JPH079514Y2 - ダンパー上の導電部への配線構造 - Google Patents

ダンパー上の導電部への配線構造

Info

Publication number
JPH079514Y2
JPH079514Y2 JP6190989U JP6190989U JPH079514Y2 JP H079514 Y2 JPH079514 Y2 JP H079514Y2 JP 6190989 U JP6190989 U JP 6190989U JP 6190989 U JP6190989 U JP 6190989U JP H079514 Y2 JPH079514 Y2 JP H079514Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
damper
wiring structure
frame
bent
conductive
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP6190989U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH032799U (ja
Inventor
良雄 坂本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kenwood KK
Original Assignee
Kenwood KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kenwood KK filed Critical Kenwood KK
Priority to JP6190989U priority Critical patent/JPH079514Y2/ja
Publication of JPH032799U publication Critical patent/JPH032799U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH079514Y2 publication Critical patent/JPH079514Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Audible-Bandwidth Dynamoelectric Transducers Other Than Pickups (AREA)
  • Connections Effected By Soldering, Adhesion, Or Permanent Deformation (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案はダンパー上に設けた導電部の外端部と入力用リ
ード線先端部とを接続するための配線構造に関するもの
である。
[従来の技術] 従来より、第11図に示すように、同心円状の波型のコル
ゲーション11を有する織布、不織布からなるダンパー1
上に上記コルゲーション11の形状に沿った形態で導電部
2を設けたものがあるが、この場合の導電部2の外端部
と入力用リード線4の先端部との接続方法としてはフレ
ーム5に取り付けた端子3を介して接続する方法が一般
的である。
端子3の構成は絶縁材からなる端子基盤32(一般的には
ファイバー基盤)に端子ラグ31を取り付けてなり、これ
をフレーム5のダンパー装着部51の外側部にカシメ用ア
イレットやビス33等にて取り付け、入力用リード線4は
その先端部41に接合用クリップを設けてこれを端子ラグ
31に挿入して接続したり、リード線先端部41を直接端子
ラグ31に半田付けして結合している。
[考案が解決しようとする課題] 上記した従来の配線構造にあっては上記部品が最小限の
必要部品であって部品点数が多いことからコスト削減は
極めて困難であった。
本考案の目的は上記した従来の欠点を解消し、部品点数
を削減できると共に配線作業も容易であって、著しくコ
スト削減をすることができるダンパー上の導電部への配
線構造を提供することにある。
[課題を解決するための手段] 本考案に斯かるダンパー上の導電部へに配線構造は、ダ
ンパー上に配置された導電部の外端部と入力用リード線
とを接続する配線構造において、フレームに設けられた
ダンパー装着部の外側部には、電気絶縁性を有すると共
に可撓性を有する合成樹脂等の材質で形成されていて薄
肉ヒンジ部を介して折り曲げ得るようにした折曲げ固定
部を設け、該折曲げ固定部を折り曲げることにより、入
力用リード線の先端部と上記導電部の外端部とを挟持し
て固定するように構成したものである。
この場合、フレームを合成樹脂製として折曲げ固定部を
フレームと一体成形したり、折曲げ固定部を形成したリ
ング状をなす合成樹脂製のダンパー装着部材をフレーム
に配置してもよい。
或は、折曲げ固定部だけを成形した樹脂成型部品をフレ
ームのダンパー装着部外側部に取り付けるようにしても
よい。
上記折曲げ固定部には該折り曲げ固定部を折り曲げた状
態を保持するための係合部を設けておいて、導電部端部
と入力用リード線端部側とを挟持した状態を保持するよ
うにする。
[作用] ダンパー装着部にダンパー外周部を装着した状態で該ダ
