行なってもよい。
【0016】本実施形態の投射型表示装置は、図4及び
図7の双方のフローに従って装置が制御されるものであ
ったが、本発明は、図4及び図7のどちらか一方のフロ
ーに従って装置が制御される2種類の投射型表示装置も
選られる。
【0017】また、本実施形態の投射型表示装置は画像
表示素子を冷却する手段として空冷手段を用いている
が、水冷方式で画像表示素子を冷却する水冷手段を用
い、色選択光学素子の光路に対する挿脱、つまり光路中
での有無に従って冷却用の流体の流量を変化(有で減ら
し無で増やす)させるようにしてもいい。
【0018】また、以上説明した実施形態は画像表示素
子を3個用いる所謂3板式のカラー画像表示装置であっ
たが、本発明は画像表示素子の個数に制限はなく、例え
ば一つのカラー画像表示素子を用いる投射型表示装置に
も適用される。この種の投射型表示装置の、ある形態
は、光入射側にマイクロレンズアレイを有し、マイクロ
レンズアレイによりR,G,B三原色に対応する画素群
にR,G,Bの各光を集光するタイプの画像表示素子
(通常は液晶パネル)と色分解光学系と投射レンズとそ
の他の光学系を用いるが、色合成光学系は用いない。こ
のような投射型表示装置の光学系は、特開平3−569
22号公報や特開平4−60538号公報に記載されて
いるので、これらの公報と上記実施形態を参照すれば、
このような投射型表示装置に対しても本発明が容易に適
用できる。また、本発明においては、画像表示素子の形
態も液晶表示素子に限定はされず、他の光変調原理を用
いた表示素子を使う形態もありえる。更に、本発明は、
図示した前面投射型の表示装置に限定されず、直視型や
背面投射型の表示装置にも適用できる。
【0019】
【発明の効果】以上に説明とおり、本発明によると、色
再現領域を重視した状態と明るさを重視した状態の双方
を実現するようにし表示装置、中でも投射型表示装置に
おいて、利用者の使用状況により、より最適な画像表示
を可能にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の光学配置を示す図。
【図2】実施例の色選択素子の保持構造を説明する図。
【図3】実施例のLED制御部を説明する図。
【図4】実施例のLED制御部の動作を説明する図。
【図5】実施例のLED制御において電源投入時の制御
を説明する図。
【図6】実施例のFAN制御部を説明する図。
【図7】実施例のFAN制御部の動作を説明する図。
【図8】従来例の投射型表示装置を示す図。
【図9】光源の分光分布を示す図。
【図10】投射装置において色合成された分光分布を表
す図。
【図11】投射装置における光学素子の分光透過率を表
す図。
【図12】投射装置における光学素子の分光透過率を表
す図。
【図13】投射装置における光学素子の分光透過率を表
す図。
【図14】投射装置における光学素子の分光透過率を表
す図。
【図15】投射状態が切り替わって明るさ重視の投射状
態になったことを示す表示を投射画面上に出すように制
御した状態を示す図。
【符号の説明】 1:白色光源 2:リフレクター 3:第1のフライアイレンズアレイ 4:第2のフライアイレンズアレイ 5:偏光変換素子 6:集光レンズ DMl,DM2:ダイクロミラー SC1:色選択光学素子 DF1:ダイクロフィルター 7G,7B:コンデンサーレンズ 7R:リレーレンズ系 8G,8B,8R:画像表示素子 DP1:ダイクロプリズム 9:投射レンズ 13:スイッチ 21:スイッチ検出回路 22:LED制御回路 23:FAN制御回路
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図1
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H091 FA05X FA05Z FA10Z FA26X FA26Z FA41Z FD24 LA04 MA07 2H093 NA06 NC59 ND07 ND17 ND24 ND60 NE06 5C006 AA01 AA02 AA22 AC02 AF52 AF63 BF49 EC11 FA03 FA33 5C080 CC03 CC06 DD18 DD30 EE28 EE32 FF09 JJ02 JJ05 JJ06 JJ07 KK02 KK43

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一つ又は複数個の表示素子により互いに色
    が異なる複数の色の光を変調することによりカラー画像
    を形成する表示装置であって、前記複数の光色のうちの
    少なくとも一つの光の色の純度を変えることで相異なる
    複数種の表示形態を得る手段と、前記表示形態について
    の情報を供給する手段とを有することを特徴とする表示
    装置。
  2. 【請求項2】 一つ又は複数個の表示素子により互いに
    色が異なる複数の色の光を変調することによりカラー画
    像を形成する表示装置であって、前記複数の色のうちの
    少なくとも一つの光の色の光路に対して波長選択素子を
    出し入れしたり或いは波長選択素子の姿勢を変えたりす
    ることで該少なくとも一つの光の色の純度を変える手段
    と、前記少なくとも一つの光色の光路に対する前記波長
    選択素子があるや否や、或いは前記少なくとも一つの光
    色の光路での前記波長選択素子の姿勢、を知らしめる手
    段とを有することを特徴とする表示装置。
  3. 【請求項3】前記知らしめる手段は、LEDや液晶素子
    などで構成された表示手段を含むことを特徴とする請求
    項2に記載の表示装置。
  4. 【請求項4】一つ又は複数個の表示素子により光を変調
    することにより画像を形成する表示装置であって、前記
    表示素子を冷却する冷却手段と、前記冷却手段の冷却能
    力を変化させる手段とを有することを特徴とする表示装
    置。
  5. 【請求項5】一つ又は複数個の表示素子により光を変調
    することにより画像を形成する表示装置であって、前記
    表示素子を冷却する冷却手段と、前記表示素子の一つ又
    は複数に入射する光の量を変化させる手段とを有し、前
    記光の量の変化に応じて前記表示素子の一つ又は複数に
    対する前記冷却手段の冷却能力を変化させることを特徴
    とする表示装置。
  6. 【請求項6】一つ又は複数個の表示素子により互いに色
    が異なる複数の光を変調することによりカラー画像を形
    成する表示装置であって、前記表示素子を冷却する冷却
    手段と、前記複数の光のうちの少なくとも一つの光の色
    の純度を変化させることで複数種の表示形態を得る手段
    とを有し、前記少なくとも一つの色の純度の変化に応じ
    て前記少なくとも一つの色の光を変調する前記表示素子
    に対する前記冷却手段の冷却能力を変化させることを特
    徴とする表示装置。
  7. 【請求項7】一つ又は複数個の表示素子により互いに色
    が異なる複数の光を変調することによりカラー画像を形
    成する表示装置であって、前記表示素子を冷却する冷却
    手段と、前記複数の光のうちの少なくとも一つの光の光
    路に対して波長選択素子を出し入れしたり或いは波長選
    択素子の姿勢を変えたりすることで該少なくとも一つの
    光の色の純度を変える手段と、前記少なくとも一つの光
    色の光路に対する前記波長選択素子があるや否や、或い
    は前記少なくとも一つの光色の光路での前記波長選択素
    子の姿勢の変化、に応じて前記少なくとも一つの光を変
    調する前記表示素子に対する前記冷却手段の冷却能力を
    変化させることを特徴とする表示装置。
  8. 【請求項8】前記冷却手段は空冷式の手段であり、前記
    冷却能力の変化は前記表示素子に対する風量の変化であ
    ることを特徴とする請求項3、4、5、6または7に記
    載の表示装置。
  9. 【請求項9】前記冷却手段は水冷式の手段であり、前記
    冷却能力の変化は前記表示素子に対する流量の変化であ
    ることを特徴とする請求項3、4、5、6または7に記
    載の表示装置。
  10. 【請求項10】一つ又は複数個の表示素子により互いに
    色が異なる複数の光を変調することによりカラー画像を
    形成する表示装置であって、前記表示素子を空冷する空
    冷手段と、前記複数の光のうちの少なくとも一つの光の
    光路に対して波長選択素子を出し入れしたり或いは波長
    選択素子の姿勢を変えたりすることで該少なくとも一つ
    の光の色の純度を変える手段と、前記少なくとも一つの
    色の光路に対する前記波長選択素子の位置または姿勢を
    知らしめる手段とを有し、前記少なくとも一つの光色の
    光路に対する前記波長選択素子があるや否や、或いは前
    記少なくとも一つの光色の光路での前記波長選択素子の
    姿勢、に応じて前記少なくとも一つの色の光を変調する
    前記表示素子に対する前記空冷手段の風量を変化させる
    ことを特徴とする表示装置。
  11. 【請求項11】前記知らしめる手段は、前記波長選択素