ンパー上の導電部の外端部に入力用リード線の先端部を
重ねた状態で折曲げ固定部をその薄肉ヒンジ部から折り
曲げて両者を挟持し、該折曲げ固定部を設けた係合部を
係合させて挟持状態を保持する。
[実施例] 本考案に係るダンパー上の導電部へに配線構造の実施例
を第1図乃至第10図に基づいて説明するが、第11図に基
づいて説明した従来のものと同一部分については同一符
号を付した。
ダンパー1は、織布、不織布にフェノール樹脂等の熱硬
化型樹脂を含侵させ、樹脂タック性を除去した状態で同
芯円状の波形のコルゲーション11を熱成型加工等で一体
成型したものであり、該コルゲーション11の形状に沿っ
た形態で音声信号入力用の導電部2を設けている。この
導電部2は、導電材として錦糸線を平網状に編組みした
もの(以下、平網錦糸線21と称す)であり、該平網錦糸
線21をダンパー1の中心線上で、且つコルゲーション11
の形状に沿って装着してあり、ダンパー1の貼り代部12
の一部にダンパー凸部13を設けてある。
一方、第3図〜第7図に示す実施例ではフレーム5を合
成樹脂で成形すると共にダンパー装着部51(いわゆる
「ダンパー座」)近傍にもフレーム凸部を設けてこのフ
レーム凸部の中間部には薄肉ヒンジ部53を設け、該薄肉
ヒンジ部53から先端部側を内側に折り曲げ得るようにし
て折曲げ固定部52が一体成形されている。そしてこの折
曲げ固定部52には該折曲げ固定部52が折り曲げられた状
態を保持するための係合部54が一体成形されており、第
3図〜第7図の例では上記係合部54はフック部54aとし
て形成されている。
取り付けに際しては、上記フレーム凸部の薄肉ヒンジ部
53から基端部側にダンパー凸部13を重ねるようにして設
置し、リード線4の先端部41又は該先端部41に取り付け
た接合用ラグ等がダンパー凸部13に延びている平網錦糸
線21に接触するよう設置したのち、折曲げ固定部52を矢
示方向に折り曲げ、入力用リード線4の先端部側と平網
錦糸線21とを図のように挟持することにより電気的接続
する。
上記のように折曲げ固定部52には係合部54が設けられて
いるから、折曲げ固定部52を所定の位置まで折り曲げ、
更に矢示A方向に押圧すると係合部54たるフック部54a
は薄肉ヒンジ部53の可撓性により一旦押し戻された後に
スプリングバックで前進し、該フック部の先端部がフレ
ーム5のダンパー装着部51の下端縁に係合してロックさ
れて折り曲げられた状態が保持される。
また、上記の構成において、第8図のようにフレーム5
のダンパー装着部51に凹部56を設ける共に折曲げ固定部
52には凸部55を設けることにより、挟持されたリード線
先端部41側が平網錦糸線21と共に変形するから接続状態
をより安定させることができる効果がある。
上記の構成例では導電部の外端部と入力用リード線の先
端部側との接続時にショートしないようにフレーム5を
合成樹脂製としたが、鉄板その他導電性を有する材質の
フレームを使用する場合は、第9図に示すように、フレ
ーム5の外周部に合成樹脂製のリング状のダンパー装着
部材6を配置するようにして該ダンパー装着部材6に上
記のような薄肉ヒンジ部53や折曲げ固定部52、係合部54
等を一体成形してもよく、或は、第10図のように、上記
薄肉ヒンジ部53、折曲げ固定部52、係合部54等だけを形
成した合成樹脂成型品7をフレーム5の外周部に取り付
けるようにしてもよい。
なお、上記係合部54として本実施例ではフック部54aと
し、また、凸部55及び凹部56を図のように設けたが、こ
れらの設置箇所や形状、設置数等は自由に設定すること
ができるのは勿論である。
[考案の効果] 本考案に係るダンパー上の導電部への配線構造によれ
ば、薄肉ヒンジ部から折曲げ固定部を折り曲げてダンパ
ー上の導電部の外端部と入力用リード線の先端部側とを
挟持して接続するものであるから、従来の配線構造に比
して部品点数を削減でき、しかも配線作業が容易である
からコストダウンが可能となる。
また、入力用リード線の先端部にラグを設けないで直接
接続することができるから、音質の向上を図ることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第10図は本考案に係るダンパー上の導電部へ
の配線構造の実施例を示し、第1図はダンパーの平面
図、第2図はダンパーをフレームのダンパー装着部に装
着した状態を示す要部の平面図、第3図は同上断面図、
第4図は同上要部の拡大平面図、第5図は折曲げ固定部
の側面図、第6図は導電部と入力用リード線とを挟持し
た状態の要部の断面図、第7図は同上平面図、第8図は
導電部と入力用リード線との結合状態を高めるための構
造を示す断面図、第9図はリング状のダンパー装着部材
を配置した状態の断面図、第10図は折曲げ固定部を設け
た合成樹脂成型品をフレーム外周部に取り付けた状態の
断面図である。 第11図は従来のダンパー上の導電部への配線構造を示す
断面図である。 1:ダンパー、11:コルゲーション、12:貼り代部 13:ダンパー凸部、2:導電部、21:平網錦糸線21 4:入力用リード線、41:リード線先端部41 5:フレーム5、51:ダンパー装着部 52:折曲げ固定部、53:薄肉ヒンジ部 54:係合部、6:ダンパー装着部材 7:合成樹脂成型品

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ダンパー上に配置された導電部の外端部と
    入力用リード線とを接続する配線構造において、 フレームに設けられたダンパー装着部の外側部には、電
    気絶縁性を有すると共に可撓性を有する合成樹脂等の材
    質で形成されていて薄肉ヒンジ部を介して折り曲げ得る
    ようにした折曲げ固定部を設け、該折曲げ固定部を折り
    曲げることにより、入力用リード線の先端部と上記導電
    部の外端部とを挟持して固定するように構成したことを
    特徴とするダンパー上の導電部への配線構造。
  2. 【請求項2】フレームが合成樹脂製であり、折曲げ固定
    部がフレームと一体成形されていることを特徴とする請
    求項1記載のダンパー上の導電部への配線構造。
  3. 【請求項3】フレームにはリング状をなす合成樹脂製の
    ダンパー装着部材が配置され、折曲げ固定部が該ダンパ
    ー装着部材に形成されていることを特徴とする請求項1
    記載のダンパー上の導電部への配線構造。
  4. 【請求項4】フレームのダンパー装着部外側には折曲げ
    固定部を形成した樹脂成型部品が取り付けられると共に
    該樹脂成型部品には上記折り曲げ固定部を折り曲げた状
    態を保持するための係合部が設けられていることを特徴
    とする請求項1記載のダンパー上の導電部への配線構
    造。
JP6190989U 1989-05-30 1989-05-30 ダンパー上の導電部への配線構造 Expired - Lifetime JPH079514Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6190989U JPH079514Y2 (ja) 1989-05-30 1989-05-30 ダンパー上の導電部への配線構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6190989U JPH079514Y2 (ja) 1989-05-30 1989-05-30 ダンパー上の導電部への配線構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH032799U JPH032799U (ja) 1991-01-11
JPH079514Y2 true JPH079514Y2 (ja) 1995-03-06

Family

ID=31590582

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6190989U Expired - Lifetime JPH079514Y2 (ja) 1989-05-30 1989-05-30 ダンパー上の導電部への配線構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH079514Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH032799U (ja) 1991-01-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR970007296B1 (ko) 스피커 배선 구조
US4465905A (en) Loudspeaker assembly
JPH079514Y2 (ja) ダンパー上の導電部への配線構造
EP0235838A1 (en) Electrodynamic transducer
JPH09219740A (ja) 電気音響的な変換器の接触機構
US20070121990A1 (en) Speaker device
JPH0749908Y2 (ja) ダンパー上の導電部への配線構造
JPH0749907Y2 (ja) スピーカの配線構造
JP2545363Y2 (ja) スピーカの配線構造
JP2560605Y2 (ja) スピーカの配線構造
JPH0510478Y2 (ja)
JPH10341491A (ja) コアキシャルスピーカ
JPS59118281U (ja) テレビコンセント
JP2549659Y2 (ja) ダンパー上の導電部への配線構造
JPS5831302Y2 (ja) 偏向ヨ−クの端子板固定装置
JP2629444B2 (ja) マイクロホン固定装置
JP3881862B2 (ja) スピーカ
JP3942053B2 (ja) スピーカ用ダンパおよびその製造方法
JPH0633758Y2 (ja) ド−ム型スピ−カの配線構造
JPS5829896Y2 (ja) 偏向ヨ−ク端子板固定装置
JPH0611571Y2 (ja) 電子装置のケース構造
JPH055754Y2 (ja)
JP2553450Y2 (ja) スピーカ用ダンパーの配線構造
JPH0731679Y2 (ja) スピーカボイスコイル中継端子
JP3818200B2 (ja) スピーカ用接続端子およびスピーカ