    子が前記少なくとも一つ色の光路中にあるか又は所定の
    姿勢に成っていることを検知し、ランプを点灯する手段
    を備えることを特徴とする請求項2、3または11に記
    載の表示装置。
  12. 【請求項12】前記波長選択素子は、可視領域のうちの
    所定の波長以上の領域は通過するがそれ以下の領域を阻
    止するか、前記可視領域のうちの所定の波長以下の領域
    は通過するがそれ以上の領域を阻止する素子であること
    を特徴とする請求項2、3、7、10または11の表示
    装置。
  13. 【請求項13】前記波長選択素子は、エッジフィルタま
    たはバンドパスフィルタまたはバンドカットフィルタで
    あることを特徴とする請求項2、3、7、10または1
    1の表示装置。
  14. 【請求項14】光源からの白色光を前記互いに色が異な
    る複数の光としての赤、緑、青の各色の光に分離する複
    数のダイクロイックミラーを有することを特徴とする請
    求項1〜13のいずれか1項に記載の表示装置。
  15. 【請求項15】前記表示素子が前記赤、緑、青の各色の
    光のそれぞに対応させて配置してあり、該赤、緑、青の
    各色の光を変調する複数の表示素子からの画像光を合成
    するための複数のダイクロイックミラーを有することを
    特徴とする請求項14に記載の表示装置。
  16. 【請求項16】前記表示素子は前記赤、緑、青の各色の
    光のそれぞに対応する3つの画素群と該3つの画素群の
    それぞれに対応する色の光を集光するマイクロレンズア
    レイとを有するものであることを特徴とする請求項14
    に記載の表示装置。
  17. 【請求項17】前記表示素子の表示部の像をスクリーン
    や壁に投影する投影レンズを有することを特徴とする請
    求項1〜16のいずれか1項に記載の表示装置。
  18. 【請求項18】画像表示素子と画像表示素子を照射する
    ための光源と該光源からの光を少なくとも2つの色光に
    色分離しそれぞれ画像表示素子に入射させるための少な
    くとも一つの第1光学素子と、画像表示素子を射出した
    それぞれの光を一つに合成する少なくとも一つの第2光
    学素子と、前記第2の光学素子からの光が入射し画像表
    示素子に表示される像を拡大投射するためのレンズとを
    有する、投射型表示装置において、 前記第1光学素子と前記第2光学素子の間の光路に対し
    て、可視領域において所定の波長以上の領域を透過する
    がそれ以下の領域を阻止し、またはその逆の特性を持つ
    第3光学素子を挿脱可能とした構成を備え、該第3光学
    素子が光路中に存在しているか否かの状態を伝達する手
    段を有することを特徴とする投射型表示装置。
  19. 【請求項19】前記第3光学素子が光路中に存在してい
    るか否かの状態を伝達する手段が、前記光路中に前記第
    3光学素子が挿入されていることを検知し、表示ランプ
    で表示する手段で構成されていることを特徴とする請求
    項18に記載の投射型表示装置。
  20. 【請求項20】画像表示素子と画像表示素子を照射する
    ための光源と該光源からの光を少なくとも2つの色光に
    色分離しそれぞれ画像表示素子に入射させるための第1
    光学素子と、画像表示素子を射出したそれぞれの光を一
    つに合成する第2光学素子と、前記第2の光学素子から
    の光が入射し画像表示素子に表示される像を拡大投射す
    るためのレンズとを有する、投射型表示装置において、 前記第1光学素子と前記第2光学素子の間の光路に対し
    て、可視領域において所定の波長以上の領域を透過する
    がそれ以下の領域を阻止し、またはその逆の特性を持つ
    第3光学素子を挿脱可能とした構成を備え、該第3光学
    素子が光路中に存在するか否かに基づいて、該第3光学
    素子の前記光路中への挿脱により入射する光の量が増減
    する画像表示素子の冷却状態を変える手段を有すること
    を特徴とする投射型表示装置。
  21. 【請求項21】前記冷却状態を変える手段が、前記光路
    中に前記第3光学素子が挿入されていることを検知し、
    冷却ファンの風量を前記第3光学素子が挿入されていな
    い時よりも減らす手段で構成されていることを特徴とす
    る請求項20に記載の投射型表示装置。
